JP3202174B2 - 射出成形機の型締制御方法 - Google Patents

射出成形機の型締制御方法

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JP3202174B2
JP3202174B2 JP01062597A JP1062597A JP3202174B2 JP 3202174 B2 JP3202174 B2 JP 3202174B2 JP 01062597 A JP01062597 A JP 01062597A JP 1062597 A JP1062597 A JP 1062597A JP 3202174 B2 JP3202174 B2 JP 3202174B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の金型
を型締め(型閉じを含む)および型開(圧抜きを含む)
する、いわゆる型締制御方法に係り、特にその制御動作
を簡単にして動作サイクル時間を短縮することができる
型締制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機の型締装置は、典型
的には、図1に示すように構成されている。すなわち、
先ず、射出成形機10は、固定金型12aを保持する固
定盤12と移動金型14aを保持する移動盤14とから
なり、そして後者14はタイバー16を介し前者12に
対して接離・進退自在に形成されている。一方、型締装
置20は、型締シリンダ22内を摺動し進退するピスト
ンロッド24からなり、このピストンロッド24は、そ
のピストン部を介して型締シリンダ22内を、ヘッド側
大面積の型締油室22aと、ロッド側小面積の型開油室
22bとに分割すると共に、その他端部は前記移動盤1
4に固定されている。なお、型締シリンダ22は、好適
にはプレフィル弁26を有する。また、参照符号22c
はピストンパッキンを示す。
【0003】次に、この型締装置の制御方法は、同じく
典型的には、図4に示すように構成されている。なお、
初めに、型締油室22aと型開油室22bとは、制御サ
イクルの開始時(すなわち、型締装置の停止時)には、
そのそれぞれの方向切換弁34、36を、共にa位置に
設定することにより、その内部の圧油が開放される。
【0004】そこで、前記制御方法について説明する
と、先ず型締工程において、方向切換弁34をb位置に
変更設定して、油圧源30からの圧油を油路34aから
型締室22aへ導入する(なお、この時、型開室22b
は、前述したように開放している)。すると、型締室2
2a内の圧油が昇圧され、ピストンロッド24が図示に
おいて右行し、金型12a、14aが型閉じし型締めさ
れる。次に、型開工程において、方向切換弁34を再び
a位置に変更設定して、型締室22a内の圧油を油路3
4aからタンク38へ開放して圧抜きを行うと共に、こ
の圧抜きの後で、方向切換弁36をb位置に変更設定し
て、油圧源30からの圧油を油路36aから型開室22
bへ導入する。
【0005】すると、型締室22a内の圧油が開放され
ると共に、型開室22b内の圧油が昇圧し、ピストンロ
ッド24が図示において左行し、金型12a、14aが
型開される。そして、最後に(停止工程において)、方
向切換弁36を再びa位置に変更設定して、型開室22
b内の圧油を油路36aからタンク38へ開放すること
により、金型12a、14aを所定位置に停止させる
(すなわち、制御サイクルを完了する)。なお、この制
御動作は、所要の製品取出し工程の後に、再び前記冒頭
の型締工程へと復帰する。
【0006】なお、型締シリンダ22がプレフィル弁2
6を有する場合には、このプレフィル弁26は、次のよ
うに作動する(図5参照)。すなわち、先ず、型締工程
に際しては、その事前工程として、方向切換弁32がb
位置に設定されて、油圧源30からの圧油が油路32a
から導入されることにより、前記プレフィル弁26が閉
成され、型締室22a内を閉鎖する。一方、型開工程に
際しては、圧抜工程として、方向切換弁32がa位置に
設定されて、その内部圧油が油路32aからタンク38
へ導入、開放されることにより、前記プレフィル弁26
が開成され、型締室22a内の圧油を所定圧に圧抜きす
る。
【0007】このように、この種の型締制御方法によれ
ば、射出成形機の型締制御を自動的且つ継続的に行うこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形機の型締制御方法は、なお次に述べるよう
な難点を有していた。
【0009】すなわち、前記従来の型締制御方法は、前
述したように、型締制御を自動的且つ継続的に行うこと
ができる。しかしながら、この型締制御方法は、反面そ
の制御が実際的には繁雑である。すなわち、前述したよ
うに、制御用の各方向切換弁は、全て2段階的に切換え
設定しなければならないため、制御装置が複雑となり、
制御サイクル時間が延長される基本的な難点を有してい
た。なお、この難点は、装置を高価とし、或いは誤動作
を発生し易くする等の不利を招来することも明らかであ
る。
【0010】そこで、本発明の目的は、簡単な構成でし
かも制御サイクル時間を短縮することができる射出成形
機の型締制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る射出成形機の型締制御方法は、型締シ
リンダの、ヘッド側大面積の型締油室とロッド側小面積
の型開油室とに圧油を負荷して金型の型締めおよび型開
を行う射出成形機の型締制御方法において、前記型締め
は、型締および型開の両油室に同じ圧油を負荷すること
により行い、前記型開は、前記型締状態において型締油
室の前記圧油負荷を低下・開放することにより行うこと
を特徴とする。
【0012】この場合、好適には、型締油室にはプレフ
ィル弁を設け、型締制御の型開は、型締状態において前
記プレフィル弁を介して圧抜きを行った後に行うように
構成することができる。
【0013】このように、本発明の型締制御方法におい
ては、型締め(型締めと型開)が、型締油室の圧油のみ
を負荷および開放し、型開油室の圧油は制御サイクルの
全期間に亘って負荷したままの状態で達成される。従っ
て、本発明によれば、装置が簡単となり且つ制御サイク
ル時間を短縮することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明に係る射出成形機の型締制御方
法の実施例につき、この方法を実施する装置を示す添付
図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0015】先ず初めに、本発明に係る型締装置自体の
構成は、前述した従来の構成(図1)と同一である。従
って重複するが、理解を容易にするため、再び簡単に説
明すると、先ず射出成形機10は、固定金型12aを保
持する固定盤12と移動金型14aを保持する移動盤1
4とからなり、そして移動盤14はタイバー16を介し
固定金型12に対して接離・進退自在に形成されてい
る。
【0016】一方、型締装置20は、型締シリンダ22
内を摺動して進退するピストンロッド24からなり、こ
のピストンロッド24は、そのピストン部を介して型締
シリンダ22内を、ヘッド側大面積の型締油室22a
と、ロッド側小面積の型開油室22bとに分割すると共
に、その他端部が前記移動盤14に固定されている。な
お、型締シリンダ22は、好適にはプレフィル弁26を
有する。また、参照符号22cはピストンパッキンを示
す。
【0017】しかるに、本発明においては、前記構成に
おいて、その制御方法は、以下のように実施される。な
お、制御サイクルの開始時(型締装置の停止時)には、
型締油室22aおよび型開油室22bは、共にそのそれ
ぞれの方向切換弁34、36がa位置に設定されて、そ
の内部の圧油が開放されていることは、前記従来の場合
と同様である。
【0018】そこで、前記制御方法について説明する
と、先ず型締工程においては、両方向切換弁34、36
を、共にb位置に変更設定して、油圧源30からの圧油
をそれぞれ油路34a、36aを介して型締室22aお
よび型開室22bへ導入する。すると、昇圧された圧油
によって、両油室22a、22bの間に(その大面積と
小面積との面積差を介して)発生する押圧力により、ピ
ストンロッド24が図示において右行し、金型12a、
14aが型閉じし型締めされる。
【0019】次に、型開工程においては、方向切換弁3
4だけを再びa位置に変更設定して、型締室22a内の
圧油を油路34aからタンク38へ導入することによ
り、圧抜を行ない、その後これを開放する。すると、型
開室22b内に負荷されている昇圧圧油を介して発生す
る押圧力により、ピストンロッド24が図示において左
行し、金型12a、14aが型開される。
【0020】そして、最後に(停止工程において)、方
向切換弁36を再びa位置に変更設定して、型開室22
b内の圧油を油路36aからタンク38へ開放すること
により、金型12a、14aを所定位置に停止する(す
なわち、制御サイクルを完了する)。なお、この制御動
作は、所要の製品取出し工程の後に、再び前記冒頭の型
締工程へと復帰される。また、前記停止(工程)動作
は、制御サイクル中に異常が発生した場合にも、同様に
作動することができる。
【0021】なお、型締シリンダ22がプレフィル弁2
6を有する場合には、このプレフィル弁26は、前記従
来の場合と同様に作動する(図3参照)。すなわち、先
ず、型締工程に際しては、その事前工程として、方向切
換弁32がb位置に設定されて、油圧源30からの圧油
が油路32aから導入されることにより、前記プレフィ
ル弁26が閉成され、型締室22a内を閉鎖する。一
方、型開工程に際しては、圧抜工程として、方向切換弁
32がa位置に設定されて、その内部圧油が油路32a
からタンク38へ導入、開放されることにより、前記プ
レフィル弁26が開成され、型締室22a内の圧油を所
定圧まで圧抜きする。
【0022】このように、本発明においては、型締(型
締と型開)が、型締油室の圧油のみを負荷および開放
し、型開油室の圧油は制御サイクルの全期間に亘って負
荷したままの状態で達成される。従って、本発明によれ
ば、装置が簡単となり且つ制御サイクル時間を短縮する
ことができる。また、装置が安価となり、誤動作が発生
し難くなると共に、更に例えば、ピストンパッキン22
c等の耐用寿命も延長し得る利点も発揮される。
【0023】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの改良変更が可
能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る射出
成形機の型締制御方法は、型締シリンダの、ヘッド側大
面積の型締油室とロッド側小面積の型開油室とに圧油を
負荷して金型の型締めおよび型開を行う射出成形機の型
締制御方法において、前記型締めは、型締および型開の
両油室に同じ圧油を負荷することにより行い、前記型開
は、前記型締状態において型締油室の前記圧油負荷を低
下・開放することにより行うよう構成したので、換言す
れば、型締め(型締めと型開)を、型締油室の圧油のみ
を負荷および開放し、型開油室の圧油は制御サイクルの
全期間に亘って負荷したままの状態で達成できるよう構
成したことにより、装置全体を簡単にし且つ制御サイク
ル時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形機の型締制御方法を実施する典型的な
装置の構成例を示す油圧回路図である。
【図2】本発明に係る射出成形機の型締制御方法の動作
の一実施例を示す説明図である。
【図3】本発明に係る射出成形機の型締制御方法の動作
の別の実施例を示す説明図である。
【図4】従来の射出成形機の型締制御方法の動作を示す
説明図である。
【図5】従来の射出成形機の別の型締制御方法の動作を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 射出成形機 12 固定盤 12a 固定金型 14 移動盤 14a 移動金型 16 タイバー 20 型締装置 22 型締シリンダ 22a 型締油室 22b 型開油室 24 ピストンロッド 26 プレフィル弁 30 油圧源 32、34、36 方向切換弁 32a、34a、36a 油路 38 タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/64 - 45/84 B22D 17/20 - 17/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締シリンダの、ヘッド側大面積の型締
    油室とロッド側小面積の型開油室とに圧油を負荷して金
    型の型締めおよび型開を行う射出成形機の型締制御方法
    において、前記型締めは、型締および型開の両油室に同
    じ圧油を負荷することにより行い、前記型開は、前記型
    締状態において型締油室の前記圧油負荷を低下・開放す
    ることにより行うことを特徴とする射出成形機の型締制
    御方法。
  2. 【請求項2】 型締油室はプレフィル弁を有し、型開
    は、型締状態において前記プレフィル弁を介して圧抜き
    を行った後に行われる請求項1記載の射出成形機の型締
    制御方法。
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