JP2004347964A - 帯状ワークの両面投影露光装置 - Google Patents

帯状ワークの両面投影露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】帯状ワークの両面に同時にパターンを露光することができ、露光中にワークが熱膨張しても、ぼけやぶれが発生しないようにすること。
【解決手段】巻き出しロール1から出た帯状ワークWは、露光部5に送られ、第1のテンション付与手段11、第2のテンション付与手段(図示せず)により露光中に想定される熱膨張分だけ、搬送方向とこれに直交する方向にテンションをかけ、その状態でワーク保持手段6に保持する。次いで、マスクM1と帯状ワークWの表面のアライメントマーク、及び、マスクM2と帯状ワークWの裏面のアライメントマークを検出し、位置合せを行う。位置合せ終了後、光照射部41,42からマスクM1,M2、投影レンズ31,32を介して、露光光が照射され、帯状ワークWの表面と裏面が同時に露光される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状ワークの両面を露光する露光装置に関し、特に、帯状ワークを全面で吸着保持することなく、露光中の熱膨張によるたるみの発生を防ぎ、帯状ワークの両面を同時に露光することができる露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板等のワークの両面に、回路等のパターンを製作することがあり、そのための露光装置が、両面露光装置として知られている。
例えば特許文献1には、プロキシミティの両面露光装置(同公報図1) が記載されている。同文献に記載のものは、露光する基板(ワークW) を、搬入ステージAに搬入→第1アライメントステージBでの位置合せ→第1露光ステージCでの表面露光→反転ステージDでの反転→第2アライメントステージEでの位置合せ→第2露光ステージFでの裏面露光→搬出ステージGからの搬出の手順で処理するものである。
また、特許文献2にもプロキシミティの両面露光装置が記載されている。特許文献2に記載のものは、ワーク(被露光板) を保持するワークステージ(ワーク保持べ一ス) を、表面露光用と裏面露光用の2つ設け、それぞれの位置で表面露光と裏面露光を行なうものである。
なお、ワークの両面に形成されるパターンは、所定の位置関係にあり、例えば回路パターンであれば両者はスルーホールなどにより電気的に接続される。
上記特許文献1、特許文献2に記載のものは、プリント基板等のワークに、回路等のパターンを製作するプロキシミティ露光する装置に関するものであるが、プロキシミティ露光、あるいは、コンタクト露光は、ワークステージ上にワークを載置して、マスクを接近させあるいはマスクを密着させて露光するものであるため、ワークやマスクにゴミ等が付着するといった問題がある。
【0003】
一方、TAB(TapeAutomated Bonding)やFPC(フレキシブルプリント基板) といったテープ状の連続長尺ワーク(帯状ワーク) に対しても、同様に、その両面にパターンの形成し、製品を作りたいという要望がある。
図8に、両面にパターンが形成されるFPC(フレキシブルプリント基板) 100の構造例を示す。同図はワーク幅方向の断面図で、分かりやすくするために縦方向は誇張している。
幅100〜250mm、厚さ20〜50μmのポリイミドやポリエステル等の樹脂フィルム101上に、厚さ10〜20μm程度の銅箔102等の導電体が熱や圧力をかけて貼り付けられる。
その上にドライフィルムレジスト103(DFR:市販されている代表的なものの厚さは約7μm) が貼られ、PET(ポリエチレンテレフタレート:市販されている代表的なものの厚さは約21μm)膜104が貼り付けられる。FPC100の全体の厚さは110〜180μm程度になる。
DFR103にパターンを形成するための露光はPET膜104を取り付けたまま行なわれ、現像はPET膜104をはがして行なわれる。
なお、PET膜104は保護膜であり、該膜が貼られていれば、露光する領域を例えばローラにより押さえつけても傷がつくのを防ぐことができる。
【0004】
上記帯状ワークに回路等のパターンを露光する露光装置としては、例えば、特許文献3に記載されるものが知られている。
上記特許文献3に記載される露光装置は、光源部から放出される光をマスクと投影レンズを介して帯状ワーク上に照射して、送り機構より送られてくる帯状ワーク上にマスクパターンを露光するものである。
上記のような投影露光装置であれば前記したプロキシミティ露光、あるいは、コンタクト露光のようにワークにゴミ等が付着するといった問題を回避することができる。
上記帯状ワークの露光装置を用いて、帯状ワークの両面にパターンを露光する場合、次の方法で行なわれている。
上記露光装置に帯状ワークをセットして、表面露光用のマスクを用いて帯状ワークの第1面(表面)を全てを露光する。その後、帯状ワークを裏返しにセットし、裏面用のマスクを用いて、帯状ワークの第2面(裏面)を露光する。
上記第1面、第2面の露光は、1台の露光装置で行ってもよいし、第1面(表面)露光用の露光装置、第2面(裏面)露光用の露光装置をそれぞれ設けて、第1面、第2面を露光するようにしてもよい。
【0005】
上記特許文献3に記載される露光装置を用いて帯状ワークの両面露光を行う場合は、次のような問題がある。
第1面の露光を行なってから、第2面の露光を行なうので、両面の露光を行なうのに片面露光の倍の時間がかかる。またリールを付け替えるのに人手が必要で時間がかかる。
また、第1面の露光を行なってから第2面の露光を行なうので、露光する時の環境条件(温度や湿度) が微妙に異なることがある。FPCの場合、上記したように基板がポリエステルやポリイミドといった樹脂フィルムであり、上記環境条件の違いにより、フィルムに伸び縮みの量に違いが出る。
さらに、ワークの表面に形成するパターンと裏面に形成するパターンとは、上記したように互いに関連しており、設計された所定の位置関係を有していなければならない。しかし、表面露光時と裏面露光時とで、フィルムの伸び縮み量が異なると、両面に形成したパターンの相対位置関係が違ってしまい、不良の原因となる場合がある。
従来の帯状ワークの露光装置により片面ずつ露光していくのでは上記のような問題があり、両面を同時に露光することができる帯状ワークの露光装置が強く望まれていた。
【0006】
【特許文献1】
特許第2832673号公報
【特許文献2】
特開2000−171980号公報
【特許文献3】
特開平3−242651号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
帯状ワークを両面同時に露光するためには、露光を行なっている領域の裏面側を不透明なワークステージにより全面的に吸着保持することができない。これにより次のような問題が発生する。
露光時、帯状ワークは露光光を吸収し温度が上昇する。従来は露光領域の裏面側をワークステージが吸着保持していたので、ワークに発生した熱はワークステージに伝わって放熱され、ワークの温度上昇を防ぐことができた。
しかし、上記したように露光領域をステージによって吸着保持できないので吸収した熱は放熱されない。特にFPCは樹脂フィルムであり、熱が伝わりにくいので、光が照射されている部分(露光領域:100mm×100mm程度) のみ、温度が上昇する。一般的な露光条件(紫外線放射照度100mW/cmで数秒間照射) で露光すると、ワーク露光領域の温度は約10℃上昇する。
これにより、露光領域のみ10μm〜20μm程度熱膨張し、帯状ワークWは、図9に示すように、この熱膨張を緩和するために光軸(上下) 方向に膨らむかまたはたわむ(移動する) 。この膨らみ(またはたわみ) による光軸方向の移動は数百μmmに達する。
マスクパターンをレンズによりワーク上に投影して露光する投影露光方式の場合、投影レンズの焦点深度は大きくても±50μm程度である。したがって、ワークが光軸方向に数百μmも移動すると、ワーク上に投影されるマスクパターン像はぼけてしまい、精度の良い露光(マスクパターンの転写) ができない。
【0008】
発生した上記膨らみ(またはたわみ) を防ぐためには、帯状ワークの搬送方向と搬送方向に直交する方向(ワークの幅方向) に、テンションをかけつつ(たわまないように引っ張りながら) 露光するということが考えられる。
しかしながら、テンションをかけながら露光したのでは、ワークが熱膨張により伸びながら、さらにこれを引っ張ることになるので、ワークは、露光中に熟膨張による伸び10μm〜20μm以上にどんどん伸びてしまう。ワークが露光中に伸びるということは、露光中にマスクパターン像に対してワークが相対的に移動していることになり、ワーク上に形成されるパターンはぶれ、精度の良い露光(マスクパターンの転写) ができない。
透明なガラスでワークステージを製作するも考えられるが、露光光である紫外線を透過する石英のようなガラスを、ワークを吸着保持するワークステージとして加工することは困難であり、コストも非常に高くなるので現実的ではない。
なお、ここでは、ワーク上のパターン像の焦点が合っておらず、像の輸郭がクリアでないことを「ぼけ」と呼び、パターン像の焦点は合っているが、露光中にワークが移動してその結果ぼけたパターンしか形成できないことを「ぶれ」と呼ぶ。
本発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであって、本発明の目的は、帯状ワークの両面に、投影露光により同時にパターンを露光することができ、パターン露光中に、ワークが熱膨張しても、ワークが上下移動することによるパターン像のぼけを防ぐとともに、露光中のワークの伸びによるぶれを防ぐことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、帯状ワークの両面にマスクパターンを露光する帯状ワークの両面投影露光装置において、帯状ワークに、搬送方向にテンションをかける第1の手段と、搬送方向と直交する方向にテンションをかける第2の手段と、上記搬送方向と、搬送方向と直交する方向にテンションがかけられた帯状ワークを保持する保持手段を設け、露光を開始する前に、帯状ワークにテンションをかけ、露光中に想定されるワークの熱膨張による伸び量に相当する分だけ伸ばし、その伸び量で固定して露光を行なう。
上記第1の手段、第2の手段および保持手段は露光領域外に配置され、第1、第2の手段でテンションを掛けて上記保持手段で帯状ワークを固定し、帯状ワークの両面からマスクを介して同時に露光光を照射して両面露光を行う。なお、上記第1の手段および第2の手段が上記保持手段を兼ねていてもよい。
テンションをかける(引っ張る) 方向は、ワークの搬送方向とそれに直交する(ワークの幅) 方向であり、搬送方向の帯状ワークの単位長さ当たりの伸び量と、搬送方向に直交する方向の単位長さ当たりの伸び量が等しくなるように同時にテンションを掛け、その状態で保持手段で固定する。
一方向のみを引っ張ったのでは、それに直交する方向が縮んでしまうので、両方向ともにテンションをかける。
露光中、上記のようテンションを掛けた状態でワークに熱膨張が生じると、ワークにかけられているテンション(応力) が緩和され、応力が緩和されるだけで、前記図9に示したような膨らみ(またはたわみ) による上下動は生じない。また、ワークはあらかじめ伸びているのであるから、熱膨張による伸びも生じない。
ここで、前記したように、ワークに対して引き伸ばす力をかけたまま露光したのでは、露光中にワークがどんどん伸びて、パターン像はぶれてしまう。
これに対し、本発明では、露光中にワークをさらに引き伸ばそうとする力をかけない。すなわち、ワークはあらかじめかけられたテンションを保持するように固定されている。このため、熱膨張によりワークが伸びる時、これをさらに引き伸ばそうとする力は働かず、露光中にワークの伸び、即ちマスクパターン像に対するワークの相対的な移動は生じない。
したがって、露光中のワークのたるみによるぼけとともに、ワークの伸びによるぶれも防ぐことができる。
【0010】
露光中に想定される熱膨張による伸び量は、上記したように例えば10μm〜20μmなので、露光前にテンションをかけることにより、ワークは10μm〜20μm伸びることになる。しかし、このようにワークが伸びても以下の理由で、露光する上で格別の問題は生じない。
ワークの両面にパターンを形成する場合、最も問題になるのは、表裏に形成するパターンの相対位置が、設計した所望の位置関係からずれてしまうことである。従来は、片面ずつ露光するので、それぞれの露光時にワークの伸び量が異なると、両者の相対位置がずれてしまう。しかし、本発明の場合、ワークはテンションがかけられて伸びていても、両面同時に露光するので、表裏に形成するパターンの相対位置はずれない。
また、ワークが伸びることにより、ワーク上に形成されている例えば2個のアライメントマークの間隔が伸びる(長くなる) が、マスクパターンをレンズで投影する投影露光装置の場合、投影レンズを光軸方向に移動する機構を設けたり、レンズにズーム機構を設けたりしておけば、ワーク上に投影されるパターン像の倍率を調整することができ、マスクとワークのアライメントを問題なく行なうことができる。
なお、倍率が多少大きい状態で露光されパターンが形成されても、露光終了後露光領域の温度が下がり、ワークが収縮すると、形成されたパターンもそれに応じて縮むので、設計された大きさのパターンを形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施例の帯状ワークの両面露光装置の基本構成を示す図である。なお、図1では、前記搬送方向と直交する方向(ワ一クの幅方向) にテンションをかける前記第2の手段は省略されている。なお以下では、第1、第2の手段を第1、第2のテンション付与手段という。
図1において、FPC(フレキシブルプリント基板) 等の帯状ワークWは、巻き出しロール1にロール状に巻かれている。
巻き出しロール1から出た帯状ワークWは、巻き出し量を調整するたるみ部A1を経て、中間ガイドローラR1で90度方向転換し、ブレーキローラR2を経て、露光部5に送られる。たるみ部A1には、フォトセンサS1が設けられ、図示しない制御部により、たるみ部A1におけるたるみ量が一定になるように巻き出しロール1からの送り出し量が調整される。
露光部5に送られた帯状ワークWは搬送ローラR3と押さえローラR3’、およびブレーキローラR2と押さえローラR2’により狭持され、搬送ロ一ラR3が回転することにより引っ張られ、図の右方向に搬送される。
ブレーキローラR2は、ローラが回転する時、回転方向とは逆向きの力が発生する例えば電磁ブレーキのようなブレーキに連結している。帯状ワークWをブレーキローラR2と押さえローラR2’により狭持することにより、搬送時に発生しやすいワークの波うち、蛇行、しわの発生などを防ぐ。
露光部5に送られた帯状ワークWは、後述するように、第1のテンション付与手段11、第2のテンション付与手段(図示せず)により露光中に想定される熱膨張分だけ、搬送方向とこれに直交する方向にテンションがかけられ、その状態でワーク保持手段6に保持される。この部分については後述する。
【0012】
帯状ワークWの表面側には、第1の光照射部41、ワークの表面側のパターンを形成したマスクM1、第1の投影レンズ31が設けられ、裏面側には、第2の光照射部42、ワークの裏面側のパターンを形成したマスクM2、第2の投影レンズ32が設けられる。
それぞれの光照射部41,42から、マスクM1,M2と投影レンズ31,32を介して、帯状ワークWの両面に露光光が照射され、マスクM1,M2に形成されたマスクパターンが露光される。
なお、光照射部は1個でもかまわない。1つの光照射部から出射する光を、ハーフミラーなどにより光路を分割し、両方のマスクM1およびM2に照射するようにしても良い。
露光部5で露光された帯状ワークWは、前記したように、搬送ローラR3と押さえローラR3’により狭持され、ガイドローラR4、巻き敢り量を調整するたるみ部A2を介して、巻き取りロール2に巻き取られる。たるみ部A2には、フォトセンサS2が設けられ、図示しない制御部により、たるみ部A2におけるたるみ量が一定になるように巻き取りロール2の巻き取り量が調整される。
【0013】
次に、ワークを挟持しテンションを加える上記第1のテンション付与手段11、第2のテンション付与手段、ワークにテンションをかけた状態で、露光領域の周辺部を保持するワーク保持手段6の構成例について説明する。
(1)第1のテンション付与手段
図2に、帯状ワークWに対しワークの搬送方向にテンションをかける第1のテンション付与手段11の構成を示す。同図は、搬送方向に直交する方向から見た第1のテンション付与手段11の構成を示しており、同図では帯状ワークWの露光部5に対して下流側に設けられるテンション付与手段11を示しているが、上流側に設けられるテンション付与手段11の構成も、テンションをかける方向が反対方向である点を除き同様な構成を有している。
第1のテンション付与手段11は、帯状ワークWを搬送方向に対して直角方向(幅方向) に挟むグリップ部12と、グリップ部12を所定量移動させるグリップ駆動部13とから構成される。
グリップ部12は、帯状ワークWの表面に保護膜であるPET膜が形成されている場合、該膜で露光領域が保護されるので、ワーク全面を押し付けるような形状でも問題ない。むしろその形状の方が、帯状ワークWに対して均等にテンションを与えることができるので好ましい。
【0014】
グリップ部12は固定台14の上に設けられており、固定台14にはグリップ駆動部13が取り付けられている。グリップ駆動部13は、送りモータに13aより回転するボールねじ13bを備え、送りモータ13aによりボールねじ13bが回転し、ボールねじ13bに係合するグリップ部12が同図の左右方向、即ち帯状ワークWの搬送方向に移動する(同図の点線で示す)。
このような第1のテンション付与手段は、前記したように露光部5の搬送方向に沿って送りローラR3側(下流側) と、ブレーキローラR2側(上流側) の両方に設けられる。
帯状ワークWの露光部5に対して上流側と下流側を、ブリップ部12によって把持し、グリップ駆動部13により、下流側を挟んでいるグリップ部12は下流側に、上流部を挟んでいるグリップ部は上流側に、それぞれを駆動させることにより、帯状ワークWの搬送方向にテンションを加える。
【0015】
図3に第1のテンション付与手段11のグリップ部12の構成例を示す。
同図は、第1のテンション付与手段11を搬送方向から見た断面図である。グリップ部12は、帯状ワークWを幅方向に、押さえ板12aと下部材12bとで上下から挟む構造になっている。
下部材12bは固定台14に固定され、固定台14の一方端は前記したボールネジ13bが取り付けられ、他方端にはリニアガイド13dが取り付けられ、上記ボールネジ13bを回転させることにより、固定台14が同図の紙面前後方向に移動する。
また下部材12bには真空吸着およびエアーをバックブローするための配管用の孔12cが設けられて、この孔12cにはエアーと真空を供給する配管12dが取付けられている。
押さえ板12aはワークWの幅方向の両側にエアシリンダ12eを介して固定台14に取り付けられており、エアシリンダ12eにより同図上下方向に移動する。
【0016】
帯状ワークWの搬送時は、エアシリンダ12eが伸び、押さえ板12aは上昇している。帯状ワークWは、押さえ板12aと下部材12bの隙間を搬送される。この時、下部材12bの孔12cからエアーがバックブローされ、帯状ワークWの裏面が下部材12bの表面にこすれないようにしている。
帯状ワークWに搬送方向のテンションを与えるときは、エアシリンダ12eが縮み、押さえ板12aが下降し、帯状ワークWは押さえ板12aと下部材12bによって挟まれる。この時、下部材12bの孔12cには真空が供給され、帯状ワークWの把持を補助する。
また、押さえ板12aの下側、ワークW表面と接触する部分には、ワークWの表面への影響をなるべく小さくするため、やわらかいゴムのような弾性部材12fを貼り付けておくことが望ましい。
【0017】
このような状態で、前記図2に示したグリップ駆動部13により、固定台14ごとグリップ部12がワークWの搬送方向に移動し、帯状ワークWに搬送方向のテンションを与える。
なお、第1のテンション付与手段は、搬送ローラR3と押さえローラR3’、およびブレーキローラR2と押さえローラR2’を兼用しても良い。例えば、ブレーキローラR2は、の電磁ブレーキが、ワークにテンションを与えるとき、ワーク搬送時よりもより強いブレーキがかかるような設定ができるようにする。
その場合、ブレーキローラR2と押さえローラR2’により狭持して、上記強いブレーキをかけ、搬送ローラR3と押さえローラR3’により、帯状ワークWに搬送方向の力を加えれば、ワークの移動が抑制され搬送方向にテンションが加わる。
【0018】
(2)第2のテンション付与手段
図4に、帯状ワークWに対しワークの幅方向にテンションをかける第2のテンション付与手段の構成を示す。同図は、搬送方向から見たワーク保持手段6の断面図および第2のテンション付与手段21を示している。
また、同図は、片側の第2のテンション付与手段21を示しており、他側にも同様な構成を持つテンション付与手設が設けられる。この第2のテンション付与手段は、ワーク保持手段6に対して、帯状ワークWの搬送方向の上流側、下流側それぞれ一対の第2のテンション付与手段21が設けられるので、合計で4箇所に第2のテンション付与手段21が設けられることになり、帯状ワークWの4か所を把持してワークの幅方向にテンションを加える。
第2のテンション付与手段21は、帯状ワークWの端部を把持するグリップ部22と、グリップ部を所定量移動させるグリップ駆動部23とから構成される。
グリップ駆動部23は、送りモータ23aにより回転するボールねじ23bを備え、送りモータ23aによりボールねじ23bが回転し、ボールねじ23bに係合するグリップ部22が同図の左右方向、即ち帯状ワークWの幅方向に移動する。
【0019】
グリップ部22は、帯状ワークWの周辺部を上部材22aの把持部Gr1と下部材22bの把持部Gr2とで上下から挟む構造になっている。下部材22bにはシャフト22cが取り付けられグリップ固定台22dに固定されている。
上部材22aは軸22eを介して下部材22bに取り付けられており、軸22eを中心に回動する。また、上部材22aと下部材22bの把持部Gr1,Gr2の反対側にはスプリング22fにより、上部材22aと下部材22bは把持部Gr1,Gr2の開く方向に付勢されている。
下部材22bには、エアシリンダ22gが敢り付けられており、エアシリンダ22gの駆動軸は、下部材22bを貫通して突出し、その先端は上部材22aの軸22eを挟んで把持部Gr1とは反対側に当接している。このため、エアシリンダ22gを駆動すると、上部材22aが軸22eを中心として回動し、把持部Gr1,Gr2が閉じる。
【0020】
図5は、露光部5を上から見た図であり、第2のテンション付与手段21とワーク保持手段6の関係をわかりやすく示したものであり、第2のテンション付与手段21は概念構成を示している。また、同図の破線は帯状ワークWとそのパターンが形成される露光領域を示している。
第2のテンション付与手段21は、帯状ワークWの周辺部4ヶ所に設けているが、その個数やグリップ部の大きさは、ワークに対して均等にテンションが与えられるように設計する。必要に応じて決めればよい。
なお、第2のテンション付与手段21のグリップ部22を帯状ワークWの搬送方向に長くし、帯状ワークWの両側の2か所に設けた第2のテンション付与手段により搬送方向に直交する方向にテンションをかけてもよい。
帯状ワークWの周辺部を保持するワーク保持手段6は、図4、図5に示すように、帯状ワークWの露光領域に相当する部分に開口部6aが設けられており、ワーク保持手段6の下側から、ワークWの裏面に対して光を照射できるようになっている。ワーク保持手段6の表面には真空吸着孔6bが設けられており、露光時は帯状ワークWの露光領域以外の周辺部を吸着保持する。
【0021】
次に、上記第1及び第2のテンション付与手段11,12により、帯状ワークWにテンションを加え、その状態を保持する動作について説明する。
あらかじめ、実際の露光条件で帯状ワークWを露光し、露光中に熱膨張によって伸びる量を測定しておく。さらに、どのくらいの力でワークを引っ張れば、熱膨張による伸び量分ワークを伸ばせるかも求めておく。即ち、露光中に10μm熱膨張するのであれば、第1、第2のテンション付与手段11,12が、帯状ワークWを10μm伸ばすために必要な力を求めておく。
第1、第2のテンション付与手段11,12より帯状ワークWにかけるテンションは、前記したように搬送方向での伸び量と搬送方向に直交する方向の単位長さ当たりの伸び量が等しくなるようにする。
例えば、第2のテンション付与手段が前記図5の構成の場合、図6に示すように搬送方向の2か所に設けられた第2のテンション付与手段21で把持される搬送方向の帯状ワークの長さ(第2のテンション付与手段の間隔にほぼ等しい)をLxとし、帯状ワークWの幅をLyとし、第1のテンション付与手段11に加える力をFx、第2のテンション付与手段21に加える力をFyとすると、Fx/Ly=Fy/Lxになるように、テンションを加えればよい。
【0022】
前記図1〜図5において、帯状ワークWが、搬送ローラR3と押さえローラR3’、およびブレーキローラR2と押さえローラR2’に狭持され、搬送ローラR3が回転することにより、露光領域が露光部5に搬送される。
露光部5の搬送方向両側に設けられた、第1のテンション付与手段11の押さえ板12aが下降し、帯状ワークWが押さえ板12aと下部材12bにより狭持される。
第1のテンション付与手段11のグリップ駆動部12が、帯状ワークWを搬送方向に伸ばすように駆動する。帯状ワークWには搬送方向にテンションが加わり伸びる。該伸び量が熱膨張による伸び量と一致するまで、帯状ワークWに対してテンションを加える。なお、上記したように、ブレーキローラR2のブレーキの大きさを大きくして、搬送ローラR3と押さえローラR3’、およびブレーキローラR2と押さえローラR2’により、ワークにテンションを与えても良い。
次に、第2のテンション付与手段21のグリップ部22により、帯状ワークWの端部を把持する。エアシリンダ22gが上昇し、上部材22aのグリップ部Gr1が下降し、帯状ワークWが挟まれる。
グリップ部22が帯状ワークWを把持すると、グリップ駆動部23の送りモータ23aが駆動し、ボールねじ23bが回転し、グリップ部22がワーク幅方向外側に移動する。これにより帯状ワークWには幅方向にテンションが加わり伸びる。該伸び量が熱膨張による伸び量と一致するまで、グリップ駆動部23によりグリップ部22を移動させ、帯状ワークWに対してテンションを加える。
なお、第1のテンション付与手段11による搬送方向への引っ張りと、第2のテンション付与手段21によるワーク幅方向への引っ張りは、同時に行なっても良い。
【0023】
帯状ワークWの両方向の伸び量が熱膨張による伸び量にまで達すれば、ワーク保持手段6の真空吸着孔6bに真空を供給し、帯状ワークWをワーク保持手段6に吸着保持する。第1のテンション付与手段11のグリップ部12のエアシリンダ22aが押え板12aを上昇させ、帯状ワークWの搬送方向に加えられていたテンションを解除する。また第2のテンション付与手段22のグリップ部22のエアシリンダ22gも下降し、上部材22aのグリップ部Gr1が上昇し、ワークの幅方向に加えられていたテンションを解除する。グリップ駆動部23の送りモータ23aが駆動し、ボールねじ23bが回転し、グリップ部22がワーク幅方向内側に移動する。
なお、上記のように、帯状ワークWの両方向の伸び量が熱膨張による伸び量に達した時、帯状ワークWをワーク保持手段6に保持せず、第1のテンション付与手段11および第2のテンション付与手段22で保持したままであっても良い。この場合には、第1のテンション付与手段11、第2のテンション付与手段22ともに、帯状ワークWをグリップ部12,22によって保持した状態で、グリップ駆動部13,23の送りモータ13a,23aを停止すれば、ボールねじ13b,23bの回転も停止し、帯状ワークWはワーク幅方向に加えたテンションを維持したまま保持される。
また、前記したように第1のテンション付与手段として搬送ローラR3とブレーキローラR2を用いる場合は、搬送ローラR3と押さえローラR3’、およびブレーキローラR2と押さえローラR2’により帯状ワークWを挟持した状態で、搬送ローラR3の回転を停止すれば、帯状ワークWは搬送方向に加えたテンションを維持したまま保持される。
【0024】
次に、本実施例の帯状ワークの両面露光装置の位置合せおよび露光動作について説明する。
上記のように帯状ワークWにテンションをかけてワーク保持手段6で固定した後、不図示のアライメント機構により、マスクM1と帯状ワークWの表面のアライメントマーク、及び、マスクM2と帯状ワークWの裏面のアライメントマークが検出され、位置合せが行なわれる。位置合せ終了後、光照射部41,42から露光光が照射され、帯状ワークWの表面と裏面が同時に露光される。
露光が終了すると、ワーク保持手段6への真空の供給が停止され、帯状ワークWの保持が解除される。搬送ローラR3が回転し、次の露光領域が露光部5に搬送される。
上記アライメントに際し、前記したように投影レンズ31,32を光軸方向に移動させたり、投影レンズにズーム機構を設けておくことにより、帯状ワークW上に投影されるパターン像の倍率を調整することができる。これにより、マスクM1,M2と帯状ワークWのアライメントを問題なく行なうことができる。
【0025】
伸ばした帯状ワークWに対して位置合せや露光は、以下のように行われる。
第1及び第2のテンション付与手段11,22によってかけられたテンションにより、帯状ワークWは伸びる。したがって、例えば帯状ワークW上の、2個のワークアライメントマークの間隔も伸びる(長くなる) 。
マスクM1,M2には、ワークアライメントマークと同じ間隔でマスクアライメントマークが形成され、両者が同じ位置になるようにマスクM1,M2と帯状ワークWの位置を移動することにより、マスクM1,M2と帯状ワーク2の位置合せが行なわれる。しかし、ワークアライメントマークの間隔が伸びると精度良く上記位置合せを行なうことが難しくなる。
そこで、前記したように、投影レンズ31,32を光軸方向に移動させる機構か、投影レンズ31,32にズーム機構を設け、帯状ワークW上に投影されるマスクパターン像の倍率を調整する。
【0026】
ワークアライメントマークの間隔が伸びた分(上記したように10〜20μm) 、マスクパターン像の倍率を大きくして投影する。倍率が大きくなることにより、ワーク上に投影されるマスクアライメントマークの間隔も長くなるので、ワークアライメントマークと一致させることができ、上記したマスクとワークの位置合せが可能になる。 倍率を大きくしてパターンを投影するので、露光されるパターンは設計値よりもやや大きなパターンになる。しかし、露光終了後テンションを解除すればワークは元の大きさに戻るので、それに応じてパターンの大きさも縮まるので問題はない。
また、両面同時に露光されるので、両面とも同じ倍率でパターン像が投影され、縮む時も同じように縮むので、両者の相対位置関係がずれてしまうこともない。
【0027】
図7に、前記図8のような帯状ワークに、上記装置を用いてテンションをかけて露光を行った時の結果を示す。
図7(a)の横軸は、帯状ワークWにかけるテンションの大きさであり、例えば3000g(3kg)であれば、ワークの搬送方向にも幅方向にもそれぞれ3kgのテンションがかけられていることを示す。
縦軸は、露光により形成されたパターンの間隔(線幅) のばらつきである。具体的には、同図(b)(c)に示すように約100mm×100mmの露光領域中25個所に、間隔の設計値が15μmのパターンを露光して形成し、現像後、上記25個所において上記パターンの間隔を測定し、最も広いパターンの間隔から、最も狭いパターンの間隔を引いた値を示している。
前記したように、露光中に帯状ワークWがたわむとぼけやぶれが生じる。パターンの間隔ばらつきが大きいということは、ぼけやぶれが大きいということであり、即ち、露光時に、帯状ワークに、大きなたわみや伸びが生じていることになる。
図7によれば、帯状ワークWにかけるテンションが大きいほど、パターンの間隔のばらつきが小さくなっており、即ち、露光中のワークのたわみや伸びが小さく、精度の良い露光が可能になる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)露光中、帯状ワークは露光光を吸収し、露光領域の温度が上昇し熟膨張するが、あらかじめその伸び量分ワークは伸ばされているので、応力が緩和されるだけで、ワークの膨らみまたはたわみが発生しない。このため、帯状ワークが光軸方向へ移動することがなく、パターン像のぼけが発生せず、精度の良い露光を(マスクパターンの転写) 行なうことができる。
(2)また、帯状ワークは露光領域の周辺部を保持されているので、露光中に、さらにワークが伸びるということがなく、ぶれの発生を防ぐことができる。したがって、精度の良い露光を行なうことができる。
(3)投影露光を行っているので、投影されるマスクパターン像の倍率を調整して、ワークの伸びに応じてマスクパターンを投影することができ、精度の良い位置合せを行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の帯状ワークの両面露光装置の基本構成を示す図である。
【図2】第1のテンション付与手段の構成を示す図である。
【図3】第1のテンション付与手段のグリップ部の構成例を示す図である。
【図4】第2のテンション付与手段の構成を示す図である。
【図5】露光部を上から見た図である。
【図6】帯状ワークに与えるテンションを説明する図である。
【図7】テンションをかけて露光を行った時のパターンの間隔幅のばらつきを示す図である。
【図8】両面にパターンが形成されるFPC(フレキシブルプリント基板) の構造例を示す図である。
【図9】露光時に熱膨張により帯状ワークがたわむ様子を示す図である。
【符号の説明】
1 巻き出しロール
2 巻き取りロール
5 露光部
6 ワーク保持手段
11 第1のテンション付与手段
12 グリップ部
13 グリップ駆動部
21 第2のテンション付与手段
22 グリップ部
23 グリップ駆動部
31,32 投影レンズ
41,42 第1の光照射部
W 帯状ワーク
M1,M2 マスク
A1,A2 たるみ部
R1 中間ガイドローラ
R2 ブレーキローラ
R3 搬送ローラ
R3’ 押さえローラ
R4 ガイドローラ

Claims (2)

  1. 帯状ワークの両面にマスクパターンを露光する帯状ワークの両面投影露光装置であって、
    帯状ワークの第1面に形成するパターンが形成された第1のマスクと、
    帯状ワークの第2面に形成するパターンが形成された第2のマスクと、
    帯状ワークの第1面側に配置された第1の投影レンズと、
    帯状ワークの第2面側に配置された第2の投影レンズと、
    第1および第2のマスクおよび上記第1、第2の投影レンズを介して帯状ワークに露光光を照射する、少なくとも一つの光照射部と、
    帯状ワークを搬送する搬送手段と、
    該帯状ワークに、搬送方向にテンションをかける第1の手段と、
    搬送方向と直交する方向にテンションをかける第2の手段と、
    上記搬送方向と、搬送方向と直交する方向にテンションがかけられた帯状ワークを保持する保持手段とを有する帯状ワークの両面投影露光装置。
  2. 上記搬送方向にテンションをかける第1の手段および搬送方向と直交する方向にテンションをかける第2の手段が上記保持手段を兼ねていることを特徴とする請求項1の帯状ワークの両面投影露光装置。
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