JP3409769B2 - 帯状ワークの露光装置 - Google Patents

帯状ワークの露光装置

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JP3409769B2
JP3409769B2 JP2000075765A JP2000075765A JP3409769B2 JP 3409769 B2 JP3409769 B2 JP 3409769B2 JP 2000075765 A JP2000075765 A JP 2000075765A JP 2000075765 A JP2000075765 A JP 2000075765A JP 3409769 B2 JP3409769 B2 JP 3409769B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、有機化合物のフィ
ルム、薄物金属等の長尺連続ワーク(以下、帯状ワーク
という)の露光装置に関し、特に、本発明は帯状ワーク
上へのマスクパターンの露光等に使用される帯状ワーク
の露光装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】有機化合物のフィルム、薄物金属等の帯
状ワークの露光は、ワークをロール状に巻かれた状態か
ら引き出して露光し、再びロールに巻き取る方法で行わ
れる。一般に、上記露光装置に用いられる帯状ワークの
搬送は、ワーク搬送中のワーク送りの安定性、位置精度
の確保、ワークの反り・うねりの矯正のために、巻き出
しロールから巻き取りロールの間で、ワークに対して常
に張力(テンション)を働かせている。 【0003】図6は上記した帯状ワークの露光装置の従
来例を示す図である。同図において、10は巻出しロー
ル部であり、巻出しロール部10には巻出しロール1、
スペーサ巻取りロール1a、ガイドロールR1が設けら
れている。帯状ワークWbは通常スペーサSと重ね合わ
せて巻出しロール1にロール状に巻かれており、巻出し
ロール1から帯状ワークWbが引き出されるとき、スペ
ーサSはスペーサ巻取りロール1aにより巻き取られ
る。帯状ワークWbは比較的厚く(t=150μm以
上、よく使用されるのは250μm)、例えば樹脂製の
フィルム上に銅箔(通常樹脂製フィルムより厚い)を張
ったものが使用される。このため、帯状ワークWbに
は、幅方向にそりが生じているものがある。 【0004】帯状ワークの搬送には、例えば、特開平3
−19249号公報に示されたような方法が用いられ
る。すなわち、帯状ワークWbの周縁を後述するグリッ
プフィード機構により狭持し、所定量引っ張って、帯状
ワークWbを所定量搬送するものである(以下この搬送
方式をグリップフィード方式と呼ぶ)。グリップフィー
ド方式は、厚く幅方向にそりのある帯状ワークを、ワー
クを露光処理する部分に接触しないで搬送するときに有
効である。この方式はワーク両端をつかんだ状態で引っ
張るので、そりがあるワークを高速で搬送しても、ワー
クが搬送手段から外れることがない。グリップフィード
機構11により巻出しロール1から引き出された帯状ワ
ークWbは上記したガイドロールR1、帯状ワークのエ
ッジ位置を検出するエッジセンサS1、ガイドロールR
2を介して、ワークステージWS等から構成される露光
部3に送られる。 【0005】帯状ワークWbの所定の領域が露光部3に
達すると、帯状ワークWbの搬送が停止し、帯状ワーク
Wbに露光処理が行われる。露光部3で露光された帯状
ワークWbは、ガイドロールR3、R4を介して巻取り
ロール2に巻き取られる。帯状ワークWbが巻き取られ
るとき、スペーサ巻出しロール2aからスペーサSが送
り出され、露光済の帯状ワークWbはスペーサSととも
に巻取りロール2に巻き取られる。 【0006】ここで、帯状ワークWbに、波打ち、しわ
が生じないようにするためには、帯状ワークWbに常に
テンションをかけておくことが望ましい。このため、巻
出しロール1には、帯状ワークWbが搬送される方向と
逆方向(図6では右回り)に回転する力が、常に加えら
れている。したがって、帯状ワークWbの搬送中、帯状
ワークWbの停止中のいずれにおいても、巻出しロール
1と巻取りロール2との間では、帯状ワークWbに常に
テンションがかかっている。同様に、巻取りロール2に
は、帯状ワークWbを巻き取る方向に回転する力が、常
に加えられている。したがって、巻出しロール1と巻取
りロール2との間では、帯状ワークWbは常にテンショ
ンがかかっている。 【0007】上記帯状ワークの露光装置において、帯状
ワークWbの搬送・露光処理・蛇行修正は次のように行
われる。 (1)グリップフィード機構による帯状ワークWbの搬
送・露光処理 帯状ワークWbはグリップフィード機構により周縁を狭
持して、所定量搬送される。図7は図6に示したグリッ
プフィード機構を拡大した図である。同図に示すよう
に、グリップフィード機構11は、帯状ワークWbの端
部を把持する送りグリップ部12と、送りグリップ部1
2を所定量移動させる送りグリップ駆動部13とから構
成される。送りグリップ駆動部13は、例えば同図に示
すように、送りモータ13aにより回転するボールねじ
13bと駆動ベルト13cを備え、モータ13aにより
ボールねじ13bが回転し、ボールねじ13bに係合す
る送りグリップ部12が同図の矢印方向に移動する。 【0008】図8は上記グリップフィード機構11の具
体的構成例を示す図である。同図は、搬送方向から見た
ワークステージWSの断面図およびグリップフィード機
構11を示しており、同図では、片側の送りグリップ部
12を示しており、他側にも同様な構成を持つ送りグリ
ップ部12が設けられ、帯状ワークWbの両端を把持し
て帯状ワークWbを搬送する。同図に示すように、送り
グリップ部12は、前記したボールねじ13bと係合
し、同図の前後方向に移動する送りガイド13dにより
ガイドされる移動部12aの両側に設けられたグリップ
固定台12bに取り付けられており、帯状ワークWbの
周辺部を、上部材12cのグリップ部Gr1と下部材1
2dのグリップ部Gr2とで上下から挟む構造になって
いる。 【0009】下部材12dにはガイドシャフト12eが
取り付けられ、ガイドシャフト12eは、グリップ固定
台12bに摺動可能に取り付けられている。また、グリ
ップ固定台12bには、第1のエアシリンダ12fが取
り付けられ、第1のエアシリンダ12fの駆動軸は、下
部材12dに取り付けられている。このため、第1のエ
アシリンダ12fが駆動されると、下部材12dは上方
向に移動する。上部材12cは軸12gを介して下部材
12dに取り付けられており、軸12gを中心に回動す
る。また、上部材12cと下部材12dのグリップ部G
r1.Gr2の反対側にはスプリング12hが取り付け
られており、スプリング12hにより、上部材12cと
下部材12dはグリップ部Gr1.Gr2が開く方向に
付勢されている。 【0010】また、下部材12dには第2のエアシリン
ダ12iが取り付けられており、第2のエアシリンダ1
2iの駆動軸は、下部材12dを貫通して突出してお
り、その先端は上部材12cに当接している。このた
め、第2のエアシリンダ12iが駆動されると、上部材
12cが軸12gを中心として回動し、グリップ部Gr
1,Gr2が閉じる。一方、ワークステージWSには、
同図に示すように真空吸着穴Mが設けられており、帯状
ワークWbを露光する際、真空通路VPから真空を供給
して、真空吸着穴Mにより帯状ワークWbを吸着固定す
る。 【0011】送りグリップ部12が帯状ワークWbを狭
持し、搬送する動作は次の通りである。図9(a)に示
す状態から、第1のエアシリンダ12fにより下部材1
2dが上昇し、図9(b)に示すように、下部材12d
のグリップ部Gr2が帯状ワークWbの裏面に接触す
る。第2のエアシリンダ12iが上昇し、上部材12c
の帯状ワークWbを挟むグリップ部Gr1が下降し、帯
状ワークWbを挟持する。送りグリップ部12が帯状ワ
ークWbを把持すると、送りグリップ駆動部13のボー
ルねじ13bが回転し、送りグリップ部12が搬送方向
下流側に所定量移動する。これにより帯状ワークWbが
所定量搬送され、帯状ワークWbの次の露光領域が露光
部3に搬送される。 【0012】帯状ワークWbの搬送中、ワークステージ
WSを搬送レベルの下方に退避させ、帯状ワークWbの
裏面がワークステージWSに接触して傷が付くのを防止
する。なお、帯状ワークWbの搬送しているとき、ワー
クステージWSの帯状ワーク固定用に設けられる真空吸
着孔M(図8参照)からエアーを噴出すようにしておく
と、帯状ワークWbの裏面とワークステージWSとが接
触することにより帯状ワークWb裏面が傷つく心配がな
くなる。帯状ワークWbが所定量移動し、露光部3に帯
状ワークWbの露光領域が達すると、帯状ワークWbの
移動を停止する。下方に退避していたワークステージW
Sがワークステージ駆動部WSDにより搬送レベルにま
で上昇し、前記した真空通路VPからワークステージW
Sに真空を供給し、真空吸着によって帯状ワークWbを
ワークステージWS表面に保持する。 【0013】ここで、送りグリップ部12が帯状ワーク
Wbを狭持したままであれば、送りグリップ部12によ
る搬送のテンションが帯状ワークWbにかかった状態で
ワークステージWSに吸着される。また、送りグリップ
部12が帯状ワークWbの把持を解除した場合でも、帯
状ワークWbは巻出しロール1と巻き取りロール2との
間で生じるテンションがかかった状態でワークステージ
WSに吸着される。帯状ワークWbがワークステージW
Sに吸着固定されると、第2のエアシリンダ12iが復
帰し、送りグリップ部12の上部材12cが回動し、グ
リップGr1,Gr2は帯状ワークWbを開放する(図
9(b)の状態)。さらに、第1のエアシリンダ12f
が復帰し、下部材12dが下降する(図9(a)の状
態)。ついで、送りグリップ部12は送りグリップ駆動
部13により搬送方向上流側に移動し、元の位置に戻
る。 【0014】一方、露光部3ではマスクステージ駆動部
MSDによりマスクMを移動させて、マスクMとワーク
との位置合せを行い露光処理する。露光処理が終わる
と、送りグリップ部12が帯状ワークWbの両側を挟
む。また、ワークステージWSによる帯状ワークWbの
真空による保持が解除され、ワークステージWSが下方
に退避する。次に、搬送方向上流側の元の位置に戻って
いる送りグリップ部12により前記したように帯状ワー
クWbの両側を把持し、送りグリップ部12を搬送方向
下流に移動させ、帯状ワークの次の露光領域が露光部3
にくるように、帯状ワークWbを搬送する。 【0015】(2)蛇行修正 帯状ワークWbを連続して搬送すると、帯状ワークWb
が、露光部3において、帯状ワークWbの幅方向(帯状
ワークWbの進行方向に対して直角方向)に位置ずれを
生じることがあり、これを修正し、露光部での帯状ワー
クWbの位置を確保する必要がある。ここで、帯状ワー
クWbの幅方向のずれを帯状ワークWbの蛇行、帯状ワ
ークWbの蛇行を修正することを蛇行修正と呼ぶ。上記
に述べたような帯状ワークWb全体に常時テンションを
かける装置の場合、帯状ワークWbの蛇行の検出と、そ
の修正は、以下のような方法で行っている。 【0016】図10に示すように、露光部3のワーク搬
送上流側の所定の位置にエッジセンサS1を設け、エッ
ジセンサS1により、帯状ワークWbのエッジ位置を検
出する。エッジセンサS1の出力は、制御部31を介し
て巻き出しロール駆動機構32、アクチュエータ33に
送られる。搬送中、エッジセンサS1により、帯状ワー
クWbの蛇行が検出されると、制御部31は巻き出しロ
ール駆動機構32を介してアクチュエータ33によりに
より巻き出しロール部10全体を、帯状ワークWbの幅
方向に移動させ、蛇行を修正する。 【0017】エッジセンサS1としては、図11に示す
ものを用いることができる。すなわち、図11(a)に
示すように、発光素子L11と受光素子PT1、発光素
子L12と受光素子PT2から構成される2組のフォト
センサS11,S12を帯状ワークWbの外側と内側に
並べたもの、あるいは、図11(b)に示すように、発
光素子L13と、ワークの搬送方向に対して直角に配置
したCCD等のラインセンサLS1から構成されるリニ
アセンサS13を使用することができる。図11(a)
に示すセンサを用いる場合には、フォトセンサS11,
S12のON,OFFの組み合わせにより帯状ワークW
bのエッジ位置を検出する。また、図11(b)を用い
る場合には、光がラインセンサLS1に入射する位置で
帯状ワークWbのエッジ位置を検出する。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の装置においては、帯状ワークWbにテンションがかか
った状態でワークステージWSに保持されて露光するこ
とになる。このため、帯状ワークWbが、例えば有機化
合物の薄いフィルムである場合、帯状ワークWbが伸び
た状態で露光される。そして、露光装置から取り外され
ると、帯状ワークWbにテンションがかからなくなり、
帯状ワークWbが縮み、露光精度が変化するといった問
題が生ずる。すなわち、図12(a)に示すようにテン
ションを掛けた状態で露光したのち、テンションを解除
すると図12(b)に示すように帯状ワークWbが縮ん
で露光パターンの位置がずれ、露光精度を確保できなく
なる。以上の問題は、露光パターンの微細化等、露光精
度の向上に伴い、近年、特に問題視されるようになって
きた。 【0019】本発明は上記した従来技術の問題点を考慮
してなされたものであって、帯状ワークにテンションを
かけ、グリップフィード方式で搬送する露光装置におい
て、帯状ワークにテンションをかけないでワークステー
ジに保持できるようにし、帯状ワークの露光精度を向上
させることである。 【0020】 【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を次のようにして解決する。長尺連続ワークを把持
して間歇的に搬送する搬送機構と、上記搬送機構を制御
して、上記ワークの未露光領域を間歇的に露光部に搬送
制御する制御部とを備え、上記ワークを常時テンション
をかけて搬送し、露光部において上記ワーク上に露光処
理を行う露光装置において、露光部の上流側に、上記ワ
ークを把持する第1のワーク固定部を設けるとともに、
下流側に上記ワークを把持する第2のワーク固定部を設
け、また、上記制御部に、ワークにかかるテンションに
よる伸び分だけワークを下流側に送る送り量を記憶する
記憶部を設ける。そして、ワーク上に露光処理を行うに
際し、上記制御部は、ワークを露光部に停止させ、第1
と第2のワーク固定部でワークを固定後、上記記憶部に
記憶された送り量に基づき第1のワーク固定部を露光部
方向に送って、ワークにテンションがかからない状態に
する。 【0021】本発明においては、上記のように、露光部
の上流側および下流側に、上記ワークを把持する第1お
よび第2の固定部を設け、また、制御部に、ワークにか
かるテンションによる伸び分だけワークを下流側に送る
送り量を記憶する記憶部を設け、第1と第2のワーク固
定部でワークを固定後、上記記憶部に記憶された送り量
に基づき第1のワーク固定部を露光部方向に送って、ワ
ークにテンションがかからない状態にし、露光処理を行
うようにしたので、露光時、ワークにテンションがかか
らず、露光精度を向上させることができる。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の実施例の帯状ワークの露光
装置の構成を示す図であり、前記図6に示したものと同
一のものには同一の符号が付されており、本実施例にお
いては、図1に示したものに第1、第2のワーク固定機
構21,22、制御部40が追加されている。同図にお
いて、10は巻出しロール部であり、巻出しロール部1
0には前記したように巻出しロール1、スペーサ巻取り
ロール1a、ガイドロールR1が設けられている。ま
た、帯状ワークWbは通常スペーサSと重ね合わせて巻
出しロール1にロール状に巻かれており、巻出しロール
1から帯状ワークWbが引き出されるとき、スペーサS
はスペーサ巻取りロール1aにより巻き取られる。帯状
ワークの搬送には、前記図6〜図9に示したグリップフ
ィード方式が用いられる。すなわち、ワークステージW
Sの下流側にグリップフィード機構11が設けられてお
り、前記したようにグリップフィード機構11の送りグ
リッブ部12により、帯状ワークWbの両側を把持し
て、帯状ワークWbを搬送する。 【0023】また、本実施例においては、露光装置の露
光部3の、帯状ワークWbの搬送方向における上流側と
下流側に、第1、第2のワーク固定機構21,22が設
けられている。上記第1のワーク固定機構21には、後
述するワーク機構駆動部14が設けられている。図2は
図1の一部を拡大した図であり、第1、第2のワーク固
定機構21,22は、同図に示すように帯状ワークWb
を裏面から真空吸着する第1、第2の吸着固定ステージ
23,24と、帯状ワークWbの周辺部を上下からはさ
んで保持する第1、第2の固定グリップ部25,26と
から構成される。第1、第2の吸着固定ステージ23,
24は、帯状ワークWbの裏面側に搬送レベルで設けら
れている。 【0024】第1、第2の吸着固定ステージ23,24
は前記図8に示したワークステージWSと同様の構成を
有し、その表面に帯状ワークWb固定用の真空吸着穴M
が設けられている。そして、真空通路VPを介して真空
が供給されたとき、帯状ワークWbは吸着固定ステージ
23,24に吸着固定される。また、帯状ワークWbの
搬送時には上記真空吸着穴Mからエアーを噴出し、帯状
ワークWb裏面と第1、第2の吸着固定ステージ23,
24表面との接触を防ぐ。第1、第2の固定グリップ部
25,26の構造は前記図8に示した送りグリップ部の
構造と基本的に同じである。第1のワーク固定機構21
には、図7,図8に示した送りグリップ駆動部と同様の
ワーク固定機構駆動部14が設けられており、第1の固
定グリップ部25は帯状ワークWbの搬送方向に移動す
る。すなわち、図2に示すようにワーク固定機構駆動部
14は例えば送りモータ14aとボールねじ14bと駆
動ベルト14cとを備え、送りモータ14aによりボー
ルねじ14bが回転し、固定グリップ部25は同図の矢
印方向に移動する。一方、第2のワーク固定機構22は
移動しない。 【0025】図3は第1と第2のワーク固定機構21,
22及び送りグリップ部12を上から見た図であり、同
図に示すように、吸着固定ステージ24は、グリップフ
ィード機構11の部分まで延びている。なお、第1、第
2の固定グリップ部25,26の構造は、前記図7で説
明した送りグリップ部12と基本的に同様である。第1
の固定グリップ部25は、ボールねじ14b、移動部1
2aが設けられているが、第2の固定グリップ部26は
直接基台に取り付けられたグリップ固定台に固定されて
いる。また、第1、第2の固定グリップ部25,26に
よる帯状ワークWbの把持/開放動作も前記図9で説明
したのと同様である。 【0026】図1に戻り、40は制御部であり、制御部
40には、蛇行制御部41、送り制御部42、全体制御
部43が設けられており、蛇行制御部41は、前記図1
0で説明したように、エッジセンサS1の出力により巻
出しロール部10を駆動して、帯状ワークの蛇行修正を
行う。また、送り制御部42は、巻出しロール1、巻取
りロール2、固定グリップ部25,26、送りグリップ
部12を駆動して、帯状ワークWbの搬送を制御する。
全体制御部43は、光照射部4、ワークステージ駆動部
WSD、マスクステージ駆動部MSD等を制御するとと
もに、搬送、露光処理等の全体のシーケンスを制御す
る。 【0027】図4、図5は本実施例における帯状ワーク
の搬送・露光処理を説明する図であり、同図を参照しな
がら本実施例における搬送・露光処理について説明す
る。なお、巻出しロール1、巻取りロール2における帯
状ワークWbの巻出し、巻取り制御は前記図6で説明し
た従来例と同じであり、ワーク固定機構21,22によ
り帯状ワークWbが把持されていないとき、帯状ワーク
Wbにはテンションが掛かっている。 【0028】(1) 帯状ワークWbへの露光処理が終わっ
た段階では、図4(a)に示すように、送りグリップ部
12が破線のように帯状ワークWbの周辺部を狭持して
おり、ワーク固定機構21,22の固定グリップ部2
5,26はともに開放している。また、ワークステージ
WSは帯状ワーク搬送面よりも下に下降している。マス
クステージMSはワーク搬送面よりも上に上昇してい
る。 (2) 送りグリップ駆動部13を駆動し、送りグリップ部
12を搬送方向下流側に移動させる。帯状ワークWbは
送りグリップ部12に狭持されているので、送りグリッ
プ12の移動とともに搬送される。 (3) 帯状ワークWbの搬送中、ワークステージWSおよ
び吸着固定ステージ23,24に設けられたワーク保持
用の真空吸着孔Mからエアーを吹き出すようにしておく
と、帯状ワークWbが、ワークステージWSおよび吸着
固定ステージ23,24上面で持ち上がるので、帯状ワ
ークWbの裏面とワークステージWSおよび吸着固定ス
テージ23,24の表面とが接触して帯状ワークWb表
面が傷つくという心配がなくなる。 【0029】(4) 帯状ワークWbの搬送中、エッジセン
サS1が帯状ワークWbのエッジ位置を検出する。該セ
ンサS1により帯状ワークWbの蛇行が検出されると、
エッジセンサS1の信号をフィードバックし、前記図1
0で説明したように、巻出しロール部10全体を帯状ワ
ークWbの幅方向に移動させ、蛇行修正を行う。 (6) 送りグリップ駆動部13は所定量搬送方向下流側に
移動すると停止する。なお、帯状ワークWbを次の露光
領域にまで搬送するためのワーク移動量の制御は、送り
グリップ駆動部13の移動量を調整することで行う。 (7) 図4(b)に示すように、帯状ワークWbの移動停
止後、露光部3の上流側に設けられた第1のワーク固定
機構21の固定グリップ部25が帯状ワークWbの周辺
部を挟み、また、吸着固定ステージ23が真空吸着によ
り帯状ワークWbの裏面を吸着することにより、帯状ワ
ークWbの固定をより確かなものにする。 (8) また、露光部3の下流側に設けられた第2のワーク
固定機構22の固定グリップ部26が帯状ワークWbの
周辺部をはさみ、また、吸着固定ステージ24が真空吸
着により帯状ワークWbの裏面を吸着することにより、
帯状ワークWbの固定をより確かなものにする。 【0030】(9) その状態で、図4(c)に示すように
第1の固定グリップ部25が第1のワーク固定機構駆動
部14により帯状ワークWbを狭持したまま、テンショ
ン搬送により帯状ワークWbが伸びている量(100〜
200μm)だけ、搬送下流に向かって移動する。これ
により、帯状ワークWbに生じていたテンションがなく
なる。 【0031】(10)図4(d)に示すように、グリップフ
ィード機構11において、送りグリップ部12が開放さ
れる。また、ワークステージWSの真空吸着機構がON
になり、ワークステージ駆動部WSDにより、ワークス
テージWSが帯状ワークWb搬送位置にまで上昇し、帯
状ワークWbをワークステージWS上に真空吸着・保持
する。即ち、帯状ワークWbにはテンションがかからな
い状態でワークステージWSに保持されることになる。
なお、帯状ワークWbをワークステージWSに吸着して
も、第1と第2のワーク固定機構21,22の解除は行
わない。これは、第1と第2のワーク固定機構21,2
2を解除すると、巻出しロール1と巻取りロール2との
間にはテンションがかかっているので、テンションがか
からない状態で保持した帯状ワークWbにテンションが
かかってしまうためである。 【0032】(11)図5(e)(f)に示すように、アラ
イメント、露光処理を行う。この間に、送りグリップ部
12が次の帯状ワークWb搬送のために、搬送上流例の
所定の位置(図5(e)の実線位置)に戻り、再び帯状
ワークWbをはさむ。アライメント、露光処理は次のよ
うに行われる。まず、図5(e)のときに、図1に示す
マスクステージMSが、マスクステージ駆動部MSDに
より、アライメント位置にまで下降する。なお、帯状ワ
ークWbは、テンションはかかっていないとはいえたる
みはないので、帯状ワークWbを保持したワークステー
ジWSをワーク搬送面以上に上昇させることができな
い。また同様に、マスクと帯状ワークWbの位置合わせ
も帯状ワークWbを移動させて行うことができない。 【0033】次に、マスクMと帯状ワークWbとの位置
合わせを行う。上記のように帯状ワークWbを移動させ
ることができないので、マスクテージMSをXYθ方向
(X方向は例えば図5の左右方向、Y方向は図5の紙面
前後方向、θはX,Y平面に垂直な軸を中心とした回
転)に移動させて、位置合わせする。位置合わせ終了
後、マスクステージMSを露光位置にまで移動させ、光
照射部4(図1参照)から露光光を照射して、露光処理
を行う。 【0034】(12)露光処理が終了すると、マスクステー
ジMは上昇するとともに、アライメント時XYθ方向に
移動しているので、移動前の原点位置にまで戻る。 (13)ワークステージWSのワーク真空吸着を解除し、図
5(g)に示すように、ワークステージWSが下降す
る。また、第1、第2のワーク固定機構21,22の固
定グリップ部25,26が開放し、また、第1、第2の
吸着固定ステージ23,24の真空吸着が解除され、第
1の固定グリップ部25は移動前の原点に戻る。 (14)グリップフィード機構11の送りグリップ部12は
帯状ワークWbをはさんでいるので、図4(a)で説明
したように、送りグリップ部12が移動し、帯状ワーク
Wbを次の露光位置にまで搬送する。以下、上記(1) 〜
(14)を繰り返す。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
以下の効果を得ることができる。 (1)露光処理部の上流側に第1のワーク固定部を、下
流側に第2のワーク固定部を設け、帯状ワーク搬送後、
第1と第2のワーク固定部で帯状ワークを固定後、帯状
ワークをテンションによる伸び分だけ下流側に送り、ワ
ークステージに保持するので、露光処理時、帯状ワーク
にテンションがかからない。このため、帯状ワークが伸
びた状態で露光を行うことがなく、露光精度が低下する
ことがない。 (2)帯状ワークがワークステージに吸着保持される寸
前まで、帯状ワークにテンションがかかった状態である
ので、帯状ワークに波打ち・しわが発生することなくワ
ークステージに吸着・保持することができる。したがっ
て、帯状ワークのしわ・波打ちなどによる露光精度の低
下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示す図である。 【図2】図1における第1、第2のワーク固定機構、グ
リップフィード機構、第1のワーク固定機構駆動部を拡
大して示した図である。 【図3】第1と第2のワーク固定機構及び送りグリップ
部を上から見た図である。 【図4】本発明の実施例における帯状ワークの搬送・露
光処理を説明する図である。 【図5】本発明の実施例における帯状ワークの搬送・露
光処理を説明する図(続き)である。 【図6】従来例を示す図である。 【図7】図6に示したグリップフィード機構を拡大した
図である。 【図8】グリップフィード機構の具体的構成例を示す図
である。 【図9】送りグリップ部によるワークの把持を説明する
図である。 【図10】蛇行修正を説明する図である。 【図11】エッジセンサの構成例を示す図である。 【図12】露光後、帯状ワークが縮むことによる加工精
度の低下を説明する図である。 【符号の説明】 1 巻出しロール 1a スペーサ巻取りロール 2 巻取りロール 2a スペーサ巻出しロール 3 露光部 4 光照射部 10 巻出しロール部 11 グリップフィード機構 12 送りグリッブ部 13 送りグリップ駆動部 14 ワーク固定機構駆動部 21 第1のワーク固定機構 22 第2のワーク固定機構 23,24 吸着固定ステージ 25,26 固定グリップ部 40 制御部 41 蛇行制御部 42 送り制御部 43 全体制御部 R1〜R4 ガイドロール S1 エッジセンサ Wb 帯状ワーク WS ワークステージ WSD ワークステージ駆動部 MS マスクステージ MSD マスクステージ駆動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/20 - 7/24 G03F 9/00 - 9/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 長尺連続ワークを把持して間歇的に搬
    送する搬送機構と、 上記搬送機構を制御して、上記ワークの未露光領域を間
    歇的に露光部に搬送制御する制御部とを備え、 上記ワークを常時テンションをかけて搬送し、露光部に
    おいて上記ワーク上に露光処理を行う露光装置におい
    て、 露光部の上流側に、上記ワークを把持する第1のワーク
    固定部を設けるとともに、下流側に上記ワークを把持す
    る第2のワーク固定部を設け、 また、上記制御部に、ワークにかかるテンションによる
    伸び分だけワークを下流側に送る送り量を記憶する記憶
    部を設け、 ワーク上に露光処理を行うに際し、上記制御部は、ワー
    クを露光部に停止させ、第1と第2のワーク固定部でワ
    ークを固定後、上記記憶部に記憶された送り量に基づき
    第1のワーク固定部を露光部方向に送って、ワークにテ
    ンションがかからない状態にすることを特徴とする帯状
    ワークの露光装置。
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