JP3167733B2 - 旋回式建設機械並びに該建設機械に用いるキャブ、機器カバーおよびカウンタウエイト - Google Patents

旋回式建設機械並びに該建設機械に用いるキャブ、機器カバーおよびカウンタウエイト

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JP3167733B2
JP3167733B2 JP53061299A JP53061299A JP3167733B2 JP 3167733 B2 JP3167733 B2 JP 3167733B2 JP 53061299 A JP53061299 A JP 53061299A JP 53061299 A JP53061299 A JP 53061299A JP 3167733 B2 JP3167733 B2 JP 3167733B2
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hydrophilic
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悠敬 高野
康夫 早川
英雄 甫仮
一隆 立石
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の旋
回式建設機械並びに該建設機械に用いるキャブ、機器カ
バーおよびカウンタウエイトに関する。
背景技術 一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等の旋回式建設
機械は、自走可能な走行体と、該走行体上に旋回可能に
搭載された旋回体とからなり、該旋回体の前側には掘削
作業等を行うための作業装置が設けられている。
そこで、従来技術による旋回式建設機械として油圧シ
ョベルを例に挙げ、図13ないし図20を参照しつつ説明す
る。
図13において、101は履帯式の下部走行体、102は下部
走行体101上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示
し、上部旋回体102の前側中央には、土砂等の掘削作業
を行うための作業装置103が俯仰動可能に設けられてい
る。
そして、上部旋回体102は、旋回フレーム104と、旋回
フレーム104上に運転室を形成するキャブ105と、旋回フ
レーム104上に搭載された内燃機関(図示せず)等の機
器を覆う機器カバー106と、旋回フレーム104の後端側に
設けられたカウンタウエイト107とから大略構成されて
いる。また、機器カバー106の上面からは、内燃機関か
らの排気ガスを機器カバー106の上方に排出する排気管1
17が突出している。
そして、上述の油圧ショベルでは、上部旋回体102の
キャブ105、機器カバー106、およびカウンタウエイト10
7等の外表面に塗装が施され、該塗装には、通常、耐候
性等を考慮してポリウレタン塗料等の油性塗料が用いら
れている。
しかし、上述の如き油圧ショベルは、通常、屋根等の
ない保管場所に雨曝しの状態で保管される場合が多い。
このように、屋外で油圧ショベルを保管している間に、
降雨等によって、上部旋回体102のキャブ105、機器カバ
ー106、およびカウンタウエイト107の外表面のうち、垂
直方向の外表面には、図14等に示す如くの多数のすじ状
の汚れ108(以下、雨だれ汚れ108という)が付着してし
まい、外観品質が著しく低下してしまうという問題があ
る。
ここで、機器カバー106の外表面に施された塗装、お
よび当該外表面に付着した雨だれ汚れ108について、図1
4中のA部を拡大した図15および図16を参照して述べ
る。
図において、機器カバー106を構成する鋼板109の表面
には、例えば防錆剤を含有したアルキド樹脂塗料、ウレ
タン樹脂塗料等を塗布してなる下塗り塗膜110が形成さ
れ、下塗り塗膜110の表面には上塗り塗膜111が形成され
る。ここで、上塗り塗膜111には、通常、雨水等に対す
る撥水性を有した油性塗料、例えばアクリル樹脂塗料、
ポリウレタン塗料等のソリッド塗料が用いられ、このソ
リッド塗料を下塗り塗膜110上に塗布することにより上
塗り塗膜111が形成されている。
そして、上述の雨だれ汚れ108は、排気管117から排出
された内燃機関からの排気ガス等に含まれるカーボン化
合物、作業装置103の軸受装置等に供給されるグリース
の飛沫等の微細な油性の汚染物質112,112,…が、降雨時
の雨滴に伴って機器カバー106の側面板106Aに沿って流
下するときに、該側面板106Aの外表面に形成された上塗
り塗膜111上にすじ状に付着することにより生成される
ものである。
ここで、上述の如き雨だれ汚れ108の生成過程につい
て、図17ないし図20を参照しつつ説明する。
まず、図17に示すように、排気ガス等に含まれるカー
ボン化合物、グリースの飛沫等の微細な汚染物質112
が、機器カバー106の上面板106B外表面に形成された上
塗り塗膜111上に分散して付着する。
次に、図18に示すように、降雨時の雨滴113が上面板1
06Bの上塗り塗膜111上に落下すると、該雨滴113は上塗
り塗膜111上でほぼ半球状に***した水滴114となり、上
塗り塗膜111上に付着した汚染物質112は、水滴114によ
って上塗り塗膜111の表面から浮き上がる。このとき、
上塗り塗膜111は撥水性を有する油性塗料からなってい
るため、従来技術による上塗り塗膜111と水滴114との接
触角をθ1とすると、この接触角θ1は、例えば80度以
上となっている。
そして、図19、図20に示すように、上面板106Bの上塗
り塗膜111上で水滴114がつながって水たまり115が形成
されると、この水たまり115から溢れた水が雨だれ116と
なり、該雨だれ116は、汚染物質112を伴って上面板106B
から側面板106Aに沿って転がるように流下する。このと
き、雨だれ116の表面に浮き出た汚染物質112は、雨だれ
116が上塗り塗膜111の表面を転がる間に該雨だれ116か
ら離脱し、上塗り塗膜111に付着していく。
この結果、側面板106Bの外表面には、雨だれ116が流
下する経路に沿ってすじ状に汚染物質112が付着し、こ
れが繰返されることにより、多数の汚染物質112の集合
体である雨だれ汚れ108が生成される。この場合、内燃
機関からの排気ガスを排出する排気管117は、機器カバ
ー106の上面側に突出しているため、排気管117から機器
カバー106の上方に排出された排気ガス中に含まれるカ
ーボン化合物等の汚染物質112が、機器カバー106等の外
表面に付着し易く、雨だれ汚れ108が生成され易い。
このように、機器カバー106の外表面に設けられた上
塗り塗膜111は親油性を有しているから、油性の汚染物
質112の集合体である雨だれ汚れ108が生成され易く、ま
た、生成された雨だれ汚れ108は、水等によって洗浄す
るときの洗浄性が悪いという問題がある。このため、特
に建設機械のレンタル業にとっては、レンタル商品であ
る建設機械の外観品質が低下することによって商品価値
が大きく低下してしまうことになる。
発明の開示 本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、旋回体の外表面に汚れが付着しに
くく、また付着した汚れを容易に洗浄することができ、
外観品質を向上できるようにした旋回式建設機械並びに
該建設機械に用いるキャブ、機器カバーおよびカウンタ
ウエイトを提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
自走可能な走行体と、前記走行体上に旋回可能に設けら
れた旋回体と、前記旋回体上に機器カバーで覆って設け
られ、排気ガスを前記機器カバーの上方に排出する排気
管を有する内燃機関と、前記旋回体に俯仰動可能に設け
られた作業装置とを備えた旋回式建設機械において、前
記旋回体の外表面に、塗料を塗布することにより下塗り
塗膜を形成し、この下塗り塗膜上に、前記排気管及び前
記作業装置から出される油性の汚染物質を水膜に沿って
流下させる親水性塗料を塗布することにより親水性膜を
設けたことにある。
このように構成したことにより、旋回体の外表面に付
着した雨滴あるいは洗浄水は、親水性膜になじんでその
表面に水膜を形成する。これにより、旋回体の外表面に
排気管及び作業装置から出される油性の汚染物質が付着
したとしても、これら汚染物質を、旋回体の外表面に形
成された水膜上に浮かせた状態で流下させ、容易に除去
することができる。
また、請求項2の発明は、自走可能な走行体と、前記
走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、前記旋回体
上に機器カバーで覆って設けられ、排気ガスを前記機器
カバーの上方に排出する排気管を有する内燃機関と、前
記旋回体に設けられ、運転室を形成するキャブと、前記
旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とを備えた旋
回式建設機械において、前記キャブの外表面に、塗料を
塗布することにより下塗り塗膜を形成し、この下塗り塗
膜上に、前記排気管及び前記作業装置から出される油性
の汚染物質を水膜に沿って流下させる親水性塗料を塗布
することにより親水性膜を設けることができる。これに
より、キャブの外表面に雨滴あるいは洗浄水が付着する
と、これら雨滴等はキャブの外表面に形成された親水性
膜になじんで水膜を形成する。このため、キャブの外表
面に排気管及び作業装置からの油性の汚染物質が付着し
たとしても、これらの汚染物質を水膜上に浮かせた状態
で該水膜に沿ってキャブの外表面から流下させて除去す
ることができる。
また、請求項3の発明は、自走可能な走行体と、前記
走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、前記旋回体
上に機器カバーで覆って設けられ、排気ガスを前記機器
カバーの上方に排出する排気管を有する内燃機関と、前
記旋回体に俯仰動可能に設けられた作業装置とを備えた
旋回式建設機械において、前記機器カバーを構成する鋼
板の外表面に、塗料を塗布することにより下塗り塗膜を
形成し、この下塗り塗膜上に、前記排気管及び前記作業
装置から出される油性の汚染物質を水膜に沿って流下さ
せる親水性塗料を塗布することにより親水性膜を設ける
ことができる。これにより、機器カバーの外表面に付着
した排気管及び作業装置からの油性の汚染物質を、雨滴
あるいは洗浄水によって機器カバーの外表面に形成され
た水膜上を流下させて容易に除去することができる。
また、請求項4の発明は、自走可能な走行体と、前記
走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、前記旋回体
上に機器カバーで覆って設けられ、排気ガスを前記機器
カバーの上方に排出する排気管を有する内燃機関と、前
記旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置と、
前記旋回体の後側に設けられたカウンタウエイトを備え
た旋回式建設機械において、前記カウンタウエイトの外
表面に、塗料を塗布することにより下塗り塗膜を形成
し、この下塗り塗膜上に、前記排気管及び前記作業装置
から出される油性の汚染物質を水膜に沿って流下させる
親水性塗料を塗布することにより親水性膜を設けること
ができる。これにより、カウンタウエイトの外表面に付
着した排気管及び作業装置からの油性の汚染物質を、雨
滴あるいは洗浄水によってカウンタウエイトの外表面に
形成された水膜上を流下させて容易に除去することがで
きる。
また、請求項5の発明は、旋回フレーム上に設けら
れ、前面板、後面板、左,右の側面板および上面板を有
するキャブカバーによって形成してなる旋回式建設機械
に用いるキャブにおいて、前記キャブカバーのうち少な
くとも前面板、後面板、左,右の側面板には、塗料を塗
布することにより下塗り塗膜を形成し、この下塗り塗膜
上に、油性の汚染物質を水膜に沿って流下させる親水性
塗料を塗布することにより親水性膜を設ける構成とする
ことができる。これにより、例えばキャブが使用されて
いる間に、該キャブの外表面に油性の汚れが付着したと
しても、洗浄水等によってキャブの外表面に水膜を形成
することにより、該汚れを水膜に沿って流下させて除去
することができる。
また、請求項6の発明は、旋回フレーム上に設けら
れ、少なくとも左,右の両側に位置する左,右の側面
板、前記各側面板の上端側に設けられた上面板からなる
建屋として形成してなる旋回式建設機械に用いる機器カ
バーにおいて、前記建屋を形成する各板のうち少なくと
も前記左,右の側面板には、塗料を塗布することにより
下塗り塗膜を形成し、この下塗り塗膜上に、油性の汚染
物質を水膜に沿って流下させる親水性塗料を塗布するこ
とにより親水性膜を設ける構成とすることができる。こ
れにより、例えば機器カバーが使用されている間に、該
機器カバーの外表面に油性の汚れが付着したとしても、
洗浄水等によって機器カバーの外表面に水膜を形成する
ことにより、該汚れを水膜に沿って流下させて除去する
ことができる。
さらに、請求項7の発明は、旋回フレーム上に設けら
れ、少なくとも前面、後面、上面および下面を有する質
量体によって構成してなる旋回式建設機械に用いるカウ
ンタウエイトにおいて、前記質量体のうち少なくとも後
面には、塗料を塗布することにより下塗り塗膜を形成
し、この下塗り塗膜上に、油性の汚染物質を流下させる
親水性塗料を塗布することにより親水性膜を設ける構成
としたことにある。これにより、例えばカウンタウエイ
トが使用されている間に、該カウンタウエイトの外表面
に油性の汚れが付着したとしても、洗浄水等によってカ
ウンタウエイトの外表面に水膜を形成することにより、
該汚れを水膜に沿って流下させて除去することができ
る。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の実施の形態に適用される油圧ショベ
ルを示す斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態に用いるキャブを示す斜
視図である。
図3は、本発明の実施の形態に用いる機器カバーを示
す斜視図である。
図4は、本発明の実施の形態に用いるカウンタウエイ
トを示す斜視図である。
図5は、図1中の機器カバー、カウンタウエイト等を
拡大して示す側面図である。
図6は、機器カバーの外表面に親水性膜が形成されて
いる状態を示す図5中の矢示VI−VI方向からみた縦断面
図である。
図7は、親水性膜の表面に汚染物質が付着した状態を
示す図6と同様位置の縦断面図である。
図8は、親水性膜の表面に水滴が付着した状態を示す
図6と同様位置の縦断面図である。
図9は、親水性膜の表面に形成された水膜上を汚染物
質が流下する状態を示す図6と同様位置の縦断面図であ
る。
図10は、親水性膜の表面に形成された水膜上を汚染物
質が流下する状態を示す図9中の矢示X−X方向からみ
た側面図である。
図11は、物体表面の水に対する接触角と汚染付着性と
の関係を示す特性線図である。
図12は、親水性膜の変形例を示す図6と同様位置の縦
断面図である。
図13は、従来技術による旋回式建設機械に適用される
油圧ショベルを示す斜視図である。
図14は、図13中の機器カバー、カウンタウエイト等を
拡大して示す側面図である。
図15は、図14中のA部拡大図である。
図16は、従来技術による機器カバーの外表面に形成さ
れた塗膜を示す図15中の矢示XVI−XVI方向からみた縦断
面図である。
図17は、機器カバーの外表面に汚染物質が付着した状
態を示す図16と同様位置の縦断面図である。
図18は、機器カバーの外表面に水滴が付着した状態を
示す図16と同様位置の縦断面図である。
図19は、機器カバーの外表面に汚染物質が付着した状
態を示す図16と同様位置の縦断面図である。
図20は、機器カバーの外表面に汚染物質が付着した状
態を示す図19中の矢示XX−XX方向からみた側面図であ
る。
発明を実施するための最良の形態 以下、本発明による旋回式建設機械の実施の形態を油
圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図12を参照しつつ詳
細に説明する。
図において、1は履帯式の下部走行体、2は下部走行
体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、上部
旋回体2の前側中央には、土砂等の掘削作業を行うため
の作業装置3が俯仰動可能に設けられている。
そして、上部旋回体2は、骨組み構造をなし前側中央
に作業装置3が俯仰動可能に取付けられた旋回フレーム
4と、該旋回フレーム4の前部左側に設けられ、運転室
を形成するキャブ5と、該キャブ5の後側に位置して旋
回フレーム4上に設けられ、該旋回フレーム4上に搭載
された内燃機関、ラジエータ、油圧ポンプ、制御弁(い
ずれも図示せず)等の機器を覆う機器カバー6と、旋回
フレーム4の後端側に設けられたカウンタウエイト7と
から大略構成されている。
ここで、キャブ5は、図2に示すように、垂直方向の
外表面を構成する前面板5A、後面板5B、左,右の側面板
5C,5C、および水平方向の外表面を構成する上面板5Dを
有する箱形状のキャブカバーとして形成されている。そ
して、キャブ5の内部には、運転席、操作機器類(いず
れも図示せず)を収容した運転室が形成されている。
また、機器カバー6は、キャブ5とカウンタウエイト
7との間に位置して旋回フレーム4上に設けられ、図3
に示すように、垂直方向の外表面を構成する左,右の側
面板6A,6A、およびこの側面板6Aの上端側に設けられ、
水平方向の外表面を構成する上面板6Bからなる建屋とし
て形成されている。そして、上面板6Bの幅方向中間部
は、開閉可能な箱状のエンジンカバー6Cとなり、該エン
ジンカバー6Cの上面からは、内燃機関からの排気ガスを
排出する排気管8が突出している。
また、カウンタウエイト7は、図4に示すように、垂
直方向の外表面を構成する前面7A、後面7B、および水平
方向の外表面を構成する上面7C、下面7Dを有する質量体
として形成され、作業装置3との重量バランスをとるも
のである。
そして、上述の油圧ショベルでは、排気管8が機器カ
バー6(エンジンカバー6C)の上面から突出しているた
め、この排気管8を通じて機器カバー6の上方に排出さ
れた排気ガス等に含まれるカーボン化合物が、キャブ
5、機器カバー6、カウンタウエイト7等の外表面に付
着し易く、また、掘削作業時に作業装置3を俯仰動させ
ることにより、この作業装置3の軸受装置等に供給され
たグリースの飛沫がキャブ5、機器カバー6、およびカ
ウンタウエイト7等の外表面に付着し易い。しかし、こ
れらキャブ5、機器カバー6、およびカウンタウエイト
7等の外表面に後述する親水性膜11が設けられることに
より、雨だれ汚れ等の付着が防止できる構成となってい
る。
ここで、キャブ5、機器カバー6、カウンタウエイト
7等の外表面には、同一の親水性膜11が設けられている
ため、以下、機器カバー6の外表面に設けられた親水性
膜11について、図5および図6を参照しつつ説明する。
図において、9は機器カバー6を構成する鋼板、10は
鋼板9の表面に設けられた下塗り塗膜で、該下塗り塗膜
10は、例えば防錆剤を含有したアルキド樹脂塗料、ウレ
タン樹脂塗料等を鋼板9の表面に塗布することにより形
成されている。
11は機器カバー6の側面板6A、上面板6Bの外表面に設
けられた親水性膜を示し、該親水性膜11は、親水性ソリ
ッド塗料12を下塗り塗膜10の表面に塗布することによ
り、上塗り塗膜として形成されている。ここで、親水性
ソリッド塗料12は、例えばポリウレタン、フッ素樹脂等
の主剤、イソシアネート等の硬化剤、着色顔料に特殊シ
リケート、フッ素系無機親水性剤等の親水性剤12A,12A,
…を添加した親水性ポリウレタン塗料、親水性フッ素樹
脂塗料等が用いられる。
ここで、親水性膜11は、その表面に付着した水との接
触角をθ2とすると、この接触角θ2が60度以下、例え
ば50度となる膜として形成され、後述するように、降雨
時の雨滴、洗浄時の洗浄水によって表面に水膜を形成す
ることにより、雨だれ汚れ等の生成を防止するものであ
る。
そして、該親水性膜11は、機器カバー6の外表面の他
に、キャブ5の前面板5A、後面板5B、左,右の側面板5
C、上面板5Dの外表面にも設けられ、さらにカウンタウ
エイト7の前面7A、後面7B、上面7C、下面7Dの外表面に
も設けられている。
本実施の形態による旋回式建設機械は、上部旋回体2
を構成するキャブ5、機器カバー6、カウンタウエイト
7の外表面に上述の親水性膜11を設けたもので、以下、
親水性膜11が雨だれ汚れを防止する作用について、機器
カバー6の外表面に設けた親水性膜11を例に挙げ、図7
ないし図11を参照しつつ説明する。
まず、図7に示すように、カーボン化合物あるいはグ
リースの飛沫等の微細な汚染物質13が、機器カバー6の
上面板6Bの外表面に設けられた親水性膜11上に分散して
付着する。
次に、図8に示すように、降雨時の雨滴14が上面板6B
の親水性膜11上に落下すると、該雨滴14は親水性膜11上
でつぶれて水滴15となり、汚染物質13が水滴15によって
親水性膜11の表面から浮き上がる。このとき、本実施の
形態による親水性膜11と水滴15との接触角をθ2とする
と、この接触角θ2は、例えば50度となっている。
そして、図9および図10に示すように、水滴15が親水
性膜11上でつながることにより、上面板6Bの親水性膜11
上に水たまり16が形成されると、この水たまり16から溢
れた水が雨だれ17となり、該雨だれ17は、汚染物質13を
伴って上面板6Bから側面板6Aに沿って流下する。
このとき、側面板6Aの外表面には親水性膜11が形成さ
れているから、雨だれ17は側面板6Aに沿って流下する間
に親水性膜11となじんで広がり、親水性膜11の表面に水
膜18を形成する。これにより、汚染物質13は、水膜18上
に浮き上がった状態で該水膜18の表面に沿って下方に流
下するようになり、汚染物質13が側面板6Aの表面に付着
するのを防止することができる。
ここで、物体の表面に付着した水の接触角θと、物体
に対する汚染付着性との関係について図11を参照して述
べる。
まず、図11の特性は、横軸が物体表面と水との接触角
θ、縦軸が物体表面に対する汚染付着性となっている。
この汚染付着性は、物体表面が殆ど汚れていない状態を
範囲Aで表し、少し汚れた状態を範囲Bで表し、かなり
汚れた状態を範囲Cで表している。そして、図11中に特
性線19で示すように、接触角θが60度以下であるときに
は、汚染付着性が範囲Aとなり、物体表面が殆ど汚れな
いことがわかる。従って、接触角θ1が80度以上となる
上塗り塗膜111を設けた従来技術による上部旋回殆102で
は、その外表面がかなり汚れた状態となるのに比較し
て、接触角θ2が60度以下(例えば、θ2=50度)とな
る親水性膜11を設けた本実施の形態による上部旋回体2
では、その外表面に汚れが付着しにくい状態を保つこと
ができる。
上述の如く、本実施の形態では、接触角θ2が60度以
下となる親水性膜11を機器カバー6の外表面に設け、降
雨時の雨滴によって親水性膜11の表面に水膜18を形成す
ることにより、機器カバー6の側面板6Aに雨だれ汚れが
生成されるのを効果的に防止することができる。また、
機器カバー6の外表面にグリースの飛沫等の汚れが付着
したとしても、洗浄水によって親水性膜11の表面に水膜
18を形成することにより、当該汚れを水膜18によって浮
かせた状態で流下させ容易に除去することができる。
かくして、排気管8を通じて機器カバー6の上方に排
出された排気ガス等に含まれるカーボン化合物、作業装
置3の軸受装置等に供給されたグリースの飛沫等からな
る油性の汚染物質13が、キャブ5、機器カバー6、カウ
ンタウエイト7等の外表面に付着したとしても、これら
キャブ5、機器カバー6、カウンタウエイト7等の外表
面には親水性膜11が形成されているので、洗浄水等によ
って親水性膜11上に水膜18を形成することにより、付着
した汚染物質13を水膜18に沿って流下させることができ
る。これにより、キャブ5、機器カバー6、カウンタウ
エイト7等の外表面を常に清浄な状態に保つことがで
き、上部旋回体2の外観品質を向上することができる。
次に、図12は親水性膜の変形例を示している。なお、
本変形例では、上述した実施の形態と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図11において、21は下塗り塗膜10上に形成された第1
の上塗り塗膜で、該第1の上塗り塗膜21は、例えばアク
リル樹脂、ポリウレタン等の主剤、イソシアネート等の
硬化剤、および着色顔料からなるソリッド塗料が用いら
れる。そして、第1の上塗り塗膜21は、このソリッド塗
料を下塗り塗膜10の表面に塗布することにより形成され
ている。
22は機器カバー6の外表面に設けられた親水性膜を示
し、該親水性膜22は、下塗り塗膜10上に形成された第1
の上塗り塗膜21の表面に設けられている。そして、親水
性膜22は、親水性クリア塗料23を第1の上塗り塗膜21の
表面に塗布することにより、第2の上塗り塗膜として形
成されている。ここで、親水性クリア塗料23は、例えば
ポリウレタン、フッ素樹脂等の主剤、イソシアネート等
の硬化剤に特殊シリケート、フッ素系無機親水性剤等の
親水性剤23A,23A,…を添加した透明な親水性ポリウレタ
ンクリア塗料、親水性フッ素クリア塗料等が用いられ
る。
そして、本変形例による親水性膜22も、上述した第1
の実施の形態による親水性膜11と同様に、その表面に付
着した水との接触角が、例えば60度以下となる膜として
形成され、降雨時の雨滴、洗浄時の洗浄水によって親水
性膜22の表面に水膜を形成し、該水膜上に汚染物質を浮
かせた状態で流下させることができる。
この結果、親水性膜22が設けられたキャブ5、機器カ
バー6、カウンタウエイト7等の外表面を常に清浄な状
態に保ち、上部旋回体2の外観品質を向上することがで
きる。
なお、上述した実施の形態では、旋回式建設機械とし
て油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれ
に限るものではなく、例えば油圧クレーン等の他の旋回
式建設機械にも適用することができる。
また、上述した実施の形態では、キャブ5の前面板5
A、後面板5B、左,右の側面板5Cおよび上面板5Dに親水
性膜11を設け、機器カバー6の左,右の側面板6A、上面
板6B、エンジンカバー6Cに親水性膜11を設け、カウンタ
ウエイト7の前面7A、後面7B、上面7C、下面7Dに親水性
膜11を設けた場合を例に挙げている。しかし、本発明は
これに限るものではなく、例えばキャブ5のうち垂直方
向の外表面を構成する前面板5A、後面板5B、左,右の側
面板5Cにのみ親水性膜11を設け、機器カバー6のうち垂
直方向の外表面を構成する各側面板6Aにのみ親水性膜11
を設け、カウンタウエイト7のうち垂直方向の外表面を
構成する後面7Bにのみ親水性膜11を設ける構成としても
よい。
さらに、上述した実施の形態では、前面7A、後面7B、
上面7C、下面7Dを有するカウンタウエイト7を例に挙げ
たが、本発明はこれに限るものではなく、例えば前面7A
と後面7Bとの間に位置して左,右の側面を有するカウン
タウエイトにも適用することができる。
産業上の利用可能性 以上詳述した如く、本発明によれば、旋回式建設機械
を構成する旋回体または該旋回体を構成するキャブ、機
器カバー、カウンタウエイト等の外表面に形成された下
塗り塗膜上に親水性塗料を塗布することにより親水性膜
を設ける構成としたので、旋回体等の外表面に飛散した
雨滴、洗浄水等が、親水性膜になじむことにより、旋回
体等の外表面に水膜を形成することができる。このた
め、排気管を通じて機器カバーの上方に排出された排気
ガス中のカーボン化合物、作業装置の軸受装置等に供給
されたグリースの飛沫等からなる油性の汚染物質が、旋
回体等の外表面に付着したとしても、この汚染物質を、
旋回体の外表面に形成された水膜によって浮かせた状態
で容易に除去することができる。従って、旋回体等の外
表面を常に清浄な状態に保つことができ、旋回式建設機
械の外観品質を向上することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−88125(JP,A) 特開 平9−225386(JP,A) 「塗料の研究」No.124 Oct. 1994,関西ペイント,p.31−34 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/18 E02F 9/00 E02F 9/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走可能な走行体と、前記走行体上に旋回
    可能に設けられた旋回体と、前記旋回体上に機器カバー
    で覆って設けられ、排気ガスを前記機器カバーの上方に
    排出する排気管を有する内燃機関と、前記旋回体に俯仰
    動可能に設けられた作業装置とを備えた旋回式建設機械
    において、前記旋回体の外表面に、塗料を塗布すること
    により下塗り塗膜を形成し、この下塗り塗膜上に、前記
    排気管及び前記作業装置から出される油性の汚染物質を
    水膜に沿って流下させる親水性塗料を塗布することによ
    り親水性膜を設けたことを特徴とする旋回式建設機械。
  2. 【請求項2】自走可能な走行体と、前記走行体上に旋回
    可能に設けられた旋回体と、前記旋回体上に機器カバー
    で覆って設けられ、排気ガスを前記機器カバーの上方に
    排出する排気管を有する内燃機関と、前記旋回体に設け
    られ、運転室を形成するキャブと、前記旋回体に俯仰動
    可能に設けられた作業装置とを備えた旋回式建設機械に
    おいて、前記キャブの外表面に、塗料を塗布することに
    より下塗り塗膜を形成し、この下塗り塗膜上に、前記排
    気管及び前記作業装置から出される油性の汚染物質を水
    膜に沿って流下させる親水性塗料を塗布することにより
    親水性膜を設けたことを特徴とする旋回式建設機械。
  3. 【請求項3】自走可能な走行体と、前記走行体上に旋回
    可能に設けられた旋回体と、前記旋回体上に機器カバー
    で覆って設けられ、排気ガスを前記機器カバーの上方に
    排出する排気管を有する内燃機関と、前記旋回体に俯仰
    動可能に設けられた作業装置とを備えた旋回式建設機械
    において、前記機器カバーを構成する鋼板の外表面に、
    塗料を塗布することにより下塗り塗膜を形成し、この下
    塗り塗膜上に、前記排気管及び前記作業装置から出され
    る油性の汚染物質を水膜に沿って流下させる親水性塗料
    を塗布することにより親水性膜を設けたことを特徴とす
    る旋回式建設機械。
  4. 【請求項4】自走可能な走行体と、前記走行体上に旋回
    可能に設けられた旋回体と、前記旋回体上に機器カバー
    で覆って設けられ、排気ガスを前記機器カバーの上方に
    排出する排気管を有する内燃機関と、前記旋回体の前側
    に俯仰動可能に設けられた作業装置と、前記旋回体の後
    側に設けられたカウンタウエイトとを備えた旋回式建設
    機械において、前記カウンタウエイトの外表面に、塗料
    を塗布することにより下塗り塗膜を形成し、この下塗り
    塗膜上に、前記排気管及び前記作業装置から出される油
    性の汚染物質を水膜に沿って流下させる親水性塗料を塗
    布することにより親水性膜を設けたことを特徴とする旋
    回式建設機械。
  5. 【請求項5】旋回フレーム上に設けられ、前面板、後面
    板、左,右の側面板および上面板を有するキャブカバー
    によって形成してなる旋回式建設機械に用いるキャブに
    おいて、前記キャブカバーのうち少なくとも前面板、後
    面板、左,右の側面板には、塗料を塗布することにより
    下塗り塗膜を形成し、この下塗り塗膜上に、油性の汚染
    物質を水膜に沿って流下させる親水性塗料を塗布するこ
    とにより親水性膜を設ける構成としたことを特徴とする
    旋回式建設機械に用いるキャブ。
  6. 【請求項6】旋回フレーム上に設けられ、少なくとも
    左,右の両側に位置する左,右の側面板、前記各側面板
    の上端側に設けられた上面板からなる建屋として形成し
    てなる旋回式建設機械に用いる機器カバーにおいて、前
    記建屋を形成する各板のうち少なくとも前記左,右の側
    面板には、塗料を塗布することにより下塗り塗膜を形成
    し、この下塗り塗膜上に、油性の汚染物質を水膜に沿っ
    て流下させる親水性塗料を塗布することにより親水性膜
    を設ける構成としたことを特徴とする旋回式建設機械に
    用いる機器カバー。
  7. 【請求項7】旋回フレーム上に設けられ、少なくとも前
    面、後面、上面および下面を有する質量体によって構成
    してなる旋回式建設機械に用いるカウンタウエイトにお
    いて、前記質量体のうち少なくとも後面には、塗料を塗
    布することにより下塗り塗膜を形成し、この下塗り塗膜
    上に、油性の汚染物質を水膜に沿って流下させる親水性
    塗料を塗布することにより親水性膜を設ける構成とした
    ことを特徴とする旋回式建設機械に用いるカウンタウエ
    イト。
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