JP3151896B2 - 電子式水深計 - Google Patents

電子式水深計

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JP3151896B2 JP34918491A JP34918491A JP3151896B2 JP 3151896 B2 JP3151896 B2 JP 3151896B2 JP 34918491 A JP34918491 A JP 34918491A JP 34918491 A JP34918491 A JP 34918491A JP 3151896 B2 JP3151896 B2 JP 3151896B2
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    • B63CLAUNCHING, HAULING-OUT, OR DRY-DOCKING OF VESSELS; LIFE-SAVING IN WATER; EQUIPMENT FOR DWELLING OR WORKING UNDER WATER; MEANS FOR SALVAGING OR SEARCHING FOR UNDERWATER OBJECTS
    • B63C11/00Equipment for dwelling or working underwater; Means for searching for underwater objects
    • B63C11/02Divers' equipment
    • B63C2011/021Diving computers, i.e. portable computers specially adapted for divers, e.g. wrist worn, watertight electronic devices for detecting or calculating scuba diving parameters

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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
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  • Electric Clocks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子式水深計に関し、詳
細には、潜水記録、特に、安全潜水に違反した潜水状況
の記録を潜水後においても保存して、より一層安全な潜
水を行なえるようにした電子式水深計に関する。
【0002】
【従来の技術】水深深く潜水する場合には、減圧症が問
題となる。そこで、従来から電子式水深計が考案されて
おり、この従来の電子式水深計は、一般に、潜水した後
浮上する際の減圧症を防止するための浮上方法を表示す
る。例えば、従来の電子式水深計は、一般に、米海軍の
標準減圧表を利用し、水深深度とその滞留時間に応じ
て、浮上時に必要な減圧深度と減圧停止時間を計算し、
減圧深度と減圧停止時間とを数値によりディスプレイ表
示している。したがって、ダイバーは、潜水を行った場
合、浮上に際して、電子式水深計のディスプレイの表示
に従って減圧深度に到達すると、浮上を停止し、減圧に
必要な時間(減圧停止時間)だけ、その深度に停止して
減圧を行う。この浮上方法を潜水深度及び滞留時間に応
じて表示される減圧深度及び減圧停止時間に従って行う
ことにより、減圧症を防止することができる。また、潜
水後においては、体内窒素分圧が通常の場合よりも多い
ため、潜水後に気圧の低い場所、例えば、飛行機に搭乗
して高度の高い場所に移動すると、潜水中の浮上時と同
様に減圧症にかかるおそれがある。そこで、従来の電子
式水深計は、水面浮上時の体内窒素分圧と水面上の気圧
から飛行機への搭乗禁止時間を算出し、算出した飛行機
搭乗禁止時間を表示するとともに、時間の経過に従っ
て、この飛行機搭乗禁止時間を減算して、減算した飛行
機搭乗禁止時間を表示出力する。このような従来の電子
式水深計においては、安全な潜水に必要な潜水手順、例
えば、浮上時に減圧潜水が必要な場合には、その減圧潜
水手順が正しく行なわれないと、警告を発し、一時的に
その事実をダイバーに通知することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電子式水深計にあっては、安全潜水に必要な
潜水手順が正しく行なわれない場合、単に警告を発する
のみであったため、潜水において、また、潜水後の安全
確保のために必要な潜水手順やその後の手順にいかに違
反しているかを正確に認識することができず、潜水にお
ける安全性を確保する上において、なお改良の余地があ
った。そこで、本発明は、安全な潜水にとって必要な潜
水手順に違反した場合に、その違反状況を記憶し、潜水
における安全性をより一層向上させることを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、電子式水深計において、
数の違反夫々の今までに行った回数を記憶する違反回数
記憶手段と、安全な潜水を行うのに必要な種々のデータ
を記憶するデータ記憶手段と、水深を検出する水深検出
手段と、計時手段と、前記データ記憶手段のデータ、水
深検出手段の検出結果及び計時手段の計時結果に基づい
て安全潜水の潜水手順を設定する手順設定手段と、前記
手順設定手段の設定した潜水手順に対して、前記複数の
違反があるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段
で違反が判定された際に、前記違反回数記憶手段に記憶
されている前記判定された違反の回数をインクリメント
する手段と、 前記違反回数記憶手段の前記複数の違反夫
々の回数を表示すると共に、前記判定手段で判定された
今回の潜水の違反を明示する表示手段と、を備えたこと
を特徴としている。前記手順設定手段は、例えば、請求
項2に記載するように、無減圧潜水を行うのに必要な潜
水手順を設定し、また、請求項3に記載するように、減
圧潜水を行った場合の減圧潜水に必要な潜水手順を設定
する。
【0005】
【作用】本発明では、複数の違反夫々の今までに行った
回数を違反回数記憶手段に記憶し、安全な潜水を行うの
に必要な種々のデータをデータ記憶手段に記憶し、水深
検出手段により水深を検出する。また、計時手段によ
り、潜水時間や各水深における滞留時間等を計時し、上
データ記憶手段の記憶内容、水深検出手段の検出結果
及び計時手段の計時結果に基づいて、手順設定手段が、
安全な潜水の潜水手順を設定する。この手順設定手段の
設定した手順に対して、前記複数の違反があるか否か
を、判定手段により判定し、判定手段が前記複数の違反
があると判定した際に、前記違反回数記憶手段に記憶さ
れている前記判定された違反の回数をインクリメントす
る。また、表示手段が、このインクリメントされた前記
違反回数記憶手段の前記複数の違反夫々の回数を表示す
ると共に、前記判定手段で判定された今回の潜水の違反
を明示する。この場合、前記手順設定手段は、例えば、
無減圧潜水を行うのに必要な潜水手順を設定し、また、
減圧潜水を行った場合の減圧潜水に必要な潜水手順を設
定する。したがって、安全潜水の潜水手順に違反した場
合に、違反回数をインクリメントして記憶することがで
きると共に、今までの違反回数を各違反毎に表示でき、
また、今回の違反を明示できる。そのため、潜水におけ
る安全性をより一層向上させることができると共に、潜
水時に自己の犯す違反の特性を容易に把握できる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。図1〜図13は、本発明に係る電子式水深計の
一実施例を示す図である。図1は、電子式水深計1の外
観図であり、電子式水深計1は、その本体ケース2に、
表示部3と各種スイッチ4、5、6が設けられている。
【0007】表示部3としては、例えば、液晶表示装置
が用いられており、各種モード設定に応じた表示が行わ
れる。
【0008】スイッチ4、5、6は、各種動作モード
(例えば、時計モード、水深計モード及びデータモー
ド)の切換や水深計モードでの計測開始のスタート/ス
トップ指示やリセットスイッチ、データモードにおける
各種データ(過去の最大潜水水深、通算潜水時間等)の
表示切り換え及び各種モードでの表示内容の切り換えや
修正等を行うのに使用する。過去の最大潜水水深は、こ
れまでの潜水のうちで最も深く潜ったものから順にその
水深を、例えば、10個まで保持しておくものである。
また通算潜水時間は、これまでの全潜水時間の合計であ
る。
【0009】図2は、電子式水深計1の回路ブロック図
であり、電子式水深計1は、発振回路11、分周回路1
2、計時計数回路13、CPU(Central Processing U
nit)14、ROM(Read Only Memory)15、RAM(R
andom Access Memory)16、圧力センサ17、増幅回路
18、A/D変換回路19、スイッチ部20、表示駆動
回路21及び表示部3を備えている。
【0010】発振回路11は、水晶、抵抗及び容量等で
構成された、いわゆる水晶発振回路であり、一定周波数
の原クロック信号を発生する。
【0011】分周回路12は、例えば、バイナリーカウ
ンターを数段組み合わせることにより形成されており、
発振回路11から入力される原クロック信号を分周し
て、時計用の基準信号として利用できる1Hzの基準ク
ロック信号を生成して計時計数回路13に出力する。計
時計数回路13は、この分周回路12からの基準クロッ
ク信号により現在時刻や潜水開始時からの経過時間等を
計時して、CPU14に出力し、CPU14は、計時計
数回路13から入力される計時データに基づいて、表示
駆動回路21を駆動することにより、現在時刻や潜水開
始からの経過時間等を表示出力させる。
【0012】ROM15内には、電子式水深計1として
のプログラムや時計等のその他のモード処理に必要な各
種プログラム、特に、安全潜水の手順を設定するプログ
ラムが記憶されているとともに、潜水時における人体の
複数の組織部所毎にあらかじめ設定された組織内不活性
ガス分圧(例えば、窒素ガス分圧)の浮上時における安
全許容限界量が記憶されている。このROM15に記憶
される安全許容限界量としては、例えば、米国海軍の減
圧表が記憶され、この減圧表は、人体の複数の組織部所
毎に、その半飽和時間やM値が記憶される。なお、半飽
和時間とは、当該人体組織における不活性ガスの飽和量
の50%になるまでの時間であり、M値とは、人体の各
半飽和時間組織にどのくらいまでなら不活性ガスが溶け
込んでも規定の浮上速度内であれば安全な許容不活性ガ
ス分圧、すなわち最大許容過飽和圧である。したがっ
て、ROM15は、安全な潜水を行なうのに必要な種々
のデータを記憶する記憶手段として機能する。
【0013】RAM16は、ワークメモリとして使用さ
れ、また、潜水時の各種データ、特に、後述するCPU
14が、安全潜水に必要な手順として設定した手順に従
って潜水が遂行されなかったと判断したときの判断結果
や過去の最大潜水水深、通算潜水時間等を記憶する。し
たがって、RAM16は、安全潜水に必要な手順として
設定した手順に従って潜水が遂行されなかったと判断し
たときの判断結果を記憶する潜水データ記憶手段として
機能する。このRAM16は、大容量のコンデンサある
いはバッテリーによりバックアップされており、電池の
交換時等においても記憶内容が保持される。
【0014】CPU14は、ROM15内のプログラム
に従って電子式水深計1の各部を制御し、電子式水深計
1としての各種処理や時計としての処理、特に、安全潜
水の潜水手順を設定し、この設定した安全潜水に必要な
手順に従って潜水が遂行されたかどうかを判定する。し
たがって、CPU14は、安全潜水の潜水手順を設定す
る手順設定手段として機能し、またこの手順設定手段の
設定した手順に従って潜水が遂行されたかどうかを判定
する手順判定手段として機能する。また、通算潜水時間
を算出し、最大潜水深度を検出し、過去のデータに加え
てソートする等の機能を有する。
【0015】圧力センサ17は、環境圧力、特に、水圧
や気圧を検出し、検出結果を増幅回路18に出力する。
増幅回路18は、圧力センサ17から入力される検出信
号を増幅し、A/D変換回路19に出力する。A/D変
換回路19は、CPU14の制御下でその動作タイミン
グが制御され、増幅回路18から入力されるアナログの
検出信号をディジタル変換して、CPU14に出力す
る。また、CPU14は、この検出信号に基づいて、水
深を算出し、算出した水深と滞留時間に基づいて潜水中
の人体の複数の組織部所毎の組織内窒素分圧を算出した
り、気圧と滞留時間に基づいて潜水後の人体の複数の組
織部所毎の組織内窒素分圧を算出する。さらに、CPU
14は、算出した人体各組織部所毎の現在の組織内不活
性ガス分圧に基づいて、潜水後に現在位置よりもより気
圧の低い高度に移動する際の危険度、特に、飛行機搭乗
禁止時間を算出する。CPU14は、これらの算出結果
に基づいて潜水中及び潜水後の安全な潜水手順や潜水後
の移動手順を設定する。
【0016】スイッチ部20は、上記各種スイッチ4、
5、6を総称したものであり、CPU14は、このスイ
ッチ部20の操作状態を検出して、スイッチ部20の操
作に対応した処理を行なう。
【0017】表示駆動回路21は、CPU14の制御下
で駆動され、CPU14から入力される表示データに応
じて表示部3を駆動する。CPU14は、この表示駆動
回路21を駆動して、表示部3に各種データ、特に、潜
水中における現在の水深、減圧停止深度、減圧停止時
間、また、潜水後における飛行禁止時間、高度及び安全
潜水に違反した結果情報等を表示出力する。
【0018】次に、作用を説明する。以下の作用の説明
にあたっては、簡単のため、不活性ガスが窒素ガスだけ
である場合について説明するが、本発明は、窒素ガスだ
けに限るものではなく、潜水において人体組織に影響を
与え、減圧症を生じさせるような不活性ガス一般につい
て適用することができる。
【0019】電子式水深計1は、水深計モードに設定さ
れると、図3に示す基本動作処理を行なう。すなわち、
まず、潜水前処理を行ない(ステップS100)、潜水
前処理が完了すると、ステップS200において、潜水
前処理の結果により、潜水中止と判断すると、そのまま
処理を終了し、潜水中止と判断しないときには、潜水中
処理を行なう(ステップS300)。潜水中処理が完了
すると、潜水後処理を行ない(ステップS400)、潜
水後処理完了後、その結果により、ステップS500に
おいて再度の潜水開始と判断すると、ステップS300
に戻って、同様に潜水中処理及び潜水後処理を行なう。
ステップS500で、再度の潜水開始でないと判断する
と、記録処理を行ない(ステップS600)、全処理を
終了する。
【0020】次に、図3のステップS300潜水前処理
について図4に基づいて説明する。潜水前処理において
は、まず、RAM16の違反回数、潜水回数を読み出
し、カウンタAC、カウンタBC、カウンタCC、カウ
ンタDC及びカウンタECにセットする(ステップS1
01)。ここで、カウンタACは、無減圧限界内潜水の
違反回数をカウントするカウンタ、カウンタBCは、減
圧停止の違反回数をカウントするカウンタ、カウンタD
Cは、飛行機搭乗禁止の違反回数をカウントするカウン
タ、カウンタECは、潜水回数をカウントするカウンタ
である。各カウンタAC、BC、CC、DC、ECへの
データのセットが完了すると、次に、フラグAF、B
F、CF、DF、カウンタTC、エリアSに「0」を代
入して、各フラグAF、BF、CF、DF、カウンタT
C、エリアSをリセットする(ステップS102)。こ
こで、フラグAFは無減圧潜水かどをかをチェックする
ためのフラグ、フラグBFは減圧停止に違反したかどう
かをチェックするためのフラグ、フラグCFは浮上速度
に違反したかどうかをチェックするためのフラグ、フラ
グDFは飛行禁止に違反したかどうかをチェックするた
めのフラグであり、カウンタTCは、総合潜水時間を計
数するためのカウンタ、エリアSは、最大潜水水深を格
納するためのエリアである。
【0021】フラグAF、BF、CF、DFのリセット
が完了すると、RAM16から読み出したデータに基づ
いて、違反回数、潜水回数を表示部3に表示出力し(ス
テップS103)、圧力センサ17による圧力の検出及
び水深の算出を行なう(ステップS104、S10
5)。この水深の算出は、従来の水深計で行なっている
水深の算出方法による。
【0022】水深を算出すると、潜水開始かどうかチェ
ックする(ステップS107)。この潜水開始かどうか
の判断は、その水深が1.5m以下であるか否か判断す
る(ステップS106)。1.5m以下であれば、潜水
を開始したかどうかの判断を行なう(ステップS10
7)。この判断は、1.5m以上の水深が10秒間継続
すると、すなわち10回連続でこのステップS107に
達すると、潜水を開始したとみなすことによる。潜水開
始でなければ、ステップS104において、圧力を検出
してから1秒間が経過したことを確認し(ステップS1
08)、再びステップS104からの経過を繰り返す。
ステップS107において潜水開始と判断した場合は、
潜水が開始されたのであるから、潜水回数をカウントす
るカウンタECを1だけインクリメントし(ステップS
109)、処理を終了する。
【0023】また、ステップS106において、水深が
1.5m以下であれば、潜水を中止したか否かの判断を
行なう(ステップS110)。この判断は、1.5m以
下の水深が10分間継続すると、すなわち、600回連
続でこのステップS110に達すると、潜水を中止した
とみなすことによる。潜水中止でなければ、ステップS
104において、圧力を検出してから1秒間が経過した
ことを確認し(ステップS108)、再びステップS1
04からの過程を繰り返す。ステップS110において
潜水中止と判断した場合は、処理を終了する。
【0024】この潜水前処理が終了するとき、潜水開始
によるものか、潜水終了によるものかが、メインルーチ
ンに伝えられる。すなわち、この潜水前処理の結果をも
とに、図3のステップS200における判断が下され
る。
【0025】次に、潜水中処理について、図5に基づい
て説明する。潜水を行なうと、ダイバーの体内窒素分圧
は、一般に、潜水水深とその水深での滞留時間の経過と
ともに徐々に増加する。そこで、潜水中処理では、ま
ず、ROM15から各M値や半飽和時間等の定数を読み
出して、RAM16に書き込み、水圧センサ17からの
検出信号により水圧を検出する(ステップS301)。
水圧の検出データが入力されると、CPU14は、入力
された水圧から水深を算出する(ステップS302)。
この水深の算出は、上述のように、従来の水深計で行な
っている水深の算出方法により行なう。
【0026】水深の算出を完了すると、最大水深の検出
を行なう(ステップS303)。この最大水深検出処理
は、図12に示すように行なう。すなわち、まず、ステ
ップS302において算出した現在の水深が、最大水深
エリアSに格納されている値、すなわちこれまでの最大
水深より大きいか否かを判定する(ステップV1)。大
きければ、現在の水深が最大水深であるので、これをエ
リアSに新しく格納し(ステップV2)、処理を終了す
る。一方、ステップV1において、現在の水深がエリア
Sの値より小さければ、何も行なうことなく処理を終了
する。この作業を新しく水深を算出する毎に繰り返す
と、潜水終了後、エリアSに格納されている値は、その
潜水における最大水深となる。
【0027】最大水深の検出を完了すると、図5の潜水
中処理に戻り、体内窒素分圧を人体の各組織部所毎に算
出する(ステップS304)。CPU14は、この体内
窒素分圧Qiを、次式により所定時間(T秒)毎に算出
する。 Qi=Pi+(N−Pi)*(1−0.5(T/Hi)) ……(1)
【0028】ここで、iは、体内窒素分圧を算出する人
体の各組織部所を示す変数、Qiは、現在の組織番号i
の窒素分圧(bar)、Tは、水圧(潜水後では、大気
圧)の計測周期(秒)、Piは、T時間前の組織番号i
の窒素分圧(bar)、Nは、呼吸ガスの窒素分圧(例え
ば、0.79)(bar)、Hiは、組織番号iの半飽和
時間(min)である。
【0029】上記(1)式により人体の各組織部所毎の
体内窒素分圧を算出すると、上記(1)式により算出し
た各体内窒素分圧を、ROM15に記憶されている安全
許容限界量と比較して、各体内窒素分圧が減圧必要レベ
ル以下かどうか、すなわち安全許容限界量以下かどうか
チェックする(ステップS305)。この減圧必要レベ
ル、すなわち安全許容限界量は、例えば、水深10フィ
ートにおける安全許容限界量を採用する。
【0030】ステップS305で、減圧が必要ないとき
には、違反状況が発生していないので、反転解除処理を
行なう(ステップS306)。
【0031】この反転解除処理は、図6に示すように行
なわれる。すなわち、まず、無減圧潜水を示すフラグA
Fが「1」かどうかチェックし(ステップQ1)、フラ
グAFが「1」のときには、表示部3の「無減圧潜水」
の反転表示を解除して(ステップQ2)、フラグAFを
「0」にリセットする(ステップQ3)。
【0032】ステップQ1でフラグAFが「1」でない
とき、あるいはステップQ3でフラグAFをリセットす
ると、ステップQ4に移行して、フラグBFが「1」か
どうかチェックする。フラグBFが「1」のときには、
表示部3の「減圧停止」の反転表示を解除し(ステップ
Q5)、フラグBFを「0」にリセットして、処理を終
了する(ステップQ6)。また、ステップQ4で、フラ
グBFが「1」でないときには、そのまま処理を終了す
る。
【0033】反転解除処理を終了すると、図5の潜水中
処理に戻り、無減圧潜水時間を算出して、総合時間(潜
水総時間)、水深、無限圧潜水時間を表示部3に表示出
力する(ステップS307、S308)。この無減圧潜
水時間Tiは、次式により算出する。 Ti=−Hi*log(1−Fi)/log2 ……(2)
【0034】ここで、Fiは、次式により与えられる。 Fi=(M10i−Pi)/(N−Pi) ……(3) ここで、M10iは、10FT(フィート)における体
内各組織部所のM値である。
【0035】上記(2)式において、1−Fi>0なる
条件の上でのみTiは、成立して、計算が可能であるの
で、1>Fiすなわち、M10i<N、なる条件が成立
することが前提となる。すなわち、ダイバーの呼吸ガス
の窒素分圧が安全許容限界量を越えた場合であり、この
条件が満たされていない場合は、その状態をいつまで続
けても体内窒素分圧が安全許容限界量を超えることがな
い。
【0036】一方、ステップS305で、減圧が必要な
ときには、まず、無減圧潜水違反カウント処理を行なう
(ステップS309)。
【0037】この無減圧潜水違反カウント処理は、図7
に示すように行なわれる。すなわち、フラグAF(無減
圧潜水を示すフラグ)が「0」かどうかチェックし(ス
テップR1)、フラグAFが「0」でないときには、既
に減圧潜水を行なって無減圧潜水違反のカウンタACの
カウントを行なっていると判断して、そのまま処理を終
了する。フラグAFが「0」のときには、無減圧潜水か
ら減圧潜水に入ったと判断し、図1に示すように、表示
部3の「無減圧潜水」を反転させて、無減圧潜水違反を
行なっていることを表示出力する。すなわち、図1で
は、電子式水深計1の表示部3の約右半分部分に違反項
目として、無減圧潜水、減圧停止、浮上速度、飛行禁止
及び潜水回数が表示されており、その右欄に、各項目に
対する違反回数が表示されている。なお、図1の左半分
の上段には、深度(水深)が表示されており、潜水後
は、この欄には、高度が表示される。また図1の左半分
の中段には、潜水開始からの総合時間が、下段には、減
圧停止を行なう必要があることを示す「STOP」表
示、減圧停止深度(減圧停止水深)及び減圧停止時間が
表示されている。
【0038】「無減圧潜水」の表示の反転処理を行なう
と、フラグAFを「1」にセットし(ステップR3)、
無減圧限界内潜水の違反回数をカウントするカウンタA
Cを1だけインクリメントする(ステップR4)。この
カウンタACのカウント結果を表示部3の「無減圧潜
水」の該当する欄の右欄に違反回数として表示出力し、
処理を終了する(ステップR5)。
【0039】このようにして無減圧潜水違反カウント処
理を終了すると、図5の潜水中処理に戻って減圧深度
(減圧停止水深)を決定する(ステップS310)。こ
の減圧深度は、ROM15の減圧表を参照して、潜水水
深及び滞留時間により決定される。減圧深度を決定する
と、減圧停止違反チェック処理を行なう(ステップS3
11)。
【0040】この減圧停止違反チェック処理は、図8に
示す処理により行なわれる。減圧停止違反チェック処理
に入ると、まず、現在の深度は減圧深度より浅いかどう
かチェックし(ステップT1)、現在の深度が減圧深度
より浅いときには、減圧停止を示すフラグBFが「0」
かどうかチェックする(ステップT2)。フラグBFが
「0」でないとき、すなわち「1」のときには、既に減
圧停止違反を行なって減圧停止違反のカウンタBCのカ
ウントを行なっていると判断して、そのまま処理を終了
する。フラグBFが「0」のときには、減圧停止違反の
潜水に違反する潜水に入ったと判断して、図1に示す表
示部3の「減圧停止」の項目を反転させて、減圧停止違
反を行なっていることを表示出力する(ステップT
3)。
【0041】「減圧停止」の表示の反転処理を行なう
と、フラグBFを「1」にセットし(ステップT4)、
減圧停止違反回数をカウントするカウンタBCを1だけ
インクリメントする(ステップT5)。このカウンタB
Cのカウント結果を表示部3の「減圧停止」に該当する
欄の右欄に違反回数として表示出力し、処理を終了する
(ステップT6)。
【0042】一方、ステップT1において、現在の深度
が減圧深度よりも浅くないときには、減圧停止違反を犯
していないのであるから、フラグBFが「1」かどうか
チェックして(ステップT7)、フラグBFが「1」で
ないときには、そのまま処理を終了する。ステップT7
で、フラグBFが「1」のときには、「減圧停止」の反
転表示を解除し(ステップT8)、フラグBFを「0」
にリセットして処理を終了する(ステップT9)。
【0043】このようにして減圧停止チェック処理を終
了すると、図5の潜水中処理に戻って減圧停止時間を算
出する(ステップT312)。減圧停止時間は、上記式
(3)において、減圧停止水深に該当するM値を設定す
ることにより、上記(2)式により算出することがで
き、例えば、無減圧水深である10フィートが減圧停止
水深のときには、安全許容限界量の基準となる10フィ
ートでのM値、すなわちM10iを設定することによ
り、上記式(2)により算出することができる。
【0044】減圧停止時間の算出を完了すると、総合時
間(潜水開始からの経過時間)及び上記処理により算出
した減圧停止水深、減圧停止時間、潜水時間及び現在の
水深を、表示部3に表示出力する(ステップS31
3)。
【0045】上記ステップS308あるいはステップS
313による表示出力が完了すると、浮上速度違反チェ
ック処理を行なう(ステップS314)。
【0046】この浮上速度違反チェック処理は、図9に
示すように行なわれる。すなわち、浮上速度が規定値よ
り大きい(速い)かどうかチェックし(ステップP
1)、浮上速度に違反しているかどうか判別する。浮上
速度が規定値より大きいときには、浮上速度に違反して
いると判断し、浮上速度違反を示すフラグCFが「0」
かどうかチェックする(ステップP2)。フラグCFが
「0」のときには、初めて浮上速度違反を行なったと判
断して、表示部3の「浮上速度」の欄を反転表示させ
(ステップP3)、フラグCFを「1」にセットする
(ステップP4)。その後、浮上速度違反回数をカウン
トするカウンタCCを「1」だけインクリメントし(ス
テップP5)、カウントした浮上速度違反回数を表示部
3の「浮上速度」の欄の右欄に表示出力する(ステップ
P6)。
【0047】一方、ステップP2で、フラグCFが
「0」でないときには、既に浮上速度違反を行なってお
り、警告表示及びカウンタCCのカウントを行なったと
判断して、そのまま処理を終了する。
【0048】また、ステップP1で、浮上速度が規定値
より大きくないときには、浮上速度違反を行なっていな
いと判断して、フラグCFが「1」かどうかチェックす
る(ステップP7)。フラグCFが「1」でないときに
は、そのまま処理を終了する。ステップP7で、フラグ
CFが「1」のときには、表示部3の「浮上速度」の反
転を解除し(ステップP8)、フラグCFを「0」にリ
セットして、処理を終了する(ステップP9)。
【0049】浮上速度違反チェック処理を完了すると、
図5の潜水中処理に戻り、潜水終了かどうかチェックす
る(ステップS315)。この潜水終了かどうかの判断
は、所定水深より浅い水深での潜水が所定時間以上継続
したかどうかにより判断する。例えば、1.5メートル
より浅い水深で10分以上潜水が継続したときには、潜
水の終了と判断する。潜水終了でないときには、水圧検
出(すなわち、ステップS301の処理開始)から所定
時間(例えば、1秒)経過したかどうかチェックする
(ステップS316)。所定時間経過していないときに
は、所定時間経過するのを待って、総合時間を計数する
カウンタTCに1をインクリメントし(ステップS31
7)、ステップS301に移行して、同様に、水圧検出
以下の一連の処理を行なう。すなわち、この潜水中処理
を、所定時間(本実施例では、1秒)毎に行なう。
【0050】ステップS315において、潜水終了と判
断すると、ステップS306と同様の反転解除処理の
後、図3に示す潜水後処理を行なう。この潜水後処理
は、図10に示すように行なわれる。すなわち、潜水が
終了すると、まず気圧を検出し(ステップS401)、
検出した気圧から高度を算出する(ステップS40
2)。次に、検出した大気圧に基づいて体内窒素分圧を
上記(1)式により算出し(ステップS403)、ま
た、体内残留窒素完全排出時間Taを算出する(ステッ
プS404)。この体内残留窒素完全排出時間Taは、
上記(1)式において、Q=0とおいてTについて解
き、PをQとした次式により算出する。 Ta=−Hlog(N/(N−Q))/log2 ・・・(4)
【0051】また、飛行機搭乗禁止時間Tfを算出する
(ステップS405)。この飛行機搭乗禁止時間Tf
は、上記(1)式においてQ=Maとおき、Tについて
解いて、PをQとした次式により算出する。 Tf=−Hlog(1−(Ma−Q)/(N−Q))/log2・・(5)
【0052】飛行機搭乗禁止時間Tfの算出を完了する
と、飛行禁止違反チェック処理を行なう(ステップS4
06)。この飛行禁止違反チェック処理は、図11に示
すように行なわれる。すなわち、飛行禁止違反チェック
処理では、まず、飛行機搭乗禁止時間Tfが「0」かど
うかチェックし(ステップU1)、飛行機搭乗禁止時間
Tfが「0」でないときには、高度が3000m以上か
どうかチェックする(ステップU2)。高度が3000
m以上のときには、飛行禁止を示すフラグDFが「0」
かどうかチェックし(ステップU3)、フラグDFが
「0」のときには、初めて飛行禁止違反を行なったと判
断して、表示部3の「飛行禁止」の欄を反転表示させ
(ステップU4)、フラグDFを「1」にセットする
(ステップU5)。その後、飛行禁止違反回数をカウン
トするカウンタDCを「1」だけインクリメントし(ス
テップU6)、カウントした飛行禁止違反回数を表示部
3の「飛行禁止」の欄の右欄に表示出力する(ステップ
U7)。ステップU3で、フラグDFが「0」でないと
きには、既に飛行禁止違反の反転処理及び回数のカウン
ト処理を行なっていると判断して、そのまま処理を終了
する。
【0053】一方、ステップU1で、飛行機搭乗禁止時
間Tfが「0」のとき、及びステップU2で、高度が3
000m以下のときには、飛行禁止違反が発生すること
がないか、飛行禁止違反が発生していないと判断して、
フラグDFが「1」かどうかチェックし(ステップU
8)、フラグDFが「1」でないときには、そのまま処
理を終了する。ステップU8で、フラグDFが「1」の
ときには、表示部3の「飛行禁止」の反転を解除し(ス
テップU9)、フラグDFを「0」にリセットして、処
理を終了する(ステップU10)。
【0054】このようにして飛行禁止違反チェック処理
を行なうと、図10の潜水後処理に戻り、表示駆動回路
21を駆動して、総合時間及び算出した高度、体内残留
窒素完全排出時間Ta、飛行機搭乗禁止時間Tfを表示
部3に表示出力する(ステップS407)。表示出力を
完了すると、体内残留窒素完全排出時間Taが「0」で
あるかどうかチェックし(ステップS408)、体内残
留窒素完全排出時間Taが「0」でないときには、再度
の潜水開始かどうかをチェックする(ステップS40
9)。再度の潜水開始を判断するには、水深が所定水深
に達しており、その水深での潜水が所定時間経過した
か、例えば、1.5メートル以下の水深が10秒以上継
続したかどうかチェックし、この条件を満足すると、潜
水開始と判断する。再度の潜水開始でないときには、気
圧検出(ステップS401)から所定時間(例えば、1
秒)経過したかどうかチェックする(ステップS41
0)。潜水終了から所定時間経過していないときには、
所定時間経過するのを待って、ステップS401に戻
り、同様の処理を行なう。すなわち、所定時間毎に、気
圧を検出し、体内窒素分圧を算出して、飛行禁止違反を
行なっていないかどうかチェックする。
【0055】上記処理を所定時間毎に行なって、ステッ
プU408で、体内残留窒素完全排出時間Taが「0」
になるか、ステップU409で、再び潜水開始が行なわ
れると、潜水後処理を終了して、図3のメイン処理に戻
る。このとき、メイン処理に体して、この潜水後処理の
結果(再潜水開始または体内残留窒素の完全排出)が伝
えられる。
【0056】図3のメイン処理に戻ると、上記結果が再
潜水開始でなければ、図13に示されるように記録処理
を行なう。すなわち、まず、RAM16より過去の最大
水深データ及び通算潜水時間を読み出し、CPU14内
のエリアSに格納する(ステップS601)。読み出し
た最大水深データは、これまで最も深く潜水したものか
ら、大きい順に10個のデータを保持しており、それぞ
れの水深データには、その潜水を行なった日付データも
付属している。次に、この最大水深データに今回の最大
水深データ(エリアSの値)を加えることができるか、
すなわち、エリアSの値が10位以内に入っているかを
チェックする(ステップS602)。このチェック方法
は、エリアSの値を、過去の最大水深データの大きいも
のから順に比較していき、エリアSの値の小さい方が大
きければ、エリアSの値をその前に挿入し、当日の日付
を付与し、それ以下の最大水深データの順位を1つづつ
ずらせていき、最下位のもの(11位となったもの)は
削除する(ステップS603)。もしも、エリアSの値
より小さい最大水深データがなければ、何も行なわな
い。
【0057】次に、これまでの通算潜水時間に対して、
今回の総合潜水時間を加算し、この結果を新しい通算潜
水時間とする(ステップS604)。
【0058】最後に、上で更新した過去の最大水深デー
タ、通算潜水時間と、カウンタAC、BC、CC、D
C、ECにそれぞれ格納されている値をRAM16に書
き込み、全処理を終了する。
【0059】このように、安全な潜水にとって必要な潜
水手順に違反した場合に、その違反状況を記憶するとと
もに、違反したことを出力することができ、潜水におけ
る安全性をより一層向上させることができるとともに、
違反データを有効に利用することができる。
【0060】なお、上記実施例では、違反した潜水手順
に該当する項目を反転表示することにより、違反した旨
の出力を行なっているが、これに限るものではなく、例
えば、警告音を発生したり、その旨の音声出力を行なう
ようにしてもよい。
【0061】また記録しているかこの最大水深データ、
通算潜水時間は、データモードに切り換えることによ
り、表示部3に最も大きなものから順にその日付ととも
に表示される。この表示の切り換えは、押し釦スイッチ
6を押すことにより、順次行なうことができる。通算潜
水時間は、その最後に表示される。この機能により、使
用者のこれまでの潜水を分析するときに便利となる。
【0062】なお、違反に関するデータのみでなく、こ
のようなデータをも記憶させておいてもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、ダイバーは、安全な潜
水にとって必要な潜水手順に違反した場合に、その違反
状況を記憶するとともに、違反したことを出力すること
ができ、潜水における安全性をより一層向上させること
ができるとともに、違反データを有効に利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る電子式水深計の外観
図。
【図2】本発明の一実施例に係る電子式水深計の回路ブ
ロック図。
【図3】水深計モードにおける基本処理を示すフローチ
ャート。
【図4】図3の潜水前処理の詳細な内容を示すフローチ
ャート。
【図5】図3の潜水中処理の詳細な内容を示すフローチ
ャート。
【図6】図5の反転解除処理の詳細な内容を示すフロー
チャート。
【図7】図5の無減圧潜水違反カウント処理の詳細な内
容を示すフローチャート。
【図8】図5の減圧停止違反チェック処理の詳細な内容
を示すフローチャート。
【図9】図5の浮上速度違反チェック処理の詳細な内容
を示すフローチャート。
【図10】図3の潜水後処理の詳細な内容を示すフロー
チャート。
【図11】図10の飛行禁止違反チェック処理の詳細な
内容を示すフローチャート。
【図12】図5の最大水深検出処理の詳細な内容を示す
フローチャート。
【図13】図3の記録処理の詳細な内容を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 電子式水深計 2 本体ケース 3 表示部 4、5、6 スイッチ 11 発振回路 12 分周回路 13 計時計数回路 14 CPU 15 ROM 16 RAM 17 圧力センサ 18 増幅回路 19 A/D変換回路 20 スイッチ部 21 表示駆動回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の違反夫々の今までに行った回数を記
    憶する違反回数記憶手段と、 安全な潜水を行うのに必要な種々のデータを記憶する
    ータ記憶手段と、 水深を検出する水深検出手段と、 計時手段と、前記データ記憶手段のデータ 、水深検出手段の検出結果
    及び計時手段の計時結果に基づいて安全潜水の潜水手順
    を設定する手順設定手段と、 前記手順設定手段の設定した潜水手順に対して、前記複
    数の違反があるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段で違反が判定された際に、前記違反回数記
    憶手段に記憶されている前記判定された違反の回数をイ
    ンクリメントする手段と、 前記違反回数記憶手段の前記複数の違反夫々の回数を表
    示すると共に、前記判定手段で判定された今回の潜水の
    違反を明示する表示手段と、 を備えたことを特徴とする電子式水深計。
  2. 【請求項2】前記手順設定手段が、無減圧潜水を行うの
    に必要な潜水手順を設定することを特徴とする請求項1
    記載の電子式水深計。
  3. 【請求項3】前記手順設定手段が、減圧潜水を行った場
    合の減圧潜水に必要な潜水手順を設定することを特徴と
    する請求項1記載の電子式水深計。
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