JP4270639B2 - 空調用機器運搬車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大規模の建物内に取付ける空調用機器、例えば室内空調機、空調機用制御盤、配電盤等を、該建物内で運搬するために利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来の空調用機器の運搬車は、該空調用機器を一定姿勢で運搬する構成であり、運搬途中で姿勢を変更させることはできなかった。しかし該空調用機器のうち大きいものは、例えばシステムエアハンドリングユニットでは高さ2.6m,2.4m,奥行0.6m重さ数百Kgであり、これを運搬車に乗せると更に嵩張るから、建物の梁や床スラブが低い場合、又は開口が狭い場合は、これらの部分と干渉するおそれがあり、運搬用エレベータに乗せることができない場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、空調用機器の運搬中に、その姿勢を変更して狭い場所を通過できるようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段の一つは、請求項1に記載したとおり、方形台部の下面にキャスタを取付け、該台部の長手方向両側に支柱を立設して台車を形成し、前面と上面が開放した横長の荷台の両側面部を上部位置で台車の支柱に軸支し、荷台の背面部上端と該背面部側の台部との間に、両部分を引寄せるウインチを介設し、荷台と台車の間に、荷台を傾けて台車に固定するステイを係脱自在に設け、荷台の少なくとも背面部に、補助ステイを幅方向の取付位置を変更可能に設けたことを特徴とする。この手段によれば、運搬中に通路の高さ又は間口に応じてウインチを操作して荷台の姿勢を調節すると、一定姿勢では通過できない高さの低い場所又は狭い場所も通過可能になる。また、この手段によれば、空調用機器が小型であっても、荷台の背面部に補助ステイを介して該空調用機器をもたせ掛けさせることができ、該空調用機器にバンド掛けするとき、バンドを補助ステイに掛けると該空調用機器のずれが生じない。
【0006】
第2の手段は、請求項2に記載したとおり、方形台部の下面にキャスタを取付け、該台部の長手方向両側に支柱を立設して台車を形成し、前面と上面が開放した横長の荷台の両側面部を上部位置で台車の支柱に軸支し、荷台の背面部上端と該背面部側の台部との間に、両部分を引寄せるウインチを介設し、荷台と台車の間に、荷台を傾けて台車に固定するステイを係脱自在に設け、台車の支柱と荷台の側面部の間に、荷台を垂直状態で固定する係止手段を設けたこと特徴とする。この手段によれば、運搬中に通路の高さ又は間口に応じてウインチを操作して荷台の姿勢を調節すると、一定姿勢では通過できない高さの低い場所又は狭い場所も通過可能になる。また、この手段によれば、荷台を直立状態で台車に固定することにより、運搬車を収納、保管するのに便利になり、空車で移動中に荷台ががたつくのを簡単に防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1,2において1は本発明の運搬車、2はその台車で、該台車2の両側に設けた主ビーム3,3間には図3(a)に示す格子状のベース4が溶接されて台部が形成され、主ビーム3から伸びる脚部3aにキャスタ5が4個取付けられ、任意の方向に移動できる。ベース4は、角管状の3本の長手部材4aと短手部材4bを格子状に溶接したものである。
【0008】
また、前記台部の長手方向両側の主ビーム3,3の中央には支柱6が立設され、ステイ6aで補強されている。
【0009】
支柱6の上端の支軸6bには、荷台7が揺動自在に軸支される。該荷台7は、図3(a)に仮想線で示す位置に設置され、図3(b)に実線で示す構成を備える。該荷台7は、格子状の枠体で前方すなわち図1で左を向く面(前面)と上面が開放した形状を有し、前面から空調機器Mが載置される。
【0010】
荷台7は、側面部を形成する側面視逆L形の主フレーム8に、それぞれ格子状の底部9及び背面部10を溶接し、主フレーム8の屈曲部に補強を兼ねる軸受板8aを溶接したもので、底部9は、2本の長手部材9aと、4本の短手部材9bからなり、背面部10は、図4に示すように2本の横部材10aと5本の縦部材10bからなる。
【0011】
荷台7は、常時はターンバックル11aとピン11bよりなる係止具11で台車2に垂直に保持されるが、必要に応じて傾けることができる。該荷台7を傾けるための手段として、背面部10の後部上端と台車2のベース4の後部にブラケット12,13が突設され、それぞれに係止ピン12a,13aが取付けられ、レバーウインチ14のフック14a,14bが各係止ピンに係止される。14Cはフック14bを吊上げるチェーンである。
【0012】
15は、傾斜した荷台7を安定させるため振止めステイで下端がピン15aで台車2に枢着され、上端は常時は支柱6に設けたホルダ15b(図4)に保持されるが、荷台傾斜時には、背面部10に設けた連結部15cに連結される。また、荷積み、荷下しのとき運搬車1を安定させるためストッパ16が主ビーム3の側面とベース4の後面に2個ずつ設けられる。また背面部10にはバンド掛け枠17が上下左右に設けられ、荷を縛るバンド18が掛けられる。
【0013】
更に、荷台7には底部9と背面部10にわたって、仮想線で示す補助ステイ20を着脱移動自在に取付けることができる。該補助ステイ20は、空調用機器Mが小型の場合、該空調用機器の幅に合わせて位置決めし、図外のボルトなどの固定手段で荷台7に固定される。そして、該補助ステイ20,20にわたるバンドで空調用機器Mを縛りつけると、運搬中に空調用機器が横ずれしようとしても、バンドが緩まず横ずれが防止される。なお該補助ステイ20は背面部10のみに設けてもよい。
【0014】
図5は、高さが低い梁又は入口部Bを通過するために荷台7を傾斜させて移動する状態を示し、荷台7は振止めステイ15で台車2に固定され、運搬車1は、数人の作業員で後向きに押し動かされている。
【0015】
また高さは高いが幅の狭い通路では、振止めステイ15を外し、レバーウインチ14を緩めて図1のように荷台7を直立させ、ターンバックル11aをピン11aに係止して運搬車1を移動させる。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の手段によれば、台車に対して荷台を傾けて固定できるので、大型の空調用機器を載置して高さの低い通路を移動できる効果がある。
【0017】
請求項2の手段によれば、小型の空調用機器を運搬する場合は、該機器を補助ステイにもたせかけると共にバンド掛けをすると、該機器の背面の支持とバンドによる保持が確実になされ、該機器を確実に固定できる利点がある。
【0018】
請求項3の手段によれば、荷台を垂直状態に固定することにより、運搬車の収納、保管が便利になり、空車で移動するときは該荷台の揺れ又はがたつきが簡単に防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の荷台垂直時の側面図
【図2】 荷台傾斜時の側面図
【図3】 (a)は台車の平面図、(b)は荷台の平面図
【図4】 全体の背面図
【図5】 運搬作業の一例を示す斜視図
【符号の説明】
2 台車 5 キャスタ
6 支柱 6b 支軸
7 荷台 8 主フレーム
9 底部 10 背面部
11 係止具 14 レバーウインチ
15 振止めステイ 20 補助ステイ
Claims (2)
- 方形台部の下面にキャスタを取付け、該台部の長手方向両側に支柱を立設して台車を形成し、前面と上面が開放した横長の荷台の両側面部を上部位置で台車の支柱に軸支し、荷台の背面部上端と該背面部側の台部との間に、両部分を引寄せるウインチを介設し、荷台と台車の間に、荷台を傾けて台車に固定するステイを係脱自在に設け、荷台の少なくとも背面部に、補助ステイを幅方向の取付位置を変更可能に設けたことを特徴とする空調用機器運搬車。
- 方形台部の下面にキャスタを取付け、該台部の長手方向両側に支柱を立設して台車を形成し、前面と上面が開放した横長の荷台の両側面部を上部位置で台車の支柱に軸支し、荷台の背面部上端と該背面部側の台部との間に、両部分を引寄せるウインチを介設し、荷台と台車の間に、荷台を傾けて台車に固定するステイを係脱自在に設け、台車の支柱と荷台の側面部の間に、荷台を垂直状態で固定する係止手段を設けたことを特徴とする空調用機器運搬車。
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