JP3497473B2 - 自動車変速装置の切換装置 - Google Patents
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Description
【０００１】本発明は、自動車変速装置(Kraftfahrzeug
getriebe)の切換装置であって、自動変速装置へのシフ
ト運動の伝達のためのシフトレバー及び運動機構を備え
ており、この場合に、シフトレバーが自動シフト通路(A
utomatikschaltgasse)内で自動変速段の選択のためにか
つシーケンスシフト通路(Sequenzschaltgasse)内で伝動
段の手動の上下段シフト(Auf- und Abwaertsschalten)
のために運動させられるようになっており、切換装置が
並んで位置する、有利には互いにほぼ平行に向けられた
３つの運動スペースを有しており、それぞれ隣接の２つ
の運動スペースが異なる機能のために設けられている形
式のものに関する。
getriebe)の切換装置であって、自動変速装置へのシフ
ト運動の伝達のためのシフトレバー及び運動機構を備え
ており、この場合に、シフトレバーが自動シフト通路(A
utomatikschaltgasse)内で自動変速段の選択のためにか
つシーケンスシフト通路(Sequenzschaltgasse)内で伝動
段の手動の上下段シフト(Auf- und Abwaertsschalten)
のために運動させられるようになっており、切換装置が
並んで位置する、有利には互いにほぼ平行に向けられた
３つの運動スペースを有しており、それぞれ隣接の２つ
の運動スペースが異なる機能のために設けられている形
式のものに関する。
【０００２】ドイツ国特許出願公開第１９５２６０５９
Ａ１号明細書により自動的な自動車変速装置の切換装置
が公知であり、該自動車変速装置は自動変速装置へのシ
フト運動の伝達のためのシフトレバー及び運動機構を備
えており、この場合に、シフトレバーが自動シフト通路
内での自動変速段のセレクトのためにかつシーケンスシ
フト通路内での伝動段の手動の上下段シフトのために運
動させられるようになっている。切換装置は、走行方向
で見て右側に自動シフト通路を配置し、かつ該自動シフ
ト通路の左側にシーケンスシフト通路を配置するように
形成されている。該明細書に記載の切換装置は左操舵の
車両のために構成されている。相応の切換装置を右操舵
に車両内に組み込む場合には、人間光学的な理由から自
動シフト通路とシーケンスシフト通路とが配置位置に関
連して互いに交換されねばならない。即ち、右操舵の車
両においては自動シフト通路が走行方向で見て左側に配
置され、シーケンスシフト通路がその右側に配置されて
いる。このような転換を実施するためには、切換装置を
鏡面対称的な構造で形成する必要がある。このような処
置は、常に高い費用を意味し、それというのは新たな設
計図が作成され、新たな工具が形成され若しくはＮＣ・
プログラムが書き換えられねばならないからである。さ
らに、両方の種類の切換装置をストックしておく必要が
ある。さらに前述の手段は著しい費用を必要とする。
Ａ１号明細書により自動的な自動車変速装置の切換装置
が公知であり、該自動車変速装置は自動変速装置へのシ
フト運動の伝達のためのシフトレバー及び運動機構を備
えており、この場合に、シフトレバーが自動シフト通路
内での自動変速段のセレクトのためにかつシーケンスシ
フト通路内での伝動段の手動の上下段シフトのために運
動させられるようになっている。切換装置は、走行方向
で見て右側に自動シフト通路を配置し、かつ該自動シフ
ト通路の左側にシーケンスシフト通路を配置するように
形成されている。該明細書に記載の切換装置は左操舵の
車両のために構成されている。相応の切換装置を右操舵
に車両内に組み込む場合には、人間光学的な理由から自
動シフト通路とシーケンスシフト通路とが配置位置に関
連して互いに交換されねばならない。即ち、右操舵の車
両においては自動シフト通路が走行方向で見て左側に配
置され、シーケンスシフト通路がその右側に配置されて
いる。このような転換を実施するためには、切換装置を
鏡面対称的な構造で形成する必要がある。このような処
置は、常に高い費用を意味し、それというのは新たな設
計図が作成され、新たな工具が形成され若しくはＮＣ・
プログラムが書き換えられねばならないからである。さ
らに、両方の種類の切換装置をストックしておく必要が
ある。さらに前述の手段は著しい費用を必要とする。
【０００３】本発明の課題は、シーケンスシフト可能な
自動変速装置のための切換装置を提供して、該切換装置
が右側操舵及び左側操舵の車両にとってほぼ同一である
ようにすることである。
自動変速装置のための切換装置を提供して、該切換装置
が右側操舵及び左側操舵の車両にとってほぼ同一である
ようにすることである。
【０００４】前記課題を解決するために本発明の構成で
は、冒頭に述べた形式の切換装置において、自動シフト
通路及び少なくとも１つのシーケンスシフト通路の幅
が、場合によっては長さもシフトレバーのための１つの
運動案内プレートによって規定されており、該運動案内
プレートが唯一の自動シフト通路及び唯一のシーケンス
シフト通路を有しており、この場合、自動シフト通路と
シーケンスシフト通路との間に接続通路（シフト通路）
が設けられている。該シフト通路を介してシフトレバー
が所定の自動調節位置（一般的にＤ・位置(D-Stellun
g)）からシーケンスシフト通路へ旋回移動させられ、若
しくは再びシーケンスシフト通路から自動シフト通路に
戻される。
は、冒頭に述べた形式の切換装置において、自動シフト
通路及び少なくとも１つのシーケンスシフト通路の幅
が、場合によっては長さもシフトレバーのための１つの
運動案内プレートによって規定されており、該運動案内
プレートが唯一の自動シフト通路及び唯一のシーケンス
シフト通路を有しており、この場合、自動シフト通路と
シーケンスシフト通路との間に接続通路（シフト通路）
が設けられている。該シフト通路を介してシフトレバー
が所定の自動調節位置（一般的にＤ・位置(D-Stellun
g)）からシーケンスシフト通路へ旋回移動させられ、若
しくは再びシーケンスシフト通路から自動シフト通路に
戻される。
【０００５】前記構成の切換装置によって、右側操舵に
とっても左側操舵にとっても同一の切換装置を用いるこ
とができ、この場合、両方の車両タイプにおいて中央の
運動スペースが自動通路切換のために活用されるのに対
して、左ハンドル・車両においては左側の運動スペース
がシーケンスシフト通路のために活用されかつ、右ハン
ドル・車両においては右側の運動スペースがシーケンス
シフト通路のために活用される。
とっても左側操舵にとっても同一の切換装置を用いるこ
とができ、この場合、両方の車両タイプにおいて中央の
運動スペースが自動通路切換のために活用されるのに対
して、左ハンドル・車両においては左側の運動スペース
がシーケンスシフト通路のために活用されかつ、右ハン
ドル・車両においては右側の運動スペースがシーケンス
シフト通路のために活用される。
【０００６】有利な実施態様では、切換装置が付加的に
シフトレバーのための１つの運動案内プレートを備えて
おり、該運動案内プレートが１つの自動シフト通路及び
少なくとも１つのシーケンスシフト通路を有している。
この場合には運動案内プレートの交換によって、そのほ
かは同一の切換装置が左ハンドル・車両のためにも、右
ハンドル・車両のためにも使用され得る。
シフトレバーのための１つの運動案内プレートを備えて
おり、該運動案内プレートが１つの自動シフト通路及び
少なくとも１つのシーケンスシフト通路を有している。
この場合には運動案内プレートの交換によって、そのほ
かは同一の切換装置が左ハンドル・車両のためにも、右
ハンドル・車両のためにも使用され得る。
【０００７】
【０００８】さらに本発明の有利な構成では、シフトレ
バーのために自動シフト通路内に第１の切換軸及びシー
ケンスシフト通路内に第２の切換軸が設けられており、
シフトレバーが選ばれたシフト通路、若しくは該シフト
通路と合致する運動スペースに応じて切換軸の１つだけ
を中心として運動可能である。この場合有利には、第１
の切換軸と第２の切換軸とが互いに離心的に配置されて
おり、同じく有利には、第１の切換軸並びに第２の切換
軸とシフトレバーの端部の切換握りとの間の距離が互い
に著しく異なっていてよい。これによって、切換握りが
シフト通路若しくは運動スペースに応じて異なる大きな
半径で運動させられる。
バーのために自動シフト通路内に第１の切換軸及びシー
ケンスシフト通路内に第２の切換軸が設けられており、
シフトレバーが選ばれたシフト通路、若しくは該シフト
通路と合致する運動スペースに応じて切換軸の１つだけ
を中心として運動可能である。この場合有利には、第１
の切換軸と第２の切換軸とが互いに離心的に配置されて
おり、同じく有利には、第１の切換軸並びに第２の切換
軸とシフトレバーの端部の切換握りとの間の距離が互い
に著しく異なっていてよい。これによって、切換握りが
シフト通路若しくは運動スペースに応じて異なる大きな
半径で運動させられる。
【０００９】さらに本発明では、請求項１の上位概念に
記載の形式の切換装置若しくは、前述の特徴を備えた切
換装置を改善して、該切換装置が、選択軸を中心として
旋回可能な中央支持体を有しており、中央支持体に旋回
可能に支承された内側のブリッジを有しており、該ブリ
ッジが選択軸に対してほぼ垂直な第１の切換軸を中心と
して旋回可能であり、かつ内側のブリッジに、第２の切
換軸の周囲に支承された旋回可能な外側のブリッジを有
しており、該ブリッジがシフトレバーに結合されてい
る。
記載の形式の切換装置若しくは、前述の特徴を備えた切
換装置を改善して、該切換装置が、選択軸を中心として
旋回可能な中央支持体を有しており、中央支持体に旋回
可能に支承された内側のブリッジを有しており、該ブリ
ッジが選択軸に対してほぼ垂直な第１の切換軸を中心と
して旋回可能であり、かつ内側のブリッジに、第２の切
換軸の周囲に支承された旋回可能な外側のブリッジを有
しており、該ブリッジがシフトレバーに結合されてい
る。
【００１０】さらに有利な実施態様では、切換装置が少
なくとも１つのロック部材係合部及び少なくとも１つの
ロック部材を備えており、該ロック部材係合部及びロッ
ク部材が内側及び外側のブリッジと次のように協働して
おり、即ち中央支持体、ひいては内側及び外側のブリッ
ジの所定の旋回位置では前記少なくとも１つのロック部
材係合部と前記少なくとも１つのロック部材とが互いに
係合しているのに対して、中央支持体の別の旋回位置で
は該ロック部材と該ロック部材係合部とは互いに係合し
ておらず、要するに外側のブリッジが内側のブリッジに
対して第２の切換軸を中心として旋回できるようになっ
ている。このような実施態様において有利には、第１の
切換軸が少なくとも１つのロック部材を通って延びてい
る。これによって、ロック部材とロック部材係合部と
が、第１の切換軸と同軸的に延びる一種の回転軸を形成
している。
なくとも１つのロック部材係合部及び少なくとも１つの
ロック部材を備えており、該ロック部材係合部及びロッ
ク部材が内側及び外側のブリッジと次のように協働して
おり、即ち中央支持体、ひいては内側及び外側のブリッ
ジの所定の旋回位置では前記少なくとも１つのロック部
材係合部と前記少なくとも１つのロック部材とが互いに
係合しているのに対して、中央支持体の別の旋回位置で
は該ロック部材と該ロック部材係合部とは互いに係合し
ておらず、要するに外側のブリッジが内側のブリッジに
対して第２の切換軸を中心として旋回できるようになっ
ている。このような実施態様において有利には、第１の
切換軸が少なくとも１つのロック部材を通って延びてい
る。これによって、ロック部材とロック部材係合部と
が、第１の切換軸と同軸的に延びる一種の回転軸を形成
している。
【００１１】有利には、少なくとも１つのロック部材と
少なくとも１つのロック部材係合部とが、互いに係合し
ている状態で内側のブリッジと外側のブリッジとの間の
相対回動不能な結合部を形成するように配置されてい
る。この場合有利には、少なくとも１つのロック部材係
合部がケーシングに結合されていてよい。
少なくとも１つのロック部材係合部とが、互いに係合し
ている状態で内側のブリッジと外側のブリッジとの間の
相対回動不能な結合部を形成するように配置されてい
る。この場合有利には、少なくとも１つのロック部材係
合部がケーシングに結合されていてよい。
【００１２】切換装置の有利な別の実施態様では、運動
通路及び／又は運動スペースの制限のための手段が設け
られている。該手段は部分的にケーシングに及び／又は
部分的に内側のブリッジに及び／又は部分的に外側のブ
リッジに取り付けられていてよい。このような制限手段
によって、シフトレバーの可能な行程が大きく、即ち適
当な遊びを以て配置されて、運動スペースが形成され、
若しくは制限手段はシフトレバーに対して１つの方向で
の運動スペースを与えるように形成され、これによって
適当な運動通路、即ちシフト通路が得られる。
通路及び／又は運動スペースの制限のための手段が設け
られている。該手段は部分的にケーシングに及び／又は
部分的に内側のブリッジに及び／又は部分的に外側のブ
リッジに取り付けられていてよい。このような制限手段
によって、シフトレバーの可能な行程が大きく、即ち適
当な遊びを以て配置されて、運動スペースが形成され、
若しくは制限手段はシフトレバーに対して１つの方向で
の運動スペースを与えるように形成され、これによって
適当な運動通路、即ちシフト通路が得られる。
【００１３】切換装置のさらに有利な実施態様では、シ
フトレバーのシフト運動を自動車変速装置へ伝達のため
に少なくとも１つの通路内にロープ若しくは連接ロッド
が設けられている。これに加えて、若しくは選択的に、
自動車変速装置へのシフトレバーのシフト運動の伝達が
少なくとも１つのシフト通路で電子的な伝達装置を介し
て行われてよく、この場合、このような伝達形式は有利
にはシーケンスシフト通路内に用いられる。
フトレバーのシフト運動を自動車変速装置へ伝達のため
に少なくとも１つの通路内にロープ若しくは連接ロッド
が設けられている。これに加えて、若しくは選択的に、
自動車変速装置へのシフトレバーのシフト運動の伝達が
少なくとも１つのシフト通路で電子的な伝達装置を介し
て行われてよく、この場合、このような伝達形式は有利
にはシーケンスシフト通路内に用いられる。
【００１４】さらに有利には、切換装置がそれ自体公知
のキーロック・機構(Key Lock-System)及び／又はシフ
トロック・機構(Shift Lock-System)を備えている。
のキーロック・機構(Key Lock-System)及び／又はシフ
トロック・機構(Shift Lock-System)を備えている。
【００１５】本明細書に記載の構成は前述の組み合わせ
だけではなく、別の組み合わせでも、或いは単独にも、
本発明の枠を逸脱することなく使用可能である。
だけではなく、別の組み合わせでも、或いは単独にも、
本発明の枠を逸脱することなく使用可能である。
【００１６】次に本発明を図示の有利な実施例に基づき
詳細に説明する。図１乃至図５は、本発明に基づき切換
装置の有利な実施例の、シフトレバーの種々の位置での
斜視図である。切換装置は運動可能な構成部材が、車両
縦方向及び、切換装置を通って車両縦方向に対して垂直
に延びる平面を基準として対称的に形成されている。
詳細に説明する。図１乃至図５は、本発明に基づき切換
装置の有利な実施例の、シフトレバーの種々の位置での
斜視図である。切換装置は運動可能な構成部材が、車両
縦方向及び、切換装置を通って車両縦方向に対して垂直
に延びる平面を基準として対称的に形成されている。
【００１７】切換装置１は中央支持体６を有しており、
中央支持体が車両長手方向に位置する選択軸９を中心と
して、ここには部分的にしか示してないケーシング２内
に支承されている。中央支持体６は両方の縦側に軸受挿
入体１１のための区分６．１を有している。中央支持体
６は側方からＵ字形の内側のブリッジ４によって取り囲
まれており、該ブリッジが両側に円形の軸開口４．１を
有しており、該軸開口内に軸受挿入体１１の軸部材１
１．１が係合しており、従って、内側ブリッジが軸受挿
入体１１によって形成された軸を中心として回転運動可
能である。これによって、中央支持体６の両側に配置さ
れた軸受挿入体１１が第１の切換軸７を形成しており、
該切換軸を中心として内側のブリッジ４が旋回できる。
付加的に中央支持体６の旋回がケーシング２内で切換軸
７に対して垂直な選択軸９を中心として可能である。
中央支持体が車両長手方向に位置する選択軸９を中心と
して、ここには部分的にしか示してないケーシング２内
に支承されている。中央支持体６は両方の縦側に軸受挿
入体１１のための区分６．１を有している。中央支持体
６は側方からＵ字形の内側のブリッジ４によって取り囲
まれており、該ブリッジが両側に円形の軸開口４．１を
有しており、該軸開口内に軸受挿入体１１の軸部材１
１．１が係合しており、従って、内側ブリッジが軸受挿
入体１１によって形成された軸を中心として回転運動可
能である。これによって、中央支持体６の両側に配置さ
れた軸受挿入体１１が第１の切換軸７を形成しており、
該切換軸を中心として内側のブリッジ４が旋回できる。
付加的に中央支持体６の旋回がケーシング２内で切換軸
７に対して垂直な選択軸９を中心として可能である。
【００１８】内側のブリッジ４は外側のブリッジ５によ
って取り囲まれており、この場合、両方のブリッジ４，
５は上側の領域で第２の切換軸８によって該切換軸を中
心として回転運動可能に互いに結合されている。外側の
ブリッジ５が下側の領域で両側にそれぞれロック部材１
２．１，１２．２を有しており、ロック部材が中央位置
で、ケーシング２の両側に配置されたロック部材係合部
２．１，２．２内に係合しており、この場合、ロック部
材係合部２．１，２．２は車両に堅く結合されたケーシ
ング２の一部分を成している。ロック部材１２．１，１
２．２とロック部材係合部２．１，２．２とは、互いに
係合している場合に第１の切換軸７と同軸的に延びるよ
うに、外側のブリッジ５に取り付けられている。従って
シフトレバー、ひいては外側のブリッジ５が中央の運動
スペース(Bewegungsraum)にある場合に、シフトレバー
３の車両縦方向の旋回運動が外側のブリッジ５、第２の
切換軸８を介して内側のブリッジ４に伝達され、該ブリ
ッジが同じく第１の切換軸７を中心として旋回する。シ
フトレバー３の側方運動が行われると、ロック部材１
２．１，１２．２がロック部材係合部２．１，２．２か
ら外れ、その結果、シフトレバー３の車両縦方向の旋回
運動はもはや第１の切換軸を中心とした回転運動として
内側のブリッジ４に伝達されず、もっぱら上側の第２の
切換軸８を中心とした外側のブリッジ５の回転運動のみ
を生ぜしめる。ロック部材係合部２．１，２．２からロ
ック部材１２．１，１２．２を外すために、シフトレバ
ーの右側への旋回運動を行うか、シフトレバーの左側へ
の旋回運動を行うかは重要ではない。
って取り囲まれており、この場合、両方のブリッジ４，
５は上側の領域で第２の切換軸８によって該切換軸を中
心として回転運動可能に互いに結合されている。外側の
ブリッジ５が下側の領域で両側にそれぞれロック部材１
２．１，１２．２を有しており、ロック部材が中央位置
で、ケーシング２の両側に配置されたロック部材係合部
２．１，２．２内に係合しており、この場合、ロック部
材係合部２．１，２．２は車両に堅く結合されたケーシ
ング２の一部分を成している。ロック部材１２．１，１
２．２とロック部材係合部２．１，２．２とは、互いに
係合している場合に第１の切換軸７と同軸的に延びるよ
うに、外側のブリッジ５に取り付けられている。従って
シフトレバー、ひいては外側のブリッジ５が中央の運動
スペース(Bewegungsraum)にある場合に、シフトレバー
３の車両縦方向の旋回運動が外側のブリッジ５、第２の
切換軸８を介して内側のブリッジ４に伝達され、該ブリ
ッジが同じく第１の切換軸７を中心として旋回する。シ
フトレバー３の側方運動が行われると、ロック部材１
２．１，１２．２がロック部材係合部２．１，２．２か
ら外れ、その結果、シフトレバー３の車両縦方向の旋回
運動はもはや第１の切換軸を中心とした回転運動として
内側のブリッジ４に伝達されず、もっぱら上側の第２の
切換軸８を中心とした外側のブリッジ５の回転運動のみ
を生ぜしめる。ロック部材係合部２．１，２．２からロ
ック部材１２．１，１２．２を外すために、シフトレバ
ーの右側への旋回運動を行うか、シフトレバーの左側へ
の旋回運動を行うかは重要ではない。
【００１９】シフトレバー３のための異なる運動機能の
異なる３つの運動スペースがあり、それぞれ隣接する２
つの運動スペースが異なる機能に対応して配置されてい
る。中央の運動スペースでシフトレバー３が車両方向で
前方及び後方に運動させられ、これによって第１の切換
軸７を中心とした内側のブリッジ４の旋回運動が生ぜし
められる。シフトレバー３を側方へ変位させると、両側
に新たな運動状態が生じ、それというのは内側のブリッ
ジ４がシフトレバー３の車両長手方向での旋回運動にも
拘わらず静止しており、もっぱら外側のブリッジ５が上
側の第２の切換軸８を中心として旋回させられるからで
ある。即ち、原理的に異なる少なくとも２つの機能を有
する３つの運動スペースが形成されている。中央の運動
スペースでは、実施例に示してあるように、内側のブリ
ッジ４の下側のアームをロープ若しくはロッドに結合す
ることができ、ロープ若しくはロッドが旋回運動を中央
の運動スペースで自動変速装置に伝達する。多くの場
合、このような運動によって自動変速装置の異なる走行
段のシフトが制御される。さらにシフトレバー３の右側
並びに左側の運動スペースは、自動変速装置のシーケン
スシフトをトリガーするのに活用される。このために多
くの場合、電子的なセンサを用いるようになっており、
該センサは例えばもっぱら内側のブリッジ４と外側のブ
リッジ５との間の相対運動にしか反応しない。センサを
例えばカバーに取り付けて、そこから運動情報を電子的
に伝送することも可能である。シフトレバーのシフト運
動は側方の運動スペースでは内側のブリッジ４の運動を
惹起しないので、ロープと変速装置との結合部はシフト
レバーのシフト運動にも拘わらず係合したままであって
よく、ロープを介した切換過程を生ぜしめることはな
い。外側のブリッジ５の運動可能性が軸部材１１．１の
長孔によって保証される。
異なる３つの運動スペースがあり、それぞれ隣接する２
つの運動スペースが異なる機能に対応して配置されてい
る。中央の運動スペースでシフトレバー３が車両方向で
前方及び後方に運動させられ、これによって第１の切換
軸７を中心とした内側のブリッジ４の旋回運動が生ぜし
められる。シフトレバー３を側方へ変位させると、両側
に新たな運動状態が生じ、それというのは内側のブリッ
ジ４がシフトレバー３の車両長手方向での旋回運動にも
拘わらず静止しており、もっぱら外側のブリッジ５が上
側の第２の切換軸８を中心として旋回させられるからで
ある。即ち、原理的に異なる少なくとも２つの機能を有
する３つの運動スペースが形成されている。中央の運動
スペースでは、実施例に示してあるように、内側のブリ
ッジ４の下側のアームをロープ若しくはロッドに結合す
ることができ、ロープ若しくはロッドが旋回運動を中央
の運動スペースで自動変速装置に伝達する。多くの場
合、このような運動によって自動変速装置の異なる走行
段のシフトが制御される。さらにシフトレバー３の右側
並びに左側の運動スペースは、自動変速装置のシーケン
スシフトをトリガーするのに活用される。このために多
くの場合、電子的なセンサを用いるようになっており、
該センサは例えばもっぱら内側のブリッジ４と外側のブ
リッジ５との間の相対運動にしか反応しない。センサを
例えばカバーに取り付けて、そこから運動情報を電子的
に伝送することも可能である。シフトレバーのシフト運
動は側方の運動スペースでは内側のブリッジ４の運動を
惹起しないので、ロープと変速装置との結合部はシフト
レバーのシフト運動にも拘わらず係合したままであって
よく、ロープを介した切換過程を生ぜしめることはな
い。外側のブリッジ５の運動可能性が軸部材１１．１の
長孔によって保証される。
【００２０】図示の実施例では付加的に、シフトレバー
３の運動スペースの制限及び良好な案内のために、案内
部材２．３乃至２．５を設けてあり、案内部材は部分的
にしか示してないケーシング２に堅く結合されている。
案内部材２．３，２．４が両側で有効な運動シャフトを
成しており、該運動シャフト内に内側及び外側のブリッ
ジ４，５がシフトレバー３の側方旋回によって導入され
る。シフトレバー３、ひいては内側及び外側のブリッジ
４，５が側方の一方の位置にある場合には、案内部材
２．３若しくは２．４が内側のブリッジ４の傾倒を防止
するのに対して、外側のブリッジ５は第２の切換軸８を
中心として運動可能に保たれる。シフトレバー３の案内
が付加的に案内部材２．５によって行われる。
３の運動スペースの制限及び良好な案内のために、案内
部材２．３乃至２．５を設けてあり、案内部材は部分的
にしか示してないケーシング２に堅く結合されている。
案内部材２．３，２．４が両側で有効な運動シャフトを
成しており、該運動シャフト内に内側及び外側のブリッ
ジ４，５がシフトレバー３の側方旋回によって導入され
る。シフトレバー３、ひいては内側及び外側のブリッジ
４，５が側方の一方の位置にある場合には、案内部材
２．３若しくは２．４が内側のブリッジ４の傾倒を防止
するのに対して、外側のブリッジ５は第２の切換軸８を
中心として運動可能に保たれる。シフトレバー３の案内
が付加的に案内部材２．５によって行われる。
【００２１】図１では、シフトレバー３が中央の運動ス
ペースの中央位置にある。
ペースの中央位置にある。
【００２２】図２は図１と同じ面を示しているものの、
シフトレバー３が中央の運動スペース内で前方の位置(v
ordere Stellung)にある。この位置は自動変速装置のＤ
・位置に対応する。
シフトレバー３が中央の運動スペース内で前方の位置(v
ordere Stellung)にある。この位置は自動変速装置のＤ
・位置に対応する。
【００２３】図３には切換装置１がシフトレバー３を図
２と同じ位置で、しかしながら相対する側から示されて
いる。
２と同じ位置で、しかしながら相対する側から示されて
いる。
【００２４】図４には切換装置１が側方の一方の運動ス
ペース内にシフトレバー３を備えて示されており、即ち
該運動スペースはシーケンスシフト通路であり、この場
合、シフトレバー３が車両方向の旋回運動に関連して中
央位置にある。明らかなように、ロック部材１２．２が
ロック部材係合部２．２から外されており、その結果、
外側のブリッジ５が第２の切換軸８を中心として旋回可
能で、この実施例では内側のブリッジ４に対しても相対
的に旋回させられている。
ペース内にシフトレバー３を備えて示されており、即ち
該運動スペースはシーケンスシフト通路であり、この場
合、シフトレバー３が車両方向の旋回運動に関連して中
央位置にある。明らかなように、ロック部材１２．２が
ロック部材係合部２．２から外されており、その結果、
外側のブリッジ５が第２の切換軸８を中心として旋回可
能で、この実施例では内側のブリッジ４に対しても相対
的に旋回させられている。
【００２５】図１乃至図５には付加的にキーロック・機
構１０及びシフトロック・機構１４が示してある。両方
の機構は、例えば同一出願人のドイツ国特許出願第１９
７５６０３４号明細書により公知であり、該特許出願明
細書の記載内容は本発明の理解に役立つものであり、従
って該機構の機能の詳細は省略する。
構１０及びシフトロック・機構１４が示してある。両方
の機構は、例えば同一出願人のドイツ国特許出願第１９
７５６０３４号明細書により公知であり、該特許出願明
細書の記載内容は本発明の理解に役立つものであり、従
って該機構の機能の詳細は省略する。
【００２６】図６乃至図９は、内側のブリッジ４、外側
のブリッジ５及び、図示してないケーシング２の案内部
分２．３乃至２．５の作用をより明確に示すための異な
る斜視図である。
のブリッジ５及び、図示してないケーシング２の案内部
分２．３乃至２．５の作用をより明確に示すための異な
る斜視図である。
【００２７】図６には内側のブリッジ４が両方の軸開口
４．１，４．２と一緒に示してあり、軸開口内に、組立
状態で軸受挿入体１１の軸部材１１．１が係合してい
る。外側のブリッジ５が内側のブリッジ４を取り囲んで
おり、この場合、ブリッジの両方のアームが下側の領域
に同じく軸開口５．１を有しており、該軸開口にロック
部材１２．１，１２．２が差し込まれ、該ロック部材は
ケーシング２のロック部材係合部２．１，２．２と協働
するようになっている。シフトレバー３は自動シフト通
路に相応する中央の運動スペース内で示してある。
４．１，４．２と一緒に示してあり、軸開口内に、組立
状態で軸受挿入体１１の軸部材１１．１が係合してい
る。外側のブリッジ５が内側のブリッジ４を取り囲んで
おり、この場合、ブリッジの両方のアームが下側の領域
に同じく軸開口５．１を有しており、該軸開口にロック
部材１２．１，１２．２が差し込まれ、該ロック部材は
ケーシング２のロック部材係合部２．１，２．２と協働
するようになっている。シフトレバー３は自動シフト通
路に相応する中央の運動スペース内で示してある。
【００２８】図７は図６と同じ面を示しているものの、
この場合、シフトレバー３が側方へ旋回させられて、第
２の切換軸８を中心とした旋回運動に関連して中央位置
にある。
この場合、シフトレバー３が側方へ旋回させられて、第
２の切換軸８を中心とした旋回運動に関連して中央位置
にある。
【００２９】図８には、シフトレバー３が第２の切換軸
８を中心として１つのシーケンスシフト通路内で車両方
向に変位させられる状態を示してある。明らかなよう
に、軸開口４．１，５．１が互いに偏心している。
８を中心として１つのシーケンスシフト通路内で車両方
向に変位させられる状態を示してある。明らかなよう
に、軸開口４．１，５．１が互いに偏心している。
【００３０】図９は、図８の状態を車両縦方向で端面側
から３次元的に示している。
から３次元的に示している。
【００３１】図１０乃至図１２には切換装置の個別の構
成部分が詳細に示してある。図１０には、内側のブリッ
ジ４が第１の切換軸７のための軸開口４．１及び該軸開
口の下側に配置されてロープ結合部１３の設けられたレ
バーアームと一緒に示してある。軸開口４．１の上側に
は第２の切換軸８のための軸開口４．２及び両側に配置
された２つのスリット４．３が設けられており、該スリ
ットを通して外側のブリッジ５が装着されて、差し込ま
れたピンを介して運動可能に内側のブリッジ４に結合さ
れる。上側の領域の左側に横支持体(Quertraeger)４．
４を設けてあり、該横支持体はここでは見えない下側の
面に車両縦方向のノッチ(Rastierung)及び車両横方向の
ノッチを備えている。
成部分が詳細に示してある。図１０には、内側のブリッ
ジ４が第１の切換軸７のための軸開口４．１及び該軸開
口の下側に配置されてロープ結合部１３の設けられたレ
バーアームと一緒に示してある。軸開口４．１の上側に
は第２の切換軸８のための軸開口４．２及び両側に配置
された２つのスリット４．３が設けられており、該スリ
ットを通して外側のブリッジ５が装着されて、差し込ま
れたピンを介して運動可能に内側のブリッジ４に結合さ
れる。上側の領域の左側に横支持体(Quertraeger)４．
４を設けてあり、該横支持体はここでは見えない下側の
面に車両縦方向のノッチ(Rastierung)及び車両横方向の
ノッチを備えている。
【００３２】図１１は外側のブリッジ５を示しており、
該ブリッジが上側の横支持体でシフトレバー３に結合さ
れている。シフトレバー３の内部をそれ自体公知の引っ
張りロッド１５が延びており、該引っ張りロッドは錠止
部材(Riegel)１６と協働している。外側のブリッジ５は
下側の領域に、ロック部材１２．１，１２．２が差し込
まれる軸開口５．１を備えかつ、上側の領域に、内側の
ブリッジと外側のブリッジとの間の結合のためのピンが
差し込まれる軸開口５．２を備えている。該ピンが第２
の切換軸８として作用する。
該ブリッジが上側の横支持体でシフトレバー３に結合さ
れている。シフトレバー３の内部をそれ自体公知の引っ
張りロッド１５が延びており、該引っ張りロッドは錠止
部材(Riegel)１６と協働している。外側のブリッジ５は
下側の領域に、ロック部材１２．１，１２．２が差し込
まれる軸開口５．１を備えかつ、上側の領域に、内側の
ブリッジと外側のブリッジとの間の結合のためのピンが
差し込まれる軸開口５．２を備えている。該ピンが第２
の切換軸８として作用する。
【００３３】図１２には中央支持体６が選択軸９及び、
軸受挿入体１１のための側方に配置された開口６．１と
一緒に示してある。両側いに配置された軸受挿入体１１
は、それぞれ軸部材１１．１を備えており、該軸部材
は、多くの場合プラスチックから成形されていて、内側
にブリッジ４の軸開口４．１内に係合する。中央支持体
６の上側で前方の領域に係止突起６．４を設けてあり、
該係止突起が引っ張りロッド１５及び錠止部材１６と協
働して所望の形式でシフトレバー３の運動を制限する。
さらに中央支持体６の上側には係止ローラ６．２，６．
３が配置されている。係止ローラ６．２は内側のブリッ
ジの側方運動のロック若しくは係止のために役立ってお
り、係止ローラ６３は内側のブリッジの車両方向での旋
回運動のロック若しくは係止のために役立っている。
軸受挿入体１１のための側方に配置された開口６．１と
一緒に示してある。両側いに配置された軸受挿入体１１
は、それぞれ軸部材１１．１を備えており、該軸部材
は、多くの場合プラスチックから成形されていて、内側
にブリッジ４の軸開口４．１内に係合する。中央支持体
６の上側で前方の領域に係止突起６．４を設けてあり、
該係止突起が引っ張りロッド１５及び錠止部材１６と協
働して所望の形式でシフトレバー３の運動を制限する。
さらに中央支持体６の上側には係止ローラ６．２，６．
３が配置されている。係止ローラ６．２は内側のブリッ
ジの側方運動のロック若しくは係止のために役立ってお
り、係止ローラ６３は内側のブリッジの車両方向での旋
回運動のロック若しくは係止のために役立っている。
【００３４】図１３乃至図１７に本発明の思想の理解の
ために、本発明に基づく装置のシフトレバーの運動スペ
ース及び運動スペース内に配置された運動通路(Bewegun
gsgasse)が概略的に示してある。
ために、本発明に基づく装置のシフトレバーの運動スペ
ース及び運動スペース内に配置された運動通路(Bewegun
gsgasse)が概略的に示してある。
【００３５】図１３乃至図１５は図１６及び図１７の線
Ａ−Ａに沿った断面図であって、本発明に基づく切換装
置の実施例の１つの平面での運動スペースを示してい
る。図１３が運動スペースＩ，ＩＩ，ＩＩＩを示してお
り、該運動スペースは平面図で互いに隣接する３つの長
方形から成っている。中央の長方形ＩＩは、自動シフト
通路に対応して配置された運動スペースに相応してお
り、両側に長手方向で並列に配置された運動スペース
Ｉ，ＩＩＩは、シーケンスシフト通路のために若しくは
異なる２つの機能のためにも用いられる運動スペースを
成している。
Ａ−Ａに沿った断面図であって、本発明に基づく切換装
置の実施例の１つの平面での運動スペースを示してい
る。図１３が運動スペースＩ，ＩＩ，ＩＩＩを示してお
り、該運動スペースは平面図で互いに隣接する３つの長
方形から成っている。中央の長方形ＩＩは、自動シフト
通路に対応して配置された運動スペースに相応してお
り、両側に長手方向で並列に配置された運動スペース
Ｉ，ＩＩＩは、シーケンスシフト通路のために若しくは
異なる２つの機能のためにも用いられる運動スペースを
成している。
【００３６】図１３ａに例として２つのシフト通路、即
ち自動シフト通路ＡＧ及びシーケンス通路ＳＧ１が示し
てあり、この場合、両方のシフト通路がシフト通路ＷＧ
１を介して接続されている。シフト通路のこのような構
成は、自動シフト通路内に係止機構(Rastierung)６．４
を前に詳細に述べた例に相応して設けてある場合に考慮
される。
ち自動シフト通路ＡＧ及びシーケンス通路ＳＧ１が示し
てあり、この場合、両方のシフト通路がシフト通路ＷＧ
１を介して接続されている。シフト通路のこのような構
成は、自動シフト通路内に係止機構(Rastierung)６．４
を前に詳細に述べた例に相応して設けてある場合に考慮
される。
【００３７】図示の運動スペースを備えた切換装置が異
なるハンドル位置（右ハンドル若しくは左ハンドル）の
乗り物に用いられる場合には、簡単に、例えばカバーの
交換によって、シフト通路の配置が運転者座席の位置に
適合される。本来の切換装置内のその他の費用のかかる
変更は不要である。
なるハンドル位置（右ハンドル若しくは左ハンドル）の
乗り物に用いられる場合には、簡単に、例えばカバーの
交換によって、シフト通路の配置が運転者座席の位置に
適合される。本来の切換装置内のその他の費用のかかる
変更は不要である。
【００３８】図１４及び図１５は、同じ運動スペースを
備えた切換装置の適当な実施例を示している。図１４の
実施例と図１５の実施例との間の相違点として、シフト
レバーのための適当な運動スペースを備えたカバーが鏡
面対称的に反転して用いられている。
備えた切換装置の適当な実施例を示している。図１４の
実施例と図１５の実施例との間の相違点として、シフト
レバーのための適当な運動スペースを備えたカバーが鏡
面対称的に反転して用いられている。
【００３９】図１６は正面側から運動スペースＩ，Ｉ
Ｉ，ＩＩＩを概略的に示しているのに対して、図１７は
同じ運動スペースを側面から示しており、この場合、図
１７には、特に第１の切換軸７及び第２の切換軸８の位
置並びに選択軸９の位置が図示してある。
Ｉ，ＩＩＩを概略的に示しているのに対して、図１７は
同じ運動スペースを側面から示しており、この場合、図
１７には、特に第１の切換軸７及び第２の切換軸８の位
置並びに選択軸９の位置が図示してある。
【００４０】本発明の思想をさらに明瞭にするために、
図１８にシフトレバーの可能な位置が運動通路を含めて
図示してある。図１８は切換装置を図１と同じ側から示
している。ブリッジ４，５及び中央支持体６の図示の位
置は、シフトレバー３が自動シフト通路内の中央位置に
ある状態を示している。横に付加的に図示した両方のシ
フトレバー位置３．１，３．２は、シフトレバーの異な
る運動状態を示している。シフトレバー位置３．１は、
シフトレバー３が自動シフト通路内の最も前方の位置
（Ｐ・位置[P-Stellung]）にある状態に相応しており、
位置３．２ではシフトレバーは左側へシーケンス通路内
に変位させられている。シフトレバーの上側には、自動
シフト通路ＡＧ内でシフトレバーによって２８度の変位
量にわたって描かれた円弧、及び該円弧の側方にシーケ
ンスシフト通路ＳＧ１内で第２の切換軸８を中心として
＋／−６度の変位量にわたって描かれた円弧が示してあ
る。自動シフト通路ＡＧとシーケンスシフト通路ＳＧ１
との間にシフト通路ＷＧ１の円弧が示してあり、シフト
通路を介してシフトレバーの１１度にわたる運動によっ
て自動シフト通路とシーケンスシフト通路とが切り換え
られる。
図１８にシフトレバーの可能な位置が運動通路を含めて
図示してある。図１８は切換装置を図１と同じ側から示
している。ブリッジ４，５及び中央支持体６の図示の位
置は、シフトレバー３が自動シフト通路内の中央位置に
ある状態を示している。横に付加的に図示した両方のシ
フトレバー位置３．１，３．２は、シフトレバーの異な
る運動状態を示している。シフトレバー位置３．１は、
シフトレバー３が自動シフト通路内の最も前方の位置
（Ｐ・位置[P-Stellung]）にある状態に相応しており、
位置３．２ではシフトレバーは左側へシーケンス通路内
に変位させられている。シフトレバーの上側には、自動
シフト通路ＡＧ内でシフトレバーによって２８度の変位
量にわたって描かれた円弧、及び該円弧の側方にシーケ
ンスシフト通路ＳＧ１内で第２の切換軸８を中心として
＋／−６度の変位量にわたって描かれた円弧が示してあ
る。自動シフト通路ＡＧとシーケンスシフト通路ＳＧ１
との間にシフト通路ＷＧ１の円弧が示してあり、シフト
通路を介してシフトレバーの１１度にわたる運動によっ
て自動シフト通路とシーケンスシフト通路とが切り換え
られる。
【００４１】付加的に鎖線３．３で、右側のシーケンス
シフト通路内でのシフトレバー３の可能な位置が示して
ある。
シフト通路内でのシフトレバー３の可能な位置が示して
ある。
【００４２】本発明に基づく切換装置はシーケンス回路
機構を備えた自動変速装置に適しており、この場合、車
両の右操舵と左操舵との間の交換のために同一の切換装
置が用いられ得る。 ［図面の簡単な説明］
機構を備えた自動変速装置に適しており、この場合、車
両の右操舵と左操舵との間の交換のために同一の切換装
置が用いられ得る。 ［図面の簡単な説明］
【図１】本発明に基づく切換装置の、シフトレバーが自
動シフト通路内の中央位置にある状態での右側からの斜
視図。
動シフト通路内の中央位置にある状態での右側からの斜
視図。
【図２】本発明に基づく切換装置の、シフトレバーが自
動シフト通路内のＰ・位置にある状態での右側からの斜
視図。
動シフト通路内のＰ・位置にある状態での右側からの斜
視図。
【図３】本発明に基づく切換装置の、シフトレバーが自
動シフト通路内のＰ位置にある状態での左側からの斜視
図。
動シフト通路内のＰ位置にある状態での左側からの斜視
図。
【図４】本発明に基づく切換装置の、シフトレバーが右
側のシーケンスシフト通路内の中央位置にある状態での
右側からの斜視図。
側のシーケンスシフト通路内の中央位置にある状態での
右側からの斜視図。
【図５】本発明に基づく切換装置の、シフトレバーが右
側のシーケンスシフト通路内を後ろ側へ移動させられた
状態での右側からの斜視図。
側のシーケンスシフト通路内を後ろ側へ移動させられた
状態での右側からの斜視図。
【図６】内側及び外側のブリッジをケーシングの一部分
と一緒に、シフトレバーが自動シフト通路内の中央位置
にある状態で右側から見た斜視図。
と一緒に、シフトレバーが自動シフト通路内の中央位置
にある状態で右側から見た斜視図。
【図７】内側及び外側のブリッジをケーシングの一部分
と一緒に、シフトレバーがシーケンスシフト通路内の中
央位置にある状態で右側から見た斜視図。
と一緒に、シフトレバーがシーケンスシフト通路内の中
央位置にある状態で右側から見た斜視図。
【図８】内側及び外側のブリッジをケーシングの一部分
と一緒に、シフトレバーがシーケンスシフト通路内を後
ろ側へ移動させられた状態で右側から見た斜視図。
と一緒に、シフトレバーがシーケンスシフト通路内を後
ろ側へ移動させられた状態で右側から見た斜視図。
【図９】内側及び外側のブリッジをケーシングの一部分
と一緒に、シフトレバーがシーケンスシフト通路内にあ
る状態で後方から見た斜視図。
と一緒に、シフトレバーがシーケンスシフト通路内にあ
る状態で後方から見た斜視図。
【図１０】内側のブリッジの側方からの斜視図。
【図１１】外側のブリッジの側方からの斜視図。
【図１２】中央支持体の側方からの斜視図。
【図１３】運動スペースＩ，ＩＩ，ＩＩＩの概略図。
【図１４】運動スペースＩ，ＩＩ，ＩＩＩの概略図。
【図１５】運動スペース及び運動通路の、図１６及び図
１７のＡ−Ａ断面に沿った概略図。
１７のＡ−Ａ断面に沿った概略図。
【図１６】運動スペース及び運動通路の概略的な横断面
図。
図。
【図１７】運動スペース及び運動通路の概略的な縦断面
図。
図。
【図１８】シフトレバーを自動シフト通路内の異なる２
つの位置及びシーケンスシフト通路内の中央位置で示す
切換装置の斜視図。
つの位置及びシーケンスシフト通路内の中央位置で示す
切換装置の斜視図。
２ ケーシング、 ２．１，２．２ ロック部材係合
部、 ２．３乃至２．５ 案内部材、 ３ シフト
レバー、 ４ ブリッジ、 ４．１，４．２ 軸開
口、 ４．３ スリット、 ４．４ 横支持体、
５ ブリッジ、 ５．１，５．２ 軸開口、 ６
中央支持体、 ６．１ 開口、６．２，６．３ 係
止ローラ、 ６．４ 係止突起、 ７，８ 切換
軸、９ 選択軸、 １１ 軸受挿入体、 １１．１
軸部材、 １２．１，１２．２ ロック部材、
１３ ロープ結合部、 １４ シフトロック・機構、
１５ 引っ張りロッド、 １６ 錠止部材
部、 ２．３乃至２．５ 案内部材、 ３ シフト
レバー、 ４ ブリッジ、 ４．１，４．２ 軸開
口、 ４．３ スリット、 ４．４ 横支持体、
５ ブリッジ、 ５．１，５．２ 軸開口、 ６
中央支持体、 ６．１ 開口、６．２，６．３ 係
止ローラ、 ６．４ 係止突起、 ７，８ 切換
軸、９ 選択軸、 １１ 軸受挿入体、 １１．１
軸部材、 １２．１，１２．２ ロック部材、
１３ ロープ結合部、 １４ シフトロック・機構、
１５ 引っ張りロッド、 １６ 錠止部材
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F16H 59/10
B60K 20/02
F16H 61/20
Claims (19)
- 【請求項１】 自動車変速装置の切換装置であって、自
動車変速装置へのシフト運動の伝達のためのシフトレバ
ー（３）及び運動機構（４〜９）を備えており、この場
合に、シフトレバーが自動シフト通路内で自動変速段の
選択のためにかつシーケンスシフト通路内で伝動段の手
動の上下段シフトのために運動させられるようになって
おり、切換装置（１）が並んで位置する、有利には互い
にほぼ平行に向けられた３つの運動スペース（Ｉ，Ｉ
Ｉ，ＩＩＩ）を有しており、それぞれ隣接の２つの運動
スペース（Ｉ，ＩＩ若しくはＩＩ，ＩＩＩ）が異なる機
能のために設けられている形式のものにおいて、 自動シフト通路及び少なくとも１つのシーケンスシフト
通路の幅並びに長さが、シフトレバー（３）のための１
つの運動案内プレートによって規定されており、該運動
案内プレートが唯一の自動シフト通路及び唯一のシーケ
ンスシフト通路を有しており、自動シフト通路とシーケ
ンスシフト通路との間に接続通路（シフト通路）が設け
られており、かつ切換装置が、選択軸（９）を中心とし
て旋回可能な中央支持体（６）及び、該中央支持体
（６）に旋回可能に支承された内側のブリッジ（４）を
有しており、該ブリッジが前記選択軸（９）に対してほ
ぼ垂直な第１の切換軸（７）を中心として旋回可能であ
り、さらに、内側のブリッジ（４）に、第２の切換軸
（８）の周囲に支承された旋回可能な外側のブリッジ
（５）を有しており、該ブリッジがシフトレバー（３）
に結合されており、かつ少なくとも１つのロック部材係
合部（２．１，２．２）及び少なくとも１つのロック部
材（１２．１，１２．２）を設けてあり、該ロック部材
係合部及びロック部材が内側及び外側のブリッジ（４，
５）と協働して、これによって前記ロック部材係合部
（２．１，２．２）と前記ロック部材（１２．１，１
２．２）とが、前記中央支持体（６）の所定の旋回位置
では互いに係合しているのに対して、前記中央支持体
（６）の別の旋回位置では互いに係合解除するようにな
っていることを特徴とする、自動車変速装置の切換装
置。 - 【請求項２】 内側に位置する運動スペース（ＩＩ）が
自動シフト通路のために設けられており、外側に位置す
る両方の運動スペース（Ｉ，ＩＩＩ）が少なくとも１つ
のシーケンスシフト通路のために設けられている請求項
１記載の切換装置。 - 【請求項３】 シフトレバーのために自動シフト通路内
に第１の切換軸（７）及びシーケンスシフト通路内に第
２の切換軸（８）が設けられており、シフトレバー
（３）が選ばれたシフト通路に応じて切換軸の１つを中
心として運動可能である請求項１又は２記載の切換装
置。 - 【請求項４】 第１の切換軸（７）と第２の切換軸
（８）とが互いに離心的に配置されている請求項３記載
の切換装置。 - 【請求項５】 第１の切換軸（７）と第２の切換軸
（８）とが互いに平行に配置されている請求項３又は４
記載の切換装置。 - 【請求項６】 第１の切換軸（７）並びに第２の切換軸
（８）とシフトレバー（３）の端部の切換握りとの間の
距離が互いに著しく異なっている請求項３から５のいず
れか１項記載の切換装置。 - 【請求項７】 シフトレバー（３）が、ほぼ車両長手方
向に位置する選択軸（９）を有していて、該選択軸を中
心として旋回可能に支承されている請求項１から６のい
ずれか１項記載の切換装置。 - 【請求項８】 シフトレバー（３）のシフト運動を自動
車変速装置へ伝達のために少なくとも１つの通路内にロ
ープが設けられている請求項１から７のいずれか１項記
載の切換装置。 - 【請求項９】 シフトレバー（３）のシフト運動を自動
車変速装置へ伝達のために少なくとも１つの通路内に連
接ロッドが設けられている請求項１から７のいずれか１
項記載の切換装置。 - 【請求項１０】 シフトレバー（３）のシフト運動を自
動車変速装置へ伝達のために少なくとも１つのシフト通
路、特にシーケンスシフト通路内に電子的な伝達装置が
設けられている請求項１から９のいずれか１項記載の切
換装置。 - 【請求項１１】 切換装置がキーロック・機構（１０）
を備えている請求項１から１０のいずれか１項記載の切
換装置。 - 【請求項１２】 切換装置がシフトロック・機構（１
４）を備えている請求項１から１１のいずれか１項記載
の切換装置。 - 【請求項１３】 第１の切換軸（７）が少なくとも１つ
のロック部材（１２．１，１２．２）を通って延びてい
る請求項１から１２のいずれか１項記載の切換装置。 - 【請求項１４】 少なくとも１つのロック部材（１２．
１，１２．２）と少なくとも１つのロック部材係合部
（２．１，２．２）とが、互いに係合している状態で内
側のブリッジ（４）と外側のブリッジ（５）との間の相
対回動不能な結合部を形成している請求項１から１３の
いずれか１項記載の切換装置。 - 【請求項１５】 少なくとも１つのロック部材係合部
（２．１，２．２）が切換装置のケーシング（２）に一
体的に結合されている請求項１から１４のいずれか１項
記載の切換装置。 - 【請求項１６】 運動通路及び／又は運動スペースの制
限のための手段（２．３〜２．５）が設けられている請
求項１から１５のいずれか１項記載の切換装置。 - 【請求項１７】 運動通路及び／又は運動スペースの制
限のための手段（２．３〜２．５）が、少なくとも部分
的にケーシング（２）に取り付けられている請求項１６
記載の切換装置。 - 【請求項１８】 運動通路及び／又は運動スペースの制
限のための手段（２．３〜２．５）が、少なくとも部分
的に内側のブリッジ（４）に取り付けられている請求項
１６又は１７記載の切換装置。 - 【請求項１９】 運動通路及び／又は運動スペースの制
限のための手段（２．３〜２．５）が、少なくとも部分
的に外側のブリッジ（５）に取り付けられている請求項
１６から１８のいずれか１項記載の切換装置。
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