JPH08173424A - 可撓膜装着装置 - Google Patents

可撓膜装着装置

Info

Publication number
JPH08173424A
JPH08173424A JP6334552A JP33455294A JPH08173424A JP H08173424 A JPH08173424 A JP H08173424A JP 6334552 A JP6334552 A JP 6334552A JP 33455294 A JP33455294 A JP 33455294A JP H08173424 A JPH08173424 A JP H08173424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
stopper
flexible film
tubular
fitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6334552A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2985699B2 (ja
Inventor
Hirotomo Itoi
啓友 糸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP6334552A priority Critical patent/JP2985699B2/ja
Publication of JPH08173424A publication Critical patent/JPH08173424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2985699B2 publication Critical patent/JP2985699B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】両端が開口したバルーン等の可撓膜を挿入部の
所定部位に被装できるようにする。 【構成】バルーン装着装置20のバルーンホルダ21は
筒状本体22とストッパ部23とから構成され、ホルダ
21に装着されたバルーン10は、凹溝7aに嵌合され
る止着リング10aを芯として巻き込むことによって、
バルーン10の長さを筒状本体22の軸線方向の長さよ
り短くして、止着リング10a側をストッパ部23に近
接する側に位置させてホルダ21に嵌合される。装置2
0は、先端部本体1cに嵌合させて、止着リング10b
を、筒状本体22の先端部分を凹溝7bに近接する位置
に配置して、リング10bを本体22の先端から本体1
c上に落とし込んで、リング10bを凹溝7bに嵌合・
固定し、ホルダ21を先端側に取り外して、膜体部10
cをリング10aから巻き戻すようにして先端側に移行
させて、止着リング10aを凹溝7aに嵌合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルーン等のように、
筒状に形成した可撓膜を、体腔内に挿入される挿入部に
被装するための可撓膜装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体腔内に挿入される挿入部を備えた体腔
内検査装置の代表的なものとしては、内視鏡や超音波診
断装置があり、また内視鏡と超音波診断装置とを一体に
組み込んだ超音波内視鏡も用いられている。
【0003】図1に超音波内視鏡の先端部分の構成を示
す。図中において、1は挿入部であって、この挿入部1
は、図示しない本体操作部から延びる長尺の軟性部1a
にアングル部1bを介して先端部本体1cを連設してな
るものである。軟性部1aは体腔内における挿入経路に
沿って任意の方向に曲がるようになされており、アング
ル部1bは、先端部本体1cを所望の方向に向けるため
に、内部に挿通した操作ワイヤの押し引き操作により湾
曲操作できるようになっている。
【0004】先端部本体1cは内視鏡観察機構と超音波
観測機構とを備えている。内視鏡観察機構は、先端部本
体1cの先端面に設けた照明窓2及び観察窓3を有し、
周知のように、照明窓2には照明光を伝送するライトガ
イドが臨んでおり、また観察窓3には対物レンズが装着
されて、この対物レンズの結像位置には撮像手段として
の固体撮像素子またはイメージガイドの入射端が臨んで
いる。さらに、これら照明窓2,観察窓3以外にも、鉗
子等の処置具を挿通するための処置具挿通チャンネル4
も開口し、また観察窓3を洗浄するためのノズル5を備
えている。これに対して超音波観測機構は、先端部本体
1cにおける内視鏡観察機構を設けた部位より基端側の
位置に超音波トランスデューサ6を設けてなるものであ
り、この超音波トランスデューサ6は、超音波振動子を
先端部本体1cの軸線方向に多数列設したものであっ
て、これによってリニアまたはセクタ電子走査を行える
ようになっている。
【0005】超音波トランスデューサ6により送受信さ
れる超音波を減衰させないようにするために、先端部本
体1cにはバルーン10が装着される。ここで、バルー
ン10は、図2に示したように、両端に断面が円形の止
着リング10a,10bとなり、これら止着リング10
a,10b間に可撓性のある薄肉膜状の膜体部10cを
連設してなるものである。先端部本体1cの先端近傍部
と、アングル部 1bへの連設部近傍部位とには円環状の
凹溝7a,7bが形設されており、バルーン10の止着
リング10a,10bはこれら凹溝7a,7bに嵌合さ
れることになる。さらに、基端側の凹溝7bと超音波ト
ランスデューサ6の配設位置との間の部位には、超音波
伝達媒体としての脱気水を供給する供給路8が開口して
いる。
【0006】ここで、前述したバルーン10は、先端部
本体1cに装着された後に、脱気水により膨出させて
も、また引っ張り力が作用しても、その止着リング10
a,10bが凹溝7a,7bから逸脱しないように保持
されていなければならない。また、体腔内への挿脱時
に、体腔内壁と摺動することによって、一方に片寄せら
れないようにする必要もある。このためには、止着リン
グ10a,10bは凹溝7a,7bの溝底部の径より小
さくして、張力を持った状態で凹溝7a,7bに嵌合さ
せる必要があり、かつ膜体部10cの径も先端部本体1
cの外径より小さくする方が好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バルーン1
0を前述した形状のものとすると、止着リング10a,
10bを拡径させて凹溝7a,7bに嵌合させる必要が
あり、また膜体部10cに張力を持たせなければならな
い。止着リング10aを先端側の凹溝7aに嵌合させに
は、単にこの止着リング10aを拡開させれば良いか
ら、その装着はある程度は容易に行えるものの、先端か
ら離れた位置に設けられている凹溝7bに止着リング1
0bを嵌め込むには、この止着リング10bを拡開さ
せ、かつ膜体部10cを先端部本体1cに沿って摺動さ
せながら、この凹溝7bの位置にまで変位させなければ
ならず、この作業は面倒かつ困難であって、熟練を要す
るものである。特に、超音波トランスデューサ6とし
て、電子走査を行うものを用いる場合には、この超音波
トランスデューサ6が軸線方法に長尺なものとなるか
ら、先端部本体1cの先端から凹溝7bの位置までの距
離が長くなって、止着リング10bを拡開させた状態で
この凹溝7bの位置にまで移行させる作業は著しく困難
になる等の問題点がある。
【0008】例えば、実公平6−32081号公報に
は、バルーンを装着するための装置が開示されている。
この公知の装置にあっては、バルーンの開口端を筒状部
材に嵌合させて、この筒状部材を負圧にすることによっ
て、バルーンを筒状部材の内面に吸着させた状態で、挿
入部をこの筒状部材内に挿入して、バルーンを筒状部材
から脱着させるものである。ただし、この装置では両端
が開口しているバルーンを装着することができない等、
なおいくつかの問題点がある。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な構成によっ
て、両端が開口したバルーン等の可撓膜を極めて容易に
挿入部に所定の部位に被装できるようにすることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、挿入部の外径より大きい内径を有す
る筒状本体と、この筒状本体の基端側に外向きに連設し
たストッパ部とからなる可撓膜ホルダを有し、この筒状
本体には、両端が開口する筒状の可撓膜を、一端側から
長さを前記筒状本体の軸線方向の長さより短くなるよう
に巻き込んで、この筒状本体に太巻き側の部位が前記ス
トッパ部側に配置されるように嵌合させる構成としたこ
とをその特徴とするものである。
【0011】
【作用】可撓膜は予め可撓膜ホルダに装着されており、
従ってこの可撓膜ホルダを挿入部に嵌合させて、所定の
位置まで移動させた後に、まず可撓膜の一端を筒状本体
から抜け出させて、挿入部の外面における所定の位置に
落とし込む。この後、可撓膜ホルダを挿入部の先端側に
戻すと共に、可撓膜の巻き込んだ部分を挿入部の外面に
落とし込む。この状態で、可撓膜ホルダを挿入部から取
り外し、可撓膜の巻き込んだ部分を挿入部の外面に沿っ
て巻き戻すようになし、この可撓膜の他端部を所定の位
置に固定する。これによって、可撓膜は挿入部の所定の
位置に装着される。
【0012】可撓膜を装着するに当って、この可撓膜の
端部を拡開させる必要がなく、可撓膜ホルダにおける筒
状本体から抜き出すだけの作業を行えば良いから、可撓
膜の装着操作の操作性が極めて良好であり、容易に、し
かも迅速な可撓膜の装着が可能となる。また、筒状本体
の外周面を滑りの良い滑動面とすることによって、可撓
膜をこの筒状本体から挿入部へ移行させる作業が容易に
なる。このためには、筒状本体の材質として、フッ素樹
脂等のように、潤滑性の良い部材から構成するか、また
は体に害にならない油脂類を塗布しておけば良い。可撓
膜として、膜体部の両端に断面円形の止着リングを連設
してなるものを用いる場合には、一方側の止着リングを
芯として、可撓膜体の部分を巻き込むようにするが、こ
のように巻き込んで太巻きになった部分と他側の止着リ
ングとの間の部位に、スライドリングを嵌合させておけ
ば、このスライドリングを移動させるだけで、可撓膜の
端部を挿入部の表面に落とし込むことができ、実質的に
可撓膜に手を触れずに装着できるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。まず、図3乃至図6は本発明の第1の実施
例を示すものである。ここで、可撓膜としては、図2に
示したバルーン10であり、またこのバルーン10が装
着される挿入部としては、図1に示されているように、
内視鏡観察機構及び超音波観測機構を装着した超音波内
視鏡の先端部本体1cを備えた挿入部1であって、この
先端部本体1cには、超音波トランスデューサ6の前後
の部位に凹溝7a,7bが形設されている。なお、可撓
膜としては、両端が開口したバルーンであれば、その両
端に止着リングを設けないものであっても良く、またこ
の可撓膜が装着される挿入部は超音波内視鏡以外のもの
でも良いことは言うまでもない。
【0014】図3において、20はバルーン装着装置を
示し、このバルーン装着装置20は、バルーンホルダ2
1と、このバルーンホルダ21に装着されたバルーン1
0とから構成される。バルーンホルダ21は筒状本体2
2とストッパ部23とから構成され、このバルーンホル
ダ21の内径は、挿入部1の外径より大きくなってお
り、挿入部1の先端部本体1cの先端側から実質的に遊
嵌状に嵌合できるようになっている。これによって、バ
ルーンホルダ21は先端部本体1cに非接触状態で挿通
させることができ、先端部本体1cに傷が付かないよう
になる。
【0015】バルーンホルダ21における筒状本体22
は円筒状の部材からなり、その先端側の内縁部には、挿
入部1を円滑に挿嵌できるようにするための呼び込み部
22aが形成されている。また、ストッパ部23は、筒
状本体22の端部に連設されて、半径方向外方に向けて
突出しており、これによってバルーンホルダ21の外面
は段差を持った形状となる。そして、筒状本体22は、
バルーン10の滑りを良好にするために、バルーンホル
ダ21全体または筒状本体22をフッ素樹脂等の潤滑性
の良い部材で形成するか、または筒状本体22の外表面
に体に害とはならない油脂類を塗布する。
【0016】バルーンホルダ21に装着されたバルーン
10は、その膜体部10cの軸線方向の長さが凹溝7
a,7b間の間隔とほぼ同一の寸法を有し、その両端の
止着リング10a,10bのうち、凹溝7aに嵌合され
る止着リング10aを芯として巻き込むことによって、
その軸線方向の長さを短縮させる。これに対して、もう
一方の止着リング10bは巻き込まないようにするか、
巻き込んだとしても、せいぜい1,2回程度とする。こ
の巻き込みによって、バルーン10の長さが筒状本体2
2の軸線方向の長さより短くなる。このように短縮され
たバルーン10は、太巻きになった止着リング10a側
をストッパ部23に近接する側に、他方の止着リング1
0bを先端側に位置させるようにしてバルーンホルダ2
1に嵌合される。
【0017】以上のように構成されるバルーン装着装置
20を用いることによって、図4乃至図6に示したよう
にバルーン10を挿入部1の先端部本体1cに極めて円
滑かつ迅速に装着できるようになる。
【0018】まず、バルーン10を装着したバルーンホ
ルダ21からなるバルーン装着装置20を、その先端側
から先端部本体1cに嵌合させて、図4に示したよう
に、筒状本体22の先端部分を凹溝7bに近接する位置
に配置する。ここで、バルーンホルダ21における筒状
本体22にはバルーン10が装着されているが、ストッ
パ部23は、筒状本体22より大径であり、しかもバル
ーン10がこの部位に位置していないので、バルーン装
着装置20を挿入部1に嵌合する際には、このストッパ
部23を把持すれば良い。また、筒状本体22の先端部
における内周縁部には呼び込み部22aが形成されてい
るので、容易に挿入部1に挿入できるようになる。
【0019】この状態で、止着リング10bを筒状本体
22の先端から先端部本体1c上に落とし込んで、この
止着リング10bを凹溝7bに嵌合させて、止着リング
10bを固定する。ここで、太巻きになった止着リング
10a側はストッパ部23に規制されているから、この
作業時に止着リング10a側が滑って、バルーンホルダ
21から逸脱するようなことはない。
【0020】次に、図5に示したように、バルーンホル
ダ21を先端側に取り外すようになし、この時にバルー
ン10全体を先端部本体1c上に留置する。バルーン1
0は筒状本体22に対して滑りの良い状態となってお
り、止着リング10bが凹溝7bに固定されているか
ら、バルーンホルダ21を引き出せば、容易にバルーン
10を留置して、バルーンホルダ21のみを取り外せ
る。そして、図6のように、膜体部10cを止着リング
10aから巻き戻すようにして先端側に移行させる。最
後に止着リング10aを凹溝7aに嵌合させることによ
って、バルーン10は先端部本体1cに装着される。
【0021】以上のように、バルーンホルダ21の端部
を凹溝7bの近傍位置まで先端部本体1c内に移行させ
て、バルーン10の止着リング10bを筒状本体22か
ら落とし込むだけの操作を行うことによって、バルーン
10を装着するための最も困難な作業が迅速かつ容易に
行われる。しかも、その後にバルーンホルダ21を取り
外して止着リング10aをしごくようにして、この止着
リング10aに巻き込まれている膜体部10cを引き伸
ばせば良く、このためにバルーン10の装着は極めて容
易になる。
【0022】ここで、バルーン10をバルーンホルダ2
1に組み込んで、バルーン装着装置20を形成するに
は、種々の方法によることができるが、例えば図7及び
図8に示した治具を用いれば、このバルーン10のバル
ーンホルダ21への組み込みを容易に行うことができ
る。この治具は、治具本体30とストッパリング31と
から構成され、治具本体30は、バルーンホルダ21内
に実質的に密嵌状態にして挿嵌される軸部30aの先端
に裁頭円錐状の導入部30bを設けてなるものである。
導入部30bの最小径部は自由状態のバルーン10の内
径より小さく、最大径部は、筒状本体22の外径と同じ
か、またはそれより大きくなっており、従って軸部30
aと導入部30bとの間には段差が形成されている。ま
た、治具本体30は滑りの良い部材で形成されている。
そして、軸部30aは、バルーンホルダ21全体の軸線
方向の長さより長くなっており、基端側にはねじ部が設
けられている。ストッパリング31は、この軸部30a
のねじ部に螺合されるものである。
【0023】治具本体30は、その軸部30bをバルー
ンホルダ21の先端側から挿入して、ストッパ部22側
に貫通させるようになし、ストッパリング31を軸部3
0bの基端部に螺合することにより治具本体30を固定
する。この状態で、止着リング10a側を巻き込むこと
によって軸線方向の長さを短くしたバルーン10を導入
部30aに嵌合させて、この導入部30aに沿って止着
リング10a側を拡開させながら、バルーンホルダ21
に嵌合させる。そして、この止着リング10a側がバル
ーンホルダ21における筒状本体22のストッパ部23
に近接する位置にまで移動させると、他側の止着リング
10bも治具本体30の導入部30aから筒状本体22
上に移行する。この状態で、ストッパリング31を治具
本体30から分離した後に、治具本体30をバルーンホ
ルダ21から脱着させる。これによって、バルーンホル
ダ21にバルーン10を装着したバルーン装着装置20
が形成される。このようにして形成されるバルーン装着
装置20は、例えば図9に示したように、包装体32に
入れて、水を充満させた状態にすれば、長期間保存する
ことができる。
【0024】次に、図10乃至図12は、本発明の第2
の実施例を示すものであって、本実施例においても、バ
ルーン装置40は、バルーンホルダ41を有し、このバ
ルーンホルダ41は、筒状本体42とストッパ部43と
を備えており、また筒状本体42には、バルーン10の
一端側における止着リング10aを巻き込むことにより
軸線方向の長さを短縮した状態に装着されるようになっ
ている点では、前述した第1の実施例と格別差異はな
い。
【0025】ここで、筒状本体42は薄肉の部材からな
り、軸線方向の長さが短縮された状態にして装着された
バルーン10において、その膜体部10cであって、止
着リング10a,10b間で、止着リング10aに巻き
込まれていない部位に、スライドリング44が嵌合して
設けられている。このスライドリング44は、まず膜体
部10cを巻き込んだ状態の止着リング10a側が筒状
本体42に嵌合された後、止着リング10bがこの筒状
本体42に嵌合される前の段階で、止着リング10bに
挿通させて、筒状本体42上に膜体部10cを介して嵌
合し、次いで止着リング10bをこの筒状本体42に嵌
合させることにより組み付けることができる。
【0026】以上のように、スライドリング44を装着
することによって、バルーン装着装置40におけるバル
ーンホルダ41を挿入部1の先端部本体1cに嵌合させ
て、その先端部を凹溝7bの近傍位置に配置した状態
で、まずスライドリング44を筒状本体42から脱着す
る方向に移動させることによって、止着リング10b側
が先端部本体1cに落とし込むことができる。そして、
スライドリング44をさらに先端部本体1cの凹溝7b
の方向に移動させると、図11に示したように、止着リ
ング10bがこの凹溝7bに押し込められることにな
る。この状態から、スライドリング44を凹溝7bに嵌
合された止着リング10bの位置を通り越すように引き
戻せば、膜体部10cを巻き込んだ止着リング10aに
当接するよになり、この止着リング10a側の部位を先
端部本体1cの凹溝7a側に移動する。これによって、
この止着リング10aに巻き込まれていた膜体部10c
が巻き戻されて、先端硬質部1cに沿うように引き伸ば
される。そして、この止着リング10aの部位まで巻き
戻されると、図12に示したように、この止着リング1
0aが凹溝7a内に押し込められる。この結果、バルー
ン10に手等が実質的に触れない状態で、挿入部1に装
着できるようになる。
【0027】さらに、図13及び図14に本発明の第3
の実施例を示す。この実施例におけるバルーン装着装置
50のバルーンホルダ51も、筒状本体52とストッパ
部53とから構成されるが、筒状本体52の外周面は、
ストッパ部53の連設側が最も大径で、先端側に向かう
に従って連続的に小径となるように傾斜している。ま
た、この筒状本体52の先端部には第2のストッパ部5
4が形成されている。ここで、第2のストッパ部54
は、図14に示したように、筒状本体52の先端部分に
180°の位置にそれぞれ一対の切り込みを形成してな
るものであって、バルーン10をこの筒状本体52に嵌
合させるように装着した後に、この切り込み部を折り返
すことにより形成されるものである。従って、この第2
のストッパ部54は筒状本体52から比較的容易に切り
離すことができるようになる。なお、図13に仮想線で
示したように、バルーン10の膜体部10cにおける非
巻き込み部分の位置にスライドリング55を設けること
もできる。
【0028】以上のように構成することによって、バル
ーン10は、その太巻き部側はストッパ部53に規制さ
れ、かつ傾斜面における小径側に位置する部位にも第2
のストッパ部54が設けられているから、筒状本体52
から逸脱しないように保持される。そして、バルーン装
着装置50が挿入部1の先端部本体1cに嵌合され、第
2のストッパ部54が凹溝7bの近傍に位置した時に、
第2のストッパ部54を切り離して、止着リング10b
をこの凹溝7b内に落とし込む。なお、この第2のスト
ッパ部54は、必ずしも切り離す必要はなく、元の状態
に折り曲げるようにしても良い。そして、バルーンホル
ダ51を挿入部1から引き出して、バルーン10を先端
部本体1cに留置するが、筒状本体52は先端側が小径
となるように傾斜が設けられているから、バルーン10
はこの傾斜面に沿って極めて円滑に滑り降りることにな
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可撓膜装
着装置は、筒状本体とストッパ部とを有する可撓膜ホル
ダを用い、その筒状本体に、筒状の可撓膜を、一端側か
ら他端部近傍までの部位を巻き込んだ状態で、この筒状
本体に巻き込み側の部位がストッパ部側に配置されるよ
うにして嵌合させる構成としたので、簡単な構成によっ
て、両端が開口したバルーン等の可撓膜を極めて容易に
挿入部に所定の部位に被装できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】体腔内に挿入される挿入部を備えた機器の一例
としての超音波内視鏡の先端部分の外観図である。
【図2】図1の超音波内視鏡に装着されるバルーンの縦
断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示すバルーン装着装置
の断面図である。
【図4】第1の実施例におけるバルーン装着装置を用い
て挿入部にバルーンを装着する過程を示す作用説明図で
ある。
【図5】図4とは異なる状態を示す第1の実施例の作用
説明図である。
【図6】さらに異なる状態を示す第1の実施例の作用説
明図である。
【図7】バルーンをバルーンホルダに装着するための治
具の外観図である。
【図8】図7の治具をバルーンホルダに組み込んだ状態
の断面図である。
【図9】バルーン装着装置を容器内に収納させた状態を
示す構成説明図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示すバルーン装着装
置の断面図である。
【図11】第2の実施例における作用説明図である。
【図12】図11とは異なる状態を示す第2の実施例の
作用説明図である。
【図13】本発明の第3の実施例を示すバルーン装置の
断面図である。
【図14】第3の実施例における作用説明図である。
【符号の説明】 1 挿入部 1c 先端部本体 7a,7b 凹溝 10 バルーン 10a,10b 止着リング 10c 膜体部 20,40,50 バルーン装着装置 21,41,51 バルーンホルダ 22,42,52 筒状本体 23,43,53 ストッパ部 44,55 スライドリング 54 第2のストッパ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される挿入部を備えた体腔
    内検査装置に、この挿入部の先端側から可撓膜を装着す
    るためのものにおいて、前記挿入部の外径より大きい内
    径を有する筒状本体と、この筒状本体の基端側に外向き
    に連設したストッパ部とからなる可撓膜ホルダを有し、
    この筒状本体には、両端が開口する筒状の可撓膜を、一
    端側から長さを前記筒状本体の軸線方向の長さより短く
    なるように巻き込んで、この筒状本体に太巻き側の部位
    が前記ストッパ部側に配置されるように嵌合させる構成
    としたことを特徴とする可撓膜装着装置。
  2. 【請求項2】 前記筒状本体は、少なくともその外周面
    を滑動面としたことを特徴とする請求項1記載の可撓膜
    装着装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓膜は、膜体部の両端に止着リン
    グを連設したものであることを特徴とする請求項1記載
    の可撓膜装着装置。
  4. 【請求項4】 前記可撓膜の両止着リング間の部位にス
    ライドリングを遊嵌させて設け、前記筒状本体を挿入部
    の所定の位置まで嵌合させた後に、このスライドリング
    を先端側に移動させることによって、この可撓膜の端部
    を挿入部の外面に落とし込む構成としたことを特徴とす
    る請求項3記載の可撓膜装着装置。
  5. 【請求項5】 前記筒状本体には、その先端側に、前記
    可撓膜の端部が脱落しないように保持するための第2の
    ストッパを分離可能に連結して設け、この第2のストッ
    パは、前記挿入部に嵌合された状態で、筒状本体から分
    離させることによって、可撓膜の端部を挿入部外面に落
    とし込み可能としたことを特徴とする請求項1記載の可
    撓膜装着装置。
JP6334552A 1994-12-20 1994-12-20 可撓膜装着装置 Expired - Fee Related JP2985699B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6334552A JP2985699B2 (ja) 1994-12-20 1994-12-20 可撓膜装着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6334552A JP2985699B2 (ja) 1994-12-20 1994-12-20 可撓膜装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08173424A true JPH08173424A (ja) 1996-07-09
JP2985699B2 JP2985699B2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=18278689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6334552A Expired - Fee Related JP2985699B2 (ja) 1994-12-20 1994-12-20 可撓膜装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2985699B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089735A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Fujinon Corp バルーン装着装置
WO2015079907A1 (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 オリンパス株式会社 バルーン取り外し器具
JP2017018288A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 オリンパス株式会社 超音波内視鏡用バルーン取り外し治具
WO2021172285A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 富士フイルム株式会社 バルーン取付治具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089735A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Fujinon Corp バルーン装着装置
WO2015079907A1 (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 オリンパス株式会社 バルーン取り外し器具
JP5792420B1 (ja) * 2013-11-26 2015-10-14 オリンパス株式会社 バルーン取り外し器具
CN105163667A (zh) * 2013-11-26 2015-12-16 奥林巴斯株式会社 球囊拆卸器具
US9516994B2 (en) 2013-11-26 2016-12-13 Olympus Corporation Balloon detachment tool
JP2017018288A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 オリンパス株式会社 超音波内視鏡用バルーン取り外し治具
WO2021172285A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02 富士フイルム株式会社 バルーン取付治具
JPWO2021172285A1 (ja) * 2020-02-28 2021-09-02

Also Published As

Publication number Publication date
JP2985699B2 (ja) 1999-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210113067A1 (en) Endoscope cap, endoscope and method of manufacturing endoscope cap
JP4680966B2 (ja) 内視鏡および内視鏡の挿入部
JPH01244732A (ja) シース付内視鏡
JP5555016B2 (ja) 曲がり管通過用ガイドチューブ
JPH08173424A (ja) 可撓膜装着装置
JP2003180611A (ja) 内視鏡挿入補助具
JP5329273B2 (ja) 内視鏡用湾曲形成具および内視鏡セット
JPH08182678A (ja) 可撓膜の装着装置
JP3499981B2 (ja) 内視鏡
JP3394608B2 (ja) カバー式内視鏡
JPH08182679A (ja) 挿入部被装用可撓膜
JPH059503U (ja) 内視鏡
JPH09108218A (ja) 超音波プローブ
JP2001120496A (ja) プローブ用湾曲シース
WO2010142662A1 (en) Endoscope sheath removal
JP3389793B2 (ja) 内視鏡の処置具挿通チューブ及びその内面処理方法
JP3814055B2 (ja) 前方視型細径内視鏡の先端部
JP3050093B2 (ja) バルーン装着用治具
JPH10277037A (ja) バルーン着脱式超音波プローブ
JP2003325524A (ja) 超音波診断装置のバルーン装着方法
JP2001070233A (ja) 内視鏡用可撓管の製造方法
JPH09154952A (ja) 体腔内細管挿入用カテーテル装置
JPH08229043A (ja) バルーン装着方法
JP2001275963A (ja) 内視鏡用洗浄ブラシ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees