JP3234564B2 - 頭部保護エアバッグ装置の組付方法 - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置の組付方法

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JP3234564B2
JP3234564B2 JP12877398A JP12877398A JP3234564B2 JP 3234564 B2 JP3234564 B2 JP 3234564B2 JP 12877398 A JP12877398 A JP 12877398A JP 12877398 A JP12877398 A JP 12877398A JP 3234564 B2 JP3234564 B2 JP 3234564B2
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    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/213Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle roof frames or pillars

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  • Air Bags (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頭部保護エアバッグ
装置の組付方法に係り、特に車体側部への所定の高荷重
作用時にインフレータからガスを噴出させ、このガスに
よってAピラーとルーフサイドレールに跨がってカーテ
ン状に展開するエアバッグ袋体を備えた頭部保護エアバ
ッグ装置の組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車体側部への所定の高荷重作用時におけ
る前席に着座した乗員の頭部の保護性能を向上させるべ
く、フロントピラー(Aピラー)からルーフサイドレー
ルに跨がって折り畳み状態で格納されたエアバッグ袋体
を、サイドウインドガラスに沿ってカーテン状に膨張さ
せる頭部保護エアバッグ装置が既に提案されている。以
下、この種の頭部保護エアバッグ装置を開示したWO
96/26087号公報に示される構成について説明す
る。
【0003】図8に示される如く、この頭部保護エアバ
ッグ装置100は、フロントピラー102からルーフサ
イドレール104に跨がって配設された長尺状のダクト
106と、このダクト106内に折り畳み状態で格納さ
れると共に前端固定点108及び後端固定点110にて
車体側に固定されたエアバッグ袋体112と、ホース1
14を介してダクト106の後端部と接続されると共に
車体側部への所定の高荷重作用時にガスを噴出するイン
フレータ116と、一端部が車体側に固定されると共に
他端部がエアバッグ袋体112の後端部に固定された帯
状のストラップ118と、を主要構成要素として構成さ
れている。さらに、エアバッグ袋体112は、各々略円
筒状に形成されかつ略車両上下方向を長手方向として配
置された複数のセル120を連接させることにより構成
されている。
【0004】上記構成によれば、車体側部への所定の高
荷重作用時になると、インフレータ116からガスが噴
出される。このため、噴出されたガスは、ホース114
及びダクト106を介して折り畳み状態のエアバッグ袋
体112の各セル120内へ流入される。その結果、各
セル120が略車両上下方向を長手方向として略円筒状
に膨張し、これによりエアバッグ袋体112がウインド
ガラス122に沿ってカーテン状に膨張される。さら
に、エアバッグ袋体112の後端部はストラップ118
を介して車体側に連結されているため、エアバッグ袋体
112の後端側は確実にセンタピラー124の上部内側
に配置されるようになっている。
【0005】また、このような頭部保護エアバッグ装置
においては、エアバッグ袋体の上方縁部を複数箇所でピ
ラーとルーフサイドレールとに固定するため、エアバッ
グ袋体の上方縁部に、所定の間隔でベロ状の取付部を突
出形成し、この取付部に穿設した取付穴に挿入したボル
トによって、エアバッグ袋体をボデーに締結する構造が
組付性上の点から好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、エアバッグ袋体の上方縁部に、所定の間隔で
ベロ状の取付部を突出形成し、この取付部に穿設した取
付穴に挿入したボルトによって、エアバッグ袋体をボデ
ーに締結する取付構造とした場合には、格納形状に折り
畳んだエアバッグ袋体が前後方向に長く、且つ腰がない
ため、エアバッグ袋体の形状保持が困難で、ボデーへの
組付作業性が良くない。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、ボデーへの組
付作業性を向上できる頭部保護エアバッグ装置の組付方
を得ることが目的である。
【0008】
【0009】
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
頭部保護エアバッグ装置の配設構造において、前記保持
体は前記ルーフサイドレールからBピラーガーニッシュ
上端部に向かって延びる断面L字状の壁部を有すること
を特徴とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項記載の本発明
は、少なくとも2つの取付フランジを備えた保持体と、
上方周縁に多数の取付部を形成した折り畳み可能なエア
バッグ袋体と、を備えた頭部保護エアバッグ装置の組付
方法であって、前記エアバッグ袋体の前記保持体が取付
けられた部位から突出した前記エアバッグ袋体が前記保
持体と重なる方向に折り畳まれている頭部部保護エアバ
ッグ装置を生産する第1の工程と、前記保持体の前記取
付フランジを車両のルーフサイドレールに組付ける第2
の工程と、その後前記エアバッグ袋体の前記保持体と重
なる方向への折り畳み状態を解除し、前記エアバッグ袋
体の前記各取付部をボデーに組付ける第3の工程と、を
有することを特徴とする。従って、ボデーへの組付作業
性を向上することができる。請求項記載の本発明は、
請求項記載の頭部保護エアバッグ装置の組付方法にお
いて、前記保持体は前記ルーフサイドレールからBピラ
ーガーニッシュ上端部に向かって延びる断面L字状の壁
部を有することを特徴とする。従って、請求項記載の
内容に加えて、保持体に形成されたルーフサイドレール
からBピラーガーニッシュ上端部に向かって延びる断面
L字状の壁部によって、展開するエアバッグ袋体がBピ
ラーガーニッシュ上端部へ接触するのを防止できると共
に、展開するエアバッグ袋体がBピラーガーニッシュと
ボデーとの隙間へ入り込むことも防止できる。この結
果、エアバッグ袋体展開時のBピラーガーニッシュの外
れを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の頭部保護エアバッグ装置
組付方法の一実施形態を図1〜図7に従って説明す
る。
【0013】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0014】図6に示される如く、本実施形態の頭部保
護エアバッグ装置10は、側突状態を検出するためのセ
ンサ12と、作動することによりガスを噴出する円柱状
のインフレータ14と、エアバッグ袋体16と、を主要
構成要素として構成されている。センサ12は、センタ
ピラー(Bピラー)18の下端部付近に配設されてお
り、所定値以上の側突荷重が車体側部に作用した場合に
側突状態を検出するようになっている。
【0015】インフレータ14はフロントピラー(Aピ
ラー)20とインストルメントパネル22との接続部付
近に配設されており、前述したセンサ12と接続されて
いる。従って、センサ12が側突状態を検出すると、イ
ンフレータ14が作動するようになっている。
【0016】エアバッグ袋体16の側面視で上下方向中
間部には、エアバッグ袋体16の前端固定点と後端固定
点とを結ぶテンションラインTを横切りエアバッグ袋体
上下方向を長手方向とする複数の非膨張部24が所定の
間隔で形成されており、これらの非膨張部24によっ
て、エアバッグ袋体展開時にテンションラインTを横切
る複数の略平行な円筒状膨張部が形成されるようになっ
ている。
【0017】また、エアバッグ袋体16の前端部16A
は、インフレータ14から噴出されたガスが流入される
ようにインフレータ配設位置に配置されており、中間部
16Bの上端縁部はフロントピラー20及びルーフサイ
ドレール28に沿って配置され、後端部16Cの上端縁
部はクォータピラー(Cピラー)30付近に配置されて
いる。
【0018】図7に示される如く、エアバッグ袋体16
は、略上下方向へ蛇腹状に折り畳まれて長尺状にされた
上でフロントピラーガーニッシュ26とルーフヘッドラ
イニング27とに跨がって収容されている。
【0019】図5に示される如く、エアバッグ袋体16
は、一枚の基布17を下端で二つ折りにしてあり、重ね
合わせた上端縁部17Aと、後部17Bを縫合糸19に
よって縫合して形成されている。エアバッグ袋体16
は、略平行四辺形状に形成されており、上端縁部17A
には矩形ベロ状の取付部35が突出形成されている。こ
れらの取付部35の略中央部には取付孔36が穿設され
ており、これらの取付孔36のピッチは、ボデー側の取
付穴のピッチよりも長く、且つ、エアバッグ袋体展開時
に、フロントピラー20及びルーフサイドレール28を
隙間無く覆うことができる長さ以下に設定されている。
なお、エアバッグ袋体16の非膨張部24は、縫合糸2
5による縫合とシール剤塗布により形成されている。
【0020】図2に示される如く、ルーフサイドレール
28は、車室外側に配置された断面ハット状のルーフサ
イドメンバアウタパネル32(以下、単にアウタパネル
32という)と、車室内側に配置されたルーフサイドメ
ンバインナパネル34(以下、単にインナパネル34と
いう)と、アウタパネル32とインナパネル34との間
に挟持状態で配置された断面略ハット状のルーフサイド
メンバリインフォース33と、によって閉断面構造とさ
れている。なお、ルーフサイドレール28の下端フラン
ジ部には、オープニングウエザストリップ38が弾性的
に嵌着されている。
【0021】上述したルーフサイドレール28における
インナパネル34の車室内側には、ルーフヘッドライニ
ング27が配設されており、エアバッグ袋体展開時に
は、ルーフヘッドライニング27とルーフサイドインナ
パネル34との隙間が押し広げられ、これらの隙間から
エアバッグ袋体16が車室内に展開するようになってい
る。
【0022】図4に示される如く、蛇腹状に折り畳まれ
て長尺状にされたエアバッグ袋体16の略中央部は、金
属製の保持体42に保持されており、この保持体42
は、センタピラーガーニッシュ49(以下、単にガーニ
ッシュ49という)の上端部49Aの上方を前後方向に
跨いで配設されている。
【0023】図1に示される如く、保持体42は、イン
ナパネル34の取付面34Aからガーニッシュ49の上
端部49Aに向かって延びる横壁部42Aと縦壁部42
Bとから成る断面L字状の壁部を有し、横壁部42Aの
車幅方向外側端部には、上方へ向けて屈曲部42Cが形
成されている。この屈曲部42Cの前後方向両端部に
は、上方へ突出した取付フランジ部42Dが形成されて
いる。
【0024】エアバッグ袋体16の取付部35は、金属
製の補強板40と保持体42の取付フランジ部42Dに
よって挟持されており、これらの補強板40と保持体4
2を介してインナパネル34にウエルドナット37とボ
ルト39によって締結固定されている。補強板40の略
中央部には、ボルト39が挿通する貫通孔44が、エア
バッグ袋体16の取付部35の取付孔36と同軸位置に
穿設されており、保持体42の取付フランジ部42Dの
略中央部には、ボルト39が挿通する貫通孔45が、エ
アバッグ袋体16の取付部35の取付孔36と同軸位置
に穿設されている。
【0025】図3に示される如く、補強板40の貫通孔
44の前後方向両側近傍と、保持体42の取付フランジ
部42Dの貫通孔45の前後方向両側近傍とには、補強
板40と保持体42の取付フランジ部42Dとをエアバ
ッグ袋体16の取付部35に固定すると共に、補強板4
0と保持体42との間での取付部35の回り止めのため
に、カシメ部46、48が形成されている。
【0026】さらに、補強板40には、その前側縁部
に、切り起こしによって爪形状の凸部50が形成されて
いる。この凸部50は、インナパネル34に形成された
穴52に挿入されており、凸部50が穴52に係合する
ことで、補強板42及び補強板40とインナパネル34
(ボデー)との相対回転を防止するようになっている。
【0027】なお、インナパネル34の他の部位、及び
フロントピラー20のインナパネルには、エアバッグ袋
体16の取付部35が2枚の補強板40に挟持された状
態でウエルドナット37とボルト39によって締結固定
されている。
【0028】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0029】生産工場では、補強板40と保持体42が
取付けられたエアバッグ袋体16と、エアバッグ袋体1
6の前端部に予め取り付けられたインフレータ14を含
む頭部保護エアバッグ装置10が、保持体42を取付け
たエアバッグ袋体16の部位を略中央にして、その両側
を図4に二点鎖線で示す様に折り畳むことができる。こ
のようにしてサブアッセンブリ化された頭部保護エアバ
ッグ装置10は、面ファスナ等によって仮止めされる。
すなわち、保持体42を基準にして、その両側の部位が
互いに交差するように折り曲げて、面ファスナ等によっ
て両者が仮止めされる。
【0030】上記の如くしてコンパクト化された頭部保
護エアバッグ装置10は、その状態のまま生産工場から
車両組立工場内へ搬入されて、以下の如くして車体側部
に組付けられる。
【0031】まず、作業者は、一方の手で保持体42で
支持されたエアバッグ袋体16の部位を把持し、又他方
の手で工具を把持する。次いで、作業者は、一方の手で
保持体42をインナパネル34におけるセンタピラー1
8の上方の取付位置に沿わせ、保持体42の取付フラン
ジ部42Dの双方を、他方の手に持っている工具を用い
てインナパネル34の取付部位に順次固定する。これに
より、保持体42で支持されたエアバッグ袋体16の部
位が、他の部位に先行してインナパネル34に固定され
る。
【0032】次に、作業者は、サブアッセンブリ化する
ために使用している面ファスナ等を取り外し、エアバッ
グ袋体16の前部、後部、及びインフレータ14を車体
の所定の部位に固定する。
【0033】従って、本実施形態では、保持体42によ
りエアバッグ袋体16の中央部近傍の形状保持が可能と
なり、且つ保持体42を組付基準とすることができるた
め、ボデーへの組付作業性を向上することができる。即
ち、片手で保持体42に支持されたエアバッグ袋体16
の部位を持ち、他方の手で工具を持って組付作業を実施
できる。また、保持体42を基準として、保持体42の
両側に突出したエアバッグ袋体の各部位(図4に二点鎖
線で示す部位)を保持体42と重なる方向に折り畳める
ため、運搬も容易になる。更に、保持体42と補強板4
0によりエアバッグ袋体16の取付部35の補強もでき
る。
【0034】また、本実施形態では、エアバッグ袋体1
6をボルト39によってインナパネル34に締結する際
に、エアバッグ袋体16の取付部35が締結方向に回転
しようとしても、補強板40に形成された凸部50が、
インナパネル34に形成された穴52に係合することに
より、エアバッグ袋体16の取付部35とボデーとの相
対回転が簡単な構成で確実に防止される。
【0035】なお、頭部保護エアバッグ装置10の作動
について簡単に触れると、車体側部へ所定の高荷重が作
用すると、当該高荷重作用状態がセンサ12によって検
出される。このため、センタコントロールユニットから
インフレータ14の点火装置に所定の作動電流が通電さ
れ、インフレータ14を作動させる。これにより、イン
フレータ14からガスが噴出され、長尺状に折り畳まれ
たエアバッグ袋体16が膨張し、フロントピラーからル
ーフサイドレールに沿ってカーテン状に膨出される。
【0036】この際、本実施形態では、保持体42に形
成されたインナパネル34からガーニッシュ49の上端
部49Aに向かって延びる保持体42の横壁部42Aと
縦壁部42Bによって、展開するエアバッグ袋体16が
ガーニッシュ上端部へ接触するのを防止できると共に、
展開するエアバッグ袋体16がガーニッシュ49の上端
部49Aとボデーとの隙間への入り込むのを防止するこ
とができる。この結果、エアバッグ袋体展開時のガーニ
ッシュ49の外れを防止できる。
【0037】また、本実施形態では、補強板40と保持
体42とを使用して、エアバッグ袋体16の取付部35
を挟んでカシメ等により一体的に固定した構成としたた
め、エアバッグ袋体膨張時の下方への力を取付部35の
全長で、平均に担うことができる。この結果、エアバッ
グ袋体膨張時にエアバッグ袋体16の取付部35の破断
を防止することが可能である。
【0038】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態では、保持体42の前後2箇
所に取付フランジ部42Dを形成したが、これに代え
て、保持体42の前後方向の沿った3箇所以上の部位に
取付フランジ部42Dを形成した構成としても良い。ま
た、本実施形態では、カシメ部46、48により、補強
板40と保持体42をエアバッグ袋体16の取付部35
に固定したが、これに代えて、補強板40と保持体42
の貫通孔44、45の前後方向両側近傍に、ぼたん孔を
形成し、これらのぼたん孔を使用して、補強板40と保
持体42との間にエアバッグ袋体16の取付部35を糸
で縫合した構成としても良い。また、接着により補強板
40と保持体42をエアバッグ袋体16の取付部35に
固定しても良い。
【0039】また、インナパネル34に形成された穴5
2に代えて、凹部、切欠等の他の構成としても良く、補
強板40に形成する凸部50も本実施形態の切り起こし
に代えて、プレス等の他の方法で形成しても良い。
【0040】
【0041】
【発明の効果】請求項記載の本発明は、少なくとも2
つの取付フランジを備えた保持体と、上方周縁に多数の
取付部を形成した折り畳み可能なエアバッグ袋体と、を
備えた頭部保護エアバッグ装置の組付方法であって、エ
アバッグ袋体の保持体が取付けられた部位から突出した
エアバッグ袋体が保持体と重なる方向に折り畳まれてい
る頭部部保護エアバッグ装置を生産する第1の工程と、
保持体の取付フランジを車両のルーフサイドレールに組
付ける第2の工程と、その後エアバッグ袋体の保持体と
重なる方向への折り畳み状態を解除し、エアバッグ袋体
の各取付部をボデーに組付ける第3の工程と、を有する
ため、ボデーへの組付作業性を向上できるという優れた
効果を有する。請求項記載の本発明は、請求項記載
の頭部保護エアバッグ装置の組付方法において、保持体
はルーフサイドレールからBピラーガーニッシュ上端部
に向かって延びる断面L字状の壁部を有するため、請求
項1記載の効果に加えて、エアバッグ袋体展開時のBピ
ラーガーニッシュの外れを防止できるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の配設構造を示す車両内側斜め前方から見た分解斜
視図である。
【図2】図4の2−2線に沿った拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の配設構造を示す概略側面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の配設構造におけるエアバッグ袋体の展開状態を示
す概略側面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の配設構造におけるエアバッグ袋体の膨張展開状態
を示す概略側面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る頭部保護エアバッグ
装置の配設構造におけるエアバッグ袋体の格納状態を示
す概略側面図である。
【図8】従来の実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置
の配設構造におけるエアバッグ袋体の展開完了状態を示
す概略側面図である。
【符号の説明】
10 頭部保護エアバッグ装置 14 インフレータ 16 エアバッグ袋体 18 センタピラー(Bピラー) 20 フロントピラー(Aピラー) 28 ルーフサイドレール 34 ルーフサイドメンバインナパネル 35 エアバッグ袋体の取付部 36 エアバッグ袋体の取付孔 40 補強板 42 保持体 42A 保持体の横壁部 42B 保持体の縦壁部 42C 保持体の屈曲部 42D 保持体の取付フランジ部 46 カシメ部 48 カシメ部 49 センタピラーガーニッシュ 49A センタピラーガーニッシュの上端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 康雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 棚瀬 利則 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−254734(JP,A) 特開 平10−203288(JP,A) 特開 平11−91490(JP,A) 国際公開96/26087(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの取付フランジを備えた
    保持体と、上方周縁に多数の取付部を形成した折り畳み
    可能なエアバッグ袋体と、を備えた頭部保護エアバッグ
    装置の組付方法であって、 前記エアバッグ袋体の前記保持体が取付けられた部位か
    ら突出した前記エアバッグ袋体が前記保持体と重なる方
    向に折り畳まれている頭部部保護エアバッグ装置を生産
    する第1の工程と、 前記保持体の前記取付フランジを車両のルーフサイドレ
    ールに組付ける第2の工程と、 その後前記エアバッグ袋体の前記保持体と重なる方向へ
    の折り畳み状態を解除し、前記エアバッグ袋体の前記各
    取付部をボデーに組付ける第3の工程と、 を有することを特徴とする頭部保護エアバッグ装置の組
    付方法。
  2. 【請求項2】 前記保持体は前記ルーフサイドレールか
    らBピラーガーニッシュ上端部に向かって延びる断面L
    字状の壁部を有することを特徴とする請求項記載の頭
    部保護エアバッグ装置の組付方法。
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