JP3376734B2 - 車両用ドアのアウタモール結合構造 - Google Patents

車両用ドアのアウタモール結合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は車両用ドアのアウタモ
ール結合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ドアのアウタモール結合構
造としては、例えば図4〜図6に示すようなものが知ら
れている(類似技術として、実開昭63−85525号
公報参照)。
【0003】1は自動車のフロントドアで、そのアウタ
パネル2のウエストにはアウタモール3が取付けられて
いる。そして、このアウタモール3の前端は三角形状を
したコーナ部品4の下端部に結合されている。アウタモ
ール3及びコーナ部品4の表面には、それぞれステンレ
ス製の第一装飾板5と第二装飾板6が連続状態で設けら
れている。第二装飾板6はドアサッシュ7の第三装飾板
8にも連続している。
【0004】アウタモール3は主に樹脂インジェクショ
ン成形品のモール本体9から成っており、このモール本
体9の表面に前記第一装飾板5が一体成形してある。ま
た、アウタモール3全体としては、アウタパネル2のウ
エストに上向きに形成した図外のフランジを挟み込める
ように、図6の如く、中心線Lを境にした表面側部分1
0と裏面側部分11とからU字状に形成されている。表
面側部分10と裏面側部分11はぞれぞれ内リップ1
2、13を備えており、裏面側部分11には外リップ1
4も形成されている。これらの各リップ12、13、1
4はモール本体9が硬質樹脂であるのに対して、シール
性を得るために軟質樹脂で形成されている。尚、表面側
部分11の内リップ12の前端部は所定長さd分だけ切
除してある。
【0005】一方、コーナ部品4も樹脂インジェクショ
ン成形品で、その下端部は、アウタモール3の表面側部
分10に相当する断面形状の対応部15が形成され、こ
の対応部15の表面に前記第二装飾板6を一体成形して
いる。そして、この対応部15の端部には第二装飾板6
も含めて縮小断面部16が形成されている。この縮小断
面部16はアウタモール3の表面側部分10の裏面に当
接する形状のもので、成形上の都合から斜面16aを介
して形成されている。
【0006】従って、このコーナ部品4の対応部15に
形成された縮小断面部16をアウタモール3の端部に差
し込み、表面側部分10の裏面を該縮小断面部16の表
面に当接させた状態で、該アウタモール3の端部はコー
ナ部品4に対して結合される。このようにすることによ
り、アウタモール3の部品精度、取付精度、熱収縮等の
要因により、アウタモール3の端部とコーナ部品4の対
応部15との間に予定以上の間隔があいても、アウタモ
ール3の第一装飾板5と縮小断面部16の第二装飾板6
とが重なり合っているため、側面から見て両装飾板5、
6が一応連続した状態に見える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、アウタモール3をコーナ部
品4に対して正規位置で取付けたとしても、コーナ部品
4の対応部15とアウタモール3の端部との間には、斜
面16aに相当する幅の隙間Sが必ず生じ、見映えを低
下させる原因となっている。また、このような隙間Sの
存在していると、自動車の高速走行時に不快な風切音が
発生するおそれもある。斜面16aを設けず、対応部1
5から直角に折り曲げることにより縮小断面部16を形
成することも考えられるが、そうすると縮小断面部16
の成形が大変に困難となり実用性の面で劣る。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、第一装飾板と第二装飾板の連続
した外観が得られ且つ両者間に隙間を生じさせない車両
用ドアのアウタモール結合構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
アウタモールの表面側部分に形成されたリップを、少な
くとも支持片の長さ相当範囲にわたって端部側から切除
している。
【0010】請求項2記載の発明は、支持片が表面側部
分の裏面に合致した表面形状を有している。
【0011】
【0012】請求項記載の発明は、リップを有したア
ウタモールの裏面部分における支持片の長さ相当範囲
に、該裏面側部分をリップごと切除した切除部が形成さ
れている。
【0013】請求項記載の発明は、切除部における表
面側部分の上端と、支持片の上端とで、グラスランを当
接支持したものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、アウタモールの
表面側部分に形成されたリップを、少なくとも支持片の
長さ相当範囲にわたって端部側から切除したため、表面
側部分にリップが形成されている構造のアウタモールの
場合においても、リップが支持片に干渉せずに確実な結
合状態が得られる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、支持片が表
面側部分の裏面に合致した表面形状を有しているため、
支持片とアウタモールとが密着し、安定した結合状態が
得られる。つまり、支持片は少なくとも一部が表面側部
分の裏面に当接していれば良いが、このように表面全体
を密着させるようにすれば、更に結合状態が良くなる。
【0016】
【0017】請求項記載の発明によれば、アウタモー
ルの裏側部分にリップごと切除した切除部を形成した
ので、裏面側部分にリップが形成されている構造のアウ
タモールの場合においても、リップが支持片に干渉せず
に確実な結合状態が得られる。リップのみを切除する場
合に比べて、裏面側部分をリップごと切除してしまう方
が作業性の面で有利である。
【0018】請求項記載の発明によれば、切除部にお
ける表面側部分の上端と、支持片の上端の両方で、グラ
スランを当接支持するため、該グラスランの支持性が向
上する。
【0019】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図1〜図
3に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分には同
一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0020】この実施例に係るコーナ部品17の下端部
に取付けられている第二装飾板18は、アウタモール1
9側の第一装飾板20よりも該第一装飾板20の板厚に
相当する分だけ断面サイズが大きく設定されている。そ
して、この第二装飾板18の端部には対応部21の端部
よりもアウタモール19側へ所定長さDだけ突出した延
長部18aが連続形成されている。
【0021】また、アウタモール19側の表面側部分2
2と同一断面形状をしている対応部21の裏側には、前
記延長部18aと同じ長さDの支持片23が形成されて
いる。この支持片23はアウタモール19の表面側部分
22の裏面に合致した表面形状を有している。このよう
に、対応部21の表面側にある第二装飾板18に延長部
18aを形成し、且つ裏面側に支持片23を形成したた
め、該第二装飾板18と支持片23との間には、ちょう
ど対応部21の厚さ(=モール本体24の表面側部分2
2の厚さ)に相当する間隔が形成されることになる。
【0022】一方、アウタモール19側における裏面側
部分25には、前記支持片23等の長さDに相当する範
囲に切除部26が形成されている。この切除部26を形
成することにより、内リップ13や外リップ14も同時
に切除される。本来、この切除部26は内リップ13を
切除する目的を形成されたものであり、内リップ13だ
けを切除するよりは、裏面側部分25自体を切除してし
まった方が作業が容易なので、このような切除部26を
形成したものである。尚、表面側部分22側の内リップ
12は従来同様に前記長さD分だけ端部側が予め切除さ
れている。
【0023】従って、このアウタモール19は、その表
面側部分22を前記第二装飾板18と支持片23との間
に差し込むことでコーナ部品17に結合される。このよ
うに結合することにより、アウタモール19の表面側部
分22が第二装飾板18と支持片23との間で挟持され
た状態となる。特に、支持片23の表面全体が表面側部
分22の裏面に密着するため、安定した結合状態が得ら
れる。また、裏面側部分25側の内リップ13は予め切
除部26を形成する時に一緒に形成されているため、支
持片23と内リップ13とが干渉することもない。尚、
表面側部分22の内リップ12も端部側が予め切除され
ているため、支持片23がこの内リップ12と干渉する
こともない。
【0024】このような結合状態とすることにより、第
二装飾板18が第一装飾板20の上に前記所定の長さD
の範囲で重なり合うため、アウタモール19の部品精
度、取付精度、取付後の熱収縮等の要因により、アウタ
モール19の端部が正規位置から変動しても、前記両装
飾板18、20は外観上連続するし、従来のような隙間
が生じることもなく、見映えの点で優れる。
【0025】また、コーナ部品17とアウタモール19
との結合部分には、第二装飾板18の板厚に相当する微
小な段差が形成されるだけで、自動車の高速走行中に不
快な風着音が生じることもない。
【0026】更に、図3に示す如く、結合した状態にお
いて、切除部26における表面側部分22の上端と、支
持片23の上端の両方が、ドアサッシュ内に保持された
グラスラン27を当接支持することになるため、該グラ
スラン27の支持性が向上し、ドアガラス28の良好な
昇降特性が得られる。
【0027】加えて、コーナ部品4側における第二装飾
板18や支持片23は共にストレート形状で、途中から
断面形状を変化させる必要がないため、該コーナ部品4
の成形性の面においても有利である。
【0028】以上の説明ではフロントガラスを例に説明
したが、本発明はリヤドアにも適用できる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、アウタモ
ールの表面側部分に形成されたリップを、少なくとも支
持片の長さ相当範囲にわたって端部側から切除したた
め、表面側部分にリップが形成されている構造のアウタ
モールの場合においても、リップが支持片に干渉せずに
確実な結合状態が得られる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、支持片が表
面側部分の裏面に合致した表面形状を有しているため、
支持片とアウタモールとが密着し、安定した結合状態が
得られる。つまり、支持片は少なくとも一部が表面側部
分の裏面に当接していれば良いが、このように表面全体
を密着させるようにすれば、更に結合状態が良くなる。
【0031】
【0032】請求項記載の発明によれば、アウタモー
ルの裏側部分にリップごと切除した切除部を形成した
ので、裏面側部分にリップが形成されている構造のアウ
タモールの場合においても、リップが支持片に干渉せず
に確実な結合状態が得られる。リップのみを切除する場
合に比べて、裏面側部分をリップごと切除してしまう方
が作業性の面で有利である。
【0033】請求項記載の発明によれば、切除部にお
ける表面側部分の上端と、支持片の上端の両方で、グラ
スランを当接支持するため、該グラスランの支持性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係るコーナ部品とアウタモ
ールを示す斜視図である。
【図2】コーナ部品とアウタモールの結合部を示す側面
図である。
【図3】図2中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図4】従来例を示すフロントドアの側面図である。
【図5】図4中矢示SB−SB線に沿う断面図である。
【図6】従来のコーナ部品とアウタモールの結合部を示
す側面図である。
【符号の説明】
2 アウタパネル 17 コーナ部品 18 第二装飾板 18a 延長部 19 アウタモール 20 第一装飾板 21 対応部 22 表面側部分 23 支持片 24 モール本体 25 裏面側部分

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアのアウタパネルのウエストに沿って取
    付けられたアウタモールの端部を、ドアのコーナ部品の
    下端部に結合するものであり、アウタモール樹脂製の
    モール本体の表面に金属製の第1装飾板を設けた構造で
    あり、コーナ部品の下端部前記モール本体の表面側部
    分と同一断面の対応部の表面に前記第1装飾板に連続す
    る第2装飾板を設けた構造であり、前記第2装飾板の断
    面サイズを第1装飾板よりも、この第1装飾板の板厚分
    だけ大きくすると共に第2装飾板の端部にアウタモール
    側へ向けた延長部を突出形成し、且つコーナ部品の対応
    部の裏側に前記アウタモール表面側部分の裏面に当接す
    る支持片をアウタモール側へ向けて突出形成し、第2装
    飾板の延長部と支持片とでアウタモールの表面側部分を
    挟み込んだ状態で結合している車両用ドアのアウタモー
    ル結合構造において、 アウタモールの表面側部分に形成されたリップを、少な
    くとも支持片の長さ相当範囲にわたって端部側から切除
    した ことを特徴とする車両用ドアのアウタモール構造。
  2. 【請求項2】支持片が表面側部分の裏面に合致した表面
    形状を有している請求項1記載の車両用ドアのアウタモ
    ール結合構造。
  3. 【請求項3】リップを有したアウタモールの裏面側部分
    における支持片の長さ相当範囲に、該裏面側部分をリッ
    プごと切除した切除部が形成されている請求項1又は請
    求項2記載の車両用ドアのアウタモール結合構造。
  4. 【請求項4】切除部における表面側部分の上端と、支持
    片の上端とで、グラスランを当接支持した請求項3記載
    車両用ドアのアウタモール結合構造。
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