JP3277370B2 - 車両の片揺れ動作の制御方法 - Google Patents

車両の片揺れ動作の制御方法

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JP3277370B2
JP3277370B2 JP11531599A JP11531599A JP3277370B2 JP 3277370 B2 JP3277370 B2 JP 3277370B2 JP 11531599 A JP11531599 A JP 11531599A JP 11531599 A JP11531599 A JP 11531599A JP 3277370 B2 JP3277370 B2 JP 3277370B2
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フリードリヒ・ベツテイゲル
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ダイムラークライスラー・アクチエンゲゼルシヤフト
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1755Brake regulation specially adapted to control the stability of the vehicle, e.g. taking into account yaw rate or transverse acceleration in a curve
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者により規定
されるかじ取り角及び車両速度の求められる値を使用し
て片揺れ速度の目標値を求め、片揺れ速度の実際値を求
め、片揺れ速度の実際値と目標値との差から制御偏差を
求め、制御偏差をかじ取り制御器及び制動制御器へ供給
し、かじ取り制御器において、かじ取りされる車輪の車
輪かじ取り角の少なくとも1つの目標値を形成し、制動
制御器において、制動される車輪の制動圧力の変化の少
なくとも1つの目標値を形成し、制動圧力の変化の少な
くとも1つの目標値と運転者により規定される制動圧力
との論理結合により目標制動圧力を形成し、かじ取り制
御器及び制動制御器を互いに無関係に動作させ、車輪に
個々に付属する制動圧力操作器を介して、車輪制動シリ
ンダに目標制動圧力を設定し、かじ取り操作器を介し
て、かじ取りされる車輪にかじ取り角目標値を設定し、
かじ取り制御器及び制動制御器が車両の片揺れ動作の調
節に関与する割合の程度即ち重み付け係数を介して、車
両への制動制御器の影響をかじ取り制御器と比べて求め
ることができるようにする、車両の片揺れ動作の制御方
に関する。
【0002】
【従来の技術】このような方法は、論文″FDR−Di
e Fahrdynamikregelung von
Bosch″,ATZ Automobiltech
nische Zeitschrift 95(199
4) 11, S. 674〜に記載されている。この
論文によれば、動的走行制御器において、車両速度及び
かじ取り角から車両の片揺れ速度の目標値が求められ
る。このため車両の単一車線モデルが使用される。更に
センサにより片揺れ速度の実際値が求められる。片揺れ
速度の実際値と目標値との差が求められ、これから制御
偏差が誘導される。これから車輪制動機への介入が誘導
されて、車両を安定化する。
【0003】更にドイツ連邦共和国特許第422674
6号明細書から、片揺れ動作に応じてかじ取り装置への
介入により車両の走行動作を制御することが公知であ
る。
【0004】従来の技術による方法の目的は、危険な走
行状態において、かじ取り装置への介入又は制動介入に
より、車両の安定性を改善することである。
【0005】しかしかじ取り装置又は制動機への単独の
介入は、車道へ伝達可能な力の最適な利用をまだ可能に
せず、従って危険な走行状況における車両の最適な安定
化も可能にしない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、危険
な走行状況において、車両をできるだけ制御可能にし、
同時に制御可能な危険な走行状況の範囲をできるだけ広
げることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明によれば、重み付け係数により制動制御器の動作
に影響を及ぼし、かじ取り制御器の動作を不変に保つ。
【0008】車両の片揺れ動作を制御可能にするため
に、運転者により規定されるかじ取り角及び求められる
車両速度から、車両の片揺れ速度の目標値が求められ
る。片揺れ速度の実際値も同様に求められる。肩揺れ速
度の実際値と目標値との差から、制御偏差が誘導され
る。それからこの制御偏差が、互いに無関係に動作する
2つの制御器へ供給される。一方の制御器即ちかじ取り
制御器においてかじ取りされる車輪のかじ取り角目標値
が求められ、他方の制御器即ち制動制御器において、制
動される車輪の制動圧力の変化の目標値が求められる。
それからこの値を考慮して目標制動圧力が求められる。
制動圧力操作器を介して車輪制動シリンダに制動圧力が
発生され、かじ取り操作器を介してかじ取りされる車輪
に車輪かじ取り角が発生される。
【0009】従って本発明の利点は、両方の制御器の独
立性によって、多様性による冗長性が与えられることで
ある。両方の制御器のうち一方が故障すると、他方の制
御器が車両の片揺れ動作の制御のために依然として利用
可能である。その際故障検出は必要でなく、起こる故障
はできるだけ物理的に独立に補償される。それにより、
かじ取り装置の制御器が故障すると、特に制動機を介し
てひき続き″かじ取り″することができる。
【0010】本発明の別の利点は、車両のかじ取り可能
性が走行状態の一層大きい範囲に広げられることであ
る。本発明によりかじ取り動作の制御性能が改善される
のも同様に有利である。車両の目標動作への実際動作の
適合が、一層早くかつ僅かな制御偏差で行われる。
【0011】本発明の別の目的にかなった構成は従属請
求項からもわかる。なお図面に示されている実施例に基
いて本発明を以下に説明する。
【0012】
【実施例】図1には、本発明の実施に適した車両が概略
図で示されている。ここには2車軸車両が示され、その
前車軸をかじ取りされ、4つの車輪全部に、互いに無関
係に制御可能な車輪制動機を持っている。即ち4つのグ
ループの制動される車輪があり、各グループが制動され
る車輪から成っている。制動圧力を一緒に制御可能な車
輪のグループは、車両の同じ側にある従車軸及び後車軸
の車輪の車輪制動機が同じ制動圧力を供給される場合、
例えば従車軸を持つ商用車両において形成されることが
できる。
【0013】車両は重心SPの周りに片揺れ速度
【数9】 を持っている。かじ取りされる前車軸VAとかじ取りさ
れない後車軸HAとの間隔はLで示され、重心SPと前
車軸VAとの間隔で示され、重心SPと後車軸H
Aとの間隔は1で示されている。車両はかじ取り装置
1を持ち、このかじ取り装置により運転者はかじ取り角
δを規定することができる。センサ2でかじ取り角δが
検出されて、制御ユニツト3へ供給される。センサ4を
介して片揺れ速度の実際値
【数10】 が検出されて、制御ユニツト3へ供給される。この制御
ユニツト3は、前車軸VAの両方のかじ取りされる車輪
にかじ取り操作器5によって設定される車輪かじ取り角
の目標値δ sollを求める。運転者により制動ペダル
6に加えられる制動力は、制動倍力器及びマスタシリン
ダ7において制動圧力Ptahrerに変換され、この
制動圧力が制動制御装置8へ供給される。制動制御装置
8において、車輪制動シリンダRB,.....,R
の各々に対して、他の車輪制動シリンダとは無関係
に、差圧力ΔPを印加し、こうして目標制動圧力P
soll,0,.....,Psoll,3を発生する
ことができる。運転者による制動圧力発生と無関係にす
るため、制動圧力発生ユニツト9が設けられて、車両制
動シリンダRB,.....,RBに制動圧力を発
生するのを可能にする。制動制御装置も制御ユニツト
3により制御され、制御ユニツト3において制動圧力の
変化の目標値DPが求められる。
【0014】例として、前述した車両の場合、車両モデ
ル及びそれから得られて本発明による方法を実施する制
御方程式が導き出される。その際発明の詳細な説明の終
りに″式符号″のリストに示される式符号が使用され
る。車両が別の前提条件(例えば車両の両方の車軸がか
じ取りされるか、又は制動圧力がすべての車輪について
互いに無関係に変化可能でなくてもよい)を持っている
と、類似な方法で必要な制御方程式を導き出すことがで
きる。
【0015】車両を車両に固定した座標において記述す
ると、縦速度、横速度及び片揺れ速度について次の方程
式が得られる。
【数11】 (1)
【数12】 (2)
【数13】 (3) かじ取り角δが小さいものと仮定し、従って sinδ≒0 及び cosδ≒1 が成立することによって、これらの方程式を線形化する
ことができる。車軸毎に左及び右の横力がまとめられ、
車両の同じ側の車輪の周囲力の差が形成され、更に車両
の輪距がすべての車軸で同じであると仮定されると、片
揺れ速度
【数14】 の微分方程式が次のように表わされる。
【数15】 (4) これは、A.Zomotor,″Fahrwerkte
chnik,Fahrverhalten″in J.
Reimpell(Hrsg) 1.Auflage、
特に99ページ以降に記載されているように、車両の単
一車線モデルの微分方程式である。
【0016】車輪のかじ取り角による車両の制御のた
め、周囲力差DUを無視するという仮定によってこの方
程式が更に簡単化される。車両の両側で同じ周囲力が伝
達され、個別制動制御器が制御系へ介入しない時、この
仮定DU=0は正しい。その結果得られる方程式は、後
部横力S=m・a−Sにより消去し、車軸の間隔
Lを使用することによって簡単化される。結局片揺れ速
度の微分方程式に対して次式が得られる。
【数16】 しかしeで制御偏差
【数17】 を示すと、片揺れ加速度に対して
【数18】 が成立する。片揺れ加速度の最後の両方の式から、かじ
取り角に関係する数学的操作量Ssollが遊離さ
れる。即ち
【数19】 (5) が得られる。さて数学的操作量である横力S
sollは、物理的操作量としての車輪かじ取り角δ
sollに換算されねばならない。このため、前部横力
が前部横滑り角aに関係する直線範囲にあり、縦
滑りlの影響を無視できるものと仮定する。その仮定
により、Sを近似的に比例関係を介してaに換算す
ることができる。
【数20】 (6) 車輪かじ取り角δsollは次の方程式
【数21】 (7) から計算される。この方程式は車輪かじ取り角δ
sollに従って解きさえすればよい。横滑り角は評価
されねばならない。横滑り角の適当な評価方法は例えば
ドイツ連邦共和国特許第4334423号明細書から公
知である。車輪力のなじみ動作の影響、かじ取り装置及
び操作器の影響、及び誤差及び外乱の影響を考慮するた
めに、別の補正項を挿入することができる。それにより
次式が得られる。
【数22】 (8) 前述した線形化及び仮定は小さい横滑り角aに対して
のみ有効である。しかし大きすぎる横滑り角aは、路
盤上の車輪の横力をもはや高めないので、望ましくな
い。この理由から、車輪かじ取り角の計算される目標値
δsollから得られる横滑り角をまず求めることによ
って、横滑り角を制御することができる。この値が最大
値amaxを超過すると、この最大値amaxを超過し
ないように定められる新しい目標値
【数23】 を求めることができる。この代わりに、車輪かじ取り角
δsollと運転者により規定されるかじ取り角δから
得られる目標片揺れ速度
【数24】 を摩擦係数m=1において得るために必要な車輪かじ取
り角δsoll(m=1)との偏差Ddも、5°と10
°との間の値に限定することができる。更にかじ取り角
の変化速度
【数25】 を最大値に限定することができる。その最大値は、かじ
取り操作器の特性により規定されている。衝撃的なかじ
取り角急変を防止するため、こうして得られる値が低域
フイルタで濾波される。
【0017】さて互いに無関係に制御可能な制動圧力P
(i=0,1,..,3)を操作量として利用する
揺れ速度制御器を以下に説明する。方程式(3)から出
発して複数量制御器が示され、そのただ1つの制御量が
片揺れ速度
【数26】 であり、従っていわゆる単一入力多重出力(SIMO)
制御器である。制動機により車輪に発生すべき周囲力
は、次の方程式
【数27】 (9) により目標制動圧力に換算することができる。ここでK
piは、車輪への圧力作用面積に反比例する増幅計数、
effは車輪の有効半径である。横力は横滑り角a
及び縦滑りlに応じて結合されている。ここで、横力
従って横力Sと周囲力Uとの結合も無視可能であり、従
ってS=0が成立するものと仮定する。この仮定のも
とで、方程式(9)を使用して、方程式(3)から片揺
れ速度の微分方程式が得られる。
【数28】 (10) この方程式はかじ取り角δにおいて非線形である。この
理由からこの方程式は動作点APの周りに線形化され、
次式が成立し、
【数29】 これから複数量制御器設計に適した線形方程式がベクト
ル形式で得られる。
【数30】 ここで
【数31】
【数32】
【数33】 複数量制御器は一般に公知であり、制御偏差を求める多
数の可能な構想が存在する。動作点を記述する量
【数34】
【数35】 はこの場合
【数36】 及び
【数37】 に代えられる。制御器のこの典型的な説明の範囲内で、
いわゆるLQR(線形二次制御器)が参照される。この
ため線形制御系に対して、次の形の二次有効性判断基準
が最小限にされる。
【数38】 ここでQとRは正に半限定又は正に限定の対称な重み付
けマトリツクスである。制御法則は、リツカチ代数方程
式を解くことによって立てることができる。ここでは片
揺れ速度
【数39】 のみが制御されるので、リツカチの方程式はスカラーで
ある。この計算を実施すると、次のフイードバツク法則
【数40】 (11) が得られ、ここで増幅率KLQR(AP)は動作点に関
係し、その式は先に行った次の前提のもとで次の通りで
あり、
【数41】 (12) ここで
【数42】
【数43】 (13)
【数44】
【数45】 であり、q/rは定数である。その際定数q/rは次の
ようにして得られる。即ちSIMO制御器の場合重み付
けマトリツクスQがスカラーqに限定される。頑強性判
定基準のため、重み付けマトリツクスが対角線マトリツ
クスとして選ばれた。すべての車輪に同じ介入可能性が
承認されるので、すべての対角線マトリツクス要素は同
じ重み付けをとる。定数q/rは以下増幅計数q/rと
称される。
【0018】動的性質を改善するため、D成分がP制御
器へ導入される。その時
【数46】 (14) が得られる。制御器の設計の自由度は、D成分Kのほ
かに重み付けマトリツクスQ及びRの値従って値q及び
rである。これらの値は商として増幅計数KLQRに含
まれているだけでなので、両方の値を変化し、他の値を
一定に保てば充分である。車輪制動圧力の制御の速さ
は、かじ取り制御にも影響を及ぼす。両方の制御は互い
に補うように作用するので、車輪制動機を介して速く制
御されるほど、必要なかじ取り介入はそれだけ少なくな
る。しかしその際注意すべきことは、一般に構造的実情
のため、液圧制動装置はかじ取り操作器より大きい慣性
を持ち、一般にかじ取りの際僅かな制動介入しか行われ
ないことである。
【0019】更に注意すべきことは、操作量としての制
動圧力Pをまだ限定せねばならないことである。負の
値及び物理的に可能な制動圧力より上にある大きい正の
値は有意義ではなく、従って零又は最大に達成可能な制
動圧力に設定される。時間的圧力変化も物理的に任意の
大きさであることはできない。従って導関数
【数47】 の絶対値は、積極的実情から得られる最大値
【数48】 に限定される。この限定により不規則になる圧力変化も
滑らかにするため、制動圧力値が制御系へ与えられる前
に低域フイルタを限定部の後に接続することができる。
【0020】図2は本発明による方法のブロツクダイヤ
グラムを示している。運転者はかじ取りハンドル21に
よりかじ取り角δを規定する。目標値発生器23におい
て、かじ取り角δ及び車両速度Vに基いて、適当な伝
達関数を使用して、片揺れ速度の目標値
【数49】 が求められる。目標値
【数50】 と実際値
【数51】 から制御偏差
【数52】 が比較器28において求められる。この制御偏差はかじ
取り制御器24及び制動制御器25へ供給される。かじ
取り制御器24において、車輪かじ取り角の少なくとも
1つの目標値δsollが求められる。制動ペダル22
を介して運転者が制動圧力Pfahrerを規定する。
この制動圧力は、制動制御器25で求められる制動圧力
の変化の目標値DPと倫理結合され、ロツク防止(A
BS)制御器26へ供給される。それからロツク防止制
御器26において、制動される車輪に発生すべき目標値
制動圧力Psoll,iが求められる。その際目標制動
圧力Psoll,iは、車輪に対して個々に又はグルー
プ毎に又は車輪毎に規定される滑り閾値g
schlupfを超過しないように、限定される。車輪
かじ取り角の求められる目標値δsoll及び目標制動
圧力Psoll,iは、車両27にある操作器により制
御される。車両において片揺れ速度の実際値
【数53】 が求められ、既に述べた比較器28へ供給される。
【0021】図3は、左カーブへ曲がる場合について、
低い摩擦係数(例えば氷)が存在し、このため片揺れ速
度の目標値がかじ取りのみによっては生じない時、時間
tに関して種々の曲線の推移を示している。図の右側に
は、4つの車輪R,...,Rを持つ車両が概略的
に示され、ハツチングを施した左後輪Rが制御過程中
に制動され、それにより周囲力Uが発生される。車両
の中央には重心SPが示されている。3つの線図のうち
一番上の線図には3つの曲線I、II、IIIが示され
ている。実線で示される曲線Iは、運転者により規定さ
れるかじ取り角δから生じるような片揺れ速度の目標値
【数54】 の変化を示している、破線で示される曲線IIは、小さ
すぎる摩擦係数のため運転者に対して所望の片揺れ動作
を可能にするのに充分なかじ取り装置の制御のみが行わ
れるものと仮定する時、片揺れ速度の実際値
【数55】 の変化を示している。鎖線の曲線IIIは、かじ取り角
の制御に加えて制動圧力の制御も行われる時、変化を示
している。車両の制動されない走行の場合、カーブの内
側の後輪従って左後輪Rの制動介入が行われる。中間
の線図の曲線IVには、曲線I〜IIIにおけるのと同
じ時間経過で、前車軸の横滑り角aの変化が示されて
いる。
【0022】図4には、制動圧力の変化DPの計算用
増幅係数KLQRへ入り込む商r/qを持つ値r及びq
の比を求めるのを可能にする方法が示されている。その
ために運転者により設定されるかじ取り角δから求めら
れた目標片揺れ速度
【数56】 から、まず所望の横力Sが誘導される。運転者により
発生される制動圧力Pfahrerから、周囲力の値U
が誘導される。運転者により望まれる値が物理的可能
性外にあると、カムの円(Kamm′schen Kr
eiese)の方法により、横力S及び周囲力Uの物理
的に可能な値が求められ、この値は運転者の希望に近
い。そのため横力S及び周囲力Uを座標軸として持つ座
標系において、点A(S/U)を通る原点からの直
線が横力S及び周囲力Uの物理的に可能な値対の範囲を
限定する円Kと交差する時に生じる交点B(S
)が求められる。円Kの半径は摩擦係数mに関係し
ている。mの値は、公知の方法により例えば車輪回転数
から評価されるか、標準通りに単位円を使用し、従って
m=1から出発する。こうして求められる値S及びU
により、又は値SW及びU が物理的可能性の範囲に
ある場合これらの値により、特性曲線図から商の値q/
rが誘導される。それにより増幅係数KLQR(AP)
もわかる。原理的に特性曲線図は、増幅係数q/rが横
力Sの増大と共に増大し、周囲力Uの増大と共に減少す
るという性質を持っている。同時に横力及び周囲力の値
値S及びUから、横滑り角限界及び滑り限界も、運
転者の希望に応じる適当な特性曲線から導き出すことが
できる。
【0023】図5は本発明による第2の方法のブロツク
ダイヤグラムである。この方法では、第1の方法とは異
なり、ABS制御による目標制動圧力Psollの限界
のため、制動圧力の変化の目標値DPの影響が失われる
のを防止する。これは大体次のようにすることによって
行われる。即ちABS制御器26a,26bが設けら
れ、第2のABS制御器26bにおける所定の滑り閾値
schlupfが第1のABS制御器26aの滑
り閾値gschlupfより大きく選ばれ、制動圧
力の変化の目標値DPが、第1の制動制御器において求
められる暫定的な目標圧力Psollprovに加算
され、こうして得られる値が第2の制動圧力制御器へ供
給される。その他の点では、この図5のブロツクダイヤ
グラムは図2のブロツクダイヤグラムに一致している。
【0024】詳細には、図5は本発明による第2の方法
のブロツクダイヤグラムを示している。かじ取りハンド
ル21により運転者がかじ取り角δを規定する。目標値
発生器23において、このかじ取り角δ及び車両速度V
に基づいて、車両モデルを使用して、片揺れ速度の目
標値
【数57】 及び片揺れ加速度の目標値
【数58】 が求められる。それから比較器28において、片揺れ速
度の実際値
【数59】 を使用して制御偏差
【数60】 が求められる。この制御偏差はかじ取り制御器24及び
制動圧力制御器25へ供給される。かじ取り制御器24
において、車輪かじ取り角の少なくとも1つの目標値δ
sollが求められる。制動ペダル22を介して運転者
が制動圧力Pfahrerを規定する。この値は第1の
ABS制御器26aへ供給され、この制御器において、
運転者により規定される制動圧力が暫定目標値P
sollprovに限定され、この暫定目標値に
おいて、車輪の車輪滑りが規定される第1の滑り閾値g
shchlupfを超過しない。これらの暫定目標
値Psollprovは、加算器50において目
標値DPに倫理結合され、それから第2のABS制御
器26bにおいて、車輪へ供給すべき制動圧力の目標値
sollが、第2の滑り閾値gschlupf
を超過しないように求められる。その際滑り閾値g
schlupf及びgschlupfは一般に
車軸毎に規定され、即ち一方の車軸には、他方の車輪に
おけるより大きい車輪滑りが許容される。求められる車
輪かじ取り角の目標値δsoll及び個々の車輪又は車
軸の目標制動圧力Psollは車両27の操作器に
より制御される。片揺れ速度の実際値
【数61】 は車両において求められ、既に述べた比較器28(図
2)へ供給される。ABS制御器に関して注意すべきこ
とは、両方のABS制御器が車輪制動シリンダの制動圧
力の戻される実際値Pistにより動作する時、第1の
ABS制御器26aが第2のABS制御器26bにより
その機能を後まで乱されないことである。これは例えば
第2のABS制御器への外乱を評価して補償するか、又
は少なくとも第1のABS制御器において、車輪制動シ
リンダの実際制動圧力Pistに関係しないABS機能
を使用することによって、行うことができる。
【0025】図6は本発明による第3の方法のブロツク
ダイヤグラムを示している。この方法では、1つのAB
S制御器のみが使用されるが、ABS制御のための許容
車輪滑りは、車輪毎に又は制動圧力の変化の目標値DP
に応じて求められる。
【0026】かじ取りハンドル21を介して運転者はか
じ取り角δを規定し、このかじ取り角δは目標値発生器
23へ供給され、この目標値発生器23において、かじ
取り角δ及び車両速度Vに基いて、車両モデルを使用
して、片揺れ速度の目標値
【数62】 及び片揺れ加速度の目標値
【数63】 が求められる。それから比較器28において、片揺れ速
度の目標値
【数64】 及び実際値
【数65】 から、制御偏差
【数66】 が求められる。この制御偏差
【数67】 はかじ取り制御器24及び制動制御器25へ供給され
る。かじ取り制御器24において、車輪かじ取り角の少
なくとも1つの目標値δsollが求められる。制動制
御器25において、車輪制動機の制動圧力の変化の少な
くとも1つの目標値DPが求められる。制動ペダル2
2を介して運転者が制動圧力Pfahrerを規定し、
倫理結合素子60においてこの制動圧力が少なくとも1
つの目標値DPと倫理結合され、続いてABS制御器
26へ供給される。制動制御器25からABS制御器2
6へ滑り閾値適合の値dgrenzeも供給され、
この値が制動圧力の変化の目標値DPに応じて求めら
れる。この場合滑り閾値適合dgrenzeは、各
車輪個々に対して又は1つの車輪に対して共通にも求め
ることができる。これは、制動圧力の変化の目標値DP
が車軸毎に求められるか、又は車輪毎に求められるか
に関係している。車輪毎又は車軸毎の滑り閾値適合は、
車軸毎に独立した滑り閾値gschlupf が規定
されているか否かに関係している。
【0027】滑り閾値適合dgrenzeは、次の
ように行うことができる。このために制動圧力の変化の
目標値DPと車輪の周囲滑りlとの関係が必要であ
る。このような関係は、車輪制動機の制動圧力Pが周
囲力Uに比例しているという仮定から得ることができ
る。図7は、滑りlに関する曲線U(l)を示してい
る。更に曲線U(l)が既知であると、各圧力変化DP
に滑りの変化Dl(DP)を対応させることができ
る。その滑り変化Dl(DP)は滑り閾値適合d
grenzeの変化として利用され、従ってd
grenze=Dl(DP)が成立する。粘着の
範囲では、制動圧力の低下は従って許容車輪滑りg
zulの値の低下に相当している。なぜならば、滑
り閾値適合dgrenzeは負の符号を持っている
からである。
【0028】しかし特性曲線U(l)は、それが多くの
影響要因例えば後車軸の横滑り角aや垂直力F及び
粘着摩擦係数mの未知の量に関係しているので、一般に
未知である。従って滑り閾値適合を求めるために、周囲
力Uと滑りlの関係として、曲線U(l)の特定の
典型的な変化を仮定することができる。周囲力Uと滑
りlとの関係として、図7に曲線Ud(l)として破線
で示すように、直線的な関係を仮定することによって、
一層の簡単化が行われる。この仮定した直線的関係に基
いて、滑り閾値適合dgrenzcを求めることも
できる。即ちこの直線的な関係が勾配Kを持っている
と、
【数68】 (15) が得られる。制動圧力の変化の目標値DPが区間とし
て縦座標上に記入されると、周囲力Uと滑りlとの
仮定した関係を持つ区間限界の交点の横座標値の間隔
は、図7に直線Ud(l)に対して鎖線で示すように、
滑り閾値適合grenzeを生じる。
【0029】ABS制御器において、それぞれの車軸又
はそれぞれの車輪に対して許容される車輪滑り
zulは、所定の滑り限界gschlupf
に対して滑り閾値適合dgrenzeを加算するこ
とによって求められる。 gzul=gschlupf+dgrenze (16) 滑り限界が任意ではなく、所定の最大値gzul
maxまで増大するようにするため、許容車輪滑りg
zulは、次の区間
【数69】 (17) 内にある値に上方を規定されている。それからABS制
御器26において、運転者により規定される制動圧力P
fahrerと制動圧力の変化の目標値DPから、許
容滑りgzulを超過しないように、それぞれの目
標制動圧力Psollが求められる。これらの目標
制動圧力Psoll及び車輪かじ取り角の目標値δ
sollは、車両27において制御される。片揺れ速度
の実際値
【数70】 は車両27において求められて、比較器28へ供給され
る。
【0030】 式の符号 添え字 i 0〜3又はv,lの通し番号 0,...,3 車両の車輪の番号づけ v 前部 h 後部 b 両方、前部及び後部 ist 量の実際値 fahrer 運転者により規定される soll 求められる目標値 x 車両の縦軸線 y 車両の横軸線 z 垂直軸線 AP 動作点 LQR 線形制御方程式、制御器の2乗等級積分 W 運転者によって規定される量から、求められかつこれか ら誘導される量の所望値 量に前置される D 次の量の2つの値の差運動量
【数71】 片揺れ速度
【数72】 片揺れ加速度 v 車軸に関する添え字を持つ速度
【数73】 車軸に関する添え字を持つ加速度 S 車輪についての添え字を持つ横力 U 車輪についての添え字を持つ周囲力圧力 車輪iの制動圧力 Pfahrer 運転者の規定から誘導される制動圧力 DP 車輪iの制動圧力変化 Psoll 車輪iの発生すべき制動圧力 δ かじ取り角 δsoll 発生すべき車輪かじ取り角 b 横滑り角 Y 片揺れ角次元なしの量 周囲滑り車両パラメータ SP 重心 m 車両の重量 s 輪距 I 車線周りの車両の慣性モーメント c タイヤの横滑り剛性 L 車軸の間隔 l 前車軸と重心との間隔 l 後車軸と重心との間隔 K 周囲力と制動圧力との間の比例係数
【図面の簡単な説明】
【図1】操作器を持つ車両の概略図である。
【図2】本発明による第1の方法のブロツクダイヤグラ
ムである。
【図3】種々の量の制御介入を特徴づける曲線の変化を
示す図である。
【図4】運転者により規定される量に応じて制動圧力制
御器の増幅係数を求める方法を示す図である。
【図5】本発明による第2の方法のブロツクダイヤグラ
ムである。
【図6】本発明による第3の方法のブロツクダイヤグラ
ムである。
【図7】閾値適合とABS制御器の制動圧力の変化の目
標値との関係を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B62D 119:00 B62D 119:00 (56)参考文献 特開 平6−127355(JP,A) 特許2723640(JP,B2) 特公 平6−13287(JP,B2) 特表 平5−501693(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 6/00 B60T 8/24 B60T 8/58

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者により規定されるかじ取り角(δ
    fahrer)及 求め、 求め、 かじ取り制御器において、かじ取りされる車輪の車輪か
    じ取り角の少なくとも1つの目標値(δsoll)を形
    成し、 制動制御器において、制動される車輪の制動圧力の変化
    の少なくとも1つの目標値(DP)を形成し、 制動圧力の変化の少なくとも1つの目標値(DP)と運
    転者により規定される制動圧力(Pfahrer)との
    論理結合により目標制動圧力(Psoll,i)を形成
    し、 かじ取り制御器及び制動制御器を互いに無関係に動作さ
    せ、 車輪に個々に付属する制動圧力操作器を介して、車輪制
    動シリンダに目標制動圧力(Psoll)を設定し、か
    じ取り操作器を介して、かじ取りされる車輪にかじ取り
    角目標値(δsoll)を設定し、 かじ取り制御器及び制動制御器が車両の片揺れ動作の調
    節に関与する割合の程度即ち重み付け係数(q/r)を
    介して、車両への制動制御器の影響をかじ取り制御器と
    比べて求めることができるようにする、車両の片揺れ動
    作の制御方法において、 重み付け係数(q/r)により制動制御器の動作に影響
    を及ぼし、かじ取り制御器の動作を不変に保つことを特
    徴とする、車両の片揺れ動作の制御方法。
  2. 【請求項2】 制動される車輪と車道との間の摩擦係数
    の最適な利用に相当する滑り限界(g
    schlupf,i)の超過が防止されるように、運転
    者により規定される制動圧力(Pfahrer)及び制
    動圧力変化の少なくとも1つの目標値(DP)から少な
    くとも1つの目標制動圧力(Psoll)を求めること
    を特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 車輪制動シリンダをグループにまとめ、
    その際1つのグループを少なくとも1つの車輪制動シリ
    ンダから形成し、各グループに対して目標制動圧力(P
    soll)を求めることを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 車輪制動シリンダの各グループに対し
    て、制動圧力の変化の目標値(DP)を求めることを特
    徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 かじ取りされる車軸の車輪に対して、そ
    れぞれ車輪かじ取り角の目標値(δsoll)を求める
    ことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 車輪かじ取り角の目標値(δsoll
    を求める際、車道へ伝達される周囲力即ち駆動される車
    輪を介して発生される推進力又は車輪制動機の動作によ
    り発生される制動力が車両の両側で等しいものと仮定す
    ることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 制動圧力の変化の目標値(DP)を求め
    る際、横力即ちカーブ走行において作用する遠心力に抗
    して車両を曲がった運動軌道上に保持する力が車道へ伝
    達されないものと仮定することを特徴とする、請求項1
    又は6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 運転者により規定される量即ちかじ取り
    角(δ)及び制動圧力(Pfahrer)に応じて重み
    付け係数(q/r)を求めることを特徴とする、請求項
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 かじ取り角(δ)から所望の横力
    (S)即ちカーブ走行において作用する遠心力に抗し
    て車両を曲がった運動軌道上に保持する力を誘導し、 制動圧力(Pfahrer)から所望の周囲力(U
    即ち駆動される車輪を介して発生される推進力又は車輪
    制動機の動作により発生される制動力を誘導し、 所望の横力(S)の増大と共に重み付け係数(q/
    r)を減少し、それにより制動制御器の影響を減少し、
    所望の周囲力(U)の増大と共に重み付け係数(q/
    r)を増大し、それにより制動制御器の影響を増大する
    ように、重み付け係数を定めることを特徴とする、請求
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】 かじ取りされる車輪の車輪かじ取り角
    の目標値(δsoll)とかじ取り角(δ)から得られ
    る車輪かじ取り角との偏差を、特定の所定の程度に限定
    することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 車輪かじ取り角の目標値
    (δsoll)を、かじ取りされる車輪の横滑り角(a
    )が限界値(amax)を超過しないように定められ
    る値(δ soll)に限定することを特徴とする、請
    求項1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 運転者により規定される各車輪の制動
    圧力(Pfahrer)を、の制動圧力における車輪
    の滑りが第1の滑り閾値(gschlupf,A)を超
    過しないように定められる値に限定し、 この値に制動圧力の変化の少なくとも1つの目標値(D
    P)を加算し、 この加算により得られる値を、車輪の滑りが第1の滑り
    閾値より大きい第2の滑り閾値
    (gschlupf,B)を超過しないように定められ
    る値に限定することによって、 標制動圧力(Psoll)を求めることを特徴とす
    る、請求項2に記載の方法。
  13. 【請求項13】 車両の各車軸に対して、それぞれ無関
    係な第1及び第2の滑り閾値(gschlupf,A
    schlupf,B)を規定することを特徴とす
    る、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 制動制御器において、制動圧力の変化
    の少なくとも1つの目標値(DP)のほかに、制動圧力
    の変化に対応して変化する滑り即ち滑り閾値適合(d
    grenze,i)も求め、その際許容車輪滑り(g
    zul,i)を少なくとも1つの所定の滑り閾値(g
    schlupf,i)及びそれぞれの滑り閾値適合(d
    grenze,i)から求め、それぞれの許容車輪滑り
    (gzul,i)を超過しないような値に、目標制動圧
    力(Psoll,i)を限定することを特徴とする、請
    求項2に記載の方法。
  15. 【請求項15】 車両の各車軸に対して滑り閾値(g
    schlupf,i)を規定することを特徴とする、請
    求項2又は14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 所定の各滑り閾値(g
    schlupf,i)に対して滑り閾値適合(d
    grenze,i)を求めることを特徴とする、請求項
    14又は15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 制動圧力の変化の各目標値(DP)に
    滑り閾値適合(dgrenze,iの値を対応させる
    ことによって、滑り閾値適合(dgrenze,i)を
    行うことを特徴とする、請求項14又は16に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 滑りと制動圧力との関係に基いて対応
    を行い、制動圧力が制動圧力変化の目標値(DP)の周
    りに変化される時に生じる滑りの変化に、滑り閾値適
    (dgrenze,i)の値を一致させ、滑り閾値適合
    (dgrenze,i)の符号を制動圧力の変化の目標
    値(DP)の符号に一致させることを特徴とする請求
    17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 滑りと制動圧力との関係として、直線
    的な正の勾配をとることを特徴とする請求項18に記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 許容車輪滑り(gzul,i)を所定
    の滑り閾値(gschlupf,i)の100%と15
    0%との間の値をとる最大値に限定することを特徴とす
    る、請求項1419の1つに記載の方法。
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