JP3409368B2 - 車両用サンルーフ装置 - Google Patents

車両用サンルーフ装置

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JP3409368B2
JP3409368B2 JP15534893A JP15534893A JP3409368B2 JP 3409368 B2 JP3409368 B2 JP 3409368B2 JP 15534893 A JP15534893 A JP 15534893A JP 15534893 A JP15534893 A JP 15534893A JP 3409368 B2 JP3409368 B2 JP 3409368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明に目的】 【0002】 【産業上の利用分野】本発明は、ルーフパネルに形成さ
れた開口部を開閉する車両用サンルーフ装置に関するも
のである。 【0003】 【従来の技術】従来、この種のサンルーフ装置として
は、DE3825191号公開公報に示されるものが知
られている。これは、ルーフパネルに形成された開口部
の側縁に前記ルーフパネルに固定されて配設されたガイ
ドレールと、ガイドレールにリンク機構を介して支持さ
れリンク機構の作動によつて開口部を開閉する可動パネ
ルとを有するものであつて、リンク機構は、一端がガイ
ドレールに形成された車両上下方向に延在するガイド溝
内に摺動自在に支持され且つ他端が可動パネルに連係さ
れたリフトリンクを有するものであつた。この従来装置
において、リフトリンクの一端をガイドレールに沿つて
車両前方に摺動させると、ガイド溝のカム作用を利用し
てリフトリンクがガイドレールに対して起立するように
回動する。これにより、可動パネルがルーフパネルに対
してチルトアツプ動作し、結果、可動パネルが閉姿勢で
あることにより閉状態にある開口部は可動パネルがチル
トアツプ動作でチルト姿勢となることによつて開状態と
されることとなる。又、リフトリンクの一端をガイドレ
ールに沿つて車両後方に摺動させると、ガイド溝のカム
作用を利用してリフトリンクがガイドレールに対して起
立するように回動する。 【0004】これにより、可動パネルがルーフパネルに
対してスライドダウン動作した後スライド動作し、結
果、可動パネルが閉姿勢であることにより閉状態にある
開口部は可動パネルがスライドダウン動作でスライド姿
勢となり且つこの後スライド動作することで開状態とさ
れることとなるものであつた。尚、前述したサンルーフ
装置以外のものとしては、DE3825193号公開公
報やEP0517318号公開公報に示されるものも知
られており、これらは、ガイド溝がリフトリンクに形成
されているものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、可動パネルをチルト姿勢又はスライド姿
勢とするための可動量は、ガイド溝の車両上下方向の相
対変位量のみによつて決定されることとなる。このた
め、可動パネルのチルト姿勢又はスライド姿勢とするた
めの可動量の設定がそのままガイド溝の車両上下方向の
相対変位量のみと比例関係となつて現れ、結果、装置自
体の車両上下方向の厚みに影響を与えることとなる。 【0006】故に、本発明は、ガイド溝の車両上下方向
の相対変位量以外でも可動パネルのチルト姿勢又はスラ
イド姿勢への可動量が決定されるようにして、適量の可
動量を確保しつつ装置自体の車両上下方向の厚みを薄く
することを、その技術的課題とするものである。 【0007】 【発明の構成】 【0008】 【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ために本発明において講じた技術的手段は、ルーフパネ
ルに形成された開口部の側縁に前記ルーフパネルに固定
されて配設されたガイドレールと、該ガイドレールにリ
ンク機構を介して支持され該リンク機構の作動によつて
前記開口部を開閉する可動パネルとを有する車両用サン
ルーフ装置において、前記リンク機構が、前記可動パネ
ルの前端部を前記ガイドレールに回転自在に支持するフ
ロンとシューと、一端が前記ガイドレールに支持され且
つ他端が前記可動パネルの後端部に連係された前記第1
リフトリンクの一端と他端との間で前記第1リフトリン
クに連結され長手方向に延在するカム形状のガイド溝を
有する第2リフトリンクと、前記ガイドレールに摺動自
在に支持され且つ前記ガイドレール溝内に摺動自在に支
持された駆動シューと、前記第1リフトリンクの回転姿
勢と位置を規定可能に前記第1リフトリンクを支持する
前記ガイドレールの所定の位置に固定されたガイド部材
とを有して構成したことである。 【0009】 【作用】上記技術的手段によれば、駆動シユーの摺動に
よりガイド溝のカム作用を利用して第2リフトリンク及
び第1リフトリンクが起立する又は倒れ込むように回動
していく。これにより、可動パネルがルーフパネルに対
してチルトアツプ動作又はスライドダウン動作し、可動
パネルがチルト姿勢又はスライド姿勢となる。この際、
第2リフトリンクは第1リフトリンクの一端と他端との
間で第1リフトリンクに連結されているので、レバー比
を利用して少ない第2リフトリンクの回動で大きな第1
リフトリンクの回動が得られることとなる。これによ
り、可動パネルのチルト姿勢又はスライド姿勢への可動
量は、ガイド溝の車両上下方向の相対変位量のみでなく
第1リフトにリンクに作用するレバー比によつても決定
されることとなり、可動パネルのチルト姿勢又はスライ
ド姿勢への可動量の設定によつて装置自体の車両上下方
向の厚みに与える影響が極力低減されることとなる。結
果、適量の可動量を確保しつつ装置自体の車両上下方向
の厚みを薄くし得る。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。 【0011】図1に示されるように、車両のルーフパネ
ル1には開口部2が形成されている。この開口部の両側
縁には対のガイドレール3(一方のみを図示)がルーフ
パネル1に固定されて配設されている。この対のガイド
レール3は開口部2の前縁に配設されるフロントフレー
ム4と結合され、全体で枠体を構成している。ガイドレ
ール3には後述するリンク機構5を介して可動パネル6
がリンク機構5の作動によつて開口部2を開閉するよう
に支持されている。 【0012】図1ないし図9に示されるように、ガイド
レール3は、車両前後方向に延在しており、且つ側壁3
a,3b及び底壁3cを有する車両左右方向に巾のある
断面略箱形状を呈するものである。このガイドレール3
の底壁3cには側壁3a,3bと平行に車両上方向に突
出するレール長手方向に延在した突壁3dが形成されて
おり、この突壁3dによつてガイドレール3を車両内側
に位置する樋部31と車両外側に位置するレール部32
とに区画している。 【0013】側壁3aのレール部32内側の面にはレー
ル長手方向に延在するガイド溝32a,32bが車両上
下方向において重ねられて形成されている。突壁3dの
レール部32内側の面にはレール長手方向に延在するケ
ーブル溝32cが形成されている。側壁3aのレール部
32外側の面には車両外方へ突出するフランジ部3eが
レール長手方向に延在して一体に形成されており、この
フランジ部3eでガイドレール3がルーフパネル1に固
定される。又、ガイド溝32aは開口部2の後縁に位置
する付近で欠如されており、この欠如された部分にはガ
イドブロツク7がフランジ部3eに固定されて配置され
ている。このガイドブロツク7には開口部2の後縁に位
置する付近から車両後方のガイド溝32aと連続する車
両上方に円弧状に起立していくカム形状とされたガイド
溝71が形成されている。 【0014】側壁3bの樋部31内側の面にはレール長
手方向に延在するガイド溝31aが形成されている。側
壁3bの桶部31外側の面には車両内方へ突出する対の
フランジ部3f,3gがレール長手方向に延在して一体
に形成されており、このフランジ部3f,3g間にサン
シエードパネル(図示せず)が摺動自在に支持される。
又、フランジ部3gは車両前方向のレール先端部分にお
いて削除されており、この削除された区間でフランジ部
3f及びフランジ部3eを利用してフロントフレーム4
がレール3に固定される。 【0015】このように構成されるガイドレール3はア
ルミ材等による押し出し成形にて一体に形成される。
尚、フロントフレーム4は樹脂或いは鉄板製であり、プ
レス等により成形されるものであつて、樋部31と連続
する樋部41が形成されている。 【0016】リンク機構5は、ガイド部32内に配置さ
れており、第1リフトリンク51,支持リンク52及び
レール長手方向に長い第2リフトリンク53を有して構
成されている。このように、リンク機構5は車両外側に
位置するガイド部32内に配置されているので、リンク
機構5はルーフパネル1下に収められることとなり、装
置自体の車両上下方向の厚みが薄いものとされる。第1
リフトリンク51は、突壁3dに突壁3dを挟持する形
で摺動自在に支持されたリヤシユー54にその一端でピ
ン58,59により回動自在に支持されている。支持リ
ンク52は、レール長手方向に長いものであつて、可動
パネル6を後述する建付調整機構8を介して支持してお
り、前端はガイド溝31aに摺動自在に支持されたフロ
ントシユー55に回動自在に支持され且つ後端は第1リ
フトリンク51の他端にピン61により回動自在に連結
されている。第2リフトリンク53は、レール長手方向
に長いものであつて、ガイド溝32b内に摺動自在に支
持され且つケーブル溝32cに摺動自在に支えられた従
動シユー56にその前端で回動自在に支持されている。
この第2リフトリンク53の後端は第1リフトリンク5
1のリヤシユー54に支持される一端と支持リンク52
に連結される他端との間でピン57により第1リフトリ
ンク51に回動自在に連結されている。又、この第2リ
フトリンク53の側面にはリンク長手方向に延在する車
両上下方向に屈曲される如きカム形状のガイド溝53a
が形成されている。ピン57,58はガイド溝71より
後方のガイド溝32a内にカム溝71及びガイド溝32
a内を摺動するように支持されている。又、ガイド溝3
2b内には駆動シユー60が摺動自在に支持されてい
る。この駆動シユー60にはケーブル溝32c内に摺動
自在に支持され駆動機構(図示せず)に連結されたケー
ブル9が固着されており、駆動シユー60はケーブル9
を介して駆動機構に連係されている。駆動シユー60に
はガイドピン60aが植設されており、このガイドピン
60aは第2リフトリンク53のガイド溝32b内に摺
動自在に嵌挿されている。 【0017】尚、リヤシユー54には開口部2の後縁に
配置されるレインチヤンネル10が固定されている。
又、第2リフトリンクが回動自在に支持される従動シユ
ー56を設けずに支持リンク52が回動自在に支持され
るフロントシユー55と一体とし、第2リフトリンク5
3を車両前後方向長穴を介してこの一体とされたシユー
に回動自在に支持してもよい。 【0018】建付調整機構8は、固定ブラケツト81及
びリンク82,83とを有して構成されている。固定ブ
ラケツト81はレール長手方向に長いものであつて、可
動パネル61に固定されている。リンク82は、一端が
固定ブラケツト81の前端にピン82aによつて回動自
在に支持され且つ他端が支持リンク52の前端付近にピ
ン82bによつて回動自在に支持されており、固定ブラ
ケツト81に支持される一端と支持リンク52に支持さ
れる他端との間で長穴82dを介してビス82cによつ
て支持リンク52の前端に支持されている。リンク83
は、一端が固定ブラケツト81の後端にピン83aによ
つて回動自在に支持され且つ他端が支持リンク52の後
端付近にピン83bによつて回動自在に支持されてお
り、固定ブラケツト81に支持される一端と支持リンク
52に支持される他端との間で長穴83dを介してビス
83cによつて支持リンク52の後端に支持されてい
る。このような構成において、リンク82,83をビス
82c,83cを中心として回動させる。これにより、
固定ブラケツト81が支持リンク52に対して上下方向
に移動することとなり、可動パネル6のルーフパネル1
に対する建付が調整される。この際、回動するリンク8
2,83には回動中心点(ビス82c,83c)から固
定ブラケツト81への支持点(ピン82a,83a)ま
での距離と支持リンク52への支持点(ピン82b,8
3b)までの距離との間でレバー比が存在しており(リ
ンク82,83の回動中心点から固定ブラケツト81へ
の支持点までの距離が支持リンク52への支持点までの
距離より長い)、しかも、リンク82,83の回動中心
点がリンク82,83の回動に合わせて長穴82d,8
3dに沿つて上下に移動するので、リンク82,83の
少ない回動量で支持リンク52への支持点に対して固定
ブラケツト81への支持点を大きく動かせられる。つま
り、建付調整機構8の車両上下方向の配置スペースを小
さくして可動パネル6の建付調整スペースを大きくとる
ことができ、建付調整機構8を配設しているにもかかわ
らず装置自体は車両上下方向に厚くならず、ヘツドクリ
アランスの犠牲が最少限に抑えられる。尚、建付調整後
は、リンク82,83が回動しないようにビス82c,
83cを強固に締結すればよい。 【0019】次に作動について説明する。 【0020】図10は、開口部2が可動パネル6が閉姿
勢Jであることによつて閉塞された閉状態を示す。この
際、第1リフトリンク51のピン57はガイドブロツク
7のガイド溝71の車両上方に円弧状に起立した部分に
配置されている。これにより、フロントシユー55のガ
イド溝31aに沿う摺動が規制されている(フロントシ
ユー55の摺動を規制するチエツク機構の役目を果た
す)。 【0021】この図10に示される状態において、駆動
機構を作動させケーブル9を介して駆動シユー60をガ
イド溝32bに沿つて車両前方に摺動させると、ガイド
ピン60aが第2リフトリンク53のガイド溝53aの
車両下方へと屈曲していく部分にガイドされていく。こ
れにより、第2リフトリンク53がガイド溝53aのカ
ム作用を受けてガイドレール3に対して起立するように
回動していく。この際、フロントシユー55はピン57
がガイド溝71の起立した部分に配置されていることに
よつてガイド溝31aに沿う摺動が規制されているの
で、結果、第2リフトリンク53の回動が第1リフトリ
ンク51に作用してリヤシユー54を車両前方に突壁3
dに沿つて摺動させると共に従動シユー56を車両後方
にガイド溝32bに沿つて摺動させながら第1リフトリ
ンク51がガイドレール3に対して起立するように回動
していく。この時、第2リフトリンク53が第1リフト
リンク51の一端と他端との間で第1リフトリンク51
に連結されていることから回動する第1リフトリンク5
1には回動中心点(ピン58,59)から第2リフトリ
ンク53への連結点(ピン57)距離Aと支持リンク5
2への連結点(ピン61)までの距離Bとの間でレバー
比が存在しており(第1リフトリンク51の回動中心点
から第2リフトリンク53への連結点までの距離Aが第
2リフトリンク53への連結点から支持リンク52への
連結点までの距離Bより短い)、しかも、第1リフトリ
ンク51の回動中心点がリヤシユー54の摺動によつて
移動するので、第1リフトリンク51の回動にレバー比
の作用が働くこととなり、第1リフトリンク51は少な
い第2リフトリンク53の回動で大きく回動することと
なる。これにより、図11に示される如く、可動パネル
6がルーフパネル1に対してチルトアツプ動作し、開口
部2が可動パネル6がチルト姿勢Kとなることによる開
状態となる。 【0022】又、図10に示される状態において、駆動
機構を前述とは逆に作動させケーブル9を介して駆動シ
ユー60をガイド溝32cに沿つて車両後方へ摺動させ
ると、ガイドピン60aが第2リフトリンク53のガイ
ド溝53aの車両上方へと屈曲していく部分にガイドさ
れていく。これにより、第2リフトリンク53がガイド
溝53aのカム作用を受けてガイドレール3に対して倒
れ込むように回動していく。この際、前述と同様に従動
シユー56はピン57がガイド溝71の起立した部分に
配置されていることによつてガイド溝32bに沿う摺動
が規制されているので、結果、第2リフトリンク53の
回動が第1リフトリンク51に作用してリヤシユー54
を車両前方に突壁3dに沿つて摺動させながら第1リフ
トリンク51がガイドレール3に対して倒れ込むように
回動していく。これにより、図12に示される如く、可
動パネル6がルーフパネル1に対してスライドダウン動
作し、開口部2が可動パネル6がスライド姿勢Lとなる
ことによる開可能状態となる。この時、ピン57はガイ
ド溝71の車両前後方向に水平とされた部分に配置され
従動シユー56のガイド溝32bに沿う摺動規制は解除
される。この後、さらに駆動シユー60をガイド溝32
cに沿つて車両後方へ摺動させると、リヤシユー55,
従動シユー56及びフロントシユー55がガイド溝32
b及びガイド溝31cに沿つて車両後方へ摺動する。こ
れにより、可動パネル6がルーフパネル1に対してスラ
イド動作し、開口部2が可動パネル6のスライド動作に
よる開状態となる。この時、ピン57,58はガイド溝
71の水平とされた部分及びガイド溝32aに配置され
ているので、可動パネル6のスライド姿勢Lは確実に維
持される(可動パネル6のチルト姿勢Lを維持させるチ
エツク機構の役目を果たす)。 【0023】尚、可動パネル6がチルトアツプ動作して
開状態及び可動パネル6がスライドダウン動作し且つス
ライド動作して開状態とされている開口部2を閉状態と
するには、夫々の場合において前述とは逆に駆動シユー
60をガイド溝32aに沿つて摺動させればよい。 【0024】上記したように、第2リフトリンク53を
第1リフトリンク51の一端と他端との間で第1リフト
リンク51に連結し、レバー比を利用して少ない第2リ
フトリンク53の回動で大きな第1リフトリンク51の
回動を得ているので、ガイド溝53aの車両上下方向の
相対変位量のみならず、第1リフトリンク51に作用す
るレバー比によつても可動パネル6のチルト姿勢K及び
スライド姿勢Lへの可動量(チルトアツプ動作ストロー
ク及びスライドダウン動作ストローク)が決定されるも
のとなる。これにより、可動パネル6のチルト姿勢K又
はスライド姿勢Lへの可動量の設定によつて装置自体の
車両上下方向の厚みに与える影響が極力低減されること
となり、結果、適量の可動量を確保しつつ装置自体の車
両上下方向の厚みが薄くされ、ヘツドクリアランスが大
きくとれる。又、ガイド溝53aのカム形状及びガイド
溝71によつて可動パネル6を閉姿勢J,チルト姿勢K
及びスライド姿勢Lに可動させていると共にガイド溝7
1によつてフロントシユー55の摺動を規制するチエツ
ク機構や可動パネル6のチルト姿勢Lを維持させるチエ
ツク機構としての役目を果しているので、つまり、ガイ
ド溝53a及びガイド溝71によつて可動パネル6の一
連の動作が得られるので、滑らかな作動が得られると共
に異音(特にチエツク機構の作動音)も解消される。
又、可動パネル6を閉姿勢Jとしている時の駆動シユー
60の相対位置付近に可動パネル6が可動しない空走区
間を設けたり可動パネル6がチルト姿勢Kから閉姿勢J
までチルトダウン動作する時の駆動シユー60の装置位
置付近に可動パネル6がオーバーストローク可動(可動
パネル6がチルト姿勢Kから閉姿勢Jを越えて一旦スラ
イドダウン動作した後スライドアツプ動作して閉姿勢J
となる)するような区間を容易に設けることが可能とな
る。 【0025】 【発明の効果】本発明によれば、第2リフトリンクを第
1リフトリンクの一端と他端との間で第1リフトリンク
に連結しているので、レバー比を利用して少ない第2リ
フトリンクの回動で大きな第1リフトリンクの回動を得
ることができる。これにより、可動パネルのチルト姿勢
又はスライド姿勢への可動量がガイド溝の車両上下方向
の相対変位量のみでなく第1リフトにリンクに作用する
レバー比によつても決定されるものとすることができ、
可動パネルのチルト姿勢又はスライド姿勢への可動量の
設定によつて装置自体の車両上下方向の厚みに与える影
響が極力低減されるものとすることができる。結果、適
量の可動量を確保しつつ装置自体の車両上下方向の厚み
を薄くすることができ、ヘツドクリアランスを従来より
大きくすることができる。又、ガイド溝のカム形状によ
つて可動パネルをチルト姿勢又はスライド姿勢へと可動
させているので、可動パネルを閉姿勢としている時の駆
動シユーの相対位置付近に可動パネルが可動しない空走
区間を設けたり可動パネルがチルト姿勢から閉姿勢まで
チルトダウン動作する時の駆動シユーの装置位置付近に
可動パネルがオーバーストローク可動(可動パネルがチ
ルト姿勢から閉姿勢を越えて一旦スライドダウン動作し
た後スライドアツプ動作して閉姿勢となる)するような
区間を容易に設けることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る車両用サンルーフ装置の平面図で
ある。 【図2】図1のC−C線断面図である。 【図3】図1のD−D線断面図である。 【図4】図1のE−E線断面図である。 【図5】図1のF−F線断面図である。 【図6】図1のG−G線断面図である。 【図7】図1のH−H線断面図である。 【図8】図1のI−I線断面図である。 【図9】図1の分解斜視図である。 【図10】可動パネルの閉姿勢を示すサンルーフ装置の
簡略側面図である。 【図11】可動パネルのチルト姿勢を示すサンルーフ装
置の簡略側面図である。 【図12】可動パネルのスライド姿勢を示すサンルーフ
装置の簡略側面図である。 【符号の説明】 1 ルーフパネル 2 開口部 3 ガイドレール 5 リンク機構 7 ガイド部材(ガイドブロック) 51 第1リフトリンク 53 第2リフトリンク 60 駆動シユー 53a ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 7/05

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ルーフパネルに形成された開口部の側縁
    に前記ルーフパネルに固定されて配設されたガイドレー
    ルと、該ガイドレールにリンク機構を介して支持され該
    リンク機構の作動によつて前記開口部を開閉する可動パ
    ネルとを有する車両用サンルーフ装置において、前記リ
    ンク機構が、前記可動パネルの前端部を前記ガイドレー
    ルに回転自在に支持するフロンとシューと、一端が前記
    ガイドレールに支持され且つ他端が前記可動パネルの後
    端部に連係された前記第1リフトリンクの一端と他端と
    の間で前記第1リフトリンクに連結され長手方向に延在
    するカム形状のガイド溝を有する第2リフトリンクと、
    前記ガイドレールに摺動自在に支持され且つ前記ガイド
    レール溝内に摺動自在に支持された駆動シューと、前記
    第1リフトリンクの回転姿勢と位置を規定可能に前記第
    1リフトリンクを支持する前記ガイドレールの所定の位
    置に固定されたガイド部材とを有して構成された、車両
    用サンルーフ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220194192A1 (en) * 2020-12-22 2022-06-23 Inalfa Roof Systems Group B.V. Open roof construction for a vehicle

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US20220194192A1 (en) * 2020-12-22 2022-06-23 Inalfa Roof Systems Group B.V. Open roof construction for a vehicle
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