JP3341544B2 - 信号周期計測装置 - Google Patents

信号周期計測装置

Info

Publication number
JP3341544B2
JP3341544B2 JP25273295A JP25273295A JP3341544B2 JP 3341544 B2 JP3341544 B2 JP 3341544B2 JP 25273295 A JP25273295 A JP 25273295A JP 25273295 A JP25273295 A JP 25273295A JP 3341544 B2 JP3341544 B2 JP 3341544B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
ring oscillator
edge
signal
taps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25273295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08313567A (ja
Inventor
哲彦 金秋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP25273295A priority Critical patent/JP3341544B2/ja
Publication of JPH08313567A publication Critical patent/JPH08313567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3341544B2 publication Critical patent/JP3341544B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Measuring Frequencies, Analyzing Spectra (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は信号の周期を計測する信
号周期計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、信号の周期をデジタル信号処理に
よって計測することが求められ、カウンタを用いて計測
することが広く行われている。従来のD/A変換装置を
図5に示し、その説明を行う(例えば特開昭64−62
913号公報)。
【0003】入力端子に与えられるアナログ信号Fが
“L”である間はNANDゲート121の出力は“H”
であり、すべての遅延器122の出力は“H”になって
いる。故に、すべてのイネーブル付きセット・リセット
フリップフロップ123がセット状態となっている。ま
た、カウンタ128、129の出力は初期状態でゼロで
あるとする。今、イネーブル信号ENが“L”、即ちア
クティブ状態であり、入力端子に与えられるアナログ信
号Fが“H”に変化するとNANDゲート121は遅延
器群125の最後段の遅延器122の出力CD2の反転
値を出力する。このためアナログ信号Fが“H”になる
とNANDゲート121の後段の遅延器122の出力が
“H”から“L”に変化し、この遅延器122の出力に
接続されたイネーブル付きセット・リセットフリップフ
ロップ123がリセットされる。
【0004】同様に順次遅延器122の出力が反転して
遅延器群124のすべての遅延器122の出力が“L”
になるとフリップフロップ群126の最後段のイネーブ
ル付きセット・リセットフリップフロップ123がリセ
ットされフリップフロップ群126の出力F1は“L”
になる。この時遅延器群124の出力CD1は“L”
あるから、CD1を入力とする遅延器群125の遅延器
122の出力も順次“L”になり、遅延器群125のす
べての遅延器122の出力が“L”となると遅延器群1
25の出力CD2は“L”となる。この時フリップフロ
ップ群127の最後段のイネーブル付きセット・リセッ
トフリップフロップ123がリセットされる。
【0005】従ってフリップフロップ群127の出力F
2は“L”になる。更に遅延器群125の出力CD2は
NANDゲート121により反転されるから同様にして
今度は“L”から“H”への変化が遅延器群124、1
25の中を順次伝搬する。各イネーブル付きセット・リ
セットフリップフロップ123のリセット入力端子には
セット入力の反転値が入力されているので既にリセット
されているフリップフロップ群内のイネーブル付きセッ
ト・リセットフリップフロップ123は順次セットされ
ていく。この結果フリップフロップ群126の出力F
1、フリップフロップ群127の出力の順に“H”にな
る。アナログ信号Fが“L”になるまでこれが繰り返さ
れる。
【0006】フリップフロップ群の出力F1、F2はE
ORゲート133に加えられる。EORゲート133の
出力CXはカウンタ128、129に入力され、フリッ
プフロップ群126、127の各出力F1、F2が変化
した回数が記録される。カウンタ128は、EORゲー
ト133出力CXの立ち上がりでカウントアップし、カ
ウンタ129は、EORゲート133出力CXの立ち下
がりでカウントアップする。カウンタ128、129の
出力は加算器130で加算される。加算器130の出力
Aの最下位ビット(LSB)が“H”であればセレクタ
131はフリップフロップ群126のイネーブル付き各
セット・リセットフリップフロップ123の出力を選択
して出力し、AのLSBが“L”であればセレクタ13
1はフリップフロップ群127のイネーブル付き各セッ
ト・リセットフリップフロップ123の出力を選択して
出力する。セレクタ131の出力はエンコーダ132に
入力され、フリップフロップ群126、127の各イネ
ーブル付きセット・リセットフリップフロップ123の
初段から数えて何段目の出力値が、初段の出力に対して
反転しているかが検出されその結果が出力される。
【0007】ここで、フリップフロップ群126、12
7に与えられているイネーブル信号ENが“H”になる
と各イネーブル付きセット・リセットフリップフロップ
123はその時点の値をホールドする。故にこれらの出
力を入力とするカウンタ128、129、セレクタ13
1、エンコーダ132の出力もホールドされる。以上の
ようにして加算器130の出力Aを上位桁、エンコーダ
132の出力を下位桁として遅延器122の遅延時間に
相当する時間軸分解能で、アナログ入力Fのレベルが
“H”となってからイネーブル信号ENが“H”になる
までの時間を遅延器による遅延時間の分解能で計測する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、遅延器122、123の1段当たりの遅
延時間を単位として周期を計測しているため、遅延器群
124、125における各遅延器122、123が温
度、或いはプロセスによってバラツキを生じた場合、こ
のバラツキがそのまま計測結果に現れ、特にこの回路を
FM復調に用いた場合には復調後の基準振幅レベルが変
化するという問題点があった。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑み、個々の遅延
器の温度等による遅延時間の変化によって計測結果に影
響がでることがない信号周期計測換装置を提供するもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の信号周期計測装置は、M(Mは3以上の奇
数)タップのリングオシレータと、所定タップの出力の
エッジを検出してカ ウントアップするカウント手段
と、入力信号のエッジを検出するエッジ検出手段と、入
力信号のエッジに基づき、カウント手段の出力とリング
オシレータ全タップの出力とをラッチする第1,第2の
ラッチ手段と、第1のラッチ手段の出力をデコードする
デコーダと、デコーダ及びカウント手段の出力を重み付
け加算する演算手段と、演算手段の出力の変化を検出す
る変化検出手段とを備え、変化検出手段の出力に対し、
その平均レベルを求める平均レベル検出手段と、第2の
検出手段の出力と平均レベルの商を求めて出力とする、
或いは、リングオシレータに、基準信号とリングオシレ
ータの所定のタップの出力との位相比較を行う位相比較
手段と、その位相比較結果に基づきリングオシレータの
発振周波数を変化させる周波数可変手段とを備えるよう
にしたものである。
【0011】
【作用】上記のように、入力信号の“H”、“L”の変
化におけるリングオシレータにおける各タップ出力の状
態を取り込み、その変化を検出することによりアップエ
ッジからダウンエッジまで、或いはダウンエッジからア
ップエッジまでといった周期を計測することができる。
【0012】また、変化を検出する変化検出手段の出力
に対し、その平均レベルを求める平均レベル検出手段
と、第2の検出手段の出力と平均レベルの商を求めて出
力とするようにしたため、例えば入力信号が音声信号の
周波数変調を行ったものであれば、リングオシレータの
発振周波数がばらついても常に出力周期が規格化され、
基準レベルの変動が抑えられる。
【0013】また、リングオシレータに対し、基準信号
とリングオシレータの所定のタップの出力との位相比較
を行う位相比較手段と、その位相比較結果に基づきリン
グオシレータの発振周波数を変化させるようにしたた
め、リングオシレータの発振周波数に帰還がかかり、発
振周波数が位相比較手段に与えられた基準信号の整数倍
となる。
【0014】これにより、温度変化などによる発振周波
数の変動がなくなり、周期計測結果のバラツキを抑える
ことができるものである。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の説明を行う。図
1は本発明の第1の実施例における信号周期計測装置を
示すブロック図である。この図を説明すると、リングオ
シレータ1は17個(24+1個) の遅延器30〜46
で構成されている。ここでは遅延器としてインバータを
用いている。遅延器30〜46の各々は1nsの遅延時間
τを有しており、矩形波の変化点(エッジ)が順次これ
ら遅延器30〜46を伝搬し、17nsでリングオシレー
タ1内を1回転する。すなわち、遅延器30の出力がt
=t0 で“L”になったとすると、17ns後に“H”に
なり、更に17ns後に“L”になる。つまり、34nsを
周期とする信号がリングオシレータ1内で発振している
ことになる。なお、リングオシレータ1のタップ数を1
7段としてある理由については後述する。
【0016】カウンタ4,5は遅延器30及び38の出
力をそれぞれクロック入力とし、ここではクロック入力
が変化する毎に(つまり、アップエッジとダウンエッジ
の両方を検出して)カウントアップする。また、それぞ
れリセット端子Rを持っており、端子Rが“H”になる
と非同期リセットされる。セレクタ20は端子Sに与え
られる信号が“H”の場合は端子B、“L”の場合は端
子Aに入力されたデータを端子Yより出力する。Dフリ
ップフロップ8では、入力D1,D3,D5,・・・・,D
15に対応するQ出力は反転して出力している。エンコ
ーダ21はDフリップフロップ8より与えられるデータ
を0〜16の値にエンコードして演算器22に対して出
力するとともに、エンコード結果が0〜8の時は“H”
を、9〜16の時は“L”をセレクタ20に対して出力
する。エンコーダ21は(表1)に示すとおりの動作を
行う。
【0017】ここで、カウンタ4,5の動作速度はリン
グオシレータ1の動作速度と如何に示すとおりの関係と
なるようにしている。すなわち、カウンタ4,5の動作
速度をτc とすると、式(1) の関係となるようタップ数
Mを決めている(τはリングオシレータ1段当たりの遅
延時間)。 M 〜 4×τc/τ (1) このような関係とすることにより、実装時におけるバラ
ツキを考慮した上で、タップ数をできるだけ少なくしな
がらカウンタ4,5が安定に動作するという効果を得る
ことができる。
【0018】
【表1】
【0019】エッジ検出器27は入力されるFM信号F
の両エッジを検出し、検出する毎に“H”のパルスをD
フリップフロップ6,7,8,23,24,26に対し
て出力する。このようなものとしては、入力されるFM
信号Fとその中点電位とを比較する比較器、或いはその
比較器出力を更に遅延させて排他的論理和をとって出力
するようなものでよい。演算器22は端子A,Bに与え
られるデータに対し、{A×17+B}の演算を行い端
子Cより出力する。実際に個の演算は、Aを4ビット左
シフトした値にAとBの値を加えればよく、このように
タップ数を式 (1) の関係を有しながら{2のべき乗+
1}としたため、乗算器を用いることなく演算器22を
構成することができる。なお、タップ数が15タップ、
すなわち{2のべき乗−1}であってもAを4ビット左
シフトした値にBを加え、Aを減ずれば同様に乗算器を
用いることなく演算器22を構成することができる。
【0020】次に、図1に示す回路の動作について説明
する。まず、Dフリップフロップ3に与えられているリ
セット信号が“H”であったとする。リングオシレータ
1において伝搬している矩形波信号のエッジが遅延器3
8を通過するとDフリップフロップ3のQ出力が“H”
になり、Dフリップフロップ2のD入力が“H”になる
と共にカウンタ5がリセットされる。次いで、矩形波信
号のエッジが遅延器39,40,・・・・(図示せず)と伝
搬していき、遅延器30に達するとDフリップフロップ
2のQ出力が“H”になり、カウンタ4がリセットされ
る。
【0021】次に、リセット信号が“L”になると、リ
ングオシレータ1において伝搬している矩形波信号のエ
ッジが遅延器38を通過したときにDフリップフロップ
3のQ出力が“L”になり、Dフリップフロップ2のD
入力が“L”になると共にカウンタ5のリセットが解除
されカウントを開始する。リセット解除はカウンタ5の
クロック信号が変化した直後に行われるため、カウンタ
5の値は次のクロック信号が入るまでゼロとなってい
る。次いで矩形波信号のエッジが遅延器39,40,・・
・・(図示せず)と伝搬していき、遅延器30に達すると
Dフリップフロップ2のQ出力が“L”になり、カウン
タ4のリセットが解除されカウントを開始する。このよ
うにすることにより、リングオシレータ1のエッジが高
速で変化していても、カウンタ4,5を確実に同じ値、
すなわちゼロからカウントを開始させることができる。
【0022】ここでエッジ検出器27がFM信号Fのエ
ッジを検出すると、エッジ検出器27がパルスを出力す
る。このパルスに基づき、Dフリップフロップ6,7で
はカウンタ4,5の値を取り込んでラッチし、Dフリッ
プフロップ8はリングオシレータ1の各遅延器の出力状
態を取り込みラッチする。エンコーダ21がDフリップ
フロップ8のQ0〜16出力に基づき、(表1)に示す
とおりのエンコードを行い、リングオシレータ1内のど
の箇所にエッジがあるかを数値化する。セレクタ20は
エンコーダ21の出力結果に基づき、カウンタ5或いは
カウンタ6の何れかを選択して出力する。これは、例え
ばリングオシレータ1においてエッジが遅延器30,3
1付近にあった場合、カウンタ4がカウントアップした
か否かがカウンタ4の動作速度にも絡んで不明確となる
が、このときには確実にカウントアップを完了している
カウンタ5の値を採用することにより、常に正確な値を
得ることができるようにしたものである。演算器22が
セレクタ20出力とエンコーダ21出力に基づき、A×
17+B、すなわち、{カウンタ5或いはカウンタ6の
出力値}×17+{エンコーダ出力}の値を求めて出力
する。この値がFM信号Fの次のエッジにおいてDフリ
ップフロップ23にラッチされる。
【0023】仮にエッジ検出器27がFM信号Fのエッ
ジによってパルスを発生したときのリングオシレータ1
における遅延器30〜46の状態が“000001・・
1”、カウンタ4,5の値が6,7であったとすると、
エンコーダ21出力は(表1)により、01011(1
0進で11)となる。故に、セレクタ20は端子Aに与
えられているカウンタ4の出力値を出力し、演算器22
の出力は6×17+11=113となり、Dフリップフ
ロップ23にラッチされる。FM信号Fにおける次のエ
ッジによってラッチされたカウンタ4,5の値がそれぞ
れ14,14、リングオシレータ1の出力が“00・・0
1111”であったとすると、エンコーダ21の出力は
00011(=3)となる。セレクタ20は今回は端子
Bに入力されているカウンタ5の値を出力し、演算器2
2出力は14×17+3=241となる。この値がDフ
リップフロップ23にラッチされる。このとき前回演算
器22が求めた値(113)はラッチ24にラッチされ
る。減算器25がDフリップフロップ23,24のQ出
力の差を求め、241−113=128が出力されてD
フリップフロップ26にラッチされる。この113、或
いは241という値は、リセット信号によりカウンタの
リセットが解除されてからリングオシレータ1内を伝搬
するエッジが遅延器30〜46を何タップ伝搬したかを
表す値であり、減算器25によって得られる241−1
13=128はリングオシレータ1内を、エッジ検出器
27が2個のエッジを発生する間に伝搬した遅延器30
〜46のタップ数を意味する。つまり、FM信号Fにお
けるエッジの間隔は遅延時間τ=1nsの128倍であっ
たことを意味し、このように構成することにより入力さ
れるFM信号Fの刻々変化する周期、すなわちエッジの
間隔をエッジの向きに無関係に計測することができる。
【0024】図2はリングオシレータ1の他の実施例を
示すものであり、この図を説明すると、位相比較器69
が外部より与えられる基準信号とインバータ58が出力
する信号の位相を比較する。この位相比較器69はPL
L(フェーズロックループ)回路で良く用いられるもの
を利用すれば良い。位相比較器69及びローパスフィル
タ68によって、基準信号よりもインバータ58出力の
周波数が高いとローパスフィルタ出力は低下し、インバ
ータ50〜66に与えられる電圧が低下することにな
り、リングオシレータ1の発振周波数が下がる。逆に、
基準信号よりもインバータ58出力の周波数が低いとロ
ーパスフィルタ出力は上昇し、リングオシレータ1の発
振周波数も上昇する。このようにして位相比較器69、
ローパスフィルタ68によって帰還がかかり、リングオ
シレータ1の発振周波数が温度、プロセス等の影響を受
けること無く安定する。
【0025】図3は図2において示したインバータ50
〜66をクロックトインバータを用いて構成したもので
ある。VDD,VSSは電源であり、VDD端子には5
V、VSS端子には0Vが与えられる。VCN端子には
図2におけるローパスフィルタ68を与えれば良く、ま
た、VCP端子にはVDD端子からローパスフィルタ6
8出力を引いた電圧を加えれば良い。
【0026】図4は本発明の第2の実施例を示す信号周
期計測装置のブロック図である。本実施例はリングオシ
レータ1における遅延器30〜46の持つ遅延時間τが
変化しても、例えば、音声信号によって変調されたよう
な、FM信号Fの平均周期が既知で変化しない場合には
常に正確な周期検出を可能としたものである。この図に
おいて、図1と同一の機能を有するブロックには同一の
符号を付し詳細な説明は省略する。
【0027】平均レベル検出器29はDフリップフロッ
プ26出力の平均レベルAを求めるもので、例えば、復
調されたFM信号Fの帯域に対して充分に時定数の大き
なローパスフィルタが相当する。割算器10は、Dフリ
ップフロップ26出力を平均レベル検出器29出力Aで
割った商を求め出力するもので、例えば平均レベル検出
器29出力をアドレスとするROMを用いて1/{A}
を得、この値とDフリップフロップ26出力との積を求
めるものである。FM信号FによってDフリップフロッ
プ26から出力されるデータは図1の場合と同様であ
り、リングオシレータ1における遅延器30〜46の持
つ遅延時間τの幾倍かで表される値を出力する。
【0028】ここで、温度等の変化で遅延時間τが変化
すると、Dフリップフロップ26から出力される値は当
然変化する。FM信号Fの時々刻々変化する周期を
n、平 均周期をTAVE とすると、τがX倍に大きくな
ると、Dフリップフロップ26から出力される値は1/
Xに小さくなり、FM信号Fの周期はTn/τからTn
(τ・X)になる。しかし、平均レベル検出器29出力
もTAVE/τからTAVE/(τ・X)に変化するため、割
算器10の出力は、 {Tn/(τ・X)}÷{TAVE/(τ・X)}=Tn/TAVE (2) となる。
【0029】ここで、FM信号Fの平均周期TAVE は一
定であるので、式(2) の値はTAVEによって規格化され
た値を意味し、遅延時間τのバラツキによる影響を受け
ること無く安定にFM信号Fの周期を求められることを
示している。
【0030】
【発明の効果】以上のべたように本発明は、M(Mは3
以上の奇数)タップのリングオシレータと、所定タップ
の出力のエッジを検出してカウントアップするカウント
手段と、入力信号のエッジを検出するエッジ検出手段
と、入力信号のエッジに基づき、カウント手段出力とリ
ングオシレータ全タップの出力とをラッチする第1,第
2のラッチ手段と、第1のラッチ手段出力をデコードす
るデコーダと、デコーダ及びカウント手段出力を重み付
け加算する演算手段と、演算手段出力の変化を検出する
変化検出手段とを備え、変化検出手段の出力に対し、そ
の平均レベルを求める平均レベル検出手段と、第2の検
出手段出力と平均レベルの商を求めて出力とする、或い
は、リングオシレータに、基準信号とリングオシレータ
の所定のタップの出力との位相比較を行う位相比較手段
位相比較結果に基づきリングオシレータの発振周波数
を変化させる周波数可変手段とを備えるようにしたた
め、入力信号におけるアップエッジからダウンエッジま
で、或いはダウンエッジからアップエッジまでといった
周期を計測することができる。また、上記周期計測出力
に対し、その平均レベルを求める平均レベル検出手段と
第2の検出手段の出力と平均レベルの商を求めて出力と
するようにしたため、例えば、入力信号が音声信号の周
波数変調波においては、基準レベルの変動を抑えること
ができる。
【0031】また、リングオシレータに、基準信号とリ
ングオシレータの所定のタップの出力との位相比較を行
う位相比較手段と、位相比較結果に基づきリングオシレ
ータの発振周波数を変化させるようにしたため、温度変
化などによる発振周波数の変動がなくなり、周期計測結
果のバラツキを抑えることができ、更にそのタップ数を
2のべき乗±1としたことで、演算器22の構成を簡単
なものにすることができる。
【0032】更に、カウンタを2個用い、リングオシレ
ータの初段のタップと(M+1)/2段目付近のタップ出
力のエッジをクロック信号として信号のエッジをカウン
トするようにしたため、リングオシレータにおける信号
の変化点の位置に関係なく安定して誤差無くエッジをカ
ウントすることができ、しかも、それぞれのカウンタに
対するクロック信号に同期して順次これらのカウンタの
リセットを行うようにしたためこれらのカウンタの値が
異なった値を示すということ無く動作するものである。
しかもそのカウンタの動作時間τc とリングオシレータ
の関係を、リングオシレータ1段当たりの遅延時間τと
して、リングオシレータのタップ数Mが4×τc/τ に
ほぼ等くなるようにしてあるため、リングオシレータの
規模を抑えることができ、これによってDフリップフロ
ップや、エンコーダの規模をも抑えることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における信号周期計測装
置を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における信号周期計測装
置のリングオシレータ1の他の実施例を示すブロック図
【図3】図2における遅延器の具体例を示す回路図
【図4】本発明の第2の実施例における信号周期計測装
置を示すブロック図
【図5】従来の信号周期計測装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 リングオシレータ 2,3,6〜8,23,24,26 Dフリップフロッ
プ 4,5 カウンタ 10 割算器 20 セレクタ 21 エンコーダ 22 演算器 25 減算器 27 エッジ検出器 29 平均レベル検出器 68 ローパスフィルタ 69 位相比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 23/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M(Mは3以上の奇数)タップのリングオ
    シレータと、 所定タップの出力のエッジを検出してカウントアップす
    るカウント手段と、 入力信号のエッジを検出するエッジ検出手段と、 前記入力信号のエッジに基づき、前記カウント手段出力
    と前記リングオシレータ全タップの出力とをラッチする
    第1、第2のラッチ手段と、 前記第2のラッチ手段出力をエンコードするエンコーダ
    と、 前記エンコーダ及び前記カウント手段出力を重み付け加
    算する演算手段と、前記入力信号のエッジ1周期毎における前記演算手段出
    力値の差を得る手段 を備え、 前記リングオシレータが、基準信号と該リングオシレー
    タの所定のタップの出力との位相比較を行なう位相比較
    手段と、位相比較結果に基づき前記リングオシレータの
    発振周波数を変化させる周波数可変手段とを備えたこと
    を特徴とする信号周期計測装置。
  2. 【請求項2】 M(Mは3以上の奇数)タップのリングオ
    シレータと、 所定タップの出力のエッジを検出してカウントアップす
    るカウント手段と、 入力信号のエッジを検出する検出手段と、 前記入力信号のエッジに基づき、前記カウント手段出力
    と前記リングオシレータ全タップの出力とをラッチする
    第1、第2のラッチ手段と、 前記第2のラッチ手段出力をエンコードするエンコーダ
    と、 前記エンコーダ及び前記カウント手段出力を重み付け加
    算する演算手段と、前記入力信号のエッジ1周期毎における前記演算手段出
    力値の差を得る手段 を備え、 該差を得る手段の出力の平均レベルを求める平均レベル
    検出手段と、 前記差を得る手段の出力と前記平均レベルの商を求める
    割算手段を備えたことを特徴とする信号周期計測装置。
  3. 【請求項3】 リングオシレータのタップ数Mが2のN
    乗+1或いは2のN乗−1のいずれか(但しNは自然
    数)であることを特徴とする請求項1に記載の信号周期
    計測装置。
  4. 【請求項4】 カウント手段が要する動作時間をτc、
    前記リングオシレータの各タップの有する伝達遅延時間
    をτとした時、前記リングオシレータのタップ数Mが4
    ×τc/τにほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記
    載の信号周期計測装置。
JP25273295A 1995-03-14 1995-09-29 信号周期計測装置 Expired - Fee Related JP3341544B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25273295A JP3341544B2 (ja) 1995-03-14 1995-09-29 信号周期計測装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5443495 1995-03-14
JP7-54434 1995-03-14
JP25273295A JP3341544B2 (ja) 1995-03-14 1995-09-29 信号周期計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08313567A JPH08313567A (ja) 1996-11-29
JP3341544B2 true JP3341544B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=26395193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25273295A Expired - Fee Related JP3341544B2 (ja) 1995-03-14 1995-09-29 信号周期計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3341544B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5753013B2 (ja) 2011-07-06 2015-07-22 オリンパス株式会社 リングオシュレータ回路、a/d変換回路、および固体撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08313567A (ja) 1996-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2868266B2 (ja) 信号位相差検出回路及び信号位相差検出方法
US6765444B2 (en) Cross clocked lock detector circuit for phase locked loop
CN110573970A (zh) 宽测量范围高灵敏度时间数字转换器
JPH06222092A (ja) 累算器形位相ディジタイザ
EP0588656B1 (en) Digital signal-edge time measurement circuit
JPS61296843A (ja) コ−ド化デイジタル・デ−タ用信号対雑音比指数生成装置および方法
TWI466449B (zh) 訊號生成裝置及頻率合成器
JP3203909B2 (ja) A/d変換装置
JP3341544B2 (ja) 信号周期計測装置
JP3346017B2 (ja) 物理量検出装置
US6172557B1 (en) Time counting circuit, pulse converting circuit and FM demodulating circuit
CN111416619A (zh) 一种延时测量电路、延时测量方法、电子设备及芯片
CN108318809B (zh) 频率抖动的内建自我测试电路
JP4335381B2 (ja) クロック生成装置、及びクロック生成方法
JP3257065B2 (ja) ディジタルpll装置
JP3218720B2 (ja) 入力信号のエッジ時刻測定回路及びディジタルpll装置
JP3864583B2 (ja) 可変遅延回路
JP2001021596A (ja) 二値信号の比較装置及びこれを用いたpll回路
JPH11177427A (ja) 信号位相差検出回路及び信号位相差検出方法
US11870444B1 (en) Entropy source circuit
US5652769A (en) Costas loop and data identification apparatus
JPH1028110A (ja) 位相差測定回路
JPH07202706A (ja) パルス幅変調信号のディジタル信号への復調回路
JP2863161B2 (ja) 位相同期クロック信号発生装置
JP2959511B2 (ja) データストローブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees