JPH10136106A - テレビドアホンシステム - Google Patents

テレビドアホンシステム

Info

Publication number
JPH10136106A
JPH10136106A JP28561396A JP28561396A JPH10136106A JP H10136106 A JPH10136106 A JP H10136106A JP 28561396 A JP28561396 A JP 28561396A JP 28561396 A JP28561396 A JP 28561396A JP H10136106 A JPH10136106 A JP H10136106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
intercom
voltage
power supply
television
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28561396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3687227B2 (ja
Inventor
Yuzo Kawahara
雄三 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP28561396A priority Critical patent/JP3687227B2/ja
Publication of JPH10136106A publication Critical patent/JPH10136106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3687227B2 publication Critical patent/JP3687227B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビ付きインターホン親機によりカメラ付
きドアホン子機を簡単な回路構成によって制御できて、
以て、安価な制御回路のテレビドアホンシステムを提供
すること。 【解決手段】 カメラ付きドアホン子機と、カメラ付き
ドアホン子機にて撮影された映像を映し出すテレビ付き
インターホン親機2と、を備え、テレビ付きインターホ
ン親機2及びカメラ付きドアホン子機間を2線平衡ケー
ブルによって接続し、テレビ付きインターホン親機2が
カメラ付きドアホン子機へ電源供給するとともに動作制
御を行うテレビドアホンシステムにおいて、テレビ付き
インターホン親機2は、カメラ付きドアホン子機の複数
の動作状態を制御するための該カメラ付きドアホン子機
への供給電源の電圧の大きさを変化させる電源操作手段
241を有するとともに、カメラ付きドアホン子機は、
電源入力の電圧の大きさ変化を検出し識別する電源操作
識別手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ付きインタ
ーホン親機とカメラ付きドアホン子機とが2線によって
接続されたテレビドアホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ付きドアホン子機(以下、カメラ
子機と称する)のテレビカメラによって撮影した映像を
テレビ付きインターホン親機(以下、テレビ親機と称す
る)のモニターテレビに映し出し、来訪者の映像を確認
して通話を行うテレビドアホンシステムにおいて、テレ
ビ親機及びカメラ子機間の接続を簡略化するために、図
8、図9に示すような、2線平衡ケーブルによって接続
するものが提案されている。このテレビドアホンシステ
ムにおいては、図8に示すテレビ親機は、図9に示すカ
メラ子機に電源を供給するとともに、給電用直流電圧に
音声信号や映像信号を重畳する多重化伝送において制御
信号も多重化し、テレビ親機及びカメラ子機間の通話動
作の制御をしている。
【0003】上記の通話動作の制御は、マイコン241
によって給電回路232が制御されて行われる。詳しく
は、図10の(a)に示すように、通常の待機状態にお
いては、カメラ子機側の映像回路や音声回路が不動作と
なるとともに、呼び出しスイッチのみを検出し得る程度
の低い電圧として例えば大略6Vの待機電圧が、動作時
の通話状態においては、映像回路や音声回路を作動する
ために例えば大略14Vの通話動作電圧が、それぞれ回
線端子25に出力されて2線の回線間に印加され、テレ
ビ親機からカメラ子機に向けて給電されるものである。
また、例えば、テレビ親機において映像確認のみ行い通
話をしないモニターモード動作等、カメラ子機の動作モ
ードの制御は、テレビ親機から、マイコン241の制御
によって音声FM変調回路225が制御されて行われ
る。詳しくは、例えば大略6.5MHzのFMキャリア
信号による制御信号を発生し、この制御信号をカメラ子
機側で復調することによって行っている。すなわち、上
記の通話動作電圧の印加時に、図10の(b)に示すよ
うに、テレビ親機において映像確認のみ行い通話をしな
いモニターモードにおいては、上記のFMキャリア信号
による制御信号を発生せず、図10の(c)に示すよう
に、映像確認と通話とを行う映像通話モードにおいて
は、上記のFMキャリア信号による制御信号を発生し、
それぞれの制御を行っている。図9に示すカメラ子機
は、上記のFMキャリア信号をキャリア検出制御回路1
5によって検出し、スピーカアンプ動作スイッチ回路1
35をオフ状態に制御する。そして、例えば、テレビ親
機において映像確認のみ行い通話をしないモニターモー
ド動作の制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のカメ
ラ子機の制御に用いられるFMキャリア信号は、音声信
号や映像信号に影響を与えない固有の周波数帯域の信号
で、音声信号や映像信号とともに周波数多重方式の回路
を用いて多重化されて伝送される。従って、テレビ親機
及びカメラ子機のそれぞれに複雑な回路を必要とするも
のであった。また、さらに上記のモニターモード以外の
動作、例えば、カメラ子機のテレビカメラを動作させな
いで通話スピーカ用のスピーカアンプのみ動作をさせ、
呼び出しスイッチの操作が行われたことを来訪者に確認
させるためのバックトーンモード等の動作をさせるため
に、より複雑な回路を必要とするものであった。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、テレビ付きインターホン
親機によりカメラ付きドアホン子機を簡単な回路構成に
よって制御できて、以て、安価な制御回路のテレビドア
ホンシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のテレビドアホンシステムは、テレビ
カメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ付き
ドアホン子機と、映像信号を入力してカメラ付きドアホ
ン子機にて撮影された映像を映し出すテレビ付きインタ
ーホン親機と、を備え、テレビ付きインターホン親機及
びカメラ付きドアホン子機間を2線平衡ケーブルによっ
て接続し、テレビ付きインターホン親機がカメラ付きド
アホン子機へ電源供給するとともに動作制御を行うテレ
ビドアホンシステムにおいて、前記テレビ付きインター
ホン親機は、前記カメラ付きドアホン子機の複数の動作
状態を制御するための該カメラ付きドアホン子機への供
給電源の電圧または電流の大きさを変化させる電源操作
手段を有するとともに、カメラ付きドアホン子機は、電
源入力の電圧または電流の大きさ変化を検出し識別する
電源操作識別手段を有し、カメラ付きドアホン子機がテ
レビ付きインターホン親機によって待機状態から複数の
動作状態に制御されることとしている。これにより、カ
メラ付きドアホン子機が供給電源の電圧または電流の大
きさの変化によって複数の動作状態に制御されるものと
なる。
【0007】また、請求項2記載のテレビドアホンシス
テムは、請求項1記載の電源操作を、待機状態からの、
短時間の電源供給変化の立ち上がり形態としている。こ
れにより、カメラ付きドアホン子機が短時間の供給電源
の電圧または電流の大きさの変化によって制御されて動
作状態の変わるものとなる。
【0008】また、請求項3記載のテレビドアホンシス
テムは、請求項1又は2記載のカメラ付きドアホン子機
は、前記電源操作識別手段からの出力によって受話音声
を出力するスピーカの動作を停止するスイッチ手段を有
することとしている。これにより、受話音声を出力する
スピーカの動作が停止制御されるものとなる。
【0009】また、請求項4記載のテレビドアホンシス
テムは、請求項3記載のスイッチ手段は、前記テレビ付
きインターホン親機を呼び出す呼出スイッチの入操作に
よって前記スピーカを動作することとしている。これに
より、呼出スイッチの入操作によってスピーカが動作す
るように制御されるものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテレビドアホンシ
ステムの実施の形態を図1乃至図7に基づいて第1実施
例及び第2実施例を例示して説明する。
【0011】[第1実施例]図1は、第1実施例のテレ
ビドアホンシステムのテレビ親機のブロック図である。
図2は、そのカメラ子機のブロック図である。図3は、
その要部である受電部の回路構成図である。図4は、図
2に示すカメラ子機の入力電圧の波形図である。
【0012】このテレビドアホンシステムは、従来例に
て説明したものと同様に、テレビカメラによって撮影し
た映像信号を出力するカメラ子機1と、映像信号を入力
しカメラ子機にて撮影された映像を映し出すテレビ親機
2と、を備えている。そして、テレビ親機2及びカメラ
子機1間を2線平衡ケーブルによって接続して構成され
ている。なお、本発明は、この一システム構成のみに限
定するものでなく、例えば、テレビ親機2と同等の機能
を有してテレビ親機の設置されている部屋以外の場所に
設置され、カメラ子機1にて撮影された映像を映し出す
テレビ付きインターホン副親機を備えるテレビドアホン
システム等であっても良い。
【0013】カメラ子機1は、例えば玄関等に設置され
るもので、映像部11と、後述するテレビ親機2との通
話を行う音声部12と、カメラ子機1の内部回路用電源
生成のための受電部13と、を有し、これらはいずれも
端子14に接続されている。
【0014】映像部11は、来訪者を撮影し映像信号を
出力するもので、撮影した映像信号を出力するテレビカ
メラ111と、テレビカメラ111からの映像信号を例
えば所定周波数のFM信号にFM変調する映像変調回路
112とを有している。
【0015】音声部12は、受話音声等を出力するスピ
ーカ121と、送話音声を入力し電気音声信号に変換す
るマイク122と、音声信号を増幅しスピーカ121を
駆動するためのスピーカアンプ123と、マイク122
からの音声信号を増幅するためのマイクアンプ124
と、送話及び受話の音声信号を一対の配線によって伝送
するために4線配線を2線配線に変換する音声2線4線
変換回路125とを有している。
【0016】受電部13は、上記の音声信号や映像信号
に影響を与えることなく後述するテレビ親機2から直流
電源を得るための回路で、端子14からみた入力インピ
ーダンスを所定の値に変換するためのインピーダンス変
換回路131と、第1電圧検出スイッチ回路132と、
上記スピーカアンプ123を除く他の回路に向けて電源
を供給する第1安定化電源133と、端子14に印可さ
れる電源入力電圧の大きさ変化を検出し識別する電源操
作識別手段に相当する第2電圧検出・制御回路134
と、第2電圧検出・制御回路134からの出力によって
スピーカ121のみの動作を停止するスイッチ手段に相
当するスピーカアンプ動作スイッチ回路135と、第1
電圧検出・自己保持回路136と、スピーカアンプ用の
第2安定化電源137とを有している。詳しくは、図3
に示すように、第2電圧検出・制御回路134に相当す
るツェナーダイオードZD1と、スピーカアンプ動作ス
イッチ回路135に相当するトランジスタスイッチQ1
と、第1電圧検出・自己保持回路136に相当するツェ
ナーダイオードZD2、トランジスタスイッチQ2と、
このトランジスタスイッチQ2に並列に接続されて、テ
レビ親機2を呼び出すとともに閉路操作によってスピー
カ121を動作する呼出スイッチSWと、を有して構成
されている。
【0017】テレビ親機2は、例えば台所等住宅の居室
内に設置されるもので、映像部21と、カメラ子機1と
の通話を行う音声部22と、電源部23と、テレビ親機
1の内部制御及びカメラ子機1の複数の動作状態を制御
するため、電源部23のカメラ子機1への供給電源の電
圧または電流の大きさを変化させる電源操作手段を形成
する制御部24を有し、これらはいずれも端子25に接
続されている。
【0018】映像部21は、映像信号を入力して映像を
映し出すもので、カメラ子機1にて撮影された映像を映
し出すテレビモニタを有するテレビ回路部211と、カ
メラ子機1から入力されたFM変調された映像信号を所
定の信号レベルに増幅し復調する映像増幅回路212と
を有している。
【0019】音声部22は、受話音声等を出力するスピ
ーカ及び送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイ
クを有しているハンドセット221と、音声信号を増幅
しハンドセット221のスピーカを駆動するためのスピ
ーカアンプ222と、ハンドセット221のマイクから
の音声信号を増幅するためのマイクアンプ223と、一
対の配線によって伝送されて入力された送話及び受話の
音声信号を2線配線を4線配線に変換する音声4線2線
変換回路224とを有している。
【0020】電源部23は、テレビ親機1の内部回路用
の電源生成を行う電源回路231と、カメラ子機1への
電源生成のための給電回路232とを有している。
【0021】制御部24は、カメラ子機1、テレビ親機
2の各回路の動作制御を行うとともに、カメラ子機1の
複数の動作状態を制御するため、カメラ子機1への供給
電源の電圧の大きさを変化させる電源操作手段により、
前記給電回路232の出力電圧を調節する。この制御部
24は、例えばワンチップマイクロコンピュータ241
を主体に構成されており、その内部の記憶部に制御部に
よる所定の動作手順を規定するプログラムや、制御部2
4によって処理されうるデータを記憶する。このマイク
ロコンピュータ241には、カメラ子機1の呼出スイッ
チSWが操作されて呼び出されたことを、2線平衡ケー
ブルの電源電圧変化によって検出するための呼出検出回
路242からの出力が入力される。
【0022】上記の回路構成において、テレビ親機2
は、電源操作手段に相当する制御部24によってカメラ
子機2への供給電源の電圧の大きさを変化させ、カメラ
子機1の複数の動作状態を制御する。すなわち、給電回
路232はマイコン241によって、カメラ子機1が動
作状態においても、図4に示すように、回線端子25に
向けて複数の出力電圧に切り替えられる。そして、テレ
ビ親機2及びカメラ子機1間は、回線端子25と端子1
4との間がそれぞれ2線平衡ケーブルによって接続され
ており、テレビ親機2からカメラ子機1に向けて給電さ
れる直流と、音声信号及び映像信号とが多重化されると
ともに、給電電圧の、待機電圧Vwから通話動作電圧で
ある第1電圧V1、あるいは、待機電圧Vwから第2電
圧V2を経て通話動作電圧である第1電圧V1の変化を
用いて、カメラ子機1側のそれぞれの動作モードを制御
している。なお、この2段階による立ち上がり変化の時
間は、数100ms程度としている。
【0023】一方、カメラ子機1は、ツェナーダイオー
ドZD1は、端子14への印加電圧が待機電圧Vwから
第2の検出電圧V2以上に変化したときに、トランジス
タQ2に対してツェナーダイオードZD1からベース電
流を駆動できるツェナー電圧V2に設定されている。従
って、カメラ子機1の端子14に印加される電源電圧が
第2の検出電圧V2以上のときには、トランジスタQ2
がオンすることによって、スピーカアンプ123の動作
スイッチ回路135に相当するトランジスタスイッチQ
1がオン状態となる。
【0024】ツェナーダイオードZD2は、トランジス
タスイッチQ1がオンした後は、端子14への印加電圧
が第1の電圧V1以上のときにトランジスタQ2のオン
状態を自己保持できる、第1の電圧V1よりも僅かに低
いツェナー電圧V1−に設定されている。そして、一旦
トランジスタスイッチQ1がオン状態となったとき、ト
ランジスタQ2に対してはツェナーダイオードZD2か
らもベース電流が通電されてA点電圧は大略1V以上が
維持され、図4の(b)に示す動作モード2の立ち上が
り時電圧の場合は、トランジスタスイッチQ1がオンし
た後において電源電圧が第1の電圧値V1まで低下して
も、第2安定化電源137への入力電圧(B点電圧)は
動作可能な電圧に維持されて、スピーカアンプ123は
動作状態を継続する。また、立ち上がり時の端子14へ
の印加電圧が第1の検出電圧V1より高いときには、第
1電圧検出スイッチ回路132及び第1安定化電源13
3も動作する。従って、映像部11と音声部12のマイ
クアンプ124等スピーカアンプを除く他の回路も正常
に動作し、カメラ子機1は待機状態から動作モード2す
なわち「来訪者通話モード」に移行する。
【0025】上記の「来訪者通話モード」は、来訪者と
の通話が終了し、テレビ親機2から出力されるカメラ子
機1への供給電源の電圧である端子14の印加電圧が、
第1の検出電圧V1より低下し待機電圧Vwに変わる
と、ツェナーダイオードZD2からトランジスタQ2の
ベースを介しての電流が流れなくなりトランジスタQ2
はオフ状態となる。そして、カメラ子機1は動作モード
2すなわち「来訪者通話モード」から待機状態に戻る。
【0026】また、上記の回路構成において、カメラ子
機1に印加される電源電圧である端子14への印加電圧
が、第1の検出電圧V1より高くて且つ第2の検出電圧
V2より低いときは、トランジスタQ2に対してツェナ
ーダイオードZD1からはベース電流が流れず、従っ
て、トランジスタQ2はオフ状態を継続することにより
トランジスタスイッチQ1はオフ状態を継続する。その
結果、スピーカアンプ123用の第2安定化電源137
からスピーカアンプ123へは電源電圧が供給されず動
作しないこととなる。一方、第1電圧検出スイッチ回路
132は、ツェナーダイオードZD3が導通してオン状
態となって第1安定化電源133が動作し、スピーカア
ンプを除く他の回路は動作状態となる。従って、図4の
(a)に示す動作モード1すなわち「モニターモード」
の立ち上がり時電圧の場合は、カメラ子機1のスピーカ
アンプ123を動作させることなく、映像部11とマイ
クアンプ124等他の回路は正常に動作し、カメラ子機
1は待機状態から動作モード1すなわち、映像による戸
外監視モードである「モニターモード」に移行する。
【0027】また、テレビ親機2を呼び出す呼出スイッ
チSWは、カメラ子機1が待機状態においては、例えば
呼出釦が操作され呼出スイッチSWがオン状態になる
と、テレビ親機1側にてカメラ子機2が呼出状態である
ことが検知され、直ちにカメラ子機2を「来訪者通話モ
ード」に移行させるべく、カメラ子機1の端子14に印
加する電源電圧を第1の検出電圧V1以上の電源電圧に
立ち上げる。このテレビ親機2からの動作電圧立ち上げ
の応答時間は、来訪者の呼出釦操作時間(発明者らの実
測値において大略150ms以上であることが確認され
ている)よりも短い時間に設定しており、端子14への
印加電圧は直ちに立ち上がる。そして、スピーカアンプ
123用の第2安定化電源137のトランジスタスイッ
チQ1のエミッタへの印加電圧が上記に応じて立ち上が
るときにはスイッチSWは閉路状態である。従って、こ
のトランジスタスイッチQ1は、第2の検出電圧V2検
出用のツェナーダイオードZD1及びトランジスタQ2
の回路で駆動されるまでもなく、直ちにオン状態とな
る。すなわち、呼出スイッチSWがオン状態の条件下に
あっては、第2の検出電圧V2検出用のツェナーダイオ
ードZD1及びトランジスタQ2によって構成された第
2の検出電圧V2を検出する回路にて遅延することなく
スピーカアンプが動作可能となる上記のように、短時間
の電源供給変化の立ち上がり形態の電源操作識別によっ
てスピーカアンプが動作可能となるとともに、呼び出し
用のチャイム音鳴動応答の即答性が確保できて、待機状
態から直ちに動作状態へ移行することが可能となる。
【0028】[第2実施例]また、カメラ子機1は、図
5乃至図7に示す第2実施例の構成においても、電源入
力の電圧または電流の大きさ変化を検出し識別する電源
操作識別手段によって待機状態から複数の動作状態に制
御することができる。図5は、第2実施例のカメラ子機
のブロック図である。図6は、その要部である受電部の
回路構成図である。図7は、図5に示すカメラ子機の入
力電圧の波形図である。
【0029】このテレビドアホンシステムは、テレビ親
機2の給電電圧の、待機電圧Vwから第1電圧V1ある
いは、待機電圧Vwから第2電圧V2及び第1電圧V1
への変化形態とカメラ子機1の一部の構成のみが第1実
施例と異なるもので、他の構成部材は第1実施例のもの
と同一である。
【0030】このもののカメラ子機1の受電部13は、
インピーダンス変換回路131と、第1実施例の第1電
圧検出スイッチ回路132と同じもので、動作電圧V2
にて第1安定化電源133への電圧供給を制御する第2
電圧検出スイッチ回路132と、スピーカアンプ123
を除く他の回路に向けて電源を供給する第1安定化電源
133と、端子14に印可される電源入力電圧の大きさ
変化を検出し識別する電源操作識別手段に相当する第2
電圧検出回路134と、スピーカアンプ動作スイッチ回
路135と、制御信号保持回路136と、スピーカアン
プ用の第2安定化電源137と、電源操作識別手段に相
当する第1電圧検出遅延トリガー発生回路138とを有
している。詳しくは、図6に示すように、第2電圧検出
回路134はツェナーダイオードZD1を、第1電圧検
出・トリガー発生回路138はツェナーダイオードZD
2をそれぞれ有して、制御信号保持回路136に相当す
るDフリップフロップ回路に電源入力電圧の大きさ変化
の検出結果を出力する。また、この制御信号保持回路1
36であるDフリップフロップ回路には、テレビ親機2
を呼び出すとともに閉路操作によってスピーカ121を
動作する呼出スイッチSWがSet端子に接続されてい
る。
【0031】上記の回路構成において、このもののテレ
ビ親機2の給電電圧の変化は、図7に示すように、動作
モード1すなわち、映像による戸外監視モードである
「モニターモード」においては、待機電圧Vwから一旦
第1の電圧V1まで立ち上がった後の僅かな時間t1が
経過した後、さらに第2の電圧V2まで上昇する2段階
の変化をする。なお、前記のt1は、このものにおいて
は大略100msとしている。また、動作モード2すな
わち「来訪者通話モード」おいては、給電電圧の変化
は、待機電圧Vwから動作電圧である第2の電圧V2ま
で1段階で立ち上がる。
【0032】カメラ子機1は、端子14への印加電圧が
待機電圧Vwのときは、第1電圧検出・トリガー発生回
路138及び第2電圧検出回路134のトランジスタQ
1、Q2は共にオフ状態で、DフリップフロップのD入
力とT入力とはいずれもLレベルである。また、Dフリ
ップフロップReset入力はHレベル、Set入力は
Lレベルにあるから、制御信号出力Qはリセット状態す
なわちLレベルにあり、待機状態が維持される。
【0033】図7の(a)に示す、動作モード1の「モ
ニターモード」の立ち上がりの場合は、端子14への印
加電圧が待機電圧Vwから第1の電圧V1に立ち上がる
と、第1電圧検出・トリガー発生回路138のトランジ
スタQ1の出力すなわちDフリップフロップのRese
t入力は、HレベルからLレベルに切り替わり、Dフリ
ップフロップはアクティブ状態となる。また、第1電圧
検出・トリガー発生回路138のR、Cによる遅延出力
はt2時間の遅れの後、LレベルからHレベルに切り替
わって、DフリップフロップのD入力レベルを保持する
トリガーをT入力に与える。このとき、端子14への印
加電圧は依然第1の電圧V1にあるため、第2電圧検出
回路134の出力すなわちフリップフロップのD入力は
Lレベルのままで、制御信号出力としてのフリップフロ
ップのQ出力は、Lレベルが保持される。従って、カメ
ラ子機1の端子14に印加される電源電圧が上記の電圧
変化をしたときには、スピーカアンプ動作スイッチ回路
135がオフ状態が維持されて第1実施例と同様に動作
モード1の状態を得ることが可能となる。
【0034】また、図7の(b)に示す、動作モード2
の「来訪者通話モード」の立ち上がりの場合は、端子1
4への印加電圧が待機電圧Vwから第2の電圧V2に立
ち上がると、第1電圧検出・トリガー発生回路138の
トランジスタQ1の出力すなわちDフリップフロップの
Reset入力は、HレベルからLレベルに切り替わ
り、Dフリップフロップはアクティブな状態となる。ま
た、第1電圧検出・トリガー発生回路138のR、Cに
よる遅延出力はt2時間の遅れの後、LレベルからHレ
ベルに切り替わって、DフリップフロップのD入力レベ
ルを保持するトリガーをT入力に与える。このとき第2
電圧検出回路134の出力すなわちフリップフロップの
D入力は、第1電圧検出・トリガー発生回路138のト
ランジスタQ1の出力と同時にLレベルからHレベルに
切り替わっている。そして、制御信号出力としてのDフ
リップフロップのQ出力は、LレベルからHレベルに切
り替わってこのHレベルが保持される。従って、カメラ
子機1の端子14に印加される電源電圧が上記の電圧変
化をしたときには、スピーカアンプ動作スイッチ回路1
35がオン状態となって、第1実施例と同様に動作モー
ド2の状態を得ることが可能となる。
【0035】また、テレビ親機2を呼び出す呼出スイッ
チSWは、カメラ子機1が待機状態においては、例えば
呼出釦が操作され呼出スイッチSWがオン状態になる
と、テレビ親機1側にてカメラ子機2が呼出状態である
ことが検知され、直ちにカメラ子機2を「来訪者通話モ
ード」に移行させるべく、カメラ子機1の端子14に印
加する電源電圧を第2の検出電圧V2以上の電源電圧に
立ち上げる。これにより、DフリップフロップのSet
入力はLレベルからHレベルとなり、Dフリップフロッ
プのQ出力は無条件にHレベルにセットされて保持され
る。従って、この条件下にあっては、第1電圧検出・ト
リガー発生回路138による遅延要素もなく、待機状態
から動作モード2の動作状態への移行する。
【0036】上記のように、短時間の電源供給変化の立
ち上がり形態の電源操作識別によってスピーカアンプが
動作可能となるとともに、呼び出し用のチャイム音鳴動
応答の即答性が確保できて、待機状態から直ちに動作状
態へ移行することが可能となる。
【0037】なお、図7に示す、第1の電圧持続時間t
1と、遅延トリガー発生のための遅延時間t2の関係
は、t1>t2となるように設定されている。
【0038】以上説明したテレビドアホンシステムによ
ると、カメラ付きドアホン子機1が供給電源の電圧また
は電流の大きさの変化によって複数の動作状態に制御さ
れるものとなるので、簡単な回路構成によって制御でき
て、以て、安価な制御回路によって制御できる。また、
カメラ付きドアホン子機1が短時間の供給電源の電圧ま
たは電流の大きさの変化によって制御されて動作状態の
変わるものとなるので、制御による違和感がない。ま
た、受話音声を出力するスピーカの動作が停止制御され
るものとなるので、簡単な構成によって「モニターモー
ド」及び「来訪者通話モード」のスピーカ動作の切り替
えができ、以て、安価な制御回路によって制御できる。
また、呼出スイッチの入操作によってスピーカが動作す
るように制御されるものとなるので、簡単な構成によっ
て「モニターモード」から呼出スイッチの入操作による
通常の「来訪者通話モード」に移行でき、以て、安価な
制御回路によって制御できる。
【0039】なお、以上説明した実施の形態において、
カメラ子機の電源操作識別手段をツェナーダイオードを
用いたものとして、短時間の電圧変化を識別するものを
例示して説明したが、本発明はそのもののみに限定する
ものでなく、例えば、カメラ子機の端子電圧の検出をA
D変換器を有しているマイクロコンピュータ等によって
構成して、ソフトウエアプログラムに基づく処理により
識別しても良い。このものにおいては、より短い時間的
な電圧変化の識別によってより多くの動作モードの制御
をなし得る効果を奏する。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載のテレビドアホンシステム
は、カメラ付きドアホン子機が供給電源の電圧または電
流の大きさの変化によって複数の動作状態に制御される
ものとなるので、簡単な回路構成によって制御できて、
以て、安価な制御回路によって制御できる。
【0041】また、請求項2記載のテレビドアホンシス
テムは、請求項1記載のものの効果に加え、カメラ付き
ドアホン子機が短時間の供給電源の電圧または電流の大
きさの変化によって制御されるものとなるので、待機状
態から直ちに動作状態へ移行することが可能となる。
【0042】また、請求項3記載のテレビドアホンシス
テムは、請求項1又は2記載のものの効果に加え、受話
音声を出力するスピーカの動作が停止制御されるものと
なるので、簡単な構成によって、例えば、「モニターモ
ード」及び「来訪者通話モード」ようなスピーカ動作の
切り替えができ、以て、安価な制御回路によって制御で
きる。
【0043】また、請求項4記載のテレビドアホンシス
テムは、請求項3記載のものの効果に加え、呼出スイッ
チの入操作によってスピーカが動作するように制御され
るものとなるので、簡単な構成によって、例えば、「モ
ニターモード」から呼出スイッチの入操作による通常の
「来訪者通話モード」に移行するようなモード切替がで
き、以て、安価な制御回路によって制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の、第1実施例のテレビド
アホンシステムのテレビ親機のブロック図である。
【図2】図1に示すテレビドアホンシステムのカメラ子
機のブロック図である。
【図3】図2に示すカメラ子機の要部である受電部の回
路構成図である。
【図4】図2に示すカメラ子機の入力電圧の波形図であ
る。
【図5】第2実施例のテレビドアホンシステムのカメラ
子機のブロック図である。
【図6】図5に示すカメラ子機の要部である受電部の回
路構成図である。
【図7】図5に示すカメラ子機の入力電圧の波形図であ
る。
【図8】従来例のテレビ親機のブロック図である。
【図9】従来例のカメラ子機のブロック図である。
【図10】従来例の制御の説明図で、(a)は端子電圧
の波形、(b)はキャリア信号スペクトラムのモニター
モード時、(c)はキャリア信号スペクトラムの来客者
通話モード時の説明図である
【符号の説明】
1 カメラ付きドアホン子機(カメラ子機) 134 第2電圧検出・制御回路(電源操作識別手段) 135 スピーカアンプ動作スイッチ(スイッチ手段) SW 呼び出しスイッチ 2 テレビ付きインターホン親機(テレビ親機) 241 マイコン(電源操作手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラによって撮影した映像信号
    を出力するカメラ付きドアホン子機と、映像信号を入力
    してカメラ付きドアホン子機にて撮影された映像を映し
    出すテレビ付きインターホン親機と、を備え、テレビ付
    きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機間を2
    線平衡ケーブルによって接続し、テレビ付きインターホ
    ン親機がカメラ付きドアホン子機へ電源供給するととも
    に動作制御を行うテレビドアホンシステムにおいて、 前記テレビ付きインターホン親機は、前記カメラ付きド
    アホン子機の複数の動作状態を制御するための該カメラ
    付きドアホン子機への供給電源の電圧または電流の大き
    さを変化させる電源操作手段を有するとともに、カメラ
    付きドアホン子機は、電源入力の電圧または電流の大き
    さ変化を検出し識別する電源操作識別手段を有し、カメ
    ラ付きドアホン子機がテレビ付きインターホン親機によ
    って待機状態から複数の動作状態に制御されることを特
    徴とするテレビドアホンシステム。
  2. 【請求項2】 前記電源操作を、待機状態からの、短時
    間の電源供給変化の立ち上がり形態とすることを特徴と
    する請求項1記載のテレビドアホンシステム。
  3. 【請求項3】 前記カメラ付きドアホン子機は、前記電
    源操作識別手段からの出力によって受話音声を出力する
    スピーカの動作を停止するスイッチ手段を有することを
    特徴とする請求項1又は2記載のテレビドアホンシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ手段は、前記テレビ付きイ
    ンターホン親機を呼び出す呼出スイッチの入操作によっ
    て前記スピーカを動作することを特徴とする請求項3記
    載のテレビドアホンシステム。
JP28561396A 1996-10-28 1996-10-28 テレビドアホンシステム Expired - Fee Related JP3687227B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28561396A JP3687227B2 (ja) 1996-10-28 1996-10-28 テレビドアホンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28561396A JP3687227B2 (ja) 1996-10-28 1996-10-28 テレビドアホンシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10136106A true JPH10136106A (ja) 1998-05-22
JP3687227B2 JP3687227B2 (ja) 2005-08-24

Family

ID=17693801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28561396A Expired - Fee Related JP3687227B2 (ja) 1996-10-28 1996-10-28 テレビドアホンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3687227B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060409A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2008092513A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Kocom Co Ltd 4線方式のビデオ・フォーン

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060409A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2008092513A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Kocom Co Ltd 4線方式のビデオ・フォーン
JP4515431B2 (ja) * 2006-10-05 2010-07-28 ココム株式会社 4線方式のビデオ・フォーン

Also Published As

Publication number Publication date
JP3687227B2 (ja) 2005-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4622656B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP3687227B2 (ja) テレビドアホンシステム
JP4586647B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2001186509A (ja) テレビドアホンシステム
JP2000165967A (ja) インターホンシステム
JPH06113025A (ja) テレビインターホンシステム
JP3721707B2 (ja) テレビドアホンシステム
JP2010081122A (ja) インターホンシステム
JP2006304220A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP3752777B2 (ja) テレビドアホンシステム
JP3584648B2 (ja) テレビインターホンシステム
JP3513854B2 (ja) テレビインターホンシステム
JP2634443B2 (ja) モニタ付きインターホン装置
JP2002261945A (ja) インターホン装置
JP3596649B2 (ja) テレビドアホン装置
JP3354043B2 (ja) テレビドアホン装置
JP3636270B2 (ja) テレビドアホン装置
JP2002185625A (ja) ドアホン装置
JP2008072630A (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2000165853A (ja) テレビドアホン装置
JP2001061016A (ja) インターホンシステム
JP2001203816A (ja) テレビインターホン装置
JP2004289656A (ja) テレビインターホン装置
JP2003283676A (ja) ドアホン連動装置
JPH0729973U (ja) テレビインターホン用住宅情報盤、電話用ターミナルユニット及びこれを用いたテレビインターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040603

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050530

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees