JP3329252B2 - 回転シャフトの結合構造 - Google Patents

回転シャフトの結合構造

Info

Publication number
JP3329252B2
JP3329252B2 JP00694998A JP694998A JP3329252B2 JP 3329252 B2 JP3329252 B2 JP 3329252B2 JP 00694998 A JP00694998 A JP 00694998A JP 694998 A JP694998 A JP 694998A JP 3329252 B2 JP3329252 B2 JP 3329252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
hole
interior
exterior
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00694998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10299786A (ja
Inventor
茂 星野
淳 市川
敏孝 鈴木
徹 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP00694998A priority Critical patent/JP3329252B2/ja
Priority to CN98105336A priority patent/CN1109201C/zh
Publication of JPH10299786A publication Critical patent/JPH10299786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3329252B2 publication Critical patent/JP3329252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/12Arrangements for adjusting play
    • F16C29/123Arrangements for adjusting play using elastic means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C3/00Shafts; Axles; Cranks; Eccentrics
    • F16C3/02Shafts; Axles
    • F16C3/03Shafts; Axles telescopic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/20Land vehicles
    • F16C2326/24Steering systems, e.g. steering rods or columns

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のス
テアリングシャフトとして採用される回転シャフトの結
合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】回転シャフトの結合構造の一つとして、
非円形断面の孔部を有する外装シャフトと、この外装シ
ャフトの非円形断面の孔部に軸方向へ摺動可能かつトル
ク伝達可能に嵌合される軸部を有する内装シャフトと、
これら両シャフトの嵌合部に介装されて前記内装シャフ
トの軸部の一部分を前記外装シャフトの非円形断面の孔
部の一部分に圧接させる弾性体とを備えたものがあり、
例えば実開平2−7179号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報に示され
ている回転シャフトの結合構造には、内装シャフトの外
周に形成した二面幅部の一方の面の略中央に弾性体を配
置して他方の面にて内装シャフトの軸部の一部分を外装
シャフトの非円形断面の孔部の一部分に圧接させる構成
を採用したものがある。この結合構造においては、外装
シャフトと内装シャフトの圧接する部位の面精度が良け
れば、外装シャフトと内装シャフトの圧接部にて良好な
面当たりが得られて同部位に回転方向のガタは生じない
ものの、例えば外装シャフトと内装シャフトの圧接部の
一部に微小な凸部があってこの凸部にて弾性体の押圧力
が受け止められるような場合には、外装シャフトと内装
シャフトの圧接部にて良好な面当たりが得られず、同部
位に回転方向のガタが生じることがある。
【0004】また、上記した従来の結合構造において
は、内装シャフトの外周に形成した二面幅部の一方の面
の略中央に配置した弾性体により二面幅部の他方の面に
て内装シャフトの軸部の一部分を外装シャフトの非円形
断面の孔部の一部分に圧接させる構成、すなわち内装シ
ャフトを単に径方向に付勢する構成を採用しているた
め、二面幅部の一方の面側には内装シャフトと外装シャ
フト間に隙間が必然的に生じることは勿論のこと、当該
回転シャフトのトルク伝達時には回転力に対して弾性体
が充分に機能しなくて、二面幅部の一方の面側にて内装
シャフトと外装シャフトが衝突して打音を生じさせるお
それがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の問題を
解消するため 断面多角形に形成した軸方向の孔部を有
する外装シャフトと,該外装シャフトの前記孔部の内周
に軸方向に延在する複数の係合面に対応して延在する複
数の係合面を有し前記孔部に軸方向へ摺動可能に挿入し
て嵌合される断面多角形の軸部を設けた内装シャフトと
により構成した回転シャフトの結合構造において 前記
外装シャフトの孔部に前記内装シャフトの軸部を嵌合し
た状態にて同軸部の外周に軸方向に延在する前記係合面
の一部に形成した平坦面と該平坦面に対向して軸方向に
延在する前記孔部の係合面の間に介在して前記軸部の他
の係合面を前記孔部の他の係合面に圧接させる弾性体と
して、前記軸部の平坦面に軸方向に沿って係合する平板
部の一端に前記軸部の中心線から一方に変位して軸方向
に延在し前記孔部の係合面に係合する膨出部を一体に形
成した単一のばね部材を採用し、該ばね部材の前記膨出
部によって前記内装シャフトが偶力を付与されて一回転
方向に付勢され前記軸部の他の係合面が前記孔部の他の
係合面に圧接するようにした回転シャフトの結合構造を
提供するものである。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明による回転シャフトの結合
構造においては、内装シャフトと外装シャフトの嵌合部
に介装される弾性体として上記のばね部材を採用し
ばね部材の前記膨出部によって前記内装シャフトが偶力
を付与されて一回転方向に付勢され前記軸部が軸心に対
して対称位置関係にある他の係合面にて前記外装シャフ
トの孔部の他の係合面に圧接する。このため、外装シャ
フトと内装シャフトの圧接部位の面精度に拘らず、外装
シャフトと内装シャフトの圧接部での回転方向のガタを
確実に消失させることができる。また、上記のばね部材
は外装シャフトと内装シャフト間の小さな取付スペース
にコンパクト収容できるため 両シャフトの結合部の構
造を極めてシンプルかつコンパクトにすることができ
る。
【0007】また、内装シャフトと外装シャフトの嵌合
部に介装される弾性体により、外装シャフトに対して内
装シャフトが一方向に回転して、内装シャフトは軸心に
対して対称位置関係の二箇所にて外装シャフトに圧接す
るため、内装シャフトが一方向へ回転されるとき又は外
装シャフトが他方向に回転されるときには、内装シャフ
トから外装シャフトに又は外装シャフトから内装シャフ
トにトルクが直接に伝達されて、内装シャフトと外装シ
ャフトが回転により衝突することはない。一方、内装シ
ャフトが他方向へ回転されるとき又は外装シャフトが一
方向に回転されるときには、内装シャフトから外装シャ
フトに又は外装シャフトから内装シャフトにトルクが弾
性体を介して伝達されるため、内装シャフトと外装シャ
フトの衝突は弾性体により抑制されて衝突打音の発生が
抑制される。したがって、当該回転シャフトの回転時に
は内装シャフトと外装シャフトの衝突打音が問題となる
ことはない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による回転
シャフトの結合構造をステアリングシャフト10に実施
した例を示していて、このステアリングシャフト10に
おいては、図1に示すように、外装シャフト11と内装
シャフト12が軸方向へ摺動可能かつトルク伝達可能に
嵌合されており、この嵌合部には板ばね13が所定量圧
縮変形された状態にて介装されている。
【0009】外装シャフト11は、略円形断面の孔部1
1aの一部(先端部)を径方向の外方から内方に向けて
絞り変形させることにより形成した六角形断面の孔部1
1b(図4参照)を有するシャフトであって、図示を省
略した端部には自在継手(図示省略)が一体的に組付け
られている。内装シャフト12は、外装シャフト11の
六角形断面の孔部11bに軸方向へ摺動可能かつトルク
伝達可能に嵌合される六角形断面の軸部12aを有して
いて、図示を省略した端部には自在継手(図示省略)が
一体的に組付けられており、また軸部12aの先端部分
には板ばね13を収容するための一対の平坦面12b,
12c(図5参照)が冷鍛押し出し加工にて形成されて
いる。
【0010】板ばね13は、外装シャフト11と内装シ
ャフト12の嵌合部に介装されて内装シャフト12に偶
力を与え外装シャフト11に対して内装シャフト12を
一回転方向(図2の時計方向)へ付勢して回転させるも
のであり、内装シャフト12の一対の平坦面12b,1
2cに組付けられる平板部13a,13cを有してコ字
状に形成されていて、平坦面12bに組付けられる平板
部13aには図3及び図6に示したように中心線Lから
一方に所定量a変位して軸方向に延びる台形の膨出部1
3bが形成され、また平坦面12cに組付けられる平板
部13cには図3及び図6に示したように中心線Lから
他方に所定量a変位して軸方向に延びる台形の膨出部1
3dが形成されている。
【0011】この板ばね13においては、両平板部13
a,13cが内装シャフト12の一対の平坦面12b,
12cに嵌合装着されることにより、平板部13aと台
形の膨出部13bが一方の平坦面12b上に収容される
とともに、平板部13cと台形の膨出部13dが他方の
平坦面12c上に収容された状態にて両シャフト11,
12の嵌合部に介装されていて、内装シャフト12の軸
部12aの一部分(図2のA,B面)を外装シャフト1
1の六角形断面の孔部11bの一部分(図2のC,D
面)に圧接させており、各平板部13a,13cにて内
装シャフト12の軸部12aに形成した各平坦面12
b,12cに係合し、また各膨出部13b,13dにて
外装シャフト11の六角形断面の孔部11bに係合して
いる。また板ばね13においては、その各平板部13
a,13c全体にて両シャフト11,12間の伝達荷重
を受けることができるため、また各膨出部13b,13
dによって板ばね13にリブ(各平板部13a,13c
に対して変形し難く大きな荷重に耐える構成)が形成さ
れるため、効率よく板ばね13のばね定数を上げること
ができる。
【0012】上記のように構成した本実施形態において
は、内装シャフト12と外装シャフト11の嵌合部に介
装される弾性体として、内装シャフト12に偶力を与え
て外装シャフト11に対して内装シャフト12を一回転
方向へ付勢する板ばね13を採用したため、外装シャフ
ト11に対して内装シャフト12が一方向に回転して内
装シャフト12は軸心に対して対称位置関係の二箇所に
て外装シャフト11に圧接する。このため、外装シャフ
ト11と内装シャフト12の圧接部位(A,C面とB,
D面)の面精度に拘らず、外装シャフト11と内装シャ
フト12の圧接部での回転方向のガタを確実に消失させ
ることができる。
【0013】また、内装シャフト12と外装シャフト1
1の嵌合部に介装される板ばね13により、外装シャフ
ト11に対して内装シャフト12が一方向に回転して、
内装シャフト12は軸心に対して対称位置関係の二箇所
にて外装シャフト11に圧接するため、内装シャフト1
2が一方向(図2の時計方向)へ回転されるとき又は外
装シャフト11が他方向(図2の反時計方向)に回転さ
れるときには、内装シャフト12から外装シャフト11
に又は外装シャフト11から内装シャフト12にトルク
が直接に伝達されて、内装シャフト12と外装シャフト
11が回転により衝突することはない。一方、内装シャ
フト12が他方向へ回転されるとき又は外装シャフト1
1が一方向に回転されるときには、内装シャフト12か
ら外装シャフト11に又は外装シャフト11から内装シ
ャフト12にトルクが板ばね13を介して伝達されるた
め、内装シャフト12と外装シャフト11の衝突は板ば
ね13により抑制されて衝突打音の発生が抑制される。
したがって、当該ステアリングシャフト10の回転時に
は内装シャフト12と外装シャフト11の衝突打音が問
題となることはない。
【0014】また、本実施形態においては、板ばね13
をコ字状に形成して図3の状態から内装シャフト12の
軸部12aに嵌合装着した状態にて内装シャフト12の
軸部12aを外装シャフト11の六角形断面の孔部11
bに嵌合することができて、両シャフト11,12を良
好に組付けることができる。また、図1の状態から外装
シャフト11の孔部11b,11aに内装シャフト12
の軸部12aがはまり込んで収縮するときには、板ばね
13が内装シャフト12の軸部12aと一体的に移動し
外装シャフト11の略円形断面の孔部11aに嵌入する
と圧縮状態から自由状態(外装シャフト11と内装シャ
フト12間にて圧縮されない状態)となるため、内装シ
ャフト12の軸部12aの一部分が外装シャフト11の
六角形断面の孔部11bの一部分に圧接されなくなっ
て、収縮途中からの収縮荷重を小さくすることができ
る。なお、図1及び図2に示した板ばね13が外装シャ
フト11の六角形断面の孔部11bに嵌合している状態
での収縮荷重は、板ばね13の台形膨出部13b,13
d頂面が外装シャフト11の六角形断面の孔部11bを
摺動することによって生じる摺動抵抗と、内装シャフト
12の軸部12aの一部分(図2のA,B面)が外装シ
ャフト11の六角形断面の孔部11bの一部分(図2の
C,D面)に圧接して摺動することによって生じる摺動
抵抗によって決まるものである。
【0015】また、本実施形態においては、板ばね13
をコ字状に形成して内装シャフト12の軸部12a先端
に嵌合装着するようにしたものであるため、内装シャフ
ト12の軸部12aは切削加工等が不要で冷鍛押し出し
加工等にて形成することが可能なシンプルな形状でよ
く、安価に製作することができる。
【0016】また、本実施形態においては、板ばね13
が各平板部13a,13cにて内装シャフト12の軸部
12aに形成した各平坦面12b,12cに係合しまた
各膨出部13b,13dにて外装シャフト11の六角形
断面の孔部11bに係合する構成であり、板ばね13に
よって両シャフト11,12を互いに圧接させることが
できるとともに、板ばね13における各平板部13a,
13cの周方向縁部にて両シャフト11,12間の伝達
荷重を受けることができるため、外装シャフト11と内
装シャフト12の結合部での捩り剛性を十分に高くする
ことが可能であり、両シャフト間にて相対回転が発生す
るトルク(回転ガタ発生トルク)を十分に高くすること
ができる。また、板ばね13は外装シャフト11と内装
シャフト12間の小さな取付スペースにコンパクトに収
容することができるため、両シャフト11,12の結合
部の構造を極めてシンプルかつコンパクトとすることが
できる。
【0017】図1〜図6に示した上記実施形態において
は、両シャフト11,12の結合部の断面形状を六角形
としたが、断面形状は非円形であればよく六角形に限定
されず、図7及び図8に示したように、八角形として実
施することも可能である。図7及び図8に示した実施形
態においては、内装シャフト112における軸部112
aの先端部分に上下方向にて対向するV字状凹面112
b,112cが上記実施形態の平坦面12b,12cと
同様に冷鍛押し出し加工にて形成されている。また、内
装シャフト112の軸部112aに対応して、外装シャ
フト111に八角形断面の中空軸部111aが上記実施
形態の六角形断面の孔部11bと同様に径方向の外方か
ら内方に向けて絞り変形させることにより形成されてい
る。
【0018】また、外装シャフト111と内装シャフト
112の嵌合部に介装された板ばね113(内装シャフ
ト112に偶力を与え外装シャフト111に対して内装
シャフト112を図7の時計方向へ付勢して回転させる
もの)が、内装シャフト112のV字状凹面112b,
112cに組付けられるV字状平板部113a,113
cを有して、図9に示したようにコ字状に形成されてい
る。V字状凹面112bに組付けられるV字状平板部1
13aには、図7〜図9に示したように、中心線Lから
一方に所定量b変位して軸方向に延びる台形の膨出部1
13bが形成されている。また、V字状凹面112cに
組付けられるV字状平板部113cには、図7及び図9
に示したように、中心線Lから他方に所定量b変位して
軸方向に延びる台形の膨出部113dが形成されてい
る。
【0019】この板ばね113においては、両V字状平
板部113a,113cが内装シャフト112の一対の
V字状凹面112b,112cに嵌合装着されることに
より、V字状平板部113aと台形の膨出部113bが
一方のV字状凹面112b上に収容されるとともに、V
字状平板部113cと台形の膨出部113dが他方のV
字状凹面112c上に収容された状態にて、両シャフト
111,112の嵌合部に介装されていて、内装シャフ
ト112の軸部112aの一部分(図7のA,B面)を
外装シャフト111の中空軸部111aの一部分(図7
のC,D面)に圧接させている。このため、各V字状平
板部113a,113cが内装シャフト112の軸部1
12aに形成した各V字状凹面112b,112cに係
合し、また各膨出部113b,113dが外装シャフト
111の中空軸部111aに係合している。
【0020】上記のように構成した図7〜図9の実施形
態においては、図1〜図6の上記実施形態と同様の作用
効果が期待できるとともに、板ばね113の各V字状平
板部113a,113cが内装シャフト112の軸部1
12aに形成した各V字状凹面112b,112cに係
合し、また各膨出部113b,113dが外装シャフト
111の中空軸部111aに係合しているため、図8に
示したように大きなモーメントアームcが得られる。し
たがって、所望の回転剛性(捩り剛性)を低ばねセット
荷重で得ることができ、収縮荷重との両立(高捩り剛性
・低収縮荷重)を図ることができるとともに、板ばね1
13の接触面での面圧を低下できて、板ばね113の耐
久性を向上させることができる。また、低ばね定数の板
ばね113を採用することができて、セット荷重のばら
つきを低減でき、これによって回転剛性、収縮荷重のば
らつきを低減することができる。
【0021】また、板ばね113の各V字状平板部11
3a,113cが内装シャフト112の各V字状凹面1
12b,112cに係合していて、板ばね113の横ず
れ(図7及び図8の左右方向のずれ)が防止されるた
め、板ばね113を内装シャフト112の所定位置に常
時的確に位置決め固定できて、シャフト収縮時での板ば
ね113端部の外装シャフト111への干渉を回避で
き、収縮荷重への影響を無くすことができる。
【0022】上記各実施形態においては、両シャフト1
1,12(又は111,112)の嵌合部に介装されて
内装シャフト12(又は112)の一部分を外装シャフ
ト11(又は111)の一部分に圧接させる弾性体とし
て単一の板ばね13(又は113)を採用したが、この
弾性体は板ばね13(又は113)に限定されず、適宜
変更が可能であり複数個で構成することも可能である。
【0023】また、上記各実施形態においては、板ばね
13の各平板部13a,13c(又は板ばね113の各
V字状平板部113a,113c)を内装シャフト12
の軸部12a(又は内装シャフト112の軸部112
a)に係合させるとともに、各膨出部13b,13d
(又は113b,113d)を外装シャフト11の六角
形断面の孔部11b(又は外装シャフト111の八角形
断面の中空軸部111a)に係合させて実施したが、板
ばね13の平板部13a,13cと膨出部13b,13
d(又は板ばね113のV字状平板部113a,113
cと膨出部113b,113d)の凹凸形状を逆とし
て、板ばね13の各平板部13a,13c(又は板ばね
113のV字状平板部113a,113c)を外装シャ
フト11の六角形断面の孔部11b(又は外装シャフト
111の八角形断面の中空軸部111a)に係合させる
とともに、各膨出部13b,13d(又は各膨出部11
3b,113d)を内装シャフト12の軸部12a(又
は内装シャフト112の軸部112a)に係合させて実
施することも可能である。
【0024】また、上記各実施形態においては、板ばね
13の各平板部13a,13c(又は板ばね113の各
V字状平板部113a,113c)において袋状に膨出
することにより台形の膨出部13b,13d(又は11
3b,113d)を形成して実施したが、各膨出部13
b,13d(又は113b,113d)に代えて軸方向
に延びる二つの線状膨出部(三つ以上の線状膨出部であ
ってもよい)を形成して実施することも可能である。ま
た、上記各実施形態においては、各膨出部13b,13
d(又は113b,113d)の周囲全体が各平板部1
3a,13c(又は各V字状平板部113a,113
c)に連続する構成として本発明を実施したが、各膨出
部13b,13d(又は113b,113d)の軸方向
端部または周方向端部にスリットまたは開口が形成され
る構成として本発明を実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による回転シャフトの結合構造の一実
施形態を示す要部縦断正面図である。
【図2】 図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】 図1に示した外装シャフトと内装シャフトと
板ばねの分解斜視図である。
【図4】 図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】 図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】 図3の6−6線に沿った断面図である。
【図7】 本発明による回転シャフトの結合構造の他の
実施形態を示す断面図である。
【図8】 図7の部分拡大図である。
【図9】 図7及び図8に示した板ばね単体の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10…ステアリングシャフト(回転シャフト)、11…
外装シャフト、11a…略円形断面の孔部、11b…六
角形断面(非円形断面)の孔部、12…内装シャフト、
12a…軸部、12b,12c…平坦面、13…板ばね
(弾性体)、13a,13c…平板部、13b,13d
…膨出部、111…外装シャフト、111a…八角形断
面(非円形断面)の中空軸部、112…内装シャフト、
112a…軸部、112b,112c…V字状凹面、1
13…板ばね(弾性体)、113a,113c…V字状
平板部、113b,113d…膨出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 森川 元嗣 (56)参考文献 特開 昭60−136618(JP,A) 特開 平6−185531(JP,A) 実開 昭52−71639(JP,U) 実開 昭50−145940(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 1/02 F16D 3/06 F16D 3/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面多角形に形成した軸方向の孔部を有
    する外装シャフトと、外装シャフトの前記孔部の内周
    に軸方向に延在する複数の係合面に対応して延在する複
    数の係合面を有し前記孔部に軸方向へ摺動可能に挿入し
    て嵌合される断面多角形の軸部を設けた内装シャフトと
    により構成した回転シャフトの結合構造において 前記
    外装シャフトの孔部に前記内装シャフトの軸部を嵌合し
    た状態にて同軸部の外周に軸方向に延在する前記係合面
    の一部に形成した平坦面と該平坦面に対向して軸方向に
    延在する前記孔部の係合面の間に介在して前記軸部の他
    の係合面を前記孔部の他の係合面に圧接させる弾性体と
    して、前記軸部の平坦面に軸方向に沿って係合する平板
    部の一端に前記軸部の中心線から一方に変位して軸方向
    に延在し前記孔部の係合面に係合する膨出部を一体に形
    成した単一のばね部材を採用し、該ばね部材の前記膨出
    部によって前記内装シャフトが偶力を付与されて一回転
    方向に付勢され前記軸部の他の係合面が前記孔部の他の
    係合面に圧接するようにした回転シャフトの結合構造。
  2. 【請求項2】 断面多角形に形成した軸方向の孔部を有
    する外装シャフトと、該外装シャフトの前記孔部の内周
    に軸方向に延在する複数の係合面に対応して延在する複
    数の係合面を有し前記孔部に軸方向へ摺動可能に挿入し
    て嵌合される断面多角形の軸部を設けた内装シャフトと
    により構成した回転シャフトの結合構造において 前記
    外装シャフトの孔部に前記内装シャフトの軸部を嵌合し
    た状態にて同軸部の両面にて軸方向に延在する前記係合
    面に形成した一対の平坦面とこれら平坦面に対向して軸
    方向に延在する前記孔部の係合面の間にそれぞれ介在し
    て前記軸部の他の係合面を前記孔部の他の係合面に圧接
    させる弾性体として 前記軸部の各平坦面に軸方向に沿
    って係合する一対の平板部とこれら平板部の各一端にて
    前記軸部の中心線から相対的に反対方向に変位して軸方
    向に延在し前記孔部の各係合面に係合する一対の膨出部
    を一体に形成した単一のばね部材を採用し 該ばね部材
    の前記一対の膨出部によって前記内装シャフトが偶力を
    付与されて一回転方向に付勢され前記軸部の他の係合面
    が前記孔部の他の係合面に圧接するようにした回転シャ
    フトの結合構造。
JP00694998A 1997-02-26 1998-01-16 回転シャフトの結合構造 Expired - Fee Related JP3329252B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00694998A JP3329252B2 (ja) 1997-02-26 1998-01-16 回転シャフトの結合構造
CN98105336A CN1109201C (zh) 1997-02-26 1998-02-25 旋转轴的结合构造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-42718 1997-02-26
JP4271897 1997-02-26
JP00694998A JP3329252B2 (ja) 1997-02-26 1998-01-16 回転シャフトの結合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10299786A JPH10299786A (ja) 1998-11-10
JP3329252B2 true JP3329252B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=26341169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00694998A Expired - Fee Related JP3329252B2 (ja) 1997-02-26 1998-01-16 回転シャフトの結合構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3329252B2 (ja)
CN (1) CN1109201C (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001038160A1 (fr) * 1999-11-22 2001-05-31 Koyo Seiko Co., Ltd. Mecanisme de positionnement
KR100380244B1 (ko) * 1999-11-23 2003-04-14 주식회사 만도 자동차의 조향축용 유니버셜 조인트의 유격 보상구조
KR100380246B1 (ko) * 1999-11-23 2003-04-14 주식회사 만도 자동차용 스티어링 칼럼의 충격흡수장치
JP2002022047A (ja) * 2000-07-11 2002-01-23 Smc Corp ネジ式電動絞り弁
KR100458219B1 (ko) * 2000-10-06 2004-11-26 주식회사 만도 유니버셜 조인트의 슬립장치
JP4124992B2 (ja) * 2001-10-25 2008-07-23 キヤノン株式会社 トナー補給容器
KR100890753B1 (ko) 2002-12-30 2009-03-26 엘지디스플레이 주식회사 기판세정장치
DE20317344U1 (de) * 2003-11-11 2004-01-08 Dura Automotive Systems Reiche Gmbh & Co. Kg Teleskopierbare Lenkwelle
KR100695448B1 (ko) 2005-11-21 2007-03-16 주식회사 만도 유격 보상 구조를 구비한 슬립 조인트
DE102005056878B4 (de) * 2005-11-28 2007-11-15 Zf Friedrichshafen Ag Hohlwellen-Anschlussverbindung
CN103912570B (zh) * 2013-01-08 2016-03-02 黄天梵 高弹性花键伸缩传动轴
JP6331443B2 (ja) * 2014-02-13 2018-05-30 アイシン精機株式会社 車両のステアリング装置
JP6395075B2 (ja) * 2014-03-31 2018-09-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 インパクト工具用アタッチメント及びインパクト工具
CN105752155A (zh) * 2014-12-17 2016-07-13 株式会社万都 一种万向接头
CN106078156A (zh) * 2016-08-30 2016-11-09 吴中区横泾嘉运模具厂 阀体与橡胶圈装配机构的可伸缩的旋转轴单元
JP6924027B2 (ja) * 2016-12-21 2021-08-25 株式会社エンプラス 樹脂製回転伝達部材の軸穴構造
JP6563147B1 (ja) * 2019-02-27 2019-08-21 株式会社ショーワ 動力伝達軸に用いられる管体の製造方法
CN111605605B (zh) * 2020-04-22 2022-05-20 浙江天尚元科技有限公司 一种汽车转向管柱用双向减振限位器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5383811A (en) * 1991-05-31 1995-01-24 Dana Corporation Flexible non-metallic bearing liner for telescopic steering column
DE69419531T2 (de) * 1993-05-03 2000-01-27 Torrington Co Wellenanordnung mit veraenderlicher laenge
US5460574A (en) * 1993-08-31 1995-10-24 Trw Inc. Variable length shaft assembly with a lash bushing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10299786A (ja) 1998-11-10
CN1192416A (zh) 1998-09-09
CN1109201C (zh) 2003-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3329252B2 (ja) 回転シャフトの結合構造
JP3264616B2 (ja) ステアリング装置における弾性継手
US5916026A (en) Elastic universal joint
US6270418B1 (en) Elastic shaft joint
US6022047A (en) Universal joint and a yoke therefor for a steering apparatus
JP2006283810A (ja) 弾性軸継手
JP4675261B2 (ja) シートのリクライニング装置およびその製造方法
JPH10231845A (ja) 回転シャフトの結合構造
JP2009299827A (ja) 弾性軸継手及び電動式パワーステアリング装置
JP2000039027A (ja) 回転シャフトの結合構造
JP2000103338A (ja) 回転シャフトの結合構造
JP3389721B2 (ja) 弾性自在継手
JPH1019054A (ja) 弾性継手
JPH0422111Y2 (ja)
JPH09317725A (ja) 回転シャフトの結合構造
JPH11303881A (ja) 回転シャフトの結合構造
JP2005226779A (ja) 等速自在継手
JP3726279B2 (ja) ステアリング装置の中間軸継手
JP2003194087A (ja) スライダーシャフト付き弾性軸継手
JP2001140918A (ja) 弾性軸継手
JPH08170647A (ja) 弾性自在継手
JP4429749B2 (ja) 固定型等速自在継手
JP4298529B2 (ja) 固定型等速自在継手
JPH11303940A (ja) 捩り振動低減装置及びそれを用いるトルクコンバータのロックアップクラッチ
JP4070567B2 (ja) 弾性自在継手

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees