JP3405253B2 - 圧接型防水コネクタ - Google Patents

圧接型防水コネクタ

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JP3405253B2
JP3405253B2 JP04262999A JP4262999A JP3405253B2 JP 3405253 B2 JP3405253 B2 JP 3405253B2 JP 04262999 A JP04262999 A JP 04262999A JP 4262999 A JP4262999 A JP 4262999A JP 3405253 B2 JP3405253 B2 JP 3405253B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圧接型防水コネク
タに関する。 【0002】 【従来の技術】従来この種の圧接型防水コネクタとし
て、特開平9−92384号公報に記載されたものが知
られている。このものは大まかには、電線を圧接接続し
た圧接端子を複数並べて収容したハウジングの後面側
に、電線を水密状に貫通したゴム栓が設けられ、このハ
ウジングをフレームに形成された収容孔に収容して、ゴ
ム栓で収容孔の入口を塞いだ構造である。 【0003】このものにおいて、電線の圧接は以下のよ
うにして行われる。すなわち、図9に示すように、ハウ
ジングaには、前後一対の圧接刃bを有する圧接端子c
が収容されるキャビティdが複数個横方向に並んで形成
され、各キャビティdの上面に圧接用開口eが設けられ
るとともに、各キャビティdの後面側にわたって一括型
のゴム栓fが設けられ、このゴム栓fには各キャビティ
dと対応して電線hを水密状に挿通可能な挿通孔gが形
成されている。そして圧接作業は、ゴム栓fの挿通孔g
に電線hを真直に通してその端末を圧接刃bの上方に持
ち来たし(同図の鎖線)、しかる後、圧接用開口eを通
して圧接具により電線hの端末を圧接刃bに向けて押し
下げることにより、電線hの端末を圧接接続するように
なっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで上記におい
て、ハウジングa内に挿入される電線hの深さは十分に
管理されるべきである。なぜならば、挿入深さが浅い
と、電線hが後方の圧接刃bにしか圧接されない事態等
が生じて接続が不十分となり、逆に深過ぎると、例えば
電線hに巻き癖等があった場合に、圧接端子cの接続部
iに入り込み、相手の雄端子のタブとの間の接続を阻害
するおそれがあるからである。 【0005】そのため従来では、電線hを自動機で挿通
する場合には、自動機に位置決め用の機構を設ける必要
があり、また、手作業で電線hを挿通する場合には、挿
入深さを目視しつつ挿通作業を行わねばならないという
問題があった。本発明は上記のような事情に基づいて完
成されたものであって、その目的は、簡単な構造でもっ
て電線を正規の圧接位置まで挿入できるようにするとこ
ろにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1の発明は、圧接端子が収容され
るキャビティを有するハウジングの後面側には、電線を
水密状に挿通可能な挿通孔を形成してなるゴム栓が配設
され、電線をゴム栓の挿通孔を通して前記圧接端子の側
方に挿通したのち、圧接端子の圧接刃に向けて押し込ん
で圧接接続した圧接型防水コネクタにおいて、前記ゴム
栓の挿通孔が前記圧接刃よりも高い位置に形成されてお
り、前記ゴム栓の挿通孔の前方に、前記電線の先端を突
き当ててその挿入深さを規制するストッパが前記圧接端
子に設けられ、且つ前記挿通孔とほぼ同じ高さ位置に配
されているところに特徴を有する。 【0007】 【0008】 【発明の作用及び効果】<請求項1の発明> 電線がゴム栓の挿通孔に挿通されると、その前方に所定
長さ突出したところで圧接端子に設けられたストッパに
突き当たり、挿入深さが規制される。このため、電線を
圧接端子に対して正規に圧接することができる。電線の
挿通作業用の自動機側に位置決め機構を設ける必要がな
く、また手作業の場合にも確実に正規位置まで電線を挿
入することができる。 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
6によって説明する。この実施形態では雌側の防水コネ
クタを例示しており、図1に示すように、雌側のフレー
ム1内に複数のハウジング収容室2が形成され、各ハウ
ジング収容室2内に、雌側の圧接端子20の装着された
ハウジング10が収容される構造となっている。このフ
レーム1が、図示しない相手の雄側のフレームとシール
リング3を介して水密に嵌合されるようになっている。 【0011】ハウジング10は、図2にも示すように、
全体として扁平な方形状に形成され、その内部には複数
のキャビティ11が横方向に並んで形成されている。各
キャビティ11は、図4に示すように後面側が開口され
ている一方、前面側には前面板12が設けられ、この前
面板12には、図示しない相手の雄側端子金具のタブが
挿入される端子挿入口13が形成されている。ハウジン
グ10の上面は、前端側(図4の右側)の所定範囲と後
端の僅かな部分を除いて全幅にわたって切除されてお
り、この部分が、図示しない圧接具が挿入される圧接用
開口15となっている。 【0012】各キャビティ11内には、それぞれ圧接端
子20が収容されるようになっている。この圧接端子2
0は、図3及び図4に示すように、先端側に接触片の収
納された箱形の接続部21が設けられるとともに、接続
部21の後方に上面の開口された溝形の圧接部22が設
けられており、この圧接部22には、左右の側壁22A
から内方に切り起こすことで前後一対の圧接刃23が形
成されている。なお、圧接部22の後方にはバレル24
が設けられている。そして、圧接端子20は各キャビテ
ィ11内に後方から挿入され、図4に示すように、前面
板12に当たることで前止まりがなされ、また、接続部
21の上面に形成された金属ランス25が、キャビティ
11の天井壁42に形成された係止孔17に嵌まること
で後方への抜け止め状態で収容されるようになってい
る。 【0013】ハウジング10の後面には、一括型のゴム
栓30が設けられている。このゴム栓30は、全キャビ
ティ11の後面側を覆うことのできる大きさであって、
上記したフレーム1のハウジング収容室2の入り口に緊
密に嵌着可能とされており、ハウジング10の後面に図
示しない取付手段を介して取着可能とされている。ゴム
栓30には、各キャビティ11と対応する位置ごとに、
電線35を水密状に貫通可能な挿通孔31が形成されて
いる。この挿通孔31は、図4に示すように、挿通され
た電線35が先に収容された圧接端子20の圧接刃23
と干渉しないように、圧接刃23よりも高い位置に形成
されており、詳細には、圧接端子20における圧接部2
2の側壁22Aの上縁と対応する位置である。 【0014】さて、圧接端子20の圧接部22における
両側壁22Aには、図3に示すように、それぞれの上縁
の前端部を内方に直角曲げすることによって、互いに突
き合わされるようにして2個のストッパ40が形成され
ている。このストッパ40は、上記のゴム栓30の挿通
孔31とほぼ同じ高さ位置にあり、また、前側(図4の
右側)の圧接刃23と、接続部21の後縁とのほぼ中間
に位置している。なお、後記するように電線35の圧接
が行われた場合は、電線35のゴム栓30から突出した
部分が屈曲されるため、電線35の先端の位置が後退す
るが、この後退距離を見越してもなお電線35の先端が
前側の圧接刃23よりも十分に前方に位置し得るよう
に、上記のストッパ40の位置が設定されている。 【0015】続いて、第1実施形態の作用を説明する。
圧接作業を行うには、まず既述したように、ハウジング
10の各キャビティ11内に圧接端子20が収容され、
後面に一括型のゴム栓30が取着される。そして、この
ハウジング10が、圧接型の基盤上に位置決めされて載
置される。 【0016】ハウジング10のセットが完了したら、図
4の矢線に示すように、ゴム栓30の挿通孔31に電線
35が後方から挿通される。電線35の先端は、挿通孔
31を通り、圧接端子20の圧接刃23の上方を通って
真直に進出し、図5に示すように、先端がストッパ40
に突き当たったところで挿通作業は停止される。 【0017】係る状態から、ハウジング10の圧接用開
口15を通して図示しない圧接具が下降駆動され、電線
35が圧接刃23に向けて押し込まれる。これにより図
6に示すように電線35が前後の圧接刃23に圧接され
て、圧接端子20との間が電気的に導通される。これと
ともに、バレル24がかしめられる。 【0018】上記の圧接工程が終了したら、ハウジング
10が圧接型から外され、圧接用開口15がカバー5で
閉鎖されることによって、図1に示すハウジング10が
形成される。このハウジング10が、雌側のフレーム1
のハウジング収容室2に後方から挿入され、後面のゴム
栓30がハウジング収容室2の入り口に嵌着されること
は既述したとおりである。 【0019】以上説明したように本実施形態によれば、
圧接端子20に電線35の先端を突き当ててその挿入深
さを規制するストッパ40を設けたから、ストッパ40
に当たるまで電線35を挿入することにより、電線35
を常に正規の圧接位置まで挿入することができる。した
がって、自動機で電線35の挿通作業を行う場合に、自
動機側に位置決め機構を備える必要が無くなり、また手
作業で挿通作業を行う場合は、いちいち電線35の先端
を目視していなくても、正確に挿通作業を行うことがで
きる。しかも、圧接端子20にストッパ40を設けると
いった僅かな設計変更で対応できるから、コストの増大
化も最小限に抑えることができる。 【0020】<参考例> 次に、参考例を図7及び図8によって説明する。この
考例では、電線35の先端を突き当てるストッパ41が
ハウジング10に設けられている。まず、ゴム栓30の
挿通孔31Aの位置がハウジング10における前端側の
天井壁42と対応する位置に設定されている。そして、
上記の天井壁42の後縁が後方に延出して形成され(従
来の後縁の位置はXに示す位置である)、これにより電
線35のストッパ41が形成されている。その他の構造
は上記第1実施形態と同様であるので、同一機能を有す
る部位については同一符号を付すことで、重複した説明
は省略する。 【0021】この参考例では、ゴム栓30の挿通孔31
Aに電線35が後方から挿通されると、電線35の先端
は、挿通孔31Aを通って真直に進出し、図8に示すよ
うに先端がストッパ41に突き当たったところで挿通作
業は停止される。同様に、電線35の挿入深さを正規に
規制することができる。しかも、ハウジング10の天井
壁42の後縁を延出するといった僅かな設計変更で対応
することができる。 【0022】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態ではフレームに装着されるハウジン
グを例示したが、本発明は、フレームに装着することな
くハウジング単体で相手のハウジングと嵌合して用いる
ものにも同様に適用できる。 (2)本発明は、雄側の圧接型防水コネクタにも同様に
適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施形態に係るハウジングとフレ
ームの断面図 【図2】ハウジングの分解斜視図 【図3】圧接端子の平面図 【図4】圧接工程における電線の挿通前の状態の断面図 【図5】電線の挿通が完了した状態の断面図 【図6】圧接が完了した状態の断面図 【図7】参考例に係る圧接工程の電線挿通前の状態の断
面図 【図8】電線の挿通が完了した状態の断面図 【図9】従来例の断面図 【符号の説明】 10…ハウジング 11…キャビティ 15…圧接用開口 20…圧接端子 21…接続部 22…圧接部 22A…側壁 23…圧接刃 30…ゴム栓 31…挿通孔 35…電線 40…ストッパ 31A…挿通孔 41…ストッパ 42…天井壁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−288001(JP,A) 特開 平7−22079(JP,A) 実開 平4−49479(JP,U) 実開 平1−62660(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/24 H01R 13/52 301

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧接端子が収容されるキャビティを有す
    るハウジングの後面側には、電線を水密状に挿通可能な
    挿通孔を形成してなるゴム栓が配設され、電線をゴム栓
    の挿通孔を通して前記圧接端子の側方に挿通したのち、
    圧接端子の圧接刃に向けて押し込んで圧接接続した圧接
    型防水コネクタにおいて、前記ゴム栓の挿通孔が前記圧接刃よりも高い位置に形成
    されており、 前記ゴム栓の挿通孔の前方に、前記電線の
    先端を突き当ててその挿入深さを規制するストッパが前
    記圧接端子に設けられ、且つ前記挿通孔とほぼ同じ高さ
    位置に配されていることを特徴とする圧接型防水コネク
    タ。
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