JP3203215U - 易開披段ボール箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】段ボール箱作成用段ボールシートの厚さの如何に拘らず、極めて容易に開披することができる易開披段ボール箱の提供。【解決手段】少なくとも天板11の三方向に連成された封止用外フラップ11a、11bを備えているラップアラウンド型段ボール箱10であって、その天板11前端部に連成された封止用外フラップ11aに、側板14との間に間隙を形成する薄手部Qを有することを特徴とする。【選択図】図1
Description
本考案は容易に開披することができる段ボール箱に関する。
従来、各種製品の包装、輸送、保管に使用される段ボール箱としては、直方体状の箱が一般的である。斯かる直方体状の段ボール箱の一種として、天板に連成された封止用外フラップを側板の外側に貼着して梱包するラップアラウンド型段ボール箱が汎用されている。
しかしながら、ラップアラウンド型段ボール箱は、封止用外フラップと側板が接着剤により強固に貼着されているため、当該封止用外フラップを側板から剥離して開披するのが困難と云う問題があった。
しかしながら、ラップアラウンド型段ボール箱は、封止用外フラップと側板が接着剤により強固に貼着されているため、当該封止用外フラップを側板から剥離して開披するのが困難と云う問題があった。
この問題を解消するために、封止用外フラップと側板を点接着し、開封時に側板の上部を内側に軽く押し込めば、前記封止用外フラップの中央域と側板との間に間隙が広がるので、当該間隙に指を差し込み、引き上げることにより、封止用外フラップを側板から剥離する技術が既に報告されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、重量のある比較的大きな荷物を梱包する場合、厚手の段ボールシートを使用するため、上記の技術によっては、開封時に側板の上部を内側に軽く押し込んでも、図6に示す如く、封止用外フラップと側板との間に間隙が形成されにくいので、封止用外フラップを側板から剥離して開披することは困難なのが実情であった。
しかしながら、重量のある比較的大きな荷物を梱包する場合、厚手の段ボールシートを使用するため、上記の技術によっては、開封時に側板の上部を内側に軽く押し込んでも、図6に示す如く、封止用外フラップと側板との間に間隙が形成されにくいので、封止用外フラップを側板から剥離して開披することは困難なのが実情であった。
また、封止用外フラップの剥離開披を容易にするために、突出させた摘みを形成した上フラップと下フラップとを部分的に重合せしめたものも報告されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この技術は、一部突出した形状に段ボールシートを型抜きしなければならないため、製造コストが高くなることが避けられないと共に、上フラップと下フラップの重合部における段差発生に伴なうフラップ糊付け加工が困難になるのが実情であった。
しかしながら、この技術は、一部突出した形状に段ボールシートを型抜きしなければならないため、製造コストが高くなることが避けられないと共に、上フラップと下フラップの重合部における段差発生に伴なうフラップ糊付け加工が困難になるのが実情であった。
本考案は、上記の如き従来の問題と実情に鑑みてなされたものであり、段ボール箱作成用段ボールシートの厚さの如何に拘らず、一般的な型抜きと糊付け加工で、極めて容易に開披作業を行うことができる段ボール箱を提供することを課題としている。
本考案者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ラップアラウンド型段ボール箱の封止用外フラップの一部に、厚さが薄い部分を設ければ、当該薄い部分と側板との間に、常時間隙が形成されることを見い出し、本考案を完成した。
すなわち、本考案は、少なくとも天板の三方向に連成された封止用外フラップを備えているラップアラウンド型段ボール箱であって、その天板前端部に連成された封止用外フラップに、側板との間に間隙を形成する薄手部を有することを特徴とする易開披段ボール箱により上記課題を解決したものである。
本考案によれば、封止用外フラップにおける厚手部と薄手部の厚さの差により、封止用外フラップと側板との間に、使用する段ボールシートの厚さの如何に拘らず、常時間隙が形成されるので、当該間隙に指を差し込み、引き上げることにより、極めて容易に封止用外フラップを側板から剥離しつつ、天板を全面開披することができる。
しかも、本考案は、格別摘み部を設けずとも、上記の如く指差し込み用間隙が形成されるので、従来と同様な段ボールシートの型抜き、糊付け加工、組み立て作業により、効率良く、しかも安価に易開披段ボール箱を製造して提供することができる。
しかも、本考案は、格別摘み部を設けずとも、上記の如く指差し込み用間隙が形成されるので、従来と同様な段ボールシートの型抜き、糊付け加工、組み立て作業により、効率良く、しかも安価に易開披段ボール箱を製造して提供することができる。
以下本考案の実施の形態を図面と共に説明する。
図1〜図3は、本考案の第1の実施の形態を示すもので、10はラップアラウンド型段ボール箱、11はその天板、12は折り線Lを介して天板11に連成された側板、13は折り線Lを介して側板12に連成された底板、14は折り線Lを介して底板13に連成された側板である。また、天板11には、折り線Lを介して封止用外フラップ11a,11b,11cが連成されている。また、側板12には、折り線Lを介して封止用内フラップ12a,12bが連成されている。また、底板13には、折り線Lを介して封止用外フラップ13a,13bが連成されている。また、側板14には、折り線Lを介して封止用内フラップ14a,14bが連成されている。
天板11の前端部に連成された封止用外フラップ11aには、図3に示すように、側板14との間に間隙Pを形成する薄手部Qが形設されている。この薄手部Qの具体的形設部位としては、封止用外フラップ11aの長手端縁中央領域が、指による効率的な開披操作性の点で特に有利である。また、この薄手部Qの具体的な大きさ・形状としては特に限定されないが、半径0.5〜25mm程度の半円状、或いは、深さ0.5〜25mm程度、幅0.5〜120mm程度のバスタブ断面状を呈しているものが、指の挿入性の点で特に有利である。
また、この薄手部Qは、ラップアラウンド型段ボール箱の組み立てに用いられる段ボールシートのプレス処理部で構成するのが、段ボール罫線プレス加工を利用して薄手部を形設することができるので、製造効率の点で特に有利である。
また、この薄手部Qは、ラップアラウンド型段ボール箱の組み立てに用いられる段ボールシートのプレス処理部で構成するのが、段ボール罫線プレス加工を利用して薄手部を形設することができるので、製造効率の点で特に有利である。
更に、この薄手部Qの端縁部には、半径0.3〜15mmの半円状、或いは、深さ0.3〜15mm程度、幅0.5〜100mm程度のバスタブ断面状を呈している指係止用切除部Rを形設するのが、指の係止性の点で特に有利である。
天板11と、天板11の両側部に対向連成された封止用外フラップ11b,11cとの境界部には、図2に示すように、ミシン目等の天板開披用破断線15が形設されている。
封止用外フラップ11aは、薄手部Qを除いた両端部領域において、側板14と点接着するのが、より容易な剥離作用を得る上で有利である。
この第1の実施の形態によれば、図3に示すように、封止用外フラップ11aにおける薄手部Qと他領域の厚手部との厚さの差により、側板14との間に間隙Pが形成されているので、当該間隙Pに指を挿入し、切除部Rに指腹を係止しつつ、上方に封止用外フラップ11aを引き上げれば、側板14から封止用外フラップ11aが剥離され、次いで天板開披用破断線15が切離されるので、天板11を全面的に開披することができる。
図4及び図5は、本考案の第2の実施の形態を示すもので、第1の実施の形態におけるラップアラウンド型段ボール箱10の天板11の両側部に対向連成された封止用外フラップ11b,11cにも、封止用内フラップ12a,14aと封止用内フラップ12b,14bとの間にそれぞれ間隙Pを形成する、第1の実施の形態と同様な薄手部Qが形設されていると共に、当該薄手部Qの端縁部に、第1の実施の形態と同様な指係止用切除部Rが形設されている。また、封止用外フラップ11b,11cも、第1の実施の形態と同様に、封止用内フラップ12a,14a及び12b,14bとそれぞれ点接着されている。尚、この実施の形態においては、第1の実施の形態における天板開披用破断線15は特に必要としない。
この第2の実施の形態によれば、天板11の3つの封止用外フラップ11a,11b,11cの何れをも容易に剥離し得るので、天板11を極めて容易に全面開披することができる。
10:ラップアラウンド型段ボール箱
11:天板
11a,11b,11c:封止用外フラップ
12:側板
12a,12b:封止用内フラップ
13:底板
13a,13b:封止用外フラップ
14:側板
14a,14b:封止用内フラップ
15:天板開披用破断線
P:間隙
Q:薄手部
R:指係止用切除部
L:折り線
11:天板
11a,11b,11c:封止用外フラップ
12:側板
12a,12b:封止用内フラップ
13:底板
13a,13b:封止用外フラップ
14:側板
14a,14b:封止用内フラップ
15:天板開披用破断線
P:間隙
Q:薄手部
R:指係止用切除部
L:折り線
Claims (9)
- 少なくとも天板の三方向に連成された封止用外フラップを備えているラップアラウンド型段ボール箱であって、その天板前端部に連成された封止用外フラップに、側板との間に間隙を形成する薄手部を有することを特徴とする易開披段ボール箱。
- 天板両側部に連成された封止用外フラップにも、封止用内フラップとの間に間隙を形成する薄手部を有することを特徴とする請求項1記載の易開披段ボール箱。
- 薄手部が、封止用外フラップの長手端縁中央領域に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の易開披段ボール箱。
- 薄手部が、半径0.5〜25mmの半円状、或いは、深さ0.5〜25mm、幅0.5〜120mmのバスタブ断面状を呈していることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の易開披段ボール箱。
- 薄手部が、その端縁部に指係止用切除部を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の易開披段ボール箱。
- 指係止用切除部が、半径0.3〜15mmの半円状、或いは、深さ0.3〜15mm、幅0.5〜100mmのバスタブ断面状を呈していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の易開披段ボール箱。
- 薄手部が、段ボールシートのプレス処理部から成ることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の易開披段ボール箱。
- 封止用外フラップが、薄手部を除いた両端部領域において、側板又は側板と封止用内フラップに点接着されていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の易開披段ボール箱。
- 天板と、天板両側部に連成された封止用外フラップとの境界部に、天板開披用破断線を有することを特徴とする請求項1記載の易開披段ボール箱。
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JP2020019490A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | 大王製紙株式会社 | 薄葉紙収納箱 |
JP2020019489A (ja) * | 2018-07-30 | 2020-02-06 | 大王製紙株式会社 | 薄葉紙収納箱 |
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