JP4196189B2 - プレススルーパック包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、医薬品、芳香剤、化学品、菓子類等の包装体に関する。特に、錠剤、カプセル剤等の薬剤を収容・保存するプレススルーパックに関する。本発明は、カバーフィルム付きのPTP包装体に関する。
従来のプレススルーパック包装体(以下「PTP包装体」という。)は、開封の容易さに重点を置いて設計されており、老人や子供であっても簡単に開封でき、内容物を取り出すことができる。そのため、従来のPTP包装体では、内容物の誤飲等が生じるおそれがある。
これまでのPTP包装体としては、例えばPTP包装体の蓋材として印刷層、コーティング層を有するアルミニウム箔等のように容易に破れる素材の外側にさらにもう1層を保護層として設ける方法が提案されている(特許文献1)。
この包装体では、接着層と保護層(カバーフィルム)の間に剥離層を設け、比較的弱い力で保護層が剥離できるようにされている。内容物を取り出すためには、まず保護層を剥がした後、アルミニウム箔を押し破ることにより内容物を取り出すことができる。
しかしながら、上記方法では、保護層を剥離する場合に保護層全体が剥がれてしまうため、剥がされた保護層が小さな異物片となり、ゴミとして散乱したり、場合によっては幼児がそれを誤飲するおそれもある。
他方、現在使用されているPTP包装体は、内容物を押し出さずに容器のまま飲み込んでしまう事故を防止するために2容器分がつながった状態で構成されている。このため、保護層を剥離するときに2容器分をまとめて剥がさなければならず、残りの1容器については保護層がない状態となってしまう。
また、上記方法では、保護層を剥がすための「つかみしろ」を出しておく必要があるが、接着層と保護層とが全体的に接着剤で積層されているため、「つかみしろ」を出すことは容易でない。
登録実用新案第2512142号公報
従って、本発明の主な目的は、取扱い性に優れたカバーフィルム付きPTP包装体を提供することにある。
本発明者は、従来技術の問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の構成を採用することによって上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記のPTP包装体に係る。
1. 内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートと、当該収容部の蓋材シートからなるPTP包装体であって、
(1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能なカバーフィルムとの積層体であり、
(2)蓋材シートの基材側に容器用シートが積層されており、
(3)基材とカバーフィルムとの界面部が、a)強接着処理領域、及びb)当該強接着処理領域よりも弱い接着処理が施されている弱接着処理領域からなり、
(4)収容部の一部又は全部が、弱接着処理領域上に存在する、
ことを特徴とするPTP包装体(実施形態1)。
2. 強接着処理領域の剥離強度が2.0(N/15mm巾)以上であり、弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上2.0(N/15mm巾)未満である前記項1記載のPTP包装体。
3. 内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートと、当該収容部の蓋材シートからなるPTP包装体であって、
(1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能なカバーフィルムとの積層体であり、
(2)蓋材シートの基材側に容器用シートが積層されており、
(3)基材とカバーフィルムとの界面部が、a)強接着処理領域、b)当該強接着処理領域よりも弱い接着処理が施されている弱接着処理領域及びc)接着処理がなされていない非接着処理領域からなり、
(4)収容部の一部又は全部が、弱接着処理領域上に存在する、
ことを特徴とするPTP包装体(実施形態2)。
4. 強接着処理領域の剥離強度が2.0(N/15mm巾)以上であり、弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上2.0(N/15mm巾)未満であり、非接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)未満である前記項3記載のPTP包装体。
5. 強接着処理領域及び非接着処理領域が、弱接着処理領域を介して隔離された状態で形成されている前記項3又は4に記載のPTP包装体。
6. 強接着処理領域、弱接着処理領域及び非接着処理領域が、順に形成されてストライプ状をなしている前記項5記載のPTP包装体。
7. 強接着処理領域を介して、両側にそれぞれ弱接着処理領域が形成され、さらに当該弱接着処理領域に隣接して非接着処理領域がそれぞれ形成されており、各弱接着処理領域上に収容部がそれぞれ1又は2以上配置されている前記項6記載のPTP包装体。
8. ひとつの弱接着処理領域に、2以上の収容部が存在する前記項1〜7のいずれかに記載のPTP包装体。
9. 非接着処理領域が掴み代となるように、当該領域にミシン目加工が施されている前記項3〜8のいずれかに記載のPTP包装体。
10. 強接着処理領域が接着剤層により構成され、弱接着処理領域が接着剤層上に剥離コート層を点在させることにより構成され、非接着処理領域が接着剤層上の全面に剥離コート層を積層させることにより構成されている前記項3〜9のいずれかに記載のPTP包装体。
11. 基材が、少なくともアルミニウム箔層、印刷層及び透明保護層を順に有する前記項1〜10のいずれかに記載のPTP包装体。
12. 内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートにおける当該収容部の蓋材シートであって、
(1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能なカバーフィルムとの積層体であり、
(2)基材とカバーフィルムとの界面部が、a)強接着処理領域及びb)当該強接着処理領域よりも弱い接着処理が施されている弱接着処理領域からなる、
ことを特徴とする蓋材シート。
13. 強接着処理領域の剥離強度が2.0(N/15mm巾)以上であり、弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上2.0(N/15mm巾)未満である前記項12記載の蓋材シート。
14. 内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートにおける当該収容部の蓋材シートであって、
(1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能なカバーフィルムとの積層体であり、
(2)基材とカバーフィルムとの界面部が、a)強接着処理領域、b)当該強接着処理領域よりも弱い接着処理が施されている弱接着処理領域及びc)接着処理がなされていない非接着処理領域からなる、
ことを特徴とする蓋材シート。
15. 強接着処理領域の剥離強度が2.0(N/15mm巾)以上であり、弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上2.0(N/15mm巾)未満であり、非接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)未満である前記項14記載の蓋材シート。
16. 強接着処理領域及び非接着処理領域が、弱接着処理領域を介して隔離された状態で形成されている前記項14又は15に記載の蓋材シート。
17. 強接着処理領域、弱接着処理領域及び非接着処理領域が、順に形成されてストライプ状をなしている前記項16記載の蓋材シート。
18. 強接着処理領域を介して、両側にそれぞれ弱接着処理領域が形成され、さらに当該弱接着処理領域に隣接して非接着処理領域がそれぞれ形成されており、各弱接着処理領域上に収容部がそれぞれ1又は2以上配置されている前記項17記載の蓋材シート。
19. ひとつの弱接着処理領域に、2以上の収容部が存在する前記項12〜16のいずれかに記載の蓋材シート。
20. 非接着処理領域が掴み代となるように、当該領域にミシン目加工が施されている前記項14〜19のいずれかに記載の蓋材シート。
21. 強接着処理領域が接着剤層により構成され、弱接着処理領域が接着剤層上に剥離コート層を点在させることにより構成され、非接着処理領域が接着剤層上の全面に剥離コート層を積層させることにより構成されている前記項14〜20のいずれかに記載の蓋材シート。
22. 基材が、少なくともアルミニウム箔層、印刷層及び透明保護層を順に有する前記項12〜21のいずれかに記載の蓋材シート。
本発明PTP包装体によれば、次のような効果を達成できる。
(1)本発明包装体では、カバーフィルムを剥がした後はカバーフィルムの一部が強接着処理領域で包装体本体に固着しているので、内容物をすべて取り出した後の包装体と一緒に廃棄すれば良い。
(2)従来品では、保護層を2容器分がまとめて剥がされてしまう。このため、1容器分の内容物を使用した後、残りの1容器分については保護層がすでに剥離した状態になってしまい、保護層を設けた意味が半減されてしまう。
これに対し、本発明PTP包装体では、例えば包装体ミシン目で分割し、2容器分の個別包装とした場合の当該2容器の中間部分に剥離し難い強接着処理領域を設けることにより、内容物を取り出す際に剥がされるカバーフィルムは1容器分だけとなり、残りの容器はカバーフィルムによる保護が維持されている。
(3)本発明PTP包装体によれば、非接着処理領域を存在させた場合は「つかみしろ」をより容易に出すことができ、カバーフィルムを容易に剥離して素早く内容物を取り出すことができる。
(4)従来品では、保護層の片側全面に水玉状の剥離層が設けてあり、保護層の接着側に印刷等を施した場合、保護層を剥離した後にその印刷等が保護層と包装体(基材側)の両側に分離される。そのため、文字等の認識が困難となり、実用上の障害となる。これを解決するために保護層の外側(接着面と反対側)に印刷等を施すことも考えられるが、表層にある印刷層が何らかの原因で欠落した場合、医薬品の包装体として致命的な欠陥となる。
これに対し、無接着処理領域を設けた本発明PTP包装体では、無接着処理領域が界面部に設けられているので、当該領域に相当する部分に印刷を施せば、印刷層がカバーフィルム側又は基材側のどちらかに完全に追従する結果、文字、絵柄等を確実に識別することができる。また、剥離層を接着剤より容器側に施すことによっても印刷層が接着剤とともにカバーフィルムに追従し、文字、絵柄を確実に識別することができる。
本発明のPTP包装体は、前記の実施形態1及び実施形態2を包含するが、両者は非接着処理領域の有無に違いがあり、実施形態1は非接着処理領域がない包装体であり、実施形態2は非接着処理領域を有する包装体である。以下、本発明では、実施形態2を説明するが、実施形態1は実施形態2に準じて実施することができる。
実施形態2のPTP包装体は、内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートと、当該収容部の蓋材シートからなるPTP包装体であって、
(1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能なカバーフィルムとの積層体であり、
(2)蓋材シートの基材側に容器用シートが積層されており、
(3)基材とカバーフィルムとの界面部が、a)強接着処理領域、b)当該強接着処理領域よりも弱い接着処理が施されている弱接着処理領域及びc)接着処理がなされていない非接着処理領域からなり、
(4)収容部の一部又は全部が、弱接着処理領域上に存在する、
ことを特徴とする。
図1に本発明PTP包装体の断面構造を示す。本発明包装体の基本構成は、容器用シート1と蓋材シート2からなる。蓋材シート2は、基材3及びカバーフィルム5が積層されている。容器用シート1は、蓋材シート2の基材側に積層されている。基材とカバーフィルムとの間が界面部4となる。
本発明では、特に界面部4が、a)強接着処理領域、b)当該強接着処理領域よりも弱い接着処理が施されている弱接着処理領域及びc)接着処理がなされていない非接着処理領域からなる。そして、収容部の一部又は全部(好ましくは全部)が、弱接着処理領域上に存在している。弱接着処理領域を設けることにより、収容部が容易に開封されることがなくなる。また、強接着処理領域があるため、カバーフィルムが蓋材シートから分離することがなくなる。
各領域の剥離強度(接着強度)は、PTP包装体の用途、使用条件等に応じて適宜設定できるが、特に強接着処理領域の剥離強度が2.0(N/15mm巾)以上であり、弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上2.0(N/15mm巾)未満であり、非接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)未満とすることが望ましい。
各領域の形成方法は、所定の接着状態が確保できる限りは特に制限されない。例えば、強接着処理領域は全面的に接着剤層とし、弱接着処理領域は接着剤層を部分的(例えば点在させる)に形成し、非接着処理層は接着剤層が存在(又は隣接する層に直接接触)しないようにすれば良い。特に、本発明では、剥離コート層を用いる方法が製造工程上好ましい。具体的には、接着処理領域が接着剤層により構成され、弱接着処理領域が接着剤層上に剥離コート層を点在させることにより構成され、非接着処理領域が接着剤層上の全面に剥離コート層を積層させることにより構成されていることが望ましい。
各領域のレイアウトも、PTP包装体の用途、使用目的、内容物の形状・大きさ等に応じて適宜決定できる。特に、本発明では、強接着処理領域及び非接着処理領域が、弱接着処理領域を介して互いに隔離されていることが望ましい。これにより、カバーフィルムを剥離するに際して、段階的に剥離強度が高くなる構成にできるため、本発明の目的をより効果的に達成することができる。上記のような隔離がなされている限りは、どのようなレイアウトでも良いが、特に強接着処理領域、弱接着処理領域及び非接着処理領域が、ストライプ状(縦縞状)に形成されていることがより望ましい。すなわち、PTP包装体を上方からみた場合(平面図で見た場合)において、各領域により縞模様が形成されているようにすることが好ましい。
この場合、ストライプ状に形成された強接着処理領域、弱接着処理領域及び非接着処理領域において強接着処理領域を介して、両側にそれぞれ弱接着処理領域が形成され、さらに当該弱接着処理領域に隣接して非接着処理領域がそれぞれ形成されており、各弱接着処理領域上に収容部がそれぞれ配置されていることが好ましい。
この実施の形態の一例を図2に示す。図2は、収容部の上から包装体を見た図である。この実施形態では、向かって右端から非接着処理領域11、弱接着処理領域12、強接着処理領域13、弱接着処理領域14及び非接着処理領域15を1単位として、それに隣接して弱接着処理領域16、強接着処理領域17、弱接着処理領域18及び非接着処理領域19がそれぞれ設けられており、ストライプ状をなしている。強接着処理領域13及び17は、それぞれの両側に弱接着処理領域12及び14ならびに16及び18がそれぞれ形成されている。上記単位は、1又は2以上繰り返して連結することもできる。図2の各弱接着処理領域には、収容部が2つずつ配置されているが、1つずつでも良いし、あるいは3つ以上であっても良い。各弱接着処理領域に配置されている2つの収容部には、その中間点にミシン目20(キリトリ線)を容器用シート側から入れても良い。同様に、非接着処理領域にも、「つかみしろ」をより容易に取り出せるようにカバーフィルム側からミシン目を入れることもできる。この包装体では、例えば非接着処理領域11の一部を「つかみしろ」としてカバーシートを剥離すれば、弱接着処理領域12のどちらか任意の収容部の内容物a又はbを取り出すことができる。内容物aを取り出した場合には、さらにカバーフィルムを剥が続けて強接着処理領域13まで到達すると剥離しにくくなり、そこで剥離を止めることができる結果、内容物cは収容されたままになる。一方、内容物cを取り出す場合には、非接着処理領域15を同様に剥離すれば、内容物cだけを取り出すことができる。
前記のように、本発明PTP包装体では、必要に応じて非接着処理領域が「つかみしろ(掴み代)」となるように、当該領域にミシン目加工(貫通ミシン目又は切れ目)が施されていても良い。これにより、剥離を容易に行うことができる。ミシン目加工の形態は、「つかみしろ」となるような形態であれば特に限定されない。例えば、波型等の凹凸状の形状となるように加工することが好ましい。なお、ミシン目加工の位置は、非接着処理領域に限定されることはない。例えば、非接着処理領域を設けない場合は、弱接着処理領域に施すことも可能である。
次に、本発明のPTP包装体の積層構造について具体的に説明する。基本構成は、前記のとおり、容器用シート及び蓋材シートから構成される。さらに、蓋材シートは基材とカバーフィルムにより構成される。
図3に具体的な積層構造の一例を示す。図3の包装体では、順に「カバーフィルム6/剥離コート層7/接着剤層8/透明保護層9/印刷層10/アルミニウム箔層11/シーラントコート層12/容器用シート」からなる構成が挙げられる。この場合、界面部は、剥離コート層7及び接着剤層8により形成されており、この界面部でカバーフィルム6が剥がれる。
カバーフィルム
カバーフィルムは、公知のPTP包装体で使用されている材料を適用することてができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン等の樹脂フィルムが挙げられるほか、例えば透明保護層/アルミニウム箔/接着剤層/PET層からなるラミネート品であっても良い。
カバーフィルムの厚みは、PTP包装体の用途、カバーフィルムの材質等によって異なる。例えば、通常の充填機によってシールすることを考慮する場合には、一般的に16〜25μm程度とすることが望ましい。
剥離コート層
剥離コート層は、剥離コート剤により形成することができる。剥離コート剤としては、例えばアクリル系、シリコン系、フッ素系等の公知の剥離コート剤を使用することができる。
剥離コート層は、接着剤層上に形成され、全面塗り(いわゆるベタ塗り)とすれば非接着状態とすることができる。また、部分的に形成する場合には、その占有面積に応じた剥離性(易剥離性)を付与することができる。従って、本発明では、強接着処理層の形成では剥離コート層を設けず、弱接着処理層では部分コートとし、非接着処理領域では全面塗りとすれば良い。特に「剥離コート層なし/部分コート(水玉模様等)/全面塗り」でストライプ状を形成すれば、強接着処理領域/弱接着処理領域/非接着処理領域のストライプが得られる。ストライプ状とすれば、見当合わせ(位置合わせ)が容易であることから、各層を構成する原反シートの長手方向(巻き取り方向、以下同じ。)と平行になるようなストライプとすることが好ましい。もちろん、ストライプの方向は特に制限されるものではなく、原反の長手方向と垂直になるようなストライプであっても良い。
剥離コート剤の塗布量は限定されないが、ベタ塗り部(無接着領域)では乾燥後重量で0.3〜10g/m2程度、部分コート部(弱接着領域)では乾燥後重量で0.1〜3g/m2程度となるようにすることが望ましい。
剥離コート層の形成方法も限定されず、ハケ塗り、ローラー、スプレー等の塗布方法のほか、グラビア印刷、スクリーン印刷等の公知の印刷方法も適用することができる。
接着剤層
接着剤層は、公知の接着剤によって形成することができる。例えば、ポリウレタン系接着剤及びポリエステル系接着剤の少なくとも1種の接着剤を好適に用いることができる。接着剤の塗布量は限定的でないが、一般的には乾燥後重量で0.5〜15g/m2程度となるようにすれば良い。
印刷層
各印刷層は、本発明では任意的な層である。印刷層の形成方法は限定的でなく、例えばグラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷等の公知の印刷方法に従えば良い。印刷層を形成する位置も限定的でなく、基材、カバーフィルム等のいずれであっても良く、また2つ以上の印刷層を形成しても良い。
また、印刷する内容は特に制限されず、PTP包装体の用途、使用目的等に応じて適宜決定できる。例えば、医薬品を包装する場合には、いずれかの印刷層に薬剤名、注意書き等を印刷することができる。
透明保護層
透明保護層(いわゆるOP層:オーバープリント層)は、特に印刷層を保護する目的で必要に応じて形成することができる。従って、例えば印刷層がカバーフィルム及び基材の双方に形成されている場合は、それぞれを保護するために透明保護層をそれぞれ設けることができる。
透明保護層を形成する材質としては、公知のPTP包装体で使用されている材料を使用することができる。例えば、ニトロセルロース系樹脂、エポキシ系樹脂等によって形成することができる。塗布量は、乾燥後重量で0.5〜5g/m2程度となるようにすれば良い。
アルミニウム箔層
アルミニウム箔層は、公知のPTP包装体で使用されているものと同様のものを使用することができる。例えば、JIS(AA)の1000系、8000系等のアルミニウム箔を使用することができる。これらの中でも、硬質材(H材)を好適に用いることができる。
アルミニウム箔層の厚みは限定的はでないが、一般的には10〜50μm程度とすれば良い。
アルミニウム箔層は、基材に形成するほか、必要に応じてカバーフィルムにも形成することができる。
シーラントコート層
シーラントコート層は、蓋材シートと容器用シートとを効果的に積層するために必要に応じて形成することができる。
シーラントコート層は、公知のPTP包装体で使用されている材料と同様のもので形成することができる。例えば、ポリプロピレン、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体等の樹脂類を好適に用いることができる。
シーラントコート層の厚みは、通常は乾燥後重量で0.5〜15g/m2程度となるように設定することが好ましい。包装体製造時のヒートシール条件は、通常140〜260℃程度で1〜3秒程度である。シール後の断面形状は、連続する凹凸状(ギザギザ状)のメッシュシールとしても良い。
容器用シート
容器用シートは、公知のPTP包装体で使用されているものと同様にすれば良い。材質としては、例えばポリプロピレン、塩化ビニル等を使用すれば良い。その他のにも、金属箔(例えばアルミニウム箔)の容器、合成樹脂と金属箔とのラミネート容器であっても良い。
これらの材料を用い、熱間真空成形、熱間圧空成形、プラグアシスト成形等により錠剤等の内容物を収容するための収容部を成形する。容器の厚みは限定的ではないが、通常は50〜100μm程度とすれば良い。
その他
本発明では、これらの層のほかにも、必要に応じてアンカーコート層、薄紙層、アルミニウム、アルミナ、シリカ等の蒸着層、プライマーコート層、遮光層等を設けることもできる。
カバーフィルムを剥がしやすくするために、本発明では、特にカバーフィルムの無接着処理領域にミシン目加工を施すことが望ましい。保護層の材質によっては、包装体のミシン目部の無接着部分のみで保護層を剥離するのが困難な場合もある。この場合、包装体のミシン目部分とは異なる位置に予め保護層にミシン目を入れておけば、包装体をミシン目で分割する際に保護層のみが異なる位置で分割され、そこが「つかみしろ」となる。この場合、ミシン目の形状は、包装体のミシン目に対して、例えば矩形波状、サインカーブのような左右(又は上下)に出入りがあるように設計することもできる。これにより、2つの容器のいずれも剥がしやすくできる。容器側のミシン目(包装体ミシン目)は、収容部(ポケット部)を2個分とり囲むような格子状とすれば良い。上記カバーフィルム側のミシン目の反対側の対応位置に施せば良い。なお、ミシン目に代えて、いわゆるハーフカット等を採用することもできる。
本発明のPTP包装体の製造方法は、特に制限されず、従来のPTP包装体の製造方法に従って実施することができる。例えば、図6に示す断面構造をもつ包装体をつくる場合、まずカバーフィルム(PET)に印刷層を形成する。このとき、アクセサリーとしてライン(位置合わせ用ライン)も同時に印刷し、印刷層を形成することもできる。次いで、界面部を形成する。具体的には、剥離コートを印刷ラインの幅位置に合わせて(原反の巻き取り方向と平行になるストライプ状に)コートする。一方、アルミニウム箔上に印刷層を形成する。アルミニウム箔上の印刷層の形成時にもラインを設けても良い。印刷層上にOP層を形成する。その後に、前記の剥離コートとOP層とを接着剤で接着すれば良い。この場合、両者の位置合わせラインをラインセンサー等で検知しながら接着することもできる。その後に、内容物が収容された容器用シートと積層すれば良いが、容器用シートを積層する時期は特に限定されない。
本発明は、蓋材シートも包含する。本発明蓋材シートは、本発明PTP包装体(特に実施形態1及び実施形態2)のうち容器用シートを除いた構成である。実施形態2の包装体に対応する本発明蓋材シートとしては、内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートにおける当該収容部の蓋材シートであって、
(1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能なカバーフィルムとの積層体であり、
(2)基材とカバーフィルムとの界面部が、a)強接着処理領域、b)当該強接着処理領域よりも弱い接着処理が施されている弱接着処理領域及びc)接着処理がなされていない非接着処理領域からなる、ことを特徴とする。
本発明の蓋材シートの各構成については、本発明PTP包装体の構成と同様にすれば良い。本発明蓋材シートは、PTP包装体の製造に好適に使用することができる。例えば、公知の積層方法に従って容器用シートと積層することによってPTP包装体を作製することができる。
以下に実施例を示し、本発明の特徴を一層明確にする。ただし、本発明の範囲は、これら実施例に限定されるものではない。
(1)各図面中の用語は、それぞれ以下のような対応関係にある。
・PET:ポリエチレンテレフタレート層
・剥離コート:剥離コート層
・接着剤:接着剤層
・OPコート:透明保護層
・印刷:印刷層
・アルミ箔:アルミニウム箔層
・シーラントコート:シーラントコート層
・強接着部:強接着処理領域
・弱接着部:弱接着処理領域
・無接着部:非接着処理領域
・ポケット:収容部
(2)上記(1)の各層の形成は、以下のような材料を用いて実施した。
・アルミ箔(カバーフィルム用):厚み7μm、1N30、片ツヤ、軟質
・アルミ箔(基材用):厚み20μm、1N30、片ツヤ、硬質
・PET:PETフィルム、製品名「E5100」東洋紡績製
・接着剤:2液硬化型ドライラミネート用接着剤、主剤として製品名「LX−500」10重量部、硬化剤として製品名「KW75」1重量部(いずれも大日本インキ化学工業製)を用いた。塗布は、グラビアコートにより乾燥後重量3g/m2となる塗布量で実施した。塗布された塗膜を80℃で乾燥した後、60℃で接着した。
・OPコート:ニトロセルロース系OPコート剤を使用した。塗布は、グラビアコートにより乾燥後重量1.6g/m2となる塗布量で実施した。塗布された塗膜を180℃で乾燥した。
・剥離コート:剥離コート剤として、有機溶剤(メチルエチルケトンと酢酸エチルを1:1の重量比で混合したもの)にアクリル樹脂17重量%及びワックス2重量%を含む液剤を使用した。塗布は、グラビアコート(#175で版深度33μmのグラビア版)により実施した。塗布された塗膜を70℃で乾燥した。
・シーラントコート:シーラントコート剤としてマレイン化ポリプロピレンを使用した。塗布は、グラビアコートにより乾燥後重量3.5g/m2となる塗布量で実施した。塗布された塗膜を200℃で乾燥した。
・印刷(アルミ箔上への印刷):ニトロセルロース系インキを使用した。塗布は、グラビアコート(#175で版深度33μmのグラビア版)により実施した。塗布された塗膜を180℃で乾燥した。
・印刷(PET上への印刷):ビニルウレタン系インキを使用した。塗布は、グラビアコート(#175で版深度33μmのグラビア版)により実施した。塗布された塗膜を70℃で乾燥した。
実施例1
図4に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図13には、このPTP包装体の正面図(平面図;上方から収容部を見た状態。以下同じ。)を示す。
図4に示すように、このPTP包装体は、PET(16μm)、剥離コート、接着剤、OPコート、印刷、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、PETがカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤が界面部に該当し、OPコート、印刷、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。
実施例2
図5に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図13には、このPTP包装体の正面図を示す。
図5に示すように、このPTP包装体は、PET(厚み25μm)、印刷(第1印刷層)、剥離コート、接着剤、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、PET及び第1印刷層がカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤が界面部に該当し、OPコート、第2印刷層、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。カバーフィルムであるPETを剥離した場合には、第1印刷層はPET側に追従する。
実施例3
図6に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図13には、このPTP包装体の正面図を示す。
図6に示すように、このPTP包装体は、OPコート、印刷(第1印刷層)、アルミ箔(厚み7μm)、接着剤(第1接着剤層)、PET(厚み16μm)、剥離コート、接着剤(第2接着剤層)、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、OPコート、印刷(第1印刷層)、アルミ箔、接着剤(第1接着剤層)及びPETがカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤(第2接着剤層)が界面部に該当し、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。
実施例4
図7に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図14には、このPTP包装体の正面図を示す。
図7に示すように、このPTP包装体は、PET(厚み25μm)、印刷(第1印刷層)、剥離コート、接着剤、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。この構造では、保護シート(カバーフィルム)側及び容器用シート側からそれぞれミシン目(切れ目)が加えられている。
この態様では、PET及び印刷がカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤が界面部に該当し、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。
実施例5
図8に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図13には、このPTP包装体の正面図を示す。
図8に示すように、このPTP包装体は、PET(厚み12μm)、接着剤(第1接着剤層)、印刷(第1印刷層)、PET(厚み12μm)、剥離コート、接着剤(第2接着剤層)、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、PET、接着剤(第1接着剤層)、印刷(第1印刷層)及びPETがカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤(第2接着剤層)が界面部に該当し、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔及びシーラントコートの積層部が基材に該当する。
実施例6
図9に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図13には、このPTP包装体の正面図を示す。
図9に示すように、このPTP包装体は、PET(厚み25μm)、印刷(第1印刷層)、接着剤、剥離コート、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、PET及び印刷(第1印刷層)がカバーフィルムに該当し、接着剤及び剥離コートが界面部に該当し、OPコート、印刷(第2印刷層)、アルミ箔及びシーラントコートが基材に該当する。
実施例7
図10に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図13には、このPTP包装体の正面図を示す。
図10に示すように、このPTP包装体は、PET(厚み25μm)、印刷、接着剤、剥離コート、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
この態様では、PET及び印刷がカバーフィルムに該当し、接着剤及び剥離コートが界面部に該当し、アルミ箔及びシーラントコートが基材に該当する。
実施例8
図7に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図15には、このPTP包装体の正面図を示す。
図7に示すように、このPTP包装体は、PET(厚み25μm)、印刷、剥離コート、接着剤、OPコート、印刷、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。この構造では、保護シート(カバーフィルム)側及び容器用シート側からそれぞれミシン目(切れ目)が加えられている。
この態様では、PET及び印刷がカバーフィルムに該当し、剥離コート及び接着剤が界面部に該当し、OPコート、印刷、アルミ箔(厚み20μm)及びシーラントコートが基材に該当する。
比較例1
図11に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図16には、このPTP包装体の正面図を示す。
図11に示すように、このPTP包装体は、PET(厚み16μm)、剥離コート、接着剤、OPコート、アルミ箔(厚み20μm)、印刷、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
比較例2
図12に示す断面構造を有するPTP包装体を作製した。図16には、このPTP包装体の正面図を示す。
図12に示すように、このPTP包装体は、PET(厚み16μm)、着色層、剥離コート、接着剤、OPコート、印刷、アルミ箔(厚み20μm)、シーラントコート及び容器用シートが順に積層された構成を有する。
試験例1
各実施例及び比較例で得られた包装体について、1)カバーフィルムの剥離が1容器ごとに実施できるかどうか、2)カバーフィルム剥離後の印刷層の視認性、3)カバーフィルムの剥離のしやすさを調べ、4)それらの総合評価を行った。その結果を表1に示す。
なお、表1の中の評価は以下のとおり。
上記1)は、表中に記載。
上記2)は、◎:カバーフィルムの印刷は剥離後完全にカバーフィルムに追従する。
○:剥離層に欠陥が無ければ、カバーフィルムの印刷は剥離後完全にカバー フィルムに追従する。
×:容器側にカバーフィルムの印刷の一部が取られ、容器側の印刷の視認性 が損なわれる。
上記3)は、◎:容易に剥離できる ○:比較的容易に剥離できる。
上記4)は、○:現行使用されている一般的なPTP包材に適用できる。
×:一般的なPTP包材には適用できない。
本発明PTP包装体の断面の基本構成を示す図である。 本発明PTP包装体(一例)の正面図(収容部の上から眺めた図)である。 本発明PTP包装体の積層構造の一例を示す図である。 実施例1で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 実施例2で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 実施例3で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 実施例4又は実施例8で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 実施例5で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 実施例6で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 実施例7で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 比較例1で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 比較例2で得られたPTP包装体の断面構造を示す図である。 実施例1、2、3、5、6又は7で得られたPTP包装体の正面図である。 実施例4で得られたPTP包装体の正面図である。 実施例8で得られたPTP包装体の正面図である。 比較例1又は2で得られたPTP包装体の正面図である。

Claims (9)

  1. 内容物を収容するための収容部が形成された容器用シートと、当該収容部の蓋材シートからなるPTP包装体であって、
    (1)蓋材シートが、アルミニウム箔層を含む基材と剥離可能なカバーフィルムとの積層体であり、
    (2)蓋材シートの基材側に容器用シートが積層されており、
    (3)基材とカバーフィルムとの界面部が、a)強接着処理領域b)当該強接着処理領域よりも弱い接着処理が施されている弱接着処理領域、及びc)接着処理がなされていない非接着処理領域からなり、
    (4)収容部の一部又は全部が、弱接着処理領域上に存在し、
    (5)包装体が、分割用の包装体ミシン目を有し、
    (6)非接着処理領域が掴み代となるように、包装体ミシン目とは異なる位置に、当該領域のカバーフィルムにミシン目加工が施されている
    ことを特徴とするPTP包装体。
  2. 強接着処理領域の剥離強度が2.0(N/15mm巾)以上であり、弱接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)以上2.0(N/15mm巾)未満であり、非接着処理領域の剥離強度が0.5(N/15mm巾)未満である請求項1記載のPTP包装体。
  3. 強接着処理領域及び非接着処理領域が、弱接着処理領域を介して隔離された状態で形成されている請求項1又は2に記載のPTP包装体。
  4. 強接着処理領域、弱接着処理領域及び非接着処理領域が、順に形成されてストライプ状をなしている請求項記載のPTP包装体。
  5. 強接着処理領域を介して、両側にそれぞれ弱接着処理領域が形成され、さらに当該弱接着処理領域に隣接して非接着処理領域がそれぞれ形成されており、各弱接着処理領域上に収容部がそれぞれ1又は2以上配置されている請求項記載のPTP包装体。
  6. ひとつの弱接着処理領域に、2以上の収容部が存在する請求項1〜のいずれかに記載のPTP包装体。
  7. 強接着処理領域が接着剤層により構成され、弱接着処理領域が接着剤層上に剥離コート層を点在させることにより構成され、非接着処理領域が接着剤層上の全面に剥離コート層を積層させることにより構成されている請求項1〜6のいずれかに記載のPTP包装体。
  8. 基材が、少なくともアルミニウム箔層、印刷層及び透明保護層を順に有する請求項1〜のいずれかに記載のPTP包装体。
  9. 収容部に内容物が収容されてなる請求項1〜のいずれかに記載のPTP包装体。
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