JP2567598Y2 - ユニットバスルーム - Google Patents

ユニットバスルーム

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JP2567598Y2
JP2567598Y2 JP1992011421U JP1142192U JP2567598Y2 JP 2567598 Y2 JP2567598 Y2 JP 2567598Y2 JP 1992011421 U JP1992011421 U JP 1992011421U JP 1142192 U JP1142192 U JP 1142192U JP 2567598 Y2 JP2567598 Y2 JP 2567598Y2
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JP
Japan
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counter
bathtub
upper edge
mounting
bay window
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JP1992011421U
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English (en)
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JPH0572292U (ja
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昌己 白鳥
浩介 武井
宏 伊庭
裕 葛西
俊実 北角
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ユニットバスルーム、
更に詳しくは浴槽と出窓との取り合い構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ユニットバスルームは建築構造物内の据
付スペースに屋外と隔絶された状態で構築され、その内
部スペースも住宅事情を受けて狭小化する現況にある。
このようなユニットバスルームでは内部スペースに広が
りを持たせ、日当たり、通風を良くする目的をもって出
窓を設けることが多々行われている。 出窓は簡単にはユ
ニットバスルームの室壁に開口を設け、その開口と建築
構造物に設けた開口とを枠体で連結し、その枠体に開閉
部を装設した構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、出窓が浴槽上
の高い位置に配設されるため、広がり感がさほど期待で
きず、また物載せ台となる枠体の下面も必然的に高くな
る結果、入浴姿勢のままで物載せ台に載置した入浴用備
品(入浴剤、遊戯具等)が取り出し難い使用勝手上の問
題がある。
【0004】本考案は、上記従来事情に鑑みてなされた
もので、その目的とする処は、広がり感を出すと共に、
入浴姿勢で入浴用備品の取り出しが造作なく行え、しか
も出窓の下面を構成する物載せ台を支持するカウンター
の位置決めも簡単なユニットバスルームを提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた技術的手段は槽部の上縁フランジ上に周設され
る浴槽上縁面用のカウンターに出窓の下面を構成する物
載せ台を載置してなり、該物載せ台は略L字状に形成す
ると共に、その短辺部を前記カウンターに当接させて配
置し、該カウンターはその前端側を前記上縁フランジ
に、また後端側を床パンに一体に段設形成したカウンタ
ー載せ部に各々載置して取付けられていることを要旨と
する。
【0006】
【作用】上記技術的手段によれば下記の作用を奏するこ
とができる。出窓の下面である物載せ台を低く浴槽上縁
面とをほぼ同面状にして浴槽上空間を実質的に出窓空間
まで延長させて内部スペースに広がり感を与える。そし
て、入浴姿勢のまま物載せ台に載置した入浴剤、入浴用
備品が取り出せる。また、床パンに一体成形したカウン
ター用載せ部を浴槽上縁面用のカウンターを所定レベル
で取り付ける際の位置決め部とする。物載せ台と浴槽上
縁用のカウンターとのオーバーラップによって互いの成
形寸法誤差を吸収する。
【0007】
【考案の効果】本考案は以上のように浴槽上縁面と出窓
下面の物載せ面とがほぼ同面状に連続して出窓空間を浴
槽の真横で浴槽上空間と連通させる。そのため、内部ス
ペースに見晴らしの良い広がり感を持たせることがで
き、限られた狭い内部スペースのユニットバスルームで
ありながら、リラックスして入浴することができる。そ
の上、出窓下面である物載せ台が入浴姿勢の視線と同等
レベルもしくはそれよりも下位レベルに位置することに
なるから、ゆったりとした入浴姿勢のまま手を伸ばすだ
けでその物載せ台に載置されている入浴剤や遊戯具等が
取り出せ、動作簡単で身体を冷やしたりする虞れがな
い。しかも、浴槽上縁用のカウンターを所定レベルで取
り付ける際の位置決め部となるカウンター用載せ部を床
パンに一体成形したから、意匠性と共に高級感を出すカ
ウンターの位置決めがそのカウンター用載せ部に単に載
置するだけで簡単に行え、カウンターの位置決め及びレ
ベル出し等を数個のアジャストボルトを人為的に調節し
て行わなければならない先行技術に比べて大幅にカウン
ター取付作業の簡略化を図ることができる。更に、カウ
ンターに排水勾配を付ける際にも傾斜状のカウンター用
載せ部を床パンと一体成形するだけで、アジャスター手
段等を全く必要とせずに対処でき、非常に便利である。
また、その物載せ台の先端が浴槽上縁面用のカウンター
の端部に重なるオーバーラップ構造にしていることか
ら、物載せ台と浴槽上縁用のカウンターとの成形に誤差
があっても物載せ台とカウンターとの先端面同士に隙間
等の見栄えを損なったり、浴槽載置部に漏水させる等の
不具合を生じることがない。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1乃至図6はユニットバスルームを示してい
る。
【0009】符号Aは、ユニットバスルームを示し、こ
のユニットバスルームAは図示するように、一半部を浴
槽載置部a1 、他半部を洗い場a2 とした浴槽載置型床
パンA1 のその浴槽載置部a1 に浴槽1を載置し、該浴
槽1を槽部1aとその槽部1aの上縁フランジ1a’に
周設される浴槽上縁面用のカウンター1bとで構成し、
更に洗い場a2 に面する上記周壁A1 ’部分にL型のカ
ウンター2を取り付けると共に側周壁3を構成する壁パ
ネル3aを同浴槽一体型床パンA1 上縁の壁載せ面4に
立設し、且つ天井壁5で側周壁3の上部開放部を被蓋し
たタイプを示しており、浴槽載置型床パンA1 において
カウンター1bやカウンター2の端部と対応する部分に
カウンター用載せ部6を一体成形している。
【0010】カウンター用載せ部6は、図1乃至図5に
示すように、上記カウンター1b用にあっては壁載せ面
4の下位部分に一体に段設形成した平面(後述では符号
6aを付けて説明する)であり、L型のカウンター2に
あっては壁載せ面4の下位部分に一体に凹設した差し込
み溝(後述では符号6bを付けて説明する)である。
【0011】上記平面6aは、浴槽載置型床パンA1 に
おいて浴槽載置部a1 を囲む周壁A1 ’3面の部分所定
高さレベル全長に渡り所定幅寸法をもって連続状に段設
形成してなり、この平面6aに裏面周端部分を載置した
状態でカウンター1bが取付けられている。
【0012】また、前記差し込み溝6bは、浴槽載置型
床パンA1 において洗い場a2 を囲む周壁A1 ’の一縁
部分所定高さレベルにL型のカウンター2の水平板部2
aが丁度嵌合する間隔で且つ所望深さをもって室外側方
向に凹窪状に一体成形してなり、この差し込み溝6bに
端部を嵌合した状態でカウンター2が取付けられてい
る。
【0013】カウンター1bは、図1に示すように、人
造大理石やFRP等の所望な材料を用いて環状を成形し
てなり、図2や図3で示すように槽部1aの上縁フラン
ジ1a’と対応する内周縁に、対向面を湾曲面とし且つ
下面を水平面とする湾曲状の短寸な折曲部1b’を一体
成形すると共に浴槽エプロン部1cと対応する外縁の一
部に下面を水平面とする垂下部1b”を一体成形してな
り、第1固定部7と第2固定部8を用いて取付けられる
ようになっている。
【0014】第1固定部7は、図5に示すように、浴槽
載置型床パンA1 の周壁A1 ’部分に適宜間隔をおいて
固着され上端を進入部とする山形状挟持金具7aとカウ
ンター1b裏面に垂設したL形アングル材7bとで形成
してあり、山形状挟持金具7a先端に折曲形成してある
ガイド部7a−1を押し広げながらL形アングル材7b
の垂直片7b−1を進入させて同垂直片7b−1を、山
形挟持金具7aの挟持力を受けて周壁A1 ’との間で挟
持するようになっている。符号9、10は裏補強用の合成
木、合板である。
【0015】第2固定部8は、図6に示すようにカウン
ター1bにおいて、浴槽エプロン部1cに載置される垂
下部1b”とは逆側の折曲部1b’部分裏側に埋め込み
固定された圧入ブッシュ(埋め込みナット)8aと、そ
の圧入ブッシュ8aに前記槽部1aの上縁フランジ1
a’を貫通して螺合する固定ネジ8bとで形成してあ
る。
【0016】然して、このカウンター1bにおいては、
まずL形アングル材7bの垂直部7b−1を山形状挟持
金具7aに差し込み挟持してカウンター1bを浴槽載置
形床パンA1 の壁載せ面4に近接して段設した平面6a
に載置する。次にその状態で固定ネジ8bを圧入ブッシ
ュ8aに螺合して取付ける。最後にカウンター1b下面
上縁フランジ1a’上面との間に必要に応じてライナ
ー11やペフを介在し、最後にシリコン12を塗布する。
【0017】カウンター2は、人造大理石やFRP等の
所望な材料で細長矩形状に一体成形してなり、第3固定
部9で取付けられている。
【0018】第3固定部9は、図4に示すように、上端
を水平状とするカウンター載せ杆9a’を前記差し込み
溝6bと同一高さに一致させた状態で浴槽載置型床パン
A1の洗い場a2 を囲む周壁A1 ’部分に適宜間隔をお
いて突出状に固着した数体の支持金具9aと、カウンタ
ー2裏面に埋め込み固定された圧入ブッシュ9bと、上
記カウンター載せ杆9a’を貫通して圧入ブッシュ9b
に螺合する固定ボルト9cとから形成してあり、L型の
カウンター2の水平板部2aを前記差し込み溝6bに嵌
合してカウンター載せ杆9a’に載置した状態で固定ボ
ルト9cを圧入ブッシュ9bに螺合し、最後に緩み止め
ナット9dを締結することでL型のカウンター2が取付
けできるようになっている。
【0019】符号13は出窓である。この出窓13は下面で
ある物載せ台14を略L型状にすると共にその短辺部14a
をカウンター1bの端部上面に当接させた状態で載置さ
れている。その短辺部14aとカウンター1bの端部上面
との間は従来と同様にシーリング材等の封止手段で封止
している。
【0020】従って、本実施例のユニットバスルームで
は意匠性、高級感を出す浴槽上面用のカウンター1bに
対して出窓13下面を構成する物載せ台14がほぼ同面状と
なり、且つの出窓空間を浴槽1の真横で浴槽上空間と連
通させて、内部スペースに見晴らしの良い広がり感を持
たせることができると共に、入浴姿勢のまま手を伸ばす
だけでその物載せ台13に載置されている入浴剤や遊戯具
等が取り出せ、しかもカウンター用載せ部6(平面6a
や差し込み溝6b)によって、所定高さに位置決めする
作業を現場毎でいちいち行わずともカウンターを所定高
さ位置に取付けできる利点を達成できる。
【0021】尚、前記L型のカウンター2の載せ部6と
して同カウンター2が当接する床パンA1 の周壁A1 ’
部分から平面視L型状やコ型状に連続して段設した平面
6aを採用しても任意である。また、カウンターの具体
的な固定手段については本実施例開示のものに限定され
るものでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示すユニットルームの斜視図で一部
切欠して示す。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図。
【図3】図1の(3)−(3)線断面図。
【図4】図1の(4)−(4)線拡大断面図。
【図5】図2における第1固定部の拡大図。
【図6】図2における第2固定部の拡大図。
【符号の説明】
A1 : 床パン 6 :カウンター用載
せ部 1b、2:カウンター 1a:槽部 1a’:上縁フランジ 14 :物載せ台 13 :出窓 14a:短辺部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 葛西 裕 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (72)考案者 北角 俊実 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番 1号 東陶機器株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−25761(JP,U) 実開 昭63−136194(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】槽部の上縁フランジ上に周設される浴槽上
    縁面用のカウンターに出窓の下面を構成する物載せ台を
    載置してなり、該物載せ台は略L字状に形成すると共
    に、その短辺部を前記カウンターに当接させて配置し、
    該カウンターはその前端側を前記上縁フランジに、また
    後端側を床パンに一体に段設形成したカウンター載せ部
    に各々載置して取付けられていることを特徴とするユニ
    ットバスルーム。
JP1992011421U 1992-03-06 1992-03-06 ユニットバスルーム Expired - Lifetime JP2567598Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601680Y2 (ja) * 1976-08-12 1985-01-17 ヤマハ株式会社 設備ユニツト
JPS63136194U (ja) * 1987-02-27 1988-09-07

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