JP3129403B2 - イオン電流検出装置 - Google Patents

イオン電流検出装置

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JP3129403B2
JP3129403B2 JP09125660A JP12566097A JP3129403B2 JP 3129403 B2 JP3129403 B2 JP 3129403B2 JP 09125660 A JP09125660 A JP 09125660A JP 12566097 A JP12566097 A JP 12566097A JP 3129403 B2 JP3129403 B2 JP 3129403B2
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capacitor
diode
ion current
voltage
ignition coil
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浩一 中田
和久 茂木
洋一 紅林
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼状
態を燃焼室内のイオン電流に基づいて検出するために点
火装置に付随して設けられるイオン電流検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関では、ノック、プレイグニショ
ン(過早着火)等の異常燃焼や失火を防止するための制
御を行う必要がある。内燃機関の燃焼状態を検出する方
法の一つとして、燃焼室内のイオン電流を測定し、その
イオン電流によって燃焼状態を検出する方法が提案され
ている。
【0003】すなわち、点火プラグによる放電が起き、
燃焼室内の混合気が燃焼すると、その混合気はイオン化
する。混合気がイオン化した状態にあるときに、点火プ
ラグに電圧を印加すると、イオン電流が流れる。このイ
オン電流を検出し、解析処理を行うことによって、ノッ
ク、プレイグニション、失火等の発生を検出することが
できるのである。
【0004】例えば、特開平8-200195号公報は、かかる
イオン電流検出装置の一例を開示するものである。その
装置においては、点火コイルの一次電流の遮断時に生ず
る二次電流によりイオン電流生成用電源となるコンデン
サを一定電圧に充電し、火花放電後このコンデンサと点
火コイル二次巻線と点火プラグとイオン電流検出抵抗と
からなる閉回路に流れる電流をイオン電流検出抵抗を介
して測定することができるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のイオン電流検出
装置において、イオン電流検出抵抗の抵抗値が大きくな
るほど、イオン電流検出電圧も大きくなる。ところで、
イオン電流検出装置の後段に設けられる処理装置は、そ
のイオン電流検出電圧を入力電圧として所定の処理を行
うものであるが、この処理装置の電源電圧としては、車
両に搭載される関係上、バッテリ電圧が利用される。し
たがって、イオン電流検出抵抗の抵抗値を過度に大きく
すると、一定値以上のイオン電流が流れた場合に、入力
電圧すなわちイオン電流検出電圧が電源電圧を上回り、
処理装置では飽和してしまう。このような事態になる
と、イオン電流に含まれる高周波のノック信号を検出す
ることができなくなるばかりか、飽和点にてイオン電流
が不連続となり、フィルタ(濾波器)を通過させた後の
信号には大きなノイズが含まれることとなる。
【0006】一方、イオン電流検出抵抗の抵抗値を小さ
くすると、点火コイルに関係するノイズが大きくなり、
ノックの検出性が悪化してしまう。すなわち、点火プラ
グでの放電が終了しても、点火コイルは残留磁気エネル
ギを持っている。点火コイルは、このエネルギを放出し
ようとして、高電圧線路の浮遊容量との間でLC共振を
起こす。このLC共振がノイズとなるのである。さら
に、点火コイルにイオン電流が流れると、これをトリガ
として点火コイルで微小なLC共振が発生し、これもノ
イズとなる。点火コイルに関係するLC共振周波数は、
一般に4〜8kHzであり、ノック周波数(6〜8kH
z)に極めて近い。そのため、LC共振が発生すると、
そのノイズ信号成分とノック信号成分とをノック検出用
フィルタで分離することは困難である。したがって、イ
オン電流検出抵抗の抵抗値を過度に小さくすると、LC
共振によるノイズを減衰せしめることができず、ノック
等の検出精度が悪化することとなる。
【0007】かかる実情に鑑み、本発明の目的は、後段
の処理装置における処理が可能なようにイオン電流出力
電圧を抑制することと、点火コイルに関係するLC共振
の減衰時間を短縮することとの両立を図ったイオン電流
検出装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、イオン電流を
検出する検出抵抗とLC共振を減衰させる負荷抵抗とを
独立に設け機能を分離するという基本的着想に基づき、
以下に記載されるような技術構成を採用することによ
り、上記目的を達成するものである。
【0009】すなわち、本発明の第1の態様によれば、
点火プラグ及び点火コイル二次巻線に対して直列に接続
され、点火コイル一次電流遮断時に生ずる二次電流の方
向にのみ電流を流すダイオードと、該点火プラグ、該点
火コイル二次巻線及び前記ダイオードに対して直列に接
続され、イオン電流生成用電源となるコンデンサと、前
記コンデンサに並列に接続され、点火コイル二次電流に
より前記コンデンサに充電されるべき電圧を一定値に制
限する定電圧ダイオードと、前記ダイオードに対して並
列に接続され、前記コンデンサ、該点火コイル二次巻線
及び該点火プラグとともにイオン電流経路を構成する、
検出抵抗と負荷抵抗との直列接続と、前記検出抵抗と前
記負荷抵抗との接続点に接続される反転回路と、を具備
するイオン電流検出装置が提供される。
【0010】また、本発明の第2の態様によれば、前記
検出抵抗の抵抗値R1と前記負荷抵抗の抵抗値R2との
間に“R1<R2”の関係が設定される。
【0011】また、本発明の第3の態様によれば、前記
検出抵抗の抵抗値R1と前記負荷抵抗の抵抗値R2との
間に、 Vz×{R1/(R1+R2)}<Vb ここで、Vzは前記定電圧ダイオードによって制限され
る前記コンデンサの最大電圧、Vbは装置の電源電圧、
の関係が設定される。
【0012】また、本発明の第4の態様によれば、点火
プラグ及び点火コイル二次巻線に対して直列に接続さ
れ、点火コイル一次電流遮断時に生ずる二次電流の方向
にのみ電流を流すダイオードと、該点火プラグ、該点火
コイル二次巻線及び前記ダイオードに対して直列に接続
され、イオン電流生成用電源となるコンデンサと、前記
コンデンサに並列に接続され、点火コイル二次電流によ
り前記コンデンサに充電されるべき電圧を一定値に制限
する定電圧ダイオードと、前記コンデンサと前記ダイオ
ードとの接続点に接続され、前記コンデンサ、該点火コ
イル二次巻線及び該点火プラグとともにイオン電流経路
を構成するとともに、前記コンデンサと前記ダイオード
との接続点の電圧値を反転増幅する反転増幅回路であっ
て、演算増幅器と、該演算増幅器の反転入力端子に接続
される入力抵抗と、該演算増幅器の出力端子から反転入
力端子への帰還抵抗と、を備えるものと、を具備するイ
オン電流検出装置が提供される。
【0013】また、本発明の第5の態様によれば、前記
帰還抵抗の抵抗値Rfと前記入力抵抗の抵抗値Raとの
間に“Rf<Ra”の関係が設定される。
【0014】また、本発明の第6の態様によれば、前記
帰還抵抗の抵抗値Rfと前記入力抵抗の抵抗値Raとの
間に、 Vz×(Rf/Ra)<Vb ここで、Vzは前記定電圧ダイオードによって制限され
る前記コンデンサの最大電圧、Vbは装置の電源電圧、
の関係が設定される。
【0015】本発明の第1又は第4の態様に係るイオン
電流検出装置においては、後段の処理装置における処理
が可能なようにイオン電流出力電圧を抑制することと、
点火コイルに関係するLC共振の減衰時間を短縮するこ
ととの両立が図られ、イオン電流検出精度が向上する。
また、本発明の第2又は第5の態様に係るイオン電流検
出装置においては、イオン電流出力電圧を大幅に抑制す
ることと、LC共振の減衰時間を大幅に短縮することと
が可能となり、イオン電流信号の識別が容易となる。さ
らに、本発明の第3又は第6の態様に係るイオン電流検
出装置においては、イオン電流出力電圧を電源電圧以下
に確実に抑えることができ、イオン電流信号に基づく燃
焼状態検出が常に確実に行われる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0017】図1は、点火装置及び本発明の一実施形態
に係るイオン電流検出装置の回路構成を示す図である。
点火コイル1の一次巻線1aの一端は、バッテリ2の正
電極に接続され、他の一端は、スイッチング用のトラン
ジスタ3のコレクタに接続されている。そのトランジス
タ3のエミッタは接地され、そのベースには点火信号が
印加されるように構成されている。点火コイル1の二次
巻線1bの一端は、点火プラグ4の中心電極4aに接続
されている。点火プラグ4の外側電極4bは、接地され
ている。
【0018】点火コイル1の二次巻線1bの他の一端側
には、イオン電流検出回路10が設けられている。ま
ず、イオン電流生成用電源となるコンデンサ11が二次
巻線1bに接続されている。このコンデンサ11には、
点火コイル二次電流によりコンデンサ11に充電される
電圧を一定値に制限するための定電圧ダイオード(ツェ
ナーダイオード)12が並列に接続されている。コンデ
ンサ11の他の一端は、グランド方向へのみ電流を流す
ダイオード13を介して接地されるとともに、負荷抵抗
14とイオン電流検出抵抗15との直列接続を介して接
地されている。
【0019】そして、負荷抵抗14とイオン電流検出抵
抗15との接続点は、反転増幅回路16に接続されてい
る。この反転増幅回路16は、非反転入力端子(+端
子)が接地された演算増幅器(オペアンプ)17と、演
算増幅器17の反転入力端子(−端子)に接続される入
力抵抗18と、演算増幅器17の出力端子から反転入力
端子(−端子)への帰還抵抗19とで構成されている。
入力抵抗18の抵抗値をRa、帰還抵抗19の抵抗値を
Rfとすると、電圧増幅度は、周知のように“−Rf/
Ra”となる。本実施形態においては、Rf=Raに設
定されているため、反転増幅回路16は、単なる反転回
路となる。そして、反転回路16の出力は、ノック判定
等のための信号処理を行う処理回路20へと導かれてい
る。なお、Ra,Rfは、R1,R2に対して大きな値
である。
【0020】次に、イオン電流検出回路10の動作につ
いて説明する。まず、点火信号がアクティブとなり、ト
ランジスタ3がオンすると、点火コイル一次巻線1aに
電流が流れる。次いで、点火信号がインアクティブとさ
れてトランジスタ3がオフにされることにより一次電流
が遮断されると、点火コイル1の二次巻線1bに高電圧
が誘起され、その結果、点火プラグ4にて火花放電が起
こる。すなわち、点火プラグ4の中心電極4aにマイナ
ス極性の高電圧が印加されることにより、中心電極4a
と外側電極(接地電極)4bとの間で火花放電が起こ
り、図2に示されるように、点火コイル二次巻線1bか
ら、コンデンサ11及び定電圧ダイオード12、ダイオ
ード13、並びに点火プラグ4を介して、二次巻線1b
へと一巡する電流が流れる。この過程において、コンデ
ンサ11は、定電圧ダイオード12のツェナー電圧(1
00V程度)に一致する電圧にまで充電される。
【0021】点火プラグ4における火花放電により、燃
焼室内の混合気が着火し燃焼すると、その混合気はイオ
ン化する。混合気がイオン化した状態にあるときには、
点火プラグ4の両電極間は導電性を有する。なおかつ、
コンデンサ11の充電電圧により点火プラグ4の両電極
間には電圧が印加されているため、イオン電流が流れ
る。すなわち、このイオン電流は、図3に示されるよう
に、コンデンサ11の一端から、点火コイル二次巻線1
b、点火プラグ4、イオン電流検出抵抗15、及び負荷
抵抗14を介して、コンデンサ11の他端へと流れる。
そして、イオン電流検出抵抗15と負荷抵抗14との接
続点には“−イオン電流値×検出抵抗値”の電圧が現
れ、その電圧は反転回路16において反転される。最後
に、反転回路16の出力がイオン電流出力として処理回
路20に供給される。
【0022】図4は、イオン電流に基づくノック処理の
方法を説明するための図である。図4(A)及び(B)
に示されるように、点火信号がオフとされた直後に点火
プラグ4にて放電が起こり、放電電流が流れる。そし
て、放電終了後、点火コイルは残留磁気エネルギを放出
しようとし、点火コイル二次巻線1bのインダクタンス
Lと高電圧線路に形成される浮遊容量Cs(図1参照)
との間でLC共振が起こり、LC共振電流が流れる。そ
のLC共振電流はイオン電流検出抵抗によって検出され
るため、放電終了後のイオン電流波形には、図4(C)
に示されるように、急峻な変化が現れるが、これはイオ
ン電流によるものではない。そして、残留磁気エネルギ
によるLC共振電流が流れた後に、図4(C)に示され
るように、イオン電流が流れる。
【0023】図1に示される処理回路20においては、
ノックを検出するための区間が、図4(D)に示される
ように、残留磁気エネルギによるLC共振電流を避けて
設定され、この区間のイオン電流出力信号のみをバンド
パスフィルタ(帯域通過濾波器)に通すことにより、ノ
ック特有の周波数成分のみが抽出される。ノックが発生
していない場合、図4(E)に示されるように、バンド
パスフィルタ後の波形すなわちノック処理波形には、ノ
ック信号が現れない。
【0024】一方、ノックが発生した場合には、図4
(F)に示されるように、イオン電流波形にノック特有
の高周波振動成分が現れる。この場合、バンドパスフィ
ルタを通した後のノック処理波形には、図4(G)に示
されるように、その高周波数成分が現れることとなる。
【0025】また、前述のように点火コイルの残留磁気
エネルギによる急峻なLC共振電流が流れた後に、変化
量の大きいイオン電流が点火コイルに流れ、これがトリ
ガとなって微小なLC共振が発生し、図4(H)に示す
ように、イオン電流信号にこの微小なLC共振電流がノ
イズとして重なってしまうという現象が現れる場合があ
る。このLC共振周波数がノック周波数に近いときに
は、図4(I)に示されるように、あたかもノックがあ
ったかのような信号がノック処理波形に現れることとな
る。
【0026】上述のようなノック検出を行うにあたり、
次の2点が必要となる。 条件1:イオン電流出力が電源電圧を超えないこと(ノ
ックによる振動は、イオン電流信号のピーク付近に出る
が、イオン電流出力が電源電圧を超えると、処理回路で
の処理が不可能となり、この振動成分がカットされてし
まう)。 条件2:点火コイルによるノイズ(LC共振電流)を早
く減衰させ小さくすること。
【0027】まず、上記の条件2を満たすためには、イ
オン電流検出抵抗15と負荷抵抗14との直列結合の抵
抗値を所定値以上に大きくする必要がある。すなわち、
イオン電流検出抵抗15の抵抗値をR1、負荷抵抗14
の抵抗値をR2としたときに、“R1+R2”を所定値
以上に大きくする必要がある。図5は、“R1+R2”
とノック信号のS/N(信号対雑音比)との関係を実験
的に求めた結果を例示するものである。このS/Nは、
ノック制御を可能とするためには例えば1.5以上にす
る必要があり、その場合、図5から明らかなように、 R1+R2>100kΩ …(1) とする必要がある。
【0028】また、上記の条件1を満たすためには、コ
ンデンサ11の充電電圧すなわち定電圧ダイオード12
のツェナー電圧をVz、処理回路20の電源となるバッ
テリの電圧をVbとすると、 Vz×{R1/(R1+R2)}<Vb …(2) とする必要がある。なお、左辺の“Vz×{R1/(R
1+R2)}”は、点火プラグ4の電極間の抵抗値を0
としたときにイオン電流検出抵抗15にかかる電圧であ
る。すなわち、イオン電流出力電圧は、この値を超える
ことがないため、この値がバッテリ電圧Vbより小さく
なるように設定しておけば、条件1は満足される。
【0029】図6は、イオン電流検出抵抗15の抵抗値
R1及び負荷抵抗14の抵抗値R2が満たすべき条件を
示す図である。上記の式(1) を満たす領域は直線L1よ
り上側の領域であり、上記の式(2) を満たす領域は直線
L2より下側の領域である。従って、両式を同時に満た
す領域は、図の斜線部分の領域となる。例えば、Vb=
12[v] 及びVz=100[v] である場合において、式
(1) よりR1+R2=1[MΩ] としたときには、式(2)
よりR1<120[kΩ] にする必要があり、また、R1
+R2=500[kΩ] としたときには、R1<60[k
Ω] にする必要がある。
【0030】このように、イオン電流を検出する検出抵
抗とLC共振を減衰させる負荷抵抗とを独立に設け、上
述の条件1及び2を満たすべく両抵抗の抵抗値を選択す
るように構成したことによって、負荷抵抗を持たない従
来技術に比して、イオン電流検出精度を飛躍的に向上さ
せることが可能となる。従来技術では、条件1及び2を
同時に満たすことは極めて困難である。
【0031】図7は、前記した図1の実施形態を改良し
た第2の実施形態を示す図である。図1の回路における
反転増幅回路16では、入力抵抗18の抵抗値Ra及び
帰還抵抗19の抵抗値Rfを“Rf=Ra”となるよう
に設定していたが、このRaとRfとの比を適切に設定
することにより、イオン電流検出抵抗15及び負荷抵抗
14の作用を包含させることが可能となる。すなわち、
図7の回路では、図1におけるイオン電流検出抵抗15
及び負荷抵抗14が省略され、コンデンサ11の一端が
直接、反転増幅回路16の入力抵抗18に接続されてい
る。
【0032】一般に、オペアンプの差動入力端子間に
は、電流が流れず、電位差も生ぜず、出力電圧は負荷の
値にかかわらず一定である、とみなすことができる。す
なわち、図7の回路において、オペアンプ17の反転入
力端子は、仮想グランドとみなすことができるため、図
1における“R1+R2”は、図7のRaに置き変わる
とみることができる。また、図1における“R1/(R
1+R2)”なる分圧及び反転は、図7の反転増幅回路
における電圧増幅“−Rf/Ra”によって同時に実現
することができる。したがって、上記の式(1) 及び(2)
は、以下のように置き変わる。 Ra>100kΩ Vz×(Rf/Ra)<Vb 図7の回路によれば、抵抗の数を減らすことができ、コ
ストの低減及び装置の小型化が図られる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
後段の処理装置における処理が可能なようにイオン電流
出力電圧を抑制することと、点火コイルに関係するLC
共振の減衰時間を短縮することとの両立を図ったイオン
電流検出装置が提供され、イオン電流検出精度が向上せ
しめられる。ひいては、本発明は、内燃機関の燃焼状態
を反映するイオン電流に基づくノック、プレイグニショ
ン、失火等の検出処理における検出精度向上に大きく寄
与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】点火装置及び本発明の第1実施形態に係るイオ
ン電流検出装置の回路構成を示す図である。
【図2】点火プラグにおいて火花放電が発生したときの
放電電流の流れを説明するための図である。
【図3】火花放電後のイオン電流の流れを説明するため
の図である。
【図4】イオン電流に基づくノック処理の方法を説明す
るための図である。
【図5】検出抵抗及び負荷抵抗の直列結合の抵抗値“R
1+R2”とノック信号のS/N(信号対雑音比)との
関係を実験的に求めた結果を例示する特性図である。
【図6】イオン電流検出抵抗の抵抗値R1及び負荷抵抗
の抵抗値R2が満たすべき条件をR1とR2との関係で
示す図である。
【図7】点火装置及び本発明の第2実施形態に係るイオ
ン電流検出装置の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
1…点火コイル 1a…一次巻線 1b…二次巻線 2…バッテリ 3…トランジスタ 4…点火プラグ 4a…中心電極 4b…外側電極 10…イオン電流検出回路 11…コンデンサ 12…定電圧ダイオード(ツェナーダイオード) 13…ダイオード 14…負荷抵抗 15…イオン電流検出抵抗 16…反転増幅回路 17…演算増幅器(オペアンプ) 18…入力抵抗 19…帰還抵抗 20…処理回路
フロントページの続き (72)発明者 紅林 洋一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 平4−265474(JP,A) 特開 平7−217519(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 17/12 G01M 15/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点火プラグ及び点火コイル二次巻線に対
    して直列に接続され、点火コイル一次電流遮断時に生ず
    る二次電流の方向にのみ電流を流すダイオードと、 該点火プラグ、該点火コイル二次巻線及び前記ダイオー
    ドに対して直列に接続され、イオン電流生成用電源とな
    るコンデンサと、 前記コンデンサに並列に接続され、点火コイル二次電流
    により前記コンデンサに充電されるべき電圧を一定値に
    制限する定電圧ダイオードと、 前記ダイオードに対して並列に接続され、前記コンデン
    サ、該点火コイル二次巻線及び該点火プラグとともにイ
    オン電流経路を構成する、検出抵抗と負荷抵抗との直列
    接続と、 前記検出抵抗と前記負荷抵抗との接続点に接続される反
    転回路と、 を具備し、 前記検出抵抗の抵抗値R1と前記負荷抵抗の抵抗値R2
    との間に、 Vz×{R1/(R1+R2)}<Vb ここで、Vzは前記定電圧ダイオードによって制限され
    る前記コンデンサの最大電圧、 Vbは装置の電源電圧、 の関係があるイオン電流検出装置。
  2. 【請求項2】 点火プラグ及び点火コイル二次巻線に対
    して直列に接続され、点火コイル一次電流遮断時に生ず
    る二次電流の方向にのみ電流を流すダイオードと、 該点火プラグ、該点火コイル二次巻線及び前記ダイオー
    ドに対して直列に接続され、イオン電流生成用電源とな
    るコンデンサと、 前記コンデンサに並列に接続され、点火コイル二次電流
    により前記コンデンサに充電されるべき電圧を一定値に
    制限する定電圧ダイオードと、 前記コンデンサと前記ダイオードとの接続点に接続さ
    れ、前記コンデンサ、該点火コイル二次巻線及び該点火
    プラグとともにイオン電流経路を構成するとともに、前
    記コンデンサと前記ダイオードとの接続点の電圧値を反
    転増幅する反転増幅回路であって、演算増幅器と、該演
    算増幅器の反転入力端子に接続される入力抵抗と、該演
    算増幅器の出力端子から反転入力端子への帰還抵抗と、
    を備えるものと、 を具備し、 前記帰還抵抗の抵抗値Rfと前記入力抵抗の抵抗値Ra
    との間に、 Vz×(Rf/Ra)<Vb ここで、Vzは前記定電圧ダイオードによって制限され
    る前記コンデンサの最大電圧、 Vbは装置の電源電圧、 の関係があるイオン電流検出装置。
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