JP3373515B2 - 装置集積システム - Google Patents

装置集積システム

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JP3373515B2
JP3373515B2 JP50562994A JP50562994A JP3373515B2 JP 3373515 B2 JP3373515 B2 JP 3373515B2 JP 50562994 A JP50562994 A JP 50562994A JP 50562994 A JP50562994 A JP 50562994A JP 3373515 B2 JP3373515 B2 JP 3373515B2
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節夫 土師
良二 西村
雅夫 福田
聡 小西
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Ishida Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、食料品や工業部品のような製品を計量す
る計量装置および計量された上記製品を包装する包装装
置を含む装置群が連係して作動する装置集積システムに
関し、装置群を形成する各装置の操作性を改善したもの
である。
背景技術 計量装置および包装装置を含む装置群が連係して作動
する装置集積システム、例えば食品の出荷ラインにおい
ては、原料又は半製品を供給する供給コンベヤ、供給さ
れた製品を計量する計量装置、計量された製品を包装す
る包装装置、包装済の製品の量目チェックを行って異常
が検出された規格外品を取り除く重量チェッカー、この
重量チェッカーを通過した包装済の製品を複数個ずつケ
ースに詰める箱詰装置、ケースに詰められた製品を仕分
けて保管する自動倉庫などからなる装置群が、互いに連
係して運転される。
ところが、従来のこの種システムでは、システムを構
成する各装置ごとに、その装置を操作する操作部が設け
られていたので、作業者は各装置ごとに操作を行う必要
があった。したがって、特に、装置間の間隔が大きかっ
たり、装置が上階と下階に分かれて設置されているよう
な場合には、作業者の移動距離が大きくなるので、操作
が面倒になる。
これに対し、互いに連動させる必要のある計量装置と
包装装置とを共通の操作部から操作できるようにした技
術が提案されている(特開昭62−103524号公報)。この
技術によれば、2つの装置を1か所で操作できるので、
操作が容易になる。
しかしながら、上記技術では、共通の操作部が両方の
装置から離れて設けられていると、点検時や段取替に伴
う微調整時に、運転状態を見ながら操作部を操作して運
転条件を変更する調整作業が困難になる。また、一方の
装置に近接して操作部を設けると、他の装置の調整作業
が困難になる。
この発明は、上記従来の問題を解決するためになされ
たもので、各装置に設けられた操作手段を操作すること
によって、自己の作動条件のみならず、他の装置の作動
条件も設定できるようにして、計量装置および包装装置
を含む装置群が連係して作動する装置集積システムにお
ける操作性を改善することを主な目的としている。
発明の開示 上記目的を達成するために、この発明に係る第1の装
置集積システムは、計量装置および包装装置を含む装置
群が連係して作動し、供給された原料又は半製品のよう
な物品を計量して包装したのち、必要に応じて箱詰めお
よび倉庫入れのような出荷作業を行うシステムであっ
て、各装置に、その装置の作動条件を記憶する記憶手段
と、装置群の作動条件を設定する操作手段と、装置群の
作動条件および作動状態を表示する表示手段と、上記操
作手段での操作に基づいて、その装置、上記記憶手段お
よび表示手段を制御する制御手段とが設けられ、さら
に、各装置の制御手段間でデータを転送する通信手段を
備え、上記通信手段を介して上記各操作手段によって他
の装置の作動条件を設定している。
ここで、装置の作動条件とは、計量値、包装速度な
ど、装置の制御に必要な条件をいい、作動状態とは、装
置の実際の運転状態、つまり使用されている作動条件を
いう。
上記第1の装置集積システムによれば、各装置におい
て、その操作手段を操作することにより、その装置の運
転条件を設定できるばかりでなく、通信手段を介して他
の装置の運転条件も設定できる。したがって、任意の装
置の付近でその装置の運転状態を見ながら他の装置の微
妙な調整作業を行うことが可能になるので、操作性が改
善される。
この発明に係る第2の装置集積システムは、一部の装
置に、装置群の作動条件を記憶するマスタ記憶手段が設
けられ、各装置に、装置群の作動条件を設定する操作手
段と、装置群の作動条件および作動状態を表示する表示
手段と、上記操作手段での操作に基づいて、その装置、
上記マスタ記憶手段および表示手段を制御する制御手段
が設けられ、さらに、各装置の制御手段間、および上記
マスタ記憶手段と各装置の制御手段間でデータを転送す
る通信手段を備え、上記通信手段を介して上記各操作手
段によって他の装置の作動条件を設定し、各装置の作動
条件を変更する場合には上記マスタ記憶手段に記憶され
た条件の中から選択している。
上記第2の装置集積システムによれば、やはり、各装
置において、その操作手段を操作することにより、その
装置の運転条件を設定できるばかりでなく、通信手段を
介して他の装置の運転条件も設定できる。したがって、
任意の装置の付近でその装置の運転状態を見ながら他の
装置の微妙な調整作業を行うことが可能になるので、操
作性が改善される。
また、完成した物品である製品の種類を変えるよう
な、システム全体の作動条件を変更する場合、個々の装
置の記憶手段の中から製品の種類を選択する必要はな
く、操作手段を介してマスタ記憶手段の中から製品の種
類を選択するだけでよいから、1回の操作で済むので、
操作性が一層改善される。
さらに、一部の装置にのみ、装置群の作動条件および
作動状態を記憶するマスタ記憶手段が設けられて、各装
置の操作手段での操作により、その装置の制御手段を介
して上記マスタ記憶手段からデータが取り出されるの
で、各装置に記憶手段を設ける場合と比較して、記憶手
段の数を減らすことができる。また、記憶内容を変更す
る場合に、マスタ記憶手段を更新するだけで済むので、
変更が容易である。
この発明に係る第3の装置集積システムは、装置群全
体の作動に関連した全体作動条件を設定するマスタ操作
手段と各装置に設けられてその装置およびこれに連係す
る装置の作動に関連した個別作動条件を設定する操作手
段と、上記全体作動条件および個別作動条件を記憶する
マスタ記憶手段と、上記全体作動条件および装置群全体
の作動状態を表示するマスタ表示手段と、各装置に設け
られて少なくとも上記個別作動条件および装置群の作動
状態を表示する表示手段と、各装置に設けられて上記マ
スタ操作手段および操作手段での操作に基づき、その装
置、上記表示手段および上記マスタ記憶手段を制御する
制御手段と、上記マスタ操作手段での操作および各装置
の制御手段からの信号に基づき、上記マスタ記憶手段お
よびマスタ表示手段を制御するマスタ制御手段と、各装
置の制御手段間、および上記マスタ制御手段と各装置の
制御手段間でデータを転送する通信手段とを備え、上記
通信手段を介して上記各捜査手段によって他の装置の作
動条件を設定し、システム全体の作動条件を変更する場
合には上記マスタ記憶手段に記憶された作動条件の中か
ら選択している。
上記第3の装置集積システムによれば、各装置には、
その装置およびこれに連係する装置の作動に関連した個
別作動条件(例えば、計量機のホッパの動作条件、包装
機のシール温度・シール圧力など)を設定する操作手段
が設けられているから、やはり、各装置において、その
操作手段を操作することにより、その装置の運転条件を
設定できるばかりでなく、通信手段を介して他の装置の
運転条件も設定できる。したがって、任意の装置の付近
でその装置の運転状態を見ながら他の装置の微妙な調整
作業を行うことが可能になるので、操作性が改善され
る。
また、装置群全体の作動に関連した全体作動条件を設
定するマスタ操作手段、および上記全体作動条件および
個別作動条件を記憶するマスタ記憶手段を備えているか
ら、製品の種類を変えるような、全体作動条件を変更す
る場合、個々の装置のメモリの中から製品の種類を選択
する必要はなく、マスタ操作手段を介してマスタファイ
ルの中から製品の種類を選択するだけでよいから、1回
の操作で済むので、操作性が一層改善される。
さらに、マスタ操作手段、マスタ記憶手段、マスタ表
示手段およびマスタ制御手段が設けられて、各装置の操
作手段での操作により、その装置の制御手段およびマス
タ制御手段を介して上記マスタ記憶手段からデータが取
り出されるので、やはり、各装置に記憶手段を設ける場
合と比較して、記憶手段の数を減らすことができる。ま
た、記憶内容を変更する場合に、マスタ記憶手段を更新
するだけで済むので、変更が容易である。
また、上記マスタ操作手段マスタ記憶手段、マスタ表
示手段およびマスタ制御手段は、装置群とは別置きとす
ることができるから、これら各手段を管理場所に設置す
ることにより、システム全体の運転制御を容易に行うこ
とができる。
さらに、マスタ表示手段として、システム全体に関す
る大量のデータを表示できる高級な表示装置を使用する
一方で、各装置に付設する表示手段として、装置群の作
動条件の設定および運転状態の表示に必要なデータのみ
を表示する小容量で低級な表示装置を使用することがで
きるので、マスタ表示手段と表示手段を合わせた表示装
置全体として、安価に構成できる。
また、上記第3の装置集積システムの好ましい態様に
よれば、上記装置群における単一または複数の装置から
なる特定の装置ユニットへ一定時間内に供給される原料
又は半製品の累積供給量(数量又は重量)を検出する供
給量検出手段と、上記特定の装置ユニットから上記一定
時間内に排出される製品(完成品)の累積排出量(数量
又は重量)を検出する排出量検出手段とを備え、さら
に、上記マスタ制御手段が、上記累積供給量と累積排出
量との差を演算して歩留りを検知する入出量差演算手段
を有し、上記マスタ記憶手段が、上記累積供給量、上記
累積排出量、およびそれらの差を記憶する入出量記憶手
段を有している。
これによれば、装置群全体を1つの装置ユニットとし
た場合には、装置群全体への原料又は半製品の累積供給
量と、装置群全体からの製品(完成品)の累積排出数量
との差から、装置群全体の歩留りがわかる。また、歩留
りを知りたい特定の1つの装置、または特定の複数の装
置を装置ユニットとした場合、その装置ユニットへの累
積供給量と、装置ユニットからの累積排出量との差か
ら、その特定の1つの装置、または特定の複数の装置群
についても歩留りがわかる。
さらに、上記好ましい態様の構成に、上記製品が処理
される処理速度を検出する処理速度検出器を付加すると
ともに、上記マスタ制御手段に、上記処理速度とそのと
きの上記歩留りとを対応させる速度・歩留り相関検知手
段を設け、上記マスタ記憶手段に、上記処理速度とその
ときの上記歩留りとを対応させて記憶する速度・歩留り
相関記憶手段を設ければ、上記製品が処理される速度、
つまりライン速度と、上記歩留りとの相関関係がわかる
とともに、その相関関係が経歴として記憶される。した
がって、この相関に基づいて、良好な歩留り率を考慮し
たライン速度を設定できる。
また、上記第3の装置集積システムの別の好ましい態
様によれば、上記製品が処理される処理速度を検出する
処理速度検出器と、上記装置群を形成する特定の装置の
作動時間または不作動時間を計測する計時手段とを備
え、さらに、上記マスタ制御手段が、装置群の一定の運
転時間と、この一定の運転時間内における上記作動時間
または不作動時間とからその装置の可動率を算出する可
動率演算手段と、上記処理速度とそのときの上記可動率
とを対応させる速度・可動率相関検知手段とを有し、上
記マスタ記憶手段が、上記処理速度と、上記運転時間、
上記作動時間または不作動時間、および可動率とを対応
させて記憶する速度・可動率相関記憶手段を有してい
る。
これによれば、上記ライン速度と、上記可動率との相
関関係がわかるとともに、その相関関係が経歴として記
憶される。したがって、この相関に基づいて、高い可動
率を考慮したライン速度を設定できる。
また、上記第3の装置集積システムのさらに別の好ま
しい態様によれば、上記装置群を形成する特定の装置に
ついて、製品の流れ方向におけるその装置の上流側の装
置で処理された製品の処理量、つまり処理数又は処理量
を上流側処理量として検出する上流側処理量検出手段
と、その下流側の装置で処理される製品の処理量を下流
側処理量として検出する下流側処理量検出手段とを備
え、さらに、上記マスタ制御手段が、上記上流側量と下
流側量との差をその装置の不良率として算出する不良率
演算手段を有し、上記マスタ記憶手段が、上記上流側
量、下流側量およびそれらの差を記憶する不良率記憶手
段を有している。
これによれば、個々の装置の不良率、例えば、計算機
における計量ミスの割合がわかるとともに、その不良率
が経歴として記憶されるので、その装置の作動状態の診
断ができる。
また、上記第3の装置集積システムのさらに別の好ま
しい態様によれば、上記マスタ制御手段が、出荷すべき
製品の個数に対応して、各装置が処理すべき物品の処理
数を各装置の制御手段に与えて、その処理数に達したと
きに各装置の制御手段によってその装置の作動を停止さ
せる停止タイミング設定手段を備えている。
これによれば、装置群の出口で製品が出荷すべき個数
だけ排出されたとき、各装置も既に自己の処理数に達し
て停止しているから、各装置が余分な物品を処理しなく
なるので、無駄がなくなる。
図面の簡単な説明 第1図はこの発明が適用される装置集積システムの一
種である製品の出荷ラインを示す系統図、第2図はこの
発明の第1実施例に係る出荷ラインの制御システムを示
す系統図、第3図は第2図の出荷ラインを構成する計量
機に設けられたメモリの内容を示す図、第4図は第1図
の出荷ラインを構成する包装機に設けられたメモリの内
容の一例を示す図、第5図は計量機に設けられたディス
プレイの表示画面の一例を示す正面図、第6図は計量機
用の制御手段の動作を示すフローチャート、第7図は包
装機用の制御手段の動作を示すフローチャート、第8図
はこの発明の第2実施例に係る出荷ラインの制御システ
ムを示す系統図、第9図はこの発明の第3実施例に係る
出荷ラインの制御システムを示す系統図、第10図は同第
3実施例の細部を示す系統図、第11図はこの発明の第4
実施例に係る出荷ラインの制御システムを示す系統図で
ある。
発明を実施するための最良の形態 以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図は、菓子のような食品の出荷ラインを構成する
装置集積システムを示す。
この装置集積システムは、原料又は半製品のような物
品を所定重量に計量して排出する自動計量機1、この計
量機1から排出された計量済の物品を包装する包装機
2、外部から供給された物品を上記計量機1に供給する
コンベヤのような供給機3、包装済の物品について金属
の混入を検知する金属検出器4、包装済の物品の量目チ
ェックを行う単品重量チェッカー5、この重量チェッカ
ー5での計量結果に基づいて合格品と不良品とを振り分
ける振分装置6、合格品を複数個ずつケースに詰める箱
詰装置7、ケースの量目チェックを行うケース重量チェ
ッカー8、ケースに詰められた製品(完成品)を仕分け
て保管する自動倉庫9などからなる装置群を有してい
る。この装置群1〜9は、連係して作動するように接続
されて、外部から供給された物品の計量、包装および出
荷作業を円滑に行う。
上記自動計量機1は、図示しないが、適宜の手段によ
り中央部が加振器を介して支持されて被計量物を振動さ
せながら放射状に分散させる分散テーブルと、その周囲
にそれぞれ加振器を介して放射状に配置された複数の供
給トラフと、円形に配置されて各供給トラフから落下し
た被計量物を一時貯留する複数のプールホッパと、それ
ぞれのプールホッパの下方に配置された同数の計量ホッ
パとを有する公知の組合せ計量式の自動計量機であっ
て、各計量ホッパの計量値に基づいて組合せ演算を行う
とともに、組合せ加算値が所定の目標重量またはこれに
最も近い値となる最適組合せを選択し、その組合せに該
当する計量ホッパ内の被計量物を排出するようになって
いる。
そして、包装機2は、同じく図示しないが、フィルム
ロールから引き出されたフィルムシートを両側緑部が重
なり合うように折り畳む折り畳み機構と、この折り畳ま
れたフィルムシートの重合部を熱融着して筒状体に形成
する縦ヒータと、この筒状体を幅方向に狭持した状態で
所定寸法だけ長手方向に送る送り機構と、上記筒状体を
切断する切断機構と、切断後の切口をシールする横ヒー
タとを備え、上記送り機構によって筒状体が送られてい
る間に、該筒状体の内部に上記自動計量機1から排出さ
れた計量済の被計量物(物品)が投入されるようになっ
ている。
上記供給機3、金属検出器4、単品重量チェッカー
5、振分装置6、箱詰装置7、ケース重量チェッカー8
および倉庫9も、従来公知の装置であるから、その詳し
い説明は省略する。
つぎに、この発明の特徴部分である装置群1〜9の操
作システム(コンピュータシステム)について説明す
る。
第2図において、自動計量機には、この計量機1の作
動などを制御する制御手段10、装置群1〜9の作動条件
および作動状態を記憶するメモリ(記憶手段)11、装置
群1〜9の作動条件および作動状態を表示するディスプ
レイ(表示手段)12、このディスプレイ12における表示
画面上の触接位置を検出するタッチセンサ(操作手段)
13、および装置群1〜9の作動条件を設定するキーボー
ド(操作手段)14が設けられている。上記制御手段10
は、上記タッチセンサ13およびキーボード14での操作に
基づいて、計量機1を制御するほかに、上記メモリ11か
らのデータの読み出し、書き込み、ならびに、ディスプ
レイ12へのデータ表示などを行う。
上記包装機2にも、計量機1の場合と同様に、包装機
2の作動などを制御する制御手段15、装置群1〜9の作
動条件および作動状態を記憶するメモリ(記憶手段)1
6、装置群1〜9の作動条件および作動状態を表示する
ディスプレイ(表示手段)17、このディスプレイ17にお
ける表示画面上の触接位置を検出するタッチセンサ(操
作手段)18、および装置群1〜9の作動条件を設定する
キーボード(操作手段)19が設けられている。
以下、図示は省略するが、供給機3、金属検出器4、
単品重量チェッカー5、振分装置6、箱詰装置7、ケー
ス重量チェッカー8および倉庫9のそれぞれにも、制御
手段、メモリ、ディスプレイ、タッチセンサおよびキー
ボードが設けられている。
さらに、計量機1の制御手段10と、包装機2の制御手
段15と、その他の装置3〜9のそれぞれの制御手段との
間は、各制御手段10,15,・・について設けられてデータ
の送信・受信を制御する通信制御手段21,22,・・と、こ
れら通信制御手段21,22,・・を接続する通信ライン23と
により接続されている。上記通信制御手段21,22,・・お
よび通信ライン23が、制御手段10,15,・・間でデータを
転送するこの発明の通信手段24を形成している。
以下、装置群1〜9の代表として、計量機1および包
装機2について、その操作手段および制御手段の内容を
詳しく説明する。
計量機側のメモリ11には、作動条件、つまり運転条件
として、第3図に示すように、商品名、目標重量、計量
スピード、その他の計量用データが、キー項目としての
予約番号ごとに記憶されているとともに、包装機側のメ
モリ16には、運転条件として、第4図に示すように、包
装スピード、袋長、ヒータ温度、その他の包装用データ
が、同じくキー項目としての予約番号ごとに記憶されて
いる。
上記計量機側のディスプレイ12の表示画面上には、例
えば第5図に示すように、現在実行中の運転状態データ
が表示されるとともに、各種のコマンドキーが視覚化さ
れて表示されるようになっており、例えば擬似的に表示
された[START]キー27をタッチすれば、その操作タッ
チセンサ13で検出されて計量機用の制御手段10に入力さ
れ、[START]キー27のタッチ操作に対応する起動信号
が計量機1に対して出力され、また[STOP]キー28をタ
ッチ操作すれば、それに対応する停止信号が計量機1に
対して出力されるようになっている。
また、計量機側のディスプレイ12の表示画面上の所定
の位置には、包装機2を操作するための「包装機」キー
29が疑似的に表示されるようになっており、この「包装
機」キー29をタッチ操作することにより、計量機用の制
御手段10が、包装機用の制御手段15との間で信号の授受
を行って、包装機側のメモリ16に格納された予約番号に
対応する包装用データの中から予め決められた操作項目
を呼び出すとともに、それらの項目をディスプレイ12の
表示画面上に表示させるようになっている。この場合、
表示画面上には、包装スピード、袋長、ヒータ温度、包
装動作のタイミングなどの運転状態、つまり現在の運転
条件が操作項目として表示されるようになっており、作
業者は表示画面上に疑似的に表示されたコマンドキーや
キーボード11に実装された数値キーなどの操作によっ
て、計量機1から離れた位置に設置された包装機2の動
作状態を自動計量機1の運転状態を見ながら包装機の運
転条件を変更することにより、コントロールすることが
できる。
例えば、計量機1の運転状態を見て計量速度を下げる
必要があると判断した場合、計量速度を下げるととも
に、包装速度も下げる。なお、包装機2の操作が終われ
ば、例えば、第5図に示すように、上記ディスプレイ12
の表示画面上に表示される「EXIT」キー30をタッチ操作
する。これにより、表示画面が元の状態に復帰すること
になる。
特に、この実施例においては、包装機用ディスプレイ
17の表示画面上の所定の位置に、計量機の調整用の「計
量機」キー(図示せず)が疑似的に表示されるようにな
っており、この「計量機」キーをタッチすることによ
り、包装機用の制御手段15が、計量機用の制御手段10と
の間で信号の授受を行って、計量機側のメモリ11に格納
された予約番号に対応する計量用データの中から予め決
められた操作項目を呼び出すとともに、それらの項目を
ディスプレイ17の表示画面上に表示させるようになって
いる。この場合、表示画面上には、計量スピード、目標
重量などの運転状態が、操作項目として表示されるよう
になっている。したがって、この場合においても、作業
者は表示画面上に疑似的に表示されたコマンドキーやキ
ーボード19に実装された数値キーなどの操作によって、
包装機2から離れた位置に設置された自動計量機1の動
作状態を、包装機2の運転状態を見ながらコントロール
することができる。
つぎに、計量機用の制御手段10と包装機用の制御手段
15とが行う処理動作を説明すると、第6図,7にそれぞれ
示したフローチャートに従ったものとなる。
すなわち、計量機用の制御手段10は、第6図に示すよ
うに、まずスッテップS1でキーボード14からの入力操作
によって予約番号が変更されたか否かを判定し、YESと
判定すると、ステップS2で予約番号に対応する計量用デ
ータをメモリから呼び出すとともに、ステップS3で変更
された予約番号を包装機用の制御手段15を含む他の装置
2〜9の制御手段に転送する。
また、計量機用の制御手段10は、ステップS4で他の装
置2〜9の制御手段から予約番号が転送されているか否
かを判定し、転送されていれば、受信した予約番号に対
応する計量用データを呼び出す(ステップS5)。
つぎに、計量機用の制御手段10は、タッチセンサ13や
キーボード14からの入力信号に基づいて計量条件が設定
されたか否かを判定し、YESと判定すると、計量条件を
メモリ11の所定エリアに書き込む(ステップS6,S7)。
一方、計量機用の制御手段10は、他の装置側から計量
条件を受信したと判定したときには、その計量条件を同
様にしてメモリ11の所定エリアに書き込む(ステップS
8,S9)。
ついで、計量機用の制御手段10は、ステップS10でタ
ッチセンサ13やキーボード14からの入力信号に基づい
て、他の装置2〜9の運転条件が変更されたか否かを判
定し、例えば包装条件が変更されているとYESと判定
し、ステップS11で変更された包装条件を包装機用の制
御手段15に転送する。
このような設定処理が終了すると、計量機用の制御手
段10はステップS12でタッチセンサ13からの信号に基づ
いて起動命令が入力されたか否かを判定し、YESと判定
すると、ステップS13で自動計量機1を作動させるとと
もに、起動信号を他の装置2〜9の制御手段に転送す
る。
一方、上記計量機用の制御手段10は、ステップS15で
他の装置からの起動信号を受信したか否かを判定し、YE
Sと判定すると、ステップS16でその起動信号をトリガと
して自動計量機1を作動させる。
さらに、計量機用の制御手段10はステップS17でタッ
チセンサ13からの信号に基づいて停止命令が入力された
か否かを判定し、YESと判定すると、ステップS18で自動
計量機1を停止させるとともに、停止信号を他の装置2
〜9の制御手段に転送する(ステップS19)。
また、計量機用の制御手段10は、ステップS20で他の
装置側からの停止信号を受信したか否かを判定し、YES
と判定すると、ステップS21でその停止信号をトリガと
して自動計量機1を停止させる。
一方、包装機用の制御手段15は、第7図に示すよう
に、まずステップT1でキーボード19からの入力操作によ
って予約番号が変更されたか否かを判定し、YESと判定
すると、ステップT2で予約番号に対応する包装用データ
をメモリ16から呼び出すとともに、ステップT3で変更さ
れた予約番号を計量機用の制御手段10を含む他の装置1,
3〜9の制御手段に転送する。
また、包装機用の制御手段15は、ステップT4で他の装
置1,3〜9の制御手段から予約番号が転送されているか
否かを判定し、転送されていれば、ステップT5で受信し
た予約番号に対応する包装用データを呼び出す。
つぎに、包装機用の制御手段15は、タッチセンサ18や
キーボード19からの入力信号に基づいて包装条件が設定
されたか否かを判定し、YESと判定すると包装条件をメ
モリ16の所定エリアに書き込む(ステップT6,T7)。
一方、包装機用の制御手段15は他の装置側から包装条
件を受信したと判定したときには、その包装条件を同様
にしてメモリ16の所定エリアに書き込む(ステップT8,T
9)。
ついで、包装機用の制御手段15は、ステップT10でタ
ッチセンサ18やキーボード19からの入力信号に基づい
て、他の装置1,3〜9の運転条件が変更されたか否かを
判定し、例えば計量条件が変更されていると、YESと判
定し、ステップT11で変更された計量条件を計量機用の
制御手段10に転送する。
このような設定処理が終了すると、包装機用の制御手
段15はステップT12でタッチセンサ18からの信号に基づ
いて起動命令が入力されたか否かを判定し、YESと判定
すると、ステップT13で包装機2を作動させるととも
に、起動信号を他の装置1,3〜9の制御手段に転送す
る。
一方、上記包装機用の制御手段15、ステップT15で他
の装置側からの起動信号を受信したか否かを判定し、YE
Sと判定するとステップT16でその起動信号をトリガとし
て包装機2を作動させる。
さらに、包装機用の制御手段15は、ステップT17でタ
ッチセンサ18からの信号に基づいて停止命令が入力され
たか否かを判定し、YESと判定すると、ステップT18で包
装機2を停止させるとともに、停止信号を他の装置1,3
〜9の制御手段に転送する(ステップT19)。
また、包装機用の制御手段15は、ステップT20で他の
装置からの停止信号を受信したか否かを判定し、YESと
判定するとステップT21でその停止信号をトリガとして
包装機2を停止させる。
このように、各装置1〜9、例えば計量機1におい
て、その操作手段13,14を操作することにより、計量機
1の運転条件を設定できるばかりでなく、通信手段24を
介して他の装置2〜9の運転条件も設定できる。したが
って、任意の装置1〜9の付近で、その装置の運転状態
を見ながら他の装置の微妙な調整作業を行うことが可能
になる。したがって、出荷のラインの操作性が改善され
る。
つぎに、この発明の第2実施例について説明する。
上記第1実施例では、第2図で示したように、各装置
1〜9にメモリ11,16,・・が設けられていたが、これと
は異なり、第2実施例では、第8図に示すように、一部
の措置、例えば包装機2に、マスタファイル(マスタ記
憶手段)33が設けられている。このマスタファイル33に
は、装置群1〜9の作動条件、すなわち、生産量、歩留
りデータ、種々の製品の品名・コード名、計量値、包装
速度、包装材の種類のような装置群全体に関連した全体
作動条件、および、計量機のホッパの動作条件、各装置
の機械的動作のタイミング、モータの運転条件、ヒータ
温度のような個々の装置に関連した個別作動条件が記憶
されている。
各装置1〜9に設けられた制御手段は、操作手段での
操作に基づいて、その装置、マスタファイルおよび表示
手段を制御する。例えば、計量機1に設けられた制御手
段10は、タッチセンサ13およびキーボード14での操作に
基づいて、計量機1を制御するほかに、マスタファイル
33からのデータの読み出し、書き込み、ならびに、ディ
スプレイ12へのデータ表示などを行う。
通信制御手段21,22,…および通信ライン23からなる通
信手段24は、各装置1〜9の制御手段10,15,…同士間、
および上記マスタファイル33と制御手段10,15,…間でデ
ータを転送する。
この第2実施例における処理動作は、データの呼び出
し・記憶を、第1実施例における個々のメモリ11,16,…
(第2図)の代わりに、マスタファイル33との間で行う
以外は、第1実施例の場合と同一である。したがって、
例えば計量機1および包装機2の処理動作は、第5図お
よび第6図のフローチャートによって示されたものと同
一になる。
この第2実施例によれば、やはり、各装置1〜9にお
いて、その操作手段を操作することにより、その装置の
運転条件を設定できるばかりでなく、通信手段24を介し
て他の装置の運転条件も設定できる。したがって、任意
の装置の付近でその装置の運転状態を見ながら他の装置
の微妙な調整作業を行うことが可能になるので、装置群
1〜9の操作性が改善される。
また、製品の種類を変えるような、システム全体の作
動条件を変更する場合、個々の装置1〜9のメモリの中
から製品の種類を選択する必要はなく、操作手段13,14,
18,19,…を介してマスタファイル33の中から製品の種類
を選択するだけでよいから、1回の操作で済み、操作性
が一層改善される。
さらに、一部の装置、この例では包装機2にのみ、装
置群1〜9の作動条件および作動状態を記憶するマスタ
ファイル33が設けられているから、各装置1〜9にメモ
リを設ける場合と比較して、メモリの数を減らすことが
できる。また、記憶内容を変更する場合に、マスタファ
イル33を更新するだけで済むので、変更が容易である。
また、マスタファイル33に、作動状態、つまり実際の
運転条件を記憶させておくことにより、経理管理ができ
るので、製品の出荷数や製品不良率の把握、不良装置の
特定などを行って、システム全体の管理を容易化でき
る。
なお、マスタファイル33は、複数の装置に設けてもよ
い。ここで、特定の複数の装置のいずれか1つが、マス
タファイルを持たない他のメーカ製の装置と組み合わさ
れてシステムが構成される場合、上記特定の複数の装置
にマスタファイルを設けておくと、そのうちのいずれの
装置が他のメーカ製の装置と組み合わされても、ただち
にマスタファイル付きのシステムが構成される利点があ
る。
第9図は、この発明の第3実施例を示す。同図におい
て、装置群1〜9とは別置きで、マスタファイル(マス
タ記憶手段)33と、マスタ用タッチセンサ(マスタ操作
手段)34と、マスタ用キーボード(マスタ操作手段)35
と、マスタディスプレイ(マスタ表示手段)36と、マス
タ制御手段37と、通信制御手段38とが設けられている。
上記マスタファイル33にはやはり、装置群1〜9の作
動条件、すなわち、生産量、歩留りデータ、種々の製品
の品名・コード名、計量値、包装速度、包装材の種類の
ような装置群全体に関連した全体作動条件、および、計
量機のホッパの動作条件、各装置の機械的動作のタイミ
ング、モータの運転条件、ヒータ温度のような個々の装
置に関連した個別作動条件が記憶されている。
上記タッチセンサ34およびキーボード35からは上記全
体作動条件が設定される。上記ディスプレイ36は、上記
全体作動条件および装置群1〜9全体の作動状態を表示
するものであり、システム全体に関する大量のデータを
表示できる高級な表示装置からなる。これに対し、各装
置1〜9に付設されたディスプレイ12,17,・・は、上記
個別作動条件および各装置1〜9の作動状態のみを表示
するものなので、小容量で低級な表示装置で構成されて
いる。
各装置に設けられた操作手段では、その装置およびこ
れに連係する装置の作動に関連した個別作動条件が設定
される。例えば、計量機1の操作手段13,14では、計量
機1とこれに連係する包装機2、供給機3および単品重
量チェッカー5の作動に関連した個別作動条件が設定さ
れる。
各装置に設けられた制御手段は、マスタ操作手段およ
び操作手段での操作に基づき、その装置および表示手段
を制御する。例えば、計量機1に設けられた制御手段10
は、マスタ操作手段34,35および計量機側の操作手段13,
14での操作に基づいて、計量機1を制御するとともに、
ディスプレイ12へのデータ表示、マスタファイル33から
のデータの読み出し、書き込みなどを行う。
通信制御手段21,22,…および通信ライン23からなる通
信手段24は、各装置1〜9の制御手段10,15,…間、およ
び上記マスタ制御手段37と制御手段10,15,…間でデータ
を転送する。したがって、マスタ操作手段34,35を操作
することにより、マスタ制御手段37から通信手段24を経
て各装置1〜9の制御手段10,15,…にデータ伝達され、
逆に、各装置1〜9の操作手段13,14,18,19,…を操作す
ることにより、制御手段10,15,…から通信手段24を経て
マスタ制御手段37にデータが伝達される。
したがって、マスタ操作手段34,35の操作によって設
定された生産量、品名のような全体作動条件は、通信手
段24を介して各装置1〜9の制御手段に転送され、各装
置1〜9は、その設定された全体作動条件に従って制御
される。
他方、各装置1〜9の操作手段13,14,18,19,…の操作
によって、マスタファイル33から、計量機のホッパの動
作条件、各装置の機械的動作のタイミング、モータの運
転条件、ヒータ温度のような個別作動条件がディスプレ
イ12,17,…に表示され、その操作手段13,14,18,19,…の
操作によって、個別作動条件を変更すると、変更された
内容がマスタファイル33に書き込まれる。
上記個別作動条件を設定する処理動作は、データの呼
び出し・記憶を、第1実施例における個々のメモリ11,1
6,…(第2図)の代わりに、マスタファイル33との間で
行う以外は、第1実施例の場合と同一である。したがっ
て、例えば計量機1および包装機2の処理動作は、第5
図および第6図のフローチャートによって示されたもの
と同一になる。
この第3実施例によれば、各装置1〜9には、その装
置およびこれに連係する装置の作動に関連した個別作動
条件を設定する操作手段13,14,18,19,…が設けられてい
るから、やはり、各装置1〜9において、その操作手段
を操作することにより、その装置の運転条件を設定でき
るばかりでなく、通信手段24を介して他の装置の運転条
件も設定できる。したがって、任意の装置の付近でその
装置の運転状態を見ながら他の装置の微妙な調整作業を
行うことが可能になるので、装置群1〜9の操作性が改
善される。
また、製品の種類を変えるような、システム全体の作
動条件を変更する場合、個々の装置1〜9のメモリの中
から製品の種類を選択する必要はなく、マスタ操作手段
34,35を介してマスタファイル33の中から製品の種類を
選択するだけでよいから、1回の操作で済み、操作性が
一層改善される。
さらに、マスタ操作手段34,35、マスタファイル33、
マスタ表示手段36およびマスタ制御手段37が設けられ
て、各装置1〜9の操作手段13,14,18,19,…での操作に
より、その装置1〜9の制御手段10,15,…およびマスタ
制御手段37を介して、マスタファイル33からデータが取
り出されるので、やはり、各装置1〜9にメモリを設け
る場合と比較して、メモリの数を減らすことができる。
また、記憶内容を変更する場合に、マスタファイル33を
更新するだけで済むので、変更が容易である。
また、上記マスタ操作手段34,35、マスタファイル3
3、マスタ表示手段36およびマスタ制御手段37を、装置
群1〜9とは別置きとすることができるから、これら各
手段33〜37を管理場所に設置することにより、システム
全体の運転制御を容易に行うことができる。
さらに、マスタ表示手段36として、システム全体に関
する大量のデータを表示できる高級な表示装置を使用す
る一方で、各装置1〜9に付設する表示手段として、装
置群1〜9の個別作動条件の設定および作動状態の表示
に必要なデータのみを表示する、小容量で低級な表示装
置を使用することができるので、マスタ表示手段36と表
示手段12,17,…を合わせた表示装置全体として、安価に
構成できる。勿論、各装置1〜9に付設する表示手段と
して、上記個別作動条件の設定および作動状態の表示に
加えて、システム全体に関する大量のデータを表示でき
る高級な表示装置を使用してもよい。
また、マスタファイル33に、作動状態、つまり実際の
運転条件を記憶させておくことにより、経歴管理ができ
るので、製品の出荷数や製品不良率の把握、不良装置の
特定などを行って、システム全体の管理を行うことがで
きる。つぎに、そのような管理を行う手段について説明
する。
第9図の要部を示す第10図において、設置群1〜9の
うちの特定の装置ユニット、例えば、供給機3、計量機
1、包装機2、金属検出器4および単品重量チェッカー
5からなる装置ユニットに対して、その供給機3の物品
(例えば原料又は半製品)流れ方向における上流側に、
供給重量計器41が設置されており、この供給重量計量器
41から出力される計測信号w1は、上記供給機3の制御手
段40に入力されている。マスタ制御手段37には、上記制
御手段40を介して上記計測信号w1を受け、この計量信号
w1を一定時間積算することによって、この一定時間内に
供給される上記物品の累積供給重量を算出する供給量積
算手段42が設けられている。上記供給重量計量器41およ
び供給量積算手段42により、供給量検出手段43が構成さ
れている。
また、上記マスタ制御手段37には、単品重量チェッカ
ー5から出力される合格品の重量および数量を示す計測
信号w2を、この単品重量チェッカー5の制御手段44を介
して受けて上記一定時間積算することにより、この一定
時間内に単品重量チェッカー5から排出される合格品の
累積排出量を算出する第1の排出量積算手段45が設けら
れている。この第1の排出量積算手段45は、包装袋の重
量を差し引いた合格品の重量を積算するとともに、合格
品の数量を積算するように設定されている。上記単品単
量チェッカー5および上記第1の排出量積算手段45によ
り、装置ユニット1〜5から上記一定時間内に排出され
る累積排出量を検出する第1の排出量検出手段46が構成
されている。
さらに、上記マスタ制御手段37には、上記供給量積算
手段42および上記第1の排出量積算手段45からの信号を
受けて、上記累積供給重量と累積排出数量との差を演算
して装置群1〜5からなる装置ユニットの製品歩留りを
検知する第1の入出量差演算手段47が設けられている。
この歩留りは、供給された原料の総重量に対して、作ら
れた包装済製品のうちの合格品の数量を表すものであ
り、計量機1の歩留りに相当する。
たとえば、供給された原料100Kgに対して、製品1袋
分の内容量の目標値が100gである場合、包装済製品の目
標個数は1000個である。これに対し、計量機1で計量さ
れる重量は、通常、上記目標値100gを若干越えるので、
実際に作られた包装済製品の個数は980個となり、さら
に、重量チェッカー5で、10個の包装済製品が、許容範
囲外の重量であるために不合格品として、ライン外へ排
除された場合、計量機1の歩留りは、(980−10)/1000
=0.97と計算されて、97%となる。
他方、上記マスタファイル33には、上記のように算出
された累積供給量、累積排出量、およびそれらの差を記
憶する第1の入出量記憶手段48が設けられている。
また、上記マスタ制御手段37には、ケース重量チェッ
カー8から出力される合格品の重量および数量を示す計
測信号w3を、このケース重量チェッカー8の制御手段49
を介して受けて一定時間積算することにより、この一定
時間内にケース重量チェッカー8から排出される合格品
であるケースの累積排出重量および数量を算出する第2
の排出量積算手段50が設けられている。この第2の排出
量積算手段50は、包装袋および箱詰め用のケースの重量
を差し引いた製品の重量を積算するとともに、ケースの
数量を積算するように設定されている。上記ケース重量
チェッカー8および上記第2の排出量積算手段50によ
り、装置群1〜9全体よりなる装置ユニットから上記一
定時間内に排出される累積排出量を検出する第2の排出
量検出手段51が構成されている。
さらに、マスタ制御手段37には、上記供給量積算手段
42および上記第2の排出量積算手段50からの信号を受け
て、上記累積供給重量と累積排出数量との差を演算して
装置群1〜8からなる装置ユニットの製品歩留りを検知
する第2の入出量差演算手段52が設けられている。この
歩留りは、供給された原料の総重量に対して、作られた
ケースのうちの合格品の数量を表す。
他方、上記マスタファイル33には、上記のように算出
された累積供給量、ケース重量チェッカー8から排出さ
れる累積排出量、およびそれらの差を記憶する第2の入
出量記憶手段53が設けられている。
この構成によれば、上記装置ユニット1〜5への製品
の累積供給量と、この装置ユニット1〜5からの累積排
出量との差が、上記第1の入出量差演算手段47で演算さ
れるので、その装置ユニット1〜5の歩留り、つまり計
量機1の歩留りがわかる。また、この歩留りの情報が上
記第1の入出量記憶手段48に記憶されているので、歩留
りの経歴がわかる。
同様に、装置群1〜9全体よりなる装置ユニットへの
製品の累積供給量と、装置群1〜9からの累積排出量と
の差が、上記第2の入出量差演算手段52で演算されるの
で、装置群1〜9全体の歩留りがわかる。また、この歩
留りの情報が上記第2の入出量記憶手段53に記憶されて
いるので、歩留りの経歴がわかる。
他の装置、例えば包装機2の歩留りを知りたいとき
は、包装機2からの包装数を示す計測信号W4と、重量チ
ェッカー5からの合格品および不合格品を含めた総チェ
ック数を示す計測信号W5とを一定時間積算して、その差
を演算すればよい。包装不良品は、目視検査によって重
量チェッカー5の手前でライン上から取り除かれて、重
量チェッカー5でのチェックを受けないので、上記包装
数(W4)と総チェック数(W5)との差が包装機2の歩留
りを表す。
こうして、歩留りが知りたい1つまたは複数の装置を
装置ユニットとし、その装置ユニットの歩留りを知るこ
とにより、システムの必要な管理、つまり、装置の保守
・点検、交換または改修の必要性の判断、寿命の推定な
どを行うことができる。
なお、上記供給量積算手段42と、第1および第2の排
出量積算手段45,50は、マスタ制御手段37とは別に設け
て、それぞれ上記供給重量計量器41、単品重量チェッカ
ー5またはケース重量チェッカー8に一体的に組み込む
ことも可能である。また、このような入力側の数量との
組合せによる歩留り計算だけでなく、重量同士又は数量
同士の組合せによる歩留り計算も可能である。
さらに、上記重量チェッカー5の上流側には、製品が
処理される処理速度、つまりライン速度を検出する処理
速度検出器55が設置されており、この処理速度検出器55
から出力される処理速度信号vは、単品重量チェッカー
5の制御手段44に入力されている。上記マスタ制御手段
37には、上記制御手段44を介して上記処理速度信号vを
受け、その処理速度と、この処理速度における上記第1
の入出量差演算手段47および第2の入出量差演算手段52
で演算された歩留りとを対応させる速度・歩留り相関検
知手段56が設けられている。これに対応して、上記マス
タ記憶手段33には、上記処理速度とそのときの上記歩留
りとを対応させて記憶する速度・歩留り相関記憶手段57
が設けられている。
この構成によれば、上記速度・歩留り相関検知手段57
によって、上記製品が処理される処理速度v、つまりラ
イン速度と、上記歩留りとの相関関係がわかるととも
に、上記速度・歩留り相関記憶手段57によって、その相
関関係が経歴として記憶される。したがって、この相関
に基づいて、良好な歩留りを考慮した処理速度を設定で
きる。ここで、最適な処理速度は、歩留りのほかに、後
述する装置の不良率なども考慮して決められる。
また、上記装置ユニット1〜5、装置群1〜9以外
に、単一または複数の装置からなる装置ユニットを設定
して、同様な方法でその装置ユニットの歩留り、および
処理速度vと歩留りとの相関関係を求めることができ
る。
さらに、装置群1〜9を形成する特定の装置、この例
では計量器1と包装機2について、その各制御手段10,1
5に、その装置1,2の作動時間t1,t2を計測する計時手段6
1,62がそれぞれ設けられている。上記マスタ制御手段37
には、装置群1〜9全体の運転時間を計時する運転時間
計時手段63と、この運転時間計時手段63で計時された一
定の運転時間と、この一定の運転時間内における上記作
動時間t1,t2とから、対応する装置1,2の可動率を算出す
る可動率演算手段64と、上記処理速度vとそのときの上
記算出された可動率とを対応させる速度・可動率相関検
知手段65とが設けられている。他方、上記マスタ記憶手
段33には、上記処理速度vと、上記運転時間、上記作動
時間t1,t2、および可動率とを対応させて記憶する速度
・可動率相関記憶手段66が設けられている。
この構成によれば、上記速度・可動率相関検知手段65
によって、処理速度vと、上記可動率との相関関係がわ
かるとともに、上記速度・可動率相関記憶手段66によっ
て、その相関関係が経歴として記憶される。したがっ
て、この相関に基づいて、高い可動率を考慮した処理速
度を設定できる。
また、記憶された計量機1と包装機2の作動時間t1,t
2を調べることにより、計量機1については、計量機1
自身のトラブルによって停止したのか、包装機2のトラ
ブルが先に発生して、それが原因で計量機1が停止した
のかも判別できる。したがって、システム管理にとって
重要な情報が得られる。ここで、例えば計量機1の可動
率を計算する際に、包装機2のトラブルに起因する計量
機1の停止時間を、計量機1の作動時間t1に加えること
により、計量機1の真の可動率を求めることができる。
なお、上記計時手段61,62は、上記作動時間t1,t2の代
わりに、不作動時間を計時してもよい。また、上記計量
機1および包装機2以外の装置についても、同様な方法
で、処理速度vと、可動率との相関関係を得ることがで
きる。
また、上記マスタ制御手段37には、上記装置群1〜9
を形成する特定の装置、この例では包装機2について、
その不良率を算出する不良率演算手段70が設けられてい
る。この不良率演算手段70は、包装機2の上流側に位置
する計量機1で処理された1単位の製品、つまり1袋分
となるべき物品の排出数量(上記側処理量)を、この計
量機1からの計測信号w6によって受けるとともに、包装
機2の下流側に位置する単品重量チェッカー5で処理さ
れる合格品の数量を、この単品重量チェッカー5からの
計測信号w2によって受け、これら両計測信号w6,w2の差
を、包装機2の不良率として算出する。ここでは、上記
計量機1が、包装機2の上流側の装置で処理される1単
位の製品の数量を上流側処理量として検出する上流側処
理量検出手段となり、上記単品重量チェッカー5が、包
装機2の下流側の装置で処理される1単位の製品の数量
を下流側処理量として検出する下流側処理量検出手段と
なっている。
さらに、上記マスタ記憶手段33には、上記上流側数量
w6、下流側数量w2およびそれらの差を記憶する不良率記
憶手段71が設けられている。
この構成において、上記計量機1で1単位(1袋分)
の製品が計量されて包装機2へ排出される際、例えば、
その排出速度が大き過ぎると、製品が切れ目なく連なっ
て包装機2に供給されるために、製品を袋毎に仕分けす
るのが困難になって、1袋分の内容物がバラツクことに
なり、その結果、単品重量チェッカー5での不合格品の
率が増す。この率が、上記不良率演算手段70により演算
されて、包装機2の不良率となる。また、上記不良率記
憶手段71によって、上記不良率が経歴として記憶される
ので、その装置の作動状態の診断ができる。その結果、
システムの必要な管理、つまり、装置の保守・点検、交
換または改修の必要性の判断、寿命の推定などを行うこ
とができる。
勿論、包装機2以外の他の装置についても、同様な方
法で不良率を演算することができる。その場合、装置に
よっては数量の代わりに重量を用いて不良率を算出する
方が適切なこともある。
さらに、上記マスタ制御手段37には、停止タイミング
設定手段75が設けられている。この停止タイミング設定
手段75は、出荷すべき製品の個数に対応して、各装置1
〜9が処理すべき製品の処理数を各装置1〜9の制御手
段10,15,44,49,・・に与えて、その処理数に達したとき
に各装置1〜9の制御手段10,15,44,49,・・によって、
その装置1〜9の作動を停止させる。
上記ケース重量チェッカー8から合格品として排出さ
れた箱詰済の製品が、出荷すべき個数に達したとき、ケ
ース重量チェッカー8よりも上流側にある製品は不要と
なる。そこで、従来は、ケース重量チェッカー8を停止
させる前に、作業者の勘によって、ケース重量チェッカ
ー8よりも上流側の装置1〜7の作動を停止させてい
た。しかしながら、これでは正確なタイミングで装置を
停止できないために、製品の無駄が発生していた。
これに対し、上記構成によれば、装置群の出口、つま
りケース重量チェッカー8で製品が出荷すべき個数だけ
排出されたとき、他の装置1〜7も既に自己の処理数に
達して停止しているから、各装置1〜8が余分な製品を
処理しなくなるので、無駄がなくなる。特に、処理され
る製品が頻繁に切換えられるシステムにおいては、この
ような正確なタイミングでの装置の停止は、製品の無駄
の排除に加えて、次の製品処理への移行作業を円滑にす
る利点がある。
上記第9図および第10図に示した第3実施例では、単
一の出荷ラインを通信手段24で接続したが、第11図に示
す第4実施例では、複数の出荷ライン80,80の間、およ
び各出荷ライン80における装置群1〜9の間を通信手段
24で接続している。マスタファイル(マスタ記憶手段)
33、マスタ操作手段34,35、マスタ表示手段36およびマ
スタ制御手段37は、複数の出荷ライン80とは別置きで設
けられており、これによって、複数の出荷ライン80全体
の制御および管理を1カ所で行うようにしている。
この第4実施例によれば、複数の出荷ライン80を備え
たシステム全体について、その操作性が改善されるほ
か、上記第3実施例の場合と同様な効果が得られる。
上記各実施例において、装置群としては、第1図に示
した装置1〜9に限定されるものではなく、製品の製造
装置、味付け装置のほか、各装置間に搬送装置が設けら
れている場合にはその搬送装置などを含めてもよい。ま
た、一部の装置、例えば倉庫9が含まれないシステムに
ついても適用できることはいうまでもない。さらに、通
信手段24としては、トークンリング、トークンパッシン
グ、パケット通信などを用いることができる。
産業上の利用可能性 この発明は、菓子、野菜、魚介類のような食料品、ネ
ジ、スプリングのような工業部品などの製品を自動的に
計量、包装して出荷する種々の装置集積システムに利用
できる。
フロントページの続き (72)発明者 小西 聡 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株式会社イシダ滋賀工場内 (56)参考文献 特開 昭61−7423(JP,A) 特開 昭62−103524(JP,A) 特開 平3−125929(JP,A) 特開 昭61−287508(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 57/00 - 57/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された物品を計量する計量装置および
    計量された物品を包装する包装装置を含む装置群が連係
    して作動する装置集積システムにおいて、 各装置に、その装置の作動条件を記憶する記憶手段と、
    装置群の作動条件を設定する操作手段と、装置群の作動
    条件および作動状態を表示する表示手段と、上記操作手
    段での操作に基づいて、その装置、上記記憶手段および
    表示手段を制御する制御手段とが設けられ、 さらに、各装置の制御手段間でデータを転送する通信手
    段を備え、 上記通信手段を介して上記各操作手段によって他の装置
    の作動条件を設定することを特徴とする装置集積システ
    ム。
  2. 【請求項2】供給された物品を計量する計量装置および
    計量された物品を包装する包装装置を含む装置群が連係
    して作動する装置集積システムにおいて、 一部の装置に、装置群の作動条件を記憶するマスタ記憶
    手段が設けられ、 各装置に、装置群の作動条件を設定する操作手段と、装
    置群の作動条件および作動状態を表示する表示手段と、
    上記操作手段での操作に基づいて、その装置、上記マス
    タ記憶手段および表示手段を制御する制御手段とが設け
    られ、 さらに、各装置の制御手段間、および上記マスタ記憶手
    段と各装置の制御手段間でデータを転送する通信手段を
    備え、 上記通信手段を介して上記各操作手段によって他の装置
    の作動条件を設定し、システム全体の作動条件を変更す
    る場合には前記マスタ記憶手段に記憶された作動条件の
    中から選択することを特徴とする装置集積システム。
  3. 【請求項3】供給された物品を計量する計量装置および
    計量された物品を包装する包装装置を含む装置群が連係
    して作動する装置集積システムにおいて、 装置群全体の作動に関連した全体作動条件を設定するマ
    スタ操作手段と、 各装置に設けられてその装置およびこれに連係する装置
    の作動に関連した個別作動条件を設定する操作手段と、 上記全体作動条件および個別作動条件を記憶するマスタ
    記憶手段と、 上記全体作動条件および装置群全体の作動状態を表示す
    るマスタ表示手段と、 各装置に設けられて少なくとも上記個別作動条件および
    装置群の作動状態を表示する表示手段と、 各装置に設けられて上記マスタ操作手段および操作手段
    での操作に基づき、その装置、上記表示手段およびマス
    タ記憶手段を制御する制御手段と、 上記マスタ操作手段での操作および各装置の制御手段か
    らの信号に基づき、上記マスタ記憶手段およびマスタ表
    示手段を制御するマスタ制御手段と、 各装置の制御手段間、および上記マスタ制御手段と各装
    置の制御手段間でデータを転送する通信手段とを備え、 上記通信手段を介して上記操作手段によって他の装置の
    作動条件を設定し、システム全体の作動条件を変更する
    場合には上記マスタ記憶手段に記憶された作動条件の中
    から選択することを特徴とする装置集積システム。
  4. 【請求項4】請求の範囲第3項において、 上記装置群における単一または複数の装置からなる特定
    の装置ユニットへ一定時間内に供給される上記物品の累
    積供給量を検出する供給量検出手段と、 上記特定の装置ユニットから上記一定時間内に排出され
    る物品の累積排出量を検出する排出量検出手段とを備
    え、 さらに、上記マスタ制御手段は、上記累積供給量と累積
    排出量との差を演算して歩留りを検知する入出量差演算
    手段を有し、 上記マスタ記憶手段は、上記累積供給量、上記累積排出
    量、およびそれらの差を記憶する入出量記憶手段を有し
    ている装置集積システム。
  5. 【請求項5】請求の範囲第4項において、 上記製品が処理される処理速度を検出する処理速度検出
    器を備え、 さらに、上記マスタ制御手段は、上記処理速度とそのと
    きの上記歩留りとを対応させる速度・歩留り相関検知手
    段を備え、 上記マスタ記憶手段は、上記処理速度とそのときの上記
    歩留りとを対応させて記憶する速度・歩留り相関記憶手
    段を有している装置集積システム。
  6. 【請求項6】請求の範囲第3項において、 上記物品が処理される処理速度を検出する処理速度検出
    器と、 上記装置群を形成する特定の装置の作動時間または不作
    動時間を計測する計時手段とを備え、 さらに、上記マスタ制御手段は、装置群の一定の運転時
    間と、この一定の運転時間内における上記作動時間また
    は不作動時間とからその装置の可動率を算出する可動率
    演算手段と、上記処理速度とそのときの上記可動率とを
    対応させる速度・可動率相関検知手段とを有し、 上記マスタ記憶手段は、上記処理速度と、上記運転時
    間、上記作動時間または不作動時間、および可動率とを
    対応させて記憶する速度・可動率相関記憶手段を有して
    いる装置集積システム。
  7. 【請求項7】請求の範囲第3項において、 上記装置群を形成する特定の装置について、物品の流れ
    方向におけるその装置の上流側の装置で処理される物品
    の処理量を上流側処理量として検出する上流側処理量検
    出手段と、 その下流側の装置で処理される物品の処理量を下流側重
    量として検出する下流側処理量検出手段とを備え、 さらに、上記マスタ制御手段は、上記上流側処理量と下
    流側処理量との差をその装置の不良率として算出する不
    良率演算手段を有し、 上記マスタ記憶手段は、上記上流側処理量、下流側処理
    量およびそれらの差を記憶する不良率記憶手段を有して
    いる装置集積システム。
  8. 【請求項8】請求の範囲第3項において、 上記マスタ制御手段は、出荷すべき製品の個数に対応し
    て、各装置が処理すべき物品の処理数を各装置の制御手
    段に与えて、その処理数に達したときに各装置の制御手
    段によってその装置の作動を停止させる停止タイミング
    設定手段を備えている装置集積システム。
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