JP3366748B2 - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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浩志 川内
和広 多和田
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高島屋日発工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、取付け精度がよく、し
かも、組立て・分解作業性にも優れた自動車用ドアトリ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアトリムのボディパネルとウ
ェザーストリップとドアトリム本体を固定一体化する取
付構造としては、実開昭61−26618号公報に示さ
れるように、ドアトリム本体の上端縁部にウェザースト
リップ取付け用のL字状トリムベースを固定してこのト
リムベースをボディパネルの上端縁に引っかけて仮固定
したうえクリップ等で両者を連結固定したもの(いわゆ
る引っかけタイプ)や、実開昭62−112636号公
報に示されるように、ドアトリムに装着されたクリップ
等をボディパネルの上端部に取付られたウェザーストリ
ップに対し車両横方向に真っ直ぐに差し込んで両者を固
定したもの(いわゆる横付けタイプ)が広く知られてい
る。
【0003】ところが、前者の場合にはトリムベースを
ボディパネルに仮固定したままの状態で本固定をするの
で建付け精度が悪く異音の発生原因になるという問題点
があり、また、建付け精度を上げるために基準となる別
部材を介在させると、組立て・分解作業性が劣るととも
にコストアップにもなるという問題点があり、一方、後
者の場合には取付作業をめくら状態で行うこととなり極
めて作業性が悪いという問題点があり、また、連結部分
の十分な剛性を確保するためにはドアトリムの強度を上
げる必要があり、大幅なコストアップにもなるという問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、取付け精度がよくて走行時に
おける異音の発生を確実に防止することができ、しか
も、組立て作業性および分解作業性にも優れて大いに生
産性を高めることができるとともに大幅な生産コストの
低減化をも図ることができる自動車用ドアトリムを提供
することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の自動車用ドアトリムは、ボディパ
ネルの上端を下向きのU溝部に形成してこれにウェザー
ストリップの基部に設けられたU字状連結部を嵌着する
一方、ボディパネルの表側に取付けられるドアトリム本
体の上端には下向きのベース片部を設け、該ベース片部
を前記U字状連結部の内部に係合させてボディパネルと
ドアトリム本体の上端同志を前記ウェザーストリップを
介して連結一体化したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように構成されたものは、ボディパネルと
ウェザーストリップとはボディパネルの上端に形成され
たU溝部に対してウェザーストリップの基部に設けたU
字状連結部を嵌着して連結してあるうえに、このボディ
パネルの表側に取付けられるドアトリムの上端はこれよ
り下向きに設けられているベース片部をもって前記ウェ
ザーストリップのU字状連結部の内部に係合させている
ので、ボディパネルとドアトリムの上端同志は相互間に
ウェザーストリップを介在させて正確に位置決めされた
状態で的確に連結一体化されることとなってがたつきが
ない。
【0007】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例について詳細に
説明する。図中1はボディパネル、2はボディパネル1
の上端に取付けられるウェザーストリップ、3はボディ
パネル1の表側に取付けられるドアトリム本体で、この
ドアトリム本体3は合成樹脂基材からなるベース板3b
の表面に表皮材3aが添装されたものである。ボディパ
ネル1の上端は下向きのU溝部4に形成され、またウェ
ザーストリップ2の基部には前記U溝部4内に嵌合可能
なU字状連結部5が一体に設けられており、また、ドア
トリム本体3の上端には前記U字状連結部5の内溝5a
内に挿入可能な下向きの挿込部6aを有するL字状のベ
ース片部6が設けられ、この挿込部6aの先端は前記内
溝5aの溝底の係合用部5bに係合される膨出縁部6b
としてある。また、U溝部4の上端縁はウェザーストリ
ップ2に形成された係合溝2aとの係合縁4cに形成さ
れていて両者の係合によりU溝部4にウェザーストリッ
プ2を嵌合した場合両者が外れることがないようにして
ある。
【0008】前記のU溝部4は図2に示されるようにボ
ディパネル1の上端においてフランジ4aを切り起こす
ことにより形成したものとしている。なお、4bはフラ
ンジ4aの補強用ビード、1bはドアインナリーンフォ
ースである。また、ドアトリム本体3を十分に強度のあ
る例えば鉄板成形トリム3d等で構成した場合には、図
3に示されるように上端縁部を折り曲げてベース片部6
を連続的に設けたものとすることもでき、更にはドアト
リム本体3を合成樹脂成形トリム3cで構成した場合に
は、図4に示されるように上端縁部にベース片部6を一
体成形したものとすることもできる。但し、この場合に
はベース片部6の両側に補強用リブ6c、6cを設けて
おくのが好ましい。
【0009】また、図5に示されるように、前記のU溝
部4を下方に向けて末広がりの形状にしておくこともで
き、この場合にはウェザーストリップ2のU字状連結部
5の嵌合をより強固にすることができ好ましい。また図
6に示されるように、ウェザーストリップ2のU字状連
結部5の内面と外面のうちいずれか一方または双方に襞
2b、2bを突設しておくこともでき、この場合にはベ
ース片部6の内溝5a内への挿入性と嵌合力、およびU
字状連結部5自身のU溝部4内への挿入性と嵌合力をよ
り強力にすることができ好ましい。更に図7に示される
ように、ベース片部6の下向きの挿込部6aの側縁に切
り欠き部6dを形成した場合には、この部分におけるU
字状連結部5の内溝5aとの連結力が低くなるため、
切り欠き部6dを起点に内溝5a内からの離脱を容易に
行うことが可能となり、ドアトリムの分解作業性を向上
できるので好ましい。
【0010】次に、以上のように構成した自動車用ドア
トリムの組立工程を、図1に示した実施例について説明
すると、ボディパネル1の上端に形成されたU溝部4内
へウェザーストリップ2のU字状連結部5を嵌合すると
ともに係合溝2aに係合縁4cを係合させてボディパネ
ル1にウェザーストリップ2を連結する。次いで、前記
U字状連結部5の内溝5a内にボディパネル1の表側に
取付けられるドアトリム本体3のベース片部6を挿入す
ることにより、ドアトリム本体3の上端をボディパネル
1に対して仮止めする。その後、このボディパネル1と
ウェザーストリップ2とドアトリム本体3とが正確に位
置決めされた状態で、常法に従いクリップ等でドアトリ
ム本体3とボディパネル1とを連結すれば、両者は確実
かつ適正位置で一体的に固定されることとなる。この場
合、前記のボディパネル1とウェザーストリップ2とド
アトリム本体3とは何ら隙間等を有することなくしっか
りと固定された状態となっているので、異音の発生も確
実に防止できることとなり、また組立て作業や分解作業
も極めて容易に行えることとなる。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は取付け精度がよくて異音の発生を確実に防止するこ
とができ、また、組立て作業性および分解作業性にも優
れて大いに生産性を高めることができるとともに大幅な
生産コストの低減化をも図ることができるものである。
よって本発明は従来の問題点を一掃した自動車用ドアト
リムとして、産業の発展に寄与するところは極めて大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】その他の実施例を示す断面図である。
【図3】その他の実施例を示す断面図である。
【図4】その他の実施例を示す断面図である。
【図5】その他の実施例を示す断面図である。
【図6】その他の実施例を示すウェザーストリップの断
面図である。
【図7】その他の実施例を示すベース片部の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ボディパネル 2 ウェザーストリップ 2b 襞 3 ドアトリム本体 4 U溝部 5 U字状連結部 6 ベース片部 6d 切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多和田 和広 愛知県豊田市若林東町中外根65番地 県 営中外根9棟302号 (72)発明者 酒井 敏男 愛知県刈谷市一里山町北本山82番地6 (56)参考文献 実開 平1−87021(JP,U) 実公 平4−6361(JP,Y2) 実公 昭62−4009(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60J 10/04 B60R 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディパネル(1) の上端を下向きのU溝
    部(4) に形成してこれにウェザーストリップ(2) の基部
    に設けられたU字状連結部(5) を嵌着する一方、ボディ
    パネル(1) の表側に取付けられるドアトリム本体(3) の
    上端には下向きのベース片部(6) を設け、該ベース片部
    (6) を前記U字状連結部(5) の内部に係合させてボディ
    パネル(1) とドアトリム本体(3) の上端同志を前記ウェ
    ザーストリップ(2) を介して連結一体化したことを特徴
    とする自動車用ドアトリム。
  2. 【請求項2】 U溝部(4) が下脹れ形状に形成されてい
    る請求項1に記載の自動車用ドアトリム。
  3. 【請求項3】 U字状連結部(5) の内面と外面のいずれ
    か一方または双方に襞(2b)が配設されている請求項1ま
    たは請求項2に記載の自動車用ドアトリム。
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