JP3147702B2 - 可撓膜装着装置 - Google Patents

可撓膜装着装置

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JP3147702B2 JP06002695A JP6002695A JP3147702B2 JP 3147702 B2 JP3147702 B2 JP 3147702B2 JP 06002695 A JP06002695 A JP 06002695A JP 6002695 A JP6002695 A JP 6002695A JP 3147702 B2 JP3147702 B2 JP 3147702B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内挿入型超音波検
査装置や、内視鏡、超音波内視鏡等のように、体腔内挿
入型検査装置の挿入部にバルーン等の可撓膜を被着する
ために用いられる可撓膜装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体腔内挿入型超音波検査装置や、超音波
内視鏡にあっては、体腔内に挿入される挿入部を有し、
この挿入部の先端に超音波トランスデューサが装着され
る。そして、超音波トランスデューサの装着部を囲繞す
るようにバルーンが被着され、超音波検査を行う際に
は、超音波信号の減衰を抑制し、スタンドオフ機能を持
たせるために、バルーン内に超音波伝達媒体としての脱
気水等を充填する。また、挿入部を体腔内に挿入する際
に、バルーンがずれたり片寄ったりするのを防止するた
めに、自由状態では、挿入部の外径より小さく、また長
さも挿入部におけるバルーンの装着部の軸線方向の長さ
より短くして、挿入部の外表面にある程度の張力を持た
せた状態で装着される。従って、脱気水等を充填しない
縮小状態では、挿入部の外面に密着する。バルーンは使
用の都度交換されることから、超音波検査を行う毎に新
たなバルーンを装着しなければならないが、このバルー
ンを手作業で装着するのは、極めて困難な作業であっ
た。
【0003】以上のことから、バルーンを容易に挿入部
に装着できるようにするための装置は、従来から用いら
れており、その一例としては、実公平6−320813
号公報に開示されたものがある。この公知のバルーン装
着装置は、挿入部の外径より大きい内径を有する筒状本
体内にピストンを摺動可能に設け、またこのピストンに
操作手段を連結する構成としたものである。そして、筒
状本体の先端部に、一端が閉塞し、他端が開口した袋状
のバルーンの開口端部を係着させることによって、筒状
本体とピストン及びバルーンにより密閉空間を形成し
て、ピストンを基端側に引き込んで、この密閉空間の容
積を拡大させることによって、バルーンを負圧の作用に
より筒状本体の内面に沿うように膨出させる。この状態
で、筒状本体内に挿入部を挿入させ、然る後にバルーン
の開口端部を筒状本体から脱着させることにより、バル
ーンを極めて容易に挿入部に被着させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バルーンは
薄膜状に形成されているから、ピンホール等が発生する
おそれがある。勿論、バルーンは、その出荷前に気密漏
れの有無に関する検査が行われるが、この検査時に見過
されるものもあり、また挿入部への挿入前の段階まで
に、取り扱い上等の理由によりピンホール等が発生し
て、気密漏れが生じるおそれもある。このように、バル
ーンに気密漏れが生じているままの状態で、体腔内に挿
入して、脱気水等を供給すると、この流体が漏れ出すこ
とになる。特に、超音波伝達媒体は比較的高い圧力で供
給されることから、ピンホール等の気密漏れ部分が拡大
するおそれもあり、短時間の検査であればともかく、長
い時間超音波検査を行う間には、バルーンを必要とする
膨張状態に保持できなくなる等といった問題点がある。
【0005】また、挿入部のうち、体腔内に挿入される
部分が汚損されるのを防止するためのものとして可撓膜
を挿入部に装着することもあるが、この場合に、可撓膜
に気密漏れがあると、体液等が侵入して挿入部の表面に
付着する。しかしながら、ピンホール等の気密漏れ個所
の存在は目視により発見が困難である場合が多く、この
ために汚損された挿入部が清浄なものと誤認される結
果、挿入部の表面に雑菌の繁殖等により、衛生上好まし
くない事態が生じるおそれがある等といった問題点も生
じる。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、可撓膜を挿入部に装
着する際に、ピンホールの有無等の気密漏れを確実に確
認できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、体腔内挿入型検査装置の挿入部の外
径より大きい内径を有する筒状本体内に操作部材に連結
したピストンを摺動可能に設けて、一端が閉塞し、他端
が開口し、かつ縮小状態では挿入部の外面に密着する形
状を有する袋状の可撓膜の開口端部を前記筒状本体の先
端に係着させて、ピストンを基端側に引き込み、可撓膜
を筒状本体の内面に沿うように膨出させて、挿入部に被
着させるものであって、前記筒状本体は、前記ピストン
が摺動する作動部と、この作動部が負圧になると、前記
可撓膜が引き込まれる収容部とを有し、前記ピストンが
摺動する前記作動部の内面は平滑面となし、また前記収
容部の内面を非平滑面として、前記可撓膜が密着するの
を防止するようになし、さらに前記筒状本体内面と、ピ
ストンの端面と、可撓膜とによって形成される密閉空間
の圧力を検出する圧力検出手段を設ける構成としたこと
をその特徴とするものである。
【0008】
【作用】可撓膜の開口端部を筒状本体の先端に係着させ
ると、筒状本体内面と、ピストンの端面と、可撓膜とに
よって密閉空間が形成される。そして、ピストンを基端
側に引き込むと、この密閉空間の容積が拡大するから、
その内部の圧力が低下することになって、外気との間に
圧力差が生じる。この結果、可撓膜は筒状本体内に引き
込まれて、その内面に沿うように膨出するが、なお内部
の圧力は大気圧より低い状態になる。ピストンを所定量
引き込んで、挿入部に装着可能な状態となり、ピストン
をこの位置に保持すると、通常の状態では、圧力検出手
段による検出圧力は一定になるはずである。しかしなが
ら、可撓膜にピンホールがあると、外部からの空気が入
り込むために、密閉空間内の圧力が変化する。従って、
この圧力検出手段による検出レベルが変化するかどうか
を確認すれば、容易に、しかも確実にピンホール等の気
密漏れの有無を発見できる。しかも、この気密漏れの検
査は、可撓膜を装着する直前の状態、即ちこの気密漏れ
検査を行った後には、筒状本体の先端を挿入部側に移行
させるだけとなるので、この時点で気密漏れ検査を行っ
て、気密漏れがないことが確認されると、それ以後に気
密漏れが生じる可撓膜の損傷等の事態が生じることはな
い。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。まず、図1に体腔内検査装置の一例としての超音
波プローブを示す。図中において、1は超音波プローブ
本体を示し、この超音波プローブ本体1は、術者が把持
して操作する操作部2と、この操作部2に連設した体腔
内への挿入部3及び超音波観測装置4に接続されるケー
ブルコード5とから構成される。挿入部3は、先端部本
体3a以外は軟性部材乃至湾曲可能な部材から構成さ
れ、先端部本体3aには超音波トランスデューサ6が装
着されている。この超音波トランスデューサ6は、多数
の超音波振動子を軸線方向に並べたものであり、これら
の超音波振動子を順次作動させることによって、リニア
電子走査またはコンベックス電子走査を行える。
【0010】以上の構成を有する超音波プローブ1を用
いて、例えば図2に示したように、消化管の粘膜直下の
部位Pを超音波検査する際には、この挿入部3の先端部
本体3aを超音波検査の対象部まで挿入するが、超音波
検査対象部に対するスタンドオフを持たせ、かつスタン
ドオフさせた状態で、超音波信号の減衰を極力抑制する
ために、先端部本体3aに、超音波トランスデューサ6
を囲繞するようにバルーン7を装着させておく。そし
て、超音波検査を行う際には、このバルーン7内に図示
しない流体供給路を介して超音波伝達媒体としての脱気
水を供給して膨出させる。
【0011】ここで、バルーン7は、音響特性が良好な
薄膜部材からなり、しかも可撓性に富む材質のもの、例
えばラテックス等により形成される。バルーン7は、一
端が閉塞し、他端が開口した袋状に形成されており、こ
の開口側端部には断面が略円形となった止着リング7a
が形成されている。そして、この止着リング7aは先端
部本体3aの超音波トランスデューサ6が装着されてい
る位置より基端側に形成された円環状の凹溝8に嵌合・
固定されている。
【0012】バルーン7は脱気水を供給した時には、図
2のように膨出するが、縮小状態においては、先端部本
体3aに密着するようになし、もって体腔内に挿入する
際に、体腔内壁と摺接してずれたり片寄ったりするのを
防止している。このために、自由状態においては、バル
ーン7は、先端部本体3aの外径より小さく、しかも長
さ方向においても、先端部本体3aに設けた凹溝8から
先端面までの長さより短くなっている。従って、バルー
ン7を装着する時には、径方向にも長さ方向にも拡げた
状態にして装着されることになる。このバルーン7は使
用の都度交換されるものであるから、実際に患者の診断
を行う際に、挿入部3の先端部本体3aに装着する。
【0013】バルーン7の装着を容易に行うために、図
3乃至図5に示したバルーン装着装置10が用いられ
る。このバルーン装着装置10は、金属やプラスチック
等の硬質部材を円筒状に形成した筒状本体11を有し、
この筒状本体11の内径は先端部本体3aの外径より大
きくなっている。また、筒状本体11の長さは、少なく
とも先端部本体3aにおける凹溝8を設けた部位から先
端までの長さの2倍の寸法を有するものである。そし
て、この筒状本体11のほぼ中間部には円環状の仕切り
12が設けら、この仕切り12を境として、その先端側
がバルーン7が収容されるバルーン収容部11aとな
り、また基端側の部位は作動部11bとなっている。作
動部11b内には、ピストン13が摺動可能に設けられ
ており、このピストン13には操作ロッド14が連設さ
れている。操作ロッド14は筒状本体11の基端側から
外部に導出されて、その端部には操作者が手で把持して
押し引き操作するための操作部15が取り付けられてい
る。従って、これら操作ロッド14と操作部15とによ
って、ピストン13の操作手段が形成される。なお、1
6は作動部11bの基端部に連設したストッパリングで
あって、ピストン13は、従って、仕切り12に当接す
る位置と、このストッパリング16に当接する位置との
間に往復動することになる。また、17はピストン13
の外周面に装着したシール部材である。
【0014】バルーン7は、その止着リング7aが筒状
本体11の先端部の外周面に嵌合させるように係着され
る。そして、止着リング7aを筒状本体11に嵌合させ
る際には、それを拡開させるようにして係着されること
になり、このために筒状本体11の先端部外面には、止
着リング7aの逸脱防止を図るために、円環状の突条か
らなる係着部18が設けられている。ただし、バルーン
7を挿入部3に被着させる際には、止着リング7aをこ
の係着部18から先端部本体3cに設けた凹溝8に移行
させる必要があることから、係着部18はある程度低く
している。これによって、止着リング7aの逸脱は防止
できるが、外力を加えると、この止着リング7aは円滑
に係着部18から脱出できるようになる。
【0015】以上のように構成されるバルーン装着装置
10を用いることによって、バルーン7を容易に挿入部
3の先端部本体3cに装着できるようになる。即ち、ピ
ストン13を仕切り12に近接乃至当接する位置に配置
して、バルーン7の止着リング7aを筒状本体11の係
着部18に嵌合させる。これによって、筒状本体11の
バルーン収容部11aはバルーン7及びピストン13の
端面によって密閉された空間となり、ピストン13は筒
状本体11内を摺動するものであるから、この密閉空間
は拡縮可能なものとなっている。そこで、操作部15を
把持して、操作ロッド14を筒状本体11から引き出す
方向に移動させることによって、ピストン13を筒状本
体11の内面に沿って摺動させる。ピストン13が変位
すると、この変位量に応じた容積分だけ密閉空間が拡大
することになり、内部に負圧が発生する。バルーン7は
可撓性のある膜状の部材であるから、ピストン13の摺
動に応じて、まずこのバルーン7が筒状本体11内に引
き込まれると共に、このバルーン7が膨張することにな
り、このピストン13がストッパリング17に近接乃至
当接する位置にまで変位すると、バルーン7はバルーン
収容部11aの内面に当接する。
【0016】以上の状態で、図4に示したように、挿入
部3の先端部本体3cを筒状本体11のバルーン収容部
11a内に挿入する。ここで、筒状本体11の内径は先
端部本体3cの内径より大きくなっているから、この先
端部本体3cを筒状本体11におけるバルーン収容部1
1aの内面に当接した状態にあるバルーン7とは実質的
に非接触状態で挿入でき、その間の摺動によるバルーン
7の損傷の発生等を防止できる。先端部本体3cの凹溝
8を設けた部位の近傍位置まで筒状本体11内に挿入さ
れると、一度ピストン13を押し込む方向に変位させ
る。これによって、密閉空間が大気圧より高くなり、バ
ルーン7はバルーン収容部11aから離間して、先端部
本体3cの内面に密着する。しかも、先端部本体3aの
外径と筒状本体11の内径との差をできるだけ小さして
おけば、バルーン7の先端部本体3cへの密着は先端側
から行われるようになり、従ってバルーン7と先端部本
体3cとの間に空気が巻き込まれるのを防止できる。こ
の後に、止着リング7aを係着部18から脱着させて、
先端部本体3cの凹溝8に嵌合させ、さらに挿入部3を
筒状本体11から引き出すことによって、バルーン7が
この先端部本体3cに被着される。
【0017】ところで、バルーン7は薄膜部材からなる
ために、その製造中において、また実際に挿入部3に装
着する前の段階で、ピンホール等が発生して、気密漏れ
が発生するおそれがある。ただし、ピンホール等が発生
しても、目視により検出できないことから、それを見過
ごしたまま挿入部3に装着されることがある。
【0018】そこで、バルーン装着装置10にバルーン
7にピンホール等の損傷による気密漏れがあるか否かの
検出を行う機構が装着されている。この気密漏れ検出機
構としては、圧力計20が用いられる。この圧力計20
は、筒状本体11内において、ピストン13とバルーン
7とにより形成される密閉室内の圧力を、例えば仕切り
12の端面部等に設けた導圧路21を介して検出して、
これと大気圧との差を検出して、この差圧に応じて指針
20aを振らせるようにするものである。即ち、ピスト
ン13を所定の位置に停止させると、密閉室内の圧力は
実質的に一定の状態に保たれるが、バルーン7にピンホ
ール等の気密漏れ個所があると、この部位から密閉室内
に空気が流れ込むことから、圧力計20の指針20aが
振れることになる。従って、この指針20aの振れの有
無を目視すれば、気密漏れの有無の検出を行える。
【0019】バルーン7に気密漏れ個所があっても、そ
の部分がバルーン収容部11aの内面に密着してしまう
と、ピンホール等自体が閉塞して、外気から空気が流れ
込まなくなり、気密保持がなされている状態と同様に、
圧力計20の指針20aが振れないことになる。そこ
で、バルーン7がバルーン収容部11aの内面に密着す
るのを防止するために、筒状本体11におけるバルーン
収容部11aの内面は非平滑状態として、バルーン7が
密着するのを防止している。この非平滑状態は、例えば
図5に示したように、梨地処理を施すことによって、バ
ルーン収容部11aの内面全体にわたって均一に微小凹
凸が形成される。これによって、バルーン7がバルーン
収容部11aの内面に密着して、たとえ気密漏れ個所が
あっても、それが閉塞されてしまう等といった事態の発
生を防止でき、この結果、気密漏れを高精度に検出でき
る。しかも、この気密漏れの検査が行われた後には、止
着リング7aを係着部18から脱着させて、先端部本体
3cの凹溝8に嵌合させるだけの作業しか残されていな
いので、それ以後にバルーン7が損傷するという事態は
実質的に発生しない。従って、この時点で行われた気密
漏れ検査の精度は極めて高いものとなる。
【0020】なお、前述した実施例においては、超音波
トランスデューサを装着した部位を囲繞させて、脱気水
等の超音波伝達媒体を封入するために装着されるバルー
ンについて説明したが、可撓膜は、例えば内視鏡におい
て、体腔内に挿入される部分が汚損されるのを防止する
ために、挿入部における体腔内への挿入部分を覆う保護
カバーとして構成することもできる。また、筒状本体に
おけるバルーン収容部と作動部とを区画形成するための
仕切りは必ずしも設ける必要はなく、さらに圧力計にお
ける密閉室内の圧力を検出する部位としては、ピンホー
ルの検出に支障を来さない位置であれば、筒状本体乃至
ピストン等のいずれかの部位に設けられておれば良い。
また、バルーンは止着リングを1箇所設けるようにした
ものを示したが、止着リングをもう1箇所、即ち先端側
にも設けることもでき、また挿入部の先端面近傍に凹溝
を設けて、これに止着リングを嵌め込むようにすること
も可能である。さらには、バルーンがバルーン収容部を
構成する内面に密着しないようにするために、梨地処理
によって微小凹凸を形成するようにしたが、これ以外に
も、例えばバルーン収容部に微小ピッチ間隔で縦横乃至
斜めにクロスする溝を形成する等によってもバルーンの
密着を防止できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、可撓膜
装着装置における筒状本体内面と、ピストンの端面と、
可撓膜とによって形成される密閉空間の圧力を検出する
圧力検出手段を備える構成としたので、この可撓膜装着
装置を用いて体腔内挿入型検査装置の挿入部に可撓膜を
装着する際に、この可撓膜にピンホール等の損傷部分に
よる気密漏れがあるか否かを容易に、しかも正確かつ確
実に検出できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可撓膜装着装置を用いて可撓膜が装着
される体腔内挿入型検査装置の一例としての超音波検査
装置の全体構成図である。
【図2】バルーンの作動状態を示す作用説明図である。
【図3】バルーン装着装置の断面図である。
【図4】バルーン装着装置の作用説明図である。
【図5】筒状本体におけるバルーン収容部11aの内面
の構成説明図である。
【符号の説明】
1 超音波プローブ 3 挿入部 3c 先端部本体 6 超音波トランスデューサ 7 バルーン 7a 止着リング 8 凹溝 10 バルーン装着装置 11 筒状本体 11a バルーン収容部 11b 作動部 13 ピストン 14 操作ロッド 15 操作部 18 係着部 20 圧力計 21 導圧路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内挿入型検査装置の挿入部の外径
    より大きい内径を有する筒状本体内に操作部材に連結し
    たピストンを摺動可能に設けて、一端が閉塞し、他端が
    開口し、かつ縮小状態では挿入部の外面に密着する形状
    を有する袋状の可撓膜の開口端部を前記筒状本体の先端
    に係着させて、ピストンを基端側に引き込み、可撓膜を
    筒状本体の内面に沿うように膨出させて、挿入部に被着
    を可能とするものにおいて、前記筒状本体は、前記ピストンが摺動する作動部と、こ
    の作動部が負圧になると、前記可撓膜が引き込まれる収
    容部とを有し、 前記ピストンが摺動する前記作動部の内面は平滑面とな
    し、 また前記収容部の内面を非平滑面として、前記可撓膜が
    密着するのを防止するようになし、 さらに 前記筒状本体内面と、ピストンの端面と、可撓膜
    とによって形成される密閉空間の圧力を検出する圧力検
    出手段を設ける構成としたことを特徴とする可撓膜装着
    装置。
  2. 【請求項2】 前記収容部内面に形成される非平滑面
    は微小凹凸で形成する構成としたことを特徴とする請求
    項1記載の可撓膜装着装置。
  3. 【請求項3】 前記筒状本体には、前記作動部と収容部
    との間に仕切りを設け、この仕切りに導圧路を開口させ
    て設け、この導圧路に前記圧力検出手段を接続する構成
    としたことを特徴とする請求項1記載の可撓膜装着装
    置。
  4. 【請求項4】 前記仕切りは円環状の部材で形成したこ
    とを特徴とする請求項3記載の可撓膜装着装置。
  5. 【請求項5】 前記可撓膜の開口端には止着リングを形
    成し、前記筒状本体には、前記収容部側の端部外周面に
    円環状の突条からなる係着部を設ける構成としたことを
    特徴とする請求項1記載の可撓膜装着装置。
JP06002695A 1995-02-24 1995-02-24 可撓膜装着装置 Expired - Fee Related JP3147702B2 (ja)

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