JP3054170B2 - ケーブル接続構造 - Google Patents

ケーブル接続構造

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JP3054170B2
JP3054170B2 JP2164688A JP16468890A JP3054170B2 JP 3054170 B2 JP3054170 B2 JP 3054170B2 JP 2164688 A JP2164688 A JP 2164688A JP 16468890 A JP16468890 A JP 16468890A JP 3054170 B2 JP3054170 B2 JP 3054170B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、光ファイバケーブルやメタルケーブル等を
接続する接続部分の気密性を高めたケーブル接続構造に
関する。
<従来の技術> 一般に、光ファイバケーブルやメタルケーブルを用い
て信号や電力等を長距離伝送する場合には、各ケーブル
を相互に接続することが必要となる。ここで、ケーブル
の接続部分に湿気が混入すると、メタルケーブルでは絶
縁抵抗が低下して混線を生じたり、電食のために断線を
起こしたりする。また、光ファイバケーブルでは、伝送
損失の増加をもたらすなどの不具合を生じる。
そのため、従来技術では、第3図および第4図に示す
ように、ケーブルの接続部分を気密保持できるようにし
た構造のものが提供されている。この従来例のものは、
筒状をしたプラスチック製の接続ケース1を有し、この
接続ケース1の長手方向の全長にわたってケーブル挿入
用の開閉スリット2が形成され、この開閉スリット2の
つば部3には左右から締結金具4が挿入され、両締結金
具4がバンド5で締結されている。また、接続ケース1
の内部には、ケーブル6の心線接続部8や外被把持部10
が設けられている。一方、接続ケース1の長手方向の両
端部には、それぞれ該接続ケース1の開口部分を封止す
るプラスチック製の端面板12が設けられ、各端面板12の
ケーブル挿通孔14にケーブル6が挿通されている。上記
の各端面板12は、一対の突き合わせ部材15、16からな
り、両突き合わせ部材15、16がラッピングバンド18で一
体的に締結されている。
ケーブル6を互いに接続する際には、ケーブル6の心
線を心線接続部8にて接続するとともに、外被を外被把
持部10で把持する一方、ケーブル6の端面板12の取り付
け箇所にテープ状に形成された粘土質のシール材19を巻
き付け、また、端面板12を構成する突き合わせ部材15、
16の対向面にも同様の材質のシール材19を取り付けてか
ら両突き合わせ部材15、16を突き合わせた後、ラッピン
グバンド18で両者を一体的に締結する。さらに、この端
面板12の外周部にも同様の材質の棒状シール材19を巻き
付ける。そして、上記の心線接続部8や外被把持部10を
接続ケース1内に収納するとともに、端面板12の外周部
を接続ケース1の端部で外囲する。そして、開閉スリッ
ト2の対向面の部分にも上記と同様の材質の棒状シール
材を介設してから、開閉スリット2のつば部3に左右か
ら締結金具4を挿入してバンド5で締結する。これによ
り、接続ケース1の内部が密閉される。
<発明が解決しようとする課題> このように、従来は、接続ケース1の両端部に設けら
れた端面板12とケーブル6との間に粘土質のシール材19
を介在させることにより気密を保持していた。
しかし、上記のシール材19は粘土質のものであるか
ら、一旦塑性変形してしまうと、元の形状に復帰しな
い。したがって、たとえば、端面板12が熱サイクルを受
けて膨張、収縮を繰り返した場合には、シール材19とケ
ーブル6あるいは端面板12との間に隙間が生じてシール
効果が不十分となる場合があった。これを防ぐには、端
面板12のケーブル挿通孔14の口径をケーブル6の外径に
できるだけ一致させるとともに、ラッピングバンド18の
締め付け力を高めることが考えられるが、このようにす
ると、ケーブル6に曲げ応力が加わったような場合に
は、端面板12のケーブル挿通孔14のエッジでケーブル6
を損傷することがある。
さらに、ケーブル6の外径は種々のものがあるので、
従来は、それに合わせて、現場で端面板12のケーブル挿
通孔14を穿設しており、失敗等があった場合には、再
度、端面板12を交換しなければならない等の問題があっ
た。
<課題を解決するための手段> 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、従来に比較して端面板のケーブル挿通部分におけ
るシール効果を高めるとともに、ケーブル外径の異なる
ものに対しても端面板のサイズを変更することなく容易
に対応できるようにするものである。
そのため、本発明は、筒状をしたプラスチック製の接
続ケースを有し、この接続ケースの長手方向の両端部に
は、それぞれ該接続ケースの開口部分を封止するプラス
チック製の端面板が設けられ、各端面板を境にして接続
ケースの外部から内部にそれぞれケーブルが挿通されて
両ケーブルが接続ケース内部において互いに接続されて
なり、接続ケースの内部の圧力が外部の圧力より高く構
成されてなるケーブル接続構造であって、次の構成を採
る。
すなわち、本発明のケーブル接続構造では、端面板に
は貫通孔が形成され、この貫通孔にはゴム等の弾性体か
らなるブッシングが嵌着され、このブッシングの少なく
とも端面板の内壁側に位置する部分には、該内壁面に沿
って外方に張り出したフランジ部が形成されている構成
とした。
<作用> 上記構成において、端面板に形成された貫通孔にゴム
等の弾性体からなるブッシングが嵌着されているので、
端面板が熱サイクルを受けて膨張、収縮を繰り返した場
合でも、この膨張、収縮はブッシングの弾性力により吸
収されるので、シール材とケーブルあるい端面板との間
に隙間が生じるようなことはなく、シール効果が長期に
わたって十分に保たれる。
また、ブッシングには、端面板の内壁側に位置する部
分にはフランジ部が形成されているので、気密性検出あ
るいはガス保守のために、接続ケースの内部にガスを流
し、接続ケースの内部の圧力が外部の圧力より高く構成
されているので、内部ガスの圧力によってブッシングの
フランジ部が端面板に押し付けられた状態になって自己
シール効果が生じ、気密性が一層改善される。
さらに、ケーブルの外径が異なるものに対しても、端
面板の貫通口の大きさは同じでよく、ケーブル挿通孔の
大きさの異なるブッシングを準備しておくだけで済むか
ら、ケーブル外径の異なるものに対しても容易に対応で
きるようになる。
<実施例> 第1図は本発明の実施例に係るケーブル接続構造の接
続ケース端面部分における断面図、第2図はケーブルに
ブッシングを取り付けた状態を示す斜視図であり、第3
図および第4図に示した従来例に対応する部分には同一
の符号を付す。
この実施例の特徴は、端面板12にはケーブル6の外径
よりも十分に大きな口径を有する貫通孔20が形成され、
この貫通孔20にゴム等の弾性体からなるブッシング22が
嵌着されている。このブッシング22は、中央部にケーブ
ル挿通孔24が設けられ、また、両端部にはフランジ部2
6、28が形成されており、さらに、ブッシング22の外壁
からケーブル挿通孔24に至るまで切り裂いたスリット30
が軸方向に沿って一箇所設けられている。その他の構成
は、第3図に示した従来例の場合と同様である。
上記のブッシング22の硬さは、シャア硬さでD40〜70
程度が好ましい。その理由は、これよりも柔らかいと、
外圧に対して容易に変形するため、フランジ部26、28を
設けた効果が不十分となり、逆に硬すぎると、外圧が加
わっても変形しないために、熱サイクルを受けた場合の
シール効果が不十分となるからである。また、スリット
30を設けているのは、ケーブル6の挿入作業を容易にす
るとともに、ケーブル6の外径に多少のばらつきがあっ
てもブッシング22が周方向に沿って締まってケーブル6
に十分に密着するようにするためである。
上記のブッシング22および端面板12をケーブル6に組
み付けるには、端面板12およびブッシング22が取り付け
られるケーブル6の所定箇所にテープ状に形成された粘
土質のシール材19を巻き付けた後にブッシング22を外嵌
し、このブッシング22の外周部をバンド線等で仮止めし
た後、このブッシング22の外周部に同様のテープ状のシ
ール材19を巻き付ける。一方、端面板12を構成する突き
合わせ部材15、16の対向面にも同様のシール材を取り付
けてからブッシング22の上から両突き合わせ部材15、16
を突き合わせてラッピングバンド18で両者15、16を一体
的に締結する。以下の手順は、従来例の場合と同様であ
る。
上記構成において、端面板12に形成された貫通孔20に
ゴム等の弾性体からなるブッシング22が嵌着されている
ので、端面板12が熱サイクルを受けて膨張、収縮を繰り
返した場合でも、この膨張、収縮はブッシング22の弾性
力により吸収される。したがって、ケーブル6とブッシ
ング22との間や、ブッシング22と端面板12との間に隙間
が生じるようなことはなく、シール効果が長期にわたっ
て十分に保たれる。
また、ブッシング22の両端部分には、フランジ部26、
28が形成されているので、気密性検出あるいはガス保守
のために、接続ケース1の内部にガスを流し、接続ケー
ス1の内部の圧力が外部の圧力より高く構成されている
ので、内部ガスの圧力によってブッシング22の接続ケー
ス1内部側のフランジ部28が端面板12に押し付けられた
状態になるため、自己シール効果が生じて気密性が一層
改善される。
さらに、ケーブル6の外径が異なるものに対しては、
これに合わせて、ブッシング22のケーブル挿通孔24の口
径が異なるものを予め数種類、準備しておけばよく、端
面板12の貫通孔20の口径はブッシング22の外径に合わせ
たものを製作すればよいから、端面板12の形状は一定の
もので済む。
<発明の効果> 本発明によれば、従来に比較して端面板のケーブル挿
通部分におけるシール効果が高められるとともに、ケー
ブル外径の異なるものに対しても端面板のサイズを変更
することなく容易に対応することができ、コストダウン
が図れる等の優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施例を示し、第1図は
ケーブル接続構造の接続ケース端面部分における断面
図、第2図はケーブルにブッシングを取り付けた状態を
示す斜視図である。 第3図および第4図は従来例を示し、第3図はケーブル
接続構造の全体を示す分解斜視図、第4図はケーブル接
続構造の接続ケース端面部分における断面図である。 1…接続ケース、2…開閉スリット、6…ケーブル、12
…端面板、19…シール材、20…貫通孔、22…ブッシン
グ、26、28…フランジ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−49807(JP,A) 実開 昭57−2578(JP,U) 実開 昭59−9731(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/70 G02B 6/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状をしたプラスチック製の接続ケースを
    有し、この接続ケースの長手方向の両端部には、それぞ
    れ該接続ケースの開口部分を封止するプラスチック製の
    端面板が設けられ、各端面板を境にして接続ケースの外
    部から内部にそれぞれケーブルが挿通されて両ケーブル
    が接続ケース内部において接続されてなり、接続ケース
    の内部の圧力が外部の圧力より高く構成されてなるケー
    ブル接続構造であって、 前記端面板には貫通孔が形成され、この貫通孔には、ゴ
    ム等の弾性体からなるブッシングが嵌着され、このブッ
    シングの少なくとも端面板の内壁側に位置する部分に
    は、該内壁面に沿って外方に張り出したフランジ部が形
    成されていることを特徴とするケーブル接続構造。
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