JP3175353B2 - 制御系の切換制御装置 - Google Patents

制御系の切換制御装置

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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制御系を持つ制
御システムにおいて、制御対象に切換ショックを与える
ことなく制御系を切換える切換制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の模擬走行試験やエンジンの単体
試験のためのシヤシーダイナモメータ、エンジン試験装
置等の各種試験装置は、運転中に速度制御やトルク制
御、吸気圧制御を切換えることが必要になる。
【0003】また、プラントにおける種々の機構制御や
油圧制御等にも複数の制御系を持つ制御装置を運転状態
に応じて制御系の切換えを行うことが多い。
【0004】図3は、ダイナモメータにおける速度制御
とトルク制御を切換えるための切換制御回路を例示す
る。自動車の駆動輪からの動力吸収負荷等になるダイナ
モメータ1は、速度・トルク制御アンプ2の制御出力に
従った電力変換器3の出力によって駆動・制動力を発生
する。
【0005】速度・トルク制御アンプ2は、手動設定時
には速度設定器4とトルク設定器5の設定値が速度/ト
ルク切換スイッチ6で切換えられて目標値として与えら
れ、自動設定時にはプログラマブルコントローラ7から
の速度又はトルク設定値が自動/手動切換スイッチ8を
通して目標値が与えられる。
【0006】速度・トルク制御アンプ2へのフィードバ
ック信号は、パルスピックアップ9とF/V変換器10
によるダイナモメータ1の速度検出信号と、ロードセル
11とトルク変換器12によるトルク検出信号とを速度
/トルク切換スイッチ13で切換えられる。
【0007】切換スイッチ6,13はプログラマブルコ
ントローラ7による自動切換え又は手動による切換えが
なされ、これに連動して速度・トルク制御アンプ2内の
制御特性切換スイッチ2A,2Bが切換えられる。
【0008】さらに、プログラマブルコントローラ7に
は速度及びトルク検出信号が与えられ、プログラム指令
値(速度又はトルク)を調節、切換えるための状態信号
として利用される。
【0009】上述の構成において、例えば速度制御状態
からトルク制御に切換える場合、切換直前のトルク検出
信号をコントローラ7に読取り、この信号に手動又は自
動のトルク設定値を一致させ、この後にスイッチ6,
8,13及び2A,2Bをトルク制御側に切換える。
【0010】このような切換えにより、切換時のトルク
ショック発生を防止し(バンプレス)、切換後にはトル
ク指令を徐々に新しい設定に変化させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のバンプレス切換
において、制御系の切換時に検出値に手動設定値を一致
させるのは困難であるため、切換によって設定値のわず
かな偏差が制御出力にトルクショックを発生してしま
う。
【0012】この点、自動設定値による切換えは検出値
に設定値を一致させるのは容易であるが、このための一
致制御回路を必要とするし、切換後に目標となる設定値
まで徐々に変化させる設定値調節回路を必要とする。
【0013】また、自動切換えの場合、指令値の出力タ
イミングとスイッチ8,13等の切換タイミングにずれ
が生じ易い。例えば、指令値と切換指令が同時に出力さ
れるもインタフェースリレーの動作遅れで切換えが遅れ
る。このような遅れは切換前の制御状態で切換後の設定
値で運転することになり、ダイナモメータ1には大きな
出力トルク変化を生じさせる。
【0014】上述のような切換時のトルクショックはダ
イナモメータシステムの計測に悪影響を及ぼし、精度良
い計測及び試験を難しくするし、切換ショックが制御対
象に損傷を与えることがある。
【0015】本発明の目的は、制御系のバンプレス切換
えを確実にしながら装置構成を簡単にする切換制御装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、複数の制御系を運転中に切換えて制御対
象を制御する制御システムにおいて、一方の制御系によ
る制御状態では他方の制御系の制御アンプ2Tを一方の
制御系の制御アンプ2Sと同じ入出力状態に保持する回
路18S,18Tと、一方の制御系から他方の制御系に切
換えるときに一定時間だけ前記一方の制御系の制御アン
プ2Sの出力を保持して制御出力とするホールド回路1
6と、前記一定時間だけ一方の制御系の入力から他方の
制御系の制御状態検出出力に切換え入力され該入力を他
方の制御系の制御アンプの設定入力とし、該一定時間後
に該設定入力から他方の制御系の設定入力にクッション
特性を有して一致させた出力を得る時間関数回路20を
備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】複数の制御系の制御アンプの入出力状態を同じ
にしておき、制御系の切換時に一定時間だけそれまでの
制御系による制御状態にホールド回路で保持しておき、
この一定時間内に時間関数回路が他方の制御系の制御状
態検出力と同じ値を他方の制御系の設定値入力として与
え、この値から他方の制御系の設定値入力にクッション
特性を持たせて変化させ、一致したときに通常の制御に
する。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す回路図であ
り、図3のものと同等のものは同一符号で示す。制御ア
ンプは速度制御アンプ2Sとトルク制御アンプ2Tに分離
構成され、両アンプ2S,2Tの出力は切換スイッチ15
によって切換えられ、さらにホールド回路16を通して
電力変換器3の制御入力にされる。
【0019】ホールド回路16は、常時は入力信号をそ
のまま出力し、ホールド指令が与えられたときにその出
力を保持し、ホールド指令の解除で入力信号の出力に戻
る。
【0020】制御アンプ2S,2Tは入力側には切換スイ
ッチ17S,17Tが設けられ、偏差検出回路18S,1
Tからの偏差入力を取込みできるようにされる。偏差
検出回路18S,18Tは、ホールド回路16の出力とア
ンプ2S,2Tの出力との偏差を検出する。
【0021】これら偏差検出回路18S,18Tからの入
力を取込むことでアンプ2S,2Tは通常時には互いの出
力を一致させる。例えば、スイッチ17S,17Tが図示
の状態になる速度制御状態では、アンプ2Sの出力がホ
ールド回路16の出力に一致し、アンプ2Tの出力はホ
ールド回路16の出力と一致すること、即ち偏差検出回
路18Tの偏差出力が零になるよう調節される。
【0022】速度制御アンプ2S又はトルク制御アンプ
Tへの入力は時間シフト回路19と時間関数回路20
及び偏差演算回路21S,21Tを介して与えられる。
【0023】時間シフト回路19は、切換スイッチ8を
介して与えられる手動又は自動の設定値を一定時間遅ら
せ、これにより設定値の入力タイミングとスイッチ1
3,17S,17T,15等の制御切換え指令タイミング
とのずれを補償した同期切換えを得る。例えば、プログ
ラマブルコントローラ7からの設定値出力に対する速度
/トルクの切換信号の遅れ時間に余裕分+10msを加
えた遅れに設定される。
【0024】時間関数回路20は、常時は時間シフト回
路19からの設定値をそのまま出力し、切換時に一定時
間(ホールド指令期間)だけ速度/トルク切換スイッチ
13からのフィードバック信号を取込んで出力し、この
後に時間関数ラン指令が与えられたときにフィードバッ
ク信号から徐々に設定値入力まで増減した出力を得る。
【0025】偏差演算回路21S,21Tは時間関数回路
20からの速度又はトルク設定値とその検出信号との偏
差を演算し、制御アンプ2S,2Tへの制御入力を得る。
【0026】本実施例の動作を図2に示すタイムチャー
トを参照して詳細に説明する。
【0027】プログラマブルコントローラ7はASR/
ATR指令によってスイッチ6とスイッチ13を速度設
定と速度検出又はトルク設定とトルク検出に切換え、手
動/自動指令によってスイッチ8を手動の速度/トルク
設定又は自動の速度/トルク設定に切換える。
【0028】図1の各スイッチは自動による速度制御状
態を示し、この状態からトルク制御への切換え及びトル
ク制御から速度制御への切換えは図2によるタイミング
でなされる。
【0029】図2おいて、速度制御からトルク制御への
切換えに際し、コントローラ7は内部の速度設定値をト
ルク設定値に切換える(時刻t1)。この設定値は時間
シフト回路19によって一定時間Tdだけ遅れた時刻t
3に表れる。
【0030】この遅れは、コントローラ7でほぼ同時に
発生する設定値切換と制御切換信号ATR,ASTにお
いて、スイッチ13等を切換るリレーの遅れを補償し、
スイッチ13等の切換終了後に設定値の切換え信号を得
る。
【0031】信号ATR,ASTの発生により、スイッ
チ13が切換えられたとき(時刻t2)、スイッチ22
が一定時間だけオンされると共にホールド回路16にホ
ールド指令が与えられる。
【0032】スイッチ22のオンによって、時間関数回
路20の入力には現在のトルク検出値が取込まれ、この
トルク検出値がそのまま時間関数回路20の出力にな
る。
【0033】一方、ホールド回路16はホールド指令に
よって一定時間だけそれまでの速度制御状態による制御
出力を保持する。
【0034】このホールド時間中にスイッチ15,17
S,17Tが図示の状態から切換えられる。このとき、ト
ルク制御アンプ2Tの出力は速度制御出力と一致した状
態で切換えられ、スイッチ17Tの切換えにも時間関数
回路20の出力がトルク検出値になるためトルク制御ア
ンプ2Tの入力は零に保持された切換えになり、不要な
振動は発生しない。
【0035】ホールド指令期間の終了時(時刻t3)、
スイッチ22は設定値入力側に戻されるが、同時に与え
られるラン指令によってそれまでのトルク検出値出力か
ら徐々に設定値に移行するクッション動作を行う。同時
に、ホールド回路16のホールド解除によってトルク制
御アンプ2Tの出力に従った電動機1の自動制御が再開
される。
【0036】これにより、トルク制御に移行し、時間関
数回路20の入出力が一致したとき(時刻t4)、ラン
指令解除され、以後トルク設定値入力に応じた自動制御
が継続される。
【0037】このトルク制御状態ではスイッチ17S
オン状態にあって速度制御アンプ2Sはトルク制御アン
プ2Tの出力に一致した出力になり、また入力は零にあ
る。
【0038】この後、トルク制御から速度制御に切換え
られるとき(時刻t5)、時刻t2〜t4と同様にバンプ
レスによる速度制御に切換えられる。
【0039】上述までの動作は自動設定の場合である
が、手動設定でも同様にバンプレス切換えができる。ま
た、コントローラ側では指令出力、設定出力にバンプレ
ス機能を付加することなく、標準的なものを使用でき
る。
【0040】なお、実施例は速度制御系とトルク制御系
を切換える場合を示すが、他の制御系の切換えにも適用
できるのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上とおり、本発明によれば、複数の制
御系の制御アンプを同じ入出力状態にしておき、制御系
の切換時に一定時間だけそれまでの制御系による制御状
態に保持しておき、この間に他方の制御系の制御状態検
出出力と同じ値を他方の制御系の設定値入力とし、この
後に他方の制御系の設定値入力にクッション特性を持た
せて一致させるようにしたため、制御系の切換時のショ
ックを完全に零にした確実なバンプレス切換えができ
る。また、回路構成上はコントローラ側の処理にバンプ
レス機能を付加する必要がなく、コントローラに標準的
なものを使用し、制御系に少しの回路付加することで済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】実施例のタイムチャート。
【図3】従来の回路図。
【符号の説明】
1…ダイナモメータ 2S…速度制御アンプ 2T…トルク制御アンプ 7…コントローラ 16…ホールド回路 19…時間シフト回路 20…時間関数回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/00 - 17/10 H02P 5/06 H02P 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御系を運転中に切換えて制御対
    象を制御する制御システムにおいて、 一方の制御系による制御状態では他方の制御系の制御ア
    ンプ2Tを一方の制御系の制御アンプ2Sと同じ入出力状
    態に保持する回路18S,18Tと、 一方の制御系から他方の制御系に切換えるときに一定時
    間だけ前記一方の制御系の制御アンプ2Sの出力を保持
    して制御出力とするホールド回路16と、 前記一定時間だけ一方の制御系の入力から他方の制御系
    の制御状態検出出力に切換え入力され該入力を他方の制
    御系の制御アンプの設定入力とし、該一定時間後に該設
    定入力から他方の制御系の設定入力にクッション特性を
    有して一致させた出力を得る時間関数回路20を備えた
    ことを特徴とする制御系の切換制御装置。
  2. 【請求項2】 前記各制御系の設定値入力は前記一定時
    間以上遅れて前記時間関数回路へ与える時間シフト回路
    19を備えたことを特徴とする請求項1記載の制御系の
    切換制御装置。
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AT509381B1 (de) * 2011-05-09 2012-04-15 Avl List Gmbh Prüfstand für dynamische prüfaufgaben an verbrennungskraftmaschinen, sowie verfahren zum betreiben eines derartigen prüfstandes

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