JP3390133B2 - メタロセン化合物、その製造方法及びその使用 - Google Patents

メタロセン化合物、その製造方法及びその使用

Info

Publication number
JP3390133B2
JP3390133B2 JP01933798A JP1933798A JP3390133B2 JP 3390133 B2 JP3390133 B2 JP 3390133B2 JP 01933798 A JP01933798 A JP 01933798A JP 1933798 A JP1933798 A JP 1933798A JP 3390133 B2 JP3390133 B2 JP 3390133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silanediyl
chloro
indenyl
methyl
dichloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01933798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10226693A (ja
Inventor
メンデス ラタス ルイス
ムノス−エスカロナ ラフエンテ アントニオ
Original Assignee
レプソル・ケミカ・ソシエダ・アノニマ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by レプソル・ケミカ・ソシエダ・アノニマ filed Critical レプソル・ケミカ・ソシエダ・アノニマ
Publication of JPH10226693A publication Critical patent/JPH10226693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3390133B2 publication Critical patent/JP3390133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F17/00Metallocenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S526/00Synthetic resins or natural rubbers -- part of the class 520 series
    • Y10S526/943Polymerization with metallocene catalysts

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメタロセン化合物、
その製造方法及びその使用に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】メタロセン化合物の分
野は50年代にこれらの化合物が最初に合成されて以来大
きな発展を遂げている(G. WilkinsonらのJ. Am. Chem.
Soc., 1953, 75, 1011)。この発展は基本的にはこれら
の化合物を用いる多数の応用が大きく増大したことに因
る。こうして、メタロセン化合物は水添、エポキシ化、
二重結合の異性化、ケトンの還元、アルドール反応、種
々の置換オレフィンの合成等の触媒として使用し得る
が、その最大の使用はオレフィン重合用の触媒成分とし
てである。何故ならば、アルキサン又は別の非配位ア
ニオン前駆体(例えばホウ素化合物)によってこの使用に
賦活化できるからである。この分野では、特に4族(Ti,
Zr, Hf)のメタロセンが発展したが、3、5及び6族のメタ
ロセンも発展した。メタロセンはきわめて種々の条件
(溶液重合、懸濁重合、塊状重合、気相重合、高圧及び
温度過程等)で作動するのに用意された。メタロセンは
簡単なα−オレフィン、基本的にはエチレン及びプロピ
レンを重合及び共重合するのに用いたが、またより複雑
なオレフィン(シクロオレフィン、ジオレフィン及び極
性基を有するオレフィン)の重合及び共重合にも用いた
(例えばW. A. NugentらのJ. Am. Chem Soc. 1989, 111,
6435; R. M. WaymouthらのJ. Am. Chem. Soc. 1992、1
14, 9679; H YasudaらのMacromol. Chem. Phys, 1995,
196, 2417)。
【0003】各々の用途の相異なる必要性に適合させる
ために、メタロセンを形成するシクロペンタジエニル環
の回りで種々の置換基を基本的に変えて種々のメタロセ
ンが製造された。何故ならばこのようにして立体的に且
つ電子的にそれらの活性中心の反応性に影響を及ぼすこ
とができるからである。特に関連のある発展は2個のシ
クロペンタジエニル環を接続する少なくとも1個の架橋
部を導入することである(H.H. BritzingerらのJ. Organ
omet. Chem. 1979, 173, 6270)。何故ならばメタロセン
それ自体の立体的及び電子的性質についてのみならず
(1)架橋部がシクロペンタジエニル環同志の拡がり角
度を大きく決定するので活性中心へのより大きな又はよ
り小さな接近度に単量体を影響させまた(2)シクロペ
ンタジエニル環の自由回転を防止しそれ故分子全体の相
称性を決定するのでメタロセンの反応性に影響をするか
らである。この技術を用いると、或るメタロセンのより
良い安定性と、単量体の寸法故に重合体中に配合される
単量体のより大きな又はより小さな識別と、α−オレフ
ィン(アイソタクチック、シンジオタクチック、ヘミア
イソタクチック)を原料として立体規則性重合体が得ら
れるか又は得られない可能性とが達成される。
【0004】欧州特許公開(EP-A)757053号は次式: XmM(L−M2 (R1 2 )−A−ZR3 o Halp)
n 〔式中Mは周期律表の4,5又は6族の金属であり;各
々のXは水素、ハロゲン、1〜40個の炭素原子含有残基
であり;mは1,2又は3であり;nは1又は2であ
り;各々のLは中心原子Mに配位結合しているπ配位子
であり;各々のM2はケイ素、ゲルマニウム又は錫から
選ばれ;R1 は1〜20個の炭素原子含有残基であり;R
2 は1〜20個の炭素原子含有残基又は中心原子Mに配位
結合しているπ配位子であり;各々のAは二価の1〜40
個の炭素原子含有残基であり;各々のZはホウ素、ケイ
素、ゲルマニウム又は錫であり;各々のR3 は水素又は
1〜20個の炭素原子含有残基であり;oは0,1又は2
であり;各々の Halはハロゲン原子であり;pは1,2
又は3である〕の新規なメタロセンを記載している。
【0005】この化合物はハロゲン原子が結合している
2個のケイ素、ゲルマニウム又は錫原子を接続する炭化
水素架橋部が存在することを特徴としている。この特性
は該化合物を担持触媒の製造に特に適当とさせる。別の
官能化メタロセンの製造に用い得るとは言及されていな
い。
【0006】本発明の目的は、メタロセン構造における
架橋部に官能価(functionality) を与え即ち予定した基
剤と反応し得る単位を与えることで架橋部の影響を尚更
に発現させるので明らかな利点を生ずる。この官能価の
導入目的はその反応性中心によってメタロセンを改質す
ることができることである。これによって別の用途のう
ちで新規なジ−又はポリメタロセン化合物を得る新規で
簡単な方法を与えることができ、これらの化合物は1つ
以上のメタロセン単位をその構造中に有する化合物であ
る。当業者に明らかであるように、メタロセン分子の別
の部分の代りに架橋部に官能価を局在化させるという事
実は触媒的に活性なメタロセン中心から離れてこの反応
性の位置を維持するという利点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、周期
律表の3、4、5又は6族の遷移金属を有するメタロセ
ン型の有機金属化合物を記載するものである。更に本発
明の化合物はシクロペンタジエニル型単位の間に少なく
とも1個の結合部(union)即ち架橋部(bridge)を有
することを特徴としている。架橋部は少なくとも1つの
官能価を示すことを特徴としており、架橋部はSi(R) p
Y(但しRはC 1-20 アルキル基であり、pは1であり、
はハロゲンである)である。
【0008】本発明においては、シクロペンタジエニル
単位上に脱離性基を用いこうして対応の遷移金属ハライ
ドとの反応によって遷移金属とメタロセンに特有なシク
ロペンタジエニル単位との間でπ結合部を生成すること
を特徴とする有機金属化合物の製造方法を記載するもの
である。更に本発明においてはビ−又はポリメタロセン
化合物の製造にこれらの有機金属化合物を用いることを
記載する。
【0009】本発明によると一般に、次式(I) 〔式中Yはハロゲンであり;Mは周期律表の4族の遷移
金属であり;各々のLは、π結合によってMに結合され
しかもインデニル又はフルオレニル基を含めてシクロペ
ンタジエニル型の単位から個々に選ばれ;ZはQ−(R)p
(但しQはSiであり、RはC1-20アルキル基であり、p
は1である)であり;kは1であり;mは遷移金属の酸
化状態と合致して2又は2より大きい数であり;jは1
ある〕を有するメタロセン化合物が提供される。
【0010】本発明によると、式(I)のメタロセン化
合物において、Mは周期律表の4族の遷移金属であるの
が特に好適である。
【0011】本発明の若干のメタロセン化合物の構造式
の例を以下に記載するが、これに限定されるものではな
い:
【0012】これらの式中においてY,R及びMは前述
の意義を有し、Cp は、置換基を有する又は有しないイ
ンデニル環及び置換基を有する又は有しないフルオレニ
ル環を含めてシクロペンタジエニル環又は置換基を有す
るシクロペンタジエニル環を表わし;C,H,Si,Oは
周期表の対応の原子を表わす。
【0013】本発明による若干のメタロセン化合物の例
を以下に記載するが、これに限定されるものではない:
メチル−クロロ−シランジイル−ビス(シクロペンタジ
エニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−クロロ−
シランジイル(シクロペンタジエニル)(テトラメチル
シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、メ
チル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド、メチル
−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(1
−(2−メチル)インデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、メチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエ
ニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、メチル−クロロ−シランジイル−ビス(テトラメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、
メチル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)ジル
コニウムジクロライド、メチル−クロロ−シランジイル
(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−インデニ
ル)ジルコニウムジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(9−
フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−ク
ロロ−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)インデ
ニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−クロロ−シ
ランジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−クロロ
−シランジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9
−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチル−
クロロ−シランジイル−ビス(1−インデニル)ジルコ
ニウムジクロライド、メチル−クロロ−シランジイル
(9−フルオレニル)(1−インデニル)ジルコニウム
ジクロライド、メチル−クロロ−シランジイル−ビス
(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、
【0014】メチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)ハフニウムジクロライド、メチル
−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(テ
トラメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロラ
イド、メチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジ
エニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、
メチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(1−(2−メチル)インデニル)ハフニウム ジ
クロライド、メチル−クロロ−シランジイル(シクロペ
ンタジエニル)(9−フルオレニル)ハフニウムジクロ
ライド、メチル−クロロ−シランジイル−ビス(テトラ
メチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロライ
ド、メチル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシク
ロペンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)
ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−シランジイ
ル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−インデ
ニル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(9−
フルオレニル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロ
ロ−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)インデニ
ル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−シラン
ジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−インデ
ニル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9−フル
オレニル)ハフニウムジクロライド、メチル−クロロ−
シランジイル−ビス(1−インデニル)ハフニウムジク
ロライド、メチル−クロロ−シランジイル(9−フルオ
レニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、
メチル−クロロ−シランジイル−ビス(9−フルオレニ
ル)ハフニウムジクロライド、
【0015】メチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)チタンジクロライド、メチル−ク
ロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(テトラ
メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、メ
チル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(1−インデニル)チタンジクロライド、メチル−クロ
ロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(1−(2
−メチル)インデニル)チタンジクロライド、メチル−
クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(9−
フルオレニル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−
シランジイル−ビス(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−シランジイ
ル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−(2−
メチル)インデニル)チタンジクロライド、メチル−ク
ロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)(1−インデニル)チタンジクロライド、メチル−
クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエ
ニル)(9−フルオレニル)チタンジクロライド、メチ
ル−クロロ−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)
インデニル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−シ
ランジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−イ
ンデニル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9−フル
オレニル)チタンジクロライド、メチル−クロロ−シラ
ンジイル−ビス(1−インデニル)チタンジクロライ
ド、メチル−クロロ−シランジイル(9−フルオレニ
ル)(1−インデニル)チタンジクロライド、メチル−
クロロ−シランジイル−ビス(9−フルオレニル)チタ
ンジクロライド、
【0016】エチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、エチ
ル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロライド、エチル−クロロ−シランジイル(シクロペ
ンタジエニル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、エチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタ
ジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、エチル−クロロ−シランジイル(シ
クロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロライド、エチル−クロロ−シランジイル−ビス
(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロライド、エチル−クロロ−シランジイル(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)(1−(2−メチル)イン
デニル)ジルコニウムジクロライド、エチル−クロロ−
シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)
(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド、エチル
−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジ
エニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、エチル−クロロ−シランジイル−ビス(1−(2−
メチル)インデニル)ジルコニウムジクロライド、エチ
ル−クロロ−シランジイル(1−(2−メチル)インデ
ニル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド、
エチル−クロロ−シランジイル(1−(2−メチル)イ
ンデニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロラ
イド、エチル−クロロ−シランジイル−ビス(1−イン
デニル)ジルコニウムジクロライド、エチル−クロロ−
シランジイル(9−フルオレニル)(1−インデニル)
ジルコニウムジクロライド、エチル−クロロ−シランジ
イル−ビス(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロラ
イド、
【0017】エチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)ハフニウムジクロライド、エチル
−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(テ
トラメチルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロラ
イド、エチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジ
エニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、
エチル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(1−(2−メチル)インデニル)ハフニウムジク
ロライド、エチル−クロロ−シランジイル(シクロペン
タジエニル)(9−フルオレニル)ハフニウムジクロラ
イド、エチル−クロロ−シランジイル−ビス(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)ハフニウムジクロライド、
エチル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)ハフ
ニウムジクロライド、エチル−クロロ−シランジイル
(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−インデニ
ル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ−シラン
ジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(9−フ
ルオレニル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ
−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)インデニ
ル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ−シラン
ジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−インデ
ニル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ−シラ
ンジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9−フル
オレニル)ハフニウムジクロライド、エチル−クロロ−
シランジイル−ビス(1−インデニル)ハフニウムジク
ロライド、エチル−クロロ−シランジイル(9−フルオ
レニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、
エチル−クロロ−シランジイル−ビス(9−フルオレニ
ル)ハフニウムジクロライド、
【0018】エチル−クロロ−シランジイル−ビス(シ
クロペンタジエニル)チタンジクロライド、エチル−ク
ロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(テトラ
メチルシクロペンタジエニル)チタンジクロライド、エ
チル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(1−インデニル)チタンジクロライド、エチル−クロ
ロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(1−(2
−メチル)インデニル)チタンジクロライド、エチル−
クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)(9−
フルオレニル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−
シランジイル−ビス(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−シランジイ
ル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−(2−
メチル)インデニル)チタンジクロライド、エチル−ク
ロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)(1−インデニル)チタンジクロライド、エチル−
クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエ
ニル)(9−フルオレニル)チタンジクロライド、エチ
ル−クロロ−シランジイル−ビス(1−(2−メチル)
インデニル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−シ
ランジイル(1−(2−メチル)インデニル)(1−イ
ンデニル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−シラ
ンジイル(1−(2−メチル)インデニル)(9−フル
オレニル)チタンジクロライド、エチル−クロロ−シラ
ンジイル−ビス(1−インデニル)チタンジクロライ
ド、エチル−クロロ−シランジイル(9−フルオレニ
ル)(1−インデニル)チタンジクロライド、エチル−
クロロ−シランジイル−ビス(9−フルオレニル)チタ
ンジクロライド、
【0019】プロピル−クロロ−シランジイル−ビス
(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、
プロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(シ
クロペンタジエニル)(1−インデニル)ジルコニウム
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(シク
ロペンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)
ジルコニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シラン
ジイル(シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)
ジルコニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シラン
ジイル−ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジ
イル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(1−(2
−メチル)インデニル)ジルコニウムジクロライド、プ
ロピル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペ
ンタジエニル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、プロピル−クロロ−シランジイル(テトラメチ
ルシクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ジルコ
ニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル
−ビス(1−(2−メチル)インデニル)ジルコニウム
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(1−
(2−メチル)インデニル)(1−インデニル)ジルコ
ニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル
(1−(2−メチル)インデニル)(9−フルオレニ
ル)ジルコニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シ
ランジイル−ビス(1−インデニル)ジルコニウムジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(9−フル
オレニル)(1−インデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(9−フル
オレニル)ジルコニウムジクロライド、
【0020】プロピル−クロロ−シランジイル−ビス
(シクロペンタジエニル)ハフニウムジクロライド、プ
ロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(テトラメチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(シク
ロペンタジエニル)(1−インデニル)ハフニウムジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(シクロペ
ンタジエニル)(1−(2−メチル)インデニル)ハフ
ニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル
(シクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)ハフニ
ウムジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル−
ビス(テトラメチルシクロペンタジエニル)ハフニウム
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(テト
ラメチルシクロペンタジエニル)(1−(2−メチル)
インデニル)ハフニウムジクロライド、プロピル−クロ
ロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニ
ル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライド、プロ
ピル−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペン
タジエニル)(9−フルオレニル)ハフニウムジクロラ
イド、プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(1−
(2−メチル)インデニル)ハフニウムジクロライド、
プロピル−クロロ−シランジイル(1−(2−メチル)
インデニル)(1−インデニル)ハフニウムジクロライ
ド、プロピル−クロロ−シランジイル(1−(2−メチ
ル)インデニル)(9−フルオレニル)ハフニウムジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(1
−インデニル)ハフニウムジクロライド、プロピル−ク
ロロ−シランジイル(9−フルオレニル)(1−インデ
ニル)ハフニウムジクロライド、プロピル−クロロ−シ
ランジイル−ビス(9−フルオレニル)ハフニウムジク
ロライド、
【0021】プロピル−クロロ−シランジイル−ビス
(シクロペンタジエニル)チタンジクロライド、プロピ
ル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニル)
(テトラメチルシクロペンタジエニル)チタンジクロラ
イド、プロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタ
ジエニル)(1−インデニル)チタンジクロライド、プ
ロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタジエニ
ル)(1−(2−メチル)インデニル)チタンジクロラ
イド、プロピル−クロロ−シランジイル(シクロペンタ
ジエニル)(9−フルオレニル)チタンジクロライド、
プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(テトラメチル
シクロペンタジエニル)チタンジクロライド、プロピル
−クロロ−シランジイル(テトラメチルシクロペンタジ
エニル)(1−(2−メチル)インデニル)チタンジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(テトラメ
チルシクロペンタジエニル)(1−インデニル)チタン
ジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル(テト
ラメチルシクロペンタジエニル)(9−フルオレニル)
チタンジクロライド、プロピル−クロロ−シランジイル
−ビス(1−(2−メチル)インデニル)チタンジクロ
ライド、プロピル−クロロ−シランジイル(1−(2−
メチル)インデニル)(1−インデニル)チタンジクロ
ライド、プロピル−クロロ−シランジイル(1−(2−
メチル)インデニル)(9−フルオレニル)チタンジク
ロライド、プロピル−クロロ−シランジイル−ビス(1
−インデニル)チタンジクロライド、プロピル−クロロ
−シランジイル(9−フルオレニル)(1−インデニ
ル)チタンジクロライド、プロピル−クロロ−シランジ
イル−ビス(9−フルオレニル)チタンジクロライド。
【0022】本発明の官能化メタロセン化合物の製造は
次の反応式に示した一般的方法により得られる。 〔但しY、Z、L、M、j及びmは前述の意義を有し、
SはT(R4)3(但しTはケイ素であり、R4はC1-20アル
キル基である)の脱離性基を表わす〕。
【0023】Sは好ましくは、基 Si(CH3 ) 3 又は Sn
(CH3 ) 3 を表わす。この反応式で表わした場合にSは
互いに同じでも異なっても良い基を表わし、結合部L−
Sはイオン性のs又はp−結合又はその組合せを表わす
ことができ;結合部L−Mは常に高いπ特性をもつ結合
を表わす。官能化架橋(functionalized bridge) を有す
るメタロセンの合成方法は溶剤の存在下に又は不在下に
実施できる。溶剤を用いる場合には、脂肪族炭化水素、
芳香族炭化水素又はこれらのモノハロゲン又はポリハロ
ゲン含有誘導体であり得るのが好ましい。2種又はそれ
以上の溶剤の混合物もまた用い得る。
【0024】官能化架橋を有するメタロセンのこの製造
方法は−20〜 300℃の温度で好ましくは0〜 200℃の温
度で又は用いた溶剤系の還流温度で実施できる。官能化
架橋を有するメタロセンのこの製造方法は、光から保護
しながら又は保護することなく実施し得る。
【0025】本発明の化合物は次いで原料化合物の官能
化に適当な基剤を作用させることによって得られる新規
な化合物の前駆体として用い得る。適当な基剤は少なく
とも1個の反応性基G−J(但しGは14,15,16又は17
族の元素を表わし、Jは1(水素を含む)、2又は3族
の元素を表わす)を有する基剤である。
【0026】両方の反応性基即ちメタロセンの官能基と
基剤の反応性基との間の反応過程は次の反応式により表
わし得る; この様にしてメタロセン誘導体は、官能化前駆体のメタ
ロセンから1つ又はそれ以上の単位G−Zを有すること
を特徴として得られる。
【0027】反応性基G−Jは例えばヒドロキシ、アミ
ノ、ホスフィノ、チオール、アミド、ホスフィド、チオ
キシ、アルキルアニオン等である。これらの基を含有す
る基剤の例は水、アンモニア、シリカ、アルミナ、アル
コール、フェノール、シラノール、チオール、第1級及
び第2級アミン、第1級及び第2級ホスフィン、ハロゲ
ン化水素、アルキリド又はアルコキシド又はアミド又は
フェノキシドあるいはアルカリ又はアルカリ土類金属の
アルコキシド又はヒドロキシドあるいはこれらの種々の
基単位を組合せた化合物例えばアミノアルコール、ヒド
ロキシチオール、ポリオール、ジオールである。
【0028】官能化架橋を有するメタロセンと基剤との
間の反応は基本的には両反応剤の性状に応じて広範囲の
条件で行うことができる:反応温度は−100 〜 200℃の
広範囲で好ましくは−20〜 180℃の範囲であることがで
き、より高い及びより低い限界温度は基本的には反応剤
の活性、溶解度及び安定性によって調整される。
【0029】溶剤に関して、この種の反応は種々の溶剤
例えば脂肪族炭化水素及び芳香族炭化水素中で行ない得
ると言われておるが、酸性の水素を有しない配位溶剤を
用いるのが好ましい。この種の溶剤はエーテル、チオエ
ーテル、第3級アミン、ニトリル、第2級アミド等であ
る。反応を助力するために配位剤(エーテル、チオエー
テル、第3級アミン、ニトリル、第2級アミド等)を加
えた非配位溶剤もまた用い得る。
【0030】反応時間に関して、完全な反応に必要とさ
れる反応時間は大抵は前記の変数(温度及び溶剤)並び
に反応剤それ自体の活性に応じて決まる。一般に反応時
間は数分間と数日間との間にある。
【0031】同じ基剤が相異なる性状の種々の反応性基
を保持し得るという事実の結果としてまた当業者にとっ
て明白であるように、本発明の官能化メタロセンから得
られる可能な化合物は実際上制限されない。特に興味あ
る場合は2個又はそれ以上の反応性基G−Jを有する基
剤と種々の官能化架橋を有する種々のメタロセンとの間
の反応から得られるビメタロセン又はポリメタロセン誘
導体が得られることである。架橋部で官能化したメタロ
センの誘導体の若干の例を明示するが、何らこれに限定
されるものではない。
【0032】 (式中R,M,Cp は前述の意義を有し、Si,O,N,
Sは周期表の対応の元素を表わす)。
【0033】本発明の官能化メタロセンとそれらの誘導
体は無機固体上に担持されたものも含めて種々の役割と
して用いることができ、1個又はそれ以上の助触媒と共
にα−オレフィンの重合反応用の触媒成分として用いる
ことは特定の場合である。
【0034】
【実施例】
一般的条件:メタロセンの製造は乾燥反応器中であるい
はシュレンク(Schlenk) の技術を用いることにより乾燥
窒素の雰囲気の保護下に全ての工程で実施する。用いた
溶剤は文献に記載された方法により使用前に乾燥する。
次の実施例において式の化合物を表わすのに以下の略号
を用いる: Cp:シクロペンタジエニル基 Me:メチル基 TMS:トリメチルシリル基
【0035】実施例1 〔(クロロメチルシランジイル)ビス(シクロペンタジ
エニル)〕ジルコニウム(IV)ジクロライド、Cl(Me)Si
Cp2 ZrCl2 の製造 本実施例は官能化架橋を有するジルコニウム メタロセ
ン及びその製造を記載するのに有用である。
【0036】1.1 シクロペンタジエニルトリメチル
シランのジリチウム塩CpTMSLi の調製 300mlのヘキサンに入れた40g(0.29モル)のシクロペ
ンタジエニルトリメチルシランの溶液をヘキサン中のブ
チルリチウムの1.25M溶液 200mlに添加した。反応混合
物の添加中は温度を0〜5℃に維持した。室温で3時間
後に、得られた白色固体を沈降させ、 150mlのヘキサン
で1回洗浄した。この固体は所望の生成物と同定され
た。 1H-NMR (d8 −テトラヒドロフラン)5.95(プソ
イド−t,2H),5.85(プソイド−t,2H),0.16(s,9H),
13C-NMR (d8 −テトラヒドロフラン)112.9, 111.2,
108.09, 2.89。
【0037】1.2 ジクロロ(メチル)シリル(トリ
メチルシリル)シクロペンタジエンCl2 (Me)SiCpTMS の
調製 30ml(0.25モル)のトリクロロメチルシランと 250mlの
乾燥ヘキサンとの溶液を、0.25モルのCpTMSLi と 200ml
のヘキサンとの懸濁物に添加した。次いで反応混合物を
還流温度で5時間加熱した。冷却後に、固体を濾取し、
200ml以上のヘキサンで洗浄した。真空中で溶剤を除去
した後に、濾取生成物と洗浄水との混合物から、73〜74
℃(2トル)で留出する淡黄色油を得た。得られた生成
物は殆んど異性体の1−〔ジクロロ(メチル)シリル〕
−1−(トリメチルシリル)シクロペンタジエンであ
る。工程1.1及び1.2の全収量は66.7g(92%)で
ある。 1 H-NMR(C6 D 6 ) :6.61(m,2H), 6.42(m,2H),
0.13(s,3H), 0.04(s,9H)。13C-NMR (C6 D 6 ) :134.2,
133.6, 59.0, 2.5-1.1。
【0038】1.3 ビス(トリメチルシリルシクロペ
ンタジエニル)メチルクロロシラン Cl(Me)Si(CpTMS)2
の調製 テトラヒドロフランに溶かした〔CpTMS 〕MgCl(トリメ
チルシリルシクロペンタジエニルのクロロマグネシウム
誘導体)の1M溶液80mlを、工程1.2で調製した〔Cl
2 (Me)SiCpTMS 〕の20.2g(0.08モル)と 300mlのヘキ
サンとの溶液に徐々に添加した。反応混合物を室温で18
時間以上攪拌下に維持した。固体を濾取し、ヘキサン(1
00ml) で洗浄した。濾取した生成物の溶剤を除去し、得
られた油状物を蒸留した。 110℃(0.5トル) で留出する
淡黄色留分を収集した。収量は15.8g(57%)である。
この留分は式 Cl(Me)Si(CpTMS)2 を有する異性体の混合
物よりなる。
【0039】1,4〔(クロロメチルシラノジイル)ビス(シ
クロペンタジエニル)〕ジルコニウム(IV)ジクロライドC
l(Me)Si(Cp)2 ZrCl 2 の製造 10.14g(0.029モル)のCl(Me)Si(CpTMS)2と200mlのトル
エンとの溶液を、光から保護した容器中で6.69g(0.029
モル)のZrCl4に迅速に装入した。これを直ちに110℃の
浴に導入し、3時間攪拌下に維持した。次いで反応混合
物を熱間濾過し、得られた溶液を直ちに冷凍器で冷却さ
せて生成物を晶出させこれを濾過により収集した。収量
7.7g(72%)。
【0040】Zr 24.6%(理論値:24.7%);Cl 28.1
%(理論値:28.8%).1 H-NMR (CDCl3 ):7.04(m,2H), 7.00(m,2H), 6.17(m,2
H), 5.97(m,2H), 1.12(s,3H). 13C-NMR(CDCl3 ):129.5,
128.2, 114.5, 113.4, 108.2, -1.7.質量分光法:M+
m/z (相対強度) 373.9(14%), 372.9(8%), 3
71.9(41%), 370.9(18%), 369.9(80%), 36
8.9(36%), 367.9(100%), 366.9(30%), 365.9
(71%)〔 C11 H11Cl3 SiZrについて算出したM+ : 3
73.9(13%), 372.9(8%), 371.9(41%), 37
0.9(18%), 369.9(77%), 368.9(33%), 367.
9(100%) , 366.9(28%), 365.9(73%)〕
【0041】実施例2 〔(クロロメチルシラノジイル)ビス(シクロペンタジ
エニル)〕ハフニウム(IV)ジクロライドCl(Me)SiCp2
HfCl2 の製造 本実施例は官能化架橋を有するハフニウムメタロセン及
びその製造を記載する。光から保護した容器中で2.15g
(6.1ミリモル) の Cl(Me)Si(CpTMS)2 と50mlのトルエン
との溶液を1.95g(6.1ミリモル) のHfCl4 に迅速に添加
した。次いでこれを前もって 110℃に加熱した油浴に浸
漬した。これらの条件下で2時間攪拌下に維持してか
ら、熱間濾過した。こうして得られた溶液を冷凍器で冷
却した。この様にして所望生成物の晶出を実施し、生成
物はCl(Me)SiCp2 HfCl2 であると同定された。収量:
2.1g(78%).
【0042】1 H-NMR (CDCl3 ):6.95(m,2H), 6.90(m,2
H), 6.10(m,2H), 5.90(m,2H), 1.12(s,3H). 13C-NMR(CD
Cl3 ):128.2, 126.9, 112.4, 111.4, 109.5, -1.7.質量
分光法:M+ m/z (相対強度) 460.9(4%) 459.9
(19.5%), 458.9(19%), 457.9(65%), 456.9
(50%), 455.9(100%), 454.9(60%), 453.9(55
%), 452.9(31%), 451.9(10%)〔 C11 H11Cl3
SiHfについて算出したM+: 460.9(4%), 459.9(2
1%), 458.9(19%), 457.9(70%), 456.9(45
%), 455.9(100%) , 454.9(54%), 453.9(51
%), 452.9(28%), 451.9(8%)〕.
【0043】実施例3 Cl(Me)SiCp2 HfCl2 とH 2 O と
の反応 本実施例は官能化した架橋を有するメタロセンからビメ
タロセン化合物を得る方法を記載する。実施例2により
製造したハフノセン 0.590g(1.3ミリモル) をN2 下に
40mlの乾燥テトラヒドロフランに溶解させた。次いで12
ml(0.66ミリモル)の蒸留水を添加した。室温で攪拌下
に12時間維持した。次いで溶剤を真空中で除去し、残渣
をジエチルエーテルで抽出した。抽出相から溶剤を除去
した後に、固体の淡桃色の残渣が残留した。 収量:0.41g(73%)、生成物はCl2 HfCp2 Si(CH 3 )-
O-(CH 3 ) SiCp2 HfCl2 であると同定された{ 1 H-NMR
(CDCl3 ):6.94(m,4H), 6.84(m,4H), 6.07(m,4H), 5.84
(m,4H), 0.86(s,6H)}。
【0044】実施例4 Cl(Me)SiCp2 ZrCl2とベンジル
アルコールとの反応 本実施例は官能化架橋を有するメタロセンとモノヒドロ
キシアルコールとの間の反応を記載する。200ml(19ミリ
モル)のベンジルアルコールを、40mlの乾燥テトラヒド
ロフランに溶かした0.5g(1.35ミリモル)のCl(Me)SiCp2
ZrCl2の溶液に添加した。反応混合物を12時間室温で攪
拌下に維持した。次いで溶剤を真空中で蒸発させ、ジエ
チルエーテルを添加した。生成した固体を収集し、これ
はPhCH2O(CH3)SiCp 2 ZrCl2であると同定された{1H−NMR
(CDCl3):7.50−7.30 (m, 5H), 7.03 (m, 2H)、6.92
(m, 2H)、6.10 (m, 2H)、5.93 (m, 2H)、5.15 (s, 2H),
0.77 (s, 3H)、質量分光法:M m/2 (相対強度)446.0
(7%)、445.0 (6%)、444.0 (32%)、443.0 (19%)、
442.0 (69%)、441.0 (39%)、440.0 (100%)、439.0
(45%)、438.0 (91%)〔C1816Cl2OSiZrについて算出
したM: 446.0(9%)、445.0(8%)、444.0 (33%)、44
3.0(20%)、442.0(70%)、441.0 ((38%)、440.0 (100
%)、439.0 (44%)、438.0 (92%))
【0045】実施例5 Cl(Me)SiCp2 ZrCl2 と1,4−
ベンゼンジメタノールとの反応 本実施例は官能化架橋を有するメタロセンとジオールと
の間の反応を記載する。実施例2で製造したジルコノセ
ン 500mg(1.35ミリモル)の溶液を、30mlの乾燥テトラ
ヒドロフランに溶かした49mg(0.35ミリモル)の1,4
−ベンゼンジメタノールの溶液に添加した。反応混合物
を12時間以上室温で攪拌した。次いで溶剤を真空中で除
去し、残渣をジエチルエーテル(50ml)で抽出した。固
体残渣は次の成分からなる混合物である:
【0046】67% Cl2 ZrCp2 Si(CH 3 )-OCH 2 C 6 H
4 CH2 O-(CH 3 )SiCp 2 ZrCl2 1H-NMR(CDCl3 ): 7.4
7(s,4H), 7.03(m), 6.92(m), 6.08(m), 5.93(m), 5.16
(s,4H), 0.78(s,6H) } 15% HOCH 2 C 6 H 4 CH2 O-(CH 3 )SiCp 2 ZrCl2 1
H-NMR(CDCl3 ): 7.42(m,4H), 7.03(m), 6.92(m), 6.08
(m), 5.93(m), 5.13(s,2H), 4.74(s,2H), 0.75(3H) } 18% Cl2 ZrCp2 Si(CH 3 )-O-(CH 3 ) SiCp2 ZrCl2
1H-NMR(CDCl3 ): 7.03(m), 6.92(m), 6.14(m,4H), 5.9
3(m), 0.84(s,6H)}
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−149781(JP,A) 特開 平8−295696(JP,A) 米国特許5399636(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 17/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(I) 〔式中Yはハロゲンであり;Mは周期律表の4族の遷移
    金属であり;各々のLは、π結合によってMに結合され
    しかもインデニル又はフルオレニル基を含めてシクロペ
    ンタジエニル型の単位から個々に選ばれ; ZはQ−(R) p(但しQはSiであり、RはC1-20アルキル
    基であり、Pは1である)であり; kは1であり; mは遷移金属の酸化状態と合致して2又は2より大きい
    数であり;jは1である〕を有するメタロセン化合物。
  2. 【請求項2】 次の反応工程; 〔式中Y、Z、L、M、j及びmは前述の意義を有し、
    Sは式T(R4)3(但しTはケイ素であり、R4はC1-20アルキ
    ル基である)の脱離性基を表わす〕によって生成するこ
    とを特徴とする、請求項1記載のメタロセン化合物の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 各々のSは個々に基Si(CH3) 3又はSn(CH
    3)3を表わす請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 単位L−Sはイオン性のs又はp結合又
    はその組合せを表わし;単位L−Mは高いπ特性を有す
    る結合を表わす請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1のメタロセン化合物の官能化架
    橋をG−J(但しGは14、15、16又は17族の元素であ
    り、Jは1(水素も含む)、2又は3族の元素である)
    で表わされる1つ又はそれ以上の反応性基をその構造中
    に有する基剤と反応させることを特徴とするメタロセン
    誘導体の製造方法。
  6. 【請求項6】 G−Jはヒドロキシ、アミン、ホスフィ
    ノ、チオール、アミド、ホスフィド、チオキシ基から選
    ばれる請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 基剤はポリオールである請求項5記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 基剤はジオールである請求項5記載の方
    法。
JP01933798A 1997-02-01 1998-01-30 メタロセン化合物、その製造方法及びその使用 Expired - Fee Related JP3390133B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ES9700200 1997-02-01
ES9700200 1997-02-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10226693A JPH10226693A (ja) 1998-08-25
JP3390133B2 true JP3390133B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=8298074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01933798A Expired - Fee Related JP3390133B2 (ja) 1997-02-01 1998-01-30 メタロセン化合物、その製造方法及びその使用

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6018064A (ja)
EP (1) EP0856518B1 (ja)
JP (1) JP3390133B2 (ja)
AT (1) ATE236914T1 (ja)
DE (1) DE69813058T2 (ja)
ES (1) ES2192760T3 (ja)
NO (1) NO323005B1 (ja)
PT (1) PT856518E (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69703728T2 (de) * 1996-10-31 2001-06-28 Repsol Quimica Sa Katalysatorsysteme für die Polymerisation und Copolymerisation von Alpha-Olefinen
EP0856524A1 (en) * 1997-02-01 1998-08-05 Repsol Quimica S.A. Heterogeneous catalyst components for olefins polymerization, preparation process and use thereof
ES2211013T3 (es) 1998-04-27 2004-07-01 Repsol Quimica S.A. Sistemas cataliticos para la polimerizacion y copolimerizacion de alfa-olefinas.
DE69916358T2 (de) * 1998-04-29 2005-04-21 Repsol Quimica Sa Verfahren und Verwendung von heterogenen Katalysatorbestandteilen für die Olefinpolymerisation
PT955306E (pt) * 1998-04-29 2003-06-30 Repsol Quimica Sa Compostos metaloceno funcionalizados processo de sintese e utilizacao
US6706827B1 (en) * 1998-06-08 2004-03-16 Samsung Atofina Co. Ltd. Metallocene catalysts for olefin or styrene polymerization and polymerization method using the metallocene catalysts
US6291610B1 (en) 1998-12-18 2001-09-18 Univation Technologies, Llc Haloaryl containing group 13 substituents on bridged metallocene polyolefin catalysts
KR100690345B1 (ko) * 2004-09-03 2007-03-09 주식회사 엘지화학 담지 메탈로센 촉매, 그 제조방법 및 이를 이용한폴리올레핀의 제조방법
CN106046208B (zh) * 2016-05-23 2019-03-29 北京化工大学 硅羟氧基桥联的双金属半茂催化剂及制备方法与应用
CN106008767A (zh) * 2016-05-23 2016-10-12 北京化工大学 醇氧亚甲基桥联双金属半茂催化剂及制备方法与应用
US10968290B2 (en) 2017-03-28 2021-04-06 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Metallocene-catalyzed polyalpha-olefins
WO2018182984A1 (en) * 2017-03-28 2018-10-04 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Metallocene compounds

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0704463B1 (en) * 1994-04-11 1999-07-28 Mitsui Chemicals, Inc. Process for producing propylene polymer composition, and propylene polymer composition
DE19527652A1 (de) * 1995-07-28 1997-01-30 Hoechst Ag Metallocenverbindung
ES2120868B1 (es) * 1995-08-03 2000-09-16 Repsol Quimica Sa Sistema de catalizadores hetereogeneos tipo metalogeno, para procesos de obtencion de poliolefinas.
IT1283010B1 (it) * 1996-05-15 1998-04-03 Enichem Spa Complesso metallocenico supportato e procedimento per la sua prepa- razione

Also Published As

Publication number Publication date
ATE236914T1 (de) 2003-04-15
EP0856518A1 (en) 1998-08-05
EP0856518B1 (en) 2003-04-09
JPH10226693A (ja) 1998-08-25
DE69813058T2 (de) 2004-02-19
NO980412D0 (no) 1998-01-30
DE69813058D1 (de) 2003-05-15
NO980412L (no) 1998-08-03
NO323005B1 (no) 2006-12-18
US6018064A (en) 2000-01-25
ES2192760T3 (es) 2003-10-16
PT856518E (pt) 2003-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0979232B1 (en) Process for the preparation of metallocene compounds
US6365764B1 (en) Bridged bis-fluorenyl metallocenes process for the preparation thereof and use thereof in catalysts for the polymerization of olefins
JP3390133B2 (ja) メタロセン化合物、その製造方法及びその使用
JPH07267974A (ja) 架橋した立体剛性のメタロセンの製造法およびメタロセン
JP3815814B2 (ja) 橋状メタロセン化合物の製造法
CA2167860A1 (en) Process for the preparation of cyclopentadienyl compounds and compounds obtained therefrom
JP3599810B2 (ja) 架橋されたシクロペンタンジエニルマグネシウム−化合物、その製法およびメタロセンの製法
JP3998270B2 (ja) シクロペンタジエニル化合物の製造方法
RU2337104C2 (ru) СПОСОБ ДИАСТЕРЕОСЕЛЕКТИВНОГО СИНТЕЗА РАЦЕМИЧЕСКИХ ДИОРГАНОСИЛИЛБИС(2-МЕТИЛБЕНЗО[е]ИНДЕНИЛ)ЦИРКОНИЕВЫХ СОЕДИНЕНИЙ И РАЦЕМИЧЕСКОЕ СОЕДИНЕНИЕ ПЕРЕХОДНОГО МЕТАЛЛА
KR20010072229A (ko) 티타늄 착물의 제조 방법
Lee et al. Synthesis of zirconocenes bearing benz [f] indenyl ligand and their use as a catalyst in ethylene polymerization
RU2168489C2 (ru) Циклопентадиенильные производные, способ их получения и промежуточные соединения для их получения
KR100576971B1 (ko) 올레핀 중합용 이핵 전이금속 화합물의 제조 방법
JP4510291B2 (ja) チタン(ii)又はジルコニウム(ii)錯体の製造法
JP2005529865A (ja) インデン置換体の製造方法
JP3713405B2 (ja) 架橋ジルコノセン化合物の製造方法
US6414206B2 (en) Process for preparing bisindenylalkanes
JP2023520744A (ja) C2架橋シクロペンタジエニル配位子を合成するための新しいプロセス及び対応するansa-メタロセン触媒
JP2002513421A (ja) 橋かけしたハフノセン類の生産性向上
JP3323473B2 (ja) 新規な架橋基含有化合物
JP3701147B2 (ja) 架橋ハフノセン化合物の製造方法
JPH08208675A (ja) 二置換シクロペンタジエニル配位子を有する遷移金属錯体の製法
JP2001172292A (ja) チオ(シクロペンタジエニル)(フェノキシ)チタン錯体の製造方法
JP2004528291A (ja) 橋かけされたビホスホール及びそれから製造されたメタロセン
JPH10182680A (ja) ビスアルキルシクロペンタジエニル錯体化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees