JPH0521616A - 半導体の製造方法 - Google Patents
半導体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0521616A JPH0521616A JP3594491A JP3594491A JPH0521616A JP H0521616 A JPH0521616 A JP H0521616A JP 3594491 A JP3594491 A JP 3594491A JP 3594491 A JP3594491 A JP 3594491A JP H0521616 A JPH0521616 A JP H0521616A
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- cvd
- sog film
- organic sog
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体の製造方法に関し、その目的は、有機
系のSOG膜を用いた場合のSOG膜からのH2Oガス
放出を防止できる半導体の製造方法を提供することにあ
る。 【構成】 第1のCVD膜3と有機系SOG膜8と第2
のCVD膜5を層間膜として積層して形成する第1の工
程と、レジスト6を塗布してスルーホールパターンを形
成する第2の工程と、反応性イオンエッチングによりス
ルーホールを開口する第3の工程と、全表面に第3のC
VD膜9を形成する第4の工程と、全面を反応性イオン
エッチングする第5の工程を経ることを特徴とする。
系のSOG膜を用いた場合のSOG膜からのH2Oガス
放出を防止できる半導体の製造方法を提供することにあ
る。 【構成】 第1のCVD膜3と有機系SOG膜8と第2
のCVD膜5を層間膜として積層して形成する第1の工
程と、レジスト6を塗布してスルーホールパターンを形
成する第2の工程と、反応性イオンエッチングによりス
ルーホールを開口する第3の工程と、全表面に第3のC
VD膜9を形成する第4の工程と、全面を反応性イオン
エッチングする第5の工程を経ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体の製造方法に関
し、更に詳しくは、層間絶縁膜及びスルーホール形成の
改善に関する。
し、更に詳しくは、層間絶縁膜及びスルーホール形成の
改善に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路のAl−Al間の層間絶
縁膜として、一般にSOG膜が用いられている。
縁膜として、一般にSOG膜が用いられている。
【0003】SOG膜には無機系と有機系がある。ま
ず、無機系SOG膜はベークすることによりSiO2に
なるが、形成される膜厚は0.1μm程度である。ま
た、500℃以下のベークではH2Oガスが発生する
が、この問題はエッチバックで解決できる。
ず、無機系SOG膜はベークすることによりSiO2に
なるが、形成される膜厚は0.1μm程度である。ま
た、500℃以下のベークではH2Oガスが発生する
が、この問題はエッチバックで解決できる。
【0004】図3はこのような無機系のSOG膜を用い
た従来の半導体集積回路の一例の製造工程図である。
た従来の半導体集積回路の一例の製造工程図である。
【0005】工程(a)において、シリコン基板1の表
面にスパッタにより第1Al層2を形成して所定の形状
にパターニングした後、該第1Al層2を含むシリコン
基板1の表面に第1のCVD膜としてSiO2膜3を形
成し、更に該SiO2膜3の表面にシラノール化合物と
溶剤よりなる無機SOG材料を塗布してベークすること
により無機系SOG膜4を形成する。
面にスパッタにより第1Al層2を形成して所定の形状
にパターニングした後、該第1Al層2を含むシリコン
基板1の表面に第1のCVD膜としてSiO2膜3を形
成し、更に該SiO2膜3の表面にシラノール化合物と
溶剤よりなる無機SOG材料を塗布してベークすること
により無機系SOG膜4を形成する。
【0006】工程(b)において、全面をエッチバック
して段差部分以外の無機系SOG膜4を除去する。
して段差部分以外の無機系SOG膜4を除去する。
【0007】工程(c)において、SiO2膜3及び無
機系SOG膜4の表面に第2のCVD膜としてSiO2
膜5を形成する。
機系SOG膜4の表面に第2のCVD膜としてSiO2
膜5を形成する。
【0008】工程(d)において、該SiO2膜5の表
面にレジスト6を塗布し、ホトリソグラフィでスルーホ
ールパターンを作成する。
面にレジスト6を塗布し、ホトリソグラフィでスルーホ
ールパターンを作成する。
【0009】工程(e)において、SiO2膜3,5を
エッチングにより除去してスルーホールを作成する。
エッチングにより除去してスルーホールを作成する。
【0010】そして、工程(f)において、全面にスパ
ッタにより第2Al層7を付着させた後、ホトリソグラ
フィで所定の形状にパターニングする。
ッタにより第2Al層7を付着させた後、ホトリソグラ
フィで所定の形状にパターニングする。
【0011】このような構成によれば、段差部分に残る
無機系SOG膜4はSiO2膜3と5で覆われるので無
機系SOG膜4から発生するH2OガスがAl層2,7
に悪影響を及ぼすことはないが、無機系SOG膜4の膜
厚が薄いことから平坦化に問題が残る。
無機系SOG膜4はSiO2膜3と5で覆われるので無
機系SOG膜4から発生するH2OガスがAl層2,7
に悪影響を及ぼすことはないが、無機系SOG膜4の膜
厚が薄いことから平坦化に問題が残る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、有機系S
OG膜の場合、形成される膜厚は0.5μm程度であっ
て、平坦化に優れる。
OG膜の場合、形成される膜厚は0.5μm程度であっ
て、平坦化に優れる。
【0013】しかしながら、有機系のSOG膜はCH3
が残ってH2Oガスが発生する。これは、理論的にはエ
ッチバックで不要部分のSOG膜を除去することにより
解決できるが、膜厚が厚いためにエッチバックの条件が
ずれると塗布時よりも段差が大きくなってしまうという
問題があり、実用化には至っていない。
が残ってH2Oガスが発生する。これは、理論的にはエ
ッチバックで不要部分のSOG膜を除去することにより
解決できるが、膜厚が厚いためにエッチバックの条件が
ずれると塗布時よりも段差が大きくなってしまうという
問題があり、実用化には至っていない。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、有機系のSOG膜を用い
た場合のSOG膜からのH2Oガス放出を防止できる半
導体の製造方法を提供することにある。
れたものであり、その目的は、有機系のSOG膜を用い
た場合のSOG膜からのH2Oガス放出を防止できる半
導体の製造方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
る本発明は、第1のCVD膜と有機系SOG膜と第2の
CVD膜を層間膜として積層して形成する第1の工程
と、レジストを塗布してスルーホールパターンを形成す
る第2の工程と、反応性イオンエッチングによりスルー
ホールを開口する第3の工程と、全表面に第3のCVD
膜を形成する第4の工程と、全面を反応性イオンエッチ
ングする第5の工程、を経ることを特徴とする。
る本発明は、第1のCVD膜と有機系SOG膜と第2の
CVD膜を層間膜として積層して形成する第1の工程
と、レジストを塗布してスルーホールパターンを形成す
る第2の工程と、反応性イオンエッチングによりスルー
ホールを開口する第3の工程と、全表面に第3のCVD
膜を形成する第4の工程と、全面を反応性イオンエッチ
ングする第5の工程、を経ることを特徴とする。
【0016】
【作用】第1のCVD膜と有機系SOG膜と第2のCV
D膜を層間膜として形成した後にスルーホールを開口し
た段階では有機系SOG膜はスルーホールの側面に露出
しているが、全面に第3のCVD膜を形成して反応性イ
オンエッチングで異方性エッチングすることにより露出
していた有機系SOG膜は完全に封じ込められる。
D膜を層間膜として形成した後にスルーホールを開口し
た段階では有機系SOG膜はスルーホールの側面に露出
しているが、全面に第3のCVD膜を形成して反応性イ
オンエッチングで異方性エッチングすることにより露出
していた有機系SOG膜は完全に封じ込められる。
【0017】これにより、有機系SOG膜の露出に伴う
問題は解決され、膜厚の厚い利点を利用して段差を小さ
くできる。
問題は解決され、膜厚の厚い利点を利用して段差を小さ
くできる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例を示す工程図であ
り、図3と共通するものには同じ符号を付けている。
り、図3と共通するものには同じ符号を付けている。
【0020】工程(a)において、シリコン基板1の表
面にスパッタにより第1Al層2を形成した後、ホトリ
ソグラフィで所定の形状にパターニングする。次に、該
第1Al層2を含むシリコン基板1の表面に第1のCV
D膜としてSiO2(またはPSG)膜3を形成し、該
SiO2膜3の表面に有機SOG材料を塗布してベーク
することにより有機系SOG膜8を形成する。更に、該
有機系SOG膜8の表面に第2のCVD膜としてSiO
2(またはPSG)膜5を形成する。これら第1のCV
D膜3,有機系SOG膜8及び第2のCVD5は層間膜
を形成する。
面にスパッタにより第1Al層2を形成した後、ホトリ
ソグラフィで所定の形状にパターニングする。次に、該
第1Al層2を含むシリコン基板1の表面に第1のCV
D膜としてSiO2(またはPSG)膜3を形成し、該
SiO2膜3の表面に有機SOG材料を塗布してベーク
することにより有機系SOG膜8を形成する。更に、該
有機系SOG膜8の表面に第2のCVD膜としてSiO
2(またはPSG)膜5を形成する。これら第1のCV
D膜3,有機系SOG膜8及び第2のCVD5は層間膜
を形成する。
【0021】工程(b)において、SiO2膜5の表面
にレジスト6を塗布してホトリソグラフィでスルーホー
ルパターンを作成する。
にレジスト6を塗布してホトリソグラフィでスルーホー
ルパターンを作成する。
【0022】工程(c)において、反応性イオンエッチ
ングで異方性エッチングを行い、スルーホールを開口す
る。
ングで異方性エッチングを行い、スルーホールを開口す
る。
【0023】工程(d)において、スルーホールを含む
全表面に第3のCVD膜としてSiO2(またはPSG
やSi3N4)膜9を形成する。
全表面に第3のCVD膜としてSiO2(またはPSG
やSi3N4)膜9を形成する。
【0024】工程(e)において、SiO2膜9が形成
された全面を反応性イオンエッチングで異方性エッチン
グする。この結果、スルーホールの側面にのみ第3のC
VD膜9が残り、有機系SOG膜8は完全にCVD膜
3,5,9で覆われる。
された全面を反応性イオンエッチングで異方性エッチン
グする。この結果、スルーホールの側面にのみ第3のC
VD膜9が残り、有機系SOG膜8は完全にCVD膜
3,5,9で覆われる。
【0025】工程(f)において、表面にスパッタによ
り第2Al層7を形成した後、ホトリソグラフィで所定
の形状にパターニングする。
り第2Al層7を形成した後、ホトリソグラフィで所定
の形状にパターニングする。
【0026】このような構成において、工程(c)での
スルーホール開口時に第1Al層2とH2Oとの反応で
Al2O3が形成されて第1Al層2と第2Al層7の
コンタクトが悪くなるが、第2Al層7のスパッタ時に
第1Al層2を逆スパッタして少し削ることで解決でき
る。
スルーホール開口時に第1Al層2とH2Oとの反応で
Al2O3が形成されて第1Al層2と第2Al層7の
コンタクトが悪くなるが、第2Al層7のスパッタ時に
第1Al層2を逆スパッタして少し削ることで解決でき
る。
【0027】また、第2Al層7のスパッタ時に有機系
SOG膜8からのH2Oが出てコンタクト不良になった
り、第2Al層7のスパッタ後に図2に示すように有機
系SOG膜8と第1Al層2や第2Al層7とコンタク
トしているとH2OやClの影響で第1Al層2や第2
Al層7が腐食するが、これらも有機系SOG膜8が完
全にCVD膜3,5,9で覆われることで解決できる。
SOG膜8からのH2Oが出てコンタクト不良になった
り、第2Al層7のスパッタ後に図2に示すように有機
系SOG膜8と第1Al層2や第2Al層7とコンタク
トしているとH2OやClの影響で第1Al層2や第2
Al層7が腐食するが、これらも有機系SOG膜8が完
全にCVD膜3,5,9で覆われることで解決できる。
【0028】なお、上述実施例では、第1Al層と第2
Al層間のスルーホールについて説明したが、シリコン
基板と第1Al層や、第2Al層と第3Al層間におい
ても同様の構造にしてもよい。
Al層間のスルーホールについて説明したが、シリコン
基板と第1Al層や、第2Al層と第3Al層間におい
ても同様の構造にしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、層間絶縁膜及びスルーホールの構造が有機系SO
G膜をCVD膜で完全に包み込むようになっているの
で、有機系SOG膜からのガスの放出を防ぐことができ
る。
れば、層間絶縁膜及びスルーホールの構造が有機系SO
G膜をCVD膜で完全に包み込むようになっているの
で、有機系SOG膜からのガスの放出を防ぐことができ
る。
【0030】この結果、Alのコンタクト不良をなくす
ことができ、良好な電気的特性と、長期信頼性が得られ
る。
ことができ、良好な電気的特性と、長期信頼性が得られ
る。
【図1】本発明の一実施例の工程説明図である。
【図2】本発明を適用しない場合の不具合の説明図であ
る。
る。
【図3】従来の工程説明図である。
1 シリコン基板 2 第1Al層 3 第1CVD膜 5 第2CVD膜 6 レジスト 7 第2Al層 8 有機系SOG膜 9 第3CVD膜
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1のCVD膜と有機系SOG膜と第2
のCVD膜を層間膜として積層して形成する第1の工程
と、 レジストを塗布してスルーホールパターンを形成する第
2の工程と、 反応性イオンエッチングによりスルーホールを開口する
第3の工程と、 全表面に第3のCVD膜を形成する第4の工程と、 全面を反応性イオンエッチングする第5の工程、 を経ることを特徴とする半導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3594491A JPH0521616A (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 半導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3594491A JPH0521616A (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 半導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521616A true JPH0521616A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=12456107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3594491A Pending JPH0521616A (ja) | 1991-03-01 | 1991-03-01 | 半導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521616A (ja) |
-
1991
- 1991-03-01 JP JP3594491A patent/JPH0521616A/ja active Pending
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