JP3965405B2 - ストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷受台に、台車等の車輪を受け止めるように設けたストッパ装置及びこれを用いた荷受台及び荷受台昇降装置に関するものである。
貨物車両においては、その車両に設置した荷台上に荷物を積載し、また荷台上の荷物を地上、プラットフォ−ム等に荷降ろしする作業を支援するために、その車両の例えば後方下部には、折畳み状態から展開された状態となる荷受台と、この荷受台を例えば地上と貨物車両の荷台床面高さとの間を昇降移動させる昇降機構と、折畳まれた荷受台を車両側またはその後方に移動させる移動機構とからなる荷受台昇降装置が装備されている。
前述した荷受台昇降装置においては、荷物積載用の台車の荷受台からの滑落を抑えるために、荷受台には、その表面から上方に回動して突出する荷台車輪用のストッパを有するストッパ装置が設けられている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−90876号公報
上述した荷受台上のストッパ装置は、荷受台上での荷物積載スペースを有効に確保するために、荷受台のより先端側に設置されるように配慮されているが、ストッパ装置におけるストッパの回動支点の支持構造上、ストッパ装置を荷受台の先端側に設置するには限界がある。
即ち、ストッパの回動支点の支持構造は、一般的に荷受台側に固定したブラケットとストッパの裏側に固定したブラケットとを、ピン軸で連結する構造になっている。このため、この部分の上下方向の寸法は、前述した構成部品の寸法によりおのずと規制されてしまう。
一方、荷受台の先端側は薄肉であるので、前述したストッパ装置におけるストッパの回動支点を荷受台のより先端側に移行設置するには限界がある。
また、ストッパ装置におけるストッパの回動支点の支持構造として、前述した特許文献1に示されているように、ストッパの基部側に球面部を設け、この球面部を支持する凹面受け部を荷受台側に設ける構造もあるが、この場合にも上述と同様な理由により、ストッパ装置におけるストッパの回動支点を荷受台のより先端側に移行設置することができない。
したがって、荷受台上の有効利用長さを十分に確保したいという要請があるにも係わらずその要求に答えられない状況であった。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、荷受台上の有効利用長さをより長く確保することができるストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、第1の発明は、貨物車両に装備した荷受台上に、台車等の滑落を防止するストッパを起伏可能に設けたストッパ装置において、前記荷受台に設けられ、ピン軸支持孔を有するピン軸支持体と、基部側に、前記ピン軸支持体との干渉を回避する切欠部と前記ピン軸支持体の側部に位置しピン挿入孔を有するブラケットとを設けたストッパと、前記ブラケットのピン挿入孔と前記ピン軸支持体のピン軸支持孔とに挿入するピン軸とを備えたことを特徴とする。
また、第2の発明は、貨物車両の後方または側方下部に折畳み格納させる荷受台の先端側の荷受台上に、台車等の滑落を防止するストッパを起伏可能に設けたストッパ装置において、前記先端側の荷受台に設けられ、ピン軸支持孔を有するピン軸支持体と、基部側に、前記ピン軸支持体との干渉を回避する切欠部と前記ピン軸支持体の側部に位置しピン挿入孔を有するブラケットとを設けたストッパと、前記ブラケットのピン挿入孔と前記ピン軸支持体のピン軸支持孔とに挿入するピン軸とを備えたことを特徴とする。
更に、第3の発明は、貨物車両の後方または側方下部に折畳み格納させる荷受台の先端側の荷受台上に、台車等の滑落を防止するストッパを起伏可能に設けたストッパ装置において、前記先端側の荷受台の空所内の荷受台先端側に設けられ、ピン軸支持孔を有するピン軸支持体と、基部側に、前記ピン軸支持体との干渉を回避する切欠部と前記ピン軸支持体の側部に位置しピン挿入孔を有するブラケットとを設けたストッパと、前記ブラケットのピン挿入孔と前記ピン軸支持体のピン軸支持孔とに挿入するピン軸とを備えたことを特徴とする。
また、第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかのストッパ装置を備えた荷受台を特徴とする。
更に、第5の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかのストッパ装置を備えた荷受台昇降装置を特徴とする。
本発明のストッパ装置によれば、ストッパの回動支点を荷受台の先端側に移行配置することができるので、荷受台上の有効利用長をより長く確保することができる。その結果、荷受台への荷物の積載スペースが増加し、荷物の積込み、荷降ろしの作業効率をさらに向上させることができる。
本発明の荷受台および荷受台昇降装置によれば、荷受台上の有効利用長をより長く確保することができるので、荷物の積込み、荷降ろしのための作業時間を短縮することができる。
以下、本発明のストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明のストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置の一実施の形態を備えた貨物車両の一例の全体構成を示す斜視図である。この図において、1は貨物車両で、この貨物車両1はそのシャシ2を構成する運転室3後方の車枠4上に、この例では内部に荷物を収納する空間を有し、後方に開閉扉5を有する荷台6を設置している。
前述した貨物車両1の後方下部には、荷受台昇降装置100が設置されている。この荷受台昇降装置100は、走行時等には荷受台7を折り畳んで車枠4の下部に格納(収容)し、荷台6への荷物の積み降ろし作業時には、車枠4の後方側にスライドさせ突出させた荷受台7を荷台6の床面と地上との間で昇降させて、作業に応じて荷物や作業者の荷台6への積み降ろしを支援するものである。
この荷受台昇降装置100は、大略的に荷受台7と、この荷受台7を車枠4に対して昇降させる荷受台昇降駆動部8と、荷受台7及び荷受台昇降駆動部8を貨物車両1の後部でその前後に移動させる荷受台スライド部9と、その動力源、操作部等とで構成されている。
前述した荷受台7、荷受台昇降駆動部8及び荷受台スライド部9を備えた荷受台昇降装置100の詳細な構成を図2及び図3を用いて説明する。図2は前述した荷受台7、荷受台昇降駆動部8及び荷受台スライド部9を備えた荷受台昇降装置100の一実施の形態の詳細な構成を示す斜視図、図3はその側面図である。これらの図において、図1と同符号のものは同一部分である。
これらの図において、まず、荷受台スライド部9の構成を説明すると、10,10は車枠4の後方側下部における車両1の前側幅方向の2箇所にボルト等によって固定した前側のブラケット、11,11は車枠4の後方側下部における車両1の後側幅方向の2箇所にボルト等によって固定した後側のブラケット、12は前側のブラケット10,10間に設けた補強用のビームである。13は前側のブラケット10、10の下部にそれぞれ固定した支持板である。
14,14は前側のブラケット10と後側のブラケット11との間にそれぞれ設けたガイドレールで、このガイドレール14、14は車両1の幅方向(左右)2箇所に車両1の前後方向に沿うようにほぼ水平に配設されている。また、ガイドレール14は、例えばH型鋼等で構成されている。
15は各ガイドレール14に沿って移動可能に設けたスライダで、このスライダ15はH型断面(又はコの字型断面)のガイドレール14を挟みこむようにしてガイドレール14の面に摺接するスライドパットとこのスライドパットを支持する枠体とで構成されている。
16は各スライダ15間に設けたビーム、17は先端が車両後方に突出するように車両1の幅方向に間隔をもって設けた支持ローラ取付用の支持部材、18は支持部材17の先端に回転可能に設けた支持ローラで、この支持ローラ18は格納時に荷受台7を支持しかつ荷受台7を格納又は展開する際に荷受台7の動作をガイドする。19はスライダ15の操作用のシリンダで、そのシリンダ本体は支持部材17内に収容されて固定され、そのピストンロッドの先端部はピン20によって支持板13に連結されている。
次に、荷受台昇降駆動部8の構成を図2及び図3を用いて説明すると、21は内側基端フレームで、この内側基端フレーム21は各スライダ15の外側に位置するようにビーム16にそれぞれ固定されている。22は外側基端フレームで、この外側基端フレーム22は各内側基端フレーム21の外側に位置するようにビーム16にそれぞれ固定されている。23は第1アームで、この第1アーム23の一端は内側基端フレーム21にピン24によって回動可能に連結されている。25は第2アーム(リフトアーム)で、この第2アーム25の一端はピン26によって第1アーム23に連結され、その他端はピン27によって荷受台7の基部側に連結されている。28は第3アーム(コンプレッションアーム)で、この第3アーム28の一端はピン29によって外側基端フレーム22に、その他端はピン30によって荷受台7の基部側に連結されている。31は第2アーム25の操作用のシリンダで、このシリンダ31のシリンダ本体の基端はピン32によって第2アーム25に、そのピストンロッドはピン33によって第1アーム23の他端に連結されている。
34は第2アーム25の回動範囲の下限角を規定するストッパボルトで、このストッパボルト34は内側基端フレーム21の下端部に設けたストッパ部35に当接するように第1アーム23の下端部に設けられている。
このとき、図3では荷受台7の基部が接地して更にシリンダ31が縮退しているため、
シリンダ31によって荷受台7の基部側に第1アーム23が引っ張られ、第1アーム23が第2アーム25に対してなす角度が小さくなっており、荷受台7の基部が後方に向かって下り方向に傾斜している。しかし、図3の状態からシリンダ31が伸長し、第1アーム23のストッパボルト34が内側基端フレーム21のストッパ部35に当接した状態では、上述した第2及び第3アーム25,28のピン26,27,29,30の配置は平行四辺形の頂点の位置関係を構成するので、シリンダ31による第2アーム25の回動により、荷受台7の上面がほぼ水平を保って上下動するようになっている。
36は第2アーム25の回動範囲の上限角を規定するストッパボルトで、このストッパボルト36は第2アーム25の基端部近傍に設けたストッパ部37が当接するように内側基端フレーム21の上端部に設けられている。
38は動力装置で、この動力装置38は図2に示すように貨物車両1における車枠4の後端下部の側方に位置するようにビーム16の一方の端部に取り付けられている。この動力装置38は、油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出される圧油をスライダ15の操作用のシリンダ19及び第2アーム25の操作用のシリンダ31にそれぞれ切り換え供給する複数のコントロールバルブとを少なくとも内蔵している。油圧ポンプは、例えば貨物車両1の発電機又はバッテリからの供給電力によって駆動される。
39は操作部で、この操作部39は、図2に示すように貨物車両1における車枠4の後端下部の側方に位置するようにビーム16の他方の端部に取り付けられている。この操作部39内の操作ボタンの操作によって、動力装置38にスライダ15の操作用のシリンダ19及び第2アーム25の操作用のシリンダ31への伸縮操作信号を出力する。
なお、図2に示したように、支持ローラ18の支持部材17には、折り畳まれた荷受台7の先端部側が支持ローラ18に当接しているかどうかを検出する格納位置センサ40が設けられている。この格納位置センサ40は、荷受台7が支持ローラ18に当接していることが検出された場合、この検出信号を図示しない制御装置に出力する。これにより、制御装置は、動力装置38を制御し、折り畳まれた荷受台7がほぼ水平の状態となったら、それ以上第2アーム25の操作用のシリンダ31を伸長させることなくスライダ15の操作用のシリンダ19を縮退させ、車枠4の下部に荷受台7を引き込んで格納するようにスライダ15の操作用のシリンダ19及び第2アーム25の操作用のシリンダ31を連動制御する。
次に、荷受台7の構成を説明すると、荷受台7は、車両側の第1の荷受台部材41と、この第1の荷受台部材41にヒンジ42により連結された第2の荷受台部材43と、この第2の荷受台部材43にヒンジ44により連結された第3の荷受台部材45とで構成され、貨物車両1の走行時には貨物車両1の後部下側に格納するために、荷受台7の荷受面側に折り畳まれ、また荷物の積み降ろし時には荷物又はキャスタ付の台車を搭載することができるように、図2および図3に示すようにストッパ部46,47の当接により荷受面側が平面になるように展開される。
48は荷受台7の先端側に位置する第3の荷受台部材45に起伏可能に設けたストッパ装置で、このストッパ装置48は台車に設けた車輪の貨物車両後方への移動を阻止し、台車の荷受台7からの滑落を防止するものである。このストッパ装置48の詳細な構成を図4乃至図6を用いて説明する。図4は本発明のストッパ装置の一実施の形態を備えた第3の荷受台部材45の中心を一部断面にて示す平面図、図5は図4のV−V矢視から見た断面図、図6は図4のVI−VI矢視から見た断面図である。これらの図4乃至図6において、図1乃至図3に示す符号と同符号のものは同一部分である。
図4及び図5において、49はストッパ等の収納用の空所で、この空所49はその上方は開放されるように荷受台7における第3の荷受台部材45の幅方向(図5の紙面に直交する方向)に沿って形成されている。
50はピン軸支持孔51を有するピン軸支持体で、このピン軸支持体50は空所49内における第3の荷受台部材45の先端側底部に形成した移動阻止用の突部52に嵌め込まれ、ボルト53によって固定されている。
54は台車のキャスタ、車輪等の走行輪を受け止めるストッパで、このストッパ54の基端(図5の右側の位置)にはピン軸支持体50の両側に位置し、ピン軸挿入孔55を有するブラケット56が設けられ、その先端側(図5の左側の位置)にはばね受止め用の鍔部57が設けられている。58はピン軸支持体50のピン軸支持孔51とストッパ54のピン軸挿入孔55に挿入したピン軸、59はピン軸58の軸方向への抜け止め防止用のピンで、このピン59はピン軸58の端面に位置するように第3の荷受台部材45に挿入固定されている。60は空所49の底部に設けた鍔部57先端のクッション部材である。
61はストッパ起立用のばねで、このばね61は空所49とストッパ54の鍔部57との間に設けられている。このばね61は通常時、ストッパ54の荷受台7への押込み固定により圧縮状態になっている。ストッパ54は、荷受台7に設けた適宜の固定手段によって荷受台7に固定される。
62はストッパ54の基端側に形成した切欠部で、この切欠部62は荷受台7の上面から起立したストッパ54を荷受台7側に伏動させたときのピン軸支持体48との干渉を回避するためのものである。
前述したピン軸支持体50は、そのピン軸支持孔51の軸線方向に適宜の長さを持たせて、ピン軸支持面積を確保しているので、その上下方向の肉厚を小さくすることが可能である。これにより、ピン軸支持体50におけるストッパ収納用の空所49への設置箇所を、第3の荷受台部材45のより先端側に設定することができる。その結果、荷受台7は、荷受台7における第1の荷受台部材41からストッパ装置48までの長さ、即ち荷受台有効長をより長く荷受台7の面上に確保することができる。
次に、上述した本発明のストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置の一実施の形態の動作を図面を用いて説明する。
図1に示すように、荷受台7が貨物車両1の後部下側に折畳まれて格納されている状態から作業状態に移行させるには、まず、操作部39により所定の操作を行って、荷受台スライド部9におけるシリンダ19のピストンロッドを伸長させて、スライダ15をガイドレール14に沿って貨物車両の後方に向かって移動させ、荷受台7及び荷受台昇降駆動部8を貨物車両1の後方に突出させる。
次に、荷受台昇降駆動部8におけるシリンダ31のピストンロッドを縮めて、第2アーム(リフトアーム)25を図3において時計回りに回動し荷受台7の第1の荷受台部材41を接地させる。この移行動作中に、支持ローラ18に支持されていた荷受台7は、折り畳まれたままの状態で支持ローラ18に転動しつつ、支持ローラ18に倣ってほぼ水平な状態から徐々に貨物車両の後方に向かって立ち上がり、人手でも容易に展開可能な状態まで立ち上がる。
この状態となったら、荷受台7を展開するが、まず、荷受台7の第2の荷受台部材43の裏面に設けた図示しないグリップを引き、第2の荷受台部材43をほぼ水平の状態に展開する。次に、第3の荷受台部材45の裏面に設けた図示しないグリップを引き、第2の荷受台部材43に折畳まれている第3の荷受台部材45をほぼ水平の状態に展開する。
次に、シリンダ31のピストンロッドを縮めて、荷受台7全体を貨物車両1の後方に向かって下り傾斜となるように傾斜させ、荷受台7の第3の荷受台部材45の先端部を地面に近接させる。これにより、図2及び図3に示すように、荷受台7は、その荷受面上に例えば台車等により荷物を積載可能な状態に維持される。この状態において、荷受台7上に台車を積載した後、ストッパ装置48の固定手段を解除すると、ストッパ54は、図5の2点鎖線で示すように、ばね61の附勢力によってピン軸58回りに回動し、荷受台7の荷受面から上方に起立・突出する。この起立したストッパ54に台車の車輪を当接させることにより、台車を荷受台7から滑落しないように荷受台7上に載置することができる。
上記の荷受台7上への台車の載置に際して、ストッパ54の回動支点は、荷受台7における第3の荷受台部材45の先端側に移行して設置し、荷受台有効長をより長く設定したので、荷受台7上への積載スペースをさらに増加することができる。
荷受台7上に荷物を積載したら、操作部39によって荷受台昇降駆動部8を駆動することにより、荷受台7は予め設定された貨物車両1の荷台6の床面まで上昇し停止する。これにより、荷受台7上の台車を荷台6内に搬入することができる。
荷搬入後、更に荷積みを行う場合には、荷受台7を下降させた後、ストッパ54を荷受台7に収納固定して、上述した動作を繰り返すことにより、荷積み又は荷降ろし及び荷受台7の格納を行うことができる。
上述の実施の形態においては、荷受台の有効長をより長く確保するために寄与するピン軸支持体50を、荷受台7にボルト53によって固定したが、このピン軸支持体50を荷受台7の空所49内に一体的に形成することも可能である。
また、上述の実施の形態において、ストッパ54の基端に形成した切欠部62とピン軸支持体50の側面との間の隙間に土砂等が噛みこむことを防ぐために、切欠部62とピン軸支持体50の側面にシールを設けることも可能である。
なお、上述の実施の形態においては、貨物車両の車枠後部の下部側に収容可能な格納式荷受台昇降装置に本発明を適用した場合を例にとって説明したが、他の方式の荷受台昇降装置にも適用可能である。荷受台昇降装置には、例えば収容時には荷受台が垂直に起立して車両の荷台の後部側面を構成する一方、作業時には荷受台が水平の状態を保って垂直方向に昇降するタイプのものもある。また、本実施の形態の荷受台昇降装置と同様に平行リンクを介して荷受台を昇降させるものであっても、荷受台を車枠の下部側に収容するのではなく、車両の荷台の後部側面に沿って垂直に起立させる収容姿勢を採るものもある。このように、例えばバン型トラック等の貨物車両の荷台後部に設けられる荷受台昇降装置であれば、その昇降方式や収容方式に制限されることなく本発明は適用可能である。また、荷受台昇降装置には、貨物車両の側部に設置する形式のものもあり、勿論このような荷受台昇降装置にも、本発明は適用可能であり、こうした方式の異なる荷受台昇降装置に本発明を適用した場合も上記と同様の効果を得ることができる。
上述したように、本発明のストッパ装置の実施の形態によれば、ストッパの回動支点を荷受台のより先端側に移行配置することができるので、荷受台上の有効利用長をより長く確保することができる。その結果、荷受台への荷物の積載スペースが増加し、荷物の積込み、荷降ろしの作業効率をさらに向上させることができる。
また、本発明の荷受台装置及び荷受台昇降装置の実施の形態によれば、荷受台上の有効利用長をより長く確保することができるので、荷物の積込み、荷降ろしのための作業時間を短縮することができる。
本発明のストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置を備えた貨物車両の全体構成を表す斜視図である。 本発明のストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置の一実施の形態を備えた荷受台昇降装置を示す斜視図である。 本発明のストッパ装置、これを用いた荷受台及び荷受台昇降装置の一実施の形態を備えた荷受台昇降装置を示す側面図である。 本発明のストッパ装置の一実施の形態を備えた荷受台中央部を一部断面にて示す平面図である。 図4に示すV−V矢視から本発明のストッパ装置の一実施の形態を見た断面図である。 図4に示すVI−VI矢視から本発明のストッパ装置の一実施の形態を見た断面図である。
符号の説明
1 貨物車両
3 運転室
4 車枠
6 荷台
7 荷受台
8 荷受台昇降駆動部
9 荷受台スライド部
41 第1の荷受台部材
43 第2の荷受台部材
45 第3の荷受台部材
48 ストッパ装置
49 空所
50 ピン軸支持体
54 ストッパ
58 ピン軸
61 ばね
62 切欠部
100 荷受台昇降装置

Claims (5)

  1. 貨物車両に装備した荷受台上に、台車等の滑落を防止するストッパを起伏可能に設けたストッパ装置において、前記荷受台に設けられ、ピン軸支持孔を有するピン軸支持体と、基部側に、前記ピン軸支持体との干渉を回避する切欠部と前記ピン軸支持体の側部に位置しピン挿入孔を有するブラケットとを設けたストッパと、前記ブラケットのピン挿入孔と前記ピン軸支持体のピン軸支持孔とに挿入するピン軸とを備えたことを特徴とするストッパ装置。
  2. 貨物車両の後方または側方下部に折畳み格納させる荷受台の先端側の荷受台上に、台車等の滑落を防止するストッパを起伏可能に設けたストッパ装置において、前記先端側の荷受台に設けられ、ピン軸支持孔を有するピン軸支持体と、基部側に、前記ピン軸支持体との干渉を回避する切欠部と前記ピン軸支持体の側部に位置しピン挿入孔を有するブラケットとを設けたストッパと、前記ブラケットのピン挿入孔と前記ピン軸支持体のピン軸支持孔とに挿入するピン軸とを備えたことを特徴とするストッパ装置。
  3. 貨物車両の後方または側方下部に折畳み格納させる荷受台の先端側の荷受台上に、台車等の滑落を防止するストッパを起伏可能に設けたストッパ装置において、前記先端側の荷受台の空所内の荷受台先端側に設けられ、ピン軸支持孔を有するピン軸支持体と、基部側に、前記ピン軸支持体との干渉を回避する切欠部と前記ピン軸支持体の側部に位置しピン挿入孔を有するブラケットとを設けたストッパと、前記ブラケットのピン挿入孔と前記ピン軸支持体のピン軸支持孔とに挿入するピン軸とを備えたことを特徴とするストッパ装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のストッパ装置を備えたことを特徴とする荷受台。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載のストッパ装置を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置。
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