JP3207206U - ラップラウンドケース - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳みを容易化するラップラウンドケースを提供する。【解決手段】底面板10と、天面板11と、第1・第2側面板12A,12Bと、傾斜する第1・第2面取り部13A,13Bとを連設して内容物を包み込み、つま面側に設けられる側面フラップ15A,15Bと平面フラップ16A,16Bとを貼り合せて封緘するラップラウンドケース1であって、第1・第2側面板は、流れ方向に延びる上下一対の第1・第2引裂線20A,20Bを含み、下側の第1・第2引裂線は、第1・第2側面板を折曲させる第1・第2折畳み線として設定され、第1・第2折畳み線は、下側周長と上側周長とを等しくする位置に形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、ラップラウンドケースに関する。
飲料入りの缶やペットボトル等の内容物を包み込むように封緘するラップラウンドケースが知られている。
例えば、特許文献1に記載のラップラウンド形式の外箱は、連なって設けられた底板、側板および天板を折り曲げて四角形断面の角筒状に形成される。この外箱は、妻板形成用端片および押えフラップを折り曲げ、妻板形成用端片に押えフラップを貼り付けることで封緘される。底板には、長手方向に沿ってカットテープが貼り付けられている。底板の長手方向両端部には、二等辺三角形状の折曲補助線(罫線)が形成されている。天板と押えフラップとの境には、切り離し容易な開封用ミシン孔が刻み入れられている。
実開昭62−191621号公報
ところで、内容物が取り出されて空になった外箱は、解体され、扁平に折り畳まれて廃棄されることが多い。上記した外箱を廃棄する場合、カットテープを引いて底板を分断し、押えフラップ(つま面)を内側に押し込む。すると、分断された底板は、折曲補助線に沿って折れ、略台形状に折り重なる。しかしながら、上記した外箱では、折り畳むことのみを目的としてカットテープや折曲補助線(罫線)を設ける必要があった。このため、外箱の強度の低下や製函工程の複雑化等の悪影響を招く虞があった。
上記のような四角筒状の外箱は、互いに対向する板(面)が同一長さであるため、容易に略扁平に折り畳むことができる。一方で、近年、ラップラウンドケースは、上部をテーパー状に形成した缶を収容するために、六角形断面の多角筒状に形成されることがある。このような六角筒状のラップラウンドケースは、底面板と天面板との長さが異なるため、四角筒状の外箱のように扁平に折り畳むことが困難であった。
本考案は上記した課題を解決すべく、折り畳みを容易化するラップラウンドケースを提供する。
上記した目的を達成するため、本考案は、対向する底面板および天面板と、対向する第1側面板および第2側面板と、前記第1側面板と前記第2側面板の少なくとも一方から前記天面板に向けて内側に傾斜する少なくとも1つの面取り部とを連設して内容物を包み込み、前記第1側面板および前記第2側面板から延出する側面フラップと、前記底面板および前記天面板から延出する平面フラップとを貼り合せて封緘するラップラウンドケースであって、前記第1側面板は、連設方向に直交する延出方向に沿って前記側面フラップまで延びる開封用の上下一対の第1引裂線を含み、前記第2側面板は、前記延出方向に沿って前記側面フラップまで延びる開封用の上下一対の第2引裂線を含み、前記上下一対の第1引裂線の何れか一方は、前記第1側面板を折曲させる第1折畳み線として設定され、前記上下一対の第2引裂線の何れか一方は、前記第2側面板を折曲させる第2折畳み線として設定され、前記第1折畳み線および前記第2折畳み線は、前記第1折畳み線から前記底面板を経由して前記第2折畳み線までを結ぶ下側周長と、前記第1折畳み線から前記面取り部および前記天面板を経由して前記第2折畳み線までを結ぶ上側周長とを等しくする位置に形成されている。
この場合、前記側面フラップの前記延出方向両端部には、前記第1折畳み線および前記第2折畳み線に対応する位置に切欠き部が形成されていることが好ましい。
この場合、前記底面板、前記天面板、前記第1側面板、前記第2側面板および前記面取り部は、それぞれ、中しんの表裏両面に表ライナーと裏ライナーとを貼り合せた段ボールで構成され、前記第1引裂線および前記第2引裂線は、それぞれ、前記裏ライナーを切断したライナーカットで構成されることが好ましい。
本考案によれば、多角筒状に形成されたラップラウンドケースを容易に折り畳むことができる。
本考案の一実施形態に係るラップラウンドケースを示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係るラップラウンドケースのブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係るラップラウンドケースのつま面を示す側面図である。 本考案の一実施形態に係るラップラウンドケースの解体過程を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係るラップラウンドケースを扁平に折り畳んだ状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態の応用例に係るラップラウンドケースのブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態の応用例に係るラップラウンドケースを扁平に折り畳んだ状態を示す斜視図である。 本考案の一実施形態の応用例に係るラップラウンドケースの重合ロックを示す斜視図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の好適な実施形態について説明する。
図1および図2を参照して、本実施形態に係るラップラウンドケース1について説明する。図1はラップラウンドケース1を示す斜視図である。図2はラップラウンドケース1のブランク2を示す平面図である。
図1に示すように、ラップラウンドケース1は、例えば、上部をテーパー状に形成した缶C(内容物)を包み込むように封緘されるラップラウンド式の包装箱である。ラップラウンドケース1は、上部を縮径させた缶Cを収容するために、つま面から見て六角形断面の多角筒状(六角筒状)に形成されている。
図2に示すように、ラップラウンドケース1は、一枚の紙製の段ボールを紙器打抜装置で打ち抜いたブランク2を組み立てることで形成される。段ボールは、例えば、波状の中しん2aの表裏両面に表ライナー2bと裏ライナー2c(図1参照)とを貼り合せた周知のものである。なお、図2は、表ライナー2b側(ラップラウンドケース1の外面側)を示している。
ブランク2は、継代片14と、第1面取り部13Aと、第1側面板12Aと、底面板10と、第2側面板12Bと、第2面取り部13Bと、天面板11とを順番に連ねて形成されている。各板等10〜14は、段ボールの中しん2aと平行な段方向に連設されている。各板等10〜14は、それぞれ、流れ方向(段方向に直交する方向)に同一幅を有する略矩形板状に形成されている。なお、請求項で言う「連設方向」とは「段方向」を指し、請求項で言う「延出方向」とは「流れ方向」を指す。
天面板11は、底面板10よりも段方向の寸法(長さ)が短くなるように形成されている。第1側面板12Aと第2側面板12Bとは、段方向で同じ寸法に形成されている。第1面取り部13Aと第2面取り部13Bとは、段方向で同じ寸法に形成されている。
第1側面板12Aの流れ方向の両端には側面フラップ15Aが連設され、第2側面板12Bの流れ方向両端には側面フラップ15Bが連設されている。各側面フラップ15Aは第1面取り部13A側に延設され、各側面フラップ15Bは第2面取り部13B側に延設されている。各面取り部13A,13Bに近接する各側面フラップ15A,15Bの角部CA,CBは、斜めに湾曲するように切断されている。底面板10の流れ方向両端には平面フラップ16Aが連設され、天面板11の流れ方向両端には平面フラップ16Bが連設されている。
各板等10〜14および各フラップ15A,15B,16A,16Bの境界部分には、裏ライナー2c側から厚み方向に線状に潰された罫線17が形成されている(図2の一点鎖線参照)。各罫線17は、各板等10〜14および各フラップ15A,15B,16A,16Bを折り曲げるために形成されている。
第1側面板12Aは、流れ方向に沿って側面フラップ15Aまで延びる開封用の上下一対の第1引裂線20Aを含んでいる。同様に、第2側面板12Bは、流れ方向に沿って側面フラップ15Bまで延びる開封用の上下一対の第2引裂線20Bを含んでいる。第1引裂線20Aおよび第2引裂線20Bは、それぞれ、裏ライナー2cを線状に切断したライナーカットで構成されている。2本の第1引裂線20Aおよび2本の第2引裂線20Bは、それぞれ、流れ方向に沿って平行に形成されている。各側面板12A,12Bの流れ方向略中央には、段ボールを厚み方向に切り込んで一対の摘み部21A,21Bが形成されている。なお、各引裂線20A,20Bは、ライナーカットに限らず、段ボールを厚み方向に切り込んだ切刃線を間欠的に設けた破断線等でもよい。
次に、図1を参照して、ラップラウンドケース1に缶Cを包装する場合について説明する。つまり、ブランク2の組み立てについて説明する。
まず、集積した複数(例えば24本)の缶Cを底面板10に載置する。続いて、第1側面板12Aおよび第2側面板12Bを起立姿勢になるように折り曲げる。第1面取り部13Aおよび第2面取り部13Bを缶Cのテーパー部分に沿わせるように折り曲げる。天面板11および継代片14を缶Cの上面を覆うように折り曲げ、天面板11を継代片14に貼り合せる。この状態で、複数の缶Cは、対向する底面板10および天面板11と、対向する第1側面板12Aおよび第2側面板12Bと、第1面取り部13Aおよび第2面取り部13Bとによって包み込まれる。また、第1面取り部13Aおよび第2面取り部13Bは、第1側面板12Aおよび第2側面板12Bから天面板11に向けて内側に傾斜している。
続いて、各側面フラップ15A,15Bを折り曲げ、その後、各平面フラップ16A,16Bを折り曲げて各側面フラップ15A,15Bに貼り合せる。以上によって、ラップラウンドケース1が封緘される。
ラップラウンドケース1を開封する場合、作業者は、把持した一対の摘み部21A(21B)を流れ方向両外側に引っ張る。すると、各側面板12A,12Bは、各第1引裂線20Aおよび各第2引裂線20Bに沿って切断される。これにより、ラップラウンドケース1を上下に分割(開封)することができる。
他にも、側面フラップ15A,15Bに対して平面フラップ16A,16Bを引き剥がし、つま面を開放して缶Cを取り出すこともある。この場合、空になったラップラウンドケース1は、扁平に折り畳まれた状態(潰された状態)で廃棄されることが多い。一般的に、六角筒状のラップラウンドケース1は、底面板10と天面板11との寸法が異なるため、扁平に折り畳むことが難しい。そこで、本実施形態に係るラップラウンドケース1には、容易に扁平に折り畳むための構成が備えられている。
以下、図2および図3を参照して、ラップラウンドケース1を容易に折り畳むための構成(折畳み構造)について説明する。図3はラップラウンドケース1のつま面を示す側面図である。
ラップラウンドケース1では、第1側面板12Aと第2側面板12Bとが外側に凸となるように折曲可能に構成されている。図2および図3に示すように、ラップラウンドケース1の折畳み構造は、下側の第1引裂線20Aと、下側の第2引裂線20Bと、各側面フラップ15A,15Bに欠設される4つの切欠き部31と、を含んでいる。
下側の第1引裂線20Aは、第1側面板12Aを折曲させる第1折畳み線30Aとして設定されている。これと同様に、下側の第2引裂線20Bは、第2側面板12Bを折曲させる第2折畳み線30Bとして設定されている。
図3に示すように、第1折畳み線30Aおよび第2折畳み線30Bは、第1折畳み線30Aから底面板10を経由して第2折畳み線30Bまでを結ぶ下側周長32Dと、第1折畳み線30Aから第1面取り部13Aと天面板11と第2面取り部13Bとを経由して第2折畳み線30Bまでを結ぶ上側周長32Uとを等しくする位置に形成されている。つまり、下側周長32Dと上側周長32Uとは、それぞれ、つま面側から見て六角形の外周の半周分に相当する長さに形成されている。
図2に示すように、4つの切欠き部31は、それぞれ、側面フラップ15A,15Bの流れ方向両端部で、第1折畳み線30Aおよび第2折畳み線30Bに対応する位置に形成されている。各切欠き部31は、側面フラップ15A,15Bの端部から内側に向けて三角形状(V字状)に凹設されている。なお、各切欠き部31の形状は、三角形状に限らず、U字状や矩形状に形成されてもよいし、切刃線であってもよい。
次に、図4および図5を参照して、空になったラップラウンドケース1を折り畳む手順について説明する。図4はラップラウンドケース1の解体過程を示す斜視図である。図5はラップラウンドケース1を扁平に折り畳んだ状態を示す斜視図である。
図4に示すように、まず、作業者は、側面フラップ15A,15Bと平面フラップ16A,16Bとの貼り合せを解除する。続いて、作業者は、各切欠き部31を目印にして、各側面板12A,12Bおよび各側面フラップ15A,15Bを外側に押し広げながら、天面板11を下方に押圧する。
すると、図5に示すように、第1側面板12A(側面フラップ15A)は第1折畳み線30Aで外側に折れ曲がり、第2側面板12B(側面フラップ15B)は第2折畳み線30Bで外側に折れ曲がる。上記したように、第1折畳み線30Aおよび第2折畳み線30Bは、それぞれ、ラップラウンドケース1を段方向に1周する長さを2等分する位置に形成されている。したがって、2つの側面板12A,12Bを2つの折畳み線30A,30Bに沿って屈曲させると、底面板10側の長さ(下側周長32D)と天面板11側の長さ(上側周長32U)とは同じ長さになる。これにより、適正且つ容易にラップラウンドケース1を扁平に折り畳むことができる。
以上説明した本実施形態に係るラップラウンドケース1によれば、開封用に設けられた各引裂線20A,20Bの一部を利用して各側面板12A,12Bを屈曲させることで、ラップラウンドケース1を扁平に折り畳むことができる。また、ラップラウンドケース1を折り畳むために切刃線や罫線等の折畳み専用線を別途追加する必要がないため、折畳み専用線の追加による強度の低下等の不具合を抑制することができる。
以上説明した本実施形態に係るラップラウンドケース1によれば、各切欠き部31は、第1折畳み線30Aおよび第2折畳み線30Bの位置を指標する目印として機能する。また、各切欠き部31を設けることで各側面フラップ15A,15Bの剛性が僅かに下がるため、各側面板12A,12Bおよび各側面フラップ15A,15Bを容易に折り曲げることができる。これにより、作業者が容易に折り曲げ位置を認識することができると共に、折畳み作業(廃棄作業)を円滑に行うことができる。
次に、図6ないし図8を参照して、本実施形態の応用例に係るラップラウンドケース40について説明する。図6はラップラウンドケース40のブランク41を示す平面図である。図7はラップラウンドケース40を扁平に折り畳んだ状態を示す斜視図である。図8は重合ロック42を示す斜視図である。なお、上記したラップラウンドケース1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すように、応用例に係るラップラウンドケース40のブランク41は、底面板10と天面板11とを重ね合せた状態を保持する重合ロック42を有している。重合ロック42は、底面板10に形成される貫穴43と、天面板11に形成される係止片44と、を含んでいる。貫穴43および係止片44は、それぞれ、段ボールを厚み方向に切り込むことで形成されている。
貫穴43は、平面から見て、流れ方向一方に傾斜辺を有する略六角形の開口である。貫穴43は、縁部43cから内側に延出する一対の戻止片43aと押圧片43bとを含んでいる。一対の戻止片43aは、貫穴43の段方向両側の縁部43cに連接されている。押圧片43bは、貫穴43の流れ方向一方の縁部43cに連接されている。なお、未使用のブランク41では、一対の戻止片43aと押圧片43bとは、貫穴43を塞いでいる。
係止片44は、平面から見て、流れ方向他方に傾斜辺を有する略六角形に形成されている。係止片44は、流れ方向一方を基端44cとして流れ方向他方に延出している。係止片44は、貫穴43よりも段方向に長く形成されている。詳細には、係止片44は、V字状の斜折線44aから外側に張り出す一対の張出部44bを含んでいる。V字状の斜折線44aは、基端44cから先端に向けて間隔が狭くなるように形成されている。斜折線44aは、裏ライナー2c側から厚み方向に線状に潰すことで形成されている。
次に、空になったラップラウンドケース40を折り畳む手順について説明する。図7に示すように、ラップラウンドケース40は、既に説明したラップラウンドケース1と同様の手順で、扁平に折り畳まれる。次に、作業者は、天面板11と底面板10とを重ね合せた状態で、係止片44を折曲させて貫穴43に押し込む。詳細には、図8に示すように、係止片44は、一対の張出部44bを斜折線44aに沿って基端44cの折曲方向の逆方向に折曲させながら一対の戻止片43aを開いて貫穴43に押し込まれる。
上記した貫穴43の押圧片43bは、天面板11と底面板10とを重ね合せた状態で、係止片44の基端44cに対応する位置に形成されている。貫穴43に没入した係止片44は、一対の戻止片43aと押圧片43bとの間に挟まれる。そして、この係止片44は、一対の張出部44bを貫穴43の縁部43cに係合させる。これにより、ラップラウンドケース40は折り畳んだ状態に保持される。
以上説明した応用例に係るラップラウンドケース40によれば、係止片44は斜折線44aに沿って略V字状に屈曲するため、段方向に張り出す一対の張出部44bを円滑に貫穴43に押し込むことができる。また、一対の戻止片43aは、貫穴43に押し込まれた係止片44の戻りを防止する。さらに、一対の戻止片43aと押圧片43bとの間に係止片44を挟むことで、貫穴43からの係止片44の離脱を抑制することができる。したがって、係止片44を貫穴43に押し込むことで、天面板11を底面板10に折り重ねた状態が保持される。これにより、扁平に折り畳んだラップラウンドケース40の保管場所の省スペース化を図ることができる。
なお、応用例に係るラップラウンドケース40では、貫穴43が底面板10に形成され、係止片44が天面板11に形成されていたが、本考案はこれに限定されない。貫穴43が天面板11に形成され、係止片44が底面板10に形成されてもよい。また、重合ロック42は、貫穴43と係止片44とを含んでいたが、本考案はこれに限定されない。図示は省略するが、他の重合ロックの構成として、天面板11(底面板10)に形成した圧入片を、底面板10(天面板11)に形成した切込み部に圧入するようにしてもよい。つまり、重合ロックは、底面板10と天面板11とを重ね合せた状態を保持可能であればよく、様々な係合構造を採用することができる。さらに、重合ロックとして、両面テープや接着剤等を採用してもよい。
なお、本実施形態(応用例も含む。以下同じ。)に係るラップラウンドケース1,40は、2つの面取り部13A,13Bを有して六角筒状に形成されていたが、本考案はこれに限定されない。図示は省略するが、例えば、変形例としてのラップラウンドケースは、つま面から見て五角形断面の多角筒状(五角筒状)に形成されてもよい。すなわち、少なくとも1つの面取り部が、第1側面板12Aと第2側面板12Bの少なくとも一方に連設されていればよい。
なお、本実施形態に係るラップラウンドケース1,40では、下側の第1引裂線20Aが第1折畳み線30Aとして設定されていたが、本考案はこれに限定されない。上側の第1引裂線20Aが第1折畳み線30Aとして設定されてもよい。これと同様に、上側の第2引裂線20Bが第2折畳み線30Bとして設定されてもよい。
なお、本実施形態に係るラップラウンドケース1,40は、一例として、紙製の段ボールで形成されていたが、本考案はこれに限定されない。例えば、紙製の段ボールに代えて、樹脂製の段ボールを用いてもよいし、単一の厚紙や樹脂シート等を用いてもよい。また、本実施形態に係るラップラウンドケース1,40は、継代片14に対して天面板11を張り付ける所謂内グルータイプを採用していたが、これに限らず、継代片を面取り部等に貼り付ける所謂外グルータイプを採用してもよい。また、本実施形態に係るラップラウンドケース1は、内容物として缶Cを収容していたが、これに限らず、例えば、ペットボトル等を収容してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本考案に係るラップラウンドケースにおける一態様を示すものであって、本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えや組合せが可能であって、上記実施形態の記載をもって、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の内容を限定するものではない。
1,40 ラップラウンドケース
2a 中しん
2b 表ライナー
2c 裏ライナー
10 底面板
11 天面板
12A 第1側面板
12B 第2側面板
13A 第1面取り部
13B 第2面取り部
15A,15B 側面フラップ
16A,16B 平面フラップ
20A 第1引裂線
20B 第2引裂線
30A 第1折畳み線
30B 第2折畳み線
31 切欠き部
32D 下側周長
32U 上側周長
C 缶(内容物)

Claims (3)

  1. 対向する底面板(10)および天面板(11)と、対向する第1側面板(12A)および第2側面板(12B)と、前記第1側面板と前記第2側面板の少なくとも一方から前記天面板に向けて内側に傾斜する少なくとも1つの面取り部(13A,13B)とを連設して内容物(C)を包み込み、前記第1側面板および前記第2側面板から延出する側面フラップ(15A,15B)と、前記底面板および前記天面板から延出する平面フラップ(16A,16B)とを貼り合せて封緘するラップラウンドケース(1)であって、
    前記第1側面板は、連設方向に直交する延出方向に沿って前記側面フラップまで延びる開封用の上下一対の第1引裂線(20A)を含み、
    前記第2側面板は、前記延出方向に沿って前記側面フラップまで延びる開封用の上下一対の第2引裂線(20B)を含み、
    前記上下一対の第1引裂線の何れか一方は、前記第1側面板を折曲させる第1折畳み線(30A)として設定され、
    前記上下一対の第2引裂線の何れか一方は、前記第2側面板を折曲させる第2折畳み線(30B)として設定され、
    前記第1折畳み線および前記第2折畳み線は、前記第1折畳み線から前記底面板を経由して前記第2折畳み線までを結ぶ下側周長(32D)と、前記第1折畳み線から前記面取り部および前記天面板を経由して前記第2折畳み線までを結ぶ上側周長(32U)とを等しくする位置に形成されていることを特徴とするラップラウンドケース。
  2. 前記側面フラップの前記延出方向両端部には、前記第1折畳み線および前記第2折畳み線に対応する位置に切欠き部(31)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のラップラウンドケース。
  3. 前記底面板、前記天面板、前記第1側面板、前記第2側面板および前記面取り部は、それぞれ、中しん(2a)の表裏両面に表ライナー(2b)と裏ライナー(2c)とを貼り合せた段ボールで構成され、
    前記第1引裂線および前記第2引裂線は、それぞれ、前記裏ライナーを切断したライナーカットで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のラップラウンドケース。
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