JPH10243537A - サブダクト対応管路口防水装置 - Google Patents

サブダクト対応管路口防水装置

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JPH10243537A
JPH10243537A JP3933297A JP3933297A JPH10243537A JP H10243537 A JPH10243537 A JP H10243537A JP 3933297 A JP3933297 A JP 3933297A JP 3933297 A JP3933297 A JP 3933297A JP H10243537 A JPH10243537 A JP H10243537A
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JP
Japan
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duct
sub
waterproof
conduit
subduct
Prior art date
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Pending
Application number
JP3933297A
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English (en)
Inventor
Noboru Shibata
昇 柴田
Hitoshi Noujiyou
仁志 能條
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力ケーブルへ通電してもサブダクトを変形
させず、良好に地中埋設管とサブダクトとの空間を防水
できるサブダクト対応管路口防水装置を提供する。 【解決手段】 地中埋設管路1の内周面とその地中埋設
管路1内に挿通されたサブダクト3の外周面との空間に
防水材12を設けて防水するためのサブダクト対応管路
口防水装置10において、防水材12とサブダクト3と
の間に、補強パイプ16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サブダクト工法が
適用された管路の管路口に防水処理を施すためのサブダ
クト対応管路口防水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地中配電網を有効活用して情報通
信網を構築するために、サブダクト工法が適用されるよ
うになった。
【0003】サブダクト工法とは、既に電力ケーブルが
布設されている地中埋設管等の管路の空スペースに通信
ケーブル等を追加して布設すべく、難燃PVC(ポリ塩
化ビニル)パイプ(以下、サブダクトと記す。)を併設
しそのサブダクト内へ通信ケーブル等を布設する工法で
ある。
【0004】通常、地中埋設管等の管路の管路口は、管
路内への水の流入を防ぐために、管路口防水装置を取り
付ける。これはサブダクト工法を適用した管路の場合も
同様である。
【0005】図4、図5に電力ケーブルにサブダクトを
併設した地中埋設管への管路口防水装置の取付状況を示
す。尚、電力ケーブルは、3本のケーブルが一括されて
三角形状に設けられたトリプレックス型のものを用いた
例で説明する。
【0006】図4に示すように、地中埋設管路1の内部
に3本のケーブル2a,2b,2cからなるトリプレッ
クス型電力ケーブル2と、サブダクト3とが挿通されて
おり、その地中埋設管路1と電力ケーブル2及びサブダ
クト3との空間を埋めるように、管路口防水装置4が設
けられている。
【0007】従来の管路口防水装置4は、圧下変形可能
な防水パッキンや防水パテ(粘土状物質)で形成した防
水材5と、その防水材5に加圧するパッキン締付け用ボ
ルト6とから構成されており、この防水材5には、図示
されていないが、予め電力ケーブル2とサブダクト3を
挿通するための挿通穴5hがそれぞれに対応して形成さ
れている。
【0008】この管路口防水装置4を、内部に電力ケー
ブル2とサブダクト3とが併設された地中埋設管路1の
管路口に施工するに際しては、図5に示すように、挿通
穴5hに電力ケーブル2とサブダクト3を挿通すると共
に管路口を通して地中埋設管路1内に防水材5を挿入し
た後、パッキン締付け用ボルト6を締め込んで防水材5
を地中埋設管路1の径方向に膨張させる。
【0009】この締め込みを適度に調節することによ
り、地中埋設管路1の内周面と防水材5、電力ケーブル
2、及びサブダクト3との外周面に面圧が加わり、防水
効果が得られる。
【0010】また、これ以外の管路口防水装置4とし
て、地中埋設管路1と電力ケーブル2、サブダクト3と
の間に防水パテを詰め込み、その前後(両側)から締付
け用パッキン及びボルト・ナットで締め付けるものもあ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の管路口防水装置4は、サブダクト3と電力ケーブル2
を締め付けて防水しているので、サブダクト3に管路口
防水装置4を施工した状態で電力ケーブル2へ通電した
場合、電力ケーブル2が通電により発熱して温度上昇
し、サブダクト3は熱可塑性プラスチック材であるため
に高温時に軟化してしまい、サブダクト3が変形してし
まう可能性が大きかった。
【0012】このサブダクト3が変形すると、変形がサ
ブダクト3内へ通信ケーブル等を布設する前に発生した
場合には、通信ケーブルの通線作業に支障を来し、また
変形がサブダクト3内へ通信ケーブル等を布設した後に
発生した場合には、その通信ケーブルに側圧が加わり、
通信ケーブルが光ファイバーケーブルであると損失が増
えてしまうという問題があった。
【0013】さらに、サブダクト3が変形した部分で
は、防水材5の締付け力が低下して防水材5とサブダク
ト3との間に隙間が生じ、防水効果が低下するという問
題があった。
【0014】そこで、本発明の目的は、電力ケーブルへ
通電してもサブダクトを変形させず、良好に地中埋設管
とサブダクトとの空間を防水できるサブダクト対応管路
口防水装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、管路の内周面とその管路内に挿通
されたサブダクトの外周面との空間に防水材を設けて防
水するためのサブダクト対応管路口防水装置において、
上記防水材とサブダクトとの間に補強パイプを設けたも
のである。
【0016】請求項2の発明は、上記補強パイプの外周
に常温収縮チューブを覆設したものである。
【0017】請求項3の発明は、管路の内周面とその管
路内に挿通されたサブダクトの外周面との空間に防水材
を設けて防水するためのサブダクト対応管路口防水装置
において、上記防水材とサブダクトとの間に断熱層を形
成したものである。
【0018】上記構成によれば、サブダクト対応管路口
防水装置は、補強パイプにより、サブダクトを直接締め
付けることがなく、また、電力ケーブルへ通電した際
に、電力ケーブルが発熱して温度上昇しても、サブダク
トは補強パイプ又は断熱層により外周が保護されている
ので、サブダクトが変形しない。従って、サブダクト工
法が適用された地中埋設管路の管路口を良好に防水でき
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照しながら詳述する。
【0020】図1に本発明にかかるサブダクト対応管路
口防水装置の構造を示す。
【0021】尚、電力ケーブルは、3本のケーブルが一
括されて三角形状に設けられたトリプレックス型のもの
を用いた例で説明する。
【0022】図1に示すように、本発明にかかる管路口
防水装置10は、内部に3本のケーブル2a,2b,2
c(ケーブル2aは図示されていない。)からなるトリ
プレックス型電力ケーブル2とサブダクト3とが挿通さ
れた地中埋設管路1内に、その地中埋設管路1と電力ケ
ーブル2及びサブダクト3との空間を区画して設けられ
る。
【0023】サブダクト対応管路口防水装置10は、圧
下変形可能な防水材としての防水パッキン12と、その
防水パッキン12に加圧するパッキン締付け用ボルト1
4と、サブダクト3を囲繞する補強パイプ16と、その
補強パイプ16をサブダクト3の周りに固定すると共に
補強パイプ16とサブダクト3との間をシールする固定
防水手段としての常温収縮チューブ18とから構成され
ている。
【0024】防水パッキン12は、所定の位置に電力ケ
ーブル2とサブダクト3を挿通するための挿通穴12h
がそれぞれに対応して形成されており、サブダクト3を
挿通するための挿通穴12hは、サブダクト3に補強パ
イプ16を取り付けた後さらにこの上に常温収縮チュー
ブ18を取り付けたものを挿通できるように、サブダク
ト3の外周よりも適宜大きく形成されている。
【0025】パッキン締付け用ボルト14は、防水パッ
キン12を挟むためのパッキン締付け板部材14pと、
このパッキン締付け板部材14pを締め付けるボルト部
材14bとで構成されており、防水パッキン12を安定
して締め付けられるように、防水パッキン12の所定の
位置に4本配設されている。
【0026】補強パイプ16は、例えば金属パイプで形
成され、サブダクト3を囲繞できるように、サブダクト
3の外周によりも補強パイプ16の内周が適宜大きく形
成されている。
【0027】固定防水手段は、サブダクト対応管路口防
水装置10が管路端の管路口に取り付けられるものであ
るために、取付け作業が狭い管路内での作業となり、非
常に作業性が悪くなってしまう。従って、管路内の作業
を削減し、作業性を向上させるため、常温収縮チューブ
18を用いる。
【0028】この常温収縮チューブ18は、収縮した時
に補強パイプ16を覆ってサブダクト3に密着できるよ
うに、補強パイプ16の長さよりも適宜長く形成されて
いると共にその内周が補強パイプ16の外周よりも適宜
大きく形成されている。
【0029】次に、サブダクト対応管路口防水装置10
の作用を説明する。
【0030】地中埋設管路1の内周面とサブダクト3及
び電力ケーブル2の外周面との空間にサブダクト対応管
路口防水装置10を取り付けるに際しては、防水処理を
施すサブダクト3上の所望の位置に補強パイプ16を取
り付け、この補強パイプ16を覆うように常温収縮チュ
ーブ18を取り付ける。常温収縮チューブ18は、時間
と共に縮径して補強パイプ16に密着すると共に両端が
サブダクト3に密着する。これにより、補強パイプ16
がサブダクト3の周りに固定されると共に、補強パイプ
16とサブダクト3との間がシールされる。そして、防
水パッキン12のそれぞれの挿通穴12hにサブダクト
3と電力ケーブル2を通して、防水パッキン12を地中
埋設管路1内に挿入する。これにより、電力ケーブル2
及びサブダクト3の外周面と地中埋設管路1の内周面と
の空間がほぼ埋められる。そして、パッキン締付け用ボ
ルト14を適度に締め込む。防水パッキン12は、パッ
キン締付け用ボルト14を締め込むに従って地中埋設管
路1の径方向に膨張する。これにより、地中埋設管路1
と防水パッキン12、及び電力ケーブル2と防水パッキ
ン12との間に面圧が加わって密着し、空間がほぼ隙間
なくシールされる。また、この時、サブダクト3は補強
パイプ16にて保護されているため、防水パッキン12
の締付け力がサブダクト3に直接加わることはない。
【0031】そして、サブダクト対応管路口防水装置1
0を取り付けた後、電力ケーブル2に通電した際には、
電力ケーブル2が発熱してサブダクト対応管路口防水装
置10の温度が上昇し、サブダクト3も温度が上昇して
軟化する。しかし、サブダクト3は、補強パイプ16に
より外周が保護されているので、変形しない。
【0032】次に、サブダクト対応管路口防水装置10
の変形例を図3を用いて説明する。
【0033】図3に示すサブダクト対応管路口防水装置
20は、図1に示した補強パイプ16及び常温収縮チュ
ーブ18に代えて、断熱層25を形成したものである。
【0034】断熱層25は、サブダクト3に断熱材を巻
くなどして形成される。
【0035】この断熱層25により、電力ケーブル2が
発熱して温度が上昇しても、サブダクト3には熱が伝わ
らず、サブダクト3が変形しない。さらに、サブダクト
3内に通す通信ケーブルが光ファイバーである場合に、
光ファイバーは熱による悪影響を受けない。
【0036】尚、本実施の形態にあっては、補強パイプ
16は、金属パイプを用いたが、高温時に防水パッキン
12の締付け力に耐える材質であれば何でも良く、例え
ば耐熱プラスチックでも良い。
【0037】また、サブダクト−金属パイプ間の固定防
水手段は、常温収縮チューブ18を用いたが、作業性を
考慮しなければ、テープ巻、高温収縮チューブ等でも良
い。
【0038】更に、本実施の形態では、防水材として防
水パッキンを用いたが、防水パテや防水パテを締付け用
パッキンで挟んたもの等を用いるなど、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0039】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、サブダク
ト対応管路口防水装置は、補強パイプにより、サブダク
トを直接締付けることがなく、また、電力ケーブルへ通
電した際に電力ケーブルが発熱して温度上昇しても、サ
ブダクトは補強パイプ又は断熱層により外周が保護され
ているので、サブダクトが変形しない。従って、サブダ
クト工法が適用された地中埋設管路の管路口を良好に防
水できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるサブダクト対応管路口防水装置
を示す側断面図である。
【図2】本発明にかかるサブダクト対応管路口防水装置
を示す正断面図である。
【図3】図1のサブダクト対応管路口防水装置の変形例
を示す側断面図である。
【図4】従来の管路口防水装置を示す側断面図である。
【図5】従来の管路口防水装置を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 地中埋設管路 2 トリプレックス型電力ケーブル 3 サブダクト 10 サブダクト対応管路口防水装置 12 防水パッキン 14 パッキン締付け用ボルト 16 補強パイプ 18 常温収縮チューブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路の内周面とその管路内に挿通された
    サブダクトの外周面との空間に防水材を設けて防水する
    ためのサブダクト対応管路口防水装置において、上記防
    水材とサブダクトとの間に補強パイプを設けたことを特
    徴とするサブダクト対応管路口防水装置。
  2. 【請求項2】 補強パイプの外周に常温収縮チューブを
    覆設した請求項1記載のサブダクト対応管路口防水装
    置。
  3. 【請求項3】 管路の内周面とその管路内に挿通された
    サブダクトの外周面との空間に防水材を設けて防水する
    ためのサブダクト対応管路口防水装置において、上記防
    水材とサブダクトとの間に断熱層を形成したことを特徴
    とするサブダクト対応管路口防水装置。
JP3933297A 1997-02-24 1997-02-24 サブダクト対応管路口防水装置 Pending JPH10243537A (ja)

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JP (1) JPH10243537A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007274814A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Furukawa Electric Co Ltd:The バスダクト
JP2008131733A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Nishiyama:Kk 管路口防水装置
KR101497335B1 (ko) * 2014-11-26 2015-03-03 이윤정 지중 배전선로의 보호관

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007274814A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Furukawa Electric Co Ltd:The バスダクト
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