JPH08310404A - エレベーター据付工事用運搬台車 - Google Patents

エレベーター据付工事用運搬台車

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JPH08310404A
JPH08310404A JP7119572A JP11957295A JPH08310404A JP H08310404 A JPH08310404 A JP H08310404A JP 7119572 A JP7119572 A JP 7119572A JP 11957295 A JP11957295 A JP 11957295A JP H08310404 A JPH08310404 A JP H08310404A
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JP
Japan
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frame
wheel unit
vertical
elevator installation
installation work
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Application number
JP7119572A
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English (en)
Inventor
Takeshi Osawa
毅 大澤
Kazuaki Kamata
和明 鎌田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種運搬物を容易、かつ安全に運搬できるエ
レベーター据付工事用運搬台車を得る。 【構成】 水平面に対して傾斜した第1フレーム(17)に
より運搬物を支持し、また運搬物を揚重手段(12)により
車輪ユニット(13),(16)の相互間に吊持し、また車輪ユ
ニット(13),(16)に対して第1フレーム(17)を水平に配
置して運搬物を載置して運搬する。 【効果】 第1フレームを水平に配置したときに部材除
去と除去部材保管の手数を解消し、第1車輪ユニットと
第2車輪ユニットの間に運搬物を揚重手段で吊り上げて
運搬することにより、運搬台車に積載する手数と多大な
労力を省き、運搬を容易化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として据付現場で
機材の運搬に使用されるエレベーター据付工事用運搬台
車に関する。
【0002】
【従来の技術】図8〜図13は、市販の運搬台車を応用
した従来のエレベーター据付工事用運搬台車を分解して
示す斜視図、図9〜図13はそれぞれ図8のエレベータ
ー据付工事用運搬台車の使用状態を説明する側面図であ
る。図において、(1)はロ字状の枠からなる車台、(2)は
車台(1)の4隅の下側にそれぞれ設けられたキャスター
からなる車輪、(3)は車台(1)の4隅の上面にそれぞれ立
設された取付金具、(4)は互いに平行に配置された斜
材、(5)は斜材(4)の長手中間に配置されて斜材(4)を相
互に連結した横材である。
【0003】(6)は斜材(4)の上端に配置されて斜材(4)
を相互に連結した上材、(7)は上材(6)に締結具(図示し
ない)によって装着されて突設された支持板で、把手と
しても使用され、また運搬状態によっては棚板としても
使用される。(8)は斜材(4)のそれぞれに対応して設けら
れた支持材で、上端が斜材(4)の上端にボルト及びナッ
トからなる締結具(9)によって着脱可能に締結され、下
端は車台(1)の一側の取付金具(4)にボルト及びナットか
らなる締結具(10)によって着脱可能に締結される。
【0004】(11)はボルト及びナットからなる締結具
(9)で、斜材(4)のそれぞれの下端寄り中間部を車台(1)
の他側の取付金具(4)に着脱可能に締結する。(12)はチ
ェンブロック、レバーブロック等の手動式の揚重具から
なり上材(6)に設けられた掛合孔に掛止されて使用され
る揚重手段である。
【0005】従来のエレベーター据付工事用運搬台車は
上記のように構成され、図9に示すように斜材(4)の下
端が車台(1)から突出するように傾斜して配置され、斜
材(4)を支持するように支持材(8)が設けられる。また、
斜材(4)上端部から支持材(8)側へ突出する位置に支持板
(7)が配置される。そして、図9に示すように、エレベ
ーターのかご床(130)に設けられた吊り具(140)を介しか
ご床(13)が揚重手段(12)によって引き上げられた状態
で、かご床(130)が斜材(4)によって支持されて運搬され
る。
【0006】また、図10に示すように斜材(4)の長手
中間部に支持板(7)が装着されて斜材(4)と支持板(7)に
よりパネル状の運搬物、例えばエレベーターのかご室用
パネル(150)の複数枚が重合状態に載置されて運搬され
る。また、図11に示すように斜材(4)、支持材(8)等を
取り外した車台(1)に取付金具(4)を介して台板(160)を
装着して、台板(16)に箱状の運搬物、例えばエレベータ
ーの制御盤(170)が載置されて運搬される。
【0007】また、図12に示すように支持材(8)等を
取り外した車台(1)に取付金具(4)を介して台板(160)を
装着して、台板(160)に円柱状の運搬物、長尺重量物、
例えば油圧エレベーターの油圧ジャッキ(180)が載置さ
れて運搬される。また、図13に示すように斜材(4)、
支持材(8)等を取り外した2台の車台(1)に取付金具(4)
を介してそれぞれ台板(160)を装着して、2つの台板(16
0)に長尺重量物、例えばエレベーターの案内レール(19
0)が載置されて運搬される。なお、2台の車台(1)を使
用することにより、長尺重量物であっても狭く屈曲した
通路を安定良く移動することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター据付工事用運搬台車において、車台(1)に対
する斜材(4)、支持材(8)の傾斜角度が一定であるためパ
ネル状の運搬物を運搬時に、重心位置を変更することが
できず不安定となり運搬台車もろとも転倒する恐れがあ
った。また、箱状、棒状の運搬物の運搬時に斜材(4)、
支持材(8)等を取り外す手数が掛かり、また取り外した
部材の保管に煩雑な手数が掛かる。さらに、車台(1)に
重量物を積載する場合に、煩雑な手数と労力を要し、ま
た図13に示す状態で、長尺運搬物をエレベーターの昇
降路に搬入するときには前側の車台(1)が昇降路に落ち
込み易くなるという問題点があった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、各種運搬物を容易、かつ安全に
運搬できるエレベーター据付工事用運搬台車を得ること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター据付工事用運搬台車においては、互いに離れて配置
された縦材及びこれら縦材の相互間に設けられて縦材の
長手中間に配置された横材からなり梯子状に形成された
第1フレーム並びに第1フレームと同様に構成された第
2フレームの上端部が互いに枢着されてなる脚立体と、
この脚立体の上端寄りに装着された揚重手段と、棒状体
の両端部にそれぞれ走行用の車輪が設けられて一方の端
部に第1フレームの一側の縦材の下端部が枢着され他方
の端部に第2フレームの一側の縦材の下端部が着脱可能
に締結された第1車輪ユニットと、第1車輪ユニットと
同様に構成されて一方の端部に第1フレームの他側の縦
材の下端部が枢着され他方の端部に第2フレームの他側
の縦材の下端部が着脱可能に締結された第2車輪ユニッ
トとが設けられる。
【0011】また、この発明に係るエレベーター据付工
事用運搬台車においては、下部材と上部材により伸縮自
在に構成された縦材によって形成された第1フレーム及
び第2フレームの少なくとも一方が設けられる。
【0012】また、この発明に係るエレベーター据付工
事用運搬台車においては、第1車輪ユニット及び第2車
輪ユニットに対する第2フレーム下端部の締結位置より
も上方位置に下端部が枢着された第1フレームが設けら
れる。
【0013】また、この発明に係るエレベーター据付工
事用運搬台車においては、第1フレームの縦材に摺動可
能に係合された延長フレームが設けられる。
【0014】また、この発明に係るエレベーター据付工
事用運搬台車においては、常時は引退位置に配置され、
要時に突出位置に配置される不整地用補助脚が設けられ
る。
【0015】
【作用】上記のように構成されたエレベーター据付工事
用運搬台車では、水平面に対して傾斜して設けられた第
1フレームにより運搬物が支持され、また運搬物が揚重
手段により車輪ユニットの相互間に吊持され、また車輪
ユニットに対して水平に配置された第1フレームに運搬
物が載置されて運搬される。
【0016】また、上記のように構成されたエレベータ
ー据付工事用運搬台車では、運搬物の負荷による重心位
置が運搬台車の中心寄りになるように、第1フレーム及
び第2フレームの伸縮自在に構成された縦材の長さが調
整されて、水平面に対する第1フレームの傾斜角度が設
定される。そして、傾斜して設けられた第1フレームに
より運搬物が支持され運搬される。
【0017】また、上記のように構成されたエレベータ
ー据付工事用運搬台車では、第1車輪ユニット及び第2
車輪ユニットに対する第2フレーム下端部の締結が解除
されて第2フレームが水平に配置される。そして、第1
フレームが下端部の枢着点により回動されて水平に配置
された第2フレームの上に水平に配置され、水平に配置
された第1フレームに運搬物が載置されて運搬される。
【0018】また、上記のように構成されたエレベータ
ー据付工事用運搬台車では、第1フレームの縦材に摺動
可能に係合された延長フレームが要時に第1フレームか
ら延長され運搬物の支持長さが拡張されて、拡張された
支持面に運搬物が載置されて運搬される。
【0019】また、上記のように構成されたエレベータ
ー据付工事用運搬台車では、運搬台車を不整地で使用す
るときに、不整地用補助脚が引退位置から突出位置に配
置される。これにより、不整地で運搬台車に運搬物を積
載するとき、運搬物を積載して運搬台車が不整地を移動
するときの安定性、安全性が向上する。
【0020】
【実施例】
実施例1.図1〜図5は、この発明の一実施例を示す図
で、図1はエレベーター据付工事用運搬台車を分解して
示す斜視図、図2〜図5はそれぞれ図1のエレベーター
据付工事用運搬台車の使用状態を説明する側面図であ
る。図において、(13)は第1車輪ユニットで、棒状体(1
4)、棒状体(14)の両端部にそれぞれ設けられたキャスタ
ーからなる走行用の車輪(2)、棒状体(14)の一端部に配
置されて上方に突出し棒状体(14)の両側面にそれぞれ設
けられた第1取付金具(15)及び棒状体(14)の他端部に配
置されて第1取付金具(15)よりも上方に突出し棒状体(1
4)の両側面にそれぞれ設けられた第2取付金具(151)に
よって構成されている。
【0021】(16)は第1車輪ユニット(13)と同様に構成
されて、長手が第1車輪ユニット(13)と離れて平行に配
置された第2車輪ユニットである。(17)は第1フレーム
で、互いに離れて配置された縦材(18)及びこれら縦材(1
8)の相互間に設けられて縦材(18)の長手中間に互いに離
れて配置された横材(19)からなり梯子状に形成されてい
る。
【0022】(6)は縦材(18)の上端に配置されて縦材(1
8)を相互に連結した上材、(7)は上材(6)に締結具(図示
しない)によって装着されて突設された支持板で、把手
としても使用され、また運搬状態によっては棚板として
も使用される。(20)は縦材(18)の上端部側面から突設さ
れた取付板である。
【0023】(21)はボルト式ピン及びボルト式ピンの挿
通端にねじ込まれたナットからなる締結具(22)によって
上端が取付板(20)に枢着された第2フレームで、下部材
(23)及び下部材(23)に摺動自在に嵌合し長手に沿って互
いに離れた締結孔(24)が設けられた上部材(25)からなる
縦材(26)並びにボルト式ピン及びボルト式ピンの挿通端
にねじ込まれたナットからなり下部材(23)に挿通されて
上部材(25)の適宜な締結孔(24)に挿通された締結具(27)
及び下部材(23)の相互間に設けられて下部材(23)の長手
中間に配置された横材(28)からなり梯子状に形成されて
いる。
【0024】(29)は第1フレーム(17)及び上端が締結具
(22)を介して第1フレーム(17)の上端に枢着された第2
フレーム(21)を主要部として構成された脚立体で、第1
車輪ユニット(13)及び第2車輪ユニット(16)の長手の一
端の第1取付金具(15)の間に第2フレーム(21)の縦材(2
6)の下端がボルト式ピン及びボルト式ピンの挿通端にね
じ込まれたナットからなる締結具(31)によって着脱可能
に締結されている。
【0025】また、第1車輪ユニット(13)及び第2車輪
ユニット(16)の長手の他端の第2取付金具(151)の間に
第1フレーム(17)の縦材(18)の下端寄りがボルト式ピン
及びボルト式ピンの挿通端にねじ込まれたナットからな
る締結具(30)によって枢着される。このようにして、第
1車輪ユニット(13)及び第2車輪ユニット(16)の上に脚
立体(29)が装備される。
【0026】(32)は第1フレーム(17)の縦材(18)と横材
(19)の隅部及び第2フレーム(21)の下部材(23)と横材(2
8)の隅部に固定された補強板で、要時に支持板(7)を締
結する締結孔(33)が設けられている。(12)はチェンブロ
ック、レバーブロック等の手動式の揚重具からなり上材
(6)に設けられた掛合孔に掛止されて使用される揚重手
段である。
【0027】上記のように構成されたエレベーター据付
工事用運搬台車は図2に示すように互いに離れて平行に
配置された第1車輪ユニット(13)及び第2車輪ユニット
(16)の上に脚立体(29)が組立られる。そして、下部材(2
3)と上部材(25)が適宜な締結孔(24)を介して締結具(27)
によって締結されて第2フレーム(21)の縦材(26)の長さ
が調整されて、第1フレーム(17)の傾斜角度が適宜に設
定される。
【0028】また、第1フレーム(17)の縦材(18)の下端
が第1車輪ユニット(13)及び第2車輪ユニット(16)の棒
状体(14)から突出するように配置され、また上材(6)か
ら第2フレーム(21)側へ突出する位置に支持板(7)が配
置される。そして、図2に示すように、エレベーターの
かご床(130)に設けられた吊り具(140)を介しかご床(13
0)が揚重手段(12)によって引き上げられた状態で、かご
床(130)が第1フレーム(17)によって支持されて運搬さ
れる。
【0029】なお、この状態においてかご床(130)の負
荷による重心位置が運搬台車の中心寄りになるように、
第2フレーム(21)の縦材(26)の長さ調整を介して第1フ
レーム(17)の傾斜角度が設定される。したがって、重心
位置が運搬台車の中心から大きくずれて運搬時に転倒が
発生する恐れがなく、かご床(130)を容易、かつ安全に
運搬することができる。
【0030】また、下部材(23)と上部材(25)を適宜な締
結孔(24)を介して締結具(27)によって締結して第2フレ
ーム(21)の縦材(26)の長さを調整する機構を応用し、第
1フレーム(17)の縦材(18)を長さ調整できるようにする
ことができる。このような構成によっても第1フレーム
(17)の傾斜角度を適宜に設定して、重心位置が運搬台車
の中心寄りになるようにし転倒発生を防ぐ作用を得るこ
とができる。また、第1フレーム(17)の縦材(18)及び第
2フレーム(21)の縦材(26)のそれぞれを長さ調整可能に
構成して、重心位置を運搬台車の中心寄りに設定し転倒
発生を防ぐ作用を得ることもできる。
【0031】また、図3に示すように、第2フレーム(2
1)の縦材(26)下端の第1取付金具(15)との締結具(31)が
取り外されて第2フレーム(21)が第1車輪ユニット(13)
及び第2車輪ユニット(16)の棒状体(14)の上に水平に配
置される。また、第2取付金具(151)が第1取付金具(1
5)よりも上方に突出して設けられて、第1フレーム(17)
が第2フレーム(21)よりも上方位置で枢着されているの
で、第2フレーム(21)の上に第1フレーム(17)を水平に
配置することができて脚立体(29)を水平に配置すること
ができる。
【0032】そして、第1フレーム(17)の下端部位置に
支持板(7)が把手として装着される。この状態におい
て、水平に配置された脚立体(29)に箱状の運搬物、例え
ばエレベーターの制御盤(170)が載置されて運搬され
る。これによって、箱状運搬物の運搬時に脚立体(29)の
部材を除去する手数を省くことができ、また除去した部
材を保管する手数を解消することができて、箱状運搬物
を容易に運搬することができる。
【0033】また、図4に示すように、第1車輪ユニッ
ト(13)と第2車輪ユニット(16)の間に円柱状の運搬物、
長尺重量物、例えば油圧エレベーターの油圧ジャッキ(1
80)が配置されて、玉掛けワイヤを介して脚立体(29)の
上部に装着された揚重手段(12)により吊り上げられる。
この状態により油圧ジャッキ(180)が運搬台車によって
運搬される。したがって、油圧ジャッキ(180)を運搬台
車に積載する際に煩雑な手数と多大の労力を要すること
なく、床上に仮置きされた油圧ジャッキ(180)を容易、
かつ安全に運搬することができる。
【0034】また、図5に示すように、2台の運搬台車
が互いに離れて配置されてこれらの運搬台車それぞれの
第1車輪ユニット(13)と第2車輪ユニット(16)の間に長
尺重量物、例えばエレベーターの案内レール(190)が配
置されて、玉掛けワイヤを介してそれぞれの運搬台車の
脚立体(29)上部に装着された揚重手段(12)により吊り上
げられる。この状態により案内レール(190)が運搬台車
によって運搬される。したがって、案内レール(190)を
運搬台車に積載する際に煩雑な手数と多大の労力を要す
ることなく、床上に仮置きされた案内レール(190)を容
易、かつ安全に運搬することができる。
【0035】また、図5に示すように、2台の運搬台車
によって運搬される案内レール(190)を図示が省略して
あるがエレベーターの昇降路に搬入する場合に、案内レ
ール(190)の先頭部を昇降路内の揚重装置に吊持した
後、先頭側の運搬台車を案内レール(190)を跨いで案内
レール(190)から移動させる。これによって、案内レー
ル(190)を昇降路内へ吊り上げるときに先頭側の運搬台
車が昇降路に引き込まれて落ち込む事故の発生を未然に
防ぐことができ、案内レール(190)を容易、かつ安全に
昇降路内へ搬入することができる。
【0036】実施例2.図6は、この発明の他の実施例
を示す図で、エレベーター据付工事用運搬台車を分解し
て示す斜視図である。図において、図1〜図5と同符号
は相当部分を示し、(6)は横断面円形をなし縦材(18)の
上端に配置されて縦材(18)を相互に連結した上材で、長
手方向の適所に揚重手段(12)を装着することができる。
【0037】(7)は金属製の丸棒が屈曲されてなる支持
板で、第1フレーム(17)の縦材(18)に設けられた掛止孔
(34),(35)又は第2フレーム(21)の縦材(26)に設けられ
た掛止孔(36)に嵌合されることにより締結具を使用する
ことなく掛止される。そして、把手としても使用され、
また運搬状態によっては棚板としても使用される。
【0038】(37)は第1フレーム(17)の角管からなる縦
材(18)に摺動可能に嵌合された延長フレームで、中央部
に大きい開口部が形成された枠状の運搬物の一側を支持
して積載時の安定性を増す。(38)は第1フレーム(17)の
縦材(18)に設けられた嵌合孔(39)、延長フレーム(37)に
設けられた嵌合孔(40)に嵌合されて固定されるU字形の
トグル式ピンで、ストッパー又は揚重手段(12)用のフッ
クとして使用される。(41)はトグル式ピンで、第1フレ
ーム(17)及び第2フレーム(21)の枢着部等に前述の締結
具(22)等の代わりに使用され、締結具(22)等よりも着脱
等の操作を簡易化することができる。
【0039】上記のように構成されたエレベーター据付
工事用運搬台車においても、第1車輪ユニット(13)、第
2車輪ユニット(16)並びに第1フレーム(17)及び第2フ
レーム(21)を主要部とする脚立体(29)が設けられる。し
たがって、詳細な説明を省略するが図6の実施例におい
ても図1〜図5の実施例と同様な作用が得られることは
明白である。
【0040】実施例3.図7も、この発明の他の実施例
を示す図で、エレベーター据付工事用運搬台車の車輪ユ
ニットを示す側面図であり、図7の他は図1〜図5の実
施例と同様にエレベーター据付工事用運搬台車が構成さ
れている。図において、図1〜図5と同符号は相当部分
を示し、(14)は第1車輪ユニット(13)、第2車輪ユニッ
ト(16)の角管からなる棒状体、(42)は角管からなる棒状
体(14)に摺動可能に嵌合された延長材、(43)は延長材(4
2)の先端に装着されたアウトリガーで、延長材(42)に折
り畳み収納可能に構成されている。(44)は延長材(42)及
びアウトリガー(43)によって構成された不整地用補助脚
である。
【0041】上記のように構成されたエレベーター据付
工事用運搬台車においても、第1車輪ユニット(13)、第
2車輪ユニット(16)並びに第1フレーム(17)及び第2フ
レーム(21)を主要部とする脚立体(29)が設けられる。し
たがって、詳細な説明を省略するが図7の実施例におい
ても図1〜図5の実施例と同様な作用が得られることは
明白である。
【0042】また、図7の実施例において常時はアウト
リガー(43)が折り畳まれて収納され、また延長材(42)が
引退して棒状体(14)内に保持されて不整地用補助脚(44)
が引退位置に配置される。そして、運搬台車に運搬物を
積載するとき、運搬物を積載して運搬台車が移動すると
きに移動面の凹凸等によって転倒の恐れがある場合に、
延長材(42)が突出位置に配置され、またアウトリガー(4
3)が延長材(42)から下降位置に配置されて不整地用補助
脚(44)が突出位置に配置される。
【0043】これによって、運搬台車を不整地で使用す
るときの安定性、安全性を向上することができ、運搬物
を容易、かつ安全に運搬することができる。なお、運搬
台車の通路幅が広い場合には棒状体(14)に対して突出位
置に延長材(42)を固定した構成であっても、不整地にお
ける安定性を向上する作用を得ることができ、運搬台車
の不整地使用を容易化することができる。
【0044】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、互いに
離れて配置された縦材及びこれら縦材の相互間に設けら
れて縦材の長手中間に配置された横材からなり梯子状に
形成された第1フレーム並びに第1フレームと同様に構
成された第2フレームの上端部が互いに枢着されてなる
脚立体と、この脚立体の上端寄りに装着された揚重手段
と、棒状体の両端部にそれぞれ走行用の車輪が設けられ
て一方の端部に第1フレームの一側の縦材の下端部が枢
着され他方の端部に第2フレームの一側の縦材の下端部
が着脱可能に締結された第1車輪ユニットと、第1車輪
ユニットと同様に構成されて一方の端部に第1フレーム
の他側の縦材の下端部が枢着され他方の端部に第2フレ
ームの他側の縦材の下端部が着脱可能に締結された第2
車輪ユニットとを設けたものである。
【0045】これによって、水平面に対して傾斜して設
けられた第1フレームにより運搬物が支持され、また運
搬物が揚重手段により車輪ユニットの相互間に吊持さ
れ、また車輪ユニットに対して水平に配置された第1フ
レームに運搬物が載置されて運搬される。そして、第1
車輪ユニットと第2車輪ユニットの間に運搬物を揚重手
段により吊り上げて運搬することによって、運搬物を運
搬台車に積載する際の煩雑な手数と多大な労力を省くこ
とができて、運搬物の運搬を容易化する効果がある。
【0046】また、この発明は以上説明したように、互
いに離れて配置された縦材及びこれら縦材の相互間に設
けられて縦材の長手中間に配置された横材からなり梯子
状に形成された第1フレーム並びに第1フレームと同様
に構成された第2フレームの上端部が互いに枢着されて
なる脚立体と、この脚立体の上端寄りに装着された揚重
手段と、棒状体の両端部にそれぞれ走行用の車輪が設け
られて一方の端部に第1フレームの一側の縦材の下端部
が枢着され他方の端部に第2フレームの一側の縦材の下
端部が着脱可能に締結された第1車輪ユニットと、第1
車輪ユニットと同様に構成されて一方の端部に第1フレ
ームの他側の縦材の下端部が枢着され他方の端部に第2
フレームの他側の縦材の下端部が着脱可能に締結された
第2車輪ユニットとを設けると共に、第1フレーム及び
第2フレームの少なくとも一方の縦材を下部材と上部材
により伸縮自在に形成したものである。
【0047】これによって、第1フレーム及び第2フレ
ームの伸縮自在に構成された縦材の長さが調整されて、
運搬物の負荷による重心位置が運搬台車の中心寄りにな
るように、水平面に対する第1フレームの傾斜角度が設
定される。そして、傾斜して設けられた第1フレームに
より運搬物が支持され運搬される。したがって、運搬物
の負荷による重心位置が運搬台車の中心から大きくずれ
て転倒が発生する恐れがなく、運搬を容易、かつ安全化
する効果がある。
【0048】また、この発明は以上説明したように、互
いに離れて配置された縦材及びこれら縦材の相互間に設
けられて縦材の長手中間に配置された横材からなり梯子
状に形成された第1フレーム並びに第1フレームと同様
に構成された第2フレームの上端部が互いに枢着されて
なる脚立体と、この脚立体の上端寄りに装着された揚重
手段と、棒状体の両端部にそれぞれ走行用の車輪が設け
られて一方の端部に第1フレームの一側の縦材の下端部
が枢着され他方の端部に第2フレームの一側の縦材の下
端部が着脱可能に締結された第1車輪ユニットと、第1
車輪ユニットと同様に構成されて一方の端部に第1フレ
ームの他側の縦材の下端部が枢着され他方の端部に第2
フレームの他側の縦材の下端部が着脱可能に締結された
第2車輪ユニットとを設けると共に、第1車輪ユニット
及び第2車輪ユニットに対する第2フレーム下端部の締
結位置よりも上方位置に下端部が枢着された第1フレー
ムを設けたものである。
【0049】これによって、第1車輪ユニット及び第2
車輪ユニットに対する第2フレーム下端部の締結が解除
されて第2フレームが水平に配置される。そして、第1
フレームが下端部の枢着点により回動されて水平に配置
された第2フレームの上に水平に配置され、水平に配置
された第1フレームに運搬物が載置されて運搬される。
したがって、容易に脚立体を水平に配置することができ
脚立体を水平に配置し、この脚立体に運搬物を載置して
運搬するときに、脚立体の部材を除去する手数を省くこ
とができ、また除去した部材を保管する手数を解消する
ことができ、運搬物の運搬を容易化する効果がある。
【0050】また、この発明は以上説明したように、互
いに離れて配置された縦材及びこれら縦材の相互間に設
けられて縦材の長手中間に配置された横材からなり梯子
状に形成された第1フレーム並びに第1フレームと同様
に構成された第2フレームの上端部が互いに枢着されて
なる脚立体と、この脚立体の上端寄りに装着された揚重
手段と、棒状体の両端部にそれぞれ走行用の車輪が設け
られて一方の端部に第1フレームの一側の縦材の下端部
が枢着され他方の端部に第2フレームの一側の縦材の下
端部が着脱可能に締結された第1車輪ユニットと、第1
車輪ユニットと同様に構成されて一方の端部に第1フレ
ームの他側の縦材の下端部が枢着され他方の端部に第2
フレームの他側の縦材の下端部が着脱可能に締結された
第2車輪ユニットとを設けると共に、第1フレームの縦
材に摺動可能に係合された延長フレームを設けたもので
ある。
【0051】これによって、第1フレームの縦材に摺動
可能に係合された延長フレームが要時に第1フレームか
ら延長され運搬物の支持長さが拡張されて、拡張された
支持面に運搬物が載置されて運搬される。したがって、
例えば中央部に大きい開口部が形成された枠状の運搬物
を安定良く支持することができ、運搬時の安全性を向上
する効果がある。
【0052】また、この発明は以上説明したように、互
いに離れて配置された縦材及びこれら縦材の相互間に設
けられて縦材の長手中間に配置された横材からなり梯子
状に形成された第1フレーム並びに第1フレームと同様
に構成された第2フレームの上端部が互いに枢着されて
なる脚立体と、この脚立体の上端寄りに装着された揚重
手段と、棒状体の両端部にそれぞれ走行用の車輪が設け
られて一方の端部に第1フレームの一側の縦材の下端部
が枢着され他方の端部に第2フレームの一側の縦材の下
端部が着脱可能に締結された第1車輪ユニットと、第1
車輪ユニットと同様に構成されて一方の端部に第1フレ
ームの他側の縦材の下端部が枢着され他方の端部に第2
フレームの他側の縦材の下端部が着脱可能に締結された
第2車輪ユニットとを設けると共に、常時は引退位置に
配置され、要時に突出位置に配置される不整地用補助脚
を設けたものである。
【0053】これによって、運搬台車を不整地で使用す
るときに、不整地用補助脚が引退位置から突出位置に配
置される。これにより、不整地で運搬台車に運搬物を積
載するとき、運搬物を積載して運搬台車が不整地を移動
するときの安定性、安全性が向上する。したがって、運
搬台車の不整地使用を容易化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す図で、エレベータ
ー据付工事用運搬台車を分解して示す斜視図。
【図2】 図1のエレベーター据付工事用運搬台車の使
用状態を説明する側面図。
【図3】 図1のエレベーター据付工事用運搬台車の他
の使用状態を説明する側面図。
【図4】 図1のエレベーター据付工事用運搬台車の他
の使用状態を説明する側面図。
【図5】 図1のエレベーター据付工事用運搬台車の他
の使用状態を説明する側面図。
【図6】 この発明の実施例2を示す図で、エレベータ
ー据付工事用運搬台車を分解して示す斜視図。
【図7】 この発明の実施例3を示す図で、エレベータ
ー据付工事用運搬台車の車輪ユニットを示す側面図。
【図8】 市販の運搬台車を応用した従来のエレベータ
ー据付工事用運搬台車を分解して示す斜視図。
【図9】 図8のエレベーター据付工事用運搬台車の使
用状態を説明する側面図。
【図10】 図8のエレベーター据付工事用運搬台車の
他の使用状態を説明する側面図。
【図11】 図8のエレベーター据付工事用運搬台車の
他の使用状態を説明する側面図。
【図12】 図8のエレベーター据付工事用運搬台車の
他の使用状態を説明する側面図。
【図13】 図8のエレベーター据付工事用運搬台車の
他の使用状態を説明する側面図。
【符号の説明】
2 車輪、12 揚重手段、13 第1車輪ユニット、
14 棒状体、16第2車輪ユニット、17 第1フレ
ーム、18,26 縦材、19,28 横材、21 第
2フレーム、23 下部材、25 上部材、29 脚立
体、37延長フレーム、44 不整地用補助脚

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに離れて配置された縦材及びこれら
    縦材の相互間に設けられて上記縦材の長手中間に配置さ
    れた横材からなり梯子状に形成された第1フレーム並び
    に互いに離れて配置された縦材及びこれら縦材の相互間
    に設けられて上記縦材の長手中間に配置された横材から
    なり梯子状に形成された第2フレームの上端部が互いに
    枢着されてなる脚立体と、この脚立体の上端寄りに装着
    された揚重手段と、棒状体の両端部にそれぞれ走行用の
    車輪が設けられて一方の端部に上記第1フレームの一側
    の縦材の下端部が枢着され他方の端部に上記第2フレー
    ムの一側の縦材の下端部が着脱可能に締結された第1車
    輪ユニットと、棒状体の両端部にそれぞれ走行用の車輪
    が設けられて一方の端部に上記第1フレームの他側の縦
    材の下端部が枢着され他方の端部に上記第2フレームの
    他側の縦材の下端部が着脱可能に締結された第2車輪ユ
    ニットとを備えたエレベーター据付工事用運搬台車。
  2. 【請求項2】 下部材と上部材により伸縮自在に構成さ
    れた縦材によって形成された第1フレーム及び第2フレ
    ームの少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のエレベーター据付工事用運搬台車。
  3. 【請求項3】 第1車輪ユニット及び第2車輪ユニット
    に対する第2フレーム下端部の締結位置よりも上方位置
    に下端部が枢着された第1フレームを備えたことを特徴
    とする請求項1記載のエレベーター据付工事用運搬台
    車。
  4. 【請求項4】 第1フレームの縦材に摺動可能に係合さ
    れた延長フレームを備えたことを特徴とする請求項1記
    載のエレベーター据付工事用運搬台車。
  5. 【請求項5】 常時は引退位置に配置され、要時に突出
    位置に配置される不整地用補助脚を備えたことを特徴と
    する請求項1記載のエレベーター据付工事用運搬台車。
JP7119572A 1995-05-18 1995-05-18 エレベーター据付工事用運搬台車 Pending JPH08310404A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018030644A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 付加製造によるツールアセンブリ
JP2019131051A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 株式会社クボタ 管搬送台車

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JP2018030644A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 付加製造によるツールアセンブリ
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