JPH085852Y2 - 自動車用サンルーフ装置 - Google Patents

自動車用サンルーフ装置

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JPH085852Y2
JPH085852Y2 JP40277890U JP40277890U JPH085852Y2 JP H085852 Y2 JPH085852 Y2 JP H085852Y2 JP 40277890 U JP40277890 U JP 40277890U JP 40277890 U JP40277890 U JP 40277890U JP H085852 Y2 JPH085852 Y2 JP H085852Y2
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淳 高橋
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用サンルーフ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用のサンルーフ装置にあっ
ては、例えば特開平1−282018号公報記載の如
く、全閉状態のリッド(カバー)の後端側が上昇するチ
ルトアップ機能と、全閉状態からさらに下降し、後方へ
スライド移動することでルーフ開口を大きく開くスライ
ド機能とを備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した如くサンルー
フ装置にあっては、リッドのチルトアップ制御とスライ
ド制御を図るものであるが、例えば、全閉時からチルト
アップまでは、モータを逆転させて使用する。また、チ
ルトアップ位置からリッドを後方へ移動したスライド開
口位置までは、モータを逆転させ、全閉位置及びチルト
ダウン位置を通過させてスライド開口位置まで移動させ
る構成になっているゆえ、全閉位置は、リッドのチルト
アップ位置からスライド開口位置間作動範囲のほぼ中間
に設定されることになる。このために、リッドの全閉位
置における正確なモータの停止検出が困難であり、リッ
ドとルーフ間に段差が生じる虞れがある。また、全閉位
置を境にしたモータ正転,逆転の切替検出等、モータの
制御系が複雑となる問題がある。
【0004】さらに、全閉位置におけるリッドの上下動
は前後方向に下降傾斜した摺動路内をスライドする接続
ボルトによって行なわれるため、摺動路と接続ボルトと
にスライド移動を許すための若干の遊びが確保される。
反面、この遊びは、走行時のガタ付き音となって現わ
れ、品質感を低下させる問題があった。
【0005】そこで、この考案は簡単な構成によって確
実にリッドを全閉位置に停止させることができ、かつ、
ガタ付きの起きない自動車用サンルーフ装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案にあっては、ルーフ開口に設けられたリッ
ドの前側を前後動可能な移動シューにより支持する一
方、リッドの後側を昇降機構により上下動自在に支持
し、前記昇降機構を、前方にチルトダウンガイド部、中
央にチルトアップカイド部、後方に全閉ガイド部から成
るガイド溝を有し、駆動手段により前後動可能な移動シ
ューと、一端が前記リッド側に枢支され、他端が前記ガ
イド溝の全閉ガイド部、チルトアツプガイド部、チルト
ダウンガイド部の順に往復動可能な係合体を介して係合
し合う昇降アームとで構成してある。そして、好ましい
実施態様として、前記リッドの全閉時、係合体が全閉ガ
イド部のガイド端に強く接触して臨むようになってい
る。
【0007】
【作用】かかるサンルーフにおいて、例えば、チルトア
ップ時のリッドをスライド開口するには、駆動手段によ
り昇降機構を構成する後側の移動シューを後方へ移動さ
せる。後方への移動でガイド溝のチルトアップガイド部
に位置していた係合体は、チルトダウンガイド部に移動
し昇降アーは下降する。これにより、リッドは全閉位置
を越えてさらに下降する。この状態から、さらに前記移
動シューを後方へ移動させれば、リッドは後方へ移動し
ルーフ開口が大きく開くスライド開口状態が得られる。
この場合、一連のリッドの動作は、移動シューを後方へ
移動させる単一動作で済むため駆動手段の制御系は単純
な構造で済むようになる。
【0008】また、ルーフ開口を全閉状態にするには、
移動シューを前方へ移動させる。この時、係合体はチル
トダウンガイド部、チルトアップガイド部、全閉ガイド
部の順にスライドし、リッドはいったんチルトアップし
た後、下降し全閉状態が得られる。リッド全閉時の係合
体は、全閉ガイド部のガイド端と強く接触し合うため、
昇降アーム及び移動シューは押えつけられた状態とな
り、ガタ付きの発生は起きない。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図5の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0010】図中1はインナパネル3とアウタパネル5
とから成るルーフを示しており、ルーフ1にはルーフ開
口7が設けられている。ルーフ開口7には該開口7を閉
塞するリッド9が設けられている。リッド9はいわゆる
メタル材質で作られており、外周縁部には、リッド9の
全閉時にルーフ開口縁7aと弾接してシールを確保する
ウェザーストリップ等のシール部材11が装着されてい
る。
【0011】リッド9の裏面両側には前後方向の略全長
にわたり取付ブラケット13が固着されている。取付ブ
ラケット13の下位で前記インナパネル3の両側には断
面チャンネル状のレール部15を有するガイドレール1
7が前後方向に沿って配置されている。ガイドレール1
7のレール部15内にはリッド9の支持機構となる前方
の移動シュー19が前後動可能に取付けられると共に取
付ブラケット13の前端がピンPによって回転自在に枢
支されている。
【0012】取付ブラケット13の後側は、昇降機構2
1によって支持されている。昇降機構21を構成する昇
降アーム23の一端は前記取付ブラケット13にピンP
1 を介して回動可能に枢支されている。昇降アーム23
の他端は、後方の第2の移動シュー25に設けられた左
右のガイド溝27,29内に第1の係合体31及び第2
の係合体33を介してスライド自在に係合している。
【0013】第1・第2の係合体31,33はピン状に
形成され、第2の係合体33は昇降アーム23の後端部
に設けられている。第1の係合体31は、昇降アーム2
3の中央部寄りに設けられ、昇降アーム23の前端側と
後端側とを上下動させる支点ピンとなっていて各係合体
31,33は昇降アーム23から左右へ向けてそれぞれ
突出し、前記ガイド溝27,29内に臨んでいる。
【0014】後方の移動シュー25は、前記ガイドレー
ル27のレール部15内に前後動可能に組付けられると
共に上部側には図5に示す如く前記ガイド溝27,29
を有する左右の案内体35,37が設けられている。各
案内体35,37の幅は昇降アーム23の板厚より若干
径大に設定され、自由な移動が可能となっている。
【0015】各案内体35,37の内、昇降アーム23
の第1の係合体31が係合し合うガイド溝27は、前方
から後方へ向けてリッド9をアウタパネル5より下方へ
チルトダウンさせるチルトダウンガイド部27aと、チ
ルトダウンガイド部27aから上昇したチルトアップガ
イド部27bと、チルトアップガイド部27bから下降
傾斜する全閉ガイド部27cとから成っている。
【0016】また、昇降アーム23の第2の係合体33
が係合する案内体37のガイド溝29は、前方から後方
へ向けて前記ガイド溝27の全閉ガイド部27aより若
干下位に位置するチルトダウンガイド部29aと、チル
トダウンガイド部29aからほぼ水平状のチルトアップ
ガイド部29bと、チルトアップガイド部29bからさ
ら下降傾斜した全閉ガイド部29cとから成り、左右の
ガイド溝27,29は前後にずれていて、例えば第1の
係合体31がチルトダウンガイド部27aに位置する
時、第2の係合体33もチルトダウンガイド部29aに
位置する。以下、第1の係合体31が位置する各ガイド
部27b,27cに対して第2の係合体33も同じ各ガ
イド部29b,29cに位置すると共に、第2の係合体
33が全閉ガイド部29cのガイド端29dに臨む時、
第2の係合体33はガイドレール17に設けられた切欠
溝39内に落ち込み、前後(図面左右)方向の動きが強
制的に拘束されるようになっている。なお、切欠溝39
の突起部39aは、後方の移動シュー25がこれ以上前
方へスライドするのを規制するストッパーとしての機能
を備えている。
【0017】また、ガイドレール17のレール部15内
の互いに対応する側壁にはケーブル案内溝41が形成さ
れ、このケーブル案内溝41内には手元スイッチによっ
て正転・逆転可能な図外のモータによって牽引制御され
るギヤードケーブル43が相対移動可能に収納されてい
る。ギヤードケーブル43は前記後方の移動シュー25
と一体の固定子(図示していない)と各別に固着され、
ギヤードケーブル43の動きによって後方の移動シュー
25は前後にスライド可能となる。
【0018】次に、このように構成されたサンルーフ装
置の動作を説明する。まず、全閉状態にあるリッド9に
おいて、ギヤードケーブル43を駆動し、後方の移動シ
ュー25を後方(図2右側)へ移動させる。この時、第
1の係合体31はガイド溝27の全閉ガイド部27aか
らチルトアップガイド27cに至る。同時に第2の係合
体33も全閉ガイド部29aからチルトアップガイド部
39cに至る結果、リッド9は図2に示すチルトアップ
状態が得られる。
【0019】次に、チルトアップ状態から全閉状態とす
るには、後方の移動シュー25を前方に移動させる。こ
れにより、第1・第2の係合体31,33は各ガイド溝
27,29の全閉ガイド部27a,29aに戻り、図2
に示す全閉状態が得られる。また、チルトアップ時から
スライド開口するには、ギヤードケーブル63を駆動し
後方の移動シュー25を後方に移動させると、第1・第
2の係合体31,33はチルトアップガイド部27b,
29bからチルトダウンガイド部27a,29bに移動
する。この時、昇降アーム23は反時計方向に回動し、
リッド9の後端側がアウタパネル5より下がるチルトダ
ウン状態が得られる(図3参照)。この状態から更にギ
ヤードケーブル43を同方向へ駆動すると、前後の移動
シュー19,25及びリッド9等が一体となって後方の
ルーフ空間W内へ移動し、ルーフ開口7が大きく開放す
る開口状態が得られる。
【0020】この一連の動作は、後方の移動シュー25
を、後方へ移動させる単一動作で済むようになる(図
2,図3,図4参照)。
【0021】次に、リッド9を全閉状態とするには、後
方の移動シュー25を前方へ移動させると、各係合体3
1,33はチルトダウンガイド部27a,29aからチ
ルトダウンガイド部27a,29bを経て全閉ガイド部
27c,29cに至る。と同時にリッド9は一たんチル
トアップ後、再び下降し全閉状態が得られる。この時、
第1,第2の係合体31,33は全閉ガイド部27c,
29cのガイド端27d,29dと強く接触し合うた
め、昇降アーム23及び移動シュー25を強く抑えるか
たちとなり振動等の影響でガタ付く虞れはなくなる。
【0022】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案のサン
ルーフ装置によれば、チルトアップ時からスライド開口
する際に、昇降機構側の移動シューを後方へ移動させる
単一動作で済むため、駆動手段の制御系が簡単な構造に
なると共にコスト性の面でも大変好ましいものとなる。
【0023】また、リッドの全閉位置は、リッドの作動
範囲の一端に設定されることにより、リッドの全閉位置
の検出が容易、かつ、確実に得ることができると共に、
係合体は全閉ガイド部のガイド端と強く接触するため、
昇降アーム及び移動シュー全体が押え付けられるかたち
となり、ガタ付きの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のサンルーフのリッドの全閉状態を示
し中間を省略した切断側面図。
【図2】リッドのチルトアップ状態を示し中間を省略し
た切断側面図。
【図3】リッドのチルトダウン状態を示し中間を省略し
た切断側面図。
【図4】リッドのスライド開口途中を示した中間を省略
した切断側面図。
【図5】後方の昇降機構を示した斜視図。
【符号の説明】
7…ルーフ開口 9…リッド 19…移動シュー 21…昇降機構 23…昇降アーム 25…移動シュー 27,29…ガイド溝 31,33…係合体 43…ギヤードケーブル(駆動手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフ開口に設けられたリッドの前側を
    前後動可能な移動シューにより支持する一方、リッドの
    後側を昇降機構により上下動自在に支持し、前記昇降機
    構を、前方にチルトダウンガイド部、中央にチルトアッ
    プカイド部、後方に全閉ガイド部から成るガイド溝を有
    し、駆動手段により前後動可能な移動シューと、一端が
    前記リッド側に枢支され、他端が前記ガイド溝の全閉ガ
    イド部、チルトアツプガイド部、チルトダウンガイド部
    の順に往復動可能な係合体を介して係合し合う昇降アー
    ムとで構成したことを特徴とする自動車用サンルーフ装
    置。
  2. 【請求項2】 リッドの全閉時、係合体が全閉ガイド部
    のガイド端に強く接触して臨むことを特徴とする請求項
    1記載の自動車用サンルーフ装置。
JP40277890U 1990-12-28 1990-12-28 自動車用サンルーフ装置 Expired - Fee Related JPH085852Y2 (ja)

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JPH0492424U JPH0492424U (ja) 1992-08-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039956A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Asmo Co Ltd サンルーフ制御装置及びサンルーフ制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003039956A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Asmo Co Ltd サンルーフ制御装置及びサンルーフ制御方法

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JPH0492424U (ja) 1992-08-12

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