JP2005260359A - 集合住宅用監視・通話システム - Google Patents

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英雄 阪本
Hiroaki Takeyama
博昭 竹山
Mitsuharu Ikeda
光治 池田
Hitoshi Fukagawa
仁 深川
Takeshi Ueda
毅 上田
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Abstract

【課題】新規に施工する場合にあっては使用ペア線数を減らすことができ、しかもリニューアルする場合には既存のペア線をそのまま利用できる集合住宅用監視・通話システムを提供することにある。
【解決手段】ロビーインターホン装置3は送受信回路10から住宅情報盤1へデジタル映像信号及びデジタル音声信号をペア線L1を介して周波数多重によって伝送し、また住宅情報盤1からペア線L1を介して周波数多重によって送られてくるデジタル音声信号を送受信回路10で受信する。また端末部20によりペア線L2を通じて送られてくる時分割多重の伝送信号を受信して、その伝送信号に含まれる制御データを取り込み、また返信期間において操作部18の操作データ等を監視データとして返信するようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は集合住宅用監視・通話システムに関するものである。
従来、集合住宅にはロビーインターホン装置の撮影カメラで写した来訪者の映像を住戸内の住宅情報盤や管理人室の警報監視盤に設けたモニタ装置でモニタしながら来訪者と居住者或いは管理人と通話ができる住宅用監視・通話システムが提供されている(例えば特許文献1)。
特開平5−89391号公報(図1参照)
ところで、上記の従来例のシステムでは映像系信号線と、通話系信号線と、映像系信号線や通話系信号線の接続を制御するための制御系の信号線とを各別に配線する構成であるため、通常3ペア線が用いられている。
このため、新規にシステムを施工する場合、配線数が多く施工コストが高くなり、また仮に複数のロビーインターホン装置を設置する場合には、更に通話用の1ペア、映像用の1ペアからなる2ペア線を配線しなければならずコスト高であった。
一方、既存のシステムをリニューアルする場合には、既設の配線がそのまま利用できることが要求されているため、両者を満足するシステムの提供が希求されていた。
また集合住宅でアナログの音声信号を伝送する場合、伝送路が長くなると商用電源周波の誘導ノイズの影響を考慮しなければならず、そのため電源部には大型な絶縁型トランスを用いる必要があった。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、新規に施工する場合にあっては使用ペア線数を減らすことができ、しかもリニューアルする場合には既存のペア線をそのまま利用できる集合住宅用監視・通話システムを提供することにある。
請求項1の発明では、少なくともロビーインターホン装置と、住戸に設けられる住宅用インターホン装置との間のインターホン通話時の音声信号と、前記ロビーインターホン装置の来訪者撮影用撮影カメラで撮像され、前記住宅用インターホン装置のモニタ装置で映し出される映像の映像信号とをそれぞれデジタル信号に変換して第1のペア線上に伝送するとともに、呼び出し制御を含む監視制御用の信号を第2のペア線を介して前記ロビーインターホン装置と前記住宅用インターホン装置との間を伝送させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、映像信号及び音声信号を第1のペア線上に伝送し、監視制御用の信号を第2のペア線を介して伝送するため、それぞれの信号を狭帯域で送信することができ、そのため第1のペア線及び第2のペア線として従来のインターホン系に用いていたペア線を用いることができ、そのため新規施工時にあっては配線費用が安価となり、また既設のシステムをリニューアルする際にはそれまで使用されていた3ペア線の内の2ペアをそのまま流用でき、リニューアル費用も安価となり、しかも映像信号をデジタル信号により送信するため各住宅用インターホン装置と第1のペア線との接続を分岐器なしで接続することができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記第1のペア線上を介して上記デジタル信号とともに、インターホン通話時の音声をアナログ音声信号で送受信する手段をロビーインターホン装置に付加していることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、前記第1のペア線上にアナログ音声信号による通話チャンネルを確保することができ、従来のアナログ音声信号による通話方式と互換性を確保することができる。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、前記住宅用インターホン装置には、複数のロビーインターホン装置からの前記第1のペア線を、前記ロビーインターホン装置からの呼び出しに応じて切り替え接続する手段を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、デジタル音声信号及びデジタル映像信号の物理的な伝送路を2チャンネル分確保することができるため、複数台のロビーインターホン装置を設けた集合住宅に対応させることができる。
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、ロビーインターホン装置側に設けられ、送信するデジタル音声信号をデジタル変調する手段と、来訪者撮影用カメラの映像信号をデジタル変調する手段を一つの変調手段で構成し、住宅用インターホン装置側に設けられ、受信されたデジタル音声信号を復調する手段と、デジタル映像信号を復調する手段とを一つの復調手段で構成していることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、ロビーインターホン装置や住宅用インターホン装置の構成が簡略化できる。
本発明は、映像信号及び音声信号を第1のペア線上に伝送し、監視制御用の信号を第2のペア線を介して伝送するため、それぞれの信号を狭帯域で送信することができ、そのため第1のペア線及び第2のペア線として従来のインターホン系に用いていたペア線を用いることができ、そのため新規施工時にあっては配線費用が安価となり、また既設のシステムをリニューアルする際にはそれまで使用されていた3ペア線の内の2ペアをそのまま流用でき、リニューアル費用も安価となり、しかも映像信号をデジタル信号により送信するため各住宅用インターホン装置と第1のペア線との接続を分岐器なしで接続することができるという効果がある。
以下本発明を実施形態により説明する。
(実施形態1)
図2は本実施形態の集合住宅の通話・監視システムの構成を示しており、この本実施形態は、システムの端末として各住戸に設けられる住宅用インターホン装置の機能を備えている住宅情報盤1と、共用設備として、管理人室に設けられる警報監視盤2と、共用部であるロービーに設けられるロビーインターホン装置3とが設置され、これら端末は集合住宅内に伝送路を構成する2ペア線4に接続されており、この2ペア線4の一方のペア線がデジタル映像信号及びデジタル音声信号の伝送路を、他方のペア線が制御のデータの伝送路を構成する。
ロビーインターホン装置3は図1(a)に示すように、映像・音声系の回路要素として、来訪者撮影用の撮影カメラ5と、インターホン用の送話手段たるマイク6及び受話手段たるスピーカ7と、アナログ音声信号の増幅用のアンプ8,9と、ペア線L1に接続され、後述するデジタル音声信号及びデジタル映像信号を送信し、また住宅情報盤1や警報監視盤2から送られてくるデジタル音声信号を受信する送受信回路10と、撮影カメラ5からの映像信号を適宜な方式でデジタル変調する映像デジタル変調回路11と、前記マイク6からアンプ8を介して入力するアナログ音声信号をデジタル音声信号として出力するとともに、受信されて復調されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してアンプ9へ出力するコーデック機能を備えた音声処理回路12と、該音声処理回路12から出力されるデジタル音声信号を適宜な変調方式でデジタル変調して出力するとともに、受信されたデジタル音声信号を取り込んで復調する音声デジタル変復調回路13と、該音声デジタル変復調回路13で変調された音声デジタル信号と映像デジタル変調回路11で変調されたデジタル映像信号とをそれぞれに割り当てた周波数帯域にて周波数多重化して送受信回路10からペア線L1上へ送信させるとともに、送受信回路10により受信されるデジタル音声信号を分離して音声デジタル変復調回路13へ出力する多重分離回路14とを音声・映像系の回路要素として備えている。
またペア線L2に接続され後述する警報監視盤2(図3参照)内に備えた伝送ユニット15からの伝送信号を受信するとともに伝送信号に設定された返信用のタイムスロット(以下返信期間という)で監視データを伝送ユニット15へ送信する伝送信号送受信回路16と、伝送信号送受信回路16で受信された伝送信号に含まれるアドレスデータが示すアドレスと予め設定されている固有のアドレスとが一致したときに伝送信号に含まれる制御データを取り込んで上記回路要素の制御や具備する表示部17の駆動制御を行うとともに、具備する操作部18の操作データを伝送信号の返信期間で監視データとして返信させる信号処理を行い、また操作部18の操作データに対応して上記回路要素の制御を行う信号処理部19とからなる端末部20を備えている。
更にまた音声・映像系の回路要素や端末部20の回路要素の動作電源部として、商用電源AC100Vから所定の直流電圧に変換するスイッチング電源からなる電源部21を備えている。
一方住宅情報盤1は図1(b)に示すように、インターホン用の送話手段たるマイク22及び受話手段たるスピーカ23と、アナログ音声信号の増幅用のアンプ24,25と、ペア線L1に接続され、後述するデジタル音声信号を送信し、またロビーインターホン装置3や警報監視盤2から送られてくるデジタル音声信号を受信する送受信回路26と、マイク22からアンプ24を介して入力するアナログ音声信号をロビーインターホン装置3とデジタル音声信号として出力するとともに、受信さた後復調されたデジタル音声信号を取り込んでアナログ音声信号に変換し、このアナログ音声信号をアンプ25へ出力するコーデック機能及びインターホン用の呼び出し音用の音声信号を生成してアンプ25へ出力する音声合成機能を備えた音声処理回路27と、該音声処理回路27から出力されるデジタル音声信号をロビーインターホン装置3と同じ変調方式によりデジタル変調して出力するとともに、受信されたデジタル音声信号を取り込んで復調する音声デジタル変復調回路28と、該音声デジタル変復調回路28で変調されたデジタル音声信号を上り用として割り当てた周波数帯域にて、上述のロビーインターホン装置3から送信されるデジタル映像信号やデジタル音声信号に対して多重化し送受信回路26から送信させるとともに、送受信回路26により受信されたデジタル映像信号を分離する多重分離回路29と、多重分離回路29で分離されたデジタル映像信号から映像信号に復調する映像デジタル復調回路30と、復調された映像信号を入力して映像を映し出すモニタ装置31とを音声・映像系の回路要素として備えている。
またロビーインターホン装置3と同様にペア線L2に接続され後述する警報監視盤2内に備えた伝送ユニット15からの伝送信号を受信するとともに伝送信号に設定された返信期間で監視データを伝送ユニット15へ送信する伝送信号送受信回路32と、伝送信号送受信回路32で受信された伝送信号に含まれるアドレスデータが示すアドレスと、予め設定されている固有のアドレスとが一致したときに伝送信号に含まれる制御データを取り込んで上記回路要素の制御や具備する表示部33の駆動制御を行うとともに、具備する操作部34の操作データを監視データとして伝送信号の返信期間で返信させる信号処理を行い、また操作部34の操作データに対応した上記回路要素の制御を行う信号処理部35とからなる端末部36を備えている。
更にまた音声・映像系の回路要素や端末部36の回路要素の動作電源部として、商用電源AC100Vから所定の直流電圧に変換するスイッチング電源からなる電源部37を備えている。
尚住宅情報盤1の端末部36には火災感知器などの防災センサの検知出力を取り込んで監視データとして警報監視盤2に伝送信号の返信期間で返信させる機能が備わっているが、この防災監視系の構成の図示及び詳細な説明は省略する。
一方警報監視盤2は図3に示すように基本的には音声・映像系の回路要素は住宅情報盤1と同じ構成であるので、同じ回路構成の要素には同じ符号を付して省略する。ただ警報監視盤2は、上記の各端末部20,34の監視制御を時分割多重の伝送信号によって行うための伝送ユニット15を備えている。
この伝送ユニット15は各端末部20,34にアクセスするためにそれぞれのアドレスデータと、端末部20,36に対してアクセスしたときに伝送信号の返信期間において端末部20,36から返信信号として送られくる監視データの要求に基づいて、制御対象となる端末部を判断してその端末部をアクセスする時に渡す制御データを生成する機能とを備えている信号処理部38と、伝送信号を複極のベースバンド信号として送信するとともに、この伝送信号中、長パルスにより構成される返信期間において、アクセスされている端末部20,36の伝送信号送受信回路16,32内でペア線L2間を所定のインピーダンス素子を介してオンオフされることで電流信号として返信されてくる返信信号を受信する伝送信号送受信回路39とからなる。
而して本実施形態では、通常時においては、来訪者がロービーインターホン装置3の操作部18を用いて訪問先の住戸番号を入力して呼び出し操作を行うと、端末部20の信号処理部19はこの操作信号を取り込み、伝送信号によりアクセスされたときに操作信号から得た操作データを監視データとして伝送ユニット15へ返信する。
同時に端末部20の信号処理部19は撮影カメラ5を起動させ、撮影した来訪者を捉えた映像信号を映像デジタル変調回路11に出力させる。
映像デジタル変調回路11は映像信号をデジタル変調し、この変調されたデジタル映像信号を多重分離回路14が図4(a)に示す周波数帯域Cに配置して周波数多重化を図った上で、送受信回路10からペア線L1上に送信させる。
一方ロビーインターホン装置3からの返信信号を受け取った伝送ユニット15は、監視データから呼び出し先を判断し、呼び出し先である住宅情報盤1の端末部36をアクセスする伝送信号で呼び出し制御のための制御データを送る。
伝送ユニット15の伝送信号でアクセスされた住宅情報盤1(警報監視盤2)の端末部36の信号処理部35は、制御データに基づいて音声処理回路27を制御して呼び出し用の音声信号をアンプ25を介してスピーカ23に出力させ、スピーカ23から呼び出し音を発鳴させる。また信号処理部35はモニタ装置31を起動させる。
一方ペア線L1を介して当該住宅情報盤1により、送受信回路26で受信されたデジタル映像信号は、多重分離回路29で分離された後、映像デジタル復調回路30により映像信号に復調され、起動したモニタ装置31で再生される。この再生画面に映し出される来訪者を確認した当該住戸の住人は、操作部34の通話釦34aを押し下げる。この押し下げに対応して信号処理部35は音声処理回路27を起動させてマイクロ22,スピーカ23を用いた送受話を可能とすると同時に、通話中であることを表示部33で表示させ、また押し下げ操作があったことを示す監視データを伝送信号の返信期間で伝送ユニット15へ返信する。
伝送ユニット15はこの監視データを受信すると、ロビーインターホン装置3に対して次のアクセス時に通話状態を表示させるための制御データを送る。ロビーインターホン装置3の端末部20の信号処理部19は受信した制御データに基づいて表示部17で通話状態に入ったことを表示する。
さて通話状態に入ると、ロビーインターホン装置3側の来訪者の通話音声は、マイク6からアナログ音声信号として出力され、アンプ8を介して音声処理回路12に入力する。音声処理回路12ではこのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換後、音声デジタル変復調回路13へ出力する。デジタル変復調回路13はデジタル音声信号をデジタル変調した後、多重分離回路14に出力する。多重分離回路14はデジタル音声信号を図4(a)の下り用の周波数帯域Aに配置して多重化を図った上で、送受信回路10からペア線L1上に送信させる。
この呼び出し側から送信されるデジタル音声信号が下りデジタル音声信号となる。そして下りデジタル音声信号はデジタル映像信号とともに住宅情報盤1の送受信回路26で受信された後、多重分離回路29で分離され、更に音声デジタル変復調回路28で復調された後、音声処理回路27でアナログ音声信号に変換される。このアナログ音声信号がアンプ25を通じてスピーカ23に入力して再生されることになる。
一方住宅情報盤1側の住人の通話音声は、マイク22からアナログ音声信号として出力され、アンプ24を介して音声処理回路27に入力する。音声処理回路27ではこのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換後、音声デジタル変復調回路28へ出力する。デジタル変復調回路28はデジタル音声信号をデジタル変調した後、多重分離回路29にて図4(a)に示す上り用の周波数帯域Bに配置して多重化を図った上で、送受信回路26からペア線L1上に送信させる。
そしてロビーインターホン装置3の送受信回路10で受信された後、多重分離回路14で分離され、更に音声デジタル変復調回路8で復調された後、音声処理回路12でアナログ音声信号に変換される。このアナログ音声信号がアンプ9を通じてスピーカ7に入力して再生されることになる。
以上のようにしてロビーインターホン装置3と被呼び出し側の住宅情報盤1との間で双方向の通話路が確立されることになる。
次に住人が操作部34の通話釦34aを押し下げて通話終了操作を行うと、端末部36の信号処理部35はモニタ装置31の動作と、音声処理回路27の動作とを停止させるとともに表示部33による通話状態表示を消灯させる。また伝送ユニット15によりアクセスされたときに伝送信号の返信期間において通話停止を示す監視データを返信する。
伝送ユニット15は通話停止を示す監視データが返信されてくると、ロビーインターホン装置3をアクセスする伝送信号で通話停止に対応する制御データを端末部20へ送る。端末部20はこの制御データを受け取ると、撮影カメラ5の動作及び音声処理回路12の動作を停止させ、また表示部17による通話状態表示を消灯させる。
このようにしてロビーインターホン装置3と住宅情報盤1との通話路が開放されて待機状態に戻ることになる。
尚図4(b)は伝送信号の周波数帯域を示す。
ところで上記の動作説明では、ロビーインターホン装置3と住宅情報盤との間の通話について説明したが、警報監視盤2から住宅情報盤1を呼び出して通話する場合、伝送ユニット15の信号処理部35が操作部34の操作データを受けとって、呼び出しのための制御データを住宅情報盤1へ伝送信号により送るようになっている。また警報監視盤2から送信されるデジタル音声信号の周波数帯域はロビーインターホン装置3からのデジタル音声信号を送信させる場合と同じ周波数帯域Aが設定される。
以上のように構成した本実施形態では、映像信号及び音声信号をデジタル化してペア線L1上に伝送し、監視制御用の伝送信号をペア線L2を介して伝送するため、それぞれの信号を狭帯域で送信することができ、そのためペア線L1及びペア線L2として従来のインターホン系に用いていたペア線を用いることができ、そのため新規施工時にあっては配線費用が安価となり、また既設のシステムをリニューアルする際にはそれまで使用されていた3ペア線の内の2ペアをそのまま流用でき、リニューアル費用も安価となる。また音声信号をデジタル化するため、誘導ノイズの影響を考慮する必要がなくなり、電源部21として商用電源AC100Vから所定の直流電圧に変換する小型なスイッチング電源を用いることができる。
(実施形態2)
上記実施形態1のロビーインターホン装置3ではデジタル音声信号とデジタル映像信号を別個の変調回路(音声デジタル信号変復調回路13、映像デジタル変調回路11)で変調し、また住宅情報盤1、警報監視盤2では受信したデジタル音声信号、デジタル映像信号をそれぞれ別個の復調回路(音声デジタル信号変復調回路28、映像デジタル復調回路30)で復調していたが、本実施形態では、図5(a)に示すようにロビーインターホン装置3では、音声処理回路12から出力される圧縮音声信号と撮影カメラ5からの映像信号を多重回路40により多重化した上で、音声映像デジタル変調回路41によりデジタル変調し、図6に示すように所定周波数帯域Dに配置する。また多重分離回路13でペア線L1上のデジタル音声信号の周波数帯域B’に対して周波数多重化を図って送受信回路10からペア線L1上に送信させる。一方受信されるデジタル音声信号を多重分離回路14で分離した上で、音声デジタル復調回路42にて復調するようになっている。また住宅情報盤1では、図5(b)に示すように送受信回路26で受信したデジタル映像信号及びデジタル音声信号を多重分離回路29で分離した上で、音声映像デジタル復調回路43により両信号を復調する。復調された音声信号は分離回路44で、復調された映像信号から分離された後、音声処理回路27に取り込まれる。一方住宅情報盤1から送信されるデジタル音声信号は、音声処理回路27から出力されるデジタル音声信号が音声デジタル変調回路45で変調された後、多重分離回路29を介して送受信回路26からペア線L1上に送信される。
尚システム構成は実施形態1と同じであり、また警報監視盤2の構成も住宅情報盤1と同じ構成となるため、図示及び説明は省略する。また伝送信号の周波数帯域は同じであるので図示は省略する。
このように本実施形態では、ロビーインターホン装置3において映像信号及びアナログ音声信号を同じ変調回路でデジタル変調し、また住宅情報盤1及び警報監視盤2では受信したデジタル音声信号及び映像信号の復調を同じ復調回路で復調するようになっており、映像と音声の変調或いは復調を同じ変調回路或いは復調回路で行うことで、音声の変復調を一つの回路で行う場合に比べてコストの低減を図っている。
(実施形態3)
本実施形態は図7(a),(b)に示すようにロビーインターホン装置3及び住宅情報盤1にそれぞれ2組の送受信回路10a,10b及び26a,26bを設けて、一方の接続端をペア線L1に、他方の接続端をペア線L3に接続し、また多重分離回路29に対して切り替えスイッチ51,50により切り替え接続されるようになっている。つまり、切り替えスイッチ51,50によって伝送路としても用いる第1のペア線としてL1,L3の何れか一方に設定されるようなっている。尚警報監視盤2も住宅情報盤1と同様な構成を持たせるの勿論である。またロビーインターホン装置3は実施形態1のものをそのまま使用する。集合住宅内の配線はペア線L1〜L3からなる3ペア線4’を用いて行う。
而して本実施形態では 例えば図8に示すように2つのロビーインターホン装置3が設置される場合、何れかのロビーインターホン装置3から住宅情報盤1に対する呼び出しがあった場合、当該ロビーインターホン装置3の端末部20から接続してあるペア線(L1又はL3)のデータを操作データとともに伝送ユニット15へ返信信号として送り、伝送ユニット15ではこのデータを受け取ると、被呼び出し側の住宅情報盤1の端末部36に対して他のロビーインターホン装置3が使用していないペア線L1又はL3を選択するように切り替えスイッチ50を制御する制御データを送り、また当該ロビーインターホン装置3の端末部20に対しても切り替えスイッチ51を対応するペア線L1又はL3に切り替えるように制御データを送るようになっている。
つまり、2台のロビーインターホン装置3が設置されている場合に、被呼び出し側の住宅情報盤1と呼び出し側のロビーインターホン装置3とは空いているペア線(L1又はL3)に自動的に接続され、当該ロビーインターホン装置3と住宅情報盤1との間で通話ができるとともに、当該ロビーインターホン装置3の撮影カメラ5が撮影した来訪者の様子をモニタ装置31でモニタすることができることになる。
ところで、ロビーインターホン装置3を3台以上設置する場合においても、3ペア線4’を配線して、各ロビーインターン装置3の送受信回路10a、10bをペア線L1又はL3に切り替え接続することで、2台のロビーインターン装置3の同時使用が可能となる。
尚周波数多重のための周波数帯域配置構成はペア線L1,L3の何れを使用しても実施形態1と同じであるので、図示しない。また伝送信号の周波数帯域の配置も同じであるので図示しない。 ところで本実施形態の構成を実施形態2の構成に加えても良い。この場合ロビーインターン装置3、住宅情報盤1の構成は図9(a),(b)に示すようになる。勿論警報監視盤2の構成もこの住宅情報盤1と同様な構成を持つことになる。またロビーインターホン装置3は実施形態2のものをそのまま使用する。
(実施形態4)
本発明はデジタル音声信号を用いることを前提とするが、リニューアルの場合、既存のアナログ音声を用いる住宅用のインターホン装置を使用したいという施主からの要望に対応させたのが本実施形態である。
つまり、本実施形態では図10に示すように実施形態1の構成と基本的に同じ構成のロビーインターホン装置3において次のようなアナログ音声系の構成を加えた点に特徴がある。
つまり送受信回路10とペア線L1との間に挿入され、図11に示すように300乃至3.4KHz程度の周波数帯域Eで送られてくる上りのアナログ音声信号をペア線L1から分離するとともにペア線L1に下りのアナログ音声信号を、上下のデジタル音声信号及びデジタル映像信号に対して多重化を図って送出させる多重分離回路61と、この多重分離回路61で分離されたアナログ音声信号と、ペア線L1上へ送出させる送信用のアナログ音声信号とを2線の信号路を介して入出力するアナログ音声送受信回路62と、マイク6から入力される通話音声をアンプ8を介して取り込んでアナログ音声送受信回路62へ2線の信号路を介して送るとともに、この信号路を介してアナログ音声送受信回路62で受信したアナログ音声信号を取り込み、アンプ9を介してスピーカ7へ出力する2線−4線変換回路63とを実施形態1の構成に付加してある。一方住宅情報盤(及び警報監視盤2)は実施形態1のものをそのまま使用する。
而して既存のアナログ音声対応のインターホン装置1’を図12に示しように混在させる場合には、ロビーインターホン装置3側から当該インターホン装置1’を呼び出す際に、端末部20の信号処理部19の制御の下でアナログ音声系の回路要素を動作させることでロビーインターホン装置3とインターホン装置1’との通話が可能となる。
またインターホン装置1’と警報監視盤2との間で通話を行う場合には警報監視盤2に同様なのアナログ音声系の回路要素を付加すれば良い。
尚本実施形態の構成を図13に示すように実施形態2の構成に加えれば、実施形態2の利点も得られる。この場合の周波数多重のための周波数帯域配置構成は図14に示すようになる。
更に、本実施形態の構成を実施形態3の構成に加えれば、インターホンの物理的な通話路を2チャンネルとし、チャンネル毎にアナログ音声系を付加することで、インターホンのための通話チャンネルを4チャンネルとすることができる上に、実施形態3の利点も得られる。この場合のペア線L1での周波数多重のための周波数帯域配置構成は図15(a)に示すようになり、ペア線L3での周波数多重のための周波数帯域配置構成は図15(b)に示すようになる。
更に本実施形態に実施形態3の構成と実施形態2の構成を組み合わせると、インターホンのための通話チャンネルを4チャンネルとすることができる上に、実施形態3の利点と実施形態2の利点も得られることになる。この場合のペア線L1での周波数多重のための周波数帯域配置構成は図16(a)に示すようになり、ペア線L3での周波数多重のための周波数帯域配置構成は図16(b)に示すようになる。
(a)実施形態1に用いるロビーインターホン装置の構成図、(b)は同上に用いる住宅情報盤の構成図である。 同上のシステム構成図である。 同上に用いる警報監視盤の構成図である。 (a)は同上におけるデジタル音声信号及びデジタル映像信号の周波数帯域の配置説明図、(b)は同上における伝送信号の周波数帯域の配置説明図である。 (a)は実施形態2に用いるロビーインターホン装置の構成図、(b)は同上に用いる住宅情報盤の構成図である。 同上におけるデジタル音声信号及びデジタル映像信号の周波数帯域の配置説明図である。 (a)は実施形態3に用いるロビーインターホン装置の構成図、(b)は同上に用いる住宅情報盤の構成図である。 同上のシステム構成図である。 (a)は同上の別の例のロビーインターホン装置の構成図、(b)は同上の別の例の住宅情報盤の構成図である。 実施形態4のロビーインターホン装置の構成図である。 同上におけるデジタル音声信号及びデジタル映像信号の周波数帯域の配置説明図である。 同上のシステム構成図である。 同上の別の例のロビーインターホン装置の構成図である。 同上の別の例におけるデジタル音声信号及びデジタル映像信号の周波数帯域の配置説明図である。 (a)は同上の他の例における一方のペア線のデジタル音声信号及びデジタル映像信号の周波数帯域の配置説明図、(b)は同上における他の例の一方のペア線のデジタル音声信号及びデジタル映像信号の周波数帯域の配置説明図である。 (a)は同上におけるその他の例の一方のペア線のデジタル音声信号及びデジタル映像信号の周波数帯域の配置説明図、(b)は同上におけるその他の例の一方のペア線のデジタル音声信号及びデジタル映像信号の周波数帯域の配置説明図である。
符号の説明
1 住宅情報盤
3 ロビーインターホン装置
4 2ペア線
5 撮影カメラ
6,22 マイク
7,23 スピーカ
8,9,24,25 アンプ
10,26 送受信回路
11 映像デジタル変調回路
12,27 音声処理回路
13,28 音声デジタル変復調回路
14,29 多重分離回路
16,32 伝送信号送受信回路
17,33 表示部
18,34 操作部
19、35 信号処理部
20,36 端末部
21,37 電源部
30 映像デジタル復調回路
31 モニタ装置
L1,L2 ペア線

Claims (4)

  1. 少なくともロビーインターホン装置と、住戸に設けられる住宅用インターホン装置との間のインターホン通話時の音声信号と、前記ロビーインターホン装置の来訪者撮影用撮影カメラで撮像され、前記住宅用インターホン装置のモニタ装置で映し出される映像の映像信号とをそれぞれデジタル信号に変換して第1のペア線上に伝送するとともに、呼び出し制御を含む監視制御用の信号を第2のペア線を介して前記ロビーインターホン装置と前記住宅用インターホン装置との間を伝送させることを特徴とする集合住宅用監視・通話システム。
  2. 前記第1のペア線上を介して上記デジタル信号とともに、インターホン通話時の音声をアナログ音声信号で送受信する手段をロビーインターホン装置に付加しているいることをことを特徴とする請求項1記載の集合住宅用監視・通話システム。
  3. 前記住宅用インターホン装置には、複数のロビーインターホン装置からの前記第1のペア線を、前記ロビーインターホン装置からの呼び出しに応じて切り替え接続する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅用監視・通話システム。
  4. ロビーインターホン装置側に設けられ、送信するデジタル音声信号をデジタル変調する手段と、来訪者撮影用カメラの映像信号をデジタル変調する手段を一つの変調手段で構成し、住宅用インターホン装置側に設けられ、受信されたデジタル音声信号を復調する手段と、デジタル映像信号を復調する手段とを一つの復調手段で構成していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の集合住宅用監視・通話システム。
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