JP3552737B2 - 手術用顕微鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、物体側焦点位置を移動可能な対物光学系と、被検部を照射する照明光学系とを備えた手術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、手術手法および手術用具の発達に伴って、微細な手術いわゆるマイクロサージャリーが頻繁に行なわれるようになってきた。このマイクロサージャリーには術部を拡大観察する手術用顕微鏡が用いられる。
【0003】
一般に、手術用顕微鏡は、図8に示すような実体顕微鏡である鏡体部101と、この鏡体部101を所望の位置や角度に移動して固定するためのアーム102と、アームを支持するための架台部103とから構成される。
【0004】
通常、鏡体部101は図示しない焦準部によりその観察光軸方向に沿って移動されて焦準動作するようにアーム102に保持されているが、近年、その小型化および軽量化を図るため、前記焦準部の代わりに、特定のレンズを光軸方向に移動させることによって焦点位置を変化させるいわゆる焦点距離可変対物光学系が使用されるようになってきている。
【0005】
以下、この焦点距離可変対物光学系を有する鏡体部101について図9を参照しつつ説明する。図中、104は焦点距離可変対物光学系、105は変倍光学系、106は開口絞り、107は結像レンズ、108は接眼レンズである。なお、変倍光学系105、開口絞り106、結像レンズ107、接眼レンズ108はそれぞれ図中紙面垂直方向に左右に対になって配置されている。また、109は対物レンズ104の後方(図中上側)に配置された照明プリズム、110は照明光学系、111は術部Pと光学的に共役な面内に配置された照野絞り、112は集光レンズ、113は光源としてのランプである。また、O は鏡体部101における観察光軸、O は照明光軸である。
【0006】
この構成において、ランプ113から発せられた照明光は、集光レンズ112を介して集光されて、照野絞り111により絞られた後、照明光学系110と照明プリズム109と焦点距離可変対物光学系104とを介して術部Pに照射される。一方、術部Pから発せられた光は、焦点距離可変対物光学系104と変倍光学系105と開口絞り106とを介して結像レンズ107により結像された後、接眼レンズ108により拡大されて、術者の眼Eにより立体観察される。
【0007】
術中において、術者は、術部Pに焦点を合わせるために、図示しない例えばフットスイッチ等の入力手段により焦点距離可変対物光学系104を操作し、焦点距離可変対物光学系104内に含まれる特定のレンズ群を移動させることによって、ピント合わせを行なう。この時、通常、焦点距離の変化によって観察総合倍率すなわち観察視野径が変化してしまうが、焦点距離が変化してもその観察総合倍率すなわち観察視野径が変化しないように、焦点距離の変化に応じて変倍光学系105により観察総合倍率を補正する焦点距離可変対物光学系が特開昭63−60418号公報に開示されている。
【0008】
また、術部Pが細孔等のように深く長い穴である場合や、眼科手術における水晶体摘出術において眼底の赤色反射を利用する場合には、図8における照明プリズム109をハーフミラーで構成して、観察光軸O と照明光軸O とが一致するようにハーフミラーを配置するいわゆる完全同軸照明が用いられる。この完全同軸照明については特開昭63−27810号公報によって開示されている。以下、前述した焦点距離可変対物光学系を特開昭63−27810号公報に開示された完全同軸照明に適用した場合について、図10を参照しつつ説明する。
【0009】
図中、114は照明光軸O 上において術部Pと光学的に共役な位置すなわち前記照野絞り111と同位置に配置される瞳孔フィルタ、115は図中実線の位置と破線の位置との間を移動できる照明光路切り換えミラー、116は観察光軸O と照明光軸O との交点上にその反射面がくるように配置されたハーフミラー、117はハーフミラー116の術部P側に取り付けられた防塵カバーである。また、瞳孔フィルタ114、照明光路切り換えミラー115、ハーフミラー116、防塵カバー117、照明光学系110、照野絞り111、集光レンズ112、ランプ113は全て枠体118に一体となって収容されて照明ユニットを構成しており、枠体118を介して鏡体部101に一体的に取り付けられている。なお、図面中、図9と同一の部材については図9と同一の符号を付してある。
【0010】
この構成において、ランプ113を発した照明光は、集光レンズ112によって集光された後、照明光学系110を透過して、焦点距離可変対物光学系104を介すことなく術部Pに導かれる。照明光路切り換えミラー115が図中実線の位置に配置されている時には、照明光学系110を透過した照明光は、照明光路切り換えミラー115によって反射されて、観察光軸O に対してある一定の角度をなして術部Pに照射される。また、照明光路切り換えミラー115が図中破線の位置に配置されている場合には、前記照明光は、ハーフミラー116によって反射された後、観察光軸O に沿って術部Pに照射される。
【0011】
また、瞳孔フィルタ114は術部Pと光学的に共役な面内に配置されているので、術部Pすなわち患者の瞳孔上にその像が形成される。したがって、患者の網膜を保護し、すなわち、患者の眼に障害を与えることなく手術が行える。また、瞳孔フィルタ114の位置には照野絞り111が配置されているので、術部P上において明瞭な視野の輪郭が形成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、照明光が焦点距離可変対物光学系104を介して術部Pに導かれる図9に示すような構成においては、照明光が焦点距離可変対物光学系104を構成しているレンズ群のレンズ面上で反射し、その反射光が変倍光学系105内に入射して、観察視野内においてフレアが生じるという問題がある。前記反射光は、焦点距離可変対物光学系104を構成する各々のレンズ面上において生じるため、焦点距離が固定されている対物レンズに比べて構成レンズの数が多い焦点距離可変対物光学系104にあっては、観察光学系に及ぼす影響が大きくなる。
【0013】
また、焦点距離が固定されている対物レンズにあっては、その反射光の反射方向を一定にできるため、反射光が観察視野内に入射しないすなわちフレアが生じないように照明プリズム109を構成および配置することが可能であるが、焦点距離可変対物光学系104にあっては、それを構成するレンズ群が観察光軸O 方向に沿って移動するため、フレアが生じないように照明プリズム109を構成したり配置したりすることが非常に困難である。
【0014】
また、図9に示す構成において照明プリズム109をハーフミラーに置き換え、すなわち、焦点距離可変対物光学系104と変倍光学系105との間において観察光軸O と照明光軸O とが一致するようにハーフミラーの反射面を配置するいわゆる完全同軸照明を構成すると、観察光軸O 上で反射光が発生するため、フレアの発生率がさらに大きくなってしまう。
【0015】
また、こうしたフレアの問題を避けるため、図10に示すように、鏡体部101内の観察光学系と照明光学系110を有する照明ユニット118とを別体で構成し、照明光を焦点距離可変対物光学系104を通さずに術部P上に照射するようにした場合には、焦点距離可変対物光学系104を操作して焦点位置を変化させると、焦点位置の変化に伴って、照野絞り111と術部Pとの共役な位置関係が保てず、照野の輪郭がぼけてしまうとともに、術部Pの周囲に発生する散乱光によってフレアが生じてしまい、また、照明効率も悪くなってしまう。
【0016】
さらに、焦点距離可変対物光学系104によって焦点距離を変化させる一方で変倍光学系105により観察総合倍率を補正した場合、観察視野径が変化しないにもかかわらず、照明光学系の照明倍率は常に一定であることから、焦点距離によっては、術部Pにおいて、観察視野外にまで照明光を照射したり、観察視野内の一部分しか照射しなかったりするといった不具合が生じ、照明効率が極めて悪くなってしまう。
【0017】
さらに、眼科の手術においては、患者の網膜保護を目的として、図10に示すように照野絞り111の位置に瞳孔フィルタ114を配置し、瞳孔上に瞳孔フィルタ114の像を投影するが、前述した照野絞り111と同様に、焦点位置の変化に伴って、瞳孔フィルタ114と術部Pすなわち患者の瞳孔上との共役な位置関係が崩れ、術部P上において瞳孔フィルタ114の像がボケるため、観察視野全体にわたって暗くなってしまうのみならず、術部である患者の眼に障害を与える危険がある。また、この状態で、焦点深度を深くするために開口絞り106を絞ると、さらに照明効率が悪化することは言うまでもない。
【0018】
以上述べたように、フレアの問題を解消することも重要な点であるが、今回、発明者は、フレアの問題もさることながら、特に、照明効率を向上させる点に着目し、これによって、いかなる焦点距離においても常に最良の照明状態を得ることができ、かつ、安全性の高い手術用顕微鏡を提供せんとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明の手術用顕微鏡は、術者が被検体を観察するための観察光学系と、前記観察光学系の焦点位置を変更可能な焦点位置変更手段と、前記被検体の前記観察光学系により観察される観察位置を照明するための照明光を出射可能な光源と、前記光源から前記観察位置までの前記照明光の光路上に配置され、前記焦点位置変更手段による焦点位置の変更に応じて前記観察位置に照射される照明光の照明倍率を変更する照明倍率変更手段と、前記照明光の光束を制限し前記観察位置に照明される照明光の照明領域を変更するための照明領域変更手段と、前記照明領域変更手段が前記照明光の光路上の前記観察位置と共役な位置に配置されるように、前記照明倍率変更手段の照明倍率の変更に応じて前記照明倍率変更手段と前記照明領域変更手段との相対的な位置関係を変更する位置関係変更手段とを有することを特徴とする。
請求項2の発明の手術用顕微鏡は、術者が被検体を観察するための観察光学系と、前記観察光学系の焦点位置を変更可能な焦点位置変更手段と、前記被検体の前記観察光学系により観察される観察位置を照明するための照明光を出射可能な光源と、前記光源から前記観察位置までの前記照明光の光路上に配置され、前記焦点位置変更手段による焦点位置の変更に応じて前記観察位置に照射される照明光の照明倍率を変更する照明倍率変更手段と、前記照明光の光路上の所定の位置に配置され、前記照明光の光束を制限して前記観察位置に照される前記照明光の照明領域を変更する照明領域変更手段と、前記照明光の光路上に配置され、前記照明倍率変更手段の照明倍率の変更に応じて前記照明光の光路上の前記観察位置と共役な位置を前記所定の位置に変更する共役位置変更手段とを有することを特徴とする。
【0020】
【作用】
上記構成の請求項1の発明では、焦点位置変更手段により観察光学系の焦点位置が移動すると、この焦点位置の変更に応じて照明倍率変更手段によって、前記観察位置に照射される照明光の照明倍率が変更され、かつ照明領域変更手段の作用により、照明光の光束を制限し前記観察位置に照明される照明光の照明領域が変更される。このとき、位置関係変更手段によって照明領域変更手段が前記照明光の光路上の前記観察位置と共役な位置に配置されるように、前記照明倍率変更手段の照明倍率の変更に応じて前記照明倍率変更手段と前記照明領域変更手段との相対的な位置関係を変更する。
請求項2の発明では、焦点位置変更手段により観察光学系の焦点位置が移動すると、この焦点位置の変更に応じて照明倍率変更手段によって、前記観察位置に照射される照明光の照明倍率が変更され、かつ照明領域変更手段の作用により、照明光の光束を制限し前記観察位置に照明される照明光の照明領域が変更される。このとき、前記照明倍率変更手段の照明倍率の変更に応じて共役位置変更手段によって前記照明光の光路上の前記観察位置と共役な位置を前記所定の位置に変更する。
【0021】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説明する。図1および図2は本発明の第1の実施例を示すものである。本実施例の手術用顕微鏡の鏡体部1は、図示しない架台部に取り付けられており、具体的には図1に示すように構成されている。すなわち、図中2は、図示しない入力手段(例えばフットスイッチ)を操作することによって構成するレンズ群の間隔を変化させて焦点距離を変化させる焦点距離可変対物光学系である。また、符号3は、回転動作することによって、焦点距離可変対物光学系2を構成するレンズ群を保持する図示しないレンズ枠を観察光軸O 方向に移動して、前記レンズ群の相対位置を変化させるレンズ群移動部材である。さらに、4はレンズ群移動部材3に一体的に取り付けられたギヤである。
【0022】
符号5は、ギヤ4に噛み合うように配置されたギヤであり、その中心軸に鏡体部1の内部に固定されているモータ6の回転軸が取り付けられている。符号7は、紙面垂直方向に左右一対に配置された変倍レンズであり、焦点距離可変対物光学系2の焦点距離が変化した際の観察総合倍率の変化分を補正するような構成になっている。符号8は紙面垂直方向に左右一対に配置された結像レンズ、符号9は同様に紙面垂直方向に左右一対に配置された接眼レンズである。
【0023】
符号10は照明光を照射するランプ、11は集光レンズを示している。符号12は、照明光軸O 上の術部Pと光学的に共役な位置に、その中心軸と照明光軸O とが一致するように、配置された照野絞りである。符号13は照野絞り12を保持する照野絞り枠、14は照野絞り枠13に一体的に取り付けられたラック、15はラック14と噛み合うように配置されたギヤである。
【0024】
符号16は、構成するレンズ群の間隔を変化させることによって照明倍率を変化させる照明光学系である。符号17は、その回転動作にともなって、照明光学系16を構成するレンズ群を保持する図示しないレンズ枠を照明光軸O 方向に移動し、前記レンズ群の相対位置を変化させるレンズ群移動部材である。また、符号18はレンズ群移動部材17に一体的に取り付けられたギヤ、19はギヤ18に噛み合うように配置されたギヤである。
【0025】
符号20は、照明光学系16を介した照明光を術部Pに導くように、鏡体部1内部の焦点距離可変対物光学系2の前方(図中下側)に、観察光軸O と照明光軸O とがある一定の角度をなすように配置固定された照明プリズムである。また、符号21は、その入力軸がモータ6の出力軸として構成され、かつ、ギヤ5の中心が前記入力軸に一体的に取り付けられ、さらに、2つの出力軸にはギヤ15およびギヤ19の中心がそれぞれ一体的に取り付けられたギヤボックスである。
【0026】
上記構成の鏡体部1にあっては、術部Pに対してピントを合わせるために図示しない入力手段を操作すると、その操作信号にしたがってモータ6が駆動され、ギヤ5とギヤ4とを介してレンズ群移動部材3が回転動作される。レンズ群移動部材3が回転すると、焦点距離可変対物光学系2を構成するレンズ群のうち、ある特定のレンズ群が観察光軸O に沿って移動してレンズ群の相対位置が変化するとともに、変倍光学系7の作用により観察倍率が一定の状態で保持されつつ、焦点距離が変化して、術部Pにピントが合う。すなわち、術者は、鏡体部1と術部Pとの距離にかかわらず、その観察視野径が一定の状態においてピント合わせを行うことができる。
【0027】
また、モータ6の出力軸がギヤボックス21の入力軸と一体的に構成されているため、レンズ群移動部材3の回転に伴ってギヤ19が回転する。したがって、ギヤ19と噛み合うギヤ18を介してレンズ群移動部材17が回転され、照明光学系16を構成する照明レンズのうち、ある特定のレンズ群が照明光軸O に沿って移動する。これによって、照明光学系16を構成するレンズ群の相対位置が変化し、観察視野径と照野径とが常に一致するような照明倍率になる。
【0028】
また、ギヤボックス21のもう一方の出力軸によってギヤ15が回転され、ラック14を介して照野絞り枠13が図中矢印で示す斜め方向に移動される。すなわち、照野絞り12は常に術部Pと共役な位置に配置される。具体的には、図2に示すように、術部Pに対しては、照野絞り12は常に術部Pと共役な位置、すなわち、図中Oの位置に配置されるが、この時、観察光軸Oと照明光軸Oは術部P上において合致するため、照野絞り12の像は照明光学系16によって観察視野の中心と照野の中心とが一致した状態で、術部P上に結像する。また、術部P’に対しては、照野絞り12は図中矢印で示す斜め方向に沿って移動することにより図中O’の位置に配置される。この時、照明光軸はO’となり、術部P’上において観察光軸Oと照明光軸O’とが合致する。さらに、術部P”に対しては、照野絞り12がO”の位置にまで移動することによって照明光軸がO”となり、同様に、術部P”上において観察光軸Oと照明光軸O”とが合致する。このように、照野絞り12の像は、常に、照野径が観察視野径と一致し且つ照野の中心が観察視野の中心に術部上で一致するような状態で、術部上に結像される。
以上を言い換えると、本実施形態の手術用顕微鏡は、被検体を観察するための観察光学系2,7,8,9と、観察光学系2,7,8,9の焦点位置を変更可能な焦点位置変更手段2,3,4,5,6と、観察光学系2,7,8,9による前記被検体の観察位置を照明するための照明光を出射可能な光源10と、光源10から出射される照明光が観察光学系2,7,8,9の視野範囲を含む第1の照明領域に照射されるように、焦点位置変更手段2,3,4,5,6の焦点変更に応じて照明光の照明領域を変更可能な照明領域変更手段16,17,18,19と、照明領域変更手段16,17,18,19により前記第1の照明領域に照射される照明光が、観察光学系2,7,8,9の焦点位置で前記第1の照明領域の中の第2の照明領域に制限されて照射されるように、照明光の光路上の前記焦点位置に照射される位置と共役な前記照明光の光路上の位置に設けられ前記照明光の光束を制限可能な照明領域制限手段12,13,14,15とを備えていると言える。なお、本実施形態では、照明光が焦点距離可変対物光学系を通さずに被検 面上に照射されるため、フレアの発生が極力防止される。
【0029】
以上説明したように、本実施例の手術用顕微鏡は、照明光を焦点距離可変対物光学系2を通さずに術部P上に照射し、被観察面(術部)が変化することによる観察光学系における焦点位置の移動に連動して照明光学系内の光学部材が移動するようになっている。したがって、常に、被観察面上に観察視野径と一致した照野径の照明光が照射され、また、前記被観察面上と共役な位置に常に照野絞りが配置されるため、被観察面がいかなる焦点距離になっても常に照明効率が良く、観察光学系にフレア等の悪影響を与えない最良の照明状態を得ることができる。
【0030】
また、本実施例の手術用顕微鏡は、観察光束以外の位置に配置した照明プリズム20によって照明光を術部に導くものであり、いわゆる完全同軸照明のごとき構成を成していないため、術部Pにおける反射光すなわち観察光を全て観察視野内に取り込める。したがって、極めて明るい観察像が得られる。
【0031】
図3および図4は本発明の第2の実施例を示すものである。なお、第1の実施例と同一の構成部材については同一符号を付してその説明を省略する。
図3は本実施例における鏡体部30の構成を示している。図中31は前述のギヤ4に噛み合うように配置されたギヤ、32はその回転軸にギヤ31が取り付けられているエンコーダ付きモータである。このエンコーダ付きモータ32は鏡体部30の内部に固定されている。また、符号33は照明光軸O 上に配置固定され、その内部に照野絞り12を保持する照野絞り枠、34は照野絞り枠33の内部の特にその照明光軸O 上である照野絞り12の中心位置に装脱可能に配置される瞳孔フィルタである。
【0032】
符号35は、その構成するレンズ群の相対位置を変化させることによってその焦点距離を変化させる第1照明光学系、符号36は、その回転動作にともなって、第1照明光学系35を構成するレンズ群を保持する図示しないレンズ枠を照明光軸O 方向に移動し、前記レンズ群の相対位置を変化させるレンズ群移動部材、符号37はレンズ群移動部材36に一体的に取り付けられたギヤ、符号38は、ギヤ18に噛み合うように配置されたギヤであり、その回転中心には、エンコーダ付きモータ39の出力軸が取り付けられており、エンコーダ付きモータ39は鏡体部30の内部に固定されている。
【0033】
また、符号40は、その構成するレンズ群の間隔を変化させることによって照明倍率を変化させる第2照明光学系、符号41は、その回転動作にともなって、第2照明光学系40を構成するレンズ群を保持する図示しないレンズ枠を照明光軸O 方向に移動し、前記レンズ群の相対位置を変化させるレンズ群移動部材、符号42はレンズ群移動部材41に一体的に取り付けられたギヤ、符号43は、ギヤ42に噛み合うように配置されたギヤで、同様に、その回転中心には、エンコーダ付きモータ45の出力軸が取り付けられており、エンコーダ付きモータ45も鏡体部30の内部に固定されている。また、符号46は、おいて、観察光軸O と照明光軸O との交点上にその反射面がくるように焦点距離可変対物光学系2の下方に配置固定されたハーフミラーである。
【0034】
次に、図4に示す電気ブロック図にしたがって、エンコーダ付きモータ32,39,45の動作を説明する。
符号47は焦点距離可変対物光学系2を操作するスイッチ、48はスイッチ47に接続されたスイッチ回路、49はスイッチ回路48からの信号に基づいてエンコーダ付きモータ32に駆動信号を出力するドライブ回路である。また、符号50はエンコーダ付きモータ32に接続された焦点距離検出回路、51は焦点距離検出回路50の出力信号に基づいて照明倍率を計算する照明倍率演算回路、52は照明倍率演算回路51の出力信号に基づいてエンコーダ付きモータ45に駆動信号を出力するドライブ回路である。また、エンコーダ付きモータ45は照明倍率演算回路51と電気的に接続されている。符号53は第1照明光学系35および第2照明光学系40から構成される照明光学系の焦点距離を演算する照明光学系焦点距離演算回路、54は照明光学系焦点距離演算回路53の出力信号に基づいてエンコーダ付きモータ39に駆動信号を出力するドライブ回路である。また、エンコーダ付きモータ39は照明光学系焦点距離演算回路53と電気的に接続されている。
【0035】
本実施例は以上のように構成されているので、術中、術者は第1の実施例と同様に、スイッチ47を操作して、焦点距離可変対物光学系2によって焦点距離を変化させ、ピント合わせを行なうと、スイッチ回路48により、ドライブ回路49に操作信号が出力され、この操作信号にしたがって、ドライブ回路49からエンコーダ付きモータ32に駆動信号が出力される。よって、エンコーダ付きモータ32が駆動され、ギヤ31を介して、レンズ群移動部材3が回転される。
【0036】
レンズ群移動部材3の回転にともなって、焦点距離可変対物光学系2を構成するレンズ群のうち特定のレンズ群が光軸O に沿って移動し、レンズ群の相対位置が変化し、所望の焦点距離となって、ピント合わせが行なわれる。この時、エンコーダ付きモータ32によって、レンズ群移動部材3の回転角度が焦点距離検出回路50に出力されるので、焦点距離検出回路50によりレンズ群移動部材3の回転角度信号から焦点距離可変対物光学系2の焦点距離が演算される。
【0037】
焦点距離検出回路50からの焦点距離情報に基づいて照明倍率演算回路51は、術部P上すなわち焦点距離可変対物光学系2の焦点距離上において観察視野径と照野径とが一致するような目標照明倍率を演算し、その演算結果がドライブ回路52に出力される。ドライブ回路52は照明倍率演算回路51による出力信号にしたがって、エンコーダ付きモータ45に駆動信号を出力し、エンコーダ付きモータ45が駆動される。
【0038】
したがって、レンズ群移動部材41がギヤ43を介して回転され、第2照明光学系40を構成するレンズ群が照明光軸O に沿って移動し、照明倍率が変化される。この時、エンコーダ付きモータ45によって、レンズ群移動部材41の回転角度が照明倍率演算回路51にフィードバックされ、逐一照明倍率が演算され、その照明倍率が前述の目標照明倍率に達するまでドライブ回路52から駆動信号が出力され、エンコーダ付きモータ45が駆動される。
【0039】
また、照明光学系焦点距離演算回路53に、焦点距離検出回路50から、焦点距離可変対物光学系2の焦点距離信号が入力される。照明光学系焦点距離演算回路53は、前記焦点距離信号に基づいて、術部Pと照明光軸O 上における照野絞り12の固定位置とが光学的に共役な位置関係となるように、第1照明光学系35および第2照明光学系40から構成される照明光学系の目標焦点距離を演算する。この演算結果に基づいて、ドライブ回路54からエンコーダ付きモータ39に駆動信号が出力され、エンコーダ付きモータ39が前記駆動信号により駆動される。
【0040】
したがって、レンズ群移動部材36はギヤ38を介して回転され、第1照明光学系35を構成するレンズ群が照明光軸O 上を移動し、第1照明光学系35および第2照明光学系40により構成される照明光学系の焦点距離が変化される。この時、エンコーダ付きモータ39によって、レンズ群移動部材36の回転角度が照明光学系焦点距離演算回路53にフィードバックされ、逐一照明光学系の焦点距離が演算され、この焦点距離が前述の目標焦点距離に達するまで、ドライブ回路54から駆動信号が出力され、エンコーダ付きモータ39が駆動される。また、照野絞り枠33内の照野絞り12の位置に瞳孔フィルタ34を挿入することによって、瞳孔フィルタ34は術部Pと共役な位置に配置固定される。
【0041】
以上説明したように、本実施例も、照明光を焦点距離可変対物光学系2を通さずに術部P上に照射し、被観察面(術部)が変化することによる観察光学系における焦点位置の移動に連動して照明光学系内の光学部材が移動するようになっている。したがって、常に、被観察面上に観察視野径と一致した照野径の照明光が照射され、また、前記被観察面上と共役な位置に常に照野絞りが配置されるため、被観察面がいかなる焦点距離になっても常に照明効率が良く、観察光学系にフレア等の悪影響を与えない最良の照明状態を得ることができる。
【0042】
また、本実施例では、鏡体部30内の照明光軸O 上における術部Pとの共役な位置が変化しないため、照野絞り枠33を鏡体部30内に固定できる。したがって、簡単な構成で、必要に応じて瞳孔フィルタ34を術部Pと共役な位置に挿脱することができ、患者の網膜保護に役立つ。
【0043】
図5ないし図7は対物光学系を介して照射光を術部に照射する手術用顕微鏡の構成を示すものである。なお、第1および第2の実施例と同一の構成部材については同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】
図5は手術用顕微鏡の鏡体部および照明ユニットの構成図、図6は、図5における開口絞りユニットの構成図であり、図5の術部P側からの鏡体部矢視図であるが、その構成をより明確にするために、図5の術部P方向に展開した図である。また、図7は図5における照明ユニットの駆動部の構成図である。
【0045】
次に、図5にしたがって鏡体部および照明ユニットの構成について説明する。符号60は鏡体部、61は照明ユニットであり、その内部に、左右両観察光軸の中心に対して左右対象に配置される一対の、ランプ10と、集光レンズ11と、照野絞り12と、照明光学系16と、後述の開口絞りユニット62および対物レンズ63とが配置されている。
【0046】
次に、図6にしたがって、開口絞りユニット62の構成について説明する。符号64は、その反射面がミラーで形成された絞り部材65,66から成る開口絞りである。各絞り部材65,66の一端はガイド棒67に保持されている。
【0047】
符号68は絞り部材66の他端に設けられた右ネジのリード部、69は同様に絞り部材66の他端に設けられた左ネジのリード部である。また、符号70は、リードネジ部68に噛み合う右ネジのリードネジ71と、リードネジ部69に噛み合う左ネジのリードネジ部72とを有した軸である。軸70の両端はベアリング73,74によって開口絞りユニット62のハウジングに回転可能に保持されている。
【0048】
符号75は軸70の一端に固定されたギヤである。また、符号76は、ギヤ75に噛み合うように配置されたギヤであり、その中心軸に開口絞り調節ツマミ77が取り付けられている。また、符号78はその中心軸が明るさ調節ツマミ77に取り付けられたギヤ、79はギヤ78に噛み合うように配置されたギヤ、80はギヤ79に噛み合うように配置されたギヤである。なお、明るさ絞りユニット62は、ギヤ78、79および80を介して、左右観察光軸の中心に対して対称的に前述と同じ構成(第1および第2の実施例と同一構成)を有している。また、開口絞り調節ツマミ77の操作方向が図中矢印で示されている。また、開口絞り調節ツマミ77の操作により移動する絞り部材65、66の移動方向が図中矢印で示されている。
【0049】
次に、図7にしたがって、照明ユニット61の駆動部の構成について説明する。符号84は、図示しない入力手段(例えばフットスイッチ)により操作されるモータで、鏡体部60の内部に固定されている。符号85はモータ84の回転軸に取り付けられたギヤ、符号86は、ギヤ85と噛み合うとともに、照明ユニット61のハウジングに取り付けられたラック87に噛み合うように配置されたギヤである。また、符号88は、照明ユニット61を保持するガイド棒で、その両端は鏡体部60のハウジングに固定されている。また、照明ユニット61の移動方向が図中矢印で示されている。
【0050】
以上のように構成された手術用顕微鏡にあっては、術中、術者が、ピント合わせを行うために図示しない入力手段を操作すると、モータ84が回転し、ギヤ85,86とラック87とを介して、照明ユニット61が図中矢印方向すなわち鏡体部60に対して観察光軸方向に移動し、ピント合わせが行われる。この時、照明ユニット61に含まれる対物レンズ63の移動にともなって、開口絞りユニット62、照野絞り12、照明光学系16、集光レンズ11、およびランプ10も同時に観察光軸方向に移動するため、照明ユニット61内の光学部材の相対位置関係は変化しない。また、対物レンズ自体の焦点距離は変化しないので、照野絞り12の像は、観察光軸上の共役な位置すなわち焦点位置である術部P上にその照野径が変化することなく投影される。したがって、常に観察視野径と照野径とが一致した状態に保たれる。
【0051】
また、術者が焦点深度を調節するために、開口絞り調節ツマミ77を図中下側の矢印方向すなわち時計回りに回すと、ギヤ76および75を介して、軸70が回転する。この時、リードネジ部68および71は右ネジに、リードネジ部69および72は左ネジに構成されているので、絞り部材65は図中右方向に、絞り部材66は図中左方向に移動する。したがって、開口絞り64は絞られ、よって、焦点深度は深くなる。この時、照明光束上に挿入される絞り部材65および66の反射面は、前述のようにミラーで構成されているので、その反射面の面積増加に伴って、照明光はより多く術部P上に照射される。また、逆に、明るさ絞り67を図中上側の矢印方向すなわち反時計回りに回すと、絞り部材65は図中左方向に、また、絞り部材66は図中右方向に移動するため、明るさ絞り64は開かれる。よって、焦点深度は浅くなるが、この時、照明光束上に挿入される絞り部材65および66の反射面の面積の減少にともなって、術部P上に照射される照明光は減少する。また、もう一方の光路上に配置された開口絞りについてもギヤ78,79,80を介すことによって、当然に、前述と同様の動作をすることができる。
【0052】
このように、本構成の手術用顕微鏡においては、照明ユニット全体を観察光軸方向に移動するだけの簡単な構成で、照野絞り12と術部P上は常に共役な位置関係に保たれる。また、術者が、術式や術部に応じて焦点深度を変化させるべく、明るさ絞り64を調節しても、開口絞り64の開口の大きさによって、自動的に照明光の物体面上への照射量が調節されるため、観察視野内の明るさは、常に一定に保たれ、照明効率が一段と向上する。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の手術用顕微鏡によれば、常に、被検面上に観察視野径と一致した照野径の照明光が照射され、また、前記被検面上と共役な位置に常に照野絞りや瞳孔フィルタ等の投影光学部材が配置されるため、被検面がいかなる焦点距離になっても常に照明効率が良く、観察光学系にフレア等の悪影響を与えない最良の照明状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における手術用顕微鏡の鏡体部の構成図である。
【図2】図1の手術用顕微鏡における照野絞りと術部Pとの位置関係を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例における手術用顕微鏡の鏡体部の構成図
【図4】図3の光学系を駆動させる駆動回路のブロック図である。
【図5】手術用顕微鏡の鏡体部および照明ユニットの構成図である。
【図6】図5の照明ユニットにおける開口絞りユニットの術部P側から見た構成図であり、術部P方向に展開した展開図である。
【図7】図5の照明ユニットの駆動部の構成図である。
【図8】従来の手術用顕微鏡の全体構成図である。
【図9】焦点距離可変対物光学系を有する鏡体部の構成図である。
【図10】焦点距離可変対物光学系を完全同軸照明に適用した鏡体部の構成図である。
【符号の説明】
1…鏡体部、2…焦点距離可変対物光学系、5,15,19,31,43,38…ギア、6,32,39,45…モータ、12…照明絞り(光学部材)、13…照明絞り枠、14…ラック、16,35,40…照明光学系(光学部材)、17…レンズ群移動部材、21…ギアボックス,46…ハーフミラー。

Claims (2)

  1. 術者が被検体を観察するための観察光学系と、
    前記観察光学系の焦点位置を変更可能な焦点位置変更手段と、
    前記被検体の前記観察光学系により観察される観察位置を照明するための照明光を出射可能な光源と、
    前記光源から前記観察位置までの前記照明光の光路上に配置され、前記焦点位置変更手段による焦点位置の変更に応じて前記観察位置に照射される照明光の照明倍率を変更する照明倍率変更手段と、
    前記照明光の光束を制限し前記観察位置に照明される照明光の照明領域を変更するための照明領域変更手段と、
    前記照明領域変更手段が前記照明光の光路上の前記観察位置と共役な位置に配置されるように、前記照明倍率変更手段の照明倍率の変更に応じて前記照明倍率変更手段と前記照明領域変更手段との相対的な位置関係を変更する位置関係変更手段と、
    を有することを特徴とする手術用顕微鏡。
  2. 術者が被検体を観察するための観察光学系と、
    前記観察光学系の焦点位置を変更可能な焦点位置変更手段と、
    前記被検体の前記観察光学系により観察される観察位置を照明するための照明光を出射可能な光源と、
    前記光源から前記観察位置までの前記照明光の光路上に配置され、前記焦点位置変更手段による焦点位置の変更に応じて前記観察位置に照射される照明光の照明倍率を変更する照明倍率変更手段と、
    前記照明光の光路上の所定の位置に配置され、前記照明光の光束を制限して前記観察位置に照される前記照明光の照明領域を変更する照明領域変更手段と、
    前記照明光の光路上に配置され、前記照明倍率変更手段の照明倍率の変更に応じて前記照明光の光路上の前記観察位置と共役な位置を前記所定の位置に変更する共役位置変更手段と、
    を有することを特徴とする手術用顕微鏡。
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