JP5774446B2 - 傾斜運搬装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に提案されている建物用のリフト装置は、ガラス等の建築資材の載台を有するフレームと、このフレームを、建物に接近して垂直に固定される足場の垂直ロッドに沿って移動させる車輪と、フレームをワイヤで吊り上げて、足場に沿って上下に移動させるウィンチとを備え、フレームは、足場と建物との間にできる隙間を上下に移動でき、かつ、足場の垂直ロッドから離して、建物に向かって引き寄せできるように、車輪を介して足場に連結されてなることを特徴とするものである。
すなわち、垂直型のリフト装置は重心が運搬手段の先端に近いため運搬手段の強度によって重心を支持するため強度が要求され重量物となる。
さらに細長い管や支柱等は運搬手段に対して垂直に立てなくてはならず、重心が安定せず転びやすく危険であった。特に資材を運搬手段から出す時が危険であった。
また重心が安定するため運搬手段の小型化が可能となると共に、資材を扉等で固定する必要もなくなり、資材の出し入れも容易に行える等、作業能率が向上する。
さらに前記ブラケットにリミット装置を取り付けたため、運搬手段がレールの最上端に到達したことをリミット装置によって感知して駆動装置を停止させることができるため、運搬手段のレールからの脱輪や転落を回避することができる。
また前述の通り運搬手段や資材の重心が安定するため、重量物等の運搬作業が安全かつ迅速に行える。また重心が安定するため、運搬手段の小型化が可能となると共に、資材を頑強な扉等で固定手段を特定することなく、資材の出し入れも容易に行え、作業能率が向上する。
さらに前記ブラケットにリミット装置を取り付けたため、運搬手段がレールの最上端に到達したことをリミット装置によって感知して駆動装置を停止させることができるため、運搬手段のレールからの脱輪や転落を回避することができる。
また重心が安定するため運搬手段の小型化が可能となると共に、資材を扉等で固定する必要もなくなり、資材の出し入れも容易に行える等、作業能率が向上する。
さらに前記レールを、断面略コ字状に構成し、レールの接続具を設け下面にクランプを固定したため、運搬手段のタイヤが確実にレールを掴み脱輪の恐れがない。また、必要に応じてレールの長さを伸ばすことができる。
また前述の通り運搬手段や資材の重心が安定するため、重量物等の運搬作業が安全かつ迅速に行える。また重心が安定するため、運搬手段の小型化が可能となると共に、資材を頑強な扉等で固定手段を特定することなく、資材の出し入れも容易に行え、作業能率が向上する。
さらに前記レールを、断面略コ字状に構成し、レールの接続具を設け下面にクランプを固定したため、運搬手段のタイヤが確実にレールを掴み脱輪の恐れがない。また、必要に応じてレールの長さを伸ばすことができる。
実施形態1の傾斜運搬装置を取り付ける足場200は、地表に所定間隔に縦の支柱1を等間隔に、かつ2列平行に対向して立設し、この縦の支柱1に等間隔にポケット部3を固定し、このポケット部3のポケット31に横の支柱2のクサビ21を挿入して、横の支柱2を水平に取り付けて格子状に組み立てて構成する。
前記縦の支柱1の内側、すなわち縦の支柱1,1の間にレール4を内部用レールブラケット5、6によって取り付け、このレール4に沿って運搬手段であるカゴ10を駆動手段20によって昇降させるものである。以下、この構成を詳細に説明する。
レール4を内部用レールブラケット5、6に取り付ける際には、図1に示すように、内部用レールブラケット5、6に対し各レール4の1個のクランプ42を使用するため、他の1個は使用されない余剰のクランプとなる。これは、レール4を対称形でかつ同一部材で作成したためである。
このレール4を2本設置し、前記開放面4aを互いに反対側に向けて内部用レールブラケット5、6に固定する。
まず、最下段の2本の横の支柱2の端部に2本のブラケットベース9を立設し、このブラケットベース9に固定してあるポケット部3のポケット31に横の支柱2のクサビ21を挿入して固定する。
長いレール4が要求される場合は、縦の支柱1の上方に内部用レールブラケット5を取り付け、その内部用レールブラケット5にレール4のクランプ42を締結する。
このようにして、レール4,4は縦の支柱1,1に対して任意の角度を傾斜して固定されるのである。
カゴ10の底面の側杆11a,11aの間には、連結杆11bと平行な連結杆14a、14b、14c、14d、14eが掛け渡してある。
さらにカゴ10の底面には安全装置8が設けられている。
この爪一体プレート87は、後方(図10下方)に向かって舌片87aを延出し、後方下端には爪88を構成してある。前記舌片87aには、後方が高くなるように傾斜した長孔87bを穿設している。
また、固定バー81の前方には安全装置8をカゴ10に取り付けるためのカゴ締結プレート95と挟持部材95aを設けてある。
駆動手段20はカゴ10をレール4に沿って昇降させるための装置であり、地表に設置した基台101と、この基台101の端部に直角に固定した固定部120と、基台101の上に設置したワイヤ巻き取り用のウィンチ116等からなる。
すなわちウィンチ116を基台101上に載置するには、前記ウィンチ116の下部両側に設けた筒部112の中に、前記丸パイプ102を挿通して取り付ける。このときウィンチ116は圧縮バネ104の弾発力によって前方に付勢され過積載防止リミットスイッチ107に接触していて、スイッチを常時オンの状態としている。
まず、前述のようにレール4を、内部用レールブラケット5、6を用いて足場200の縦の支柱1,1の間に固定する。このとき、上端の内部用レールブラケット6には、リミット装置7を次のように固定する。
同時にピン77を下部の取付部76のピン孔76aとリミット装置取付プレート64のピン孔64aに貫通して固定する。これによりリミット装置7は、内部用レールブラケット6に迅速に取り付けることができる。
この場合、まず安全装置8のフック91bをカゴ10の連結杆14cに係合し、次いでカゴ締結プレート95と挟持部材95aの間に連結杆14bを挟み、カゴ締結プレート95を締結して連結杆14に挟持部材95aを押圧して固定する。
同時に、カゴ10の前部タイヤT1と後部タイヤT2をレール4上に載せ、内部タイヤT3をレール4の裏面に接触せしめて、前記後部タイヤT2と内部タイヤT3とでレール4を挟みながら走行可能とする。
図11に示すように、カゴ10がレール4上をワイヤ100で引き上げられているときは、ワイヤ100の引張力でワイヤ取付部93は前方に強く引かれるため圧縮バネ92の弾発力に抗して前方に移動し、その先端に固定した作動バー94も前方に移動し、フック板91の長孔91aと舌片87aの長孔87bの最前端に位置するため、爪一体プレート87は回転軸84を中心に上方に回動し、爪88はレール4表面に接触しないのである。
これによって、爪一体プレート87は回転軸84を中心に下方に回動し、それによって爪一体プレート87の下端に構成した爪88がレール4表面に強く押し付けられブレーキの役割を果たすため、カゴ10は後退を阻止され安全に停止する。
なお、図17(A)は長尺の資材C1を運搬する場合で、同(B)は小型の資材C2を運搬する場合を示している。
さらには、カゴ10に取り付けた安全装置8の作用で、ワイヤ100が切断した場合などにもカゴ10に安全にブレーキがかかるのである。
実施形態2の傾斜運搬装置は、レール4が縦の支柱1の外側に設けられていて、カゴ10が足場200の外側を走行するものである。
図19に示すように、レールベースブラケット150は、パイプ状のバー151の両端に支柱把持用のクランプ152を構成すると共に、レール4のクランプ42を位置決めするためのレールガイドプレート153を設けたものである。
その他、カゴや安全装置の取り付け方法は、前記実施形態1と同様のため省略する。
この外部用レールブラケット170によれば、縦の支柱1の継ぎ目にホゾ173を差し込むことで簡易に取り付けることができるのである。
2 横の支柱
3 ポケット部
4 レール
4a 開放面
41 接続具
42 クランプ
5 内部用レールブラケット
6 内部用レールブラケット
7 リミット装置
8 安全装置
10 カゴ(運搬手段)
11 枠体
11a 側杆
11b 連結杆
13 安全柵
17 可動底板
T1 前部タイヤ
T2 後部タイヤ
T3 内部タイヤ
20 駆動手段
100 ワイヤ
101 基台
104 圧縮バネ
107 過積載防止リミットスイッチ
116 ウィンチ
120 固定部
121 クランプ(固定具)
160 外部用レールブラケット
200 足場
Claims (4)
- 縦の支柱と横の支柱によって構成した足場において、前記縦の支柱の内側に、縦の支柱に対して傾斜して取り付けたレールと、前記レールを足場に取り付けるためのブラケットと、前記レール上を移動して資材を運搬する運搬手段と、前記運搬手段を昇降させるための駆動手段とからなり、
前記ブラケットに、垂直杆の上端に水平に張り出した2本のアームの間にワイヤを掛けるための滑車を回動自在に軸支し、前記アームの上部にリミット装置を取り付けたことを特徴とする傾斜運搬装置。 - 縦の支柱と横の支柱によって構成した足場において、前記縦の支柱の外側に、縦の支柱に対して傾斜して取り付けたレールと、前記レールを足場に取り付けるためのブラケットと、前記レール上を移動して資材を運搬する運搬手段と、前記運搬手段を昇降させるための駆動手段とからなり、
前記ブラケットに、垂直杆の上端に水平に張り出した2本のアームの間にワイヤを掛けるための滑車を回動自在に軸支し、前記アームの上部にリミット装置を取り付けたことを特徴とする傾斜運搬装置。 - 縦の支柱と横の支柱によって構成した足場において、前記縦の支柱の内側に、縦の支柱に対して傾斜して取り付けたレールと、前記レールを足場に取り付けるためのブラケットと、前記レール上を移動して資材を運搬する運搬手段と、前記運搬手段を昇降させるための駆動手段とからなり、
前記レールを、一側面に開放面を構成した断面略コ字状に構成し、端部にレール同士を接続するための接続具を設けると共に、下面に前記ブラケットに締結するための2個のクランプをレールの中央から等距離の位置に設け、前記開放面を互いに反対側に向けて設置したことを特徴とする傾斜運搬装置。 - 縦の支柱と横の支柱によって構成した足場において、前記縦の支柱の外側に、縦の支柱に対して傾斜して取り付けたレールと、前記レールを足場に取り付けるためのブラケットと、前記レール上を移動して資材を運搬する運搬手段と、前記運搬手段を昇降させるための駆動手段とからなり、
前記レールを、一側面に開放面を構成した断面略コ字状に構成し、端部にレール同士を接続するための接続具を設けると共に、下面に前記ブラケットに締結するための2個のクランプをレールの中央から等距離の位置に設け、前記開放面を互いに反対側に向けて設置したことを特徴とする傾斜運搬装置。
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CN106088478A (zh) * | 2016-08-23 | 2016-11-09 | 中建八局第二建设有限公司 | 倾斜劲钢砼圆柱施工方法 |
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JPH07119311A (ja) * | 1993-10-22 | 1995-05-09 | Takenaka Komuten Co Ltd | 構造物側面部の旋回式揚重運搬設備 |
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2011
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