JP3491692B2 - 電気錠制御機能を有した2線式テレビインターホンシステム - Google Patents

電気錠制御機能を有した2線式テレビインターホンシステム

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JP3491692B2
JP3491692B2 JP01310192A JP1310192A JP3491692B2 JP 3491692 B2 JP3491692 B2 JP 3491692B2 JP 01310192 A JP01310192 A JP 01310192A JP 1310192 A JP1310192 A JP 1310192A JP 3491692 B2 JP3491692 B2 JP 3491692B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、2線式テレビインター
ホンシステムに係り、更に詳しくは、電気施解錠システ
ムなどを増設する場合でも、既設のテレビインターホン
システムの配線を共通に利用して容易に施工できるよう
にしたことを特徴を有したものに関する。 【0002】 【従来の技術】近時、図10に示したように、玄関先に
設置されたテレビカメラを有したドアホン子器200
と、室内側に設置されたモニターテレビを有したインタ
ーホン親機100とを一対の信号線L100を介して接
続して構成された2線式テレビインターホンシステムが
開発され使用されるようになってきたが、このようなシ
ステムでは、来客の姿をモニターテレビで見ながら適切
な応対を行なうことが可能であり、しかも、一対の信号
線L100を敷設するだけで良いので配線施工が容易と
なっている。 【0003】また、このようなシステムとは異なり、図
11に示したように、玄関扉に設けられた電気錠300
と玄関先に設置されたシークレット操作器400と室内
側に設置された電気錠操作器500とを一対の信号線L
200を介して接続して構成された2線式電気施解錠シ
ステムも使用されるようになってきたが、このような、
システムでは、住戸内にいながらにして玄関扉の施解錠
操作を行なうことができるので、来客への迅速な応対を
行なうことが可能である。 【0004】ところで、一般には、テレビインターホン
システムなどで来客の確認を行ってから玄関扉の解錠操
作を行なうのが通例であることから、テレビインターホ
ンシステムと電気施解錠システムとを一体的に設置した
り、あるいは、増設できるようにしたシステムが開発さ
れている。 【0005】図12はこのような一体化されたシステム
の構成例を示したもので、玄関先には、郵便ポスト80
4、テレビカメラ802、インターホン801およびシ
ークレット操作器803の機能を一体的に備えたサイン
ポスト800を設置し、玄関扉に取り付けられた電気錠
300および住戸内に設置されたテレビインターホン親
機600(700)および電気錠操作ユニット500と
の間に配線L100,L200を敷設した構成とされて
いる。このようなシステムでは、シークレット操作器や
テレビドアホン子器を個別に玄関先に設置する必要がな
く、しかも、電気施解錠システムを増設する場合でも、
電気錠300と電気錠操作ユニット500を追加するだ
けでシークレット操作器を新たに設置する必要がなく、
施工性の向上したものとなっている。 【0006】ところが、このようなシステムでは、サイ
ンポスト800を使用して施工性の向上を図ることはで
きるが、室内側のインターホン親機600および電気錠
操作ユニット500との間に各々配線L100,L20
0を個別に敷設しなければならず、施工が面倒なため改
善が望まれていた。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みて提案されたもので、電気施解錠システムなどを増設
する場合でも、既設のインターホンシステムの配線を共
通に利用して容易に施工できるようにした2線式電気錠
システムを提供することを目的としている。 【0008】 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される請求項1に記載の本発明の2線式テレビイ
ンターホンシステムは、電気錠ユニットと、ドアホン子
器と、モニターテレビを有したテレビインターホン親機
とを一対の共通信号線で接続して構成された2線式テレ
ビインターホンシステムにおいて、上記電気錠ユニット
と上記ドアホン子器とは、第2の一対の共通信号線で接
続されるとともに、上記ドアホン子器と上記テレビイン
ターホン親機とは、第1の一対の共通信号線で接続され
ており、上記テレビインターホン親機は、上記ドアホン
子器から上記第1の共通信号線を通じて伝送されてくる
映像信号を受けて映像をモニターテレビに映し出す映像
処理部と、上記ドアホン子器側から上記第1の共通信号
線を通じて伝送されてくる通話信号を受信して音声出力
させる一方、入力された通話信号を上記ドアホン子器側
へ上記第1の共通信号線を通じて送出する通話処理部
と、上記ドアホン子器のテレビカメラの通電制御や、上
記電気錠ユニットで施解錠制御を行うための制御信号
を、上記第1、第2の共通信号線を通じて送出するとと
もに、上記電気錠ユニット側から上記第2、第1の共通
信号線を介して伝送されてくる錠状態検知信号を受けて
施、解錠状態の表示を行う制御処理部と、上記各処理部
から出力される信号を、上記第1、第2の共通信号線を
介して、上記ドアホン子器側及び電気錠ユニット側へ直
流電源に重畳させて周波数多重変調方式によって送出さ
せる一方、周波数多重変調方式によって伝送されてくる
各信号を、上記各処理部へ伝送する多重伝送処理部とを
備えて構成され、上記ドアホン子器は、テレビカメラを
有し、該テレビカメラで撮影した映像信号を、上記テレ
ビインターホン親機側へ、上記第1の共通信号線を通じ
て伝送する映像処理部と、スピーカとマイクを有し、上
記テレビインターホン親機側から、第1の共通信号線を
通じて伝送されてくる通話信号を受信してスピーカから
出力させる一方、マイクより入力された通話信号を上記
テレビインターホン親機側へ、上記第1の共通信号線を
通じて送出する通話処理部と、テンキーを有し、このテ
ンキーによって入力された暗証番号に応じた制御信号を
電気錠ユニットに、上記第2の共通信号線を通じて送出
するシークレット処理部と、上記テレビインターホン親
機、上記電気錠ユニットのそれぞれに、上記第1、第2
の共通信号線を介して、接続される親機用接続端子と、
錠ユニット用接続端子とを有し、上記各処理部から出力
される信号を周波数多重変調方式によって、上記電気錠
ユニット側および上記テレビインターホン親機側に、上
記第1、第2の共通信号線を通じて送出する一方、上記
テレビインターホン親機及び上記電気錠ユニットから周
波数多重変調方式によって伝送されてくる各信号を、上
記第1、第2の共通信号線を通じて受けて、上記各処理
部に伝送させる多重伝送処理部と、この多重伝送処理部
に接続され、上記テレビインターホン親機から上記第1
の共通信号を通じて伝送されて来る直流電源を分離出力
する電源分離回路とを備えて構成され、上記電気錠ユニ
ットは、上記ドアホン子器から上記第2の共通信号線を
介して伝送されてくる暗証番号の一致判別を行い、上記
テレビインターホン親機側から上記第1、上記第2の共
通信号線を介して施解錠制御信号が伝送されてきたとき
には錠の施解錠制御を行う錠制御処理部と、錠の施解錠
状態を検知して上記テレビインターホン親機側に錠状態
検知信号を送出する錠状態検知処理部と、子器用接続端
子を有し、上記錠状態検知処理部から出力される信号
を、上記第2、第1の共通信号線を介して周波数多重変
調方式によって、上記テレビインターホン親機側へ伝送
する一方、周波数多重変調方式によって、上記ドアホン
子器、上記テレビインターホン親機から、上記第1、第
2の共通信号線を介して伝送されて来る各信号を上記錠
制御処理部に伝送させる多重伝送処理部と、この多重伝
送処理部に接続され、上記第1、第2の共通信号線を介
して上記テレビインターホン親機から伝送されてくる直
流電源を分離出力する電源分離回路とを備えて構成され
ている。 【0010】 【作用】本発明のテレビインターホンシステムでは、テ
レビインターホン親機とドアホン子器とを、第1の一対
の共通信号線を介して接続して2線式のテレビインター
ホンシステムを構成することができ、更に、このシステ
ムに、第2の共通信号線を介して電気錠ユニットをシリ
アルに付加接続するだけで、電気錠とテレビインターホ
ンとを組み合わせた2線式テレビインターホンシステム
を容易に実現できる。 【0011】 【0012】 【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。 【0013】図1は、テレビインターホン親機1の内部
構成例を示したもので、図において、10は後述する子
器側から伝送される映像信号を受信して映像を映し出す
映像処理部、11は子器側との間で通話信号の送受信を
行なう通話処理部、12は子器側や電気錠ユニット(後
述する)側へ制御信号を送出するとともに、電気錠ユニ
ット側から伝送されて来る制御信号を受信処理する制御
処理部、13は上述した各処理部側で送受信される信号
第1の一対の共通信号線Lを介して、ドアホン子器
2、電気錠ユニット3側へ伝送するための子器用接続端
子TAを有した多重伝送処理部(本実施例では、平衡伝
送回路を用いている)、14は各部の信号信号処理を集
中して行なう信号処理部である。尚、15は親機1の内
部回路各部へ電源を供給するための定電圧電源回路であ
り、この定電圧電源回路15から出力された直流電源
は、電源重畳回路16および平衡伝送回路13を通じ
1の共通信号線Lを介して子器および電気錠ユニット側
に供給されるようになっている。 【0014】ここで、本実施例における周波数多重変調
方式では、図2に示したように、子器側から送出する
映像信号は変調を施さずに周波数0〜f1の帯域を有す
るベースバンドで伝送され、親機1から子器側への通
話信号は周波数f2のキャリアを周波数変調(FM変
調)して伝送され(親機通話変調信号)、子器側から
親機1への通話信号は周波数f3のキャリアを周波数変
調して伝送され(子器通話変調信号)、親機1と子器
あるいは電気錠ユニットとの間で伝送される制御信号
は後述するように周波数f4のキャリアを振幅変調して
伝送されるようになっている(制御変調信号)。尚、子
器通話変調信号には、数十Hz〜数KHzの通話信号に
加えて、後述する呼出スイッチの操作に応じて約20K
Hzの周波数のトーン信号が付加されるようになってい
る。 【0015】親機1の映像信号処理部10は、共通信号
線Lを介し平衡伝送回路13を通じて伝送されて来た周
波数多重変調された信号の中から、ローパスフィルタ
(L.P.F)10aによって周波数f1よりも低い映
像信号成分を取り出し、取り出した映像信号を映像信号
増幅回路10bで増幅してモニターテレビ10cで映像
を映し出すようになっている。尚、10dは後述するモ
ニタースイッチが操作されたり子器側で呼出スイッチが
操作された場合にモニターテレビ10cおよび映像信号
増幅回路10bに通電制御を行なう通電制御回路であ
る。 【0016】通話処理部11は、ハンドセットHで入力
された音声信号が増幅回路11iで増幅され、変調回路
11hで周波数f2のキャリアをFM変調し、バンドパ
スフィルタB.P.F11gによって中心周波数をf2
の親機通話変調信号が共通信号線L側に送出される一
方、子器側から伝送されて来た子器通話変調信号は、
B.P.F11aによって中心周波数f3の信号が取り
出されて復調回路11bで復調され、増幅回路11cで
増幅されてハンドセットHで音声出力される。また、後
述するように、子器側で呼出スイッチが操作されて復調
信号に20KHzのトーン信号が含まれておれば、トー
ン信号検出回路11dで検出されて呼出信号生成回路1
1eから呼出信号がスピーカ11fに伝送されて呼出音
が鳴動出力する。 【0017】制御処理部12は、キー操作部12gのモ
ニタースイッチ12hや施解錠操作キー12iを操作す
ると、エンコーダ12fから操作に対応したコード信号
が生成されて周波数f4のキャリアを振幅変調し、生成
された制御変調信号がB.P.F12aを通じて共通信
号線Lに出力されるようになっている。また、共通信号
線Lを介して錠状態検知信号や開戸検知信号が伝送され
て来ると、B.P.F12aを通じて受信して復調回路
12bで復調し、デコーダ12cで復調信号をデコード
して表示部12dの対応した表示灯を点灯駆動させるよ
うになっている。 【0018】ここで、エンコーダ12fで生成されるコ
ード信号は、図3の(a)に示したように、ビットデー
タ0は所定周波数の信号を1msだけ出力させ、ビット
データ1は同一周波数の信号を2msだけ出力させるよ
うになっており、図3の(b)に示したように、キー操
作部12gによってキー操作を行なうと、キーに対応し
て予め定められている10ビット長のコード信号が送出
されるようになっている(本実施例では、3連送してい
る)。 【0019】平衡伝送回路13は、映像信号、通話変調
信号あるいは制御変調信号などの不平衡信号をペア線な
どで伝送する場合に、平衡度が崩れて雑音の混入が増大
することを防止するための平衡−不平衡変換を行なうも
ので、本実施例では、図4に示したように、従来のバラ
ン13aにインピーダンス補償回路13bを付加させて
端子間インピーダンスを安定化させている。 【0020】図5は本発明のドアホン子器2の構成例を
示したもので、図において、20はインターホン親機1
側から共通信号線Lを介して伝送される直流電源を分離
出力する電源分離回路、21はテレビカメラ21aの映
像信号を親機1側に送出する映像処理部、22は親機1
との間で通話信号を送受信する通話処理部、23は第2
共通信号線L’を介して接続された電気錠ユニット側
(後述する)に暗証番号に応じた制御信号を送出するシ
ークレット処理部、24は第1、第2の一対の共通信号
線L、L’を介して、親機1や電気錠ユニット3側に伝
送するための親機用接続端子TB、錠ユニット用接続端
子TCを有した多重伝送処理部(本実施例では、上述し
た平衡伝送回路を用いている)、25は各部の信号処理
を集中して行なう信号処理部である。 【0021】映像処理部21は、テレビカメラ21aで
捉えた映像信号を映像信号増幅回路21bで増幅し、ロ
ーパスフィルタL.P.F21cによって周波数f1よ
りも低い映像信号成分のみを変調を施さないベースバン
ドで親機1側に送出するとともに、共通信号線Lを介し
て伝送されて来る制御変調信号(周波数f4)をB.
P.F21dを通じて復調回路21eで復調し、制御コ
ードをデコーダ21fで復調して通電制御回路21gに
よってテレビカメラ21aの通電制御を行なうようにな
っている。 【0022】通話処理部22は、マイク22eで集音さ
れた音声信号を増幅回路22fで増幅し、変調回路22
gで周波数f3のキャリアをFM変調し、バンドパスフ
ィルタ22hで中心周波数f3の所定帯域だけを通過さ
せて子器通話変調信号として親機1側に送出するととも
に、親機1側から伝送されて来た周波数f2の親機通話
変調信号はバンドパスフィルタB.P.F22aを介し
て復調回路22bで復調され、増幅回路22cで増幅さ
れてスピーカ22dから拡声出力される。 【0023】また、呼出スイッチ22jが操作される
と、トーン信号生成回路22iから約20KHzのトー
ン信号が出力され、子器通話変調信号として親機1側に
送出されて呼出音の鳴動制御を行なうようになってい
る。 【0024】シークレット処理部23は、シークレット
キー23aを操作して暗証番号を入力すると、エンコー
ダ23bから暗証番号に対応したコード信号(図3参
照)が変調回路23cに伝送され、変調回路23cで
は、中心周波数f4のキャリアを振幅変調した制御変調
信号をB.P.F23dを介して共通信号線L’に接続
された電気錠ユニット側に送出するようになっている。 【0025】図6は、電気錠ユニット3の構成例を示し
たもので、図において、30は親機1側から伝送されて
来る直流電源を分離出力する電源分離回路、31は子器
2側から伝送されて来る暗証番号の一致判別時や親機1
側から施解錠制御信号が伝送されて来たときには錠33
の施解錠制御を行う錠制御部、32は錠33の施解錠状
態を検知して親機1側に錠状態検知信号を送出するとと
もに錠33の取り付けられた扉に設けられた開戸検知セ
ンサー(不図示)から伝送される開戸検知信号を受けて
親機1側に開戸検知信号を送出する錠状態検知処理部、
34は錠状態検知処理部32から出力される信号を第2
一対の共通信号線L’を介して周波数多重変調方式に
よって親機1側に伝送するため、ドアホン子器2に接続
される子器用接続端子TDを有しており、周波数多重変
調方式によって伝送されて来る信号を錠制御処理部31
に伝送させる多重伝送処理部((本実施例では、平衡伝
送回路を使用)、35は中心周波数f4の上下の所定帯
域幅の信号を通過させるバンドパスフィルタである。 【0026】錠制御処理部31は、子器2側から伝送さ
れて来る制御変調信号を受信して復調回路31aで制御
信号を復調し、復調した制御信号をデコーダ31bでデ
コードして暗証番号を求め、求めた暗証番号が予め錠制
御回路31cで設定されている暗証番号と一致している
場合には、錠33を解錠制御する一方、親機1側から制
御変調信号によって施錠信号あるいは解錠信号が伝送さ
れて来ると、施解錠駆動するようになっている。 【0027】また、錠状態検知処理部32は、錠33の
施解錠状態を錠状態検知回路32aで検知し、エンコー
ダ32bでコード化された制御信号によって変調回路3
2cで周波数f4のキャリアを振幅変調して制御変調信
号を生成し親機1側に送出するようになっている。 【0028】図7は、上述したテレビインターホン親機
1、ドアホン子器2および電気錠ユニット3を用いたシ
ステム構成例を示したもので(請求項8に対応)、上記
説明と同一部分には同一の符号を付して説明を省略す
る。このような本発明のシステムでは、親機1と子器2
とを第1の共通信号線Lで接続してテレビインターホン
システムとして使用できるのは勿論のこと、子器2に
2の共通信号線L’を介して電気錠ユニット3を増設す
るだけで、電気錠制御機能を有したテレビインターホン
システムとすることが可能となり、新たに配線を敷設す
る必要がなく、施工性を大幅に向上させることができ
る。 【0029】次に、上記図1、図5、図6および図7を
参照して、本発明の電気錠制御機能を有したテレビイン
ターホンシステムの概略動作を説明する。 【0030】1.来客が子器の呼出スイッチを操作した
場合の動作。 子器2の呼出スイッチ22jを操作すると、トーン信
号生成回路22iで生成されたトーン信号が信号処理部
25に伝送され、映像処理部21の通電制御回路21g
によってテレビカメラ21aが通電される一方、トーン
信号生成回路22iで生成されたトーン信号が制御変調
信号(周波数f4)として共通信号線L側に送出され
る。すると、親機1側では、伝送されて来た制御変調信
号を通話処理部11の復調回路11bで復調し、トーン
信号検出回路11dでトーン信号の有無を検出する。こ
の判別の結果、トーン信号が検出されれば、呼出信号生
成回路11eを駆動してスピーカ11fから呼出音を鳴
動出力させるとともに、信号処理部14に検知信号を伝
送し、映像処理部10の通電制御回路10dによってモ
ニターテレビ10cを通電して、子器2側から伝送され
て来る映像信号を受信して映像を映し出す。呼出音の
鳴動を聞くとともにモニター映像を見て住戸人がハンド
セットHを取り上げると、ハンドセットHで入力された
音声信号は親機通話変調信号(周波数f2)として子器
2側へ伝送され復調されてスピーカ22dから拡声出力
されるとともに、子器2側のマイク22eで入力された
音声信号は、子器通話変調信号(周波数f3)として親
機1側へ伝送され復調されてハンドセットHから出力さ
れ、これによって相互通話が行なわれる。住戸人が来
客を確認して、制御処理部12の施解錠操作スイッチ1
2iを操作すると、施解錠制御信号が制御変調信号(周
波数f4)として第1、第2の共通信号線LおよびL’
を介して電気錠ユニット3側に伝送され復調されて錠3
3が解錠駆動される。錠33が解錠されると、錠状態検
知信号が制御変調信号(周波数f4)として親機1側に
伝送され復調されて、表示部12dに解錠状態が表示さ
れる。この場合、錠33の取り付けられた扉の開戸検知
信号を錠状態検知回路32aに入力することにより、親
機1の表示部12dで開戸表示をも行わせることができ
る。通話が終了してハンドセットHがホルダーFに戻
されると、信号処理部14から通電制御回路10dに制
御信号が伝送されてモニターテレビ10cの通電が遮断
されるとともに、信号処理部14から制御処理部12の
エンコーダに制御信号が伝送され、通電遮断制御信号が
制御変調信号(周波数f4)として子器2側に伝送され
る。そして子器2側では、制御変調信号を復調して通電
制御回路21gによりテレビカメラ21aへの通電を遮
断させる。 【0031】2.子器のシークレット操作スイッチを操
作して電気錠を解錠させる場合の動作。 子器2のシークレット操作スイッチ23aを操作して
予め設定された暗証番号を入力すると、入力された暗証
番号は制御変調信号(周波数f4)として第2の共通信
号線L’を介して電気錠ユニット3側に伝送される。
電気錠ユニット3では、復調回路31aで制御変調信号
を復調し、デコーダ31bで暗証番号をデコードして、
錠制御回路31cで予め設定されている暗証番号と一致
したときには、錠33を解錠制御する。そして、錠状態
検知処理部32によって、解錠検知信号を制御変調信号
(周波数f4)として親機側に送出して解錠表示を行わ
せる。 【0032】3.親機のモニタースイッチを操作してテ
レビカメラを通電させる場合の動作。 親機1のモニタースイッチ12hを操作するとキー操
作部12gから信号処理部14に制御信号が伝送され、
信号処理部14では、通電制御回路10dに駆動信号を
伝送してモニターテレビ10cを通電駆動させる。一
方、キー操作部12gから出力された制御信号はエンコ
ーダ12fおよび変調回路12eで制御変調信号(周波
数f4)として子器2側に送出される。子器2では、
伝送されてきた制御変調信号を映像処理部21の復調回
路で復調し、デコーダどして通電制御回路21gにより
テレビカメラ21aを通電駆動し、これによって、テレ
ビカメラ21aで捉えた映像信号を親機側に伝送して映
し出させる。この場合、子器2側では、所定時間が経過
すると、信号処理部25によって自動的にテレビカメラ
の通電駆動を遮断させる一方、親機1側でも信号処理部
14によって自動的にモニターテレビ10cの通電を遮
断させるような構成としても良い。 【0033】尚、上記説明では、図2に示したような周
波数配置によって周波数多重変調方式で信号伝送を行う
構成とされているが、このような構成に限らず、例え
ば、図8に示したように、親機1と子器2との双方向の
通話信号の伝送帯域を周波数0からf1’のベースバン
ド帯域に設定するとともに、制御信号は周波数f2’の
制御変調信号として伝送し、また、映像信号は周波数f
3’を変調した映像変調信号として伝送させる構成とす
ることも可能である。このような構成であれば、ベース
バンド帯域で通話信号を双方向伝送するため、バランス
回路(不図示)によって、送信通話信号が受信通話信号
に回り込まないような構成を採る必要があるが、通話信
号を個別に変調して伝送させる場合に比べて周波数帯域
幅を低く抑えることが可能であり、また、共通信号線L
をオシロスコープなどで観測することによって、通話信
号を視覚的にモニターすることができる。 【0034】また、図9に示したように、周波数f1”
の制御変調信号、周波数f2”の映像変調信号、周波数
f3”の親機通話変調信号、周波数f4”の子器通話変
調信号と言うように、全ての信号に変調を施して伝送す
ることも可能で、このような構成では、直流電源が瞬間
的に大きく変動したような場合でも、他の変調信号への
影響を最小限に抑えることができる。 【0035】 【0036】 【発明の効果】本発明のテレビインターホンシステムに
よれば、親機と子器のみを接続したテレビインターホン
システムに、配膳を増設することなく電気錠ユニットを
シリアルに追加接続するだけで、直ちに、電気錠制御機
能を有したテレビインターホンシステムを構成すること
が可能となり、増設に伴う施工性を大幅に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】テレビインターホン親機のブロック構成例図で
ある。 【図2】共通信号線に周波数多重伝送される信号の周波
数の配置例図である。 【図3】(a),(b)は、制御信号の例を示した説明
図である。 【図4】多重伝送処理部(平衡伝送回路)の構成例図で
ある。 【図5】ドアホン子器のブロック構成例図である。 【図6】電気錠ユニットのブロック構成例図である。 【図7】本発明のテレビインターホンシステムの概略構
成例図である。 【図8】共通信号線に周波数多重伝送される信号の別の
周波数配置例図である。 【図9】共通信号線に周波数多重伝送される信号の更に
別の周波数配置例図である。 【図10】従来のテレビインターホンシステムの構成例
図である。 【図11】従来の電気施解錠システムの構成例図であ
る。 【図12】従来の電気施解錠機能を有したテレビインタ
ーホンシステムの構成例図である。 【符号の説明】 1・・・テレビインターホン親機 10・・・映像処理部 10c・・・モニターテレビ 11・・・通話処理部 12・・・制御処理部 13・・・多重伝送処理部(平衡伝送回路) H・・・ハンドセット L,L’・・・第1,2の一対の共通信号線TA・・・子器用接続端子 TB・・・親機用接続端子 TC・・・錠ユニット用接続端子 TD・・・子器用接続端子 2・・・ドアホン子器20・・・電源分離回路 21・・・映像処理部 21a・・・テレビカメラ 22・・・通話処理部 22d・・・スピーカ 22e・・・マイク 23・・・シークレット処理部 23a・・・テンキー 24・・・多重伝送処理部(平衡伝送回路) 3・・・電気錠ユニット 30・・・電源分離回路 31・・・錠制御部 32・・・錠状態検知処理部 33・・・錠 34・・・多重伝送処理部(平衡伝送回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−67088(JP,A) 特開 平3−238997(JP,A) 特開 平3−83446(JP,A) 特開 昭64−2458(JP,A) 特開 平1−103086(JP,A) 特開 平2−311681(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 9/00 H04N 7/18 H04Q 9/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】電気錠ユニットと、ドアホン子器と、モニ
    ターテレビを有したテレビインターホン親機とを一対の
    共通信号線で接続して構成された2線式テレビインター
    ホンシステムにおいて、 上記電気錠ユニットと上記ドアホン子器とは、第2の一
    対の共通信号線で接続されるとともに、上記ドアホン子
    器と上記テレビインターホン親機とは、第1の一対の共
    通信号線で接続されており、 上記テレビインターホン親機は、 上記ドアホン子器から上記第1の共通信号線を通じて伝
    送されてくる映像信号を受けて映像をモニターテレビに
    映し出す映像処理部と、 上記ドアホン子器側から上記第1の共通信号線を通じて
    伝送されてくる通話信号を受信して音声出力させる一
    方、入力された通話信号を上記ドアホン子器側へ上記第
    1の共通信号線を通じて送出する通話処理部と、 上記ドアホン子器のテレビカメラの通電制御や、上記電
    気錠ユニットで施解錠制御を行うための制御信号を、上
    記第1、第2の共通信号線を通じて送出するとともに、
    上記電気錠ユニット側から上記第2、第1の共通信号線
    を介して伝送されてくる錠状態検知信号を受けて施、解
    錠状態の表示を行う制御処理部と、 上記各処理部から出力される信号を、上記第1、第2の
    共通信号線を介して、上記ドアホン子器側及び電気錠ユ
    ニット側へ直流電源に重畳させて周波数多重変調方式に
    よって送出させる一方、周波数多重変調方式によって伝
    送されてくる各信号を、上記各処理部へ伝送する多重伝
    送処理部とを備えて構成され 上記ドアホン子器は、 テレビカメラを有し、該テレビカメラで撮影した映像信
    号を、上記テレビインターホン親機側へ、上記第1の共
    通信号線を通じて伝送する映像処理部と、 スピーカとマイクを有し、上記テレビインターホン親機
    側から、第1の共通信号線を通じて伝送されてくる通話
    信号を受信してスピーカから出力させる一方、マイクよ
    り入力された通話信号を上記テレビインターホン親機側
    へ、上記第1の共通信号線を通じて送出する通話処理部
    と、 テンキーを有し、このテンキーによって入力された暗証
    番号に応じた制御信号を電気錠ユニットに、上記第2の
    共通信号線を通じて送出するシークレット処理部と、 上記テレビインターホン親機、上記電気錠ユニットのそ
    れぞれに、上記第1、第2の共通信号線を介して、接続
    される親機用接続端子と、錠ユニット用接続端子とを有
    し、上記各処理部から出力される信号を周波数多重変調
    方式によって、上記電気錠ユニット側および上記テレビ
    インターホン親機側に、上記第1、第2の共通信号線を
    通じて送出する一方、上記テレビインターホン親機及び
    上記電気錠ユニットから周波数多重変調方式によって伝
    送されてくる各信号を、上記第1、第2の共通信号線を
    通じて受けて、上記各処理部に伝送させる多重伝送処理
    部と、 この多重伝送処理部に接続され、上記テレビインターホ
    ン親機から上記第1の共通信号を通じて伝送されて来る
    直流電源を分離出力する電源分離回路とを備えて構成さ
    れ、 上記電気錠ユニットは、 上記ドアホン子器から上記第2の共通信号線を介して伝
    送されてくる暗証番号の一致判別を行い、上記テレビイ
    ンターホン親機側から上記第1、上記第2の共通信号線
    を介して施解錠制御信号が伝送されてきたときには錠の
    施解錠制御を行う錠制御処理部と、 錠の施解錠状態を検知して上記テレビインターホン親機
    側に錠状態検知信号を送出する錠状態検知処理部と、 子器用接続端子を有し、上記錠状態検知処理部から出力
    される信号を、上記第2、第1の共通信号線を介して周
    波数多重変調方式によって、上記テレビインターホン親
    機側へ伝送する一方、周波数多重変調方式によって、上
    記ドアホン子器、上記テレビインターホン親機から、上
    記第1、第2の共通信号線を介して伝送されて来る各信
    号を上記錠制御処理部に伝送させる多重伝送処理部と、 この多重伝送処理部に接続され、上記第1、第2の共通
    信号線を介して上記テレビインターホン親機から伝送さ
    れてくる直流電源を分離出力する電源分離回路とを備え
    て構成されている、電気錠制御機能を有した2線式テレ
    ビインターホンシステム。
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