JP3401970B2 - ウエザーストリップリテーナのリヤフイニッシャ取付構造 - Google Patents

ウエザーストリップリテーナのリヤフイニッシャ取付構造

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JP3401970B2 JP01095495A JP1095495A JP3401970B2 JP 3401970 B2 JP3401970 B2 JP 3401970B2 JP 01095495 A JP01095495 A JP 01095495A JP 1095495 A JP1095495 A JP 1095495A JP 3401970 B2 JP3401970 B2 JP 3401970B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車、とりわけハード
トップ型車のドア周りに設けられるウエザーストリップ
リテーナのリヤフィニッシャ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜5は従来のハードトップ型車のド
ア周りの構造を示すもので、車体開口部1の略上半部周
縁にはボディサイドウェザーストリップ6(以下、単に
ウェザーストリップと称する)を装着してあって、この
ウエザーストリップ6にドアウインドウパネル10の周
縁部を密接させて車室内、外をシールするようにしてい
る。
【0003】このウエザーストリップ6は車体開口部1
の周縁部にビス等の止着手段により固定したリテーナ2
に嵌着保持されていて、ドアウインドウパネル10の周
端縁が密接する中空のシールリップ7と、車体開口部1
の車室側の周縁を装飾するウエルト9に先端部が密接し
てリテーナ2配設部分を隠蔽する装飾用リップ8とを一
体成形してある。
【0004】リテーナ2の車外側の側縁部には端末にエ
ンドラバー4を一体成形したガラスホルダ3を前後方向
に沿って延設してあって、該ガラスホルダ3によって車
両走行時におけるドアウインドウパネル10の振動と、
該ドアウインドウパネル10の車外側への吸出し現象を
阻止するようにしている。
【0005】このリテーナ2の車外側の側縁部外面には
ルーフパネル11とリテーナ2とのパーティング部分を
隠蔽するドリップモール5が前後方向に接合配置される
が、リテーナ2の後部では車体の造形上の理由からルー
フパネル11との間のパーティング間隙が上下方向に漸
次広がるため、別成形したリヤフィニッシャ12をリテ
ーナ2の側縁部外面に接合して該リヤフィニッシャ12
をドリップモール5に接続するようにしている。
【0006】このリヤフィニッシャ12はステンレス等
の耐蝕性金属材からなる芯材13と、該芯材13を被覆
して一体成形した樹脂層14とで構成されていて、芯材
13の端部をリテーナ2の側縁部外面にスポット溶接に
よって接合してある。
【0007】また、リヤフィニッシャ12は断面略くの
字状に曲折成形されていて、曲折部分が車体開口部1の
中央側にせり出す形状、即ち、ドアウインドウパネル1
0の後部周縁に近づく形状に形成されているため、リテ
ーナ2の該リヤフィニッシャ12が取付けられる部分で
は前述のガラスホルダ3を切除してある。
【0008】リテーナ2の後部のガラスホルダ3を切除
した部分をそのままにしてあると、この切除した端末が
リヤフィニッシャ12の下側に見えて外観を損なってし
まうことから、このリテーナ2の端末部分を黒色に着色
した合成樹脂テープ15を前記ガラスホルダ3を切除し
た端末の全長Lに亘って接着固定してある。
【0009】この類似構造は、例えば実開昭63−58
023号公報に示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の合成樹脂テープ
15はリテーナ2の端末によるエッヂ切れ等を生じるこ
とがないように硬度が高く保形性のよい耐侯性に優れた
合成樹脂材が用いられているため、該合成樹脂テープ1
5は型成形により形成するようにしている。
【0011】ところが、リテーナ2の後部は車体形状に
合わせて3次元的に曲率を有しているため、合成樹脂テ
ープ15の成形性が悪く、また、該合成樹脂テープ15
をリテーナ2の後部の曲率に沿って接着することが難し
く、接着作業性が悪化すること等と相俟ってコスト的に
不利となってしまう。
【0012】また、万一この合成樹脂テープ15が剥が
れてしまうとリテーナ2の端末が見えて所期の目的を達
成できなくなってしまう。
【0013】更に、前述のようにリテーナ2の後部では
ガラスホルダ3を切除してあるため、ドアウインドウパ
ネル10を全閉位置に上昇させて中空のシールリップ7
に密接させた時に、該シールリップ7がドアウインドウ
パネル10の当接圧によって外側へ膨らみ出して該ドア
ウインドウパネル10との密接性、即ち、シール性が損
なわれるばかりでなく、シールリップ7の外側面がリテ
ーナ2の端末に擦れて損傷する可能性がある。
【0014】そこで、本発明は型成形した専用の合成樹
脂テープを用いることなくリテーナ後部のガラスホルダ
を切除した側縁部端末を隠蔽できて、コスト的に有利に
外観を向上することができるウエザーストリップリテー
ナのフィニッシャ取付構造を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1にあっては、車
体開口縁部にドアウインドウパネルと密接するウエザー
ストリップを嵌着保持するリテーナを固着し、該リテー
ナの車外側の側縁部にドアウインドウパネルを保持する
ガラスホルダを前後方向に沿って一体に延設すると共
に、リテーナの後部に前記ガラスホルダを切除した部分
を設けて、このガラスホルダを切除した部分の側縁部外
面にリヤフィニッシャを接合配置した構造において、前
記リヤフィニッシャにリテーナ側縁部のガラスホルダを
切除した端末を隠蔽する突起部を設け、この突起部をウ
エザーストリップのシールリップ外側面に当接配置し
ことを特徴としている。
【0016】
【0017】請求項2にあっては、請求項1に記載のリ
ヤフィニッシャをリテーナの側縁部外面に接合される金
属製の芯材と、該芯材を被覆して一体成形した樹脂層と
で構成し、突起部を該樹脂層に一体成形したことを特徴
としている。
【0018】
【作用】請求項1によれば、リヤフィニッシャに設けた
突起部でリテーナ側縁部のガラスホルダを切除した部分
の端末を隠蔽して見栄えを向上できるため、専用の端末
被覆用の合成樹脂テープを不要とすることができて、該
合成樹脂テープの成形工数、接着工数を削減できてコス
トダウンに大きく寄与することができると共に、合成樹
脂テープ剥離の問題を生じることもない。
【0019】また、ドアウインドウパネルを全閉位置に
まで上昇して該ドアウインドウパネルをシールリップに
密接させると、該シールリップがドアウインドウパネル
の当接圧によって外側へ膨み出す傾向にあるが、突起部
がこのシールリップの外側面に当接して該シールリップ
が外側へ膨み出すのを抑制して外観を向上できると共
に、シール反力の低下を抑えてシール性を向上すること
ができる。
【0020】また、突起部でシールリップが外側へ膨み
出すのを抑制できるから、該シールリップの外側面がリ
テーナ側縁部の端末に擦れて損傷するのを回避すること
ができる。
【0021】請求項2によれば、突起部をリヤフィニッ
シャの樹脂層に一体成形してあるため成形性が良くコス
トダウンを図れると共に、突起部の造形の自由度が得ら
れて突起高さおよび突起形状を任意に設定することがで
きる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0023】図1,2において、車体開口部1の略上半
部周縁にはリテーナ2をビス等の止着手段により固着し
て、該リテーナ2にドアウインドウパネル10と密接し
て車室内、外をシールするウェザーストリップ6を嵌着
保持してある。
【0024】リテーナ2の車外側の側縁部にはドアウイ
ンドウパネル10を保持するガラスホルダ3を前後方向
に沿って延設して、該ガラスホルダ3により車両走行時
におけるドアウインドウパネル10の振動と、該ドアウ
インドウパネル10の車外側への吸出し現象を阻止する
ようにしてある。
【0025】このリテーナ2の後部には前記ガラスホル
ダ3を切除した部分を設け、このガラスホルダ3を切除
した部分の側縁部外面に断面略くの字状に曲折成形した
リヤフィニッシャ12をスポット溶接によって接合し
て、該リヤフィニッシャ12をリテーナ2の側縁部外面
に接合配置したドリップモール5(図3参照)に接続し
てある。
【0026】本実施例ではこのリヤフィニッシャ12は
ステンレス等の耐蝕性金属材からなる芯材13と、該芯
材13をその前記リテーナ2に接合した基部を除いて被
覆して一体成形した樹脂層14とで構成してあり、この
樹脂層14の下面側の端末部分に前記リテーナ2の側縁
部の端末に近接して、該端末を隠蔽する突起部16を前
後方向に一体成形してある。
【0027】また、この突起部16は前記ウェザースト
リップ6のシールリップ7の外側面に当接配置してあ
る。
【0028】この実施例では、シールリップ7の自由状
態、即ち、ドアウインドウパネル10によってシールリ
ップ7が突き上げられていない状態では、突起部16が
シールリップ7の外側面から若干離間しているが、シー
ルリップ7の自由状態でもその外側面に突起部16が当
接するようにしてもよいことは勿論である。
【0029】以上の実施例構造によれば、リヤフィニッ
シャ12に設けた突起部16でリテーナ2の後部側縁部
のガラスホルダ3を切除した部分の端末を隠蔽して見栄
えを向上できるため、従来のような専用の端末被覆用の
合成樹脂テープを不要とすることができて、該合成樹脂
テープの成形工数、接着工数を削減できて大幅なコスト
ダウンを図ることができる。
【0030】また、合成樹脂テープの剥離による外観不
良、品質低下を来すことも回避することができる。
【0031】特に実施例にあっては、前述の突起部16
をウエザーストリップ6のシールリップ7の外側面に当
接配置してあるので、ドアウインドウパネル10を全閉
位置にまで上昇して該ドアウインドウパネル10をシー
ルリップ7に当接させた場合に、該突起部16でシール
リップ7の外側への膨み出しを抑制して外観を向上でき
ると共に、シール反力の低下を抑えてシール性を向上す
ることができる。
【0032】しかも、この突起部16でシールリップ7
が外側へ膨み出すのを抑制できるから、シールリップ7
の外側面がリテーナ2の側縁部の端末に擦れて損傷する
のを回避することもできる。
【0033】更に、突起部16はリヤフィニッシャ12
の樹脂層14に一体成形してあるので成形性が良くコス
ト的に有利に得られることは勿論、突起部16の造形の
自由度が得られて突起高さや突起形状等を要求に合わせ
て任意に設定することができて、外観およびシール性を
最適にすることができる。
【0034】なお、前記実施例では突起部16をリヤフ
ィニッシャ12の樹脂層14に一体成形した好ましい例
を示したが、該突起部16をリヤフィニッシャ12にビ
ード状にエンボス成形してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。
【0036】請求項1によれば、リヤフィニッシャに設
けた突起部でリテーナ後部側縁部のガラスホルダを切除
した部分の端末を隠蔽して見栄えを向上できるため、従
来用いられていた専用の端末被覆用の合成樹脂テープを
不要とすることができて、該合成樹脂テープの成形工
数、接着工数を削減できてコストダウンに大きく寄与す
ることができる。
【0037】また、合成樹脂テープの剥離による外観不
良、品質低下を来すことも回避できて、品質感を一段と
向上することができる。
【0038】請求項2によれば、突起部をウエザースト
リップのシールリップの外側面に当接配置してあるの
で、ドアウインドウパネルを全閉位置にまで上昇して該
ドアウインドウパネルをシールリップに密接させた場合
に、該突起部でシールリップの外側への膨み出しを抑え
て外観を向上できると共に、シール反力の低下を抑えて
シール性を向上することができる。
【0039】また、突起部でシールリップが外側へ膨み
出すのを抑制できるから、シールリップの外側面がリテ
ーナ側縁部の端末に擦れて損傷するのを回避することが
できて品質感および信頼性をより一層向上することがで
きる。
【0040】請求項3によれば、突起部をリヤフィニッ
シャの樹脂層に一体成形してあるため成形性が良くコス
トダウンを図れると共に、突起部の造形の自由度が得ら
れて突起高さや突起形状等を要求に合わせて任意に設定
することができ、外観およびシール性を最適にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図3のA−A線に沿う
断面図。
【図2】図1の要部を示す拡大断面図。
【図3】本発明の対象とする自動車の側面図。
【図4】従来の構造を示す図1と同様の断面図。
【図5】従来の構造の要部を示す拡大断面図。
【符号の説明】
1 車体開口部 2 リテーナ 3 ガラスホルダ 6 ウエザーストリップ 10 ドアウインドウパネル 12 リヤフィニッシャ 16 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04 B60R 13/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体開口縁部にドアウインドウパネルと
    密接するウエザーストリップを嵌着保持するリテーナを
    固着し、該リテーナの車外側の側縁部にドアウインドウ
    パネルを保持するガラスホルダを前後方向に沿って一体
    に延設すると共に、リテーナの後部に前記ガラスホルダ
    を切除した部分を設けて、このガラスホルダを切除した
    部分の側縁部外面にリヤフイニッシャを接合配置した構
    造において、前記リヤフイニッシャにリテーナ側縁部の
    ガラスホルダを切除した端末を隠蔽する突起部16を設
    、この突起部をウエザーストリップのシールリップ外
    側面に当接配置したことを特徴とするウエザーストリッ
    プリテーナのフイニッシャ取付構造。
  2. 【請求項2】 リヤフイニッシャをリテーナの側縁部外
    面に接合される金属製の芯材と、該芯材を被覆して一体
    成形した樹脂層とで構成し、突起部を該樹脂層に一体成
    形したことを特徴とする請求項1記載のウエザーストリ
    ップリテーナのリヤフィニッシャ取付構造。
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