JP3261048B2 - 自動車用乗員保護装置の固定構造 - Google Patents

自動車用乗員保護装置の固定構造

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JP3261048B2 JP29554996A JP29554996A JP3261048B2 JP 3261048 B2 JP3261048 B2 JP 3261048B2 JP 29554996 A JP29554996 A JP 29554996A JP 29554996 A JP29554996 A JP 29554996A JP 3261048 B2 JP3261048 B2 JP 3261048B2
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    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/213Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in vehicle roof frames or pillars

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロントピラーと
ルーフサイドレールとに跨がって折り畳み状態で格納さ
れたバッグを、側突時にインフレータから噴出されたガ
スによって車室内におけるルーフサイドレール下方にカ
ーテン状に膨張させる自動車用乗員保護装置の固定構造
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】側突時
における乗員頭部の保護性能を向上させるべく、フロン
トピラー内に配設されたインフレータを作動させて、フ
ロントピラー及びルーフサイドレールに跨がって内装材
とボディーパネルとの間に格納されたカーテン状のエア
バッグを膨張させる乗員保護装置が既に提案されてい
る。以下、この種の乗員保護装置を開示した特開平6−
227340号公報に示される構成について説明する。
【0003】図4に示されるように、乗員保護装置40
0は、側突状態を検出するセンサ402と、このセンサ
402が側突状態を検出することにより作動してガスを
噴出するインフレータ404と、フロントピラー406
の上端部からルーフサイドレール408に沿って配置さ
れかつ折り畳み状態でトリム410内に格納された細長
いバッグ412と、を主要構成要素として構成されてい
る。なお、バッグ412の前端部はインフレータ404
の上端部に接続されており、又バッグ412の後端部は
センタピラー414の前方部位に位置されている。
【0004】上記構成によれば、センサ402によって
側面衝突されたことが検出されると、インフレータ40
4が作動してガスを噴出する。このため、噴出ガスがバ
ッグ412内に供給され、バッグ412の膨張圧でトリ
ム410が展開される。その結果、カーテン状に膨張し
たバッグ412が乗員頭部と車室側面との間に介在され
る。
【0005】ところで、上述した乗員保護装置400で
は、バッグ412がフロントピラー406の上端部から
センタピラー414の前方部位までしか配設されていな
いが、乗員頭部の保護性能を向上させる観点からすれ
ば、バッグ412の前端固定点412Aと後端固定点4
12Bとを結んだテンションラインを下げる(後傾させ
る)ことが望ましい。そのためには、バッグ412をセ
ンタピラー414よりも後方へ延長させて、バッグ41
2の後端固定点412Bを極力後方に設定する必要があ
る。
【0006】しかしながら、単純にバッグ412をルー
フサイドレール408に沿って後方へ延長させて後端固
定点412Bを極力後方に設定すると、バッグ412が
車両前後方向に長くなるため、バッグ412のボディー
への締結点数(固定点数)も必然的に増加する。このた
め、部品点数が増加し、それに伴い組立ラインでの組付
作業性の煩雑化、コストアップ等の不利を招く。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、バッグを車両
前後方向に長くした場合にも、バッグ専用の固定点数を
削減することができる自動車用乗員保護装置の固定構造
を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、車体の所定部位に配置され、側突時にガスを噴出す
るインフレータと、フロントピラーとルーフサイドレー
ルとに跨がって折り畳み状態で格納され、インフレータ
から供給されたガスによって車室内におけるルーフサイ
ドレール下方にカーテン状に膨張されるバッグと、を含
んで構成される自動車用乗員保護装置の固定構造であっ
て、車室内側の所定部位に配置されるアシストグリップ
を固定するための固定手段を用いて、当該アシストグリ
ップと共にバッグ並びにルーフヘッドライニングの外端
部近傍をボディーに共締めした、ことを特徴としてい
る。
【0009】請求項2に記載の本発明に係る自動車用乗
員保護装置の固定構造は、請求項1記載の発明におい
て、前記アシストグリップを、乗員の二次衝突エネルギ
ー吸収用のブラケットを介してボディーに固定した、
とを特徴としている。
【0010】請求項1記載の本発明によれば、側突時に
なると、インフレータからガスが噴出される。このた
め、フロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって
折り畳み状態で格納されたバッグが、車室内におけるル
ーフサイドレール下方にカーテン状に膨張される。これ
により、車体側部と乗員頭部との間にバッグが介在さ
れ、当該乗員頭部が保護される。
【0011】ここで、バッグのテンションラインを下げ
るためにバッグを車両前後方向に長くした場合、一般に
はそれだけバッグのボディーへの固定点数が増加する。
しかしながら、本発明によれば、車室内側の所定部位に
配置されるアシストグリップを固定するための固定手段
を用いて、当該アシストグリップと共にバッグ並びに
ーフヘッドライニングの外端部近傍がボディーに共締め
される。つまり、アシストグリップ固定用の固定手段
が、バッグ固定用の固定手段としても兼用されることに
なる。また、アシストグリップには通常フロントシート
用とリヤシート用とがあるが、仮にリヤシート用のアシ
ストグリップの固定手段を用いてバッグを固定した場合
には、以下の作用が得られる。すなわち、通常アシスト
グリップは短いピッチである二点で固定されることか
ら、バッグの後端部を強固にボディーに固定することが
可能となる。
【0012】請求項記載の本発明によれば、請求項1
記載の発明において、乗員の二次衝突エネルギー吸収用
のブラケットを介してアシストグリップをボディーに固
定したので、請求項1記載の内容に加えて、側突時に乗
員頭部がアシストグリップに二次衝突すると、ブラケッ
トが変形してエネルギー吸収がなされる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を用いて、本発
明の一実施形態について説明する。
【0014】図2及び図3には、自動車用乗員保護装置
としてのエアバッグ装置10の概略構成が側面視で示さ
れている。この図に示されるように、エアバッグ装置1
0は、側突状態を検出するためのセンサ12と、作動す
ることによりガスを噴出する円柱状のインフレータ14
と、所定の折り畳み方で折り畳まれたバッグ16と、を
主要構成要素として構成されている。以下、これらの要
素についてこの順に簡単に説明した後、本実施形態の要
部について説明する。
【0015】センサ12は、センタピラー(Bピラー)
18の下端部付近に配設されており、所定値以上の側突
荷重が車体側部に作用した場合に側突状態を検出するよ
うになっている。
【0016】インフレータ14はフロントピラー(Aピ
ラー)20とインストルメントパネル22との接続部付
近に配設されており、前述したセンサ12と接続されて
いる。従って、センサ12が側突状態を検出すると、イ
ンフレータ14が作動するようになっている。なお、イ
ンフレータ14を前記接続部付近に配設すると、後述す
る如くインフレータ14にバッグ16の前端部16Aを
直結させることができるというメリットがあるが、車体
の他の部位に配設してチューブ等でバッグ16の前端部
16Aと連結する構成を採ってもよい。また、インフレ
ータ14としては、内部に封入されたガス発生剤が燃焼
することによりガスを発生するガス発生剤封入タイプ
や、内部に設けられた隔壁を破断させることにより高圧
ガスを噴出する高圧ガス封入タイプ等が適用可能であ
る。
【0017】バッグ16は、側面視で略平行四辺形状に
形成されている。このバッグ16の上下方向中間部には
縫合等によって構成され、かつ後述するバッグ16の前
端固定点と後端固定点とを結ぶテンションラインを横切
りバッグ上下方向を長手方向とする複数の非膨張部24
が所定の間隔で形成されている。また、バッグ16は、
所定の折り畳み方で折り畳まれて長尺状にされた上で樹
脂製のケース26(図1参照)内に収容されている。さ
らに、上述したバッグ16は、フロントピラー20とル
ーフサイドレール28とに跨がって配設されている。よ
り具体的には、バッグ16の前端部16Aはインフレー
タ14から噴出されたガスが流入されるようにインフレ
ータ配設位置に配置され、中間部16Bはフロントピラ
ー20及びルーフサイドレール28に沿って配置され、
後端部16Cはクォータピラー(Cピラー)30付近に
配置されている。従って、本実施形態では、従来技術で
用いられたものよりも、車両前後方向に長いバッグ16
が用いられている 次に、本実施形態の要部であるバッグ16の固定構造に
ついて詳細に説明する。図1には、バッグ16の後端固
定位置における縦断面構造が示されている。この図に示
されるように、ルーフパネル32の車両幅方向の外端部
には、ルーフレール部34が配設されている。ルーフレ
ール部34は、車室外側へ比較的大きく突出された断面
略ハット形状のレールアウタパネル36と、このレール
アウタパネル36の内方へ向けて若干突出されたレール
インナパネル38と、レールアウタパネル36に沿った
断面略ハット形状に形成されレールアウタパネル36と
レールインナパネル38との間に挟持されたレールリイ
ンフォース40と、によって構成されている。これらの
レールアウタパネル36、レールインナパネル38、及
びレールリインフォース40の両端部は溶接により接合
されて、閉断面を構成している。また、前記三者によっ
て構成されるルーフレール部34の上端部はルーフパネ
ル32の車両幅方向の外端部に溶接により接合されてお
り、更にルーフレール部34の下端部にはオープニング
ウエザストリップ42が嵌着されている。さらに、レー
ルインナパネル38の室内側の面にはレールインナパネ
ル38よりも板厚が薄く設定された断面略ハット状のブ
ラケット44が固着されており、更にレールインナパネ
ル38におけるブラケット44と対向する位置には貫通
孔46が形成されている。
【0018】上述したルーフパネル32及びルーフレー
ル部34の室内側には、基材48及び表皮50から成る
樹脂製のルーフヘッドライニング(成形天井)52が所
定の間隔を開けて配設されている。ルーフヘッドライニ
ング52の外端部は、前述したオープニングウエザスト
リップ42に弾性的に係止されている。また、ルーフヘ
ッドライニング52の外端部近傍(ルーフサイドレール
28における所定位置)には、ルーフレール部34側へ
凹む凹部54が形成されている。
【0019】さらに、ルーフヘッドライニング52の外
端部とレールインナパネル38及びブラケット44によ
って囲まれた空間部56には、エアバッグ装置10のバ
ッグ16及びケース26が格納されている。バッグ16
は長手直角断面形状が矩形状となるように折り畳まれ、
又上端部16Dはブラケット44及び凹部54に沿って
L字状に延出されている。これに対応して、バッグ16
の形状保持用のケース26も矩形状に屈曲されており、
更にバッグ16の上端部16Dの表裏面を覆う固定部2
6Aはブラケット44及び凹部54に沿ってL字状に延
出されている。なお、バッグ16と対向する位置(ルー
フレール部34の上端部とルーフヘッドライニング52
との間)には、側突時に乗員頭部が二次衝突した際のエ
ネルギーを吸収するためのリブ58が配設されている。
また、前述したブラケット44も、リブ58と同様目的
のエネルギー吸収材として機能する。すなわち、側突時
に乗員頭部がアシストグリップ60に二次衝突すると、
板厚が薄く設定されたブラケット44が変形することで
エネルギー吸収がなされる。なお、このとき、後述する
締結具70は前述したレールインナパネル38に形成し
た貫通孔46を通って閉断面内方へ退避する。
【0020】上述したルーフヘッドライニング52の凹
部54には、樹脂製とされたリヤ側のアシストグリップ
60が配設されている。アシストグリップ60は、乗員
が把持するグリップ部60Aと、このグリップ部60A
の前後端部に設けられた平板状の取付部60Bと、この
取付部60Bを覆うカバー部60Cと、によって構成さ
れている。
【0021】このアシストグリップ60は、カラー6
2、固定ボルト64、ワッシャ66、及びナット68に
よって構成される締結具70によって固定されている。
より具体的には、ルーフヘッドライニング52の凹部5
4の所定位置(レールインナパネル38の貫通孔46と
同軸上となる位置)には、樹脂製かつ円筒状のカラー6
2が嵌合されている。このカラー62の室内側となる端
部にアシストグリップ60の取付部60Bが載置され、
この状態でワッシャ66が挿通された固定ボルト64が
カラー62内へ挿入されてナット68と螺合されること
により、アシストグリップ60の取付部60Bがブラケ
ット44に固定されている。
【0022】ここで、本実施形態では、ルーフヘッドラ
イニング52の凹部54の室外側の面とブラケット44
の室内側の面との間に、前述したバッグ16の上端部1
6D及びケース26の固定部26Aが当接状態で配置さ
れている(挟持されている)。そして、当該バッグ16
の上端部16D及びケース26の固定部26Aが、前述
したリヤ側のアシストグリップ60を固定するための締
結具70によって、当該アシストグリップ60と共に締
結されている(共締めされている)。なお、リヤ側のア
シストグリップ60の固定点は前後二点であるが、いず
れの固定点においてもバッグ16の上端部16D及びケ
ース26の固定部26Aは共締めされている。また、上
述したバッグ16及びケース26の共締め構造は、フロ
ント側のアシストグリップ60についても同様に採用さ
れている。なお、バッグ16におけるアシストグリップ
60の配設部位以外の部位は、適宜間隔でバッグ専用の
締結具によって固定されている。
【0023】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。車体側部に所定値以上の側突荷重が作用す
ると、側面衝突されたことがセンサ12によって検出さ
れる。このため、インフレータ14が作動して、所定量
のガスが噴出される。これにより、バッグ16が膨張し
始め、その際の膨張圧でケース26をその角部にて破断
させて展開させる。膨張したバッグ16は、フロントピ
ラー20のピラーガーニッシュ72及びルーフサイドレ
ール28に位置するルーフヘッドライニング52の外端
部を押し開きながら、ルーフサイドレール28の下方に
カーテン状に膨出される。これにより、バッグ16が車
体側部と乗員頭部との間に介在され、乗員頭部を保護す
る。
【0024】なお、バッグ16の膨張過程について補足
すると、本実施形態では前述した如くバッグ16の上下
方向中間部に複数の非膨張部24が形成されているた
め、インフレータ14から噴出されたガスはバッグ16
の前端部16Aから流入した後、最前端に位置された非
膨張部24によって上下に分流される。このため、バッ
グ16は、その外周部が枠状のフレームを形成するが如
く膨張し、続いて非膨張部24間にガスが流入し当該部
位をバッグ厚さ方向に膨張させる。これにより、非膨張
部24間に所定のテンションが作用し、最終的にはバッ
グ16は前端固定点と後端固定点とを結ぶテンションラ
インTに沿って大きな張力が作用した略平行四辺形状に
膨張する(図3参照)。
【0025】ここで、乗員頭部の保護性能を向上させる
観点(テンションラインTの上側に乗員頭部の重心位置
を位置させる観点)から、本実施形態のようにバッグ1
6を車両前後方向に長くすると、一般にはそれだけバッ
グ16のボディーへの固定点数が増加する。しかしなが
ら、本実施形態では、アシストグリップ60を固定する
ための締結具70を利用して、当該アシストグリップ6
0と共にバッグ16をボディーに固定する構成を採って
いる。換言すれば、本実施形態によれば、アシストグリ
ップ固定用の締結具70が、バッグ固定用の締結具とし
ても兼用されることになる。その結果、本実施形態の如
く、乗員頭部の保護性能を向上させるべくバッグ16を
車両前後方向に長くしても、バッグ専用の固定点数を削
減することができる。従って、本実施形態によれば、組
立ラインでの組付作業性を向上させることができると共
に、コストダウンを図ることができる。
【0026】さらに、本実施形態によれば、リヤ側のア
シストグリップ60を固定するための締結具70を用い
てバッグ16の後端部16Cを固定したので、バッグ1
6の後端部16Cの支持強度を大幅に高めることができ
る。すなわち、バッグ16の後端部16Cには大きな膨
張荷重が作用するが、前述した如くリヤ側のアシストグ
リップ60は短いピッチの二点でボディー(ブラケット
44)に固定されるため、これを利用してバッグ16の
後端部16Cをボディーに固定することにより、バッグ
16の後端部16Cを強固に固定することができる。そ
の結果、前記の如く、バッグ16の後端部16Cの支持
強度を大幅に高めることができる。
【0027】
【0028】また、本実施形態では、バッグ16の後端
部16Cをリヤ側のアシストグリップ60の一対の固定
手段(締結具70)を用いてボディーに固定したが、こ
れに限らず、一対の固定手段のうちの例えばリヤ側の固
定手段のみを利用して当該後端部16Cをボディーに共
締めするようにしてもよい。
【0029】さらに、本実施形態では、固定手段として
固定ボルト64及びナット68を含む締結具70を用い
たが、これに限らず、確実にアシストグリップとバッグ
とを固定することができる構成でればすべて適用可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る自動車用乗員保護装置の固定構造は、車室内側
の所定部位に配置されるアシストグリップを固定するた
めの固定手段を用いて、当該アシストグリップと共にバ
ッグ並びにルーフヘッドライニングの外端部近傍をボデ
ィーに共締めしたので、アシストグリップ固定用の固定
手段をバッグ固定用の固定手段としても兼用することが
でき、その結果バッグを車両前後方向に長くした場合に
も、バッグ専用の固定点数を削減することができるとい
う優れた効果を有する。また、リヤシート用のアシスト
グリップの固定手段を用いてバッグをボディーに固定す
ることにより、バッグの後端部を強固に固定することが
でき、その結果バッグの後端部の支持強度を大幅に高め
ることができるという優れた効果を有する。
【0031】請求項2記載の本発明に係る自動車用乗員
保護装置の固定構造は、請求項1記載の発明において、
アシストグリップを、乗員の二次衝突エネルギー吸収用
のブラケットを介してボディーに固定したので、請求項
1記載の効果に加えて、側突時に乗員頭部がアシストグ
リップに二次衝突すると、ブラケットが変形してエネル
ギー吸収がなされるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るエアバッグ装置におけるバッ
グの後端固定構造を拡大して示す図2の1−1線断面図
である。
【図2】本実施形態に係るエアバッグ装置の配設部位を
側方から見て示す概略構成図である。
【図3】側突時にバッグが膨張した状態を示す図2に対
応する概略構成図である。
【図4】従来例に係る自動車用乗員保護装置を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
10 エアバッグ装置(自動車用乗員保護装置) 14 インフレータ 16 バッグ 20 フロントピラー 28 ルーフサイドレール 44 ブラケット(ボディー) 60 アシストグリップ 70 締結具(固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 勝廣 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 近藤 慎二 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 棚瀬 利則 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−193430(JP,A) 特開 平5−270342(JP,A) 特開 平8−20274(JP,A) 特開 平6−227340(JP,A) 実開 昭63−15257(JP,U) 実開 昭61−129611(JP,U) 実開 昭55−42605(JP,U) 実開 平5−536(JP,U) ***国実用新案公開29605896(DE, A) ***国実用新案公開29605897(DE, A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/22 B60N 3/00 - 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の所定部位に配置され、側突時にガ
    スを噴出するインフレータと、 フロントピラーとルーフサイドレールとに跨がって折り
    畳み状態で格納され、 インフレータから供給されたガスによって車室内におけ
    るルーフサイドレール下方にカーテン状に膨張されるバ
    ッグと、 を含んで構成される自動車用乗員保護装置の固定構造で
    あって、 車室内側の所定部位に配置されるアシストグリップを固
    定するための固定手段を用いて、当該アシストグリップ
    と共にバッグ並びにルーフヘッドライニングの外端部近
    傍をボディーに共締めした、 ことを特徴とする自動車用乗員保護装置の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記アシストグリップを、乗員の二次衝
    突エネルギー吸収用のブラケットを介してボディーに固
    定した、ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用乗
    員保護装置の固定構造。
JP29554996A 1996-11-07 1996-11-07 自動車用乗員保護装置の固定構造 Expired - Lifetime JP3261048B2 (ja)

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