JP3413632B2 - グアニジン誘導体の製造方法 - Google Patents

グアニジン誘導体の製造方法

Info

Publication number
JP3413632B2
JP3413632B2 JP30454296A JP30454296A JP3413632B2 JP 3413632 B2 JP3413632 B2 JP 3413632B2 JP 30454296 A JP30454296 A JP 30454296A JP 30454296 A JP30454296 A JP 30454296A JP 3413632 B2 JP3413632 B2 JP 3413632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optionally substituted
formula
salt
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP30454296A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10120666A (ja
Inventor
雅人 高延
靖雄 神谷
英樹 釆女
Original Assignee
住化武田農薬株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 住化武田農薬株式会社 filed Critical 住化武田農薬株式会社
Priority to JP30454296A priority Critical patent/JP3413632B2/ja
Publication of JPH10120666A publication Critical patent/JPH10120666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3413632B2 publication Critical patent/JP3413632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、殺虫剤として有用
なグアニジン誘導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−157308には、殺虫活性
を有するグアニジン誘導体およびその製造方法が開示さ
れている。該グアニジン誘導体の改良製造方法として、
下記の図式1に示すように、イミド基を有するイソチオ
尿素誘導体を経由する方法が特開平5−9173に開示
されている。 図式1
【化9】 (式中、R1、R2、R4aおよびR5aは同一または異なっ
て、水素または置換されていてもよい炭化水素基を、
A'は置換されていてもよい2価の炭化水素基を、Q'は
置換されていてもよい複素環基を、X'は電子吸引基
を、Y1およびY2は同一または異なってハロゲンをまた
は一緒になって酸素を、n'は0または1を示す。) また、特開平2−288860に殺虫活性を有するグア
ニジン誘導体が開示されており、その製造方法は以下の
ように開示されている。
【化10】 (式中、R1'およびR2'は水素またはC1-4アルキル基
を、R4'はC1-4アルキル基を、ZはハロゲンまたはC
1-4アルキル基で置換されていてもよい少なくとも1個
の窒素原子を有する5または6員複素環基を、R5'およ
びR6'は水素またはC1-4アルキル基を示す。)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらのグアニジン誘
導体の製造方法では、原料化合物として具体的にはいず
れもチオイソウレア誘導体が用いられ、最終目的化合物
のグアニジン誘導体の製造工程では、悪臭を有する、式
RSH(式中、Rは置換されていてもよい炭化水素基を
示す。)で表されるメルカプタン化合物が副生するとい
う欠点を有している。このような現状において、反応操
作が簡便で、工程数が少なく、より高い収率で、悪臭が
発生しない工業的により有利なグアニジン誘導体製造方
法の開発が求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、式
【化11】 (式中、R2は水素または置換されていてもよい炭化水
素基を、R3は置換されていてもよいアミノ基を、Qは
置換されていてもよい複素環基を、Xは電子吸引基を示
す。)で表わされるグアニジン誘導体〔I〕の製造方法
を鋭意検討した。その結果、式
【化12】 (式中、R1は置換されていてもよい炭化水素基を、X
は前記と同意義を示す。)で表わされるイソ尿素誘導体
〔II〕またはその塩と、式 Q−CH2−NH−R2 〔III〕 (式中の記号は前記と同意義を示す。)で表される化合
物〔III〕またはその塩とを反応させることにより、式
【化13】 (式中の記号は前記と同意義を示す。)で表わされる化
合物〔IV〕またはその塩が生成することを見い出した。
さらに検討することにより、意外にも水中または水と有
機溶媒との混合溶媒中、pHが5〜8、好ましくは6〜
7.5の範囲で反応を行うことによりさらに高収率で化
合物〔IV〕またはその塩が製造できることが判明した。
そして、この知見に基づいてさらに検討を加えた結果、
化合物〔IV〕またはその塩とアミン類またはその塩とを
水中または水と有機溶媒との混合溶媒中で反応させるこ
とにより、グアニジン誘導体〔I〕またはその塩が高収
率で製造できることを発見した。さらにこれらに基づい
て鋭意研究を重ねた結果本発明を完成した。
【0005】すなわち本発明は、 (1)水中、または水と有機溶媒との混合溶媒中、pH
5〜8にて、
【化14】 〔II〕 (式中、Rは置換されていてもよい炭化水素基を、X
は電子吸引基を示す。)で表わされる化合物またはその
塩と式Q−CH−NH−R 〔II
I〕(式中、Rは水素または置換されていてもよい炭
化水素基を、Qは置換されていてもよい複素環基を示
す。)で表される化合物またはその塩とを反応させるこ
とを特徴とする式
【化15】 〔IV〕 (式中の記号は前記と同意義を示す。)で表わされる化
合物またはその塩の製造法、 (2)水中、または水と有機溶媒との混合溶媒中、pH
5〜8にて、化合物〔II〕またはその塩と化合物〔I
II〕またはその塩とを反応させ、得られた化合物〔I
V〕またはその塩とアミン類またはその塩とを反応させ
ることを特徴とする式
【化16】 〔I〕 (式中、Rは置換されていてもよいアミノ基を、その
他の記号は前記と同意義を示す。)で表わされる化合物
またはその塩の製造法、 (3)RおよびRで示される置換されていてもよい
炭化水素基の炭化水素基が、C1−15アルキル、C
2−10アルケニル、C2−10アルキニル、C
3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニ
ル、C6−14アリールおよびC7−11アラルキル基
から選ばれる炭化水素基であって、該炭化水素基の置換
基がC1−15アルキル、C3−10シクロアルキル、
2−10アルケニル、C2−10アルキニルC
3−10シクロアルケニル、C6−10アリール、C
7−11アラルキル、ニトロ、ニトロソ、水酸基、メル
力プト、シアノ、オキソ、チオキソ、カルバモイル、モ
ノ−またはジ−C1−6アルキルカルバモイル、C
6−14アリールカルバモイル、カルボキシル、C
1−4アルコキシ−カルボニル、C6−14アリールオ
キシカルボニル、スルホ、ハロゲン、C1−4アルコキ
シ、C6−10アリールオキシ、C1−4アルキルチ
オ、C6−10アリールチオ、C1−4アルキルスルフ
ィニル、C6−10アリールスルフィニル、C1−4
ルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C
1−4アルコキシスルホニル、C6−10アリールオキ
シスルホニル、アミノ、C1−11カルボン酸アシルア
ミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノ、C
3−6シクロアルキルアミノ、C6−10アリールアミ
ノ、トリ置換シリル、C1−11カルボン酸アシル、お
よび酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1〜5個含む3〜6員複素環基またはその縮
合環基から選ばれる1〜5個の置換基aであって、該置
換基aが2つ以上の場合、2つの置換基が相あわさっ
て、C1−6アルキレン、3−オキサペンタメチレン、
ビニレン、ベンジリデン、メチレンジオキシ、2−チア
トリメチレン、オキザリル、マロニル、スクシニル、マ
レオイル、フタロイル、酸素、硫黄、イミノ、アゾおよ
びヒドラゾから選ばれる二価の基を形成していてもよ
く、上記置換基aが、アリール、アラルキル、シクロア
ルキル、シクロアルケニル、アリールオキシ、アリール
チオ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ア
リールカルバモイル、アリールオキシカルボニル、アリ
ールオキシスルホニル、アリールアミノ、シクロアルキ
ルアミノ、カルボン酸アシル、カルボン酸アシルアミ
ノ、トリ置換シリル、複素環基または二価の基である場
合にはさらにハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、シアノ
基、C1−4アルキル基、C2−4アルケニル基、C
2−4アルキニル基、フェニル基、C1−4アルコキシ
基、フェノキシ基、C1−4アルキルチオ基およびフェ
ニルチオ基から選ばれる1〜5個の置換基で置換されて
いてもよく、上記置換基aがアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフ
ィニル、アルキルスルホニル、アルキルカルバモイル、
アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アミノ
またはアルキルアミノである場合にはさらにハロゲン原
子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、C1−4アルコキシ
基およびC1−4アルキルチオ基から選ばれる1〜5個
の置換基で置換されていてもよく、Xが、ニトロ基、シ
アノ基、1〜5個のハロゲンで置換されていてもよいC
1−10カルボン酸アシル基、複素環カルボニル基、カ
ルボキシル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C
6−10アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカ
ルボニル基、カルバモイル基、C1−4アルキルスルホ
ニル−チオカルバモイル基、1〜5個のハロゲンで置換
されていてもよいC1−4アルキルスルホニル基、スル
ファモイル基またはC1−4ジアルコキシホスホリル基
で、Qが、上記RおよびRで示される置換されてい
てもよい炭化水素基の置換基と同じ基で置換されていて
もよい、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれ
るヘテロ原子を1〜5個含む3〜8員環複素環基または
その縮合環基である前記(1)または(2)記載の製造
法、 (4)RがC1−3アルキル基である前記(1)また
は(2)記載の製造法、 (5)Xがニトロ基である前記(1)または(2)記載
の製造法、 (6)Rが水素またはC1−4アルキル基である前記
(1)または(2)記載の製造法、 (7)Qがハロゲン化されていてもよい少なくとも一つ
の窒素原子または硫黄原子を含有する5〜6員芳香族複
素環基である前記(1)または(2)記載の製造法、
よび (8)pH6〜7.5で反応させる前記(1)または
(2)記載の製造法に関する。
【0006】上記式中、R1およびR2で示される置換さ
れていてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、例え
ば飽和もしくは不飽和の脂肪族炭化水素基、芳香族炭化
水素基が挙げられる。該飽和もしくは不飽和の脂肪族炭
化水素基の好ましい具体例としては、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
s-ブチル、t-ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、
オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、ト
リデシル、テトラデシル、ペンタデシル等のC1-15アル
キル基、例えばビニル、アリル、2-メチルアリル、2-ブ
テニル、3-ブテニル、3-オクテニル等のC2-10アルケニ
ル基、例えばエチニル、2-プロピニル、3-ヘキシニル等
のC2-10アルキニル基、例えばシクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3-10
クロアルキル基、例えばシクロプロペニル、シクロペン
テニル、シクロヘキセニル等のC3-10シクロアルケニル
基などが挙げられる。該芳香族炭化水素基の好ましい具
体例としては、例えばフェニル、ナフチル、アズレニ
ル、アントリル、フェナントリル等のC6-14アリール
基、例えばベンジル、フェネチル等のC7-11アラルキル
基などが挙げられる。Qで示される置換されていてもよ
い複素環基の複素環基としては、例えば酸素原子、硫黄
原子、窒素原子などのヘテロ原子を1〜5個含む3〜8員環
複素環基またはその縮合環基などが用いられ、その具体
例としては、例えば2-または3-チエニル、2-または3-フ
リル、1-,2-または3-ピロリル、2-,3-または4-ピリジ
ル、2-,4-または5-オキサゾリル、2-,4-または5-チアゾ
リル、1-,3-,4-または5-ピラゾリル、1-,2-,4-または5-
イミダゾリル、3-,4-または5-イソオキサゾリル、3-,4-
または5-イソチアゾリル、3-または5-(1,2,4-オキサジ
アゾリル)、2-または5-(1,3,4-オキサジアゾリル)、3-
または5-(1,2,4-チアジアゾリル)、2-または5-(1,3,4-
チアジアゾリル)、4-または5-(1,2,3-チアジアゾリ
ル)、3-または4-(1,2,5-チアジアゾリル)、1-,4-または
5-(1,2,3-トリアゾリル)、1-,3-または5-(1,2,4-トリア
ゾリル)、1-または5-(1H-テトラゾリル)、2-または5-(2
H-テトラゾリル)、N-オキシド-2-,3-または4-ピリジ
ル、2-,4-または5-ピリミジニル、N-オキシド-2-,4-ま
たは5-ピリミジニル、3-または4-ピリダジニル、ピラジ
ニル、N-オキシド-3-または4-ピリダジニル、トリアジ
ニル、オキソトリアジニル、オキソイミダジニル、ジオ
キソトリアジニル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロ
リニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペリジノ、ピ
ラニル、チオピラニル、1,4-ジオキサニル、モルホリニ
ル、モルホリノ、1,4-チアジニル、1,3-チアジニル、ピ
ペラジニル、ピペラジノなどの複素環基、インドリル、
ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリ
ル、イミダゾ[1,2-a]ピリジニル、テトラゾロ[1,5-b]ピ
リダジニル、トリアゾロ[4,5-b]ピリダジニル、クロマ
ニル、ベンゾイミダゾリル、キノリル、イソキノリル、
シンノリル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリ
ニル、インドリジニル、キノリジニル、1,8-ナフチリジ
ニル、プリニル、プテリジニル、ジベンゾフラニル、カ
ルバゾリル、アクリジニル、フェナントリジニル、フェ
ナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニルなどの
縮合複素環基などが用いられる。
【0007】これらの炭化水素基及び複素環基は、置換
可能な位置に同一または相異なる置換基を1〜5個、好ま
しくは1〜3個有していてもよい。また置換基がハロゲン
原子の場合は、該炭化水素基及び複素環基に可能な最大
の数まで置換していてもよい。該置換基の好ましい具体
例としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、s-ブチル、t-ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシ
ル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシ
ル、ペンタデシル等のC1-15アルキル基、例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル等のC3-10シクロアルキル基、例えばビニル、アリ
ル、2-メチルアリル、2-ブテニル、3-ブテニル、3-オク
テニル等のC2-10アルケニル基、例えばエチニル、2-プ
ロピニル、3-ヘキシニル等のC2-10アルキニル基、例え
ばシクロプロペニル、シクロペンテニル、シクロヘキセ
ニル等のC3-10シクロアルケニル基、例えばフェニル、
ナフチル等のC6-10アリール基、例えばベンジル、フェ
ニルエチル等のC7-11アラルキル基、ニトロ基、ニトロ
ソ基、水酸基、メルカプト基、シアノ基、オキソ基、チ
オキソ基、カルバモイル基、例えばメチルカルバモイ
ル、ジメチルカルバモイル等のモノ−またはジ−C1-6
アルキルカルバモイル基、例えばフェニルカルバモイル
等のC6-14アリールカルバモイル基、カルボキシル基、
例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル等のC
1-4アルコキシ−カルボニル基、例えばフェノキシカル
ボニル等のC6-14アリールオキシカルボニル基、スルホ
基、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原
子、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、s-ブトキシ、t-ブト
キシ等のC1-4アルコキシ基、例えばフェノキシ等のC
6-10アリールオキシ基、例えばメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イ
ソブチルチオ、s-ブチルチオ、t-ブチルチオ等のC1-4
アルキルチオ基、例えばフェニルチオ等のC6-10アリー
ルチオ基、例えばメチルスルフィニル、エチルスルフィ
ニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニ
ル、ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、s-
ブチルスルフィニル、t-ブチルスルフィニル等のC1-4
アルキルスルフィニル基、例えばフェニルスルフィニル
等のC6-10アリールスルフィニル基、例えばメチルスル
ホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソ
プロピルスルホニル、ブチルスルホニル、イソブチルス
ルホニル、s-ブチルスルホニル、t-ブチルスルホニル等
のC1-4アルキルスルホニル基、例えばフェニルスルホ
ニル等のC6-10アリールスルホニル基、例えばメトキシ
スルホニル、エトキシスルホニル、プロポキシスルホニ
ル、イソプロピルオキシスルホニル、ブトキシスルホニ
ル、イソブチルオキシスルホニル、s-ブトキシスルホニ
ル、t-ブトキシスルホニル等のC1-4アルコキシスルホ
ニル基、例えばフェノキシルスルホニル等のC6-10アリ
ールオキシスルホニル基、アミノ基、例えばアセチルア
ミノ、プロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ等のC
1-11カルボン酸アシルアミノ基、例えばメチルアミノ、
エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、
ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のモ
ノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基、例えばシクロ
ヘキシルアミノ等のC3-6シクロアルキルアミノ基、例
えばアニリノ等のC6-10アリールアミノ基、例えばトリ
メチルシリル、t-ブチルジメチルシリル、トリフェニル
シリル、t-ブチルメトキシフェニルシリル等のトリ置換
シリル基、例えばホルミル、アセチル、ベンゾイル等の
1-11カルボン酸アシル基、例えば2-または3-チエニ
ル、2-または3-フリル、1-,2-または3-ピロリル、2-,3-
または4-ピリジル、2-,4-または5-オキサゾリル、2-,4-
または5-チアゾリル、1-,3-,4-または5-ピラゾリル、1
-,2-,4-または5-イミダゾリル、3-,4-または5-イソオキ
サゾリル、3-,4-または5-イソチアゾリル、1,2,3-また
は1,2,4-トリアゾリル、2-,4-または5-ピリミジニル、
ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、トリアジニ
ル、オキシラニル、アジリジニル、ピロリジニル、ピペ
リジニル、モルホリニル、ベンゾイミダゾリル、キノリ
ル、イソキノリル等の酸素原子、硫黄原子、窒素原子な
どのヘテロ原子を1〜5個含む3〜6員複素環基またはその
縮合環基から選ばれる基などが用いられる。二つ以上の
置換基が用いられる場合、これらのうちの二つの置換基
が相あわさって、例えばC1-6アルキレン(例、メチレ
ン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン、プロペ
ニレン)、3−オキサペンタメチレン、ビニレン、ベン
ジリデン、メチレンジオキシ、2-チアトリメチレン、オ
キザリル、マロニル、スクシニル、マレオイル、フタロ
イル、酸素、硫黄、イミノ、アゾ、ヒドラゾ等の二価の
基を形成していてもよい。これらの置換基が、例えばア
リール、アラルキル、シクロアルキル、シクロアルケニ
ル、アリールオキシ、アリールチオ、アリールスルフィ
ニル、アリールスルホニル、アリールカルバモイル、ア
リールオキシカルボニル、アリールオキシスルホニル、
アリールアミノ、シクロアルキルアミノ、カルボン酸ア
シル、カルボン酸アシルアミノ、トリ置換シリル、複素
環基、二価の基等である場合にはさらに上記のようなハ
ロゲン原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、s-ブチル、t-ブチル等のC1-4アルキル基、例え
ばビニル、アリル等のC2-4アルケニル基、例えばエチ
ニル、2-プロピニル等のC2-4アルキニル基、フェニル
基、C1-4アルコキシ基、フェノキシ基、C1-4アルキル
チオ基、フェニルチオ基等で1〜5個置換されていてもよ
く、ハロゲン原子の場合は、特に該置換基に可能な最大
の数まで置換していてもよい。また置換基がアルキル、
アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、
アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキル
カルバモイル、アルコキシカルボニル、アルコキシスル
ホニル、アミノ、アルキルアミノ等である場合にはさら
に上記のようなハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、シア
ノ基、C1-4アルコキシ基、C1-4アルキルチオ基等で1
〜5個置換されていてもよく、ハロゲン原子の場合は、
特に該置換基に可能な最大の数まで置換していてもよ
い。Xで示される電子吸引基としては例えばニトロ基、
シアノ基、例えばアセチル、トリクロロアセチル、トリ
フルオロアセチル、ペンタフルオロプロピオニル、ベン
ゾイル等の1〜5個のハロゲンで置換されていてもよい
1-10カルボン酸アシル基、例えばニコチノイル、フロ
イル、テノイル等の複素環カルボニル基、カルボキシル
基、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル等
のC1-4アルコキシカルボニル基、例えばフェノキシカ
ルボニル等のC6-10アリールオキシカルボニル基、例え
ばピリジルオキシカルボニル、チエニルオキシカルボニ
ル等の複素環オキシカルボニル基、カルバモイル基、例
えばメチルスルホニル−チオカルバモイル等のC1-4
ルキルスルホニル−チオカルバモイル基、例えばメチル
スルホニル、エチルスルホニル、トリフルオロメチルス
ルホニル等のハロゲンで置換されていてもよいC1-4
ルキルスルホニル基、スルファモイル基、例えばジエト
キシホスホリル等のC1-4ジアルコキシホスホリル基等
が用いられる。
【0008】上記アミン類としては、例えばアンモニ
ア、第一アミンおよび第二アミンが挙げられる。該アミ
ン類の具体例としては、例えば式 R45NH (式中、R4およびR5は同一または異って水素または置
換されていてもよい炭化水素基を、あるいはR4および
5は相あわさって隣接する窒素原子と共に環状アミノ
基を示す。)で表される化合物が用いられる。
【0009】R4およびR5で表される置換されていても
よい炭化水素基としては、例えば上記R1およびR2で表
される置換されていてもよい炭化水素基として上述した
もの等がその置換基を含め用いられる。R4およびR5
一緒になって隣接窒素原子と共に示す環状アミノ基とし
ては、例えばアジリジノ、アゼチジノ、ピロリジノ、モ
ルホリノ、チオモルホリノ基等が挙げられる。
【0010】R3で表される置換されていてもよいアミ
ノ基としては、例えばアミノ基、第二または第三アミノ
基が挙げられる。該アミノ基の具体例としては、例えば
式 R45N− (式中、R4およびR5は前記と同意義を有する。)で表
される基が挙げられる。
【0011】R1としては飽和もしくは不飽和の脂肪族
炭化水素基が好ましく、さらにC1-15アルキル基が好ま
しい。とりわけC1-3アルキル基が好ましく、中でもメ
チル基が特に好ましい。R2としては水素または飽和も
しくは不飽和の脂肪族炭化水素基が好ましく、さらに水
素またはC1-15アルキル基が好ましい。とりわけ水素ま
たはC1-4アルキル基が好ましく、中でも水素が特に好
ましい。R3としては第二アミノ基が好ましく、さらに
1-4アルキル−アミノ基が好ましい。中でもメチルア
ミノ基が特に好ましい。アミン類としては第一アミン類
が好ましく、さらにC1-4アルキル−アミンが好まし
い。中でもメチルアミンが特に好ましい。Qとしてはハ
ロゲン化されていてもよい少なくとも一つの窒素原子も
しくは硫黄原子を含有する5〜6員芳香族複素環基がこ
のましい。とりわけハロゲン化ピリジル基およびハロゲ
ン化チアゾリル基が好ましく、中でも6-クロロ-3-ピリ
ジル基および2-クロロ-5-チアゾリル基が特に好まし
い。Xとしてはニトロ基またはシアノ基が好ましく、中
でもニトロ基が特に好ましい。
【0012】グアニジン誘導体〔I〕、化合物〔II〕、
〔III〕、〔IV〕およびアミン類の塩としては、農薬化
学上許容な塩であればよく、例えば塩酸、臭化水素酸、
ヨウ化水素酸、リン酸、硫酸、過塩素酸等の無機酸また
は、例えばギ酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、
シュウ酸、コハク酸、安息香酸、ピクリン酸、メタンス
ルホン酸、p-トルエンスルホン酸等の有機酸が用いられ
てもよい。またグアニジン誘導体〔I〕、化合物〔I
I〕、〔III〕、〔IV〕およびアミン類は、例えばカルボ
キシル基等の酸性基を有する場合、塩基との塩を形成す
る場合もあり、該塩基としては例えば、ナトリウム、カ
リウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、アンモ
ニア等の無機塩基、例えばピリジン、コリジン、ジメチ
ルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン等
の有機塩基等が用いられる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の製造法は、例えば下記
(A)および(B)に記載の方法に従って実施することがで
きる。本発明の製造法によって生成物が遊離の化合物で
得られる場合は上記した様な塩に、また塩の形で得られ
る場合は遊離の化合物に、それぞれ常法に従って変換す
ることができる。また原料化合物が上記したような塩と
なりうる場合も同様に遊離のままのみならず塩として用
いることができる。従って、下記の製法に用いられる原
料化合物及び生成物については、その塩(例えば上記グ
アニジン誘導体〔I〕で述べたような酸または塩基との
塩等)も含めるものとする。
【0014】(A)化合物〔IV〕は化合物〔II〕と化合
物〔III〕とを反応させることにより製造される。
【化18】 (式中の記号は前記と同意義を示す。) 化合物〔II〕に対し化合物〔III〕は約0.2〜5当量、好
ましくは約0.7〜1.5当量用いられるが、反応に支障がな
い場合には大過剰量用いてもよい。本反応は特にpH5
〜8、好ましくはpH6〜7.5の間で収率良く進行す
る。本反応は、酸性物質の存在下で行って反応を有利に
進行させることができる。該酸性物質としては、例えば
塩酸,臭化水素酸,ヨウ化水素酸,リン酸,硫酸,過塩
素酸,硝酸等の無機酸または、例えばギ酸,酢酸,酒石
酸,リンゴ酸,クエン酸,シュウ酸,コハク酸,安息香
酸,ピクリン酸,メタンスルホン酸,p-トルエンスルホ
ン酸等の有機酸が用いられる。これらの酸性物質は化合
物〔II〕に対して約0.1〜10当量、好ましくは約0.5〜2
当量用いられる。反応は無溶媒で行ってもよいが、通常
は反応に悪影響を及ぼさない溶媒中で行われる。このよ
うな溶媒としては、例えばベンゼン,トルエン,キシレ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン,クロロホル
ム,1,2-ジクロロエタン,四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、ヘキサン,ヘプタン,シクロヘキサン等の飽
和炭化水素類、ジエチルエ−テル,テトラヒドロフラン
(以下THFと略称する),ジオキサン等のエ−テル
類、アセトン,メチルエチルケトン等のケトン類,アセ
トニトリル,プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチ
ルスルホキシド(以下DMSOと略称する)等のスルホ
キシド類、N,N-ジメチルホルムアミド(以下DMFと略
称する),N,N-ジメチルアセトアミド等の酸アミド類、
酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、メタノ−ル,
エタノ−ル,プロパノ−ル,イソプロパノ−ル等のアル
コ−ル類、および水などが用いられる。これらの溶媒は
単独で用いることもできるし、また必要に応じて二種ま
たはそれ以上を適当な割合、例えば約1:1〜1:10(容量
比)の割合で混合して用いてもよい。反応混合物が均一
でない場合には、例えばトリエチルベンジルアンモニウ
ムクロリド,トリn-オクチルメチルアンモニウムクロリ
ド,トリメチルデシルアンモニウムクロリド,テトラメ
チルアンモニウムブロミド,セチルピリジニウムブロミ
ド等の四級アンモニウム塩やクラウンエ−テル類等の相
間移動触媒の存在下に反応を行ってもよい。本反応は特
に水もしくは水と上記した有機溶媒との混合溶媒を用い
ることにより高収率でグアニジン誘導体〔I〕が製造で
きる。この場合、塩類を添加することによりさらに収率
が向上することがある。このような塩類としては、例え
ば前述したような酸と例えばナトリウム,カリウム等の
アルカリ金属、マグネシウム,カルシウム等のアルカリ
土類金属,銅,鉄,亜鉛等の金属またはアンモニアとの
塩が用いられる。工業的には塩化ナトリウムが好まし
い。場合によっては緩衝液(例、リン酸緩衝液等)の中で
反応を行ってもよい。反応温度は通常、約-20〜250℃、
好ましくは約-10〜50℃である。反応時間は通常、約10
分〜50時間、好ましくは約1時間〜20時間の範囲であ
る。
【0015】(B)グアニジン誘導体〔I〕は化合物〔I
V〕とアミン類とを反応させることにより製造される。
【化19】 (式中の記号は前記と同意義を示す。) 上記アミン類とは、前記と同意義を有する。化合物〔I
V〕に対しアミン類は約0.8〜10当量、好ましくは約1〜4
当量用いられるが、反応に支障がない場合には大過剰量
用いてもよい。本反応は、塩基の存在下で行って反応を
有利に進行させることができる場合もあるが、通常は塩
基なしで反応は進行する。このような塩基性物質として
は、例えば炭酸水素アルカリ金属(例、炭酸水素ナトリ
ウム,炭酸水素カリウム等)、炭酸アルカリ金属(例、
炭酸ナトリウム,炭酸カリウム等)、水酸化アルカリ金
属(例、水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等)、水酸
化アルカリ土類金属(例,水酸化カルシウム等)、アル
キルリチウム(例、ブチルリチウム等)、アリールリチ
ウム(例、フェニルリチウム等)、アルカリ金属アミド
類(例、ナトリウムアミド,リチウムジイソプロピルア
ミド)、水素化アルカリ金属(例、水素化ナトリウム,
水素化カリウム等)、アルカリ金属アルコキシド(例、
ナトリウムメトキシド,ナトリウムエトキシド等)、ア
ルカリ金属(例、金属ナトリウム,金属カリウム等)な
どの無機塩基、例えばトリエチルアミン,トリブチルア
ミン,N,N-ジメチルアニリン,ピリジン,ピコリン,ル
チジン,コリジン,5-エチル-2-メチルピリジン,4-
(ジメチルアミノ)ピリジン,1,8-ジアザビシクロ〔5.
4.0〕ウンデセン-7(以下DBUと略称する。)などの
有機塩基が用いられる。上記有機塩基は、反応温度で液
体である場合それ自体溶媒として用いることもできる。
反応は通常、例えば上記方法(A)で述べたような溶媒
中で行われる。反応混合物が均一相でない場合は、上記
方法(A)で述べたような相間移動触媒を用いてもよ
い。本反応は特に水もしくは水と上記した有機溶媒との
混合溶媒を用いることにより高収率でグアニジン誘導体
〔I〕が製造できる。混合溶媒中の有機溶媒としては中
でも上記したジクロロメタン,クロロホルム,1,2-ジク
ロロエタン等のハロゲン化炭化水素類が好ましい。反応
温度は通常、約-20〜200℃、好ましくは約-10〜50℃の
範囲である。反応時間は通常、約10分〜50時間、好まし
くは約10分〜10時間の範囲である。本反応の原料化合物
〔IV〕は上記方法(A)の方法または該方法に準じた方
法で製造し、一度単離したものを用いることももちろん
できるが、単離精製していない化合物〔IV〕を用いるこ
とも可能である。例えば、水または水と上記した有機溶
媒との混合溶媒中で、上記方法(A)の条件で反応させ
た後、そのままアミン類を加えて反応させる方法等が可
能である。このようにして得られた化合物〔IV〕および
グアニジン誘導体〔I〕またはそれらの塩は公知の手
段、例えば濃縮、減圧濃縮、蒸留、分留、溶媒抽出、液
性変換、転溶、クロマトグラフィ−、結晶化、再結晶等
により単離精製することができる。
【0016】グアニジン誘導体〔I〕、化合物〔II〕お
よび〔IV〕またはそれらの塩は置換基Xの位置に関して
シス体及びトランス体の立体異性体を生じ、またグアニ
ジン誘導体〔I〕、化合物〔II〕および〔IV〕はその置
換基によっては理論的に互変異性体を生じるが、その全
ての異性体も相当するグアニジン誘導体〔I〕、化合物
〔II〕および〔IV〕またはそれらの塩に含まれる。
【0017】上記本発明方法の原料物質として使用され
る化合物〔II〕またはその塩は、一部公知化合物〔例え
ば レシュウリ・デス・トラバウ・シミクエス・デス・
パイス-バス(Recueil des Travaux Chimiques des Pay
s-Bas), 81巻 69頁 (1962)参照〕であるが、Xがニト
ロ基の場合、例えば式
【化20】 (式中、R1は前記と同意義を示す。)に示すように、
イソ尿素誘導体〔V〕またはその塩をニトロ化すること
によって製造することができる。ニトロ化剤としては60
〜100%硝酸が汎用されるが、例えば硝酸ナトリウム、硝
酸カリウム等の硝酸アルカリ金属塩、例えば硝酸エチ
ル、硝酸アミル等の硝酸アルキルエステル、ニトロニウ
ムテトラフルオロボレ−ト(NO2BF4)、ニトロニウムトリ
フルオロメタンスルホナ−ト(NO2CF3SO3)等を用いても
よい。ニトロ化剤は、化合物〔V〕に対して約1.0〜20等
量程度用いることができるが、好ましくは硝酸を用いた
場合で約1.5〜10等量である。本反応は無溶媒で行なっ
てもよいが、通常は硫酸、酢酸、無水酢酸、無水トリフ
ルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸等を溶媒と
して行なわれる。場合によっては上記方法(A)で述べ
たような溶媒あるいはこれらの混合物を用いてもよい。
特に好ましい溶媒は硫酸である。本反応の反応温度は通
常約-50〜100℃、好ましくは約-20〜30℃の範囲であ
る。反応時間は約10分〜10時間、好ましくは約30分〜3
時間の範囲である。
【0018】化合物〔III〕またはその塩は、自体公知
方法またはそれと類似の方法に従って製造することがで
きる。該方法としては、例えばオルガニック・ファンク
ショナル・グループ・プレパレーションズ(Organic Fun
ctional Group Preparations), Academic Press, 第1
巻、第13章 (1968年);同第3巻、第10章 (1972
年);特開平2-171号;特開平4-234864号に記載の方法が
挙げられる。化合物〔III〕またはその塩は単離せず、
反応混合物のまま用いることもできる。例えば、R2
水素の場合、下記反応式のように、ヘキサメチレンテト
ラミン塩〔VI〕を公知の方法(例えば特開平4-234864
号)に従って加水分解し、得られた化合物〔III〕の塩
酸塩を含む反応混合物を、そこから化合物〔III〕を単
離することなく、次の反応に使用してもよい。その際、
上記反応混合物をそのまま化合物〔II〕と反応させても
よいが、その前に下記の操作を加えることにより、より
化合物〔IV〕の収率が向上する場合が多い。 i)反応混合物から副生する塩化アンモニウムをろ別す
る。この際通常反応混合物を冷却(好ましくは10℃以
下)することにより、効率的に塩化アンモニウムが除去
できる。 ii)反応混合物より残存しているアルコール類等を常圧
または減圧下で留去する。 iii)反応混合物を有機溶媒((A)で記載した溶媒の中
で、該反応混合物と二相を形成するものが用いられる
が、好ましくは、クロロホルム、ジクロロメタン、1,
2−ジクロロエタン、トルエン、酢酸エチル等であ
る。)で洗浄する。 反応式
【化21】 (式中、Qは前記と同意義を、ROHはメタノール、エ
タノール等の低級アルコールを示す。) もちろん該反応混合物から前記したような公知の手段に
従って化合物〔III〕を単離したのち、化合物〔II〕と
の反応を行ってもよい。アミン類またはその塩は、市販
されているか自体公知方法またはそれと類似の方法に従
って製造することができる。該方法としては、例えばサ
ーベイ・オブ・オルガニック・シンセシス(Survey of O
rganic Syntheses), Wiley-Interscience (1970), 第8
章記載の方法が挙げられる。
【0019】本願の製造法により製造されたグアニジン
誘導体〔I〕およびその塩は特開平3-157308に記載され
ている如く、優れた殺虫効果を有し、殺虫組成物として
用いることができる。
【0020】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定解釈される
べきものではない。プロトンNMRスペクトルはブルカ
ーAC−200P型スペクトロメ−タ−で測定し、テト
ラメチルシランを内部基準として用い、全δ値をppmで
示した。pHは他に記載がない限り、pH試験紙で調整
した。なお、下記参考例及び実施例で用いる略号は、次
のような意義を有する。 s:シングレット、br:ブロ−ド(幅広い)、d:ダブレ
ット、t:トリプレット、m:マルチプレット、dd:ダブ
レットダブレット、J:結合定数、Hz:ヘルツ、DMSO-
d6:重DMSO、%:重量%、Mp.:融点 。また室
温とあるのは約15〜25℃を意味する。 参考例1 硫酸 O-メチルイソ尿素 (5.00 g, 29.0 mmol) を 97%
硫酸 (15.2 ml、10当量)に溶解させた混合物に、室温で
61%硝酸 (15.2 ml, 7当量) を10分間で滴下した。1時
間撹拌後反応液を氷 (100 g) に加えた。40%水酸化ナ
トリウム水溶液を加えて中和した後、酢酸エチル (300
ml) で抽出した。無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減
圧濃縮して 2.80 g のO-メチル-N-ニトロイソ尿素を収
率82.4%で得た。1H-NMR (DMSO-d6): 3.76 (3H, s), 8.
60〜9.20 (2H, br. s)。Mp.107〜109℃。
【0021】参考例2〜5 参考例1と同様の反応操作で以下の参考例2〜5を行
い、O-メチル-N-ニトロイソ尿素を製造した。
【表1】 参考例6 硫酸 O-メチルイソ尿素 (1031 g, 5.99 mol) を 97%硫
酸 (940 ml、3当量)に溶解させた混合物に、氷冷下98%
硝酸 (760 ml, 3当量) を2時間で滴下した。室温で2時
間撹拌後、反応液を氷 (5000 g) に加えた。-15℃に冷
却して0.5時間静置し、生じた結晶をろ取した。この結
晶を水 (1000 ml) に懸濁させ、40%水酸化ナトリウム
水溶液 (160 ml) を加えてpHを8として0.5時間室温
で撹拌した。氷冷下でさらに0.5時間撹拌し、析出した
結晶をろ取した。乾燥後 542.7 gのO-メチル-N-ニトロ
イソ尿素を収率76.1%で得た。
【0022】参考例7 O-メチルイソ尿素 1/2 硫酸塩 60.0 g (0.49 mol)を 98
%硫酸 176.5 g (1.76mol) に溶解させた混合物に、発
煙硝酸 (98%) 54.5 g (0.85 mol, 1.7 当量)を4〜8℃
で1時間かけて滴下した。25℃で2.5時間撹後反応液を氷
400 g、水 440mlの混合物に加えた。-12℃に冷却して
1.5時間静置後、析出した結晶をろ取した。水 168 mlに
加えて30%水酸化ナトリウム水溶液 8.0 gを加えて pH
を 8 とし、10℃で1時間撹拌した。結晶をろ取、乾燥し
て目的のO-メチル-N-ニトロイソ尿素を 38.4g(収率66.
2%)得た。
【0023】参考例8 O-エチルイソ尿素 1/2 硫酸塩 (20 g, 0.146 mol) を 9
7%硫酸 (50 g, 0.51mol、3.5 当量) に溶解させた混合
物に、5 ℃で 98%硝酸 (28 g, 0.44 m
ol, 3当量) を 10 分間で滴下した。内温は 16
℃まで上昇した。室温で2時間撹拌後、反応液を氷 (200
g) に加え、クロロホルムで抽出後クロロホルム層を濃
縮した。残渣にヘキサンを加え、固化物をろ取し、14.6
g のO-エチル-N-ニトロイソ尿素を収率75.2%で得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:1.35 (3H, t, J=7.0 Hz), 4.35 (2H,
q, J=7.0 Hz), 6.0〜9.0 (2H, br.)。Mp.74〜76
℃。
【0024】実施例1 O-メチル-N-ニトロイソ尿素 (3.0 g, 0.0252 mol)、36
%塩酸 2.2 ml 及び水50 ml の混合物に、20℃で 5-
(アミノメチル)-2-クロロチアゾール (純度93%, 4.4
g, 0.0275 mol) を加えた。室温で6時間撹拌し、ジク
ロロメタンで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮し、O-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチ
ル)-N'-ニトロイソ尿素 3.5 g (収率55.4%)を得た。1
H-NMR (DMSO-d6): 3.87 (3H, s), 4.61 (2H, d, J=5.5
Hz), 7.61 (1H, s), 9.90 (1H, br. t,J=5.5 Hz)。
【0025】実施例2 O-メチル-N-ニトロイソ尿素 (2.0 g, 0.0168 mol)、36
%塩酸 1.5 ml、食塩 8.0 g 及び水 40 ml の混合物
に、20℃で 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール
(2.5 g, 0.0168 mol) を加えた。30%水酸化ナトリウム
水溶液を加えてpH7に調整し、室温で8時間撹拌し、
ジクロロメタンで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、濃縮し、O-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメ
チル)-N'-ニトロイソ尿素 2.7 g (収率64.1%)を得
た。Mp.133〜135℃。
【0026】実施例3 O-メチル-N-ニトロイソ尿素 3.0 g (0.0252 mol) を水5
5 mlに加えた。酢酸 1.5 ml (0.0262 mol, 1.04 当量)
を加えて24℃で 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾー
ル(純度 93%)4.4 g (0.0275 mol, 1.09 当量)を加え
た。30%水酸化ナトリウム水溶液を加えて pH を 7 と
した。室温で2時間かくはん後ジクロロメタン (120 ml)
で抽出した。無水硫酸マグネシウム上で乾燥後減圧濃
縮して O-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-N'-
ニトロイソ尿素を 2.9 g 得た(収率 46.0%)。
【0027】実施例4 酢酸の変わりに 67.5% 硝酸 1.7 ml (0.0257 mol, 1.0
2 当量) を用いた以外は実施例3と同様に反応を行い、
3.4 g のO-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)
-N'-ニトロイソ尿素を得た(収率 54.0%)。
【0028】実施例5 酢酸の変わりに 97% 硫酸 0.7 ml (0.0127 mol, 0.5
当量) を用いた以外は実施例3と同様に反応を行い、2.
9 g のO-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-
N'-ニトロイソ尿素を得た(収率 46.0%)。
【0029】実施例6 O-メチル-N-ニトロイソ尿素 1.2 g (0.01 mol)を塩化ナ
トリウム 4.7 gを溶解した水 30 mlに加えた。70% 過
塩素酸 1.52 g (0.0106 mol, 1.06 当量)を加えて24℃
で 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール 1.49 g
(0.01 mol, 1.00 当量 )を加えた。30%水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えてpHを7とした。室温で24時間かくはん
後、結晶をろ取してO-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリ
ルメチル)-N'-ニトロイソ尿素を 1.56 g得た(収率 6
2.2%)。
【0030】実施例7 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール (7.43 g, 50.
0 mmol) を水 (96 ml)に溶解し、47% 臭化水素酸 (5.7
8 ml, 50.0 mmol) を加えた。この時 pH は 3.4 を示し
た。これに O-メチル-N-ニトロイソ尿素 (7.19 g, 60.0
mmol) 及び食塩 (17.5 g, 0.30 mol) を加え、水酸化
ナトリウム水溶液 (0.5 N) にて pH を6.2 に調整した
(pHメーター使用)。室温で 24 時間撹拌し、析出し
た白色結晶を減圧下にろ取し、続いて水洗した。これを
減圧乾燥 (80℃, 2時間) し、8.7g, 収率 69.4%で O-
メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-N'-ニトロ
イソ尿素を得た。
【0031】実施例8 O-メチル-N-ニトロイソ尿素 2.0 g (0.0168 mol) を塩
化カルシウム二水塩 8.0 g を溶解した水 40 ml に加え
た。36% 塩酸 1.5 ml (0.0176 mol, 1.05 当量) を加
えて24℃で 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール)
2.5 g (0.0168 mol, 1.00 当量 )を加えた。30%水酸化
ナトリウム水溶液を加えてpHを7とした。室温で19時間
かくはん後、結晶をろ取してO-メチル-N-(2-クロロ-5-
チアゾリルメチル)-N'-ニトロイソ尿素を 2.48 g 得た
(収率 59.1%)。
【0032】実施例9 食塩 (7.9 g, 0.13 mol) の水溶液 (40 ml) に O-メチ
ル-N-ニトロイソ尿素 (2.3 g, 19.3 mmol), 濃塩酸 (1.
49 ml, 16.8 mmol) 及び 5-(アミノメチル)-2-クロロ
チアゾール (2.5 g, 16.8 mmol) を加えた。水酸化ナト
リウム水溶液でpH を 7.0 に調整し、室温で 3 日間撹
拌した。析出した白色結晶を減圧下にろ取し、続いて水
洗した。これを減圧乾燥 (80℃, 2時間) し 3.23 g, 収
率 76.6%で O-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチ
ル)-N'-ニトロイソ尿素を得た。
【0033】実施例10 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール (7.43 g, 50.
0 mmol) を水 (96 ml)に溶解し、濃塩酸 (4.22 ml, 50.
0 mmol) を加えた。これに O-メチル-N-ニトロイソ尿素
(7.19 g, 60.0 mmol) を加え、水酸化ナトリウム水溶
液 (0.5 N) にて pH を 6.7 に調整した(pHメーター
使用)。室温で 20 時間撹拌し(この間 pH を 6.7 に
保った)、析出した白色結晶を減圧下にろ取し、続いて
水洗した。これを減圧乾燥 (80℃, 2時間) し 7.85 g,
収率 62.6%で O-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメ
チル)-N'-ニトロイソ尿素を得た。
【0034】実施例11 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール (1.49 g, 10.
0 mmol) を希塩酸 (15ml, 10.0 mmol) に溶解し、O-メ
チル-N-ニトロイソ尿素 (1.31 g, 11.0 mmol)を加え
た。この時 pH は 2.1 を示した。水酸化ナトリウム水
溶液 (0.1 N, 4 ml, 0.40 mmol) で pH を 6.2 に調整
し(pHメーター使用)、水 (1 ml) を加え全量を 20
ml としたのちに室温で 16 時間撹拌した。この時 pH
は 7.1 まで上昇した。析出した白色結晶を減圧下にろ
取し、続いて水洗した。これを減圧乾燥(80℃, 2時間)
し 1.62 g, 収率 64.6%で目的物 O-メチル-N-(2-クロ
ロ-5-チアゾリルメチル)-N'-ニトロイソ尿素を得た。
【0035】実施例12 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール (1.49 g, 10.
0 mmol) を希塩酸 (15ml, 10.0 mmol) に溶解し、O-メ
チル-N-ニトロイソ尿素 (1.31 g, 11.0 mmol)及び 食塩
(1.17 g, 20.0 mmol) を加えた。この時 pH は 2.1 を
示した。水酸化ナトリウム水溶液 (0.1 N, 3.8 ml, 0.3
8 mmol) で pH を 6.2 に調整し(pHメーター使
用)、水 (1.2 ml) を加え全量を 20 ml としたのちに
室温で 16時間撹拌した。この時 pH は 6.8 まで上昇し
た。析出した白色結晶を減圧下にろ取し、続いて水洗し
た。これを減圧乾燥 (80℃, 2時間) し 1.72 g, 収率 6
8.6%で目的物 O-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメ
チル)-N'-ニトロイソ尿素を得た。
【0036】実施例13 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール (1.49 g, 10.
0 mmol) を希塩酸 (15ml, 10.0 mmol) に溶解し、O-メ
チル-N-ニトロイソ尿素 (1.31 g, 11.0 mmol)及び 食塩
(4.68 g, 80.0 mmol) を加えた。この時 pH は 1.9 を
示した。水酸化ナトリウム水溶液 (0.1 N, 5.0 ml, 0.5
0 mmol) で pH を 6.2 に調整し(pHメーター使
用)、室温で 16 時間撹拌した。この時 pH は 6.7 ま
で上昇した。析出した白色結晶を減圧下にろ取し、続い
て水洗した。これを減圧乾燥 (80℃, 2時間) し 1.74
g, 収率 69.4%でO-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリル
メチル)-N'-ニトロイソ尿素を得た。
【0037】実施例14 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール (7.43 g, 50.
0 mmol) を水 (96 ml)に溶解し、濃塩酸 (4.22 ml, 50.
0 mmol) を加えた。これに O-メチル-N-ニトロイソ尿素
(6.25 g, 52.5 mmol) 及びクロロホルム (30 ml) を加
え、水酸化ナトリウム水溶液 (0.5 N) にて pH を 6.7
に調整した(pHメーター使用)。室温で 24 時間撹拌
した(この間 pH を 6.7 に保った)のち、有機相を分
離した。水相をクロロホルム (100 ml) で抽出し、合わ
せて減圧下に濃縮した。残渣に水 (50 ml) を加え暫く
撹拌した。結晶化した O-メチル-N-(2-クロロ-5-チア
ゾリルメチル)-N'-ニトロイソ尿素 を減圧下にろ取
し、水洗後減圧乾燥 (80℃, 2時間) した(収量 7.80
g, 収率 62.2%)。
【0038】実施例15 食塩 (6.1 g, 0.10 mol) 及び O-メチル-N-ニトロイソ
尿素 (1.5 g, 12.9 mmol) の水溶液 (31 ml) に 5-(ア
ミノメチル)-2-クロロチアゾール塩酸塩 (2.4g, 12.5
mmol) を加えた。水酸化ナトリウム水溶液で pH を 7.0
に調整し、室温で 4 時間撹拌した。析出した白色結晶
を減圧下にろ取し、続いて水洗した。これを減圧乾燥
(80℃, 2時間) し 1.92 g, 収率 60.8%でO-メチル-N-
(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-N'-ニトロイソ尿素
を得た。
【0039】実施例16 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール (1.49 g, 10 mm
ol)、塩化ナトリウム(3.5 g, 87 mmol)、35%塩酸 (0.9
ml, 10 mmol)、水 (20 ml) の混合物を室温で撹拌しな
がら、O-エチル-N-ニトロイソ尿素 (1.40 g, 10.5 mmo
l) を一度に加えた。次に10%水酸化ナトリウム水溶液
を加えて反応溶液を pH 6.4 に調整し、室温で 18 時間
撹拌した。析出晶をろ取して水洗し、減圧下、60℃で 5
時間乾燥させて O-エチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリル
メチル)-N'-ニトロイソ尿素を白色結晶として 1.9 g 得
た。収率72%。1H-NMR (CDCl3)δ:1.43 (3H, t, J=7.2H
z), 4.46 (2H, q, J=7.2Hz), 4.67 (2H, d, J=6.2Hz),
7.49 (1H, s), 9.43 (1H,br)。Mp.97〜98℃。
【0040】実施例17 O-メチル-N-ニトロイソ尿素 (1.25 g, 10.53 mmol) と
水 20 mlと濃塩酸 (0.85 ml, 10.03 mmol) の混合物に
室温で撹拌しながら、5-(アミノメチル)-2-クロロピリ
ジン (1.43 g, 10.03 mmol)を 5 分間で加えた。40%水
酸化ナトリウム水溶液を加えて中和した (pH 7.2)。室
温で 17 時間撹拌後、析出した結晶をろ取した。結晶を
水洗し、乾燥した。O-メチル-N-(6-クロロ-3-ピリジル
メチル)-N'-ニトロイソ尿素を白色結晶として 1.16 g
(47.3%) 得た。Mp.112〜113℃。1H-NMR (CDCl3)
δ: 3.98 (3H, s), 4.57 (2H, d, J=6.0 Hz), 7.38 (1
H, d,J=8.2 Hz), 7.63 (1H, dd, J=8.2 Hz, 2.4 Hz),
8.36 (1H, d, J=2.4 Hz), 9.43(1H, br)。IR (nujol):
3250, 1590, 1520, 1390, 1240, 1210 (cm-1)。
【0041】実施例18 O-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-N'-ニト
ロイソ尿素 (1.00g, 4.00 mmol) を水 (10 ml) に懸濁
させ、40%メチルアミン水溶液 (0.77 g, 9.92mmol) を
滴下した。14時間室温で撹拌後、析出した結晶をろ取し
た。水 (10 ml)で洗浄して乾燥後、1-(2-クロロ-5-チ
アゾリルメチル)-3-メチル-2-ニトログアニジン 0.92
g (収率92.1%)を得た。Mp.172.5〜173.5℃。
【0042】実施例19 O-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-N'-ニト
ロイソ尿素 (純度 87%) 47.2 g (0.164 mol)を水 410
ml に懸濁した。40%メチルアミン水溶液 25.5 g (0.3
28 mol, 2.0 当量)を23℃で滴下した。室温下 2時間撹
拌後、氷冷下に置き 36% 塩酸 14.3 ml (0.168 mol)
を13〜20℃で滴下した。結晶をろ取して1-(2-クロロ-5
-チアゾリルメチル)-3-メチル-2-ニトログアニジンを
39.1 g得た(収率95.6%)。
【0043】実施例20 O-エチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-N'-ニトロ
イソ尿素 (1.5 g, 5.67 mmol) を水(20 ml) に懸濁させ
て撹拌しながら、40%メチルアミン(1.0 ml, 11.3 mmo
l) を加えた。室温で 2時間撹拌後、析出晶をろ取して
水洗し、減圧下、60℃で 5 時間乾燥させて 1-(2-クロ
ロ-5-チアゾリルメチル)-3-メチル-2-ニトログアニジ
ンを白色結晶として 1.1 g 得た。収率 78%。
【0044】実施例21 O-メチル-N-(6-クロロ-3-ピリジルメチル)-N'-ニトロ
イソ尿素 970 mg (3.96 mmol) と水 (30 ml) の混合物
に室温で撹拌しながら、40%メチルアミン水溶液(0.7 m
l, 7.92 mmol, 2.0 当量) を加えた。室温で 1.5 時間
撹拌して結晶をろ取した。結晶を水及びメタノールで洗
浄後、乾燥し、1-(6-クロロ-3-ピリジルメチル)-3-メ
チル-2-ニトログアニジンを 860 mg (89.1%) 得た。M
p.159〜160℃。1H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.85 (3H, d,
J=4.4 Hz), 4.44 (2H, d, J=6.0 Hz), 7.49 (1H, d, J=
8.2 Hz), 7.80 (1H, dd, J=8.2 Hz, 2.6 Hz), 7.90 (1
H, br), 8.37 (1H, d, J=2.6 Hz), 9.10 (1H, br)。IR
(nujol) : 3300, 1620, 1570, 1380, 1340, 1240 (c
m-1)。
【0045】実施例22 O-メチル-N-ニトロイソ尿素 (2.0 g, 0.0168 mol)、36
%塩酸 1.5 ml、食塩 8.0 g 及び水 40 ml の混合物
に、20℃で 5-(アミノメチル)-2-クロロチアゾール
(2.5 g, 0.0168 mol) を加えた。30%水酸化ナトリウム
水溶液を加えてpH7に調整し、室温で13時間撹拌後、
40%メチルアミン水溶液 (4.4 ml, 0.0511 mol) を加え
た。室温で2時間撹拌して、析出した結晶をろ取し、結
晶を水で洗浄した。乾燥後、1-(2-クロロ-5-チアゾリ
ルメチル)-3-メチル-2-ニトログアニジン 1.54 g (収
率36.7%)得た。
【0046】実施例23 3,5,7-トリアザ-1-アザニア-1-(2-クロロ-5-チアゾリル
メチル)-トリシクロ[3.3.1.13'7]デカンクロリド (15.4
g, 50 mmol)、濃塩酸 (15.2 ml) 及びメタノール (49
ml) の混合物を、内温 50〜71℃で2時間加熱しながら
留出物を留去することにより濃縮した。得られた酸性
(pH 0.5 前後) 溶液を 5 ℃に冷却し、1時間撹拌後析出
物(主に塩化アンモニウム)をろ別した。ろ液を濃縮し
メタノールを除いた。これに水を加え全量を 100 ml と
した。これを水酸化ナトリウムでpH を 6.7 に調節し
(pHメーター使用)、O-メチル-N-ニトロイソ尿素
(7.2g, 60 mmol) 及び塩化ナトリウム (17.5 g, 0.3 mo
l) を加えた。その後 pH を水酸化ナトリウム及び塩酸
水溶液にて一定に保ち、室温で 24 時間撹拌した。析出
晶をろ取し、水洗後乾燥した。7.0 g の O-メチル-N-
(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-N'-ニトロイソ尿素
を収率 55.4%で得た。
【0047】実施例24 3,5,7-トリアザ-1-アザニア-1-(2-クロロ-5-チアゾリル
メチル)-トリシクロ[3.3.1.13'7]デカンクロリド (15.4
g, 50 mmol)、濃塩酸 (15.2 ml)及びメタノール (49 m
l) の混合物を、内温 50〜71℃で2時間加熱しながら留
出物を留去することにより濃縮した。得られた酸性 (pH
0.5 前後) 溶液を 5 ℃に冷却し、1 時間撹拌後析出物
(主に塩化アンモニウム)をろ別した。ろ液をクロロホ
ルム (30ml × 2) で洗浄したのちこれに水を加え全量
を 100 ml とした。これを水酸化ナトリウムで pH を
6.7 に調節し(pHメーター使用)、O-メチル-N-ニト
ロイソ尿素 (7.2 g, 60 mmol) 及び塩化ナトリウム (1
7.5 g, 0.3 mol) を加えた。その後 pH を水酸化ナトリ
ウム及び塩酸水溶液にて一定に保ち、室温で 24 時間撹
拌した。析出晶をろ取し、水洗後乾燥した。7.9 g の O
-メチル-N-(2-クロロ-5-チアゾリルメチル)-N'-ニト
ロイソ尿素を収率 63.0%で得た。
【0048】実施例25 3,5,7-トリアザ-1-アザニア-1-(2-クロロ-5-チアゾリル
メチル)-トリシクロ[3.3.1.13'7]デカンクロリド (15.4
g, 50 mmol)、濃塩酸 (15.2 ml)及びメタノール (49 m
l) の混合物を、内温 50〜71℃で2時間加熱しながら留
出物を留去することにより濃縮した。得られた酸性 (pH
0.5 前後) 溶液を 5 ℃に冷却し、1 時間撹拌後析出物
(主に塩化アンモニウム)をろ別した。ろ液を濃縮しメ
タノールを除いた。続いてクロロホルム (30 ml × 2)
で洗浄したのち水を加え全量を 100 ml とした。これを
水酸化ナトリウムで pH を 6.7 に調節し(pHメータ
ー使用)、O-メチル-N-ニトロイソ尿素 (7.2 g, 60 mmo
l) 及び塩化ナトリウム (17.5 g, 0.3 mol) を加えた。
その後 pH を水酸化ナトリウム及び塩酸水溶液にて一定
に保ち、室温で 24 時間撹拌した。析出晶をろ取し、水
洗後乾燥した。8.3g の O-メチル-N-(2-クロロ-5-チア
ゾリルメチル)-N'-ニトロイソ尿素を収率66.2%で得
た。
【0049】実施例26 3,5,7-トリアザ-1-アザニア-1-(2-クロロ-5-チアゾリル
メチル)-トリシクロ[3.3.1.13'7]デカンクロリド (30.8
g, 0.1 mol)、濃塩酸 (30.4 ml) 及びメタノール (97
ml) の混合物を、内温 50〜71℃で2時間加熱しながら
留出物を留去することにより濃縮した。得られた酸性
(pH 0.3 前後) 溶液を 5 ℃に冷却し、1時間撹拌後析
出物 (主に塩化アンモニウム) をろ別した。ろ液を濃縮
しメタノールを除いた。これに水を加え全量を 146 ml
とした。クロロホルム (30 ml) で分液洗浄したのち、
水酸化ナトリウムで pH を 6.7 に調節し (pHメータ
ー使用)、O-メチル-N-ニトロイソ尿素 (14.3 g, 0.12 m
ol) 及び塩化ナトリウム (23.4 g, 0.4 mol) を加え
た。その後 pH を水酸化ナトリウム及び塩酸水溶液にて
一定に保ち、室温で 20 時間撹拌した。析出晶をろ取
し、水洗後乾燥した。17.9g の O-メチル-N-(2-クロロ-
5-チアゾリルメチル)-N'-ニトロイソ尿素を収率 71.4%
で得た。
【0050】実施例1〜26で製造される化合物の化学
構造式と収率を表2に示す。
【表2】
【0051】
【発明の効果】本発明の化合物〔II〕を用いる製造法に
よれば、優れた殺虫作用を有するグアニジン誘導体
〔I〕およびその塩を、少ない工程数で、容易かつ高収
率で、工業的に有利に大量生産できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−157308(JP,A) 特開 昭55−87773(JP,A) 特開 平4−234864(JP,A) 特開 平3−109374(JP,A) 特開 平7−278094(JP,A) 特開 平5−112521(JP,A) 特開 平2−288859(JP,A) 特表 平8−511016(JP,A) F.Brtnik,et al.,S ynthesis of deriva tives and peptides of α−amino−β−guan idinopropionic aci d and α−amino−γ−gu anidi,Collection C zechoslov.Chem.Com mun.,Vol.41,p.2969− 2977,1978 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 277/32 C07D 213/61 A01N 47/42 A01N 47/44 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中、または水と有機溶媒との混合溶媒
    中、pH5〜8にて、式 【化1】 (式中、Rは置換されていてもよい炭化水素基を、X
    は電子吸引基を示す。)で表わされる化合物またはその
    塩と式 Q−CH−NH−R (式中、Rは水素または置換されていてもよい炭化水
    素基を、Qは置換されていてもよい複素環基を示す。)
    で表される化合物またはその塩とを反応させることを特
    徴とする式 【化2】 (式中の記号は前記と同意義を示す。)で表わされる化
    合物またはその塩の製造法。
  2. 【請求項2】 水中、または水と有機溶媒との混合溶媒
    中、pH5〜8にて、式 【化3】 (式中、Rは置換されていてもよい炭化水素基を、X
    は電子吸引基を示す。)で表わされる化合物またはその
    塩と式 Q−CH−NH−R (式中、Rは水素または置換されていてもよい炭化水
    素基を、Qは置換されていてもよい複素環基を示す。)
    で表される化合物またはその塩とを反応させ、得られた
    式 【化4】 (式中の記号は前記と同意義を示す。)で表わされる化
    合物またはその塩とアミン類またはその塩とを反応させ
    ることを特徴とする式 【化5】 (式中、Rは置換されていてもよいアミノ基を、その
    他の記号は前記と同意義を示す。)で表わされる化合物
    またはその塩の製造法。
  3. 【請求項3】 RおよびRで示される置換されてい
    てもよい炭化水素基の炭化水素基が、C1−15アルキ
    ル、C2−10アルケニル、C2−10アルキニル、C
    3−10シクロアルキル、C3−10シクロアルケニ
    ル、C6−14アリールおよびC7−11アラルキル基
    から選ばれる炭化水素基であって、該炭化水素基の置換
    基がC1−15アルキル、C3−10シクロアルキル、
    2−10アルケニル、C2−10アルキニルC
    3−10シクロアルケニル、C6−10アリール、C
    7−11アラルキル、ニトロ、ニトロソ、水酸基、メル
    力プト、シアノ、オキソ、チオキソ、カルバモイル、モ
    ノ−またはジ−C1−6アルキルカルバモイル、C
    6−14アリールカルバモイル、カルボキシル、C
    1−4アルコキシ−カルボニル、C6−14アリールオ
    キシカルボニル、スルホ、ハロゲン、C1−4アルコキ
    シ、C6−10アリールオキシ、C1−4アルキルチ
    オ、C −10アリールチオ、C1−4アルキルスルフ
    ィニル、C6−10アリールスルフィニル、C1−4
    ルキルスルホニル、C6−10アリールスルホニル、C
    1−4アルコキシスルホニル、C6−10アリールオキ
    シスルホニル、アミノ、C1−11カルボン酸アシルア
    ミノ、モノ−またはジ−C1−4アルキルアミノ、C
    3−6シクロアルキルアミノ、C6−10アリールアミ
    ノ、トリ置換シリル、C1−11カルボン酸アシル、お
    よび酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘ
    テロ原子を1〜5個含む3〜6員複素環基またはその縮
    合環基から選ばれる1〜5個の置換基aであって、該置
    換基aが2つ以上の場合、2つの置換基が相あわさっ
    て、C1−6アルキレン、3−オキサペンタメチレン、
    ビニレン、ベンジリデン、メチレンジオキシ、2−チア
    トリメチレン、オキザリル、マロニル、スクシニル、マ
    レオイル、フタロイル、酸素、硫黄、イミノ、アゾおよ
    びヒドラゾから選ばれる二価の基を形成していてもよ
    く、上記置換基aが、アリール、アラルキル、シクロア
    ルキル、シクロアルケニル、アリールオキシ、アリール
    チオ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、ア
    リールカルバモイル、アリールオキシカルボニル、アリ
    ールオキシスルホニル、アリールアミノ、シクロアルキ
    ルアミノ、カルボン酸アシル、カルボン酸アシルアミ
    ノ、トリ置換シリル、複素環基または二価の基である場
    合にはさらにハロゲン原子、水酸基、ニトロ基、シアノ
    基、C1−4アルキル基、C2−4アルケニル基、C
    2−4アルキニル基、フェニル基、C1−4アルコキシ
    基、フェノキシ基、C1−4アルキルチオ基およびフェ
    ニルチオ基から選ばれる1〜5個の置換基で置換されて
    いてもよく、上記置換基aがアルキル、アルケニル、ア
    ルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフ
    ィニル、アルキルスルホニル、アルキルカルバモイル、
    アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アミノ
    またはアルキルアミノである場合にはさらにハロゲン原
    子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、C1−4アルコキシ
    基およびC1−4アルキルチオ基から選ばれる1〜5個
    の置換基で置換されていてもよく、Xが、ニトロ基、シ
    アノ基、1〜5個のハロゲンで置換されていてもよいC
    1−10カルボン酸アシル基、複素環カルボニル基、カ
    ルボキシル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C
    6−10アリールオキシカルボニル基、複素環オキシカ
    ルボニル基、カルバモイル基、C1−4アルキルスルホ
    ニル−チオカルバモイル基、1〜5個のハロゲンで置換
    されていてもよいC1−4アルキルスルホニル基、スル
    ファモイル基またはC1−4ジアルコキシホスホリル基
    で、Qが、上記RおよびRで示される置換されてい
    てもよい炭化水素基の置換基と同じ基で置換されていて
    もよい、酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれ
    るヘテロ原子を1〜5個含む3〜8員環複素環基または
    その縮合環基である請求項1または2記載の製造法。
  4. 【請求項4】 RがC1−3アルキル基である請求項
    1または2記載の製造法。
  5. 【請求項5】 Xがニトロ基である請求項1または2記
    載の製造法。
  6. 【請求項6】 Rが水素またはC1−4アルキル基で
    ある請求項1または2記載の製造法。
  7. 【請求項7】 Qがハロゲン化されていてもよい少なく
    とも一つの窒素原子または硫黄原子を含有する5〜6員
    芳香族複素環基である請求項1または2記載の製造法。
  8. 【請求項8】 pH6〜7.5で反応させる請求項1
    たは2記載の製造法。
JP30454296A 1995-11-17 1996-11-15 グアニジン誘導体の製造方法 Expired - Lifetime JP3413632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30454296A JP3413632B2 (ja) 1995-11-17 1996-11-15 グアニジン誘導体の製造方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-300278 1995-11-17
JP30027895 1995-11-17
JP22659596 1996-08-28
JP8-226595 1996-08-28
JP30454296A JP3413632B2 (ja) 1995-11-17 1996-11-15 グアニジン誘導体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10120666A JPH10120666A (ja) 1998-05-12
JP3413632B2 true JP3413632B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=27331191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30454296A Expired - Lifetime JP3413632B2 (ja) 1995-11-17 1996-11-15 グアニジン誘導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3413632B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW328084B (en) * 1995-06-23 1998-03-11 Takeda Pharm Industry Co Ltd Process for producing guanidine derivatives, intermediates therefor and their production
EP0974579B1 (en) * 1998-07-24 2001-10-17 Mitsui Chemicals, Inc. Nitroisourea derivatives
US7786325B2 (en) 2006-02-10 2010-08-31 Mitsui Chemicals, Inc. Process for producing O-methyl-N-nitroisourea
ZA200806839B (en) 2006-02-10 2009-11-25 Mitsui Chemicals Inc Improved process for producing nitroguanidine derivatives
JP5652159B2 (ja) 2009-11-30 2015-01-14 住友化学株式会社 5−(アミノメチル)−2−クロロチアゾールの製造方法
JP2011200182A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sumitomo Chemical Co Ltd 5−(アミノメチル)−2−クロロチアゾールの製造方法
JP6217646B2 (ja) * 2012-11-02 2017-10-25 住友化学株式会社 化合物の製造方法
JP6378179B2 (ja) 2013-07-03 2018-08-22 株式会社新日本科学 新規化合物,有機カチオントランスポーター3の検出剤及び活性阻害剤

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
F.Brtnik,et al.,Synthesis of derivatives and peptides of α−amino−β−guanidinopropionic acid and α−amino−γ−guanidi,Collection Czechoslov.Chem.Commun.,Vol.41,p.2969−2977,1978

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10120666A (ja) 1998-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3179515B2 (ja) 2−クロロチアゾール類の製造方法
KR101364353B1 (ko) 2-치환된-5-(1-알킬티오)알킬피리딘의 제조 방법
EP0873325B1 (en) Process for producing guanidine derivatives, intermediates therefor and their production
JPH05271207A (ja) 置換ニトログアニジン誘導体、その製造方法及び殺虫剤
EP0452782B1 (en) Novel intermediates for preparing guanidine derivatives, their preparation and use
JPH02200674A (ja) 2―クロロピリジン3―カルボン酸エステルの製法
JP2806998B2 (ja) 置換された‐2‐クロロ‐ピリジン類の製造方法
JP3413632B2 (ja) グアニジン誘導体の製造方法
US4196292A (en) 6-Substituted amiloride derivatives
KR100584629B1 (ko) 이소우레아의 제조방법
JP3253245B2 (ja) グアニジン誘導体の製造法、新規中間体およびその製造法
JPH05286936A (ja) ホルムアミド誘導体の製造法及び新規ホルムアミド誘導体
JP3886751B2 (ja) グアニジン誘導体の製造方法
JP3477096B2 (ja) イソ尿素類の改良された製造方法
KR100586671B1 (ko) 5-치환 옥사졸 화합물 및 5-치환 이미다졸 화합물의제조방법
JP2671401B2 (ja) α‐アミノチオアセトアミド誘導体およびその製造法
US5126357A (en) Anti-inflammatory picolyselenobenzamides and salts thereof
KR820000786B1 (ko) 우라실 유도체의 제조법
KR0173036B1 (ko) 2-술파닐티아졸 카르복사미드 유도체 및 그의 제조방법
JP2004534027A (ja) 1,3−ジ置換2−ニトログアニジンを製造するための方法
JPS6335553A (ja) (z)−2−シアノ−2−オキシミノ−アセチルクロリド
JPH08819B2 (ja) 4−オキソ−4h−ピラン−3−カルボキサミド化合物を製造する方法
JPH0459763A (ja) グアニジン誘導体,その製造法及び製剤
JPH0455439B2 (ja)
JPH0578286A (ja) N−トリフルオロメチル芳香族アミン誘導体及びその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term