JP3194680B2 - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

内燃機関の失火検出装置

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    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関の燃焼室に
設けられた点火プラグに流れるイオン電流の検出に基づ
いて失火を検出する内燃機関の失火検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では燃料と空気の混合気を圧縮
させ、燃焼室内に設置された点火プラグに高電圧を印加
することにより生じる電気火花によって混合気を着火さ
せて燃焼させる。混合気の燃焼が行われなかった状態を
失火と呼ぶが、その場合、内燃機関として出力が充分に
得られないばかりでなく、排気系に燃料を多量に含む混
合気が流入し、消音器等を腐食させるなどの問題が生じ
る。従って、失火の状態を検出し、運転者に対して警告
を行う必要がある。
【0003】内燃機関の失火検出装置としては、燃焼室
に設けられた点火プラグに流れるイオン電流を検出する
ことにより失火を検出する回路がある。燃焼室内におい
て、燃焼が行われると、それに伴って、燃焼室内の分子
は電離(イオン化)する。電離状態にある燃焼室内に点火
プラグを通じて電圧を印加すると、微小な電流が流れる
が、これをイオン電流と呼ぶ。失火時にはイオン電流が
極めて小さくなるため、これを検出し、失火の判定を行
うことができる。
【0004】図8は従来のこの種の内燃機関の失火検出
装置を示したブロック図である。図8において、1は点
火コイル、1aおよび1bは点火コイル1のそれぞれ1
次コイルと2次コイル、2は燃焼室2A内に設けられて
いる点火プラグであり、2次コイル1bの負極側に接続
される。1次コイル1aは正極側が電源4に接続され、
負極側が電流スイッチング用のトランジスタ3のコレク
タに接続されている。トランジスタ3のエミッタはアー
スに接続され、ベースは燃焼を制御する制御装置(図示
せず)に制御されている。
【0005】5は失火検出回路であり、6は2次コイル
1bの正極側に接続されて点火プラグ2にバイアスを供
給するバイアス供給用コンデンサ、7は2次コイル1b
の正極側とアースの間に接続されてコンデンサ6に充電
される電圧を設定するためのツェナーダイオード、8は
コンデンサ6側をアノードとする向きに接続され、かつ
コンデンサ6の低電位側とアースの間に接続された充電
用ダイオード、9は同様にコンデンサ6の低電位側とア
ースの間に接続されたイオン電流変換用抵抗、10はコ
ンデンサ6の低電位側に接続されたコンデンサで、この
コンデンサ10の他端に、電源とアース間に直列接続さ
れた抵抗11a及び11bの接続点が接続されて、上記
抵抗11a及び11bと共にハイパスフィルタを構成し
ている。
【0006】また、12はその非反転入力端子がハイパ
スフィルタ用の抵抗11a及び11bの接続点に接続さ
れると共に反転入力端子が電源とアース間に直列接続さ
れた比較基準電圧設定用の抵抗13a及び13bの接続
点に接続されて、イオン電流による電圧変化を基準電圧
と比較することでイオン電流の有無を検出するたコンパ
レータである。さらに、14は上記点火コイル1の1次
コイル1aの正極側に接続された抵抗で、この抵抗14
の他端とアース間には電源安定化用コンデンサ15と定
電圧用ダイオード16がそれぞれ接続されて、失火検出
回路5の電源回路を構成している。
【0007】以上のように構成された回路において、内
燃機関の点火時には、燃焼を制御する制御装置(図示せ
ず)の制御によりトランジスタ3がオン状態から急激に
オフ状態となる。この時、点火コイル1の1次電流が急
激に減少するため、1次側に逆起電力が発生し、トラン
ジスタ3のコレクタ−エミッタ間耐圧(約300V)ま
で上昇する。このとき、点火コイル1の2次側では、1
次側に発生する電圧が1次コイル1aと2次コイル1b
のコイルの巻数比に従って増幅されて現れる。従って、
点火プラグ2の電極には、結果として、例えば約−30
KVの電圧が印加されて電気火花が生じる。
【0008】図8に示す回路では、点火時のエネルギー
を利用して、コンデンサ6にイオン電流を検出するのに
充分な電荷を蓄積し、このコンデンサ6の保持電圧によ
り点火直後の点火プラグ2にツェナーダイオード7によ
り設定される例えば約80Vの高電圧を印加し、このと
きに流れる電流をイオン電流として検出している。点火
時の電流は、図8の矢印I5とは逆方向に流れ、点火プ
ラグ2で放電を生じ、燃焼室2A内の混合気を着火させ
て爆発させる。この放電電流は、コンデンサ6の充電を
行い、ツェナーダイオード7により制限される電圧まで
充電される。
【0009】以下、図9に示す動作タイミングチャート
を参照して、失火検出回路5によるイオン電流の検出動
作について説明する。なお、この図9は後述するリーク
電流が発生しない場合を想定している。トランジスタ3
の動作は、燃焼を制御する制御装置(図示せず)の制御に
より制御されて、(a)に示すトランジスタ3のベース
電圧V3 で示され、ベース電圧V3 がローレベルのとき
はOFF、ハイレベルのときはONとなる。トランジス
タ3のベース電圧V3 がハイレベルからローレベルに変
化する際、点火プラグ2の電位V2 は、(b)に示すよ
うに、コイルの逆起電力により例えば−30KV程度ま
で下がり、電気火花を発生する。電気火花を発生する電
圧を維持している間は、点火電流が図8の矢印I5とは
逆方向に流れるため、ダイオード8にて電圧降下を発生
し、結果として、(d)に示すように、ハイパスフィル
タを経た出力、すなわち、コンパレータ12の非反転入
力端子の電位V12+ が上昇する。
【0010】電気火花を維持できなくなったときは、点
火プラグ2の電位V2 は、(b)に示すように急上昇
し、(c)に示すコンデンサ6の保持電圧V6 (例えば
約80V)に等しくなる。このとき、コンデンサ6の正
電圧印加により、図8に示す矢印I5方向のイオン電流
が発生する。矢印I5方向の電流は抵抗15を経て流れ
るため、電圧降下を発生し、結果として、コンパレータ
12の非反転入力端子の電位V12+ は、(d)に示すよ
うに、イオン電流に比例して低下する。このイオン電流
は点火直後に発生し、数ミリ秒後には流れなくなる。
【0011】上記コンパレータ12は、(d)に示すよ
うに、イオン電流による非反転入力端子の電位V12+
変化に対し、抵抗13a及び13bによる比較基準電圧
設定値が与えられる反転入力端子の電位V12- と比較す
ることで、イオン電流の有無の検出を行っている。この
例では、(e)に示すように、コンパレータ12の非反
転入力端子の電位V12+ が反転入力端子の電位V12-
り小さくなったときに、出力端子の電位V12out がロー
レベルとなり、イオン電流を検出するようになってお
り、非検出時に、出力端子の電位V12out はハイレベル
となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した内
燃機関の失火検出装置においては、燃焼室2A内の点火
プラグ2において、カーボン等の付着により絶縁抵抗が
低下した場合、内燃機関としては、抵抗値として1MΩ
程度あれば電気火花を発生させることができるが、絶縁
抵抗の低下した点火プラグ2に電圧を印加すると、印加
電圧と絶縁抵抗とにより定まるリーク電流が発生し、イ
オン電流の検出に際して、このリーク電流がイオン電流
に重畳して現れることになるという問題点があった。
【0013】すなわち、リーク電流の発生量が小さい場
合には、リーク電流は印加電圧に比例することから、コ
ンデンサ6の電圧に比例し、コンデンサ6の電圧が変化
しないので、リーク電流も一定値となる。この場合、コ
ンデンサ10と抵抗11a及び11bにより構成される
ハイパスフィルタの効果により時間的に変化の小さいリ
ーク電流による電圧信号は減衰し、イオン電流による時
間変化の大きい信号のみが通過し、結果として、イオン
電流の検出を正常に行うことができるが、逆に、リーク
電流量が増加すると、コンデンサ6の電圧変動が大きく
なり、リーク電流とイオン電流との区別がつかなくな
る。
【0014】このようなリーク電流の増加時の悪影響を
図9と比較して示す図10を参照して説明する。コンデ
ンサ6の電圧V6 は、(c)に示すように、点火期間中
はツェナーダイオード7で制限される電圧となるが、点
火終了から上述したリーク電流による放電が始まり、絶
縁抵抗とコンデンサ6の容量で定まる時定数にて電圧が
減少する。このとき、同様に、点火プラグ2の電位V2
も、(b)に示すようにツェナーダイオード7によるコ
ンデンサ6の保持電圧(例えば約80V)を維持できな
く同様にして低下する。従って、このリーク電流の影響
により、コンパレータ12の非反転入力端子の電位V
12+ は、イオン電流が点火直後に発生して数ミリ秒後に
は流れなくなるにも拘わらず、(d)に示すように、比
較基準電圧設定値が与えられる反転入力端子の電位V
12- 以下の状態が継続し、その間、コンパレータ12の
出力端子の電位V12out がローレベルとなり、結果とし
て、イオン電流が流れないにも拘わらず誤検出し、イオ
ン電流の検出精度が低下する。
【0015】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、点火プラグの絶縁抵抗
の低下に伴い発生するリーク電流の影響によってコンデ
ンサの保持電圧が低下するのを防止してイオン電流とリ
ーク電流との識別をしやすくし、イオン電流の検出精度
を高めることができる内燃機関の失火検出装置を得るこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
の失火検出装置は、1次コイルの一端に電源を接続する
と共に他端に内燃機関の点火時期にスイッチング制御さ
れるスイッチング素子を接続してなる点火コイルと、こ
の点火コイルの2次コイル側に接続されて高電圧の印加
に基づいて内燃機関の燃焼室内で放電を生じさせて混合
気を着火させる点火プラグと、この点火プラグに流れる
イオン電流の検出に基づいて失火を検出する失火検出回
路とを備えた内燃機関の失火検出装置において、上記失
火検出回路として、上記2次コイルを介して上記点火プ
ラグの放電時に流れる電流を充電し該充電された電圧を
バイアス電圧として点火プラグに印加するバイアス供給
用コンデンサと、上記コンデンサの高電位側とアース間
に接続されて該コンデンサの充電電圧を設定する充電電
圧設定用ツェナーダイオードと、上記コンデンサの低電
位側に接続されて該コンデンサに流れる充電電流を検出
してから所定期間制御電流を出力すると共に、イオン電
流の電圧変換値のピーク値をホールドし、イオン電流の
電圧変換値とそのピークホールド値との比較に基づいて
イオン電流を検出する第1の半導体集積回路と、上記第
1の半導体集積回路の基板電位よりも基板電位が高く設
定され、かつ上記コンデンサの低電位側に接続されて、
上記制御電流が出力されない期間はコンデンサの低電位
側をコンデンサの保持電圧分下げるべく負電圧をバイア
スすると共に上記コンデンサに流れるイオン電流を電圧
に変換してその電圧変換値を出力する第2の半導体集積
回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】また、上記第1の半導体集積回路は、上記
バイアス供給用コンデンサに充電電流が流れたときにオ
ンするnpnトランジスタと、このnpnトランジスタ
がオンすることで出力がハイレベルからローレベルに変
化するコンパレータと、このコンパレータの出力がロー
レベルに変化することで充電されてその充電電圧が上記
コンパレータの出力がハイレベルに変化するまで充電継
続する時間測定用コンデンサと、上記コンパレータの出
力がローレベルのときに上記第2の半導体集積回路に制
御電流を出力するpnpトランジスタとを有する充電検
出回路を備えたことを特徴とするものである。
【0018】また、上記第1の半導体集積回路は、上記
第2の半導体集積回路から出力されるイオン電流の電圧
変換値を反転入力とすると共にそのピーク値を非反転入
力とするピークホールド用コンパレータと、このコンパ
レータの出力がハイレベルのときに電流が流入すると共
にローレベルのときには電流を流出させてイオン電流の
電圧変換値のピーク値を保持することにより上記コンパ
レータに非反転入力を与えるピークホールド用コンデン
サと、上記ピークホールド用コンパレータの反転入力を
抵抗分圧した値を反転入力とすると共に上記ピークホー
ルド用コンデンサにより保持された値を非反転入力とし
てイオン電流の検出信号を出力する波形整形用コンパレ
ータとを有する波形整形回路を備えたことを特徴とする
ものである。
【0019】さらに、上記第2の半導体集積回路は、上
記バイアス供給用コンデンサの低電位側と接地線との間
に接地線側をカソードとするダイオードが設けられると
共に上記バイアス供給用コンデンサの低電位側を反転入
力端子としその反転入力端子と出力端子との間に帰還抵
抗が設けられ、かつ上記接地線を非反転入力端子とし
て、上記第1の半導体集積回路から制御電流が出力され
ない期間はコンデンサの低電位側をコンデンサの保持電
圧分下げるべく負電圧をバイアスすると共に上記バイア
ス供給用コンデンサに流れるイオン電流を電圧に変換し
てその電圧変換値を上記第1の半導体集積回路に出力す
るコンパレータでなるイオン電流電圧変換回路と、この
イオン電流電圧変換回路の接地線とアースとの間にアー
ス側をアノードとして上記第1の半導体集積回路の基板
電位よりも基板電位が高く設定するダイオードとを備え
たことを特徴とするものである。
【0020】
【作用】この発明に係る内燃機関の失火検出装置におい
ては、点火プラグに流れるイオン電流の検出に基づいて
失火を検出する失火検出回路として、上記2次コイルを
介して上記点火プラグの放電時に流れる電流を充電し該
充電された電圧をバイアス電圧として点火プラグに印加
するバイアス供給用コンデンサと、上記コンデンサの高
電位側とアース間に接続されて該コンデンサの充電電圧
を設定する充電電圧設定用ツェナーダイオードと、上記
コンデンサの低電位側に接続されて該コンデンサに流れ
る充電電流を検出してから所定期間制御電流を出力する
と共に、イオン電流の電圧変換値のピーク値をホールド
し、イオン電流の電圧変換値とそのピークホールド値と
の比較に基づいてイオン電流を検出する第1の半導体集
積回路と、上記第1の半導体集積回路の基板電位よりも
基板電位が高く設定され、かつ上記コンデンサの低電位
側に接続されて、上記制御電流が出力されない期間はコ
ンデンサの低電位側をコンデンサの保持電圧分下げるべ
く負電圧をバイアスすると共に上記コンデンサに流れる
イオン電流を電圧に変換してその電圧変換値を出力する
第2の半導体集積回路とを備えたことにより、点火プラ
グの絶縁抵抗の低下が発生しても、一定期間イオン電流
を検出しない期間を設け、かつその期間にバイアス供給
用コンデンサの保持電圧が低下するのを防止してイオン
電流とリーク電流との識別をしやすくし、イオン電流の
検出精度を高める。
【0021】また、上記第1の半導体集積回路は、上記
バイアス供給用コンデンサに充電電流が流れたときにオ
ンするnpnトランジスタと、このnpnトランジスタ
がオンすることで出力がハイレベルからローレベルに変
化するコンパレータと、このコンパレータの出力がロー
レベルに変化することで充電されてその充電電圧が上記
コンパレータの出力がハイレベルに変化するまで充電継
続する時間測定用コンデンサと、上記コンパレータの出
力がローレベルのときに上記第2の半導体集積回路に制
御電流を出力するpnpトランジスタとを有する充電検
出回路を備えたことにより、基板電位よりも低い電圧を
印加することを可能にする。
【0022】また、上記第1の半導体集積回路は、上記
第2の半導体集積回路から出力されるイオン電流の電圧
変換値を反転入力とすると共にそのピーク値を非反転入
力とするピークホールド用コンパレータと、このコンパ
レータの出力がハイレベルのときに電流が流入すると共
にローレベルのときには電流を流出させてイオン電流の
電圧変換値のピーク値を保持することにより上記コンパ
レータに非反転入力を与えるピークホールド用コンデン
サと、上記ピークホールド用コンパレータの反転入力を
抵抗分圧した値を反転入力とすると共に上記ピークホー
ルド用コンデンサにより保持された値を非反転入力とし
てイオン電流の検出信号を出力する波形整形用コンパレ
ータとを有する波形整形回路を備えたことにより、イオ
ン電流のみを検出可能にする。
【0023】さらに、上記第2の半導体集積回路は、上
記バイアス供給用コンデンサの低電位側と接地線との間
に接地線側をカソードとするダイオードが設けられると
共に上記バイアス供給用コンデンサの低電位側を反転入
力端子としその反転入力端子と出力端子との間に帰還抵
抗が設けられ、かつ上記接地線を非反転入力端子とし
て、上記第1の半導体集積回路から制御電流が出力され
ない期間はコンデンサの低電位側をコンデンサの保持電
圧分下げるべく負電圧をバイアスすると共に上記バイア
ス供給用コンデンサに流れるイオン電流を電圧に変換し
てその電圧変換値を上記第1の半導体集積回路に出力す
るコンパレータでなるイオン電流電圧変換回路と、この
イオン電流電圧変換回路の接地線とアースとの間にアー
ス側をアノードとして上記第1の半導体集積回路の基板
電位よりも基板電位が高く設定するダイオードとを備え
たことにより、イオン電流を検出する必要のない期間に
おいて、第2の半導体集積回路の基板電位がコンデンサ
の保持電圧分負電圧になることにより、バイアス供給用
コンデンサの保持電圧を維持したまま、点火プラグへの
バイアス電圧を下げることができる。
【0024】
【実施例】 実施例1. 以下、この発明の実施例を図について説明する。図1は
実施例1に係る内燃機関の失火検出装置を示す回路構成
図である。図1において、1〜4、6〜8、14及び1
5は図8に示す内燃機関の失火検出装置と同一部分を示
し、1は1次コイルの正極側に電源4を接続すると共に
負極側に内燃機関の点火時期にスイッチングされるトラ
ンジスタ3を接続し、2次コイルの負極側に点火プラグ
2を接続すると共に正極側に失火検出回路50を接続し
てなる点火コイル、1aおよび1bは点火コイル1のそ
れぞれ1次コイルと2次コイル、2は点火コイル1の2
次コイル1bの負極側で発生する高電圧により電気火花
を飛ばす点火プラグ、3はコレクタが点火コイル1の1
次コイル1aの負極側に接続されると共にエミッタがア
ースに接続され、かつベースが燃焼を制御する制御装置
(図示せず)により制御される電流スイッチング素子とし
てのトランジスタ、4は電源である。なお、2Aは燃焼
室を示す。
【0025】また、新たな符号として、50は点火プラ
グ2に絶縁抵抗の低下が発生しても、一定期間イオン電
流を検出しない期間を設け、かつその期間におけるバイ
アス供給用コンデンサ6の電圧低下を防止することでイ
オン電流の検出精度を向上させるようにした本実施例に
係る失火検出回路を示し、この失火検出回路50内の構
成として、6は2次コイル1bの正極側に接続されてな
り点火プラグ2にバイアスを供給するためのバイアス供
給用コンデンサ、7は2次コイル1bの正極側とアース
の間に接続されてコンデンサ6に充電される電圧を設定
するためのツェナーダイオード、14は電源4に接続さ
れた電源抵抗、15はこの抵抗14の他端とアース間に
設けられた電源安定化用コンデンサ15である。
【0026】また、新たな符号として、16は第1の半
導体集積回路で、この第1の半導体集積回路16上に
は、上記バイアス供給用コンデンサ6の低電位側に接続
されて該コンデンサに流れる充電電流を検出してから所
定期間制御電流を出力する充電検出回路17、イオン電
流の電圧変換値のピーク値をホールドし、イオン電流の
電圧変換値とそのピークホールド値との比較に基づいて
イオン電流を検出する波形整形回路18、及び電源回路
19の各回路ブロックが設けられている。
【0027】また、20は上記第1の半導体集積回路1
6とは別の基板上に形成された第2の半導体集積回路
で、この第2の半導体集積回路20上には、上記バイア
ス供給用コンデンサ6の低電位側に接続されて、上記制
御電流が出力されない期間はコンデンサ6の低電位側を
コンデンサ6の保持電圧分下げるべく負電圧をバイアス
すると共に上記コンデンサ6に流れるイオン電流を電圧
に変換してその電圧変換値を出力するイオン電流電圧変
換回路21とこの第2の半導体集積回路20の基板電位
を固定または開放するために設けられたダイオード22
が設けられている。
【0028】さらに、23は時間計測用コンデンサ、2
4はピークホールド用コンデンサ、25はイオン電流電
圧変換用の帰還抵抗を示し、図1に示す実施例では、上
記時間計測用コンデンサ23とピークホールド用コンデ
ンサ24は第1の半導体集積回路16とは別に設けられ
ているが、設定条件等に応じて第1の半導体集積回路1
6内に内蔵しても良い。同様に、上記イオン電流変換用
の帰還抵抗25は変換精度に応じて第2の半導体集積回
路20内に設けても良い。
【0029】なお、図1において、P50a〜P50dは失火
検出回路50の端子を示し、順次、点火コイル1の2次
コイル1bの正極側に接続されるバイアス供給用コンデ
ンサ6の高電位側に接続された入力端子、出力端子、電
源4に接続される電源端子、及びツェナーダイオード7
の接地端子をそれぞれ示す。また、P16a〜P16hは第1
の半導体集積回路16の端子を示し、順次、電源抵抗1
4を介して失火検出回路50の電源端子P50c に充電検
出回路17の端子P17g と電源回路19の端子P19a
接続する電源端子、充電検出回路17の端子P17b と波
形整形回路18の端子P18c 及び電源回路19の端子P
19b に接続された第1の半導体集積回路の接地端子、失
火検出回路50の出力端子P50b に波形整形回路18の
端子P18 b を接続する出力端子、波形整形回路18の端
子P18d に抵抗25及び第2の半導体集積回路20の端
子P20d を接続する制御入力端子、充電検出回路17の
端子P17c に第2の半導体集積回路20の端子P20b
接続する検出出力端子、バイアス供給用コンデンサ6の
低電位側と充電検出回路17の端子P17d を接続する検
出入力端子、時間測定用コンデンサ23の高電位側と充
電検出回路17の端子P17f を接続する時間測定用端
子、ピークホールド用コンデンサ24の高電位側と波形
整形回路18の端子P18e を接続するピークホールド用
端子をそれぞれ示す。さらに、P20a 〜P20e は第2の
半導体集積回路20の端子を示し、順次、入力端子、制
御入力端子、第1の制御出力端子、第2の制御出力端
子、第2の半導体集積回路の接地端子をそれぞれ示す。
【0030】本実施例においては、点火プラグ2の絶縁
抵抗の低下が発生しても、一定期間、イオン電流を検出
しない期間を設け、かつその期間でのバイアス供給用コ
ンデンサ6の電圧低下を防ぎ、イオン電流の検出精度を
保つもので、まず、コンデンサ6の電圧を低下させない
ためには、点火プラグ2のバイアス電圧をゼロボルトと
することで実現できる。このとき、バイアス供給用コン
デンサ6は、約80Vのバイアス電圧を保持したままで
あるので、バイアス供給用コンデンサ6の低電位側の電
位がコンデンサ6の保持電圧分だけ低下すれば良い。換
言すると、バイアス供給用コンデンサ6の低電位側に接
続される回路が負にバイアスされても電流が流れないよ
うになっている必要がある。
【0031】半導体集積回路を用いて負電圧バイアス
(基板電位よりも低い電圧印加)を行うには、基板に対
する寄生素子が問題となる。具体的には、npnトラン
ジスタのコレクタ、pnpトランジスタのベース等は、
いずれもn型拡散で形成され、基板電位よりも低い電圧
を印加すると、基板とのpn接続が順方向にバイアスさ
れることになる。また、寄生素子がなくともnpnトラ
ンジスタのベースはエミッタとの接合部の耐圧が低いた
め、数ボルトでブレークダウンしてしまう。基板電位よ
りも低い電圧を印加しても良い素子は、pnpトランジ
スタのコレクタ、エミッタ及び拡散抵抗である。
【0032】このような制約を受けて演算増幅器を用い
た失火検出回路を構成することは極めて困難となるが、
この実施例では、失火検出回路50において、不利な制
約を受けないように、回路を基板電位の固定された第1
の半導体集積回路16と、基板電位の固定されない第2
の半導体集積回路17とに分離し、第1の半導体集積回
路16の動作により、第2の半導体集積回路17を制御
するようにした。このような構成をとることで、失火検
出回路50においては、自由に回路を構成し、かつ目的
とするところのバイアス供給用コンデンサ6の電圧減少
を防ぐことができる。
【0033】ここで、上記第1の半導体集積回路16内
の充電検出回路17としては、図2に示す回路構成を備
えている。バイアス供給用コンデンサ6の低電位側に接
続される端子P17d と第1の半導体集積回路16の接地
端子P16b に接続される端子P17b 、すなわち第1の半
導体集積回路16の接地線との間には、バイアス供給用
コンデンサ6への充電電流が流れる方向にダイオードd
1〜d3が直列接続されており、ダイオードd1とd2
の接続点と上記ダイオードd3のカソードが接続された
接地線との間に抵抗R1とR2の直列接続体が設けら
れ、その接続点にベースが接続されると共に接地線にエ
ミッタが接続されたnpnトランジスタQ1が備えら
れ、図1において、I50とは逆方向のバイアス供給用
コンデンサ6への充電電流が流れたとき、その充電電流
により、上記トランジスタQ1がオンするようになされ
ている。
【0034】上記トランジスタQ1のコレクタには抵抗
R3とR4をそれぞれ介してベースが接続されたnpn
トランジスタQ2とQ3が接続され、該トランジスタQ
2のコレクタは、図1に示す電源回路19に接続された
端子P17a からの電源線と接地線との間に直列接続され
た抵抗R5とR6の接続点とコンパレータC1の反転入
力端子が接続され、また、上記トランジスタQ3のコレ
クタは、上記電源線と定電流回路CC0及びダイオード
d4を介して接続されており、上記コンパレータC1の
非反転入力端子は、上記定電流回路CC1と上記ダイオ
ードd4の接続点及び端子P17e を介して接続される図
1に示す時間測定用コンデンサ23と接続され、その出
力端子は、上記電源線と抵抗R7を介して接続されると
共に上記抵抗R3とR4の接続点と接続されており、上
記トランジスタQ1がオンすることで、トランジスタQ
2とQ3がオフ状態になり、コンパレータC1の出力が
ハイレベルで安定していた状態からローレベルに変化
し、これにより、上記コンパレータC1の非反転入力端
子に接続され、かつ上記定電流回路CC0に端子P17 e
を介して接続された時間測定用コンデンサ23が端子P
17e より出力される充電電流によって充電され、上記コ
ンパレータC1の反転入力端子の電圧に達するまでその
充電状態を維持するようになされている。
【0035】上記コンパレータC1の出力端子には、さ
らに、抵抗R8を介してnpnトランジスタQ4のベー
スが接続され、このトランジスタQ4のコレクタは、n
pnトランジスタQ5のコレクタ及びベースが接続され
ると共に電源線に接続された定電流回路CC1が接続さ
れており、上記トランジスタQ5とベースが共通接続さ
れたnpnトランジスタQ6のコレクタは、抵抗R9を
介して図1に示す電源抵抗14と接続される端子P17f
と接続され、この抵抗R9の両端にエミッタとベースが
接続されるとともにコレクタが端子P17c を介して図1
に示す第2の半導体集積回路20の端子P20b と接続さ
れるpnpトランジスタQ7が設けられており、上記コ
ンパレータC1の出力がローレベルにあるとき、すなわ
ち、コンパレータC1の非反転入力への電圧が充電状態
を維持している間、上記トランジスタQ4はオフとな
り、上記トランジスタQ6には上記定電流回路CC1か
らの電流が発生し、これにより、pnpトランジスタQ
7がオンする。このpnpトランジスタQ7のオンによ
り、端子P17c から電流が出力される。すなわち、図1
に示す第1の半導体集積回路16から第2の半導体集積
回路20にI20の方向に電流が流れるようになされて
いる。
【0036】また、上記第1の半導体集積回路16内の
波形整形回路18としては、図3に示す回路構成を備え
ている。後述する第2の半導体集積回路20と接続され
る端子P18d には、第2の半導体集積回路20内のイオ
ン電流電圧変換回路21からの出力が流入する方向にダ
イオードd5が設けられ、そのダイオードd5のカソー
ドはピークホールド用コンパレータC2の反転入力端子
に接続されると共に、該カソードと端子P18c に接続さ
れる接地線との間に抵抗R10及びR11が接続されて
いる。そして、上記コンパレータC2の出力端子と図1
に示す電源回路19に接続された端子P18 a からの電源
線との間には定電流回路CC2が設けられ、該コンパレ
ータC2の出力端子と接地線との間にはコンパレータC
2の出力端子側にベースと共にコレクタが接続され、か
つ接地線側にエミッタが接続されたトランジスタQ8が
設けられており、このトランジスタQ8のベースにはベ
ースが共通接続されたトランジスタQ9が接続され、該
トランジスタQ9のコレクタと上記電源線との間には定
電流回路CC3が接続され、かつコレクタは上記ピーク
ホールド用コンパレータC2及び波形整形用コンパレー
タC3の各非反転入力端子と図1に示すピークホールド
用コンデンサ24と接続される端子P18e とにそれぞれ
接続され、そのエミッタは接地線に接続されている。さ
らに、上記波形整形用コンパレータC3の出力端子は第
1の半導体集積回路16の出力端子P50b と接続される
端子P18 b に接続されている。
【0037】ここで、上記ピークホールド用コンデンサ
24と接続される端子P18e の入出力電流は、定電流回
路CC2とCC3の定電流値に依存し、ピークホールド
用コンパレータC2の動作により切り替わるようになさ
れ、該コンパレータC2の出力がハイのときに端子P
18e を介して上記ピークホールド用コンデンサ24から
電流を流入し、上記コンパレータC2の出力がローのと
きは端子P18e を介して上記ピークホールド用コンデン
サ24に電流を流出させて、該ピークホールド用コンデ
ンサ24にピークホールド用コンパレータC2の反転入
力の電圧のピーク値を保持するようになされ、波形整形
用コンパレータC3は、ピークホールド用コンパレータ
C2の反転入力を抵抗R10とR11で分圧した信号を
反転入力として、非反転入力を上述したピークホールド
電圧とすることで、ピークホールドした電圧よりも一定
レベル以上大きな信号のみを検出するようになされてお
り、端子P18d からの信号電圧を分圧した値がピークホ
ールド用コンデンサ24の電圧よりも高くなったときロ
ーレベルとなり、イオン電流のみを検出ようになされて
いる。
【0038】また、上記第1の半導体集積回路16内の
電源回路19としては、図4に示す回路構成を備えてい
る。図1に示す電源抵抗14に接続される端子P19a
第1の半導体集積回路16の接地線に接続される端子P
19b との間に、抵抗R12とツナーダイオードZD1が
直列接続され、その接続点にはベースが接続され、コレ
クタが上記抵抗R12の他端に、エミッタが端子P19
cにそれぞれ接続されたトランジスタQ10が設けられ
ており、電源電圧が一定値以上のとき図1に示す充電検
出回路17から出力可能にする。
【0039】さらに、上記第2の半導体集積回路20内
のイオン電流電圧変換回路21としては、図5に示す回
路構成を備えている。図1に示す第1の半導体集積回路
16内の充電検出回路17の端子P17c に接続される端
子P21b に接続された電源線から電源供給されるように
なされていて、反転入力端子には図1に示すバイアス供
給用コンデンサ6の低電位側に接続される端子P21a
図1に示す帰還抵抗25に接続される端子P21c とにそ
れぞれ接続されると共に端子P21e に接続されるイオン
電流電圧変換回路21の接地線側をアノードとしたダイ
オードd6が接続され、非反転入力端子には上記接地線
に接続されたコンパレータC4が備えられ、このコンパ
レータC4の出力端子は、図1に示す第1の半導体集積
回路16内の波形整形回路18に接続されると共に、上
記接地線と抵抗R13を介して接続されており、さら
に、その接地線は、図1に示すように、ダイオード22
を介して接地されている。
【0040】そして、上記第1の半導体集積回路16か
ら制御電流が出力されない期間は、電流の流れる経路が
ないために、基板電位は固定されず、コンデンサ6に流
れる電流がゼロとなるように、コンデンサ6の低電位側
と共に保持電圧分だけ下がる。このとき、イオン電流電
圧変換回路21の出力は、第2の半導体集積回路20の
基板電位に等しい電圧となり、出力が負電位となるた
め、第2の半導体集積回路20ではイオン電流が流れな
い状態となる。他方、上記第1の半導体集積回路16か
ら制御電流が出力されている期間は、ダイオード22に
電流が流れることにより、第2の半導体集積回路20の
基板電位が上記ダイオード22の順方向電圧VF (約
0.7V)分だけ高く固定される。この期間は、イオン
電流電圧変換回路21が電流電圧変換を行い、上記基板
電位に重畳する形で電圧出力が発生する。すなわち、イ
オン電流電圧変換回路21の端子P21d である第2の半
導体集積回路20の端子P20d から第1の半導体集積回
路の端子P16d である波形整形回路18の端子P18d
の出力は、イオン電流がない場合は、順方向電圧VF
だけ出力するようになっており、イオン電流がある場合
には、VF +VI (ただし、VI はイオン電流電圧変換
出力)となる。
【0041】次に、上述した構成に係る内燃機関の失火
検出装置において、第1の半導体集積回路16による第
2の半導体集積回路17の制御について図6を参照して
説明する。図1に示すトランジスタ3のベース電圧V3
が、(a)に示すように、図示しない制御装置により制
御されて、トランジスタ3がオン状態からオフ状態に変
化する際(図6中、T1のタイミング)、点火プラグ2
の電位V2は、(b)に示すように、コイルの逆起電力
により例えば−30V程度まで下がり、電気火花を発生
する。このとき、(c)に示すように、図1中矢印I5
0とは逆方向に流れる電流が発生する。この電流は、バ
イアス供給用コンデンサ6の充電電流となり、第1の半
導体集積回路16内の充電検出回路17に流入する。
【0042】上記充電検出回路17は、図2に示す構成
を備えており、流入した電流はダイオードd1〜d3を
介して接地端子に流れる。端子P17d における電位V
P17dは、(d)に示すように、それらの順方向電圧3V
F 上昇する。このときの電流によりトランジスタQ1が
オンし、このトランジスタQ1がオンすることで、トラ
ンジスタQ2及びQ3がオフ状態となり、コンパレータ
C1の出力がハイレベルで安定していた状態からローレ
ベルに変化する。また、このとき、端子P17e より出力
される充電電流によって、図1に示す時間測定用コンデ
ンサ23が充電され、その端子P17e における電位V
P17eは、(e)に示すように、コンパレータC1の反転
入力の電圧に達するまでその充電状態が継続される。コ
ンパレータC1がその充電状態を維持している間、トラ
ンジスタQ4はオフとなり、トランジスタQ6には定電
流回路CC1からの電流が流れて導通し、これに伴っ
て、pnpトランジスタQ7がオンする。このトランジ
スタQ7がオンすることによって、端子P17c から図1
に示す第2の半導体集積回路20内のイオン電流電圧変
換回路21の端子P21b に向かって電流が流れ、端子P
21b における電位VP21bは、(f)に示すようになる。
【0043】この電流は、図5に示すイオン電流電圧変
換回路21の構成において、キルヒホッフの法則から、
端子P21a を通ってバイアス供給用コンデンサ6に流れ
る分と、端子P21d を通って第1の半導体集積回路に流
れる分(なお、この電流は図1に示す帰還抵抗25を通
って端子P21c に戻る)を除いては、接地線に接続され
た端子P21e を介して図1に示すダイオード22を通っ
て接地端子に流れる。従って、第2の半導体集積回路2
0の基板の電位が端子P21e の電位になるように構成さ
れていれば、結果として、第2の半導体集積回路20の
基板電位は、第1の半導体集積回路16の基板電位より
もダイオード22の順方向電圧VF (約0.7V)分だ
け高く固定される。このとき、第2の半導体集積回路2
0は、イオン電流電圧変換動作ができる状態となる。し
かし、点火により充電電流が発生している間は、イオン
電流とは逆向きの電流が流れていることに等しく、電流
電圧変換出力は、第2の半導体集積回路20の基板電位
に等しくなる。
【0044】次に、点火が終了すると、(c)に示すよ
うに、電流I50の絶対値は急激に減少し、(b)に示
すように、点火プラグ2の電圧V2も急上昇する。この
とき、燃焼によるイオン電流が発生すると、第2の半導
体集積回路20内のイオン電流電圧変換回路21による
イオン電流の電圧変換出力としての波形整形回路18の
端子P18d における電位VP18dが、(g)に示すように
現れるが、波形整形回路18は、この電圧信号からイオ
ン電流による電圧波形を分離する役割を果たす。すなわ
ち、図3に示す波形整形回路18の構成において、端子
18e に接続された図1に示すピークホールド用コンデ
ンサ24への入力電流は、ピークホールド用コンパレー
タC2と波形整形用コンパレータC3の定電流回路CC
2とCC3に依存し、上記コンパレータC2の動作によ
り切り替わる。
【0045】ここで、定電流回路CC2及びCC3の定
電流値をICC2 及びICC3 とすると、ピークホールド用
コンパレータC2の出力がハイのとき、端子P18e はコ
ンデンサ24からの電流を流入し、その値は│ICC2
CC3 │となる。他方、コンパレータC2の出力がロー
のとき、端子P18e はコンデンサ24へ電流を流出し、
その値は│ICC3 │となる。│ICC3 │≫│ICC2 −I
CC3 │としておくと、端子P18e に接続されたコンデン
サ24は、ピークホールド用コンパレータC2の反転入
力の電圧のピーク値を保持するようになる。ただし、│
CC3 │の値は、イオン電流のように変化の速い信号に
は追従出来ない程度の値に設定する。すると、端子P
18e の電圧は(g)に示すようなレベルとなる。波形整
形用コンパレータC3は、ピークホールド用コンパレー
タC2の反転入力を抵抗R10及びR11にて抵抗分圧
した信号を反転入力とし、非反転入力を上記ピークホー
ルド電圧とすることで、ピークホールドした電圧よりも
一定レベル以上大きな信号のみを検出する。(g)及び
(h)に示すように、端子P18d の電位VP18dが端子P
18e の電位VP18eよりも高くなったときに、波形整形用
コンパレータC3は端子P18b からの出力VP18bとして
ローレベルの出力を送出する。
【0046】上述した図6に示す動作波形に対し、図7
は点火プラグ2の絶縁抵抗が低下した場合の動作波形を
図6と比較して示すものである。点火プラグ2の絶縁抵
抗が低下し、リーク電流が発生すると、第2の半導体集
積回路20内のイオン電流電圧変換回路21が動作し、
(c)に示すように、T2からT4までの期間中にイオ
ン電流にリーク電流が重畳する。しかし、充電検出回路
17からの制御信号により第2の半導体集積回路20へ
の制御電流が発生しないT4からT5までの期間は、端
子P17d とP21a の電圧が負電圧に下がることができ、
結果として、電流I50はゼロとなる。従って、バイア
ス供給用コンデンサ6の電荷の消費が少なく、点火プラ
グ2のバイアス電圧の低下も小さくなる。
【0047】イオン電流電圧変換回路21は、イオン電
流とリーク電流を併せて電圧変換するため、波形整形回
路18の端子P18d における電位VP18dにも、(g)に
示すように、イオン電流のないT3からT4までの期間
も電圧信号がでる。しかし、上述したピークホールド動
作により、端子P17e の電位レベルVP17eはリーク電流
による電圧レベルよりも高くなるように構成されてお
り、波形整形回路18の出力としては、(h)に示す端
子P18b における電位VP18bのように、リーク電流を除
いたイオン電流のみの比較検出が可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、点火
プラグに流れるイオン電流の検出に基づいて失火を検出
する失火検出回路として、上記2次コイルを介して上記
点火プラグの放電時に流れる電流を充電し該充電された
電圧をバイアス電圧として点火プラグに印加するバイア
ス供給用コンデンサと、上記コンデンサの高電位側とア
ース間に接続されて該コンデンサの充電電圧を設定する
充電電圧設定用ツェナーダイオードと、上記コンデンサ
の低電位側に接続されて該コンデンサに流れる充電電流
を検出してから所定期間制御電流を出力すると共に、イ
オン電流の電圧変換値のピーク値をホールドし、イオン
電流の電圧変換値とそのピークホールド値との比較に基
づいてイオン電流を検出する第1の半導体集積回路と、
上記第1の半導体集積回路の基板電位よりも基板電位が
高く設定され、かつ上記コンデンサの低電位側に接続さ
れて、上記制御電流が出力されない期間はコンデンサの
低電位側をコンデンサの保持電圧分下げるべく負電圧を
バイアスすると共に上記コンデンサに流れるイオン電流
を電圧に変換してその電圧変換値を出力する第2の半導
体集積回路とを備えたことにより、点火プラグに印加す
るバイアス電圧を変化させるようにして、点火プラグの
絶縁抵抗の低下が発生しても、一定期間イオン電流を検
出しない期間を設け、かつその期間にバイアス供給用コ
ンデンサの保持電圧が低下するのを防止してイオン電流
検出時以外での電流を低減でき、バイアス電圧供給用コ
ンデンサの蓄積電荷の消費を少なくして、イオン電流と
リーク電流との識別をしやすくし、イオン電流の検出精
度を向上させることができる。
【0049】また、上記第1の半導体集積回路として、
上記バイアス供給用コンデンサに充電電流が流れたとき
にオンするnpnトランジスタと、このnpnトランジ
スタがオンすることで出力がハイレベルからローレベル
に変化するコンパレータと、このコンパレータの出力が
ローレベルに変化することで充電されてその充電電圧が
上記コンパレータの出力がハイレベルに変化するまで充
電継続する時間測定用コンデンサと、上記コンパレータ
の出力がローレベルのときに上記第2の半導体集積回路
に制御電流を出力するpnpトランジスタとを有する充
電検出回路を備えたことにより、基板電位よりも低い電
圧を印加することを可能にすることができる。
【0050】また、上記第1の半導体集積回路として、
上記第2の半導体集積回路から出力されるイオン電流の
電圧変換値を反転入力とすると共にそのピーク値を非反
転入力とするピークホールド用コンパレータと、このコ
ンパレータの出力がハイレベルのときに電流が流入する
と共にローレベルのときには電流を流出させてイオン電
流の電圧変換値のピーク値を保持することにより上記コ
ンパレータに非反転入力を与えるピークホールド用コン
デンサと、上記ピークホールド用コンパレータの反転入
力を抵抗分圧した値を反転入力とすると共に上記ピーク
ホールド用コンデンサにより保持された値を非反転入力
としてイオン電流の検出信号を出力する波形整形用コン
パレータとを有する波形整形回路を備えたことにより、
イオン電流のみを検出可能にすることができる。
【0051】さらに、上記第2の半導体集積回路とし
て、上記バイアス供給用コンデンサの低電位側と接地線
との間に接地線側をカソードとするダイオードが設けら
れると共に上記バイアス供給用コンデンサの低電位側を
反転入力端子としその反転入力端子と出力端子との間に
帰還抵抗が設けられ、かつ上記接地線を非反転入力端子
として、上記第1の半導体集積回路から制御電流が出力
されない期間はコンデンサの低電位側をコンデンサの保
持電圧分下げるべく負電圧をバイアスすると共に上記バ
イアス供給用コンデンサに流れるイオン電流を電圧に変
換してその電圧変換値を上記第1の半導体集積回路に出
力するコンパレータでなるイオン電流電圧変換回路と、
このイオン電流電圧変換回路の接地線とアースとの間に
アース側をアノードとして上記第1の半導体集積回路の
基板電位よりも基板電位が高く設定するダイオードとを
備えたことにより、イオン電流を検出する必要のない期
間において、第2の半導体集積回路の基板電位がコンデ
ンサの保持電圧分負電圧になることにより、バイアス供
給用コンデンサの保持電圧を維持したまま、点火プラグ
へのバイアス電圧を下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る内燃機関の失火検
出装置を示す全体構成図である。
【図2】 図1における第1の半導体集積回路16内の
充電検出回路17を示す回路構成図である。
【図3】 図1における第1の半導体集積回路16内の
波形整形回路18を示す回路構成図である。
【図4】 図1における第1の半導体集積回路16内の
電源回路19を示す回路構成図である。
【図5】 図1における第2の半導体集積回路20内の
イオン電流電圧変換回路21を示す回路構成図である。
【図6】 図1ないし図5に示す構成に係る内燃機関の
失火検出装置の動作を示す各部波形図である。
【図7】 図1の点火プラグ2の絶縁抵抗が低下した場
合の動作を図6と比較して示す波形図である。
【図8】 従来例に係る内燃機関の失火検出装置を示す
構成図である。
【図9】 従来例でリーク電流がない場合の動作を説明
する波形図である。
【図10】 従来例でリーク電流がある場合の動作を説
明する波形図である。
【符号の説明】
1 点火コイル、1a 1次コイル、1b 2次コイ
ル、2 点火プラグ、3 トランジスタ、4 電源、6
バイアス供給用コンデンサ、7 ツナーダイオード、
16 第1の半導体集積回路、17 充電検出回路、1
8 波形整形回路、19 電源回路、20 第2の半導
体集積回路、21 イオン電流電圧変換回路、22 ダ
イオード、23 時間測定用コンデンサ、24 ピーク
ホールド用コンデンサ、50 失火検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 17/12 F02D 45/00 368

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次コイルの一端に電源を接続すると共
    に他端に内燃機関の点火時期にスイッチング制御される
    スイッチング素子を接続してなる点火コイルと、この点
    火コイルの2次コイル側に接続されて高電圧の印加に基
    づいて内燃機関の燃焼室内で放電を生じさせて混合気を
    着火させる点火プラグと、この点火プラグに流れるイオ
    ン電流の検出に基づいて失火を検出する失火検出回路と
    を備えた内燃機関の失火検出装置において、上記失火検
    出回路として、上記2次コイルを介して上記点火プラグ
    の放電時に流れる電流を充電し該充電された電圧をバイ
    アス電圧として点火プラグに印加するバイアス供給用コ
    ンデンサと、上記コンデンサの高電位側とアース間に接
    続されて該コンデンサの充電電圧を設定する充電電圧設
    定用ツェナーダイオードと、上記コンデンサの低電位側
    に接続されて該コンデンサに流れる充電電流を検出して
    から所定期間制御電流を出力すると共に、イオン電流の
    電圧変換値のピーク値をホールドし、イオン電流の電圧
    変換値とそのピークホールド値との比較に基づいてイオ
    ン電流を検出する第1の半導体集積回路と、上記第1の
    半導体集積回路の基板電位よりも基板電位が高く設定さ
    れ、かつ上記コンデンサの低電位側に接続されて、上記
    制御電流が出力されない期間はコンデンサの低電位側を
    コンデンサの保持電圧分下げるべく負電圧をバイアスす
    ると共に上記コンデンサに流れるイオン電流を電圧に変
    換してその電圧変換値を出力する第2の半導体集積回路
    とを備えたことを特徴とする内燃機関の失火検出装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の半導体集積回路は、上記バイ
    アス供給用コンデンサに充電電流が流れたときにオンす
    るnpnトランジスタと、このnpnトランジスタがオ
    ンすることで出力がハイレベルからローレベルに変化す
    るコンパレータと、このコンパレータの出力がローレベ
    ルに変化することで充電されてその充電電圧が上記コン
    パレータの出力がハイレベルに変化するまで充電継続す
    る時間測定用コンデンサと、上記コンパレータの出力が
    ローレベルのときに上記第2の半導体集積回路に制御電
    流を出力するpnpトランジスタとを有する充電検出回
    路を備えたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の
    失火検出装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の半導体集積回路は、上記第2
    の半導体集積回路から出力されるイオン電流の電圧変換
    値を反転入力とすると共にそのピーク値を非反転入力と
    するピークホールド用コンパレータと、このコンパレー
    タの出力がハイレベルのときに電流が流入すると共にロ
    ーレベルのときには電流を流出させてイオン電流の電圧
    変換値のピーク値を保持することにより上記コンパレー
    タに非反転入力を与えるピークホールド用コンデンサ
    と、上記ピークホールド用コンパレータの反転入力を抵
    抗分圧した値を反転入力とすると共に上記ピークホール
    ド用コンデンサにより保持された値を非反転入力として
    イオン電流の検出信号を出力する波形整形用コンパレー
    タとを有する波形整形回路を備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の内燃機関の失火検出装置。
  4. 【請求項4】 上記第2の半導体集積回路は、上記バイ
    アス供給用コンデンサの低電位側と接地線との間に接地
    線側をカソードとするダイオードが設けられると共に上
    記バイアス供給用コンデンサの低電位側を反転入力端子
    としその反転入力端子と出力端子との間に帰還抵抗が設
    けられ、かつ上記接地線を非反転入力端子として、上記
    第1の半導体集積回路から制御電流が出力されない期間
    はコンデンサの低電位側をコンデンサの保持電圧分下げ
    るべく負電圧をバイアスすると共に上記バイアス供給用
    コンデンサに流れるイオン電流を電圧に変換してその電
    圧変換値を上記第1の半導体集積回路に出力するコンパ
    レータでなるイオン電流電圧変換回路と、このイオン電
    流電圧変換回路の接地線とアースとの間にアース側をア
    ノードとして上記第1の半導体集積回路の基板電位より
    も基板電位が高く設定するダイオードとを備えたことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の内燃機
    関の失火検出装置。
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