JP3541536B2 - 浴室用防水床部の支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、支持脚が、防水床部の水平レベルの調整が可能なように、この防水床部に対して上下動可能に取り付けられている浴室用防水床部の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、床パンや洗い場付浴槽といった浴室用防水床部の裏面側には、支持部材等を介して、複数の支持脚が取り付けられていて、この支持脚を防水床部に対して上下動することにより、この防水床部の水平レベルの調整がなされる。
【0003】
この場合、支持脚には、図4で示されるように、回転させることにより上下動できる、ボルトタイプのものが多く使用されている。図4の(a)で示される支持脚は、頭部のないボルト100の下端に円板101が取り付けられたものである。この支持脚では、円板101により下端の面圧を小さくし、この支持脚の防水床部の据付面内方への食い込みを防止することにより、防水床部の水平レベルに狂いが生じるのを防止している。
【0004】
また、図4の(b)で示される支持脚は、頭部102aを有する支持ボルト102と鉄製の敷板103とから構成されており、この支持脚でも、上記の場合と同様に、敷板103によって支持ボルト102の下端が据付面内方へ食い込むのが防止されている。
【0005】
さらに、図4の(c)で示される支持脚は、頭部104aを下部側に向けた支持ボルト104のみから構成されており、この支持脚でも、頭部104aによって、支持脚の下端が据付面内方へ食い込むのが防止されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4の(a)で示される支持脚では、ボルト100に円板101を取り付ける必要があるとともに、ボルト100を回転するために、ボルト100の上部に特殊な加工(例えば、すり割り加工)を行なう必要があるため、コストがかかりすぎてしまうという問題があった。また、この支持脚では、ボルト100の回転時に、円板101も回転するため、摩擦力が大きくなり、防水床部の水平レベルの調整が容易でないという問題があった。
【0007】
また、図4の(b)で示される支持脚では、支持ボルト102の回転は容易であるが、支持ボルト102の下方に、敷板103を置くのが容易でなく、かつ、防水床部の据付中等に敷板103が支持ボルト102からずれ易くて、支持脚の取扱が容易でないという問題があった。
【0008】
さらに、図4(c)で示される支持脚では、支持ボルト104の上部側に、これを回すための特殊な加工が必要になり、その分大幅なコストアップが生じるとともに、支持ボルト104の回転時に摩擦抵抗が大きいため、防水床部の水平レベルの調整が容易でないという問題があった。
【0009】
この発明は、以上の点に鑑み、防水床部の水平レベルの調整が正確かつ容易にできるとともに、支持脚も低コストで、更に、支持脚の取り扱いも容易な浴室用防水床部の支持構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1記載の発明は、支持脚が、防水床部の水平レベルの調整が可能なように、この防水床部に対して上下動可能に取り付けられている浴室用防水床部の支持構造において、支持脚を、頭部が上部側に配置され、回転させることにより、防水床部に対して上下動可能な支持ボルトと、この支持ボルトにねじ込まれ、最終的にこの支持ボルトの最下部まで下ろされて、この支持ボルトの下端面の面圧を下げる支持ナットとから構成したことである。
【0011】
この発明では、防水床部の水平レベルの調整を行なう場合には、支持ナットを支持ボルトの下端面からやや上方の位置にねじ込んだ状態で、支持ボルトを上部側の頭部を回転させつつ上下動する。この場合、支持ボルトの下端面のみが、防水床部の据付面に接するため、接触面積が小さくなって、支持ボルトには比較的小さな摩擦力しか生じないとともに、頭部が上部側に配置されるため、支持ボルトの回転も容易である。また、防水床部の水平レベルの調整後は、支持ナットを支持ボルトの下端面側に移動させて、支持ナットの下面側にも荷重を支持させ、支持脚の下端の面圧を小さくして、支持脚の据付面側への食い込みを防止する。また、この発明では、支持脚を、特殊加工を施す必要のない市販のボルトとナットとから構成できるため、支持脚も低コストなものですますことができる。
【0012】
この発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の場合において、支持ボルトの最下部まで下ろされた支持ナット周りに、この支持ナットを支持ボルト側に固定するとともに、この支持ナットと支持ボルトとを、防水床部の据付面側に固定する接着剤が塗布されることである。
【0013】
この発明では、振動等が生じても、支持ナットが移動して、支持脚下端の面圧が変動したり、支持脚が据付面から移動することはない。したがって、後日、防水床部の水平レベルが狂ったり、この防水床部が移動して、位置が狂ってしまうこともない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は浴室用の防水床部である洗い場付浴槽の外観斜視図であり、図2はこの発明の一実施の形態に係る洗い場付浴槽の支持構造等を示す図である。
【0015】
洗い場付浴槽1は、浴槽Yと洗い場Aとを、例えば、FRP材によって一体的に形成し、浴室形成の容易化と水漏れの防止等を図るものである。この洗い場付浴槽1には、図1で示されるように、凹状の湯溜め部10の上縁部外方に、平らなカウンター部11が形成され、湯溜め部10の長手方向に沿って、カウンター部11の横に、排水孔12aを有した平らな洗い場床12が一段低い状態で形成されている。そして、洗い場床12の後端側に、カウンター部11を延長させるように、小物置台13が形成され、カウンター部11および小物置台13と洗い場床12とを上下方向に接続するように、エプロン部14が形成されている。そして、カウンター部11、小物置台13、および洗い場床12の外端部に、壁パネル(図示せず)を取り付けるための壁載せ部15が形成されている。
【0016】
なお、浴槽Yは、例えば、湯溜め部20とカウンター部21とから構成され、洗い場Aは、洗い場床12と、小物置台13と、エプロン部14とから構成される。
【0017】
洗い場付浴槽1の裏面側には、図2で示されるように、洗い場床12の排水孔12aに接続されるように排水トラップ2が取り付けられているとともに、湯溜め部10の排水孔(図示せず)に接続されるように排水エルボ3が取り付けられていて、この排水エルボ3と排水トラップ2とが排水配管4によって接続されている。また、洗い場付浴槽1の裏面側には、湯溜め部10と洗い場床12とを連結して、この洗い場付浴槽1に剛性を持たせる一対の補強材5が取り付けられている。なお、補強材5は湯溜め部10の底部と洗い場床12の裏面との段差を吸収するように、段状に形成されている。
【0018】
さらに、洗い場付浴槽1の裏面側には、図2で示されるように、この洗い場付浴槽1の支持構造を形成する支持架台6が取り付けられている。この支持架台6は、洗い場付浴槽1の湯溜め部10と洗い場床12との裏面にボルト等により取り付けられる一対の支持部材60,61と、この支持部材60,61の両端部に、これらを接続するように取り付けられる一対の補強部材62と、支持部材60,61の両端に、この支持部材60,61に対して、上下に移動可能に取り付けられる4つの支持脚63と、この支持脚63を支持部材60,61側に固定させるための固定ナット64(図1参照)およびロックナット65とから構成されている。
【0019】
支持脚63は、図1や図2で示されるように、頭部H1を上部側にして、支持部材60,61側に取り付けられる支持ボルト63aに、支持ナット63bを螺合させたものである。固定ナット64は、図3の(a)で示されるように、例えば、支持部材60の裏面側の、取付孔60a周りに溶着されており、この取付孔60aを介して、ねじ込まれた支持ボルト63aを、支持部材60側に上下動可能に支持させるものである。
【0020】
つぎに、洗い場付浴槽1を据え付ける場合の、支持脚63等の作用・効果について、図3等を参照しつつ説明する。なお、以下支持部材60側の支持脚63について説明するが、支持部材61側の支持脚63についても同様である。
【0021】
まず、裏面側に支持架台6の取り付けられた洗い場付浴槽1を、所定の据付面S上に据え付ける。この場合、図3の(a)で示されるように、支持脚63の支持ナット63bを、支持ボルト63aの下端面H2よりやや上方にねじ込んでおく。また、ロックナット65を緩めて、支持ボルト63aが自由に回転できるようにしておく。
【0022】
つづいて、支持脚63を上下動して、洗い場付浴槽1の水平レベルの調整を行なう。この場合、水平レベルの調整は、支持ボルト63aを回転させつつなされるが、支持脚63と据付面Sとは、支持ボルト63aの下端面H2でのみ接しているため、支持ボルト63aに係る摩擦抵抗は比較的小さなものとなり、支持ボルト63aは楽に回転される。また、この場合、支持ボルト63aは、頭部H1が上部側に配置されているため、工具等によって楽に回転される。
【0023】
洗い場付浴槽1の水平レベルの調整が終了すると、図3の(b)で示されるように、ロックナット65を支持部材60側に締め付けて、支持ボルト63aを支持部材60側に固定するとともに、支持ナット63bを支持ボルト63aの下端面H2側まで下げ、支持ボルト63aの下端面H2に作用している荷重を、支持ナット63bの下面側にも負担させる。このことにより、支持脚63の下面の面圧が小さくなり、この支持脚63が、コンクリートや木材から構成される据付面S内に食い込んで、洗い場付浴槽1の水平レベルに狂いが生じることはなくなる。
【0024】
つぎに、図3の(c)で示されるように、支持脚63の支持ナット63b周りに接着剤Pを塗布して、支持ナット63bを支持ボルト63a側に固定するとともに、この支持脚63(支持ボルト63aおよび支持ナット63b)を据付面S側に固定すれば、この洗い場付浴槽1の据え付け作業は終了する。なお、この後、洗い場付浴槽1の壁載せ部15上に壁パネル(図示せず)等を取り付けていけば、浴室が形成される。
【0025】
以上のように、この洗い場付浴槽1の支持構造では、支持脚63を支持ボルト63aと支持ナット63bとから構成し、洗い場付浴槽1の据え付け手順に合わせて、支持ナット63bを支持ボルト63aに対して上下動させているため、洗い場付浴槽1の水平レベルの調整が、後に狂うことなく正確に、かつ、容易になされる。この場合、支持脚63には、市場に流通する一般のボルト・ナットを使用でき、かつ、このボルト・ナットに特殊な加工を施す必要もないため、支持脚63も低コストなものですますことができる。また、この場合、支持ボルト63aと支持ナット63bとを回転させるだけで、洗い場付浴槽1の据え付けができるため、この支持脚63の取り扱いも容易である。
【0026】
また、この洗い場付浴槽1の支持構造では、最終的に支持脚63の支持ナット63b周りに接着剤Pを塗布するようにしているため、振動等により、支持ナット63bが移動したり、支持脚63が移動して、洗い場付浴槽1の水平レベルが狂ったり、洗い場付浴槽1の位置が狂ってしまうこともない。
【0027】
なお、上記実施の形態では、洗い場付浴槽1について説明したが、浴室用防水床部が、例えば、浴槽が別体となっている床パンであっても、この支持構造に関して同様な効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】
この発明の請求項1記載の発明によれば、支持脚が、防水床部の水平レベルの調整が可能なように、この防水床部に対して上下動可能に取り付けられている浴室用防水床部の支持構造において、支持脚を、頭部が上部側に配置され、回転させることにより、防水床部に対して上下動可能な支持ボルトと、この支持ボルトにねじ込まれ、最終的にこの支持ボルトの最下部まで下ろされて、この支持ボルトの下端面の面圧を下げる支持ナットとから構成したので、防水床部の水平レベルの調整が正確かつ容易にできるとともに、支持脚も低コストなものですますことができ、更に、支持脚の取り扱いも容易である。
【0030】
この発明の請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の場合において、支持ボルトの最下部まで下ろされた支持ナット周りに、この支持ナットを支持ボルト側に固定するとともに、この支持ナットと支持ボルトとを、防水床部の据付面側に固定する接着剤が塗布されるので、据え付け後に、防水床部に狂いが生じてしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】据え付けられた状態の洗い場付浴槽の外観斜視図である。
【図2】この発明の一実施の形態に係る洗い場付浴槽の支持構造等を示す図である。
【図3】洗い場付浴槽の据え付け時における支持脚等の状態を示す図であり、(a)は水平レベルの調整中の状態を示し、(b)は水平レベルの調整後の状態を示し、(c)は最終的状態を示している。
【図4】従来の支持脚を示す図である。
【符号の説明】
1 洗い場付浴槽(防水床部)
63 支持脚
63a 支持ボルト
63b 支持ナット
H1 頭部
H2 下端面
P 接着剤

Claims (2)

  1. 支持脚が、防水床部の水平レベルの調整が可能なように、この防水床部に対して上下動可能に取り付けられている浴室用防水床部の支持構造において、
    上記支持脚を、頭部が上部側に配置され、回転させることにより、上記防水床部に対して上下動可能な支持ボルトと、この支持ボルトにねじ込まれ、最終的にこの支持ボルトの最下部まで下ろされて、この支持ボルトの下端面の面圧を下げる支持ナットとから構成したことを特徴とする浴室用防水床部の支持構造。
  2. 前記支持ボルトの最下部まで下ろされた前記支持ナット周りに、この支持ナットを上記支持ボルト側に固定するとともに、この支持ナットと上記支持ボルトとを、前記防水床部の据付面側に固定する接着剤が塗布されることを特徴とする請求項1記載の浴室用防水床部の支持構造。
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