JP3195633B2 - 射出成形機の型締制御方法および装置 - Google Patents

射出成形機の型締制御方法および装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の移動金型
を固定金型に対して型締め、型開きする型締制御方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機においては、型締シ
リンダの型締油室および型開油室内に圧油を交互に供給
もしくは開放することにより、両金型の型締め、型開き
を行い、そしてこの型締、型開両工程の間には両金型を
所定の型締力で保持する型締力保持工程が設定されてい
て、この間に溶融材の射出、成形が行われる。
【0003】しかるに、前記工程における型開工程にお
いては、型開きされた金型から射出成形品を的確に取出
すために、移動金型の型開停止位置を正確に規定しなけ
ればならない。このため、一般にこの種の装置には、型
開動作を行う圧油の流量をその流入側において規制する
(いわゆるメータイン制御)か或いは流出側において規
制する(いわゆるメータアウト制御)設備が設けられて
いて、前記停止位置を規定するよう構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の装置は、何れも以下に述べるような難点を有し
ていた。
【0005】すなわち、メータイン制御においては、装
置が簡単となり低コストに構成することができるが、反
面、型締装置は大きな慣性力を有するので、流入側制御
では結果的に、移動金型の停止位置を精度良く達成する
ことが往々にして不可能であった。一方、メータアウト
制御においては、流出側制御であるので、移動金型の停
止位置は精度良く達成できるが、反面、このためには高
価な方向流量制御弁等を必要とし、価格が上昇する欠点
があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、型開工程におけ
る移動金型の停止位置を精度良く規定することができる
と共に、簡単かつ安価に構成することができる射出成形
機の型締制御方法および装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る射出成形機の型締制御方法は、型締シ
リンダの型締油室および型開油室内に圧油を交互に供給
もしくは開放して移動金型を固定金型に対して型締め、
型開きする射出成形機の型締制御方法において、型開工
程中における移動金型の後退限手前の低速型開動作中或
いは高速型開動作から低速型開動作への切替位置におい
て型締油室からの圧油の開放を短時間停止することを特
徴とする。
【0008】そして、前記型締制御方法を実施するため
に、本発明に係る型締制御装置は、型締油室に、この油
室内の圧油を型開工程中にパイロットチェック式プレフ
ィル弁を介して油タンクへ開放するバイパス路を設け、
前記プレフィル弁の前記圧油開放を型開工程中における
移動金型の後退限手前の低速型開動作中或いは高速型開
動作から低速型開動作への切替位置において短時間停止
するよう構成することを特徴とする。
【0009】この場合、プレフィル弁の圧油開放の停止
は、停止時間を設定するタイマと型締油室内の圧力を検
出する圧力スイッチとを介して1回もしくは数回行うよ
う構成することができる。
【0010】
【作用】本発明によれば、型締工程中における移動金型
(型締装置)が、型締油室からの圧油の開放を短時間且
つ所定状態に停止する、すなわちプレフィル弁による圧
油の開放を短時間且つ所定状態に停止することにより、
移動金型の後退限手前の低速型開動作中或いは高速型開
動作から低速型開動作への切替位置において、必要且つ
充分に減速される。
【0011】従って、移動金型の停止位置が精度良く規
定される。しかも、本発明は、プレフィル弁装置(この
弁装置は一般にこの種の装置には通常備えられている)
を利用することにより達成されるので、高価な設備を必
要とすることなく安価に提供される。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る射出成形機の型締制御方
法を、これを実施する型締制御装置の一実施例につき添
付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0013】図1において、先ず初めに射出成形機の一
般的構成について簡単に説明すると、射出成形機は、型
締シリンダ10の内部を型締油室12と型開油室14と
に分割するピストン16a付型締ラム16を有し、この
型締ラム16に、固定盤18に対してタイバー20を介
して摺動自在に支持される移動盤22が移動自在に取付
けられ、そして前記両盤18、22にそれぞれ固定金型
24および移動金型26が保持されている。そして、こ
のような構成において、次に詳しく説明する油圧回路を
介して、型締油室12内に圧油が供給されると、型締ラ
ム16が図において右行し、移動盤20上の移動金型2
6が固定盤18上の固定金型24に型締めされる。一
方、型開油室14内に圧油が供給されると、型締ラム1
6が左行し、移動金型26が型開される。なお、型締お
よび型開両工程の間には、前述したように両金型を所定
の型締力で保持する型締力保持工程が設定されるが、こ
れについては後で再び説明する。
【0014】しかるに、本発明における油圧回路は、基
本的には、油圧ポンプ30からの油圧路32を方向切換
弁34を介してそれぞれ型締油室12および型開油室1
4に接続する2つの分岐油圧路36、38から構成され
る。ここで、特に型締油室12に関する油圧回路は、油
圧路32と分岐油圧路36とを接続するバイパス油路4
0およびパイロット油路42上にそれぞれ設けられるパ
イロットチェック式プレフィル弁44および方向切換弁
46を有し、そしてこのプレフィル弁44は、型締油室
12内の圧力を検出する圧力スイッチ50、移動金型2
6の位置を検出する位置スイッチ52およびタイマ(図
示せず)を介して制御されるよう構成されている。な
お、両弁44、46の間はパイロット油路48によって
接続されている。なお、ここでプレフィル弁自体は、本
発明に係るパイロットチェック式とは構成が異なるとは
云え、前述したようにこの種の装置には一般に設けられ
ているものであり、そしてこのプレフィル弁自体は、移
動金型26が型締めされて方向切換弁34が中立のc位
置(図示位置)にある際には同様にブロックされ、これ
により型締油室12内の圧油を高圧の型締力の状態に封
じ込み、前述した型締力保持工程を設定する。
【0015】そこで、このような構成になる本発明の型
締制御装置の作動を、図2を併せ参照しながら以下説明
する。型開きに際しては、先ずこれに先立ち、方向切換
弁34をa位置に作動して型締油室12内の圧力(圧油
の圧力)の圧抜きが行われる。この圧抜きが所定状態に
完了すると、方向切換弁46をa位置に作動してプレフ
ィル弁44を開放し(この時、型開油室14には圧油が
供給されている)、これにより型開工程が開始される。
すなわち、移動金型26(移動盤20および型締ラム1
6)が図において左行を開始する。この場合の移動金型
26の移動速度は、低速型開速度V1から高速型開速度
V2へと段階的に増速される。しかるに、本発明におい
ては、移動金型26が位置検出スイッチ52を介して検
出される所定の減速位置D1に達すると、プレフィル弁
44は、方向切換弁46が所定の短時間だけb位置に復
帰することにより閉じられ、これにより型締油室12か
らの圧油の開放が一時的に停止される。なお、前記短時
間は、圧力スイッチ50とタイマを介して制御され、例
えば図2においては1回の停止時間ΔT1に設定されて
いる。従って、移動金型26(型締装置)は、位置D1
においてその移動速度Vを高速型開速度V1から所定の
低速型開速度V2まで減速されるので、所定の停止位置
D2に確実に停止させることができる。
【0016】このように、本発明によれば、型開工程中
における移動金型(型締装置)の移動速度を所定位置に
おいて所定の低速度まで減速することができるので、型
締装置の慣性力が大きくても、移動金型の停止位置を精
度良く且つ確実に達成することができる。また、この結
果、型開工程を可及的に短縮することができる。しか
も、本発明は、この種の装置に通常設けられている前記
プレフィル弁装置を利用して達成されるので、高価な特
別な設備を必要とせず安価に提供できる利点を有する。
【0017】次に、図3に示す実施例は、前記実施例に
おいてプレフィル弁の閉じ回数を複数回に設定するよう
構成したものである。すなわち、本実施例においては、
3回のより短い停止時間ΔT2に設定されている。この
ようにすると、図2との比較から分かるように、減速後
の移動速度がより安定化され、従って型締制御がより安
定化される。
【0018】以上、本発明を好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。例えば、前記実施例においては、減速位置を
高速型開動作から低速型開速度への切替位置に設定した
実施態様を示したが、前記減速位置は移動金型の後退限
手前の低速型開動作中に設定しても、同様の効果が得ら
れることは充分理解されるであろう。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る射出
成形機の型締制御方法および装置は、型締油室にこの油
室内の圧油を型開工程中にパイロットチェック式プレフ
ィル弁を介して油タンクへ開放するバイパス路を設け、
前記プレフィル弁の前記圧油開放を型開工程中における
移動金型の所定位置、すなわち後退限手前の低速型開動
作中或いは高速型開動作から低速型開動作への切替位置
において、一時的に短時間停止するよう構成したので、
型開工程中における移動金型(型締装置)の移動速度を
所定位置において所定の低速度まで確実に減速すること
ができる。
【0020】従って、型締装置の慣性力が大きくても、
移動金型の停止位置を精度良く且つ確実に達成すること
ができる。しかも、本発明は、この種の装置に通常設け
られているプレフィル弁装置を利用するものであるの
で、別に高価な設備を必要とせず安価に提供できる利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形機の型締制御方法を実施
する装置の一実施例を説明する油圧回路図である。
【図2】図1に示す装置における型締制御方法による型
開工程中における移動金型の移動速度およびプレフィル
弁の作動を示すグラフである。
【図3】図2に示すグラフに対応する別の実施例による
移動金型の移動速度およびプレフィル弁の作動を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
10 型締シリンダ 12 型締
油室 14 型開油室 16 型締
ラム 16a ピストン 18 固定
盤 20 タイバー 22 移動
盤 24 固定金型 26 移動
金型 30 油圧ポンプ 32 油圧
路 34 方向切換弁 36,38
分岐油圧路 40 バイパス油路 42 パイ
ロット油路 44 パイロットチェック式プレフィル弁 46 方向
切換弁 48 パイロット油路 50 圧力
スイッチ 52 位置検出スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締シリンダの型締油室および型開油室
    内に圧油を交互に供給もしくは開放して移動金型を固定
    金型に対して型締め、型開きを行う射出成形機の型締制
    御方法において、 型開工程中における移動金型の後退限手前の低速型開動
    作中或いは高速型開動作から低速型開動作への切替位置
    において型締油室からの圧油の開放を短時間停止するこ
    とを特徴とする射出成形機の型締制御方法。
  2. 【請求項2】 型締シリンダの型締油室および型開油室
    内に圧油を交互に供給もしくは開放して移動金型を固定
    金型に対して型締め、型開きする射出成形機の型締制御
    装置において、 型締油室に、この油室内の圧油を型開工程中にパイロッ
    トチェック式プレフィル弁を介して油タンクへ開放する
    バイパス路を設け、前記プレフィル弁の前記圧油開放を
    型開工程中における移動金型の後退限手前の低速型開動
    作中或いは高速型開動作から低速型開動作への切替位置
    において短時間停止するよう構成することを特徴とする
    射出成形機の型締制御装置。
  3. 【請求項3】 プレフィル弁の圧油開放の停止は、停止
    時間を設定するタイマと型締油室内の圧力を検出する圧
    力スイッチを介して1回若しくは数回行うよう構成して
    なる請求項2記載の射出成形機の型締制御装置。
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