JP2579149B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP2579149B2
JP2579149B2 JP61163484A JP16348486A JP2579149B2 JP 2579149 B2 JP2579149 B2 JP 2579149B2 JP 61163484 A JP61163484 A JP 61163484A JP 16348486 A JP16348486 A JP 16348486A JP 2579149 B2 JP2579149 B2 JP 2579149B2
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
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    • H01R12/77Coupling devices for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
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    • H01R12/775Ground or shield arrangements

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電気コネクタに係り、特に伝送ケーブル用複
列コネクタの分野に関する。
平形伝送ケーブル用の複列受口コネクタが知られてお
り、2列のピンアレイと接合するコネクタアセンブリを
包含している。この種のコネクタアセンブリは平形ケー
ブルの相隣る密間隔の信号導体を当該コネクタの交互す
る側面上の端子に通す一方、関係のアース導体を該コネ
クタに収容されたアースバスに通している。
従来の技術 米国特許第4,260,209号は平形伝送ケーブルの一括成
端を行うこの種のコネクタを開示し、その信号導体用受
口端子はスロット付きビーム型の成端区分を有し、絶縁
排除によって導体に成端される。同様にアース導体はア
ースバスのスロット付きビームに固着される、受口端子
とアースバスはハウジングのそれぞれの凹みに沿って配
置され、これにケーブルの導体が成端され、成端部上に
カバーが置かれ、また応力緩和部材がこのアセンブリに
取付けられる。このコネクタは選択された受口端子をア
ースバーによりまたは犠牲にされた信号導体により信号
導体にでなくケースバスに接続することにより、アース
端子の選択的プログラミングを行うことができる。
米国特許第4,269,466号はもう一つの平形伝送ケーブ
ル用複列受口コネクタを開示するが、その端子はハウジ
ング部材の反対両側沿いのみぞに配置され、それぞれの
信号導体が絶縁排除によりスロット付きビーム型成端区
分(複数)に成端される。カバー部材(複数)はハウジ
ングの両側に載置されその前端でハウジングに錠止し後
端で互いに錠止してケーブルの応力阻止を行う。アース
バスバーは複数のスロット付きビーム型成端区分により
アース導体(複数)に係合する。本コネクタのアース端
子を選択プログラムするために、アースバスバーには選
択位置出しされた成端区分を持たせて絶縁排除により犠
牲信号導体に係合させることができ、その信号導体はそ
こから前方に進んで、アース端子となるそれぞれの受口
接触子に係合することになる。
欧州特許出願第83306740.8号、公告第0112019号はイ
ンピーダンスの不連続性を極減された個別伝送ケーブル
用の電気コネクタを開示する。そのコネクタは誘電体の
接触子担持部材から前方に延びる1列のプラグ接触区分
を具え、接触子担持部材の一側には信号導体に成端され
る信号接触子が取付けられ他側にはアース導体を成端さ
れるアース板が取付けられる。その周りには絶縁性のカ
バーがオーバーモールドされて、レーザ溶接を可とする
成端部(複数)を封止すると共に、ケーブル沿いに延び
て応力緩和を行う。アース板の、信号接触区分(複数)
と整合する選択位置からは接触区分が前方に延出する。
発明が解決しようとする問題点 プログラム可能なアース(複数)を持つ複列受口コネ
クタを供することが望ましい。
また、個別信号伝送ケーブル用のこの種コネクタを供
することが求められる。
さらに、インピーダンス不連続性の極減に備えて高速
度高信頼性の信号伝送用にこの種コネクタを供すること
が望ましい。
またさらには、この種コネクタにして、誘電体のカバ
ーを有しこれが導体/端子接続部および絶縁導体ケーブ
ル(複数)の隣接部分を封止し、端子(複数)を不動に
保持し、ケーブルを変形させずにケーブルの間隔配置お
よび応力緩和をなし、個別ケーブル使用時にはその間隔
配置と支持を行うコネクタを供することが望まれる。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、信号導体及びアース導体を含む電気
信号伝送ケーブル用の電気コネクタにおいて、 前端から後端に向けて複数列状に形成された複数の端
子受入通路を有する前ハウジングと、一面に夫々平行に
形成された複数のみぞに前記電気信号伝送ケーブルの信
号導体に成端された複数の端子が配置され、他面に前記
電気信号伝送ケーブルのアース導体に成端されるアース
板が配置された接触子担持部材及び前記電気信号伝送ケ
ーブルの端部を誘電体で一体にオーバーモールドして形
成した、複数の平板状端子アセンブリとを具え、該端子
アセンブリを相互に重ね合わせて、前記前ハウジング内
に挿入し、前記端子アセンブリの前端から延出する前記
端子の接触区分を前記端子受入通路内に配置して、前記
前ハウジング及び前記端子アセンブリの両端に形成され
たラッチ部材で相互に固定することを特徴とする電気コ
ネクタが与えられる。
本発明のもう一つの面によれば、信号導体及びアース
導体を含む電気信号伝送ケーブル用の電気コネクタにお
いて、 前端から後端に向けて複数列状に形成された複数の端
子受入通路を有する前ハウジングと、 該前ハウジングの後端中央部分に板状に一体形成さ
れ、両面に複数のみぞ及び該みぞの後端にテーパ面が形
成された接触子担持部分と、 該接触子担持部分の前記みぞに配置され、前記テーパ
面によって各々偏向された、前記電気信号伝送ケーブル
の信号導体及びアース導体に成端される複数の端子と、 前記接触子担持部分及び前記電気信号伝送ケーブルの
端部を、モールド型で押圧して誘電体で一体にオーバー
モールドして形成したカバー部材とを具えることを特徴
とする電気コネクタが与えられる。
実施例 本発明の第1実施例において、1列の端子の各々が別
個の接触子担持部材に取付けられる。信号位置と称する
接触位置の端子は1列のそれぞれの伝送ケーブルの信号
導体に成端され、アース位置の端子はケーブルのアース
導体に成端されるアース板に溶接され、このようにして
構成された端子サブアセンブリは誘電体材料をオーバー
モールドされる。各受口接触端子の接触区分はオーバー
モールドされたカバー部材の前方に延びて前ハウジング
の対応する通路に受入れられる。個別ケーブル使用時は
この誘電体カバーはケーブルの間隔配置にも役立つ。リ
ボンケーブルにも本発明は使用することができる。
第1実施例の端子アセンブリを構成するオーバーモー
ルドに先立って端子サブアセンブリが次のようにして完
成される。信号導体の剥離端が端子を取付けられた誘電
体の接触子担持部材の一側のみぞに通され、次いでその
信号導体がそれぞれの信号端子にレーザ溶接される。各
信号導体と関連する1本または2本の剥離アース導体は
誘電体接触止担持部材の1枚のアース板を取付けられる
他側のみぞに通される。これらのアース導体はアース板
にレーザ溶接される。
アース板の前端沿いの予め選定された位置では端子に
電気接続が行われてアース端子が形成され、その同体の
受口接触区分はオーバーモールドされた端子アセンブリ
から前方に延び信号端子の受口接触区分と横に整合して
前ハウジングの通路に受入れられることになる。端子ア
センブリの一つにおけるアース接触区分の位置は他アセ
ンブリにおけるアース接触区分の位置と無関係である。
第1実施例の端子アセンブリは、各アセンブリから延
出して他アセンブリの導体間のスロットを貫通する一つ
または二つの突起によって前ハウジングへの組付け前に
相互に結合することができ、突起はその後に冷間杭止め
する。これらのアセンブリには前端に横向きラッチ突起
を設けて前ハウジングの対応する横ラッチにラッチ係合
させることができる。又、受口接触区分を端子受入通路
内に保持するには、例えば、端子の通常の後向きランス
を通路の側壁の前向き上面に係合させ端子前端を通路前
端の後向き止面に係合させる。アセンブリの取外しは、
突起を持つ工具を接合面から差込んで端子ランスを押下
げまたハウジング横ラッチを外方に拡げてからアセンブ
リを後に引くことにより随時に可能である。
本発明の第1実施例の各端子アセンブリは、各信号接
触子に対向させてアース板に開口を設け、端子をサブア
センブリ内に埋設して不動に保持し、また非変形性のケ
ーブル応力緩和を施すことによって、各1列の導体およ
端子に対し極減されたインピーダンス不連続性を呈す
る。その応力緩和は個別ケーブル使用時には関係ケーブ
ルに精確な配置間隔を保つ、本発明はまたは、接触子へ
の導体の高堅実度レーザ溶接と成端部の封止保護を供す
る。
本発明の第2実施例では、そのコネクタは、接触子受
入部分および該部分の正中平面から後方に延びる接触子
担持部分を持つ、予備成形された前ハウジングを含む。
2列の端子受入通路が前ハウジングの接合面から該ハウ
ジングの接触子受入部分を通して後方に延び、みぞ(複
数)は前ハウジングの接触子担持部分の上下両面沿いに
通路と整合して走る。
受口接触端子はまず前ハウジング内に取付けられてそ
の接触区分が通路内に固着され本体区分および成端区分
がみぞに沿ってその後方に位置し、信号端子はアース端
子と各列内で交互する。各信号端子には対向列内の一ア
ース端子が対向し、これらにはそれぞれに関係伝送ケー
ブルの信号端子および関連する1本か2本のアース導体
が成端される。信号導体はなるべく信号端子のスロット
付き成端区分に沿って該区分内に締り嵌めにより保持さ
れ次いでこれにレーザ溶接により接続される。前記1本
または2本のアース導体は同様にアース端子のスロット
付き成端区分に沿って該区分内に締り嵌めとなって保持
され次いでこれにレーザ溶接される。伝送ケーブルは、
前ハウジングからその接触子担子部分の正中平面を後方
に延びる単一列に配置される。
ここで前ハウジングの接触子受入部分の後方には、成
型可能な誘電体材料が、接触子担持部分および導体/端
子成端部の上および応力緩和のために伝送ケーブルの被
絶縁部分沿いに封止状に成型されて、成端部を封止し端
子を不動に保持する、誘電体カバー部材を形成する。個
別のケーブルが使用される場合は、なるべくカバー部材
の成型中に横向きの第2応力緩和部材を形成してカバー
部材から伝送ケーブルに沿う後方に選択された距離だけ
離隔させ、ケーブル列の各端において縦方向に延びるウ
ェブ区分により第2応力緩和部材とカバー部材を一体に
結合する。
本発明によって供せられる応力緩和は、他の在来の応
力緩和方式のように伝送ケーブルを変形させることはな
い。交互して対向する信号およびアース端子の設置はイ
ンピーダンス問題を極減する。成端は高堅実度のレーザ
溶接により行われ、その後封止される。
本発明の複列コネクタは各コネクタが低背の複数個を
並列に配置しプリント回路板の多列ピンアレイと電気接
合させたり、縦1列に配置して長い複例のピンと接合さ
せたりすることができる。本発明の複列コネクタはリボ
ンケーブル、同軸ケーブル、2本リードケーブルなど種
々の伝送ケーブルに使用できる。
本発明の電気コネクタ、すなわちコネクタアセンブリ
(200)を第1図に示す。これは前ハウジング(10)と
1対の平板状の端子アセンブリ(12)から成る。両アセ
ンブリ(12)は、ラッチ部材(14,18)により係合され
る。すなわち各アセンブリ(12)の前端(16)の側面の
ラッチ突起(14)を前ハウジング(10)のラッチアーム
(18)に係合させて前ハウジング(10)に取付けられ
る。電気接触端子(22)の箱型受口接触区分(20)は各
アセンブリ(12)の前端(16)から前方に1列になって
延びてハウジング(10)の端子受入通路(24)に受入れ
られ、なるべくは、第9図および第10図に示すように、
通路(24)内の止面(28)に係合するロックランス(2
6)などによって通路(24)内に固定されるのがよい。
1列の電気伝送ケーブル(150)はその信号およびア
ース導体を端子(22)に成端されて各アンセンブリ(1
2)から後方に延びる。各端子アセンブリ(12)は、端
子(22)、これとの信号およびアース導体の成端部およ
び伝送ケーブル(150)の端部分など後に詳述する各部
分を含む、端子サブアセンブリを覆って成型されるカバ
ー部材(30)を有する。コネクタアセンブリ(200)は
プリント回路板(図示せず)のピンアレイの2列のピン
接触子と整合することができ、前ハウジング(10)上に
はピンアレイ周りのシュラウド部材と適当に接合するた
めのキー構成(32)が示されている。
端子アセンブリ(12)はなるべくは、前ハウジング
(10)にラッチ止めする前に、各アセンブリ上の一つま
たは複数の相対垂直突起(34)を関係の他アセンブリに
おける軸方向スロット(36)に挿入して自由端(38)を
該他アセンブリの遠隔面から突出させたのち、第11A図
に示すように、自由端(38)を遠隔面に冷間杭止め即ち
変形拡大(かしめつけ)して初めに相互に取付け結合す
るを可とする。
第2図は端子サブアセンブリ(40)を示し、これにカ
バー部材(30)をオーバーモールドすると端子アセンブ
リ(12)が構成される。誘電体の接触子担持部材(42)
は適当な材料から成型され、その相対的上面(46)には
みぞ(44)が間隔配置されて接触子担持部材(42)の前
端(48)から後端(52)の導***置出し区分(50)に達
している。端子取付け突起(54)は前端(48)に近いみ
ぞ底面(56)から立上る。接触子担持部材(42)の相対
的下面(58)は導***置出し区分(50)の前方で平板状
を呈し、平板状下面(58)の前端(48)近くを横切って
下向きの取付け突起(60)間隔配置されることを第3図
に示す通りである。アース板(62)は、後に説明するよ
うに、突起(60)によってこの下面(58)に取付けられ
ることになる。
第2図ないし第4図において、端子(22)はなるべく
は銅合金725から型打成形されるものとする。各端子(2
2)は、接触区分(20)から後方に順に、中間区分(6
4)、斜上区分(66)および取付け区分(68)を有しそ
の後端に導体接続区分(70)がある。各端子(22)の取
付け区分(68)および導体接続区分(70)は関係のみぞ
(44)、すなわち端子保持溝に配置される。取付け区分
(68)はみぞ(44)内の取付け突起(54)に対応する穴
(72)を有し、これを突起(54)が貫通する。突起(5
4)はその先端が取付け区分(68)上に冷間杭止め(要
すれば熱杭止め)され、その拡大端(74)で端子(22)
を接触子担持部材(42)の上面(46)に固着させる。こ
のようにして、各受口端子(22)の斜上区分(66)、中
間区分(64)および接触区分(20)は端子(22)および
みぞ(44)の縦軸線に沿い前端(48)の前方に延出し、
導体接続区分(70)は接触子担持部材(42)の導***置
出し区分(50)の近く前方に位置する。
第2図ないし第4図において、アース板(62)は長形
平板区分(76)を有しこの区分から若干角前下方に傾斜
してタブ区分(78)が延出し、各タブ区分から水平に短
いタブ先端(80)が延びている。タブ区分(78)は口述
のように予め選定された位置(複数)に形成される。ア
ース板(62)の後端に沿う導体接続区分(84)はなるべ
くは、アース板(62)が型打成形される金属素材の折返
し部分から成り、後端が彎曲区分(82)である。アース
板(62)の前端近くには平板(62)を横切って複数の穴
(86)が配設されて接触子担持部材(42)の下面(58)
の取付け突起(60)とそれぞれ対応する。アース板(6
2)は取付け突起(60)を穴(86)に通し、その先端(8
8)を冷間杭止め(要すれば熱杭止め)により変形拡大
してアース板(62)の下面にかしめつけることにより下
面(58)に固着される。タブ区分(78)はサブアセンブ
リ(40)において接触子担持部材(42)の前端(48)の
前方に延びる。アース板(62)にはまた、端子サブアセ
ンブリ(40)の構成後に複数の端子(22)の取付け区分
(68)と反対になる位置に開口(142)を設けることが
好ましい。それらの開口(142)は仕上がり端子アセン
ブリにおける信号端子とアース板との絶縁間隔を増して
インピーダンス整合を助ける。
コネクタアセンブリ(200)はいずれかの列中任意の
位置にアース接触子を持つことができ、1列中のアース
位置は他列中の信号位置としてのアースとは無関係であ
り、独立にアースのプログラムが可能となる。第2図お
よび第5図を参照して、アース板(62)のタブ区分(7
8)はアース板(62)と一体であり、コネクタアセンブ
リ(200)において前方にアースが必要な選ばれた位置
に設置される。なるべく、この位置決めは全位置にタブ
区分を形成しアース用に不要な分を切落として行うのが
よい。それらのアース位置の後方には、信号伝送用に予
定される信号導体は配置されない。例えば、リボンケー
ブルにおいては、それらのアース位置に信号導体が置か
れることになっても信号伝送に用いられることはなくて
放棄される。図示例のように、個別の電気ケーブルが使
用される場合は前記のアース位置にはケーブルが設置さ
れない。しかし、端子(22)は、このようなアース位置
に設置され、接触子担持部材(42)の上面(46)に取付
けられて中間区分(64)をタブ先端(80)に溶接される
こと第5図に示す通りである。タブ先端(80)にはなる
べく半円形の凹み(90)を設けて溶接(92)の強度を高
めるのがよい。このようにして、端子(22)はアース板
(62)をピンアレイの関係アースピンに電気的に接続す
るアース接触区分を具える。第4図では、端子(22)は
アース板(62)のタブ区分(78)或いはタブ先端(80)
に溶接も係合もしておらず、その側方に離れている。
ここに図示するケーブル(150)は1本の信号導体(1
52)と、その側方に離れた2本のアース導体(154)と
を有し絶縁性外ジャケット(156)が断面長方形を呈す
る3リード伝送ケーブルである。他型式の伝送ケーブ
ル、例えば個別の丸ケーブル、1本のアース導体を持つ
同軸ケーブル、信号導体周りの内ジャケットおよび外ジ
ャケット内且つアースおよび絶縁信号導体周りの箔シー
ルドを有する3リードケーブル、複数本の信号および関
連アース導体を持つリボンケーブルなども本発明に使用
できる。ケーブル(150)はその端部分から絶縁性外ジ
ャケット(156)を除去して信号およびアース導体を露
出させることにより成端の準備が完了する。
第4図および第6B図に示すように、ケーブル(150)
は接触子担持部材(42)の平面内に配置され、信号導体
(152)およびアース導体(154)はそれぞれ相対的に上
向きおよび下向きに偏向される。信号導体(152)は接
触子担持部材(42)の導***置出し区分(50)のそれぞ
れの信号みぞ(94)に沿いさらに前方に該部材(42)の
上面(46)近くを信号端子(22)のそれぞれの導体接続
区分(70)に沿って配置されこれに成端される。信号み
ぞ(94)は後端(52)から全に向って上方に傾斜する底
面(96)を持つ。引込口(98)は関係信号導体(152)
のみぞ(94)内挿置を容易にするために隅角を面取りさ
れている。
各信号端子(22)の導体接続区分(70)には、なるべ
くは第6A図に示すように狭い導体受入スロット(100)
を設けることが好ましい、スロット(100)は信号導体
(152)の径よりも狭くすることが好ましく、これによ
り信号導体(152)を導体の端子へのレーザ溶接以前に
スロットにプレス嵌めして締り嵌めの状態に保持するこ
とができる。スロット(100)は端子素材の両側から側
方に延びる型打タブの互いに離れて対向する端面(10
2)によって形成するのがよく、両側タブの自由端は端
子の成形中曲げ回されて素材の上面近くで互いに近づ
く。ここで1本の信号導体(152)がスロット(100)の
上端下くで端面(102)間にその軽いばね作用によって
締り嵌めの状態に保持され、次いで、第6B図に示すよう
に、溶接(104)により導体接続区分(70)に溶接され
る。スロット(100)の上縁は導体の受入れを容易にす
るために滑らかにするのがよく、また、スロット(10
0)にはテーパ付引込口(106)を設けることが好まし
い。
同様に且つなるべくは同時に、1対のアース導体(15
4)は、第7図に示すように、接触子担持部材(42)の
後端から前方に延びる1対のそれぞれのアースみぞ部分
(108)に沿って相対的に下前方に偏向される。各1対
のアースみぞ部分(108)は収斂して導***置出し区分
(50)の下面(58)沿いに1本の幅広な主アースみぞ
(110)になる。各1対のいまや相隣るアース導体(15
4)は前方の主アースみぞ(110)に沿いアース板(62)
の導体接続区分(84)の関係部分まで並列に配置されて
これに成端される。アース板(62)の導体接続区分(8
4)は後彎曲区分(82)のそれぞれの開口(114)と連通
する複数のスロット(112)を有し、開口(114)は狭く
なってスロット(112)と合一している。各スロット(1
12)の幅はなるべくアース導体(154)の直径の2倍よ
り狭くして1対のアース導体(154)がアース板へのレ
ーザ溶接前にスロット(112)にプレス嵌めされて締り
嵌めの状態に保持されるようにするることが好ましい。
アース板(62)の平板区分(76)には各スロット(11
2)の中央に向けてえくぼ様の突起(116)を突設して1
対の相隣るアース導体(154)を導体接続区分(84)の
外面に沿うスロット(12)内に精確容易に配置した上で
溶接(118)によりアース板(62)に溶接することがで
きるようにするとよい。スロット(112)の上縁は滑ら
かにして導体対の挿入を容易にするこくとが好ましい。
一つのスロット(112)に2本のアース導体を挿置する
とスロットの個数及び溶接接続部の数が半減する。
信号導体およびアース導体は端子およびアース板のそ
れぞれの導体受入区分にレーザ溶接することが好まし
い。レーザ溶接は一般に知られており、「材料加工論理
と実際」第3巻「レーザ材料加工」(1983年ノース・ホ
ランド・パブリシング・カンパニ、エム・バース(Bas
s)氏編)特にその第3章「レーザ溶接」(ジェー・マ
ザムダー(Mazumder)氏113−200ページ)に詳細に論じ
られている。特にエレクトロニクスにおけるレーザ溶接
については「エレクトロニクス「誌1981年9月22日号の
ヘンダソン氏の「フレキシブル印刷配線のデュアルレー
ザ高速成端」と題する149−154ページの論文に記載され
ている。
次に、第8図を参照して、端子サブアセンブリ(40)
は接触区分(20)とケーブル(150)を外方に延出させ
て型キャビテイ内に挿置される。型キャビテイには誘電
体成型材料が注入され誘電体カバー部材(30)が接触子
担持部材(42)にオーバーモールドされる。カバー部材
(30)はケーブル(150)の端部分、信号導体(152)と
それの溶接(104)による端子(22)の導体接続区分(7
0)への成端部、アース導線(154)とそれのアース板
(62)の導体接続区分(84)への成端部を封止して保護
する。またカバー部材(30)はアース板(62)とアース
として選択された端子(22)へのタブ先端(80)の溶接
部(92)との全体並びに接触区分(20)のすぐ後方で中
間区分(64)の中央から始まる端子(22)の全体を封止
保護する。カバー部材(30)は伝送ケーブル(150)の
端部分を封止埋込むことによってそれらを支持しそれら
の応力緩和に備える。また、そのオーバーモールドプロ
セス中に下向き突起(34)と、対応するスロット(36)
並びに横ラッチ突起(14)が形成される。随意的には、
第13図に示すようにウェブ区分でカバー部材(30)に結
合して、もしくは前記欧州特許出願第83306740.8号のよ
うにして、横バーを第2のケーブル応力緩和用に形成す
ることも望ましい。カバー部材(30)には端子アセンブ
リ(12)の前端(16)近くにこれを横切って走る下向き
テーパ面(120)を設けるのがよい。
第9図ないし第11B図はコネクタアセンブリ(200)の
最終組立工程を示す。1対の端子アセンブリ(12)は各
アセンブリ(12)の突起(34)を他のアセンブリの対応
するスロット(36)に通してその自由端(38)を冷間杭
止めなどにより拡大することによって結合固定される。
すなわち、この突起(34)とスロット(36)は1対の端
子アセンブリ(12)を互いに係合させる係合部材を構成
する。この1対の端子アセンブリ(12)は前ハウジング
(10)内に押進められて端子(22)の接触区分(20)が
対応する端子受入れ通路(24)に入りそこでロックラン
ス(26)などにより個々に固定される。各ロックランス
(26)は後方に延びて対応する通路(24)の対応する壁
の前向き止面(28)に係合する。各接触区分(20)の前
端(112)は前ハウジング(10)の接合面(128)に通じ
る通路(24)の前端(126)に近い後向き止面(124)と
係合することになる。横ラッチ(14)のテーパ面(13
0)は斜切面(132)を持つ対応するハウジングラッチア
ーム(18)を外方に圧迫して乗越えることを容易にす
る。横ラッチ(14)のラッチ面(134)はラッチアーム
(18)の対応するラッチ面(136)の背後に掛止する。
前ハウジング(10)の接合面(128)から後方に延びる
キャビテイ(138)はラッチ面(136)の成型を容易にす
る。結合され一対のアセンブリ(12)の上下両面のテー
パ面(120)は対応するハウジングテーパ面(140)に係
合して挿入を容易にし前ハウジング(10)内の両アセン
ブリ(12)に軽い締り嵌めを与える。この1対の端子ア
センブリ(12)は、すべての錠止ランス(26)をラッチ
解除し、またラッチアーム(18)をラッチ解除し、両ア
センブリ(12)を後を後方に引くことによって随時に取
外すことができる。
2列以上の接触子を有しアースを独立にプログラムで
きるコネクタは、同等数の単列端子アセンブリを集積結
合してその接触区分を前方のハウジング内に延出させ相
手方端子と接合しうるようにすることによって得られる
ことができる。また、前ハウジングがシェラウドであり
接触区分がプラグ区分であるかピン接触区分であるプラ
グコネクタを供することも可能である。さらに、キー構
成(32)を設けないで本発明の低背の特性を利用し、複
数の本発明コネクタを集積して2列以上のピンアレイと
接合させることも可能である。
第12図は本発明の第2実施例の端子サブアセンブリ
(210)の構成要素を示すものであって、予備成型され
た誘電体の前ハウジング(212)、複数の受口信号端子
(214)、複数の受口アース端子(216)、各ケーブルが
対向する一信号端子(214)とアース端子(216)とに関
連する複数の伝送ケーブル(218)が含まれる。第13図
は、端子(214),(216)を前ハウジング(212)の通
路(222)に固着しケーブル(218)のそれぞれの導体を
端子(214),(216)に成端したあとで第12図の端子サ
ブアセンブリ(210)上に誘電体成型材料をオーバーモ
ールドして絶縁封止性のカバー部材(220)を形成して
完成した本発明の電気コネクタ、すなわちコネクタアセ
ンブリ(300)を示す。前ハウジング(212)にはキー構
成(268)を設けて、本コネクタアセンブリ(300)と接
合すべきピンアレイを取囲む、プリント回路板上のピン
シュラウド(図示せず)と正しく接合させることができ
る。
第12図および第14図において、受口端子(214),(2
16)はなるべくは銅合金725から型打成形されるもので
あって同一の箱型接触区分(224)、同一の平板状本体
区分(226)および同様な導体接続区分それぞれ(22
8),(230)を有する。接触区分(224)は前ハウジン
グ(212)の接合面(232)に通じ該面から後方に延びる
端子受入通路(222)に受入れられる。平板状本体区分
(226)は、前ハウジング(212)の接触子受入部分(24
0)から後方に延出する前ハウジング(212)と一体な、
接触子担持部分(238)のみぞ(236)の底面(234)沿
いに置かれる。各みぞ底面(234)は、第14図でよくわ
かるように、関係の通路(222)の内側壁(242)から連
続的に後方に延びている。
受口端子(214),(216)は接触区分(224)から後
方外に選ばれた角度に延びる該区分上の錠止ランス(24
4)によってそれぞれの通路(222)に取付けられる。端
子(214),(216)の全挿入時に、その錠止ランス(24
4)は、第18図および第19図からよくわかるように、関
係の選ばれた通路側壁(248)沿いの前向き止面(246)
に係合してその端子(214),(216)の軸線方向後方移
動を阻止する。端子(214),(216)の前端(250)は
通路(222)の前端(254)に近い後向き止面(252)に
係合してそれ以上の端子(214),(216)の軸線方向前
方移動を阻止する。通路前端(254)は斜切されてプリ
ント回路板上などのピンアレイの関係の角ピン即ち関係
の受口型信号端子(214)またはアース端子(216)と電
気的に接合すべき角ピン(図示せず)の挿入用引込口と
なる。凹み(256)は止面(246)前方の選ばれた通路側
壁(248)沿いに成型され、止面(246)の成型を容易に
すると共に、組立中に端子を取外したくなった場合、端
子(214),(216)の錠止ランス(244)ラッチ解除用
の工具を受入れる。各通路(222)の後端には、後述の
型の中子ピンを受入れるための後凹み(258)がある。
信号端子(214)とアース端子(216)は前ハウジング
(212)の通路(222)への端子挿入中各列内で交互に挿
入され、1列中の信号端子(214)は他列中のアース端
子(216)に対向する。各1対の信号端子(214)および
アース端子(216)が各伝送ケーブル(218)に関連す
る。各ケーブル(218)は1本の信号導体(260)と、信
号導体から離れてその各側に一つずつの2本のアース導
体(262)とを有し、それらの周りの絶縁性外ジャケッ
ト(264)は断面長方形である。各ケーブル(218)は端
部分から外ジャケット(264)を剥離して信号(260)お
よびアース(262)導体を露出させることによって成端
に備える。
端子サブアセンブリ(210)は第15図ないし第17図に
示すようにして構成される。第15図において、信号端子
(214)は上の通路(222A)に取付けられてその導体接
続区分(228)にケーブル(218)の信号導体(260)を
受入れ、アース端子(216)は下の通路(222B)に取付
けられてその導体接続区分(230)にケーブル(218)の
両アース導体(262)を受入れる。信号導体(260)は前
ハウジング(212)の接触子担持部分(238)およびケー
ブル(218)を通る正中平面から相対的に上方にそれて
関係の上みぞ(236A)の後端のテーパ面(266)に沿い
信号端子(214)の導体接続区分(288)の狭いスロット
(270)に進入すること、第16図および第20図に示す通
りである。スロット(270)は信号導体(260)の直径よ
りも狭くして信号導体(260)の端子へのレーザ溶接以
前に信号導体(260)をスロット(270)に圧入して締り
嵌めの状態に保持しうるようにすることが好ましい。ま
た、スロット(270)は、端子素材の両側から側方に延
びる型打タブの離れた対向する端面(272)によって画
成するのがよい。両タブの自由端は端子成形中に素材の
上面近くに曲げ回して互いに近づけられる。ここで1本
の信号導体はスロット(270)沿いに置かれたのち、ス
ロット(270)の上端近くで、対向する端面(272)によ
り両端面間に若干のばね作用で締り嵌めの状態に保持さ
れ、次いで溶接部(274)で導体接続区分(228)に溶接
されること、ケーブル(218A)について第20図および第
21図に示す通りである。スロット(270)の上縁はなる
べく滑らかにしてそれへの導体の受入れを容易にし、ま
たスロット(270)にテーパ付き引込口(276)に形成す
ることが好ましい。
同様に且つなるべくは同時に、1対のアース導体(26
2)は正中平面から相対的に下方に偏向されて上みぞ(2
36A)と反対の下みぞ(236B)の後端のテーパ面(278)
に沿う。両アース導体(262)は(ケーブル(218B)に
ついて第19図ないし第21図によく示されるように)まと
められて前方に延びアース端子(216)の導体接続区分
(230)のスロット(280)沿いに並ぶ。スロット(28
0)の寸法はアース導体の直径の2倍よりも狭くして、
1対のアース導体(262)が、第16図および第20図に示
すように、スロット(280)の上端近くでスロット(28
0)を画成する離れて対向する端面(282)により両端面
間に若干のばね作用で締り嵌めの状態に保持され、溶接
部(284)で導体接続区分(230)になるべくはレーザ溶
接される。
第16図に示すごとき端子サブアセンブリ(210)は次
に、その周りにカバー手段(220)をオーバーモールド
して電気コネクタアセンブリ(300)を形成するため
に、第17図に示すように、モールド型(400)内に挿置
される。モールド型(400)には、型キャビテイの相対
的に前方の端に中子ピン(複数)(402)が設置され、
主キャビティ部分(406)の比較的後端近くに中子ピン
(複数)(404)が設置される。前方の中子ピン(402)
は前ハウジング(212)の上下両壁の後凹み(258)に入
り、端子(214),(216)の平板状本体区分(226)に
係合してこれらをオーバーモールド操作中みぞ底面(23
4)に押付け保持する。前方中子ピン(402)は凹み(25
8)の両側面間いっぱいに嵌って絶縁材料が端子(21
4),(216)の受口接触区分(224)に入るのを阻止す
るに役立つ。後方中子ピン(404)は上下からケーブル
(218)に係合してこれらをオーバーモールド操作中に
その位置に保持する。
第17図において、前ハウジング(212)の接触子担持
部分(238)の主部分は主キャビティ部分(406)内に置
かれ、また端子(214),(216)の導体接続区分(22
8),(230)およびこれと導体(260),(262)の成端
部並びにケーブル(218)の絶縁付き端部分も同様であ
る。
なるべくならポリプロピレンなどの、絶縁材料は型キ
ャビティ内に注入され端子サブアセンブリ(210)の成
端区分周りに成型されて前ハウジング(212)の接触子
受入部分から後方でサブアセンブリ(210)上に誘電体
カバー部材(220)を形成する。カバー部材(220)は端
子への導体成端部特に溶接部(274),(284)を封止す
る。カバー部材(220)はまた、端子を堅実に埋込んで
コネクタアセンブリ内での端子の動きを防止する。カバ
ー部材(220)はまた、ケーブル(218)の絶縁付き部分
沿いに後方に延びてケーブルの応力緩和効果を奏し、在
来の応力緩和方式のようにケーブルを密に圧締したり前
ハウジングの軸直角の突起周りに屈曲させたりしてケー
ブルを変形させることはない。
個別の導体を用いる場合には、第13図および第21図で
よくわかるように、カバー部材(220)からケーブル(2
18)に沿って後方に離れ、軸線方向に延びるウェブ(複
数)(288)によってカバー部材(220)に一体に結合さ
れた、横バー(286)による第2の応力緩和を施すこと
が好ましい。ウェブ(288)はケーブル(218)の列端
に、なるべく列端近くの少なくとも数ケーブルの間に配
設されて軸方向キャビテイ部分(図示せず)により形成
され、横バー(286)は後キャビティ部分(408)によっ
て形成される。ウェブ(288)に隣接する端ケーブル中
のケーブル(218)はその整列維持に役立つ型みぞ(41
0)に挿置される。第2応力緩和のバー(286)はピンア
レイに対するコネクタアセンブリ(300)の接合および
分離中把持用の造作として役立って個別ケーブル(21
8)への応力を緩和する。
第18図ないし第21図はコネクタアセンブリ(300)の
組立を示す上部断面図である。第18図において、信号
(214)およびアース(216)端子はそれぞれハウジング
(212)に相隣る通路(222)およびみぞ(236)に挿入
される。第19図においては、信号端子(214)が止面(2
46)に当たる錠止ランス(244)によって通路(222)内
に固着されて端ケーブル(218A)の信号導体(260)を
受入れようとしており、アース導体(262)の部分が信
号導体(260)の後に見られる。アース端子(216)も同
様にして通路(222)内に固着されており、第2ケーブ
ル(218B)の1対のアース導体(262)を受入れる。第2
0図においては、ケーブル(218A)の信号導体(260)は
スロット(270)内に配されて溶接部(274)で信号端子
(214)の導体接続区分(228)に溶接され、ケーブル
(218B)のアース導体(262)はスロット(280)に配さ
れ溶接部(284)でアース端子(216)の導体接続区分
(230)に溶接されて端子サブアセンブリ(210)を構成
している。
第21図においては、端子サブアセンブリ(210)が前
ハウジング(212)の接触子受入部分(240)から後方に
カバー部材(220)をオーバーモールドされてコネクタ
アセンブリ(300)を形成している。カバー部材(220)
はケーブル(218A),(218B)の成端部および端部分を
封止する。カバー部材(220)はまたケーブル(218
A),(218B)に沿ったウェブ(288)を介して横バー
(286)に結合している。型(400)の中子ピン(402)
によって前ハウジング(212)の後凹み(258)から後方
に形成された開口にはまた別の信号端子(214)の平板
状本体区分(226)の一部分が見えており、又カバー部
材(220)の後端近くに中子ピン(404)によって形成さ
れた開口に第3ケーブル(218)の一部分が見えてい
る。
発明の効果 本発明の電気コネクタは、接触子担持部分が板状且
つ、担持部分のみぞの後端にテーパ面が形成されてお
り、電気信号伝送ケーブルの信号導体及びアース導体は
このテーパ面によって各々偏向されて端子に成端され、
接触子担持部分と電気信号伝送ケーブルの端部をモール
ド型で押圧して誘電体で一体にオーバーモールドしてカ
バー部材を形成しているので次の効果を奏する。
即ち、電気信号伝送ケーブルの端部は、接触子担持部
分のテーパ面によって無理に曲げられることなう円滑に
端子に導入されて接続され、また端部は、端子と共にそ
の位置が保持された状態でオーバーモールドされるの
で、ケーブル端部及び端子を確実に保持し、優れた応力
緩和作用を呈する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
本発明の実施例を示す添附図面において、第1図は二つ
の端子アセンブリを前ハウジング部材から分解して示す
本発明コネクタの斜視図である、第2図は成端およびオ
ーバーモールドによって端子アセンブリになる前の端子
サブアセンブリの一つの斜視図であって接触子担持部
材、信号端子およびこれを分離させたアース板およびそ
の後方に分解されたケーブル端を示す。第3図は第2図
の線3−3による端子サブアセンブリの縦断面図、第4
図は端子を取付けてこれに導体を接続させたあとの、第
3図の端子サブアセンブリの縦断面図である。第5図は
アース板タブに溶接された端子の、下からの拡大斜視図
である。第6A図および第6B図は端子サブアセンブリ内の
信号端子に信号導体を溶接する前後の部分平面図であ
る。第7図は端子サブアセンブリにおいて担持体内の合
流するみぞに通されアース板に単一の溶接で成端された
1対のアース導体の拡大斜視図である。第8図はオーバ
ーモールドされた端子アセンブリの縦断面図、第9図お
よび第10図は結合されて前ハウジングに挿入される前後
の、第8図の端子アセンブリの対の縦断面図である。第
11A図および第11B図は端子アセンブリのハウジングへの
ラッチ止めを示す。第12図は本発明のコネクタアセンブ
リの第2実施例の、端子をハウジングから分解し準備さ
れた伝送ケーブルを端子から分解して示す、アセンブリ
成端およびオーバーモールド前の斜視図、第13図は第12
図のコネクタアセンブリの組立オーバーモールド後の斜
視図、第14図は第12図の線14−14によるハウジングおよ
び端子の縦断面図、第15図はハウジング内の端子および
これに成端さるべきケーブル導体の、第12図の線15−15
による縦断面図、第16図は第15図のハウジング付き端子
に導体を成端したところを示す。第17図は第16図の成端
済みサブアセンブリのオーバーモールド後の状態を示
し、型は仮想線で表わされる。第18図ないし第21図はそ
れぞれ相隣る信号およびアース端子がハウジングから分
解された状態、信号およびアース導体を受入れるべくハ
ウジング内に固着された状態、それぞれの導体に成端さ
れた状態およびオーバーモールドされた状態を、ハウジ
ングの上部を切欠いて示す部分平面図である。 10,212……前ハウジング 12……端子アセンブリ 14,18……ラッチ部材 22,214,216……端子 24,222……端子受入通路 30,220……カバー部材 42……接触子担持部材 44,236……みぞ 238……接触子担持部分 62……アース板 150,218……電気信号伝送ケーブル 152,260……信号導体 154,262……導体 266,278……テーパ面 200,300……電気コネクタ 400……モールド型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−38988(JP,U) 実開 昭59−79986(JP,U) 実公 昭57−55758(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号導体及びアース導体を含む電気信号伝
    送ケーブル用の電気コネクタにおいて、 前端から後端に向けて複数列状に形成された複数の端子
    受入通路を有する前ハウジングと、 一面に夫々平行に形成された複数のみぞに前記電気信号
    伝送ケーブルの信号導体に成端された複数の端子が配置
    され、他面に前記電気信号伝送ケーブルのアース導体に
    成端されるアース板が配置された接触子担持部材及び前
    記電気信号伝送ケーブルの端部を誘電体で一体にオーバ
    ーモールドして形成した、複数の平板状端子アセンブリ
    とを具え、 該端子アセンブリを相互に重ね合わせて、前記前ハウジ
    ング内に挿入し、前記端子アセンブリの前端から延出す
    る前記端子の接触区分を前記端子受入通路内に配置し
    て、前記前ハウジング及び前記端子アセンブリの両端に
    形成されたラッチ部材で相互に固定することを特徴とす
    る電気コネクタ。
  2. 【請求項2】信号導体及びアース導体を含む電気信号伝
    送ケーブル用の電気コネクタにおいて、 前端から後端に向けて複数列状に形成された複数の端子
    受入通路を有する前ハウジングと、 該前ハウジングの後端中央部分に板状に一体形成され、
    両面に複数のみぞ及び該みぞの後端にテーパ面が形成さ
    れた接触子担持部分と、 該接触子担持部分の前記みぞに配置され、前記テーパ面
    によって各々偏向された、前記電気信号伝送ケーブルの
    信号導体及びアース導体に成端される複数の端子と、 前記接触子担持部分及び前記電気信号伝送ケーブルの端
    部を、モールド型で押圧して誘電体で一体にオーバーモ
    ールドして形成したカバー部材とを具えることを特徴と
    する電気コネクタ。
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