JP2573550Y2 - 洗面台の設置構造 - Google Patents

洗面台の設置構造

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JP2573550Y2
JP2573550Y2 JP1990000658U JP65890U JP2573550Y2 JP 2573550 Y2 JP2573550 Y2 JP 2573550Y2 JP 1990000658 U JP1990000658 U JP 1990000658U JP 65890 U JP65890 U JP 65890U JP 2573550 Y2 JP2573550 Y2 JP 2573550Y2
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JP
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basin
wash
counter
washbasin
holding table
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JP1990000658U
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勝 市野
千佳 榊原
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、洗面カウンターの下面に洗面器を装着して
成る洗面台(一般にアンダーカウンター式と呼ばれるも
の)において、その設置作業が極めて簡単に行えるよう
にした構造に関する。
〔従来の技術〕
第3図は、洗面台の主要部を示す正面断面図である。
同図の洗面台は、洗面カウンター1の開口部内に洗面器
2を嵌め込んで、洗面カウンター1の上面と洗面器2の
上面とが面一となるように構成したものであり、アンダ
ーカウンター式と呼ばれる。
従来、この種アンダーカウンター式洗面台では、洗面
カウンター1に対し洗面器2を取り付けるのに、断面が
T字状に形成され全体はリング状を呈する吊下具3が用
いられている。
該吊下具3は、その水平部分で洗面カウンター1の開
口部周縁とこの内側に嵌め込んだ洗面器2の上縁面との
隙間を閉塞すると共に、垂直部分が洗面カウンター1開
口部と洗面器2の周囲部分2aとの間へ挿入される。そし
て、この垂直部分に係合させた適数個の押さえ金具4,4
…に取り付けたボルト等で洗面器2の下面を押し上げ、
上記周囲部分2aを上記水平部分との間で挟持することに
より、洗面器2を洗面カウンター1へ固定するようにな
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の如くリング状吊下具3を用いる従来の洗面器2
の取付構造においては、次のような問題点がある。ま
ず、押さえ金具4のボルトを締めつけるにあたり、作業
員が洗面カウンター1の下方部へ潜り込まねばならなか
ったので、作業が非常に面倒であった。また押さえ金具
4のボルトを締めつけて洗面器2が落下しないようにな
るまでの間、洗面器2を保持するための別の作業員が必
要であり、人手が多くかかる。
さらに、洗面器2の設置後に洗面カウンター1や洗面
器2へ水栓金具(図示省略)を取り付けたり配管接続を
する際、作業員が洗面カウンター1の下方部へ潜り込ん
で洗面器2を避けつつ作業を進めねばならなかったの
で、能率が悪かった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記事情に鑑み、洗面カウンターに対する洗
面器や水栓金具等の取付作業を容易化することにより、
洗面台の全体的な設置作業をきわめて簡単にすることを
目的として創案されたものである。
本考案に係る洗面台の設置構造(以下、「本案構造」
を言う)の特徴とするところは、洗面カウンターと該洗
面カウンターの下面に装着される洗面器とより成る洗面
台を設置するための構造であって、前記洗面カウンター
の下部の床面上に保持台を配設し、該保持台に設けた受
承部により洗面器の下面を支持し、前記保持台における
床面に対する据置部及び/又は洗面器の受承部に高さ調
節機構を設ける共に、前記保持台の前後左右の側面を開
口させた点にある。
〔作用〕
本案構造によれば、洗面カウンターは単独で建物躯体
の壁面等へ固定され、他方、洗面器は床面上に配設した
保持台上に載設され、それぞれ別個の保持手段で保持さ
れる構成となっている。従って、洗面台を設置するに
は、洗面器を上方空間に何ら障害物の無い状態で保持台
上へ載設し、しかる後、この保持台ごと洗面器を壁面等
に固定した洗面カウンターの下方部へ配置するだけでよ
い。あるいは、かかる作業手順を変更して、洗面器を載
設した保持台を先に床面の所定位置へ配したのち、これ
との位置関係を調節しながら洗面カウンターを建物躯体
の壁面へ固定するようにしてもよい。いずれにしても、
洗面器をカウンター下面へ装着するにあたり、別の作業
員が洗面器を支え持つ必要がないから、上述の作業は従
来と比べきわめて簡単である。
洗面カウンターと洗面器を載設した保持台との位置関
係(前後方向及び左右方向)が決定できたら、この保持
台に設けた高さ調節機構により、洗面カウンターと洗面
器との上下方向の位置関係を調節する。
ところで、洗面カウンターに洗面器を固定したのち、
水栓金具への配管接続や、洗面器への排水管接続等を行
うが、本案構造が採用する洗面器の保持台は前後左右の
側面が開口しているので、これらの作業を行うのが容易
である。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本案構造の実施状況を示す側面断面図であ
る。本案構造は、洗面器6がその上部に載設された状態
で洗面カウンター5下部の床面上に配設される保持台7
が重要な役割を担っている。
当該保持台7は、洗面器6の設置高さを決定し且つそ
の荷重をほぼ恒久的に支持するためのものであり、形鋼
や木製条材などによって、前後左右の側面が開口する直
方体状に枠組みされて成り、その上部に設けた受承部で
洗面器6の下面を支持すると共に、建物躯体の床面8上
へ据え置かれる。
該保持台7における洗面器6の受承部には、複数個の
高さ調節機構9,9…が設けられている。高さ調節機構9
は、保持台7上面部に螺挿したアジャストボルト10へナ
ット11を螺合して構成したものであって、ナット11を締
めつけることによりボルト10の保持台7に対する上下位
置を固定することができる。アジャストボルト10の上端
部にはゴム,合成樹脂,木材などから成る緩衝材12が装
着され、洗面器6の載設時における安定性確保を図って
いる。また、緩衝材12に代えて、洗面器6下面とアジャ
ストボルト10先端部との間に両者を機械的に接続する適
当な係合構造(図示省略)を設けてもよい。
なお本実施例では、保持台7の下部にも上記と同様の
構造を有する高さ調節機構14,14…を設け、保持台7の
床面8に対する高さ調節を行い得るようにした。このよ
うに構成しておくと、上部側の高さ調節機構9を主とし
て洗面器6の水平度合調節用に、下部側の高さ調節機構
14を主として洗面器6の高さ度合調節用に、それぞれ使
い分けることができる。
本案構造に使用する洗面カウンター5及び洗面器6の
構造については、従来と同様のものでよい。ただし、洗
面カウンター5へ洗面器6を取り付けるのに、従来とは
異なり吊下具3や押さえ金具4(第3図参照)が不要と
なるため、洗面器6は、側周面に外周方向へ膨出する段
部(第3図中の符号2a部分参照)を備えたものである必
要がなくなる。また洗面カウンター5についても、吊下
具3や押さえ金具4用の配置スペースを持たないものを
使用可能である。
ところで洗面カウンター5は、それ単独で建物躯体の
壁面13等へ固定されるが、そのためには例えば第2図に
例示する如きブラケット具15が用いられる。このブラケ
ット具15は、壁面13に対し木ネジ16等によって止めつけ
られ、洗面カウンター5を同様に木ネジ17やボルト18な
どで固定するものである。なお、ボルト18の頭部を視覚
遮断したい場合には、ブラケット具15の上面に取付板
(図示省略)をネジ17又はボルト18で固定し、この取付
板の上に洗面カウンター5を装着させたり、洗面カウン
ター5の取付孔にキャップ(図示省略)を嵌着したりす
ればよい。
本案構造の組立手順は、建物躯体の壁面13へ先に洗面
カウンター5を固定する場合、第1図に示す如く、壁面
13に固定した洗面カウンター5の下部領域の床面上へ、
予め洗面器6を載着した保持台7を配置し、洗面カウン
ター5に対する保持台7の位置関係を前後方向及び左右
方向において調整する。次いで、保持台7の上部側高さ
調節機構9,9…及び下部側高さ調節機構14,14…をそれぞ
れ操作して、洗面カウンター5に対する洗面器6の高さ
位置及び水平状態を調節し、当該洗面器6の上面をカウ
ンター5の下面に当接させる。このとき、洗面カウンタ
ー5と洗面器6との当接面に適宜のシーリング材を介装
させるのが望ましい。
なお、洗面カウンター5と洗面器6の取付手順は上記
と反対にすることもできる。例えば本実施例では、洗面
器6の上面部が後方側へ向かって長目に延設されたもの
を用い、この延設部上面へ水栓金具19を取り付けるよう
にしてある。そこで、上記の組立手順とは異なり、ま
ず、保持台7上に洗面器6を載置し、この洗面器6の延
設部上面に水栓金具19を取り付け、その後、保持台7を
床面8の所定位置へ配置し、水栓金具19に対する配管な
どを済ませ、最後に洗面カウンター5を洗面器6の位置
に合わせて被せ置き、必要に応じて保持台7に設けた高
さ調節機構9,14により洗面器6の高さ位置及び水平状態
等を調節した後、洗面カウンター5を壁面13へ固定すれ
ばよい。洗面器6の延設部上面には、水栓金具19以外に
こ石鹸液供給装置,温風乾燥機その他の操作ハンドル類
(いずれも図示せず)を取り付けることが出来るもので
あり、その場合においても、これらの取付作業は簡単で
ある。
洗面カウンター5に対する洗面器6の固定が終わった
ならば、洗面器6の排水口に排水管を接続する。その
際、本案構造の保持台7は前後左右の側面を開口してあ
るから、いずれの方向からでも作業者が手を差し入れる
ことができ、依って作業能率が非常に良い。
(別態様の検討) 前述の実施例では、保持台7の上下部双方に高さ調節
機構9及び14を設けたが、これはいずれか一方のみであ
っても差し支えない。また洗面カウンター5の下方に一
般的なキャビネットを配し、その内部に保持台7が収納
される構造としてもよい。このように、本案構造の具体
的な構成及び形状は、実施の態様に応じて適宜変更する
ことを妨げない。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本案構造によれば、洗
面カウンターと洗面器との両者を取り付ける場合に、吊
下具や押さえ金具は使用しないから、作業員が施工時に
洗面カウンターの下方部へ潜り込む必要がなくなる。し
かし、洗面器は床面上に配設した保持台によって支持さ
れているから、その取付作業が完了するまでの間、洗面
器を支持する他の作業員は不要となる。
また、洗面カウンターを建物躯体の壁面へ固定するに
際し、該洗面カウンターには洗面器の荷重が加わらない
から、水平度合の調節等の作業が容易となる。従って、
洗面台の設置作業が全体的に見てきわめて容易化すると
共に、作業員の必要人数を減らすことが可能となる。洗
面器に水栓金具を取り付ける場合にも、洗面器に予め水
栓金具を組み付けておき、この洗面器を所定位置へ配置
したのちに洗面カウンターを壁面固定するという施工手
順が可能であるので、作業員が洗面カウンターの下方部
へ潜り込む必要がなくなり、この場合の作業も簡単化
し、洗面台の施工能率が大幅に向上する。さらに、従来
は洗面カウンターに洗面器の荷重も加わっていたのに対
し、本考案では洗面器の荷重は保持台によって支持され
洗面カウンターに加わることはないから、洗面カウンタ
ーの支持構造(例えば壁面固定用のブラケット具15)の
負担を軽減することが出来る。
そして、洗面器に排水管を接続する作業についても、
保持台の前後左右側面を開口したので容易になる等、本
考案は幾多の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案構造の実施状況を示す側面断面図、第2図
は壁面に対する洗面カウンターの固定構造を示す分割斜
視図、第3図は従来の洗面台における主要部を示す正面
断面図である。 〔符号の説明〕 5……洗面カウンター、6……洗面器、7……保持台、
8……建物躯体の床面、9……高さ調節機構(上部
側)、13……建物躯体の平面、14……高さ調節機構(下
部側)、19……水栓金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗面カウンターと該洗面カウンターの下面
    に装着される洗面器とより成る洗面台を設置するための
    構造であって、前記洗面カウンターの下部の床面上に保
    持台が配設され、該保持台に設けられた受承部により洗
    面器の下面が支持され、前記保持台における床面に対す
    る据置部及び/又は洗面器の受承部に高さ調節機構が設
    けられ、前記保持台は前後左右の側面が開口しているこ
    とを特徴とする洗面台の設置構造。
JP1990000658U 1990-01-09 1990-01-09 洗面台の設置構造 Expired - Lifetime JP2573550Y2 (ja)

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JPH0393878U JPH0393878U (ja) 1991-09-25
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KR20230141173A (ko) * 2022-03-31 2023-10-10 전상수 벽부 설치형 타일 세면대의 시공 방법
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