JP3199762U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】多くの情報を表示できる表示片を有し、開封すると、再封状態で外から内部の状態を簡単に視認できる包装箱を提供する。【解決手段】箱体形成片12から成り、連接された正面板14、第一側面板16、背面板18、第二側面板20、表示片92が連接されている。正面板14には、視認窓用破断線86に囲まれた切り取り部84を備える。組み立て状態で、正面板14、第一側面板16、背面板18、第二側面板20で筒状体を形成し、表示片92が正面板14に折り重ねられ、正面板14の切り取り部84の表面に糊付けされる。表示片92を正面板14から引き起こすことにより、視認窓用破断線86を破断し、正面板14から切り取り部84が取り除かれ、取り除かれた位置に内部確認用の視認窓が形成される。【選択図】図2

Description

本考案は、工場等で商品等の収容物が入れられ、側面に表示片を備えるとともに開封後も再封して使用可能な包装箱に関する。
従来、特許文献1に開示されているように、矩形の箱体である本体(空容器体)に、表示片(広告等表示用フラップ)が折り曲げ自在に連成され、その折り曲げ部の一部に切れ目が形成された販売促進用陳列広告媒体があった。蓋片は、開封後に再封可能な構造になっている。また、表示片は、断続的に設けられた切れ目の端面部同士が接触した際の摩擦係止力により、伸展させた状態に保持固定される。
また、特許文献2に開示されているように、矩形の箱体である本体に表示片が切離可能に連成され、不正な改ざんを防止する構造も備えた包装箱があった。この包装箱は、表示片の上蓋側及び下蓋側の端部に、それぞれ上側及び下側糊付けフラップが切離可能に延設されており、組み立て状態で、表示片が正面板に折り重ねられ、上蓋片の外側に上側糊付けフラップが重なって糊付けされ、下蓋片の外側に下側糊付けフラップが重なって糊付けされている。開封するときは、表示片を正面板から引き上げ、上側及び下側糊付けフラップを表示片から切り離す操作を行う。したがって、上側及び下側糊付けフラップが切離しているか否かを見ることで、不正な改ざんがあったことを容易に検出することができる。
特開2010−8595号公報 実用新案登録第3185841号公報
特許文献1の販売促進用陳列広告媒体の場合、収容物を出したり戻したりして使用されるが、蓋片を閉じて再封した状態で外から内部の状態を視認することができないので、例えば、収容物が中に戻されているか、収容物の残量はどれくらいかを知りたいとき、いちいち蓋片を開いて内部を確認しなければならず、非常に面倒である。また、表示片がしっかり保持されず不安定な構造なので、工場から出荷された後の流通の過程で、表示片がブラブラしたり箱体から切離してしまったりするおそれがある。
特許文献2の包装箱も、特許文献1の販売促進用陳列広告媒体と同様に、再封した状態で外から内部の状態を視認することができないという問題がある。
本考案は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、多くの情報を表示できる表示片を有し、開封すると、再封状態で外から内部の状態を簡単に視認できる包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、正面板、第一側面板、背面板、第二側面板が、互いに平行な折罫線で区切られて順に連接され、その連接方向の一端部に表示片が折罫線を介して連接され、前記正面板には、視認窓用破断線に囲まれた切り取り部が設けられ、組み立て状態で、前記正面板、前記第一側面板、前記背面板、前記第二側面板の表面を外側にして折り曲げ、当該4つの板を側板とする筒状体を形成し、前記表示片が前記正面板に折り重ねられ、前記表示片の裏面が前記正面板の前記切り取り部の表面に糊付けされ、使用に際して前記表示片を前記正面板から引き起こすことにより、前記視認窓用破断線が破断し、前記正面板の前記切り取り部が取り除かれ、取り除かれた位置に内部確認用の視認窓が形成される包装箱である。
また、前記表示片の前記連接方向の端部に、前記表示片を前記正面板から引き起こす操作を行うための摘み部が延設され、前記正面板の前記切り取り部の一辺は、隣に連接された前記第一側面板側の端部に位置し、前記視認用破断線の中の直線部分が前記正面板と前記第一側面板とを区切る前記折罫線に沿って設けられ、組み立て状態で、前記表示片の前記摘み部が、前記視認用破断線の前記直線部分と重なる位置に配され、前記摘み部の先端部が前記筒状体より外向きに突出している構成にすることが好ましい。
前記第一側面板側の端部に位置した前記視認用破断線の前記直線部分は、切り目と繋ぎ部とが交互に配されている。
さらに、前記背面板には、前記連接方向に対して直角方向の2つの端部上蓋片及び下蓋片がそれぞれ延設され、前記表示片には、前記上蓋片側の端部に上側糊付けフラップが、前記下蓋片側の端部に下側糊付けフラップが、それぞれ開封用破断線に区切られて延設され、組み立て状態で、前記表示片が前記正面板に折り重ねられ、前記表示片の裏面が前記正面板の前記切り取り部の表面に糊付けされ、前記筒状体の一方の開口端を塞ぐように前記上側糊付けフラップと前記上蓋片とが折り重ねられ、前記上側糊付けフラップの裏面が前記上蓋片の表面に糊付けされ、前記筒状体の他方の開口端を塞ぐように前記下側糊付けフラップと前記下蓋片とが折り重ねられ、前記上側糊付けフラップの裏面が前記上蓋片の表面に糊付けされ、使用するとき、前記表示片を前記正面板から引き起こす操作を行い、上側及び下側の前記開封用破断線を破断することによって開封することができる構成にしてもよい。また、前記表示片は、切り離し用破断線により前記前記第二側面板と区切られている構成にしてもよい。
本考案の包装箱は、表示片を備えているので、商品説明等の多くの情報を表示することができる。また、組み立てた状態で、表示片が箱体に糊付けされるので、流通の過程で表示片が不安定になったり切離したりする心配がない。しかも、表示片を箱体から引き上げ、開封すると、正面板に視認窓が開口するので、再封した状態でも外から内部の状態を容易に視認することができる。
本考案の包装箱の一実施形態の組み立て状態を示す斜視図である。 この実施形態の包装箱の箱体形成片を裏面から見た展開図である。 図2の箱体形成片の組み立て工程を示す図である。 図2の箱体形成片の組み立て工程を示す図である。 図2の箱体形成片の組み立て工程を示す図である。 図2の箱体形成片の組み立て工程を示す図であって、筒状体が立体的に形成された状態を示す斜視図である。 図6の筒状体の摘み部の部分を第二側面板側から見た拡大図である。 この実施形態の包装箱を開封するため、表示板を正面板から引き離した状態を示す斜視図である。
以下、この考案の包装箱の一実施形態について、図面に基づいて説明する。図1はこの考案の一実施形態の包装箱10を示したもので、包装箱10は、図2(a)に示す箱体形成片12を組み立てることによって形成されている。
箱体形成片12は、厚紙等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成され、正面板14、第一側面板16、背面板18、第二側面板20、第一表示板22が順に連接されている。この5つの板の各連接方向の長さは、正面板14、背面板18及び第一表示板22が長くて互いにほぼ等しく、第一及び第二側面板16,20が短くて互いにほぼ等しい。さらに、第一表示板22の側方に、第一表示板22よりもやや外形が小さい第二表示板24が連接され、正面板14の側方には、組み立て状態で第二側面板20の内側に糊付けされる細長い糊付片26が連接されている。糊付片26、正面板14、第一側面板16、背面板18、第二側面板20、第一表示板22、第二表示板24は、それぞれ折罫線28,30,32,34、切り離し用破断線36、折罫線38で区切られている。箱体形成片12には、表面側に商品名やその他必要な情報が印刷されている。なお、第一及び第二表示板22,24は、組み立てた状態で、後述する表示片92となる。
正面板14の連接方向に対して直角方向の一端部には、その中央部分を内側に切り欠いた半円状の切り欠き14aが設けられ、他端部にも同様の切り欠き14bが設けられている。
第一側面板16の一端部であって、正面板14の切り欠き14aが形成された側の端部には、略台形状のサイドフラップ40が延設され、折罫線42で第一側面板16の端部と区切られている。サイドフラップ40の延設長は、正面板14の幅(連接方向の長さ)の約1/2である。第一側面板16の反対側の端部にも、ほぼ同形状のサイドフラップ44が延設され、折罫線46で第一側面板16と区切られている。
背面板18の、サイドフラップ40側の端部には、略長方形の上蓋片48が延設され、折罫線50で背面板18の端部と区切られている。上蓋片48の延設長は、第一側面板16の幅(連接方向の長さ)とほぼ等しい。さらに上蓋片48の先端部に差し込み片52が延設され、折罫線54で上蓋片48の端部と区切られている。差し込み片52は、組み立て状態で正面板14の内側に差し込まれる部分であり、切り欠き14aによる開口を塞ぐ程の大きさを有している。
背面板18の、サイドフラップ44側の端部には、上蓋片48とほぼ同形状の下蓋片56が延設され、折罫線58で背面板18の端部と区切られている。さらに下蓋片56の先端部に差し込み片60が延設され、折罫線62で下蓋片56の端部と区切られている。差し込み片60は、組み立て状態で正面板14の内側に差し込まれる部分であり、切り欠き14bによる開口を塞ぐ程の大きさを有している。また、折罫線50,62の両端部に、所定長さの切り込み64がそれぞれ設けられている。
第二側面板20の、上蓋片48側の端部には、サイドフラップ40とほぼ同形状のサイドフラップ66が延設され、折罫線68で第二側面板20の端部と区切られている。第二側面板20の反対側の端部にも、サイドフラップ66とほぼ同形状のサイドフラップ70が延設され、折罫線72で第二側面板20と区切られている。
第一表示板22の、サイドフラップ66側の端部には、略台形状の上側糊付けフラップ74が延設され、開封用破断線76で第一表示板22と区切られている。上側糊付けフラップ74の延設長は上蓋片48とほぼ同じであり、先端側がやや狭くなっている。第一表示板22の反対側の端部には、上側糊付けフラップ74とほぼ同形状の下側糊付けフラップ78が延設され、開封用破断線80で第一表示板22と区切られている。
第一表示板22と第二表示板24との境界部分は、折罫線38の中央部分が省略され、折罫線38の内側両端を始点とする台形状の切り込み82aが第二表示板24に入る向きに形成され、切り込み82aに区切られた内側が摘み部82になっている。
さらに、正面板14の長手方向のほぼ中央部に、略長方形の切り取り部84が視認窓用破断線86に囲まれて設けられている。切り取り部84は、隣に連接された第一側面板16側の端部に位置し、図2(b)に示すように、視認窓用破断線86の四辺の中の一辺である直線部分88が折罫線30に沿って設けられ、直線部分88は、2つの切り目88aと1つの繋ぎ部88b(正面板14と第一側面板16が連続する部分)を交互に配したレイアウトになっている。視認窓用破断線86の直線部分88以外の部分は、ジッパ線でもよいしミシン目でもよい。
次に、箱体形成片12の組み立て方法の一例を説明する。図2は箱体形成片12を裏面側から見たものであり、ここでは、箱体形成片12の表面側が凸になる折り方を正折り、裏面側が凹になる折り方を逆折りと称する。
まず、図3に示すように、第二表示板24の裏面に糊90を塗布し、図4に示すように、第二表示片24を折罫線38で正折りして第一表示板22に重ねて糊付する。この糊付けにより、第一及び第二表示板22,24が一体となった表示片92が形成され、摘み部82が表示片92の端部の折罫線38から外向きに突出する。そして、折罫線30を正折りして糊付け片26及び正面板14を第一側面板16及び背面板18に重ね、糊付け片26の表面に糊94を塗布し、正面板14の切り取り部84の表面にも糊96を塗布する。
その後、図5に示すように、折罫線34を正折りして第二側面板20及び表示片92を糊付け片26及び正面板14に重ね、第二側面板20の裏面の切り離し用破断線36側の端部に糊付け片26を糊付けし、第二表示板24の表面に正面板14の切り取り部84を糊付けする。これで、摘み部82が、視認窓用破断線86の直線部分88と重なる位置に配置される。箱体形成片12は、この折り畳まれた状態で出荷される。
次に、商品等の収容物を包装する工場等で立体的に組み立てる。まず、折罫線28,30,32,34と切り離し用破断線36を各々90度になるように正折りし、図6に示すように、四角形の筒状体を形成する。この状態で、筒状体の摘み部82の部分を第一側面板16側から見ると、図7に示すように、表示片92が正面板14に重なって糊96で糊付けされており、第一表示板22側に、切り込み82aが開いて摘み部82の端面82tが現れ、正面板14については、視認窓用破断線86の直線部分88にある切り目88aが開いて切り取り部84の端面84tが現れる。そして、2つの端面84tの近傍に位置する第一側面板16の部分に、2つの窪み98が現れる。
窪み98が発生するのは、折罫線38が折り曲げたり戻したりされることによって、直線部分88の近傍の基材(厚紙等)が部分的に塑性変形し、第一側面板16に面内歪みが生じるためである。まず、図3から図4の折り畳み状態に移行するとき、折罫線30が正折りされて正面板14が第一側面板16に重なる。このとき、繋ぎ部88bに表面側を引き延ばす方向の外力が加わり、繋ぎ部88bが延びる。一方、直線部分88の切り目88a近傍は、切り目88aが広がるものの、切れ目88a近傍の基材に加わる外力は小さく、繋ぎ部88bに比べて変形量は小さい。その後、図5の折り畳み状態から図6の立体的にした状態に移行するとき、折罫線30が90度の正折りに戻される。このとき、直線部分88の切り目88a近傍は、ほとんど変形していないので、広がっている切り目88aが自然に閉じる方向に動く。一方、繋ぎ部88bは、先に変形して延びているので、切り目88aの端に近い部分が閉じようとする動作を妨げる。これにより、基材の直線部分88近傍部分に面内歪みが発生し、第一側面板16に窪み98が発生する。
図6に示すような筒状体が形成されると、次は、筒状体の底部となる一方の端部を閉鎖する。まず、サイドフラップ44,70を各々折罫線46,72で90度に正折りし、差し込み片60を折罫線62で正折りし、下蓋片56を折罫線58で90度に正折して差し込み片60を正面板14の内側に差し込む。差し込み片60は、正面板14やサイドフラップ44,70との接触摩擦により係止され、さらに一対の切り込み64がサイドフラップ44,70の端部と係合して強く抜け止めされ、それによって下蓋片56がしっかり保持され、筒状体の底部となる。次に、筒状体の開放端(上蓋片48側の端部)から商品等の収容物を入れる。
収容物を入れると、開放端を閉鎖するため、サイドフラップ40,66を各々折罫線42,68で90度に正折りし、差し込み片52を折罫線54で正折りし、上蓋片48を折罫線50で90度に正折して差し込み片52を正面板14の内側に差し込む。差し込み片52は、正面板14やサイドフラップ40,66との接触摩擦により係止され、さらに一対の切り込み64がサイドフラップ40,70の端部と係合して強く抜け止めされ、それによって上蓋片48がしっかり保持され、筒状体の天井部となる。
最後に、上側糊付けフラップ74の裏面に図示しない糊を塗布し、開封用破断線76を90度に正折りし、上側糊付けフラップ74を上蓋片48の表面に糊付けする。同様に、下側糊付けフラップ78の裏面に図示しない糊を塗布し、開封用破断線80を90度に正折りし、下側糊付けフラップ78を下蓋片56の表面に糊付けする。これで包装箱10の組み立て作業が終了し、図1の状態になる。
次に、商品等を購入した使用者が包装箱10を開封する操作について説明する。開封するときは、箱体の側面から外側に突出する表示片92の摘み部82を指で摘まむ。このとき、摘み部82の裏側の近傍に窪み98があるので、摘み部82を摘まみやすい。
そして、図8に示すように、表示片92を正面板14から引き起こすようにして開封用破断線76,80を破断させる。すると、正面板14の視認窓用破断線86もほぼ同時に破断し、表示片92に糊付けされた切り取り部84が取り除かれ、取り除かれた位置に内部確認用の視認窓100が形成される。このとき、表示片92は、第一及び第二表示板22,24の2枚分の強度があるので、引き上げるときに変形しにくい。また、上側及び下側糊付けフラップ74,78は、表示片84から切り離されるが、上蓋片48と下蓋片56にそれぞれ糊付されているので、分離してゴミになることはない。
開封用破断線76,80を破断した後は、切り欠き14aの内側に指を当てて差し込み片52を抜き、上蓋片48を引き上げ、サイドフラップ40,66を引き上げて筒状体の端部を開放し、中の収容物を取り出す。さらに、収容物を戻して再封するときは、サイドフラップ40,66を90度に正折して元に戻し、上蓋片48を90度に正折して差し込み片52を差し込んで、元に戻す。
開封した後、使用者は、切り離し用破断線36を破断することによって、表示片92を筒状体から切り離して使用することができる。表示片92は、2枚の表示板22,24が糊付けされて一体になっているので、折れ曲がったり破れたりしにくく、表裏の両面(第一表示板22の表面、第二表示板24の表面)に表示が現れて情報量も多い。したがって、例えば、表示片92を見やすい位置に吊下げたり、財布や洋服のポケットに入れたりするのに便利である。表示片92は、筒状体の第二側面板20に繋げたままにしておいても構わない。
以上説明したように、包装箱10は、表示片92を備えているので、商品説明等の多くの情報を表示することができる。また、組み立てた状態で、表示片92が箱体に糊付けされるので、流通の過程で表示片92がブラブラしたり切離したりする心配がない。また、改ざん防止構造になっており、しかも、表示片92を箱体から引き上げて開封すると正面板14に視認窓100が形成されるので、再封した状態でも外から内部の状態を容易に視認することができる。また、視認窓用破断線86の独特な直線部分88の構成により、組み立て状態で摘み部82の下側に窪み98ができるので、表示片92を引き上げるときに摘み部82を摘まみやすい。
なお、本考案の包装箱は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の包装箱10は、第一表示板22と第二表示板24を折り重ねて糊付しているが、糊付けを省略し、左右に開いて使用できるようにしてもよい。また、表示すべき情報量が少ないとき等は、第二表示片を省略しても構わない。
包装箱10は、視認窓用破断線86を利用して正面板14に窪み98を発生させ、摘み部82を摘みやすくする構造になっているが、もともと摘み部が摘まみやすい場合(例えば、摘み部の突出長が十分長い場合など)はこの構造が不要なので、視認窓の配置や視認窓用破断線の形状を自由に変更することができる。また、摘み部は必要に応じて省略してもよい。
包装箱10の場合、上蓋片48は、差し込み片52、サイドフラップ40,46、及び切り欠き14aの構造により開閉自在になっているが、その他の公知な構造を用いて開閉自在にしてもよい。下蓋片56についても同様であり、特に下蓋片については、閉じたまま開放できない構造にしてもよい。また、改ざん防止機能が不要であれば、上側及び下側糊付けフラップ74,78を省略しても構わない。
また、箱体の側面となる正面板、第一側面板、背面板、第二側面板の用語は、本考案の包装箱の構成を特定するために定義したものであり、使用する際にどの面を正面にするかは自由である。例えば、背面板に商品名を大きく目立つように印刷表示し、店頭に陳列するとき背面板を正面に向けて並べるようにしてもよい。
10 包装箱
12 箱体形成片
14 正面板
16 第一側面板
18 背面板
20 第二側面板
36 切り離し用破断線
48 上蓋片
56 下蓋片
74 上側糊付けフラップ
76 開封用破断線
78 下側糊付けフラップ
80 開封用破断線
82 摘み部
84 切り取り部
86 視認窓用破断線
88 直線部分
88a 切り目
88b 切り目
92 表示片
100 視認窓

Claims (5)

  1. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、
    前記箱体形成片には、正面板、第一側面板、背面板、第二側面板が、互いに平行な折罫線で区切られて順に連接され、その連接方向の一端部に表示片が折罫線を介して連接され、前記正面板には、視認窓用破断線に囲まれた切り取り部が設けられ、
    組み立て状態で、前記正面板、前記第一側面板、前記背面板、前記第二側面板の表面を外側にして折り曲げ、当該4つの板を側板とする筒状体を形成し、前記表示片が前記正面板に折り重ねられ、前記表示片の裏面が前記正面板の前記切り取り部の表面に糊付けされ、
    使用に際して、前記表示片を前記正面板から引き起こすことにより、前記視認窓用破断線が破断し、前記正面板の前記切り取り部が取り除かれ、取り除かれた位置に内部確認用の視認窓が形成されることを特徴とする包装箱。
  2. 前記表示片の前記連接方向の端部に、前記表示片を前記正面板から引き起こす操作を行うための摘み部が延設され、前記正面板の前記切り取り部の一辺は、隣に連接された前記第一側面板側の端部に位置し、前記視認用破断線の中の直線部分が前記正面板と前記第一側面板とを区切る前記折罫線に沿って設けられ、
    組み立て状態で、前記表示片の前記摘み部が、前記視認用破断線の前記直線部分と重なる位置に配され、前記摘み部の先端部が前記筒状体より外向きに突出している請求項1記載の包装箱。
  3. 前記第一側面板側の端部に位置した前記視認用破断線の前記直線部分は、切り目と繋ぎ部とが交互に配されている請求項2記載の包装箱。
  4. 前記背面板には、前記連接方向に対して直角方向の2つの端部上蓋片及び下蓋片がそれぞれ延設され、前記表示片には、前記上蓋片側の端部に上側糊付けフラップが、前記下蓋片側の端部に下側糊付けフラップが、それぞれ開封用破断線に区切られて延設され、
    組み立て状態で、前記表示片が前記正面板に折り重ねられ、前記表示片の裏面が前記正面板の前記切り取り部の表面に糊付けされ、前記筒状体の一方の開口端を塞ぐように前記上側糊付けフラップと前記上蓋片とが折り重ねられ、前記上側糊付けフラップの裏面が前記上蓋片の表面に糊付けされ、前記筒状体の他方の開口端を塞ぐように前記下側糊付けフラップと前記下蓋片とが折り重ねられ、前記上側糊付けフラップの裏面が前記上蓋片の表面に糊付けされ、
    使用する際に、前記表示片を前記正面板から引き起こす操作を行い、上側及び下側の前記開封用破断線を破断することによって開封することができることを特徴とする請求項1、2又は3記載の包装箱。
  5. 前記表示片は、切り離し用破断線により前記前記第二側面板と区切られている請求項1乃至4のいずれか記載の包装箱。
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