JP3298833B2 - 自動2輪車のサイドカバー取付構造 - Google Patents

自動2輪車のサイドカバー取付構造

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JP3298833B2
JP3298833B2 JP28387398A JP28387398A JP3298833B2 JP 3298833 B2 JP3298833 B2 JP 3298833B2 JP 28387398 A JP28387398 A JP 28387398A JP 28387398 A JP28387398 A JP 28387398A JP 3298833 B2 JP3298833 B2 JP 3298833B2
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Kawasaki Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、左右
一体型リヤカバーに、前方からサイドカバーをリヤカバ
ーの裏側から滑り込ませて取り付ける(組み付ける)よ
うにした自動2輪車のサイドカバー取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実公平3−5511号公報や実公
平7−19968号公報に開示されているように、サイ
ドカバーとリヤカバーとは突き合わせて接続され、その
合わせ面は直線的である。この合わせ面において、リヤ
カバーの前端縦壁に形成された孔に環状のグロメットが
嵌着され、一方サイドカバーの後端縦壁に後方に突出す
る先端膨出状の突起が一体に形成され、該突起をグロメ
ットに圧入することによりサイドカバー後端部をリヤカ
バーに固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のような単純
な突き合わせによる2次元的な合わせの場合と異なり、
複雑な3次元的合わせを求められるデザインのサイドカ
バーとリヤカバーの取付けには工夫を要する。
【0004】一般に、デザイン上一体感を持たせたサイ
ドカバーとリヤカバーを取り付ける際、フレーム側の取
付けだけでは比較的大きい3次元的な合わせ面をそろえ
ることは難しく、ラインを意図通りつなげることも難し
い。たとえ、合わせが許容範囲内におさまった場合で
も、フレームの公差等、量産のバラツキによる、接触粉
ふき(カバー同士が接触して塗装や樹脂が剥がれるこ
と)等が発生し、外観上の美観が劣る場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る自動二輪車のサイドカバー取付構造
は、左右一体型に形成され、車体後方から車体側方を囲
繞する状態で車体側に取り付けられるリヤカバーと、当
該リヤカバーの両前部に配置されるサイドカバーとを有
する自動二輪車のサイドカバー取付構造であって、上記
リヤカバーは、その前部に車体前方側へ延びる先細り部
を有し、且つ当該先細り部に連続して外側に膨出形成さ
れた胴体部とを有しており、上記サイドカバーは、上記
先細り部の先端が挿入され得る凹部と、当該凹部に連続
して上記先細り部の下縁に沿って配置され得る延設部と
を有しており、上記凹部が上記先細り部の先端内側に配
置され、上記延設部が上記先細り部の下縁部に沿うと共
に上記胴体部と三次元的一体感を持たせるように配置さ
れ、上記凹部内で処置の締結具によって上記先細り部の
先端と上記サイドカバーとが重ね合わされた状態で取り
付けられており、且つ上記延設部の先端部には、後方へ
延びる係止突起が形成されており、上記リヤカバーに
は、上記係止突起が係合し得るグロメットが設けられて
おり、上記係止突起が上記グロメットに対して前方から
後方へ滑り込ませた状態で係合していることを特徴とす
るものである。
【0006】この構成によれば、まず、リヤカバーを車
体側に固定し、リヤカバーの前方からサイドカバーを裏
から滑り込ませるようにして取り付けることができる。
これにより、上記形状を呈するサイドカバーであっても
三次元的合わせを可能とし、デザイン上一体感を持たせ
た取付けを容易に行うことができる。
【0007】
【0008】特に、本請求項に係る発明では、リアカバ
ーに対してサイドカバーを滑り込ませるようにして取り
付ける際に、サイドカバーの係止突起をリアカバーのグ
ロメットに係合させるから、サイドカバーの三次元的合
わせを可能とし、デザイン上一体感を持たせた取付けを
容易に行うことができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この出願発明の実施形態を
図面を参照しながら説明する。
【0012】図1は本発明を適用した自動2輪車の左側
面図、図2はその後半上部の拡大側面図である。図3
(a)(b)はそれぞれ一体的に組み付けられたサイドカバー
とリヤカバーのみを取り出して示した平面図と底面図で
ある。図4と図5はそれぞれサイドカバーとリヤカバー
相互の取付部の断面図を示し、図4は図2におけるA−
A断面図、図5は同B−B断面図である。
【0013】図1および図2に示すように、前部フレー
ム1から後方に延びた後部フレーム2の後端部には前方
に向けて下方に伸びる下部フレーム3が固着されてお
り、後部フレーム2および下部フレーム3の前端部が前
部フレーム1に固着されている。後部フレーム2上には
左右一体型に形成されたリヤカバー4の上縁に沿うよう
にシート5が支持されていると共に、シート5の下方に
はシート5の後方からシート5前部付近まで延びる細長
いリヤカバー4が設けられている。リヤカバー4の後端
部手前の下部にはリヤフェンダ6が斜め後方に延びてい
る。リヤカバー4の後部の上面には、リヤカバー4の上
縁に沿うような形でグリップ7が左右両側にリヤカバー
4と共締めされてフレーム側に固定されている。
【0014】図2に示すように、リヤカバー4の前部
は、その下部が弧状に切り込まれたような形になって、
先細り部8が形成されている。図3(a)(b)に示すよう
に、リヤカバー4は先細り部8を除いた胴体部が外側に
膨出した形で左右一体連続したものとして形成されてい
る。図2に示す如く、リヤカバー4の前部にサイドカバ
ー9がデザイン的な一体感をもって連設されている。
【0015】サイドカバー9は、リヤカバー4を挟み込
むような形で前方に略扇状に広がった形をしている。サ
イドカバー9の上縁部は、図6にも示すように燃料タン
ク10から張り出したブラケット11に設けたグロメッ
ト12にサイドカバー9の円柱状突起13が嵌入して固
定されている他に、後部フレーム2から突設したブラケ
ット14にビス止めされ、また、前部フレーム1から突
設したブラケット15にビス止めされている。
【0016】次に、図2,図4および図5に基づきサイ
ドカバー9とリヤカバー4との取り付け部の構造を説明
する。
【0017】サイドカバー9の本体上部9aと下部9b
の中間部には矩形の凹部16が形成され、この凹部16
にリヤカバー4のコ状断面の先細り部8の先端部が入り
込んで重なり合っている。サイドカバー9の凹部16と
本体前部との境界部には略楕円形の孔9dが形成されて
いる。サイドカバー9とリヤカバー4との取付部にはサ
イドカバー4に円形窪み部8aが形成され、この窪み部
8aとこの内側に位置するサイドカバー9(凹部16に
おける縦壁9c)との間に設けたビス等の締結具17に
よって両者が固定されている。
【0018】一方、サイドカバー9の下部は細長く後方
に延びており、その細長い延設部9eの上縁はリヤカバ
ー4の先細り部8の下縁にラインをそろえてサイドキャ
リヤの下部に入り込んでデザイン的に両者の融合一体感
を高めている。図5に示すように、サイドカバー9の細
長い延設部9eの先端には内側に屈曲部9fを有し、こ
の屈曲部9fに円錐状の長い係止突起9gがサイドカバ
ー9外面と平行に後方へ突出している。
【0019】リヤカバー4の内側に縦壁4aが設けら
れ、縦壁4aの両側には三角形状の補強用のリブ4bが
立設されている。縦壁4aにはグロメット4cが設けて
あり、グロメット4cにサイドカバー9の上記円錐状
(テーパ状)突起9gを嵌入(圧入)されて、サイドカ
バー9とリヤカバー4とはその下部で係着固定されてい
る。この係着部は外側からは見えないので外観上もすぐ
れ、この固定でリヤカバーとサイドカバーとのラインが
そろってデザイン上もスマートなものとなる。
【0020】以上のような構成において、リヤカバー4
とサイドカバー9との組み付けの要領について説明する
と、まず、フレームに固定した、左右一体型のリヤカバ
ー4の前方よりサイドカバー9を裏から滑りこませるよ
うにして、リヤカバー4のグロメット4cにサイドカバ
ー9の円錐状の突起9gを差し込み、リヤカバー4の先
細り部8を再生ブロックの凹部16に嵌め込むように重
ねてボルトないしビス止めし、位置決めする。そしてフ
レーム側のグロメット12にサイドカバー9の円柱の突
起13を差し込み、ビス14a,15aによって横方向
からフレームに固定する。
【0021】
【発明の効果】この出願発明は、以上説明したような形
態で実施され、次のような効果を奏する。
【0022】複雑な3次元的合わせを求められるデザイ
ンのサイドカバーとリヤカバーの組み付けが容易とな
る。
【0023】デザイン上、一体感をもたせたサイドカバ
ーとリヤカバーの取付けにおける合わせ面をそろえて、
ラインを意図通りにつなげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した自動2輪車の左側面図であ
る。
【図2】本発明を適用した自動2輪車の後半上部の拡大
側面図である。
【図3】(a)(b)はそれぞれ一体的に組み付けられたサイ
ドカバーとリヤカバーのみを取り出して示した平面図と
底面図である。
【図4】図2におけるA−A断面図で、サイドカバーと
リヤカバー相互の上部取付部の断面を示す。
【図5】図2におけるB−B断面図で、サイドカバーと
リヤカバー相互の下部取付部の断面を示す。
【図6】サイドカバーのフレームへの取付断面図であ
る。
【符号の説明】
1…前部フレーム 2…後部フレーム 3…下部フレーム 4…リヤカバー 8…先細り部 4c…グロメット 9…サイドカバー 9e…延設部 9g…円錐状突起 16…凹部 17…締結具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−69262(JP,A) 特開 昭58−56978(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一体型に形成され、車体後方から車
    体側方を囲繞する状態で車体側に取り付けられるリヤカ
    バーと、当該リヤカバーの両前部に配置されるサイドカ
    バーとを有する自動二輪車のサイドカバー取付構造であ
    って、 上記リヤカバーは、その前部に車体前方側へ延びる先細
    り部を有し、且つ当該先細り部に連続して外側に膨出形
    成された胴体部とを有しており、 上記サイドカバーは、上記先細り部の先端が挿入され得
    る凹部と、当該凹部に連続して上記先細り部の下縁に沿
    って配置され得る延設部とを有しており、 上記凹部が上記先細り部の先端内側に配置され、上記延
    設部が上記先細り部の下縁部に沿うと共に上記胴体部と
    三次元的一体感を持たせるように配置され、上記凹部内
    で処置の締結具によって上記先細り部の先端と上記サイ
    ドカバーとが重ね合わされた状態で取り付けられてお
    り、且つ上記延設部の先端部には、後方へ延びる係止突
    起が形成されており、 上記リヤカバーには、上記係止突起が係合し得るグロメ
    ットが設けられており、 上記係止突起が上記グロメットに対して前方から後方へ
    滑り込ませた状態で係合している ことを特徴とする自動
    二輪車のサイドカバー取付構造。
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