JP3348564B2 - 誘電体キャパシタの製造方法 - Google Patents

誘電体キャパシタの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上部電極、下部電極及
び誘電体膜を有する誘電体キャパシタの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】各種の膜等のパターニングに際しては、
従来から、リソグラフィでレジストを所望のパターンに
加工し、このレジストをマスクにしてエッチングを行う
ことが多用されている。
【0003】しかし、誘電体膜としてペロブスカイト型
誘電体膜を用いる誘電体キャパシタでは、その電極とし
て一般に高融点貴金属膜が用いられており、高融点貴金
属膜のエッチングに際しては、レジストとの選択比が低
く、エッチング種と高融点貴金属との反応性を高めるた
めにウェハを300℃程度の高温にする必要もある。こ
のため、レジストはエッチングのマスクに適しておら
ず、SiO2 膜やSOG膜等の無機膜がエッチングのマ
スクとして用いられている。
【0004】図2は、上述の様な誘電体キャパシタの製
造方法の一従来例を示している。この一従来例では、図
2(a)に示す様に、下地の層間絶縁膜11上に、層間
絶縁膜11に対する密着層12、高融点貴金属膜13、
誘電体膜14、高融点貴金属膜15及び無機膜16を順
次に堆積させる。
【0005】次に、図2(b)に示す様に、無機膜16
上でリソグラフィによってレジスト17を上部電極のパ
ターンに加工し、このレジスト17をマスクにして無機
膜16をエッチングする。そして、図2(c)に示す様
に、レジスト17を除去した後、無機膜16をマスクに
して高融点貴金属膜15をエッチングする。
【0006】次に、図2(d)に示す様に、無機膜16
とは別の無機膜21を堆積させ、この無機膜21上でリ
ソグラフィによってレジスト22を下部電極のパターン
に加工する。そして、図2(e)に示す様に、レジスト
22をマスクにして無機膜21をエッチングし、レジス
ト22を除去した後、無機膜21をマスクにして誘電体
膜14、高融点貴金属膜13及び密着層12を連続的に
エッチングして、この誘電体キャパシタ23を完成させ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無機膜1
6、21はレジスト17、22の様には容易に除去する
ことができないので、通常は、誘電体キャパシタ23上
に残される。しかし、2層の無機膜16、21が誘電体
キャパシタ23上に残っていると、この誘電体キャパシ
タ23による段差が大きい。このため、上述の一従来例
では、後のCVD法による層間絶縁膜(図示せず)の堆
積やその平坦化が容易でなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の誘電体キャパ
シタの製造方法は、第1の導電膜、誘電体膜及び第2の
導電膜を順次に積層させる工程と、下部電極のパターン
の無機膜を前記第2の導電膜上に形成する工程と、前記
無機膜をマスクにして前記第2の導電膜及び前記誘電体
膜をエッチングする工程と、前記エッチングの後に前記
無機膜を上部電極のパターンに加工する工程と、前記上
部電極のパターンの前記無機膜をマスクにして前記第2
の導電膜をエッチングすると共に、前記誘電体膜をマス
クにして前記第1の導電膜をエッチングする工程とを具
備することを特徴としている。
【0009】請求項2の誘電体キャパシタの製造方法
は、請求項1の誘電体キャパシタの製造方法において、
前記誘電体膜としてペロブスカイト型誘電体膜を用いる
ことを特徴としている。
【0010】請求項3の誘電体キャパシタの製造方法
は、請求項2の誘電体キャパシタの製造方法において、
前記ペロブスカイト型誘電体膜としてPZT膜を用い、
前記第1及び第2の導電膜としてPt膜を用いることを
特徴としている。
【0011】
【作用】本発明による誘電体キャパシタの製造方法で
は、上部電極及び下部電極のエッチングに際して同一の
無機膜をマスクとして共用しており、しかも、上部電極
及び下部電極の両方のエッチングによって無機膜の膜厚
が減少するので、エッチングの終了後に残る無機膜の膜
厚が薄い。
【0012】また、無機膜は当初は下部電極のパターン
にするが後に上部電極のパターンにするので、上部電極
のパターンでしか無機膜が残らず、エッチングの終了後
に残る無機膜の範囲が狭い。
【0013】また、上部電極及び下部電極のエッチング
に際して同一の無機膜をマスクとして共用しているの
で、マスクとしての無機膜の形成工程が1回でよく、工
程数が少ない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1を参照しな
がら説明する。本実施例では、図1(a)に示す様に、
下地の層間絶縁膜31上に、膜厚が200nmであり層
間絶縁膜31に対する密着層としてのTiN膜32、膜
厚が200nmのPt膜33、膜厚が200nmのPZ
T膜34、膜厚が200nmのPt膜35及び膜厚が1
μmでありCVD法によるSiO2 膜36を順次に堆積
させる。
【0015】次に、図1(b)に示す様に、SiO2
36上でリソグラフィによってレジスト37を下部電極
のパターンに加工し、このレジスト37をマスクにして
SiO2 膜36をエッチングする。
【0016】次に、図1(c)に示す様に、レジスト3
7を除去した後、SiO2 膜36をマスクにして、O2
/Cl2 混合ガスでPt膜35をエッチングし、更に、
Cl2 /Ar混合ガスで及びPZT膜34をエッチング
する。なお、これらのエッチングによってSiO2 膜3
6も膜厚方向へある程度までエッチングされるが、後に
行うエッチングに対するマスクとしての十分な膜厚は残
っている。
【0017】次に、図1(d)に示す様に、SiO2
36上でリソグラフィによってレジスト42を上部電極
のパターンに加工し、このレジスト42をマスクにして
SiO2 膜36をエッチングする。
【0018】次に、図1(e)に示す様に、レジスト4
2を除去した後、O2 /Cl2 混合ガスで、SiO2
36をマスクにしてPt膜35をエッチングすると共に
PZT膜34をマスクにしてPt膜33をエッチング
し、更に、PZT膜34をマスクにしてF系ガスでTi
N膜32をエッチングして、この誘電体キャパシタ43
を完成させる。
【0019】以上の様な実施例では、SiO2 膜36
は、図1(c)の工程におけるPt膜35及びPZT膜
34のエッチングと、図1(e)の工程におけるPt膜
35のエッチングとの、両方のマスクになっている。こ
のため、既述の一従来例のうちで図2(c)の工程にお
ける高融点貴金属膜15のエッチングのマスクにしかな
っていない無機膜16の最終的な膜厚よりも、SiO2
膜36の最終的な膜厚の方が薄い。
【0020】しかも、図1(e)からも明らかな様に、
誘電体キャパシタ43全体のパターンつまり下部電極の
パターンではなく、上部電極のみのパターンで、1層の
SiO2 膜36が残るだけである。従って、本実施例で
は、誘電体キャパシタ43による段差が少なく、後のC
VD法による層間絶縁膜(図示せず)の堆積やその平坦
化が容易である。
【0021】
【発明の効果】本発明による誘電体キャパシタの製造方
法では、上部電極及び下部電極のエッチングの終了後に
残るマスクとしての無機膜の膜厚が薄く且つその範囲が
狭いので、誘電体キャパシタによる段差が少なく、その
後の層間絶縁膜の堆積やその平坦化が容易である。ま
た、マスクとしての無機膜の形成工程が1回でよく、工
程数が少ないので、誘電体キャパシタを低コストで製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を工程順に示す側断面図であ
る。
【図2】本発明の一従来例を工程順に示す側断面図であ
る。
【符号の説明】
32 TiN膜 33 Pt膜 34 PZT膜 35 Pt膜 36 SiO2 膜 43 誘電体キャパシタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/822 H01L 21/28 H01L 27/04 H01L 27/108 H01L 21/8242

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電膜、誘電体膜及び第2の導電
    膜を順次に積層させる工程と、 下部電極のパターンの無機膜を前記第2の導電膜上に形
    成する工程と、 前記無機膜をマスクにして前記第2の導電膜及び前記誘
    電体膜をエッチングする工程と、 前記エッチングの後に前記無機膜を上部電極のパターン
    に加工する工程と、 前記上部電極のパターンの前記無機膜をマスクにして前
    記第2の導電膜をエッチングすると共に、前記誘電体膜
    をマスクにして前記第1の導電膜をエッチングする工程
    とを具備することを特徴とする誘電体キャパシタの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記誘電体膜としてペロブスカイト型誘
    電体膜を用いることを特徴とする請求項1記載の誘電体
    キャパシタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ペロブスカイト型誘電体膜としてP
    ZT膜を用い、 前記第1及び第2の導電膜としてPt膜を用いることを
    特徴とする請求項2記載の誘電体キャパシタの製造方
    法。
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KR100353807B1 (ko) * 1999-12-28 2002-09-26 주식회사 하이닉스반도체 고유전체 캐패시터의 하부전극 형성방법
TW513745B (en) * 2000-06-06 2002-12-11 Ekc Technology Inc Method of fabricating a hard mask
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