JP3391476B2 - 動力リフト式手押運搬車 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、手押運搬車におい
て、荷台の昇降を動力で行う動力リフト式手押運搬車に
関するものである。
て、荷台の昇降を動力で行う動力リフト式手押運搬車に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の動力リフト式手押運搬車の基本
構造は、例えば図８で示すように構成されている。それ
は荷台１０１と、荷台１０１の昇降ガイド１０５と、荷
台１０１を昇降する昇降駆動手段１１０と、上記昇降ガ
イド１０５及び昇降駆動手段１１０を搭載した手押車台
１２０とを備えている。なお、図８中の符号１２１は手
押車台１２０を構成する基台、１２２・１２３は車輪、
１２４は手押運搬用の取っ手である。
構造は、例えば図８で示すように構成されている。それ
は荷台１０１と、荷台１０１の昇降ガイド１０５と、荷
台１０１を昇降する昇降駆動手段１１０と、上記昇降ガ
イド１０５及び昇降駆動手段１１０を搭載した手押車台
１２０とを備えている。なお、図８中の符号１２１は手
押車台１２０を構成する基台、１２２・１２３は車輪、
１２４は手押運搬用の取っ手である。
【０００３】そして荷台１０１を昇降する昇降駆動手段
１１０は、従来では上記荷台１０１を昇降する油圧シリ
ンダ１１１と、油圧シリンダ１１１に圧油を供給する圧
油供給装置１１４と、圧油供給装置１１４を作動させる
電動モータ１１５と、電動モータ１１５を駆動するバッ
テリ１１６と、電動モータ１１５を駆動制御する制御器
１１８とから成る。なお、上記油圧シリンダ１１１の出
力ロッドの１１２の先端部には、滑車１２５が設けら
れ、この滑車１２５にワイヤ１２６を巻掛けてその一端
は荷台１０１に、その他端は昇降ガイド１０５のワイヤ
固定具１０６に固定されている。
１１０は、従来では上記荷台１０１を昇降する油圧シリ
ンダ１１１と、油圧シリンダ１１１に圧油を供給する圧
油供給装置１１４と、圧油供給装置１１４を作動させる
電動モータ１１５と、電動モータ１１５を駆動するバッ
テリ１１６と、電動モータ１１５を駆動制御する制御器
１１８とから成る。なお、上記油圧シリンダ１１１の出
力ロッドの１１２の先端部には、滑車１２５が設けら
れ、この滑車１２５にワイヤ１２６を巻掛けてその一端
は荷台１０１に、その他端は昇降ガイド１０５のワイヤ
固定具１０６に固定されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、以
下のような難点がある。 イ．この従来例では、昇降駆動手段１１０として油圧シ
リンダ１１１の他に、圧油供給装置１１４、電動 モー
タ１１５、バッテリ１１６を搭載しているので構造が複
雑で重く、メンテナンスに手間取り、製造コストが高く
つく。 ロ．作動中に振動等によりバッテリ液や作動油の漏れが
生じ、汚染が生じ易い。 ハ．この種の手押運搬車は、積荷とともにトラックに積
み込み、現地において動力リフト式手押運搬車として使
用されることがあるが、この従来例では、上記のように
重くてトラックへの積み下ろしが容易でない。 ニ．横積みにするとバッテリ液が漏れ出たり、そのまま
の縦向姿勢でこの動力リフト式手押運搬車を積み込むと
きは、背丈が高くなるため、トラック輸送中に転倒する
おそれがあり危険である。 ホ．作動油が非圧縮性であることから、荷台が昇降する
際に障害物に接当すると、衝撃が緩和されず荷台又は接
当物等が破損する。
下のような難点がある。 イ．この従来例では、昇降駆動手段１１０として油圧シ
リンダ１１１の他に、圧油供給装置１１４、電動 モー
タ１１５、バッテリ１１６を搭載しているので構造が複
雑で重く、メンテナンスに手間取り、製造コストが高く
つく。 ロ．作動中に振動等によりバッテリ液や作動油の漏れが
生じ、汚染が生じ易い。 ハ．この種の手押運搬車は、積荷とともにトラックに積
み込み、現地において動力リフト式手押運搬車として使
用されることがあるが、この従来例では、上記のように
重くてトラックへの積み下ろしが容易でない。 ニ．横積みにするとバッテリ液が漏れ出たり、そのまま
の縦向姿勢でこの動力リフト式手押運搬車を積み込むと
きは、背丈が高くなるため、トラック輸送中に転倒する
おそれがあり危険である。 ホ．作動油が非圧縮性であることから、荷台が昇降する
際に障害物に接当すると、衝撃が緩和されず荷台又は接
当物等が破損する。
【０００５】そこで上記不都合を解消するため、先に図
７で示すような動力リフト式手押運搬車を考案した（以
下先考案例という）。この先考案例は、従来の基本構造
を備える動力リフト式手押運搬車において、昇降駆動手
段１０が、荷台１の昇降ガイド５を兼用するとともに、
荷台１を昇降する左右一対のエアシリンダ１１と、小型
のエアコンプレッサー３０と、エアコンプレッサー３０
を駆動する小型エンジン３１と、エアコンプレッサー３
０で圧縮したエアを蓄える補助タンク３２と、補助タン
ク３２からエアシリンダ１１へ供給する圧縮エアを供給
制御する気体制御器（図示せず）とから成る。
７で示すような動力リフト式手押運搬車を考案した（以
下先考案例という）。この先考案例は、従来の基本構造
を備える動力リフト式手押運搬車において、昇降駆動手
段１０が、荷台１の昇降ガイド５を兼用するとともに、
荷台１を昇降する左右一対のエアシリンダ１１と、小型
のエアコンプレッサー３０と、エアコンプレッサー３０
を駆動する小型エンジン３１と、エアコンプレッサー３
０で圧縮したエアを蓄える補助タンク３２と、補助タン
ク３２からエアシリンダ１１へ供給する圧縮エアを供給
制御する気体制御器（図示せず）とから成る。
【０００６】なお、図７中の符号２０は手押車台２０で
あり、この手押車台２０は、基台２１と、基台２１を支
える車輪２２と、基台２１にその一端が固設された手押
運搬用取手２４を兼用する機枠とから成る。また、上記
荷台１は、各エアシリンダ１１のシリンダ外筒１３の基
端部（図上では下端部）に、各連結金具４・連結ピン３
及び各荷台支持杆２を介して組付けられている。
あり、この手押車台２０は、基台２１と、基台２１を支
える車輪２２と、基台２１にその一端が固設された手押
運搬用取手２４を兼用する機枠とから成る。また、上記
荷台１は、各エアシリンダ１１のシリンダ外筒１３の基
端部（図上では下端部）に、各連結金具４・連結ピン３
及び各荷台支持杆２を介して組付けられている。
【０００７】この先考案例は、前記ロ．ハ．ホの不都合
をある程度解消するものであるが、なお以下のような難
点がある。 ヘ．荷台１を昇降する昇降駆動手段１０としてエアシリ
ンダ１１の他に、小型のエアコンプレッサー３０、小型
エンジン３１、補助タンク３２を必要とするため、構造
が複雑でメンテナンスに手間取り、製造コストも高くつ
く。 ト．動力リフト式手押運搬車をトラックに載せて移動す
るときなど、横積みするとエンジン３１の燃料やオイル
等が漏れ出るので横積みにできない。また、そのままの
縦向姿勢でこの動力リフト式手押運搬車を積み込むとき
は、背丈が高くなるため、トラック輸送中に転倒するお
それがある。本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、上記イ〜ヘの難点を解消することを技術課題
とする。
をある程度解消するものであるが、なお以下のような難
点がある。 ヘ．荷台１を昇降する昇降駆動手段１０としてエアシリ
ンダ１１の他に、小型のエアコンプレッサー３０、小型
エンジン３１、補助タンク３２を必要とするため、構造
が複雑でメンテナンスに手間取り、製造コストも高くつ
く。 ト．動力リフト式手押運搬車をトラックに載せて移動す
るときなど、横積みするとエンジン３１の燃料やオイル
等が漏れ出るので横積みにできない。また、そのままの
縦向姿勢でこの動力リフト式手押運搬車を積み込むとき
は、背丈が高くなるため、トラック輸送中に転倒するお
それがある。本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、上記イ〜ヘの難点を解消することを技術課題
とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するもの
として、本発明が採用した手段は、前記基本構造を備え
る動力リフト式手押運搬車において、上記昇降駆動手段
１０は、上記荷台１を昇降するエアシリンダ１１と、圧
縮ガスを充填した圧縮ガスボンベ１９と、圧縮ガスボン
ベ１９からエアシリンダ１１へ供給する圧縮気体を供給
制御する気体制御器１８とから成り、上記エアシリンダ
ー１１の出力ロッド１２を下向きに立設して上記昇降ガ
イド５を構成し、上記エアシリンダー１１の外筒１３に
固定した連結金具４、上記外筒１３に沿う荷台支持杆
２、及び上記連結金具４と荷台支持杆２とを連結する連
結ピン３を介して荷台１を上記外筒１３に連結し、上記
荷台支持杆２にあけた複数のピン挿入孔３ａのいずれか
に上記連結ピン３を挿入して上記荷台１の高さを選択可
能に構成したことを特徴とするものである。
として、本発明が採用した手段は、前記基本構造を備え
る動力リフト式手押運搬車において、上記昇降駆動手段
１０は、上記荷台１を昇降するエアシリンダ１１と、圧
縮ガスを充填した圧縮ガスボンベ１９と、圧縮ガスボン
ベ１９からエアシリンダ１１へ供給する圧縮気体を供給
制御する気体制御器１８とから成り、上記エアシリンダ
ー１１の出力ロッド１２を下向きに立設して上記昇降ガ
イド５を構成し、上記エアシリンダー１１の外筒１３に
固定した連結金具４、上記外筒１３に沿う荷台支持杆
２、及び上記連結金具４と荷台支持杆２とを連結する連
結ピン３を介して荷台１を上記外筒１３に連結し、上記
荷台支持杆２にあけた複数のピン挿入孔３ａのいずれか
に上記連結ピン３を挿入して上記荷台１の高さを選択可
能に構成したことを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の作用】本発明は、上記構成により以下のように
作用する。上記荷台１は一対の昇降ガイド５に沿ってに
昇降するが、この荷台１の昇降操作は、操作者がエアシ
リンダ１１に供給する圧縮気体を気体制御器１８で制御
することにより行う。つまり、圧縮ガスを充填した圧縮
ガスボンベ１９が従来技術のバッテリ、電動モータ、圧
油供給装置や、先考案例のエアコンプレッサー３０、小
型エンジン３１、補助タンク３２に代わって、昇降駆動
源として機能する。また、エアシリンダー１１の出力ロ
ッド１２を下向きに立設して上記昇降ガイド５を構成
し、上記エアシリンダー１１の外筒１３に荷台１を連結
して昇降させるが、荷台支持杆２にあけた複数のピン挿
入孔３ａのいずれかに連結ピン３を挿入して上記荷台１
の高さを選択可能に構成したことから、例えば地上から
トラックの荷台等へ荷上げし、トラックの荷台等から地
上へ荷下ろしする場合に、その高さに応じて荷台１の高
さを適宜選択できる。
作用する。上記荷台１は一対の昇降ガイド５に沿ってに
昇降するが、この荷台１の昇降操作は、操作者がエアシ
リンダ１１に供給する圧縮気体を気体制御器１８で制御
することにより行う。つまり、圧縮ガスを充填した圧縮
ガスボンベ１９が従来技術のバッテリ、電動モータ、圧
油供給装置や、先考案例のエアコンプレッサー３０、小
型エンジン３１、補助タンク３２に代わって、昇降駆動
源として機能する。また、エアシリンダー１１の出力ロ
ッド１２を下向きに立設して上記昇降ガイド５を構成
し、上記エアシリンダー１１の外筒１３に荷台１を連結
して昇降させるが、荷台支持杆２にあけた複数のピン挿
入孔３ａのいずれかに連結ピン３を挿入して上記荷台１
の高さを選択可能に構成したことから、例えば地上から
トラックの荷台等へ荷上げし、トラックの荷台等から地
上へ荷下ろしする場合に、その高さに応じて荷台１の高
さを適宜選択できる。
【００１０】
【発明の効果】これにより、以下の効果を奏する。
イ．荷台１を昇降する昇降駆動手段１０において、圧縮
ガスボンベ１９が従来技術のバッテリ、電動モータ、圧
油供給装置に代わって機能し、また先考案例のエアコン
プレッサー３０、小型エンジン３１、補助タンク３２に
代わって機能するので、構造が簡単かつ軽量で、メンテ
ナンスが容易、しかも、製造コストが安くつく。 ロ．作動中に振動等により万一圧縮ガスが漏れても、バ
ッテリ液や作動油のような汚染が生じることもない。 ハ．動力リフト式手押運搬車をトラック等に載せて移動
するとき、横積みしても従来例のようにバッテリ液が漏
れ出たり、先考案例のように燃料やオイル等が漏れる出
ることも無いので横積みにできる。 ニ．また横積みにできるので、トラックへの積み下ろし
が容易で、移動中に転倒することもなく安全である。 ホ．しかも、作動気体が圧縮性であるから、荷台が昇降
する際に障害物に接当した場合でも、衝撃が緩和され荷
台又は接当物等が破損するおそれは無い。 ヘ．荷上げや荷下ろしする場合に、その高さに応じて荷
台１の高さを適宜選択で きるので至便である。
ガスボンベ１９が従来技術のバッテリ、電動モータ、圧
油供給装置に代わって機能し、また先考案例のエアコン
プレッサー３０、小型エンジン３１、補助タンク３２に
代わって機能するので、構造が簡単かつ軽量で、メンテ
ナンスが容易、しかも、製造コストが安くつく。 ロ．作動中に振動等により万一圧縮ガスが漏れても、バ
ッテリ液や作動油のような汚染が生じることもない。 ハ．動力リフト式手押運搬車をトラック等に載せて移動
するとき、横積みしても従来例のようにバッテリ液が漏
れ出たり、先考案例のように燃料やオイル等が漏れる出
ることも無いので横積みにできる。 ニ．また横積みにできるので、トラックへの積み下ろし
が容易で、移動中に転倒することもなく安全である。 ホ．しかも、作動気体が圧縮性であるから、荷台が昇降
する際に障害物に接当した場合でも、衝撃が緩和され荷
台又は接当物等が破損するおそれは無い。 ヘ．荷上げや荷下ろしする場合に、その高さに応じて荷
台１の高さを適宜選択で きるので至便である。
【００１１】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいてさらに
詳しく説明する。図１は本発明の実施例に係る動力リフ
ト式手押運搬車の手押運搬時の状態を示す側面図、図２
はその動力リフト式手押運搬車の停止状態を示す側面
図、図３はその平面図、図４はその正面図である。
詳しく説明する。図１は本発明の実施例に係る動力リフ
ト式手押運搬車の手押運搬時の状態を示す側面図、図２
はその動力リフト式手押運搬車の停止状態を示す側面
図、図３はその平面図、図４はその正面図である。
【００１２】この動力リフト式手押運搬車は図１〜図４
で示すように、荷台１と、荷台１を昇降ガイドする一対
の昇降ガイド５と、荷台１を昇降する昇降駆動手段１０
と、上記昇降ガイド５・昇降駆動手段１０を搭載した手
押車台２０とを備えて成る。上記手押車台２０は、基台
２１と、基台２１を支える車輪２２と、基台２１にその
一端が固設された手押運搬用取手２４を兼用する機枠
と、機枠２４の下半部に取着されたキャスター２３とか
ら成り、基台２１上には昇降ガイド５として左右一対の
エアシリンダ１１・１１が立設され、このエアシリンダ
１１を作動させる駆動源として圧縮ガスボンベ１９が搭
載されている。
で示すように、荷台１と、荷台１を昇降ガイドする一対
の昇降ガイド５と、荷台１を昇降する昇降駆動手段１０
と、上記昇降ガイド５・昇降駆動手段１０を搭載した手
押車台２０とを備えて成る。上記手押車台２０は、基台
２１と、基台２１を支える車輪２２と、基台２１にその
一端が固設された手押運搬用取手２４を兼用する機枠
と、機枠２４の下半部に取着されたキャスター２３とか
ら成り、基台２１上には昇降ガイド５として左右一対の
エアシリンダ１１・１１が立設され、このエアシリンダ
１１を作動させる駆動源として圧縮ガスボンベ１９が搭
載されている。
【００１３】この動力リフト式手押運搬車を手押運搬し
て荷物Ｗを運搬する際には、図１で示すように、上記車
輪２２とキャスター２３とで基台２１を斜めに支え、ま
た、荷物Ｗを上げ下ろしする際には、図２で示すよう
に、基台２１を接地させてエアシリンダ１１を垂直にす
るとともに、上記キャスター２３を跳ね上げておく。な
お、このとき図示しないバネの拘引力でキャスター２３
を図２で示す跳ね上げ状態に維持するように構成されて
いる。
て荷物Ｗを運搬する際には、図１で示すように、上記車
輪２２とキャスター２３とで基台２１を斜めに支え、ま
た、荷物Ｗを上げ下ろしする際には、図２で示すよう
に、基台２１を接地させてエアシリンダ１１を垂直にす
るとともに、上記キャスター２３を跳ね上げておく。な
お、このとき図示しないバネの拘引力でキャスター２３
を図２で示す跳ね上げ状態に維持するように構成されて
いる。
【００１４】上記各エアシリンダ１１は、その出力ロッ
ド１２の先端部（図上では下端部）が上記基台２１の上
面に固設され、出力ロッド１２を進退作動させることに
より、シリンダ外筒１３が昇降するように構成されてい
る。そして上記荷台１は、各シリンダ外筒１３の基端部
（図上では下端部）に固定した連結金具４、上記外筒１
３に沿う荷台支持杆２、及び上記連結金具４と荷台支持
杆２とを連結する連結ピン３を介して上記外筒１３に組
付けられ、連結金具４にあけたピン挿入孔（図示せず）
に対して、荷台支持杆２にあけた複数のピン挿入孔３ａ
のいずれかに上記連結ピン３を挿入することにより荷台
１を適当な高さに位置選択できるように構成されてい
る。
ド１２の先端部（図上では下端部）が上記基台２１の上
面に固設され、出力ロッド１２を進退作動させることに
より、シリンダ外筒１３が昇降するように構成されてい
る。そして上記荷台１は、各シリンダ外筒１３の基端部
（図上では下端部）に固定した連結金具４、上記外筒１
３に沿う荷台支持杆２、及び上記連結金具４と荷台支持
杆２とを連結する連結ピン３を介して上記外筒１３に組
付けられ、連結金具４にあけたピン挿入孔（図示せず）
に対して、荷台支持杆２にあけた複数のピン挿入孔３ａ
のいずれかに上記連結ピン３を挿入することにより荷台
１を適当な高さに位置選択できるように構成されてい
る。
【００１５】本実施例では左右一対の昇降ガイド５・５
は、上記のようにエアシリンダー１１・１１で兼用し、
また、昇降駆動手段１０は、上記荷台１を昇降させる上
記各エアシリンダ１１と、圧縮ガスを充填した圧縮ガス
ボンベ１９と、圧縮ガスボンベ１９から各エアシリンダ
１１に供給する圧縮気体を供給制御する気体制御器１８
とにより構成されており、圧縮ガスボンベ１９から供給
される圧縮気体を気体制御器１８で制御することによ
り、エアシリンダー１１を作動させて荷台１を昇降する
ように構成されている。
は、上記のようにエアシリンダー１１・１１で兼用し、
また、昇降駆動手段１０は、上記荷台１を昇降させる上
記各エアシリンダ１１と、圧縮ガスを充填した圧縮ガス
ボンベ１９と、圧縮ガスボンベ１９から各エアシリンダ
１１に供給する圧縮気体を供給制御する気体制御器１８
とにより構成されており、圧縮ガスボンベ１９から供給
される圧縮気体を気体制御器１８で制御することによ
り、エアシリンダー１１を作動させて荷台１を昇降する
ように構成されている。
【００１６】上記気体制御器１８は、圧縮気体供給用の
操作ハンドル１８ａと、エアシリンダー１１内の圧縮気
体を放出する大気連通弁１８ｂとを備えて成り、左右の
いずれかの取っ手２４に付設されており、この操作ハン
ドル１８ａと大気連通弁１８ｂとを操作することによ
り、圧縮ガスボンベ１９から供給される圧縮気体を制御
して、上記エアシリンダー１１の出力ロッド１２を伸長
・収縮させ、荷台１を適当な高さに位置させることがで
きる。
操作ハンドル１８ａと、エアシリンダー１１内の圧縮気
体を放出する大気連通弁１８ｂとを備えて成り、左右の
いずれかの取っ手２４に付設されており、この操作ハン
ドル１８ａと大気連通弁１８ｂとを操作することによ
り、圧縮ガスボンベ１９から供給される圧縮気体を制御
して、上記エアシリンダー１１の出力ロッド１２を伸長
・収縮させ、荷台１を適当な高さに位置させることがで
きる。
【００１７】図５はこの動力リフト式手押運搬車の荷台
の上昇状態を示す側面図であり、この場合、荷物Ｗの積
み下ろしの高さ等を考慮して、連結金具４に対して荷台
支持杆２の最下位を連結してある。この図５は例えば地
上から荷物Ｗをトラックの荷台等に積み上げる際の、典
型的な使用態様を示す。図６はこの動力リフト式手押運
搬車の荷台の下降状態を示す側面図であり、この場合、
上記連結金具４に対して荷台支持杆２の最上位を連結し
てある。この図６は例えばトラックの荷台等から荷物Ｗ
を積み下ろす際の、典型的な使用態様を示す。
の上昇状態を示す側面図であり、この場合、荷物Ｗの積
み下ろしの高さ等を考慮して、連結金具４に対して荷台
支持杆２の最下位を連結してある。この図５は例えば地
上から荷物Ｗをトラックの荷台等に積み上げる際の、典
型的な使用態様を示す。図６はこの動力リフト式手押運
搬車の荷台の下降状態を示す側面図であり、この場合、
上記連結金具４に対して荷台支持杆２の最上位を連結し
てある。この図６は例えばトラックの荷台等から荷物Ｗ
を積み下ろす際の、典型的な使用態様を示す。
【００１８】上記実施例においては、エアシリンダー１
１で左右一対の昇降ガイドを兼用させ、連結金具４に対
して荷台支持杆２を適当に位置させるように構成したの
で、以下のような多くの利点を有する。従来例の昇降ガ
イドを実質的に省略して、軽量で構造が簡素、取り扱い
が便利、製造コスト安価、前方の視界が良くなる。しか
も、荷上げや荷下ろしする場合に、その高さに応じて荷
台１の高さを適宜選択できるので至便であり、荷上げや
荷降ろしの高さを十分確保しつつも、背丈（全高）を低
くして、天井の低い場所等にも荷物を運搬することがで
きる。
１で左右一対の昇降ガイドを兼用させ、連結金具４に対
して荷台支持杆２を適当に位置させるように構成したの
で、以下のような多くの利点を有する。従来例の昇降ガ
イドを実質的に省略して、軽量で構造が簡素、取り扱い
が便利、製造コスト安価、前方の視界が良くなる。しか
も、荷上げや荷下ろしする場合に、その高さに応じて荷
台１の高さを適宜選択できるので至便であり、荷上げや
荷降ろしの高さを十分確保しつつも、背丈（全高）を低
くして、天井の低い場所等にも荷物を運搬することがで
きる。
【００１９】
【図１】本発明の実施例に係る動力リフト式手押運搬車
の手押運搬時の状態を示す側面図である。
の手押運搬時の状態を示す側面図である。
【図２】その動力リフト式手押運搬車の停止状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図３】その動力リフト式手押運搬車の停止状態を示す
平面図である。
平面図である。
【図４】その動力リフト式手押運搬車の停止状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図５】その動力リフト式手押運搬車の荷台の上昇状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図６】その動力リフト式手押運搬車の荷台の下降状態
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図７】先考案例に係る図２相当図である。
【図８】従来例に係る動力リフト式手押運搬車の荷台の
上昇状態を示す側面図である。
上昇状態を示す側面図である。
１…荷台、 ５…昇降ガイド、 １０…昇
降駆動手段、１１…エアシリンダー、 １８…気体制御
器、 １９…圧縮ガスボンベ、２０…手押車台。
降駆動手段、１１…エアシリンダー、 １８…気体制御
器、 １９…圧縮ガスボンベ、２０…手押車台。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平６−9037（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−254442（ＪＰ，Ａ)
実開 昭63−39093（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−82594（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭58−877（ＪＰ，Ｕ)
実公 昭50−9701（ＪＰ，Ｙ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B62B 1/06
Claims (2)
- 【請求項１】 荷台(１)と、荷台(１)を昇降ガイドする
昇降ガイド(５)と、荷台(１)を昇降する昇降駆動手段(1
0)と、上記昇降ガイド(５)及び昇降駆動手段(10)を搭載
した手押車台(20)とを備える動力リフト式手押運搬車に
おいて、 上記昇降駆動手段(10)は、上記荷台(１)を昇降するエア
シリンダ(11)と、圧縮ガスを充填した圧縮ガスボンベ(1
9)と、圧縮ガスボンベ(19)からエアシリンダ(11)へ供給
する圧縮気体を供給制御する気体制御器(18)とから成
り、 上記のエアシリンダ(11)の出力ロッド(12)を下向きに立
設して上記昇降ガイド(５)を構成し、上記のエアシリン
ダ(11)の外筒(13)に固定した連結金具(4)、上記外筒(1
3)に沿う荷台支持杆(2)、及び上記連結金具(4)と荷台支
持杆(2)とを連結する連結ピン(3)を介して荷台(１)を上
記外筒(13)に連結し、上記荷台支持杆(2)にあけた複数
のピン挿入孔(3a)のいずれかに上記連結ピン(3)を挿入
して上記荷台(1)の高さを選択可能に構成した、ことを
特徴とする動力リフト式手押運搬車。 - 【請求項２】 上記手押車台(20)は、エアシリンダ(11)
と圧縮ガスボンベ(19)を搭載する基台(21)と、この基台
(21)を支える車輪(22)と、その基台(21)にその一端が固
設された機枠(24)と、その機枠(24)の下半部に取着され
たキャスター(23)とから成り、荷物運搬時には、上記車
輪(22)とキャスター(23)とで基台(21)を斜めに支え、荷
物昇降時には、上記基台(21)を接地させてエアシリンダ
(11)を垂直にして、上記キャスター(23)を跳ね上げるよ
うに構成した、ことを特徴とする請求項１に記載の動力
リフト式手押運搬車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21867092A JP3391476B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 動力リフト式手押運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21867092A JP3391476B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 動力リフト式手押運搬車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0648301A JPH0648301A (ja) | 1994-02-22 |
| JP3391476B2 true JP3391476B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=16723587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21867092A Expired - Fee Related JP3391476B2 (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | 動力リフト式手押運搬車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3391476B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101460496B1 (ko) * | 2014-04-14 | 2014-11-20 | (주) 지엔씨에너지 | 방폭시설용 이동식 열매체 충진장치 |
| CN110778885B (zh) * | 2019-12-03 | 2024-06-18 | 苏州有单互联网科技有限公司 | 一种物联网用监控装置 |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP21867092A patent/JP3391476B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0648301A (ja) | 1994-02-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |