JP3208904B2 - ブレーキダイナモシステムの制御方式 - Google Patents

ブレーキダイナモシステムの制御方式

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JP3208904B2
JP3208904B2 JP05874993A JP5874993A JP3208904B2 JP 3208904 B2 JP3208904 B2 JP 3208904B2 JP 05874993 A JP05874993 A JP 05874993A JP 5874993 A JP5874993 A JP 5874993A JP 3208904 B2 JP3208904 B2 JP 3208904B2
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雅彦 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキの試験を行う
ブレーキダイナモシステムの制御方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シングルブレーキダイナモシステ
ムを図4に示す。同図において、1は直流モータ、2は
フライホイール、3はトルクメータ、BKはトルクメー
タに取着されたブレーキ、4はフライホイールを介して
直流モータ1で回転されるブレーキBKのディスクであ
る。
【0003】このようなブレーキダイナモシステムにお
ける制御方式には、(1)ストローク制御、(2)圧力
制御、(3)トルク制御、の3種類がある。圧力制御を
行う場合はストローク制御をマイナーループとして有
し、トルク制御を行う場合は圧力制御及びストローク制
御をマイナーループとして有している。ただし、トルク
制御を行う場合は応答性確保のために、フィードフォワ
ードループを設けている。
【0004】トルク制御の1例を図5に示す。同図にお
いて、21はブレーキトルク設定値TSとトルク検出値
Tとの偏差を増幅するトルク制御アンプ、22はこのア
ンプ21の出力と油圧検出値Pとの差を増幅する圧力制
御アンプ。
【0005】23はブレーキトルク設定値TSが入力す
るトルク/油圧係数回路24と油圧/ストローク関数回
路からなるフィードフォワードループ、26はアンプ2
2の出力にフィードフォワードループ23からのフィー
ドフォワード値を加してブレーキを動かす油圧シリンダ
のストローク制御回路である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】マイナーループ方式は
制御の応答、安定性を確保することが必要である。しか
し、トルク制御方式でトルクを一定に制御しようとする
と、圧力は無管理となるので制御値を一定にできない。
【0007】そのためトルク制御によりブレーキの出力
一定制御を行うと入力側の操作量である圧力の変動が大
きく、実際のブレーキ制動とは大きく異なっていた。従
って人がトルク値に合うよう圧力制御にて入力値をコン
トロールしてしていた。
【0008】また、圧力制御によりブレーキの圧力一定
制御をした場合はトルクが無管理となるためトルク値は
どうなるかわからない。それ故ブレーキトルクの値を設
定しかつ圧力を一定にする制御は実現できなかった。
【0009】本発明は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、トル
ク制御において実際のブレーキ制動に合致した方法でブ
レーキ試験がなしうるブレーキダイナモシステムの制御
方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるブレーキダイナモシステムの制御方
式は、トルク制御回路をトルク制御と圧力制御の切換可
能に構成すると共に、制御時のトルク平均値及び圧力平
均値を記憶する記憶回路と、記憶されたトルク平均値及
び圧力平均値を前回トルク平均値及び前回圧力平均値と
してトルク指令値とトルク平均前回値及び圧力平均前回
値から圧力目標値を得る学習回路とを設け、1回目の試
験はトルク制御方式で行い、2回目の試験は前記記憶回
路に記憶された圧力平均前回値を目標値として圧力制御
方式で行い、3回目以降の試験は前記学習回路で学習し
て得た圧力目標値にて圧力制御方式で行うものである。
【0011】
【作用】1回目の試験はトルク制御回路によりトルク一
定制御を行い2回目は圧力制御回路に切替えて1回目の
圧力平均値を指令として圧力制御を行い、3回目以降は
トルク制御値と前回トルク平均値及び前回圧力平均値を
用いて学習により得た圧力値を指令として制御を行って
いるので、ブレーキの温度等の環境が変化しても圧力制
御の目標値がずれることなく、かつ、トルク又は圧力が
無管理となることもなくブレーキの試験ができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1について、11はトルク設定値TSとトルク検出値
Tとの偏を増幅するトルク制御アンプ、12は圧力指令
を出力する学習回路。16は圧力制御アンプ11又は学
習回路12から切替スイッチSW1を介して入力する圧
力指令値P1又はPnと圧力検出値Pとの差を増幅する圧
力制御アンプ。
【0013】17はトルク設定値TSが入力するトルク
フィードフォワードゲイン回路、18はスイッチSW1
からのトルク指令値P1又はPnが入力する圧力フィード
フォワードゲイン回路、A1は圧力制御アンプ出力に、
フィードフォワードゲイン回路17又は18から切替ス
イッチSW3を介して入力するフィードフォワード値を
加える加算器、19は加算器A1の出力とストローク検
出値Lとの差を増幅するストローク制御アンプである。
【0014】学習回路12は、圧力平均前回値Pn-1
トルク平均前回値Tn-1で割る除算器13と、トルク設
定TSからトルク平均前回値Tn1を引く減算器S1と、除
算器13の出力に減算器S1の出力TS−Tn-1=eを掛
ける乗算器14と、減算器S1からの出力が仕様値内に
あるか否かを判定し否のとき出力する判定回路15と。
【0015】判定回路15の出力により切替えられ乗算
器14の出力又は0値を出力する切替スイッチSW
2と、圧力平均前回値Pn-1に切替スイッチSW2の出力
を加算し、前記切替スイッチSW1に今回圧力指令Pn
n-1+Pn-1(TS−Tn-1)/(TS−Tn-1)を出力す
る加算器A2とから構成されている。
【0016】次に、この実施例の動作を図2、図3を参
照して説明する。制御は図3に示すフローに従って行
う。図2に示すように目標制御が選択された場合、1回
目のテストはスイッチSW1,SW3をa側に入れ従来ト
ルク制御回路と同様の回路11,16,17,19にて
トルク制御を行う(S1)。そのテスト時の圧力検出値
の平均値を2回目の目標トルク値を得るための圧力平均
値P1として記憶する(S2)。
【0017】2回目以降のテストは圧力制御で行う。2
回目のテストはスイッチSW1〜SW3をb側に切替えて
記憶された圧力平均前回値P1を用いてA2,16,1
8,A1,19の回路にて従来同様の圧力制御を行う
(S3)。そのテスト時の圧力検出値の平均値及びトル
ク検出値を平均前回値P2及びトルク平均前回値T2とし
て記憶する(S4)。圧力制御における圧力設定を一定
にしておいたのではテスト時のブレーキに発生する熱に
よる温度等の環境変化により目標値からはずれてしまう
ため、次式による学習を行う。
【0018】
【数1】
【0019】3回目以降は、学習回路12により学習に
より目標値Pn得て圧力制御する。即ち、判定回路15
においてトルク指令値TSとトルク平均前回値Tn-1の偏
差eが仕様値の範囲内にあるかを判定し範囲外の場合は
スイッチSW2側に切替える。(S5,S6)。
【0020】しかして、スイッチSW2側に切替る
と13,14,A2の回路により(1)式のPnが演算さ
れ圧力目標値Pnとして加算器A2から出力され圧力制御
する(S7,S9)。また、偏差eが仕様値の範囲
ある場合はスイッチSW2側に切替り圧力平均前回
値Pn-1を加算器A2からそのまま圧力目標値Pnとして
出力し圧力制御する(S8,S9)。
【0021】圧力制御中の圧力検出値及びトルク検出値
は圧力平均前回値及びトルク平均前回値として記憶され
(S10)、次回の学習に供される。n回目のトルク目
標、圧力設定、制御の関係は表1のとおりとなる。
【0022】
【表1】
【0023】なお、制御回路及び制御フローは上記実施
例に限定されるものでないことはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明のブレーキダイナモシシステムの
制御方式は、ブレーキテストを1回目はトルク制御で行
い2回目以降は圧力制御で行いかつその3回目以降の圧
力制御は学習により圧力設定をしているので、従来マイ
ナーループ方式のトルク制御のように入力側の操作量
(圧力)の大きな変動がなくなり、実際に近いブレーキ
制動試験ができる。また、従来のように人がトルク値に
合うよう圧力制御に入力値をコントロールする必要がな
いので試験の効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック回路図。
【図2】トルク目標制御波形図。
【図3】実施例の動作フロー図。
【図4】シングルブレーキダイナモシステムを示す構成
図。
【図5】従来トルク制御回路を示すブロック図。
【符号の説明】
11,21…トルク制御アンプ 12…学習回路 13…除算器 14…乗算器 15…判定回路 16,22…圧力制御アンプ 17…トルクフィードフォワードゲイン回路 18…圧力フィードフォワードゲイン回路 19,26…ストローク制御アンプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク制御回路をトルク制御と圧力制御
    の切換可能に構成すると共に、制御時のトルク平均値及
    び圧力平均値を記憶する記憶回路と、記憶されたトルク
    平均値及び圧力平均値を前回トルク平均値及び前回圧力
    平均値としてトルク指令値とトルク平均前回値及び圧力
    平均前回値から圧力目標値を得る学習回路とを設け、 1回目の試験はトルク制御方式で行い、2回目の試験は
    前記記憶回路に記憶された圧力平均前回値を目標値とし
    て圧力制御方式で行い、3回目以降の試験は前記学習回
    路で学習して得た圧力目標値にて圧力制御方式で行う
    とを特徴としたブレーキダイナモシステムの制御方式。
  2. 【請求項2】 前記学習回路にトルク設定値とトルク平
    均前回値の偏差判定回路を設け、偏差が仕様内のときは
    圧力平均前回値を圧力目標値として出力するようにした
    ことを特徴とした請求項1記載のブレーキダイナモシス
    テムの制御方式。
JP05874993A 1993-03-18 1993-03-18 ブレーキダイナモシステムの制御方式 Expired - Lifetime JP3208904B2 (ja)

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