JP3400386B2 - 光ファイバ通信ケーブルの保護構造 - Google Patents

光ファイバ通信ケーブルの保護構造

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永男 松橋
良治 太田
哲克 中山
郁見 小林
博 長沼
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株式会社ユアテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土中に埋設する方
式の光ファイバ通信ケーブルを保護し、折れ曲がり、断
線、および水の付着を阻止する構造に関する。さらに詳
しく言えば、何本ものケーブルを接続して延長した光フ
ァイバ通信ケーブルの接続箇所を収納するケースと、ケ
ーブルの接続箇所以外を収納する鞘管とを連結する構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信ケーブルを土中に埋設す
る場合には、ケーブル自体ならびにケーブルの接続箇所
を保護する必要がある。従来の保護構造としては、図6
に示すように、ケーブル91の接続箇所92を収納する
ケース93を土中に間隔を開けて埋設すると共に、ケー
スに開けた抜孔94の間をベローズ95によって連結
し、さらに、ベローズの内側に配置された鞘管96の中
にケーブルの略全長を収納する構造が知られている。ベ
ローズの役目は、温度変化に伴ってケーブルが伸縮する
場合でも、抜孔と鞘管の隙間からケース内および鞘管内
に水が浸入しないようにすることである。また、鞘管の
役目は、外力が加わった場合でもケーブルが折れ曲がっ
たり、断線しないように保護することである。
【0003】従来の構造において、ケースの間隔と同じ
長さを必要とするベローズは、材料費がかさむ要因とな
っていた。また、従来の構造は、施工作業においては、
長さが数百メートルもあるケーブルを鞘管内に通すだけ
でなく、ベローズ内に鞘管を通さなくてはならないの
で、非常に面倒であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記実情を考慮して開
発された本発明の目的は、従来に比べて安価で、しかも
施工作業の容易な光ファイバ通信ケーブルの保護構造を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の光ファイバ通信ケーブルの保護構造は、光ファイバ
通信ケーブルの接続箇所を収納するケースを、土中に間
隔を開けて埋設し、ケーブルの略全長を収納する鞘管を
ケース間に配置すると共に、ケースに有する抜孔からケ
ース内に鞘管の各端部を突入して設け、ケース内で鞘管
の先端部と抜孔の間に、鞘管の外側を取り囲む状態でケ
ーブルの長手方向に伸縮自在なコネクタを介在し、コネ
クタの一端部で抜孔の周辺壁を挟持すると共に、コネク
タの他端部で鞘管の端部を挟持することによって、ケー
ス内および鞘管内への水の浸入を阻止したことを特徴と
する。
【0006】「ケーブルの略全長」とは、ケーブルの接
続箇所と、接続箇所の近傍部分の双方を除く部分のこと
である。
【0007】上記した請求項1記載の発明は、ケース内
の空間にコネクタを収納した構造なので、コネクタは伸
縮性能を充分に発揮できることになる。温度変化によっ
て鞘管がケーブルと共に伸縮して、鞘管の先端と抜孔と
の間隔が変わった場合でも、前記理由によってコネクタ
が同時に伸縮するので、ケース内および鞘管内への水の
浸入を完全に阻止できる。
【0008】コネクタが従来の構造で用いたベローズに
比べて格段に短いことを以下に証明する。従来の構造で
用いたベローズはケース間の間隔と等しい長さである。
ケース間の間隔よりケースの全長は遥かに短い。コネク
タは、ケース内に収納される構造なので、当然、ケース
の全長より短い。従って、コネクタは従来の構造で用い
たベローズに比べて格段に短いと言える。
【0009】請求項1記載の光ファイバ通信ケーブルの
保護構造は、コネクタの具体的な構造については記載し
てないが、請求項2記載の発明のように、前記コネクタ
を、雄ネジ付きの内筒、雌ネジ付きの外筒、伸縮自在な
ベローズ、環状のパッキン、一対の締付具、とから構成
し、抜孔に挿入した内筒に備わる鍔と、内筒に捩じ込ん
だ外筒の端面との間に抜孔の周辺壁を、パッキンを介在
する状態で挟持し、外筒もしくは内筒の外側にベローズ
の一端部を一方の締付具によって固定すると共に、ベロ
ーズの他端部を鞘管の先端部の外側に他方の締付具によ
って固定することを特徴とする構造であっても良い。
【0010】「外筒もしくは内筒の外側にベローズの一
端部を一方の締付具によって固定する」とは、締付具に
よってベローズの一端部を固定する部分を、外筒に設け
る構造と、内筒に設ける構造を含む概念である。
【0011】コネクタの取付け作業は、内筒、パッキ
ン、外筒およびベローズの各部品を鞘管の外側に通すと
共に、内筒を抜孔に挿入し、内筒に外筒を捩じ込み、ベ
ローズと鞘管、ならびにベローズと内筒もしくは外筒を
締付具によってそれぞれ固定するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図面に基づいて本発明を説明す
る。図5に示すように本発明の光ファイバ通信ケーブル
の保護構造の第一実施形態は、ケーブル1の接続箇所2
を開閉可能なケース3内に収納し、ケーブル1の略全長
を収納する鞘管4の各端部をケース3の抜孔5から内部
に突入すると共に、ケース3内で鞘管4の先端部と抜孔
5の周辺壁6を伸縮自在なコネクタ7を用いて接合し、
コネクタ7と周辺壁6との接合部分のシール、並びにコ
ネクタ7と鞘管4との接合部分のシールを共に確保した
構造である。
【0013】コネクタ7と周辺壁6との接合部分のシー
ルは、周辺壁6にコネクタ7の一端部を挟持する状態で
取付ける構造である。また、コネクタ7と鞘管4との接
合部分のシールは、コネクタ7の他端部を鞘管4の先端
部に挟持する状態で取付ける構造である。
【0014】コネクタ7は図1および図2に示すように
六つの部品、雄ネジ付きの内筒8、雌ネジ付きの外筒
9、伸縮自在なベローズ10、環状のパッキン11、大
小の締付具12,13から構成してある。次に、各部品
の詳細を述べる。
【0015】内筒8は、内径を鞘管4の外径より大き
く、外径を抜孔5より僅かに小さく形成し、一端部の外
周に沿って鍔14を突設し、他端部の外周面に雄ネジ1
5を形成したものである。外筒9は、雄ネジ15に捩じ
込む雌ネジ16を一端部の内周面に形成すると共に、鍔
14に対応する張出し片17を一端部の外周に沿って突
設し、外周面の一部に係止溝18を周方向に沿って設け
てある。ベローズ10は弾性素材を用いており、蛇腹1
9の両端部に筒状の取付部20,21を延長して設け、
一方(図中、左側)の取付部20を、外筒9の外径より
僅かに小さく形成すると共に、内周面の一部に係止溝1
8に嵌まる凸条22を周方向に沿って設け、他方(右
側)の取付部21を鞘管4の外径より僅かに小さく形成
してある。締付具12,13は、針金23の口径を狭め
ることによって二つの部品を連結するもので、より詳し
く言えば、左右に間隔を開けて配置したC字状の針金2
3の両端部に平板24を、上下(図面に対して垂直方
向)に間隔を開けて対向する状態で固定し、各平板24
の中央部に通孔を開け、ボルトB、ナットで両平板2
4,24の間隔を狭める構造である。通孔およびナット
は図面に記載してない。
【0016】上記したコネクタ7を取付ける作業は、例
えば以下の手順で行う。まず、ケーブル1の略全長を収
納した鞘管4の端から内筒8、パッキン11を順番に挿
入し、次に、鞘管4を抜孔5に通し、その後、鞘管4に
外筒9、ベローズ10を順に挿入する。続いて、内筒8
に外筒9を捩じ込み、その後、外筒9の外側にベローズ
10の取付部20を挿入し、係止溝18に凸条22を嵌
め込んで位置決めする。位置決めを容易にするために、
外筒9の一端部の外径を段差状に小さくし、取付部20
の端面が段差部分に当接するようにしてある。最後に、
外筒9と取付部20の重なりあった部分に締付具12を
締め付けて固定すると共に、取付部21に締付具13を
締め付けて鞘管4に固定する。なお、締付具12,13
が横ずれして外れないように取付部20,21の外周面
に沿って突部Pを設けてある。
【0017】本発明の第二実施形態は図3に示すよう
に、内筒8の中間部の外周面に雄ネジ15を設けると共
に、外筒9の内面全域に雌ネジ16を設け、鍔14と反
対側の端部の外径を雄ネジ部分より小さく形成し、小径
部分にベローズ10の取付部20を固定してあることを
特徴とする。
【0018】本発明の第三実施形態は図4に示すよう
に、内筒8の外周面の中間部に鍔14を設け、鍔14を
境にして一端部をケース3内に配置すると共に、他端部
を抜孔5からケース3外に向かって突出し、一端部の外
周面に取付部20を固定し、他端部に設けた雄ネジ15
に外筒9を捩じ込んだことを特徴とする。
【0019】本発明は上記した実施形態に限定されるも
のではない。たとえば第一実施形態において、内筒8の
雄ネジ15を長く形成すると共に、外筒9の内周面の全
域に雌ネジ16を形成する構造であっても良い。このよ
うにすれば、ケース3の肉厚が多少異なっていても、内
筒8と外筒9で周辺壁6を挟持することができるので、
肉厚毎に大きさの異なる内筒8および外筒9を用意しな
くてすむ。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、ケース内に収納
した伸縮自在なコネクタが、従来の構造で用いたベロー
に比べて格段に短い構造なので、コストを低く抑える
ことができる。また、コネクタを鞘管に挿入する作業
が、短いので迅速に行えるようになり、その結果、ケー
ブルを土中に埋設する施工作業全体が従来に比べて容易
となる。
【0021】請求項2記載の発明は、コネクタを上記し
た部品から構成してあるので、コネクタを取付ける場合
に、部品の挿入、捩じ込み、締付けの各作業を行うだけ
で良くなり、施工作業が非常に容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ通信ケーブルの保護構造の
第一実施形態の要部を拡大した一部切欠正面図である。
【図2】図1中に示されたコネクタを分解した図面であ
る。
【図3】本発明の第二実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図4】本発明の第三実施形態を示す要部断面図であ
る。
【図5】本発明の全体を示す説明図である。
【図6】従来の光ファイバ通信ケーブルの保護構造の全
体を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ通信ケーブル(ケーブル) 2 接続箇所 3 ケース 4 鞘管 5 抜孔 6 周辺壁 7 コネクタ 8 内筒 9 外筒 10 ベローズ 11 パッキン 12,13 締付具 14 鍔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 哲克 福島県福島市鳥谷野字二ツ石9−3 (72)発明者 小林 郁見 宮城県仙台市太白区長町南4丁目29−7 (72)発明者 長沼 博 宮城県仙台市青葉区桜ケ丘6丁目1−18 フラッツ桜ケ丘B103 (56)参考文献 特開 平3−260607(JP,A) 実開 平9−227(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00 H02G 15/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ通信ケーブル(1)の接続箇
    所(2)を収納するケース(3)を、土中に間隔を開け
    て埋設し、ケーブル(1)の略全長を収納する鞘管
    (4)をケース(3,3)間に配置すると共に、ケース
    (3)に有する抜孔(5)からケース(3)内に鞘管
    (4)の各端部を突入して設け、ケース(3)内で鞘管
    (4)の先端部と抜孔(5)の間に、鞘管(4)の外側
    を取り囲む状態でケーブルの長手方向に伸縮自在なコネ
    クタ(7)を介在し、コネクタ(7)の一端部で抜孔
    (5)の周辺壁(6)を挟持すると共に、コネクタ
    (7)の他端部で鞘管(4)の端部を挟持することによ
    って、ケース(3)内および鞘管(4)内への水の浸入
    を阻止してあることを特徴とする光ファイバ通信ケーブ
    ルの保護構造。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ(7)を、雄ネジ付きの内
    筒(8)、雌ネジ付きの外筒(9)、伸縮自在なベロー
    ズ(10)、パッキン(11)、一対の締付具(12,
    13)、とから構成し、 抜孔(5)に挿入した内筒(8)に備わる鍔(14)
    と、内筒(8)に捩じ込んだ外筒(9)の端面との間に
    抜孔(5)の周辺壁(6)を、パッキン(11)を介在
    する状態で挟持し、外筒(9)もしくは内筒(8)の外
    側にベローズ(10)の一端部を一方の締付具(12)
    によって固定すると共に、ベローズ(10)の他端部を
    鞘管(4)の先端部の外側に他方の締付具(13)によ
    って固定することを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バ通信ケーブルの保護構造。
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